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【書評】『アカシックレコードが明かす・人類創生の謎と驚愕の未来』中津川昴著

 いきなりだが、アカシックレコードをご存じだろうか? アカシックレコードとは、宇宙や生命の活動のすべてが記録されるという概念。記録を保管する巨大なホストコンピューターらに例えられることもある。

 『アカシックレコードが明かす・人類創生の謎と驚愕の未来』(中津川昴/武田ランダムハウスジャパン/1400円+税)は、そのアカシックレコードにアクセスする能力を獲得したという著者による、過去の出来事や予想される未来の事例解説集。

 「織田信長・ケネディ大統領−−闇の暗殺シナリオ」の節では、信長が部下の明智光秀に襲われた本能寺の変について、「首謀者は、光秀ではないと考えています。事件を裏で操る黒幕がいたのです」と記され、「歴史の裏で暗躍していた黒幕」が、光秀だけではなく、豊臣秀吉をも操っていたと考えられる根拠が示されている。さらに、本能寺の変と、ケネディ大統領暗殺事件との共通点が指摘されている。

 アカシックレコードを紐解きながら紹介されるのは過去の出来事にとどまらない。「二○一二年一月、太陽に巨大黒点群現る」の節では、すでにこの時期を予想していた政府の対応が暴かれているという内容が記されている。「富士山噴火の前兆」の節には、「今年の七月ごろから噴火の前兆現象が起きるでしょう」とも。退屈せずに一気に読ませる内容だ。(竹内みちまろ)

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