社会
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社会 2023年06月27日 06時00分
救急隊員が意識もうろうの男性に説教、うつぶせ姿勢で固定し窒息死させてしまう
緊急時に駆けつけてくれる救急車は、心強い存在だ。海外では救急車であっても、ひどい対応をして人を死なせてしまうことがあるようだ。 アメリカ・イリノイ州の住宅に駆け付けた救急隊員2人が、意識混濁した男性を乱暴に扱い、死なせてしまった事件で、警察は救急隊員の男女2人を殺人容疑で起訴した。海外ニュースサイト『Law and Crime』『abc news』などが6月20日までに報じた。 報道によると、2022年12月18日午前2時半ごろ、救急医療サービス会社に、警察から「意識もうろうとして動けない男性がいる」などと、救急車の出動要請が入った。連絡を受けて、救急隊員の50歳男と45歳女が、現場に向かったという。 >>44歳男、女性の心臓をじゃがいもと調理し親戚に食べさせる その後、親戚も殺害<< 現場に到着した救急隊員らは、警察から「アルコール離脱症状で、意識混濁の男性がいる」などと説明を受けたという。救急隊員らはベッドにいた35歳男性に、「自分で立ちなさい。あなたを運ぶ気はない」などと伝え、意識障害でブツブツつぶやく男性に、「バカなまねはやめて。そういう気分じゃない」などと言い放った。 警察官らが、自力で立ち上がれない男性を、担架まで運んだそうだ。救急隊員らは、男性を乱暴に担架の上に乗せ、うつぶせの姿勢でベルト固定。そのまま救急車に乗せて病院に搬送した。このときの様子は警察官のボディカメラで撮影されており、一部映像が公開されている。 救急車は病院に到着するも、直後に男性の死亡が確認された。司法解剖の結果、男性の死因は、頸部を圧迫されたことによる窒息死だ。男性をうつぶせにして運んだのが原因だという。 男性の死因を受けて、警察は救急隊員の男女2人を殺人容疑で逮捕・起訴した。2人は容疑を否認している模様。最近になって、女は保釈金を支払い釈放されたが、男は現在も留置場にいる。男女の勤務する救急医療会社は、「現在捜査中の案件で、コメントを差し控えます」などと、各社の取材に答えているという。 また、男性の母と3人の姉妹は、シカゴ市と警察に対し、損害賠償を求める訴訟を起こした。それに際し開いた記者会見で母親は、「救急隊員は息子を人間として扱ってくれなかった。動物を縛るようだった。この耐えがたい苦しみを、他の人たちには味わってほしくない」と話したという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「仕事をしない救急隊員。何のためにいるのか。意味不明」「立てないから救急車呼んだのに」「ひどい対応だが、一番の問題は、うつぶせでストレッチャーに乗せたこと。普通に死ぬ」「被害者は黒人、救急隊員は白人。また人種差別だ」「年末で、酔っ払いの対応にウンザリしていたのだろう」「死を呼ぶ救急車。絶対に乗りたくない」といった声が上がった。 救急車を呼んだ相手には、誠心誠意対応するのが、救急隊員の務めだろう。基本の務めを怠ったばかりに、取り返しのつかない結果を招いてしまった。記事内の引用についてEMT who was ‘not in the mood for this dumb s—‘ before asphyxiation death of hallucinating man restrained face-down on gurney bonds out in unusual murder case(Law and Crime)https://lawandcrime.com/crime/emt-who-was-not-in-the-mood-for-this-dumb-s-before-asphyxiation-death-of-hallucinating-man-restrained-face-down-on-gurney-bonds-out-in-unusual-murder-case/Illinois paramedics plead not guilty to first-degree murder charges(abc news)よりhttps://abcnews.go.com/US/illinois-paramedics-charged-1st-degree-murder-court/story?id=96525682
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社会 2023年06月26日 22時00分
「おぐらが斬る!」ワグネルのモスクワ進軍の理由と、世界に恥をさらしたプーチン
プリゴジン氏率いる民間軍事会社「ワグネル」が、突如戦場を放棄、首都モスクワへ向けて進軍を開始した。ワグネルはウクライナ領の激戦地バフムトから、ロシア領のロストフ州に進軍、さらに北上、ボロネジ州へと向かい、ボロネジ州にあるすべての軍事施設をあっという間に占拠した。その後も北上しモスクワを目指していた。この異常事態にプーチン大統領は、ロシア国民に向け緊急演説を行い「ワグネル」と直接名指しはしないものの「これは裏切りである」として、ロシア軍や治安部隊に鎮圧を命じたのだ。ここに割って入ったのが、ベラルーシのルカシェンコ大統領だ。おそらくプーチン大統領からの依頼だろうがプリゴジン氏と電話会談を行い、プリゴジン氏は「流血を避けるため」として進軍をやめた。いったい何が起こっていたのか? ワグネルはわずかな時間でモスクワまで200キロの地点まで進軍した。これは、ロシア軍がほとんど無抵抗のまま進軍を許したということでもある。現在、ロシアの正規軍は、ウクライナ東部の最前線で戦闘中だから、持ち場を離れることができなかった。そしてロシア国内の軍も、ワグネルを阻止するだけの戦力を用意できなかったということだ。「ワシントン・ポスト」によると、プーチン大統領は少なくとも24時間前に、この反乱を知っていた」と報道している。プーチンは、チェチェンのカディロフ将軍を、ワグネルに当たらせようとしたが、間に合わなかったという報道もある。ワグネルもチェチェンの軍隊も、ロシアの正規軍ではない。もしこの両軍が激突していれば、どうなったことか。そして実質、ワグネルの進軍を止めたのはベラルーシのルカシェンコ大統領と、ワグネル創設者のプリゴジン氏の電話会談だ。つまり、正規軍ではなく外国の軍や外国人に仲介を頼まねばならないほど、プーチン大統領の影響力は弱くなっているのだろう。それもワグネルは国ではない。民間企業の反乱に、ルカシェンコという外国の大統領に、仲裁してもらわねばならないとは。そしてプリゴジン氏は、本来なら国家反逆罪のはずなのに無罪放免だ。プーチンは世界に恥をさらしたことになる。プリゴジン氏の反乱理由は、ワグネルなど40ある民間軍事会社が、6月1日にロシア国防省に吸収される予定を阻止することにあった。もし吸収されれば、プリゴジン氏はワグネルを失うことになる。ワグネルはアフリカなどの政情が不安定な国々に、軍事支援を行っている。そういう国では、えてして汚職など不正が横行しているもので、ワグネルはそれらの国の鉱山や石油などの、利権に侵入して利益を出してきた。プリゴジン氏がワグネルを失うということは、その利権や利益も失うことなのだ。プリゴジン氏も追い詰められていたということだろう。プーチン大統領は、これまで裏切り者を許さなかった男だ。この記事を書いている時点で、プリゴジン氏の消息は不明である。隣国のベラルーシに向かうと思われているが・・・プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年06月26日 21時00分
79歳男、80代女性にストーカー行為 カラオケ喫茶で知り合う「話がしたくて」容疑を認める
三重県鈴鹿市内で、80代の女性にストーカー行為をしたとして、79歳の男が逮捕されたことが判明。その行動に驚きが広がっている。 警察によると、男は今年4月から6月にかけ、鈴鹿市内に住む80代女性の自宅に二度押しかけた疑いが持たれている。女性がストーカー被害を警察に相談し、文書で警告したが、男は止めることなく、再度家に押しかけたため、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。 男と女性は、今年1月頃にカラオケ喫茶で出会ったとのこと。警察の取り調べに対し、男は容疑を認め、「話がしたくて行きました」と容疑を認めているという。警察は男が一方的な恋愛感情を持ち、ストーカー行為に及んだものと見て詳しく調べている状況だ。80代の女性に79歳の男がストーカー行為をするとは、極めて稀な事件である。 >>「知らない男性が玄関で寝ている」22歳大学生男、20代女性の部屋に侵入し逮捕<< この事件に、ネットユーザーからは「男は女性の住所をどのようにして知ったのか。自宅に招き入れたのか、後をつけられたのか」「この男が若かった頃は猛アタックで美化されていたんだろ。脳内がアップデートされていない」「80代女性はかなり怖かったと思う。79歳になってもストーカー行為をしたいと思うのもどうしようもない」「高齢者だから恋愛をするなとは言えないけれど、ストーカー行為に発展するとは驚き」と驚きの声が上がる。 また、「ストーカー規制法違反ではどうせすぐに出て来る。女性が心配」「80歳になると素早く逃げることもできないだろうし、引っ越しも大変。男から完全に逃げ切ることができるか心配になる」「警察は今後のケアもしっかりやってほしい」という指摘も出ていた。
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社会 2023年06月26日 13時40分
玉川徹氏、山手線の包丁騒ぎを“原発事故”に例え疑問の声「煽り屋」の指摘も
26日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局局員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、山手線の車内で起きたパニックについて語り、話題を集めている。 昨日25日、JR新宿駅の山手線の車内で刃物を持った男がいるという110番通報があり、一時、乗客が避難する騒ぎとなり、3人が転倒するなどしてケガをした。この男は外国籍の料理人で、「勤め先の飲食店を辞めるので包丁を持ち帰った」「ふきんのような物に包んでいた包丁を落としてしまった」と供述している。コトの真相が分からない乗客もいたようで、同番組の取材で「みんな逃げていたし、『逃げろ』と言われるから逃げた感じ」と話していた。また、警察の調べで、通報の際に伝えられた「刃物を振り回している」という事実は確認されなかった。 これについて、意見を求められた玉川氏は「やっぱりパニック状態っていうのが怖いんですよね」と切り出すと、「東日本大震災の時に原発の事故があって、専門家と話をしながら毎日伝えていた」と回顧。 >>玉川徹氏、また問題発言? 運転前の飲酒「微アルOKなんだよね」モーニングショー羽鳥アナも注意<< 「その時に、専門家からは『最悪の場合は格納容器が破壊されますよ』という話を聞いてたんですね。それを伝えるべきなのかどうなのかというのは相当、考えましたよ。その時点で。 だけど、多くの日本人がそういう風なことを全然想定してなかったので、それを言っちゃうとパニックになるんじゃないかと…」と原発事故と今回の山手線の騒動と結び付けて持論。 続けて、「起きた出来事よりも、パニックの方が被害が大きくなるということだけは避けなければいけないというのは肝に銘じて思っている」としながら、「こういうのを見ると、やっぱりパニックになるなと。パニックというのはやっぱり起きるんだなと思いましたね」と話していた。 ネットでは「原発関係ねえ」「煽り屋」「なんで昨日の新宿の刃物トラブルから原発の話してんの? わけわからん」「何でもかんでも原発と結び付ける玉川」「東日本大震災を持ち出す玉川」といった声が寄せられている。
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社会 2023年06月26日 12時10分
維新、国民民主が「与党をアシストした」と猛批判 『サンモニ』元朝日新聞記者がバッサリ
25日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、元朝日新聞記者の高橋純子氏が日本維新の会と国民民主党を徹底的にこき下ろす一幕があった。 番組は、岸田文雄政権が成立させた法律を紹介し、「立憲民主党と日本維新の会が足を引っ張り合ったから」などと解説。そして、政党別の支持率が記載されたフリップを取り出し、「野党第一党の立憲は維新に抜かれ、自民党には遠く及ばない状況が続いています」と取り上げた。 見解を質問された高橋氏は「野党がだらしない。説明責任を果たさせるような議論に持って行けていない。岸田さんがこの国会を乗り切ったというより、私は野党とりわけ国民民主党、日本維新の会。この一部野党が、政権与党をアシストしたという言い方が正しいんだろうという風に思います」と国民民主党と日本維新の会を名指しして批判する。 >>『サンモニ』法政大学元総長、維新の会に「現実を見てほしい」馬場代表の発言を揶揄?<< 続けて、「野党の本分というものは何かと言うとですね、法案の問題点、不備。それを徹底的に追及をする、そして説明責任を果たさせる。それが野党の本分だと思います。しかし、維新や国民民主党はですね、どうせ多数を握ってるんだから、反対しても結局通っちゃうんだからということで、法案の修正に力を入れるわけですが。じゃあ、その修正がどういう修正かと言うと、入管法もそうですし、問題だらけのその法案の骨格を残したままの修正。LGBT理解増進法に至っては、当事者からこんな法案では逆に後退したと言われるような法案を通している」と早口でまくしたてる。 さらに、「これでは野党の本分を果たしているとは言えない。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンス、これを重視し民主主義を動かされてはたまらないという風に思います。野党の本分を思い出してほしい」など批判した。なお、立憲民主党などの他の野党については、言及をしなかった。この発言に、ネット上では「確かにその通り」「賛成」「野党がだらしないのは本当にそう」「立憲と共産以外は野党じゃない」などと同調の声が上がる。 一方で、「野党の本分を新聞記者が決めることに違和感」「文句ばかりではなく現状案を修正させた維新と国民民主は仕事をしていると思う」「野党はクレーマーになれということか」「野党がだらしないのはわかるが、なぜ立憲民主党や共産党が除外されるのか意味がわからない」「野党も不祥事の説明責任を果たしていない」という批判も出ていた。
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社会 2023年06月26日 06時00分
風邪でもすぐ診てもらえない? ドイツの医療事情、アポが数カ月先ということも
日本では、かぜになればすぐに病院に行くことができ、歯が痛ければすぐに歯科医の予約を取ることができる。しかしドイツでは違うようだ。医療大国とも言われるドイツだが、受診までのハードルは高く、医療事情は日本人から見ると少し不便に思えるかもしれない。 まず、ドイツでは医療機関がHausarztと呼ばれる家庭医、専門医、総合病院と大まかに分かれており、その中で内科、外科、婦人科といった区分がある。かぜを引いたら家庭医の内科医を受診するといったように、何かあればまずは家庭医に相談して、そこから場合によっては内科の専門医や総合病院の内科を紹介してもらう仕組みになっている。 ただ、最初の段階である家庭医を探すのに苦労することが多いのが現状だ。初診の場合は電話をして自分を患者として受け入れてくれるか聞くのだが、今は患者がいっぱいだからと受け入れてくれないことも珍しくない。 >>車椅子ユーザーのエレベーター問題、ドイツではあり得ない? 原因は国民性か、設備の至らなさか<< 日本では、近くのクリニックや評判のいいクリニックを選んで受診することが多い。一方、ドイツでは地域差はあるものの患者が選ぶというより、受け入れてくれるかどうかという部分を優先して家庭医を探すと言ってもいいだろう。子どもの場合は小児科に行くが、小児科の家庭医は住んでいる地域によっては患者がいっぱいということもあり、子どもが生まれる前から探している親も多い。 さらに家庭医を見つけられた場合でも、「かぜ気味だから受診したい」とアポなしで家庭医を訪れ、診てもらえる可能性はゼロではないものの低い。 というのも、基本的にドイツはアポイントメント文化のため、よっぽどでない限りアポがないと追い返される。とはいえ、アポを取ったとしてもすぐに診てもらえるわけではなく、2、3日後、家庭医によっては数カ月後ということもあるのだ。 現地在住者からは「かぜを引いたのに受診できたのが3日後で症状が治っていた」「歯医者のアポが2カ月後で受診時はさらに悪化した」「やけどをしたのに受診する頃には治っていた」という声もある。 このような状況を受け、2019年から状況を改善するための法律が施行された。これまで週に最低20時間だった診療時間を25時間に拡大することが義務付けられるなどしたが、まだまだ不十分であるのが現状だ。 ただ一方で、重症や緊急の場合、また土日でどうしても受診したいが家庭医で診てもらえない場合はアポなしで総合病院に行くことができる。 重症かどうかは自分で判断し総合病院に行くことができ、追い返されることはなく、適切な処置をしてくれる。またドイツは公的健康保険とプライベート保険の2種類があり、プライベート保険の場合は比較的アポが取りやすいという面もある。 ここまで受診のハードルが高いとドイツの医師数に問題があるように思えるが、世界のさまざまなデータを発表している『World Bank Open Data』によるとドイツ国民1000人当たりの医師数は4.4人(2020年)、日本人1000人あたりの医師数は2.5人(2018年)で日本よりも多いのだ。 ではなぜ、ドイツではすぐに受診ができないのか。それは医師でも働き方を限定しているため、無理やり患者を押し込まないアポの入れ方をしていたり、診察時間内にアポが終わるように調整しているためだ。医師も長期休暇を取り、夏の間、1カ月以上休診ということもある。また都市部に医師が集中してバランスが取れていないことも原因だという。都市部は比較的アポが取りやすく、地方に行くとアポを取ることが難しくなる。 こういった状況をドイツに住んでいる人たちはどう思っているのだろうか。とあるドイツ人は「アポがすぐ取れないことは普通だと思っているし、かぜなど小さなことでは滅多に病院に行かないから気にならない」と言う。 ヨーロッパ出身のドイツ在住者も「よほどのことがない限り、家庭医ではなく薬局を頼る。薬局で薬をもらえばいい」と言う。彼らはあまり不便に思っていないようだ。 現地ではあまり不満は多くないようだが、やはり医師にすぐに診てもらえることは安心感がある。比較的早く、さらにアポなしでも病院で診てもらえる日本の医療制度は恵まれているとも言えるかもしれない。記事内の引用について「Physicians (per 1,000 people)」(World Bank Open Data)よりhttps://data.worldbank.org/indicator/SH.MED.PHYS.ZS
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社会 2023年06月25日 15時00分
「おぐらが斬る!」見えないものは存在しない? それとも幻覚?
たまに「見えないものは信じない」という人がいる。一見科学的に思えるこのご意見は、実は科学的ではない。人間が見えているのは、光り(電磁波)のほんの一部だけなのだ。これを「可視光線」という。紫外線は、人間の目で感じることができないが、鳥や犬猫は感じることができる。ということは、同じものを見ても人間と鳥や犬猫とは違う色を見ていることになる。人間には紫外線もX線も、見ることも感じることもできないが、存在しないわけではない。よくペットの犬や猫が、人間には何も見えないところをじっと見つめていたり、ワンワンと吠えたりすることがある。それは人間に見えない【ナニか】を見ているのかも知れない。また人間の脳は光の三原色といわれる赤・緑・青の三つ色しか感じることができない。三原色以外の色は、現実世界には存在していない脳が作り出した幻覚なのだ。ということは、紫外線やX線と違い、見えているが実在しないと言えそうだ。さらにいえば、人間というのは目に入るものをすべて見ているわけではない。ちょうど一眼レフカメラでピントを合わせると、撮りたい部分以外がボケてしまうのと一緒で、見たいモノに集中し、他のモノはボンヤリとしか見えないのだ。当然、それらは記憶にも残らない。あなたも毎日通る道で、ある日、前にあった建物が壊され、新しい建物が建てられようとしている工事現場を見たとしよう。ところが毎日、そこを通りその建物を見ていたにも関わらず、前にどんな建物であったか、覚えていないなんてことはないだろうか?それは毎日見てはいたのだけど、見えていなかった(認識していなかった)ということだ。どうやら、人は自分が重要と思ったモノ、必要と思ったモノしか見えない(認識できない)らしい。その理由は、目はもちろん五感を通して入ってくる情報を、すべて認識しようとすると、そのあまりの量の多さから脳がついていけなくなるからだ。科学はこれまで人間の肉眼では見えないモノ、ミクロの世界、紫外線、赤外線、遠い宇宙の星々などを見えるようにしてきた。そしてこれらは、肉眼では見えないが実在する。だが脳で作り出された色のように実在しないものもある。そういうことを考え出すと何が現実化さえわからなくなってくる。もしかしたら、宇宙人や幽霊は目の前にいるのかも知れない。ただ人間の目では捉えられていないだけで・・・プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年06月25日 12時10分
水騒動以降見かけない川越シェフ、現在は地方暮らし? 新店も閉店へ
グルメ系のバラエティ番組のほか、多くのコラボレーション商品にも携わり一気に人気シェフとなった川越達也。調理人であると同時に高いコメント力が買われ、一時は多くのテレビ番組に出演していた。しかし今はあまり見かけない。川越は今、何をしているのだろうか。 「現在は3度目の結婚をして、長野でひっそりと暮らしているようです。2人の娘さんもいて、子育て中心の質素な生活を楽しんでいるみたいですね。予約の取れない人気店だった『TATSUYA KAWAGOE』を閉店させると同時にメディアへの露出もあえて断っているのだとか。世間から忘れられたいと移住当時、インタビューで答えたこともありました。テレビに出なくなってからもイベントには頻繁に呼ばれていましたが、現在は露出を控えているからかほとんど出演することはありません」(芸能記者) その一方で、食に携わる仕事をしていないわけではない。 >>試食拒否シェフだけじゃない!「顔を洗って出直せ」 暴言連発だった『ジョブチューン』炎上<< 「長野で地元に根付いた仕事はしているようで、長野にある温泉施設とコラボしてミートソースやスイーツを手掛けたほか、2019年頃には高級志向のフレンチレストランを銀座にオープンさせています。しかし目立ちたくないという本人の思いからか、大きな宣伝はせずお店自体も隠れ家のような雰囲気のお店でした。それに人前に出ることを避けてか、川越さんはシェフとして厨房に立つわけではなく、プロデュースという形でお店の経営に携わっていましたよ。それなりにお店のファンはついたようですが、コロナ禍で運営が厳しくなり、2022年に閉店しています」(前出・同) あまり表に出ることがなくなった川越。しかし今でも時々ネット上で話題になる。 「そもそも川越さんが干された理由は、川越さんのレストランに訪れたお客さんからの、“水を頼んだら800円もした”という批判の声を自身のブログに掲載したこと。そこから事が大きくなり、さらに川越さんが反論したことから世間からバッシングを浴びました。そういった経緯もあってか、ネタにされることも多く、今でも川越さんの顔をアニメの顔などにはめたコラ画像がTwitterなどのネットに上がることがあります。川越さんもコラ画像に関しては知っているようで、過去には“悪く言えばネタにされているけどよく言えば愛されキャラ”だと受け入れていると話していますよ」(前出・同) すっかり公の場では見かけなくなった川越だが、目立たない形で今は私生活と仕事のバランスをとりながら充実した日々を過ごしているようだ。
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社会 2023年06月25日 06時00分
警察が家宅捜査の家を間違え、無関係の着替え中の女性に手錠をかける 責任者の警察官は解雇へ
地域の安全を守ってくれる警察は大切な存在だ。そんな警察もときにはミスをして、住民を不安にさせることがあるようだ。 アメリカ・シカゴのアパートの一室に警察官らが押し入り、室内にいた着替え中の女性を拘束するも、のちに突入する家を誤ったことが判明。同署は責任者の警察官を解雇すると発表した。海外ニュースサイト『abc 7』『Chicago Suntimes』などが6月17日までに報じた。 報道によると2019年2月21日夜、シカゴの自宅にいた当時50歳の女性が就寝の準備をしていた。女性が着替えをしていたところ、突然警察が玄関ドアを破って、突入してきたという。ノックもせず、捜索令状の読み上げもなかったそうだ。 >>同僚男性の口に使用済みの下着を詰め込んだ女性警察官、昇進の話が浮上し過去の悪態が明るみに<< 服を着る間もなく、女性は警察官らに取り押さえられて、手錠をかけられた。女性は「情報が間違っている。隣の家!」などと叫ぶも、警察は聞いてくれなかったという。裸のまま20分ほどが経過し、女性警察官が駆け付けて、女性に毛布をかけたそうだ。しばらくして、警察官らは連絡を受けて、突入する家を間違えたことに気付いたそうだ。警察が令状を取っていたのは、女性の隣の家だったという。なお、突入した警察官は10人ほどで、全員男性だったと伝えられている。 女性は40分後に解放された。事件後、シカゴ市長が女性に謝罪するなどしたが、女性は尊厳を踏みにじられPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したとして、シカゴ市および警察に対し、慰謝料などを求める訴訟を提起した。複数回の審理を重ね、2021年12月、女性とシカゴ市の間で和解が成立。女性側に慰謝料など約4億円を支払うことで和解が成立したそうだ。 なお、女性の家に突入した警察官らについて、何らかの罰則があったのかは不明だ。捜査の指揮をとっていた上司の警察官男性Aは、責任を問われる形となった。最近になって、シカゴ警察は委員会を開き、Aを解雇処分にすると発表した。発表を受けて被害者の女性は、「責任者の処分で、罪が償われるわけではないが、心ない対応をする警察官がいると認識してもらえたと思うと、少し心が和らぎます」などと、各社取材に語っている。 このニュースが世界に広がると、ネット上では、「ひどい対応。解雇の判断が遅すぎる。警察は身内に甘い」「土足で人の家にあがれば、訴えられるのは当然」「警察なんてこんなもの。荒くれ者の集まり」「住所も確認せずに、突入するバカ」「被害者が黒人。人種差別もありそう」「ハダカを見られたくらいで、精神的トラウマは疑問」「家を間違えられて、女性は億万長者になれた。そこまで悪くない」といった声が上がった。 住所を確認せず、家に突入するのは問題だが、突入した警察官らが裸の女性を気遣う心がなかったのが、何より問題だろう。最初から配慮をしていれば、ここまで大事にならずに済んだかもしれない。記事内の引用についてChicago Police Board votes to fire CPD officer in botched Anjanette Young raid(abc 7)よりhttps://abc7chicago.com/anjanette-young-chicago-police-raid-botched-video-alex-wolinski/13387987/In botched Anjanette Young raid, Chicago Police Board votes to fire sergeant in charge(Chicago Suntimes)よりhttps://chicago.suntimes.com/crime/2023/6/15/23763033/anjanette-young-chicago-police-board-alex-wolinski-botched-raid
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社会 2023年06月24日 20時02分
「おぐらが斬る!」タイタニック見物で遭難した5人に、それほど同情できないわけ
大西洋に沈む豪華客船『タイタニック号見学ツアー』の潜水艇『タイタン』が、音信不通になりやがて、潜水艇の一部がタイタニックの近くで見つかった。どうやら、タイタンは水圧で圧壊したらしい。元海上自衛隊で潜水艦乗りだった、友人に聞いたところ、潜水艇の圧壊はまれに起こるが深海の水圧というのは、一般の人が考えているより大きく、一瞬で潜水艇を潰してしまうらしい。タイタンに乗っていた5人は、おそらく何が起こったのかもわからず亡くなったと考えられる。さて、筆者はこの潜水艇が消息不明になったという報道を聞いたとき、実はそれほど感情移入ができなかったのだ。なぜなんだろうと考えてみると、ひとつは、みんな大富豪で、いってみれば物見遊山で、1人3500万円もの料金を支払ってのツアーであったというところがあるのかも知れない。おそらくこれが、1人3500万円かけて準備して、ハードなトレーニングをした5人の富豪チームが、エベレストなどにアタックしたが遭難し救助を待っているというのだと、心の動きはまた違ったものになったのではないだろうか?いやまて、昨年北海道の知床で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没したとき、筆者はもっと心から「助かってほしい」と、願っていたはずだ。「KAZUⅠ」もまた物見遊山であることには変わりない。と、すれば「大富豪のお遊び」が世界中を翻弄していることに、どこか不快感を覚えたのだろうか? しかし尊い命には違いがないはずだ。でも心のどこかで「たった5人のことで」と思ったのは事実だ。いまもウクライナでは、たくさんの名もなき市民が、名もなき兵士が、命を落としている。数多くのウクライナの人たちの命と、タイタンでタイタニック見物に行った5人をどこかで比べてしまったのかもしれない。「タイタンの被害者に、あまり同情できない俺は冷たいのかな」と友人にぼそりというと、何人かの友人が「実は俺も」という人がいた。見ず知らずの人の事故や不幸に、心を痛めることができるというのは、人間ならではのことだ。日本ではいま、年間114万人以上の人が亡くなり、そのうち2万人が自殺し、2600人が交通事故で命を落とし、一日に1人の割合で誰かが誰かに殺されている。こういった亡くなる人たちのほとんどが、自分の親しい人ではないことに、心のどこかにほっとしている自分もいるのだ。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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41歳男、スーツ姿で女性向けマンションの壁をよじ登って侵入し逮捕
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「自宅のカギを閉めないことが多い」に驚きの声 『ぽかぽか』成田悠輔氏に「変人気取り」の指摘も
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ひろゆき、「掟に従わない人を排除する“正義”で始まる」イジメ巡る発言物議、保育士の幼児虐待疑惑と重ねる
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デトックス効果を促す“カンボ治療”受けた女性が死亡 カエルの毒を体内に入れる
2023年05月12日 06時00分
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73歳男、自宅に火をつけ自分で消し止め逮捕「死にたいけれど死ねない」知人女性に連絡
2023年05月11日 23時00分
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「おぐらが斬る!」銀座時計店強盗犯 黒幕の狡猾さ実行犯の無知さ
2023年05月11日 22時05分
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高松市の路上にリアルチェンソーマン? 45歳男が作動させて男性に体当たり
2023年05月11日 22時00分
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旧NHK党立花氏「西村ひろゆきを提訴します」投稿 「執行猶予中の犯罪者」批判受け訴訟宣言
2023年05月11日 11時20分