スポーツ
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スポーツ 2022年09月26日 11時00分
ヤクルト・村上、残り試合は1番で出場? 本塁打記録更新の援護策には問題点も
東京ヤクルトがリーグ優勝を決めた。2年連続9度目、サヨナラ勝ちでの胴上げ。そんなドラマティックな優勝シーンが新人選手、丸山和郁のバットから生まれたのは史上初だそうだ。「泣いてないです。涙はまだ取って(おいて)います」 共同インタビューで出た高津臣吾監督のセリフだ。「胴上げの際、目が潤んだようにも?」の質問を否定した。この先にあるクライマックスシリーズ、日本シリーズを意識しているわけだが、ヤクルトのペナントレースは残り6試合。気になるのは、主砲・村上宗隆の本塁打記録と、「令和初の三冠王獲得」だ。 >>『サンモニ』関口宏、ゲストに「素人ではわからない」ヤクルト村上選手の解説切り捨て物議に<< 優勝を決めた9月25日時点で、打率(3割2分2厘)、本塁打(55本)、打点(132)ともにリーグトップ。首位打者争いは2位の中日・大島洋平に5厘差で猛追されているが、本塁打、打点は“安全圏”にある。しかし、ヤクルト以外の野球ファンもNPB日本選手最多の56号、新記録のシーズン61本塁打が見たいと思っている。 「そこに挑戦できるのは、今僕しかいないので、その挑戦できることに幸せを感じながらじゃないですけど、プレッシャーもありますが」 村上はインタビューでは前向きに語っていたが、55号が出たのは9月13日。9戦40打席、快音ナシだ。優勝決定後、こんな“援護策”が急浮上してきた。 「村上の打順を『1番』にしようか、と…」(球界関係者) 「1番」にすれば、打席数が多く回って来る。残り6試合だから、1番なら5打席が回って来る可能性もある。“30打席”もあれば、なんとかなる。1試合1本のペースで打っていけば、シーズン新記録も達成できる。 奇しくも、海の向こう、MLBで本塁打記録に挑戦しているヤンキースのアーロン・ジャッジにも“援護策”が見られた。 ヤクルト優勝決定から約9時間後、ヤンキース対レッドソックス戦のスターティング・メンバーが発表され(試合開始:日本時間26日午前8時08分)、そこには「1番・ジャッジ」と記載されていた。 「こちらも伝説のベーブ・ルースのシーズン60本塁打を放った後、足踏み状態が続いています。この後、ヤンキースは遠征に出るので、なんとか本拠地で62本のア・リーグ新記録を達成させたいと思ったのでしょう」(米国人ライター) 今のところ、「1番・村上」は高津監督を始め、コーチスタッフの口からは出ていない。しかし、チーム関係者やプロ野球解説者の間では「優勝が決まった後なら」と囁かれていた。 「村上は打撃の調子を落としています。1番にしたら、明らかなホームラン狙いにスイングになるので、ヘンな力みが入って、もっと調子を落としてしまうかもしれません。でも、気分転換で打順を変えるのも悪くないかも」 コーチ経験を持つプロ野球解説者がそう言う。 村上の復調がなければ、CS、シリーズ制覇も難しくなる。 56号、そして、61号が見たい。だが、打席数が増えた場合、打率を落とす危険性もある。「三冠王」と「本塁打新記録」、村上は優勝決定後も重圧と戦っていく。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月26日 10時50分
ごぼうの党代表の暴挙にも動揺せずメイウェザーが朝倉未来をTKO「楽して稼ぐという選択肢があるなら私はそれを選ぶ」RIZIN側は騒動を謝罪!
格闘技イベントRIZINは25日、『超(スーパー)RIZIN』埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会を開催した。メインイベントでは、50戦50勝(27KO)無敗の戦績を誇り、史上初の無敗で5階級制覇を成し遂げたレジェンドボクサー、フロイド・メイウェザーが2018年の大晦日に行われた那須川天心戦以来のRIZIN参戦が実現。MMAファイター朝倉未来と対戦した。 ホテルの出発時間が約1時間遅れたメイウェザーは、大会が始まってから会場入りすると、ゆっくりとバンテージを巻き、今回もアップはせずにリングへ。かつてのライバル、マニー・パッキャオがリングサイドで見守る中、未来と対峙。国歌斉唱の後、花束贈呈が行われた際、事件は起こった。オークションで420万円のチケットを落札し、メイウェザーへの花束贈呈の特典を得た政治団体ごぼうの党、奥野卓志代表が花束を贈呈するのかと思いきや、メイウェザーの目の前で花束を叩き落とした。この行為に場内はもちろん、プレスルームも騒然。PPVで生中継を観ていた世界のファンからSNSを通じてあっという間に批判が集まった。しかし、メイウェザーは動揺することはなく、冷静にその花束をセコンドに渡す神対応。そんなメイウェザーに称賛の声もたくさん寄せられていた。この件についてRIZINは、榊原信行CEOがこの後に行われた『RIZIN.38』でリング上から、「残念なことに世界中で流れてるんで、日本人の恥を晒すことになったことをほんとに悔しいし、今後二度とこんな事が起きないように全力でやります。許してください」とリング上で謝罪している。 注目の試合は、一方的な展開だった天心戦とは違って、未来は1Rを大きなダメージを食らうことなく乗り切る。未来は「気持ち的には手応えと言うか、ノッて来たって感じでしたね。全然闘えるな」と思ったという。2Rに入っても未来はメイウェザーの動きをかわしながら、未来の左右のストレートがメイウェザーにヒットするなど、未来への期待感から場内のボルテージも上がって行くが、2R終了間際にメイウェザーの右ストレートがヒットしてしまい、立ち上がった未来の目は焦点が合わずレフェリーが試合を止めた。 バックステージで未来は「悔しいっすね。頭痛いっす」とまだ呆然としている様子。ダウンした理由についても「なんかよく記憶がなくて。さっき見返したんだけど『なんでアレで倒れたのかな』って。なんでアレで倒れたのか謎なんですけど、メチャクチャ頭痛いんで。多分ですけど、ちょっと気を抜いてたかもしれないですね。最後、試合もう終了で、1R目で最後、様子見て終わったから次もそんな感じなのかと思ったところで急に入って来て、右フックのクロスになって効いたのかなと思いますね」と1R目が順調だったことが裏目に出てしまったようだ。 メイウェザーは今回も「エキシビション」「楽しんだ」という言葉を何度も使っていたが、途中から表情が変わったのは明らかだ。しかし、「試合中に真剣になったか?何のために真剣になる必要があるのか?最初の方は自分は軽い打撃を当てて様子を見ていたが、彼はだいぶ強い打撃で返してきた。なので、自分もボディに2発強めの打撃を与えて『そっちがそういうつもりなら、こちらも打つぞ』というメッセージを送った。それを続けても彼は舌を出したりニコニコ笑っていた。『あぁ、そういうことか』と。『いつまで続くかどうかやってみるか』と思った」とキッパリ。さらには「フロイド・メイウェザーが動くというだけで何百万ドル、何千万ドルというお金を出す人がまだいくらでもいる。そんな状況の中、なぜ自分がそのようなリスクを負ってまでそういった厳しい相手とやらなければならないのか?もっと楽して稼ぐという選択肢があるなら私はそれを選ぶ」とまで言い切ったのだから、あっぱれと言うしかない。 この日はセミファイナルで、メイウェザーのボディガードであるジジを倒した皇治が「次は俺しかおらんやろ?」と地元・京セラドーム大阪での対戦を呼びかけていたが、これからもメイウェザーは「楽して稼げる」道を歩み続けて行くのだろう。◆RIZIN◆『超RIZIN』2022年9月25日埼玉・さいたまスーパーアリーナ観衆 23105人▼スペシャルエキシビジョンマッチ RIZINスタンディングバウトルール:3分3R○フロイド・メイウェザー(2R 3分15秒 TKO)朝倉未来●※右ストレート(どら増田)
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スポーツ 2022年09月26日 10時40分
『サンモニ』関口宏、ゲストに「素人ではわからない」ヤクルト村上選手の解説切り捨て物議に
25日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、関口宏が東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手を解説した元福岡ソフトバンクホークスの松中信彦氏に掛けた言葉に、一部視聴者から不満の声が上がった。 関口は、村上が元読売ジャイアンツの王貞治・現福岡ソフトバンクホークス会長に並ぶ55号ホームランを放った後、打率が急降下するなどして苦しんでいる原因を、平成唯一の三冠王である松中氏に質問する。 >>『サンモニ』関口宏、大谷翔平の野球は「ベーブ・ルースの時代とは違う」比較報道を疑問視し物議<< 松中氏が「バッティングの中で、構えた時ですね」と解説を加えようとすると、「へ?」と叫ぶ。松中氏は少し驚いた様子でそのまま解説を続行し、「あの…構えた時に左足の軸足に体重を乗せ過ぎているので」と語ると、関口は「なんか張本(勲)さんも言ってなかった?そういうこと」と遮り、「映像があったら見せてください」と促す。 VTRは好調時と不調時のバッティングを比較するもので、松中氏は「左足に乗らずに、ステップしているのでゆったり感がない」などと身振り手振りを交えて解説を加える。すると、関口は「素人にはよくわかりませんが。あれでも、そういうもんなんだ」と言葉をかける。 松中氏は「あっ」と叫び、なんとか理解してもらおうと必死に技術解説を展開するが、関口は「なんとかね、気楽にやってちょうだいよって感じがしますが、そうも行かないのかな」と笑みを浮かべていた。 関口の言動に、一部視聴者からは「ちょっと失礼では」「松中さんが解説をしているのに、遮ってわからないと吐き捨てるのは礼節を欠いている」「関口は元巨人以外の出演者には冷たい」「松中が解説しているのにわざわざ張本の名を出すのは意味不明」などの批判が上がる。 一方で、「これが関口さんの通常運転」「いちいち目くじらを立てることでもないと思う」などの擁護も出ていた。
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スポーツ 2022年09月25日 11時00分
大相撲解説・舞の海氏、正代戦で「また馬鹿にした」と批判 実況も苦言、9月場所も問題発言連発
本日25日が千秋楽となる大相撲9月場所。横綱・照ノ富士の故障休場(10日目)、大関・正代(9日目)、御嶽海(11日目/来場所関脇転落)の負け越しと上位陣にアクシデントが相次いだ場所だった。 ふがいない上位陣にファンがため息をつく一方、土俵外でひんしゅくを買ったのがNHK大相撲専属解説者・舞の海秀平氏(元小結)。今場所も千秋楽までに、ネット上で暴言・失言と問題視されるような発言が相次いだ。 初日の平幕・錦富士対平幕・琴恵光戦では、取組後に無関係の平幕・宝富士をけなすような発言をしたとして物議を醸した。舞の海氏ははたき込みで勝利した錦富士を落ち着いて攻めていたと評価。この後、実況アナウンサーは「青森からの、くにもん(同郷)の後輩ですね錦富士は。舞の海さんにとって」とさらに話を振った。 すると、舞の海氏は「宝富士もかなりのベテランですからね。いつまで(現役)できるか分からないですから」と、錦富士と同部屋・同郷の宝富士の名を突然出し今後を心配。これを聞いた実況は「いやいやそんな…」と苦笑し、ネット上にも「突然名前出して終わった扱いするのは失礼極まりない」などと苦言が相次いだ。 9日目の平幕・栃ノ心対平幕・琴勝峰戦前には、解説として共演していた西岩親方(元関脇・若の里)への発言が問題視された。中継では『NHKスポーツ』にアップされた8日目の取組の再生ランキングトップ3が紹介。実況は大関・貴景勝に敗れるも善戦を見せ3位に入った平幕・高安について、現役時代は兄弟子として高安を指導した西岩親方に話を振った。 西岩親方は前日まで「6勝2敗」の好調の高安にさらなる奮起を期待したが、この直後、舞の海氏は西岩親方に対し「親方まだ、(高安を)見捨ててなかったんですね?」と発言。これを聞いた西岩親方は「もちろんです」と即座に否定。直後には実況も「見捨てるわけないじゃないですか」と苦笑交じりに舞の海氏に反論し、ファンの間からも「後で抗議されても文句言えないレベル」と批判が上がった。 9日目の舞の海氏は西岩親方だけでなく、正代にも問題発言を放っている。正代はこの日平幕・宇良に引き落としで敗れ、今場所の負け越し・カド番転落が決定。取組終了後、舞の海氏は「両足をそろえて(体を)残してるのは(ダメ)ですね、これはどんな力士でも引かれたら落ちますよ」と、押しに耐える際の足の運びが良くなかったと敗因を指摘した。 この後、舞の海氏は「大関という制度に甘えてないか」とカド番ではない今場所、気を抜いていたのではと苦言を続けた後、「もっと開き直って暴れてほしい。(現状は)『人生楽しいんだろうか?』って思ってしまいますよね」とメンタル面を心配。ネット上には「舞の海がまた正代のこと馬鹿にしやがった」、「相撲で苦しんでる=人生楽しんでないってどんな思考だよ…」と呆れ声が寄せられた。 「舞の海氏は今場所に限らずしばしば発言内容が物議を醸している解説者ですが、いい時は褒める、悪い時は苦言を呈すると毀誉褒貶がはっきりしているため、不振力士へのコメントを厳しすぎると捉えられやすい面はあります。正代に対するコメントが問題視されたのはこの解説スタンスによるところが大きいでしょう。一方、宝富士や西岩親方への発言は両名がどちらも自身と同じ青森出身であることを踏まえると、本人としてあくまで冗談のつもりで口にしたのでは」(相撲ライター) 本日の千秋楽もNHK中継に出演予定の舞の海氏。今場所最後の一日でも問題発言が飛び出すことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月24日 11時00分
西武・内海、引退後は巨人帰還か 4年前にも問題発言、激怒した恩師の残留要請も響かず?
19日に行われ、西武が「4-6」で敗れた楽天戦。試合後に自身の引退セレモニーに臨んだ西武のプロ19年目・40歳の内海哲也の表情がネット上で話題となった。 内海は同セレモニーに登場した恩師・堀内恒夫氏(元巨人監督)から「一人でも多くの第2、第3の内海を育ててほしいと思います。それもこの、西武ライオンズでやってほしいと思っております」と指導者としての“残留”を求められたが、一瞬口角を上げた後すぐに真顔に戻るなど何とも言えない表情を浮かべる。ネット上には「表情見る限り、やっぱり巨人に戻るつもりなんだろうか…」、「来年からは専任コーチで…と願ってたけど結局古巣に帰りそうで悲しい」といった退団を覚悟する西武ファンのコメントが少なからず見られた。 内海はこれまで巨人(2004-2018)、西武(2019-2022/2022は兼任コーチ)でプレーし、通算で「335登板・135勝104敗2ホールド・防御率3.24」といった成績をマーク。西武では左腕故障の影響もあり「11登板・2勝3敗・防御率4.50」と目立った成績は残せなかったが、実績豊富で練習姿勢も真摯な模範的存在として多くの若手に慕われている。 「内海は巨人時代から人望が厚く将来の幹部候補との呼び声も高い貴重な人材でしたが、2018年オフに西武・炭谷銀仁朗(現楽天)のFA獲得に伴う人的補償として西武に移籍。同年の内海は5勝と今ひとつに終わったこともあり、球団は若手のプロテクトを優先したとされていますが、巨人ファンは『こんな形で功労者を失うのはあり得ない』と大バッシング。これに慌てたのか、当時の球団首脳は『いつの日か、再び戻ってきてくれることを期待しています』と将来的な復帰に言及。内海本人も移籍コメントの中で『将来的に巨人に帰ってこられるように』と復帰を示唆しましたが、今度は西武ファンから『来る前から戻ること考えてる選手はいらない』と批判が上がりました」(野球ライター) 西武ファンが問題視した復帰示唆については、堀内氏も2018年12月21日に投稿した自身のブログで「気持ちは痛いほどわかるよ でも今はそんなこと言っちゃダメよ、内海」、「西武に骨を埋める 西武のユニフォームで現役を終える 今はそういう気持ちを持って行かなくちゃな」と苦言を呈している。こうした声を真摯に受け止めたのか、西武入り後の内海は巨人への未練は一切感じさせずにキャリアを過ごし、結果的に多くの西武ファンから「引退後も西武に残って」と求められるまでになった。 ただ、堀内氏の呼びかけに見せた微妙な表情から、引退後は西武には残らず巨人に帰る可能性の方が高いのではと感じたファンは少なくなかった様子。また、堀内氏の直前に登場した高橋由伸氏(前巨人監督)の「テツ、また一緒にやるか?」という呼びかけに、内海が満面の笑みで頭を下げて応えていたことも巨人復帰説を強めているようだ。 4年前の発言通りに巨人に復帰するのか、西武に残り引き続き後進の指導にあたるのか、はたまた指導者ではなく解説者などに転身するのか。今オフの内海の動向は大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2022年09月23日 11時00分
相撲協会が横綱に激怒「話にならない」 格下にイラつき報復、豊昇龍以上に騒がれた白鵬の立ち合い
21日に行われた大相撲9月場所11日目。今場所6敗目を挙げた関脇・豊昇龍の表情がネット上で話題となった。 この日関脇・若隆景と対戦した豊昇龍は立ち合いつっかけ待ったをかけられた相手を、眉間にしわを寄せた厳しい表情で凝視。ネット上には明らかに不満がにじんだ表情に驚く声が上がったが、中には「いつかの白鵬に比べたらこれぐらいは可愛い方だな」、「白鵬みたいに変につっかけ返してないだけ全然マシ」といった、元横綱・白鵬(現宮城野親方)を思い出す声も少なからず見られた。 >>関脇・豊昇龍、若隆景の態度にブチギレ? 取組後も道具に八つ当たり、立ち合いでの表情が物議<< 相撲の取組では立ち合いつっかけてしまった力士に対し、つっかけられた側の力士が不満の表情を浮かべることは時折あるが、そこからさらにアクションを起こすことはほとんどない。ただ、一部から名が挙がっている白鵬は現役時代、つっかけをやり返して場内を騒然とさせたことがある。 騒動が起こったのは、2014年3月場所12日目の大関・稀勢の里(元横綱/現二所ノ関親方)戦。白鵬は前日まで初日から11連勝をマークしていたが、日馬富士(元横綱)も同じく11連勝だったため負けられない一番。前日まで「8勝3敗」の稀勢の里も、全勝力士を1人消し優勝にかすかな望みをつなぎたい状況だった。 その注目の一番は稀勢の里のつっかけで1度目の立ち合いが不成立となったが、白鵬はこれが気に食わなかったのか、2度目の立ち合いの際に手をつかないまま稀勢の里を凝視。すると、今度は稀勢の里が怒ったのか手をつかずに白鵬をにらみ返し、10秒ほどにらみ合いが続いた結果またも立ち合いは不成立となった。 場内がどよめく中、両名は3度目の立ち合いに臨んだが、ここで白鵬は先ほどの仕返しとばかりに稀勢の里につっかけると、勢いのまま、ぶちかましを仕掛けるというまさかの行動に出る。ぶちかましを食らった稀勢の里は転倒こそしなかったものの土俵下まで後退し、客席からは「おいおい!」と怒号も上がった。 紆余曲折を経た立ち合いは4度目でようやく成立したが、白鵬は腹の虫が収まらなかったのか、のど輪や顔面張り手など荒い取り口に終始。結果的に稀勢の里を押し倒しで下したものの、ネット上には「平然としてれば稀勢の里が悪いだけだったのになぜやり返したのか」、「立ち合いも相撲内容も横綱失格だろ」といった批判が相次いだ。 立ち合いで大もめした両者はファンだけでなく協会側からも問題視されており、当時の報道では審判部が取組後に両名を呼び出し厳重注意を与えたと報じられる。また、伊勢ヶ濱審判部長(元横綱・旭富士)が「一番やっちゃいけない人間。横綱、大関はみんなの手本にならなきゃ。それが3度もやったら話にならない」と怒りのコメントを残したことも報じられた。 つっかけた相手に“報復”し、協会を激怒させるまでの事態を招いた白鵬。その前から度重なるダメ押しなどで品格が問題視されていた分、バッシングが強まった面もあったが、豊昇龍も万が一やり返していれば同様の批判を浴びることは確実だっただろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月22日 19時30分
関脇・豊昇龍、若隆景の態度にブチギレ? 取組後も道具に八つ当たり、立ち合いでの表情が物議
21日に行われた大相撲9月場所11日目。今場所6敗目を喫した関脇・豊昇龍の取組前の表情がネット上で話題となっている。 前日まで「5勝5敗」の豊昇龍はこの日、「7勝3敗」の関脇・若隆景と対戦。前日まで7連勝の若隆景にとっては勝ち越しがかかる一番だったが、気合いが入り過ぎたのか立ち合いで早く立ってしまい、行司から待ったをかけられた。 豊昇龍側の仕切り線付近まで踏み込んでいた若隆景は、ブレーキをかけつつ豊昇龍の肩を両手でポンとたたいた後、「ごめん」と言わんばかりに右手で軽く手刀を切る。続けて、正面土俵下の勝負審判にも頭を下げて自身の仕切り線まで戻った。 ただ、豊昇龍はこの若隆景のつっかけが気に食わなかったのか、首をわずかに左方向に傾けながら厳しい表情で若隆景を凝視。NHK中継の実況も表情の変化を感じ取ったのか、「厳しい表情に変わっています、豊昇龍」と伝えた。 >>大関・貴景勝戦、敗れた力士が土俵下で逆ギレ? 花道取材も拒否の真相は 取組直後の表情が物議<< この豊昇龍の表情を受け、ネット上には「豊昇龍の表情凄い険しいな、眉間にしわ寄り過ぎだろ」、「若隆景のことめちゃくちゃ睨んでるな…内心ブチギレてないか」、「見てる感じ若隆景に悪意はなさそうだったけど、豊昇龍はわざとって思ったのか?」といった驚きの声が寄せられた。 「相撲の取組ではお互い呼吸が合わず立ち合いが不成立となること自体は珍しくありませんが、相手に揺さぶりをかける意味でわざと先に立ったり、立った勢いのまま相手を不必要に押したりといったグレーな戦法を繰り出す力士がまれにいます。今回の若隆景は先に立ったもののすぐに止まり謝罪の意も示していたのですが、豊昇龍側から故意と捉えられてしまった可能性もゼロではないのでは。他の力士なら気に留めなかったのかもしれませんが、豊昇龍は元々気性が荒い面がありますので…」(相撲ライター) この後2度目の立ち合いは成立したものの、若隆景に当たり負けあっという間に押し出された豊昇龍。取組後も一礼を行う際にさがり(まわしに挟み込むひも状の装飾品)を力任せに引き抜くなどいら立った様子を見せていた。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月22日 17時55分
DeNA、新戦力のガゼルマン&森原が躍動! 超過密日程の中でかかる期待
奇跡の逆転優勝を狙っている三浦ベイスターズ。現在は9月の超過密日程真っただ中で、17日には広島、翌日は東京ドームで連戦後、甲子園で1試合をこなし、当日移動で横浜に帰ってくるという、過酷な状況が続いている。 移動するだけでも疲弊する中、特に投手陣のやりくりは重要課題とされていたが、ここにきて頼もしい2人の右腕が戦力として機能している。 1人目は新外国人のロバート・ガゼルマン。MLB通算184試合に登板した長身右腕で、8月14日での入団会見の際、会見に同席した三原一晃球団代表は「先発・中継ぎともに実績のある投手。どちらも期待している」としたうえで、「シーズン途中で残り試合も少ない。より一軍に上がるスピードが早いということで、リリーフの方から準備してもらいたいと考えています」とブルペン陣の強化が獲得理由としていた。 しかし日本でのデビュー戦となった8月27日のゲームでは中継ぎとして登場するも、1回被安打4、4失点と散々。チーム事情もあり、9月13日には先発起用されると7回被安打3の無失点ピッチングでウイニングボールを手にすることに成功した。21日には横浜スタジアムで初先発し、6回に捕まったものの5回1/3を2失点とゲームメイクした。「ボールとしてはベストな状態ではなかったですが、そのなかで粘り強く投げられたと思います。カウントを悪くしてしまい球数が多くなってしまったので、次回登板までにしっかり修正したいと思います」とクレバーに振り返る点も、日本で活躍してくれそうな印象を残した。 2人目は楽天イーグルスから移籍してきた森原康平。6年目で30歳の右腕は2019年には64試合登板で防御率1.97と活躍し、通算177試合登板の実績を買われての移籍で、7月31日の会見で三原代表も「非常に中継ぎ陣の負担が多くなっている状況。特に今年に関しては、後半に流れた試合が結構ありますので、そちらの方で中継ぎ投手陣の力が必要になってくる」と説明していた通り、中継ぎとして獲得したと明かしていた。しかし8月21日に新型コロナ陽性判定を受けたと発表され、ベイスターズデビューは9月19日までずれ込んだが、その日に1回をパーフェクトで2奪三振と鮮やかな投球を披露。21日には1点ビハインドの2死満塁のしびれる場面で横浜デビューし、ジャイアンツのアダム・ウォーカーを三振に切って取り、地元ファンの喝采を浴びた。 シーズン途中入団選手がもくろみ通りに活躍してくれることは、チームにとって重要なポイント。この先のペナントレース、そしてポストシーズンと戦いが続く三浦ベイスターズにとって、これからも貴重な戦力となることを期待したい。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月22日 17時45分
DeNA、“黒のカリスマ”蝶野正洋がチームに闘魂注入!「活を入れに来た!」
プロレスラーの蝶野正洋が21日、横浜スタジアムで行われたジャイアンツ戦の試合前に登場。“nWo”のメンバーでもあった三浦大輔監督と鈴木尚典コーチとの縁もあり、逆転優勝を狙うチームに活を入れた。 >>全ての画像を見る<< 日本消防協会の消防応援団も務める蝶野は『I☆YOKOHAMA SERIES』スペシャルユニフォームに「911」の番号を背負い「ガッデム!アイアムチョーノ!」の決めゼリフとともに登場した。「逆転優勝をめざすベイスターズに活を入れに来ました!ガッデムカモン!」と盟友の三浦監督と鈴木コーチをグラウンドへ呼び入れ一球勝負を敢行。ピッチャー・三浦監督のストライクのボールをフルスイングした蝶野だが、バットは無念にも空を切った。「話が違う!速い」とクレームを入れるも「ナイスピッチング」と称えることも忘れなかった。 「解禁する」と公言していた“闘魂ビンタ”の相手はなんとマスコットのDB.スターマン。強烈な一発をお見舞いし闘魂を注入されたスターマンは、もんどりを打ちながらもガッデムポーズを決めてみせた。その後はスターティングメンバーの呼び出しを行い「おい巨人!覚えとけよ」とにらみを利かせグラウンドを後にした。 その後、報道陣の取材に応じた蝶野は「去年腰の手術をしたんで、ここまでちゃんと歩けるか心配だったんですけど、球場来たらちゃんと歩けるようになりました」と告白。三浦監督と鈴木コーチとは「プロモーターからあの2人はプロレス好きと紹介されてからの縁。最初に会ったときは2軍の選手で、彼らがここまできたっていうストーリーがあるんだっていうので、ものすごく応援していた。すごいですよあの2人は。ほんと自分も尊敬するところですね」と高卒のドラフト下位指名からはい上がってきた2人へのリスペクトも口にした。 一球勝負には「昨日家で10回素振りしたんだよ。もうちょいまともに打たなくきゃいけなかったです。観客の前に上がるというのも久しぶりだったんで、ほとんど何も見えていなかったです」と苦笑いで振り返った。 1998年1月の東京ドーム大会では花道を一緒に歩き、セコンドにもついた2人はその年に歓喜の優勝を飾っていることもあり「武藤さんの引退試合が(来年)1月に横浜アリーナであるし、さっき2人も来たいっていってたし、リングにも上がってもらいたい」と験担ぎを含んだオファーも飛び出した。横浜在住の蝶野は「横浜にいると子どもが通う幼稚園、小学校に横浜の選手が来てくれる。横浜ベイスターズは地元密着なので、野球は横浜ベイスターズ」とファンでもあると強調。「逆転優勝はまだできるって監督がさっき言ってたんでね。諦めていないと」と自らも気合いを入れ直した“黒のカリスマ”。強力援軍の闘魂注入で、三浦ベイスターズもラストスパートをかけてくれそうだ。写真・取材・文=萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月22日 17時40分
オリックス逆転Vに向けて吉田正尚「ソフトバンクにプレッシャーを与えられるように、残り試合は落とせない」
【オリックス・バファローズ戦績 9.15-9.20】対 北海道日本ハムファイターズ大阪・京セラドーム大阪9月15日○オリックス(山岡)3-2(根本)北海道日本ハム●9月16日●オリックス(増井)3-6(メネズ)北海道日本ハム○対 福岡ソフトバンクホークス大阪・京セラドーム大阪9月17日○オリックス(山本)2-0(板東)福岡ソフトバンク●9月18日○オリックス(宮城)2-0(千賀)福岡ソフトバンク●9月19日○オリックス(田嶋)6×-5(東浜)福岡ソフトバンク●※延長10回対 千葉ロッテマリーンズ千葉・ZOZOマリンスタジアム9月20日○オリックス(山崎福)6-3(佐藤奨)千葉ロッテ●※カッコ内は先発投手。※138試合、73勝63敗2分けの2位。首位の福岡ソフトバンクホークスとはゲーム差なし。残り5試合。9月20日現在。 逆転優勝をめざす昨年のパ・リーグ覇者オリックスが、シーズン最終盤になってドラマチックな戦いを繰り広げ、福岡ソフトバンクと熾烈な首位争いを演じている。オリックスが残り5試合を全勝した場合、残り9試合の福岡ソフトバンクは2敗すればオリックスと同率で並ぶ。オリックスと並んだ場合は、直接対決で勝ち越しているオリックスが優勝するため、両チームともに最後までひとつも落とせない。ただオリックスは20日の千葉ロッテ戦をもって連戦が終了。残り5試合は中継ぎ陣を惜しみなく投入できる強みがある上、エース山本由伸を5試合中、2試合登板させられるのも大きい。 オリックスにとっては北海道日本ハムを相手に1試合落としたのは痛かったが、福岡ソフトバンクとの3連戦から千葉ロッテ戦へと続く4試合を4連勝したことで、一気にチームが優勝モードに突入した。特に19日に行われた福岡ソフトバンクとの3戦目では、9回二死一、二塁の崖っぷちから主砲の吉田正尚が、福岡ソフトバンクの守護神モイネロから同点タイムリーを放つと、延長10回、二死満塁から宗佑磨がサヨナラタイムリーで逆転勝ち。これには中嶋聡監督も「最後の最後にこういうことがあるんですね。ホントに思いました」と驚いていたが、「ベンチも誰一人諦めていなかった」という。 千葉ロッテ戦でも勝ち越しのホームランを放つなど、ここにきて絶好調の吉田正は「去年はやっぱり離脱もありましたので、何とか今年はこの終盤頑張っています。ベンチの中も勝ってるんでいいですよ。残り少なくなってきてるので、ホントみんな後悔しないように、その中で緊張感もありながら、こうやって成長できてるのかなと思います。ソフトバンクが試合が残ってますし、僕らも早く勝ってプレッシャーを与えられるように、落とせないです」と残り試合を全て勝っていくと誓っていた。チームの連覇への機運は最高潮だ。福岡ソフトバンクの結果に関係なく残り5試合を勝ち続けるしかない。(どら増田)
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DDT『D王GP 2021 II』優勝決定戦は竹下幸之介と上野勇希による同級生対決に決定!
2021年11月24日 10時50分
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元横綱・白鵬、対戦した中で最強の力士は高安?「今までで一番強い」TV解説中の告白に驚きの声、2度の敗戦歴が評価に影響か
2021年11月23日 11時00分
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東京03豊本明長が特別立会人となりガンプロ今成夢人をラリアット耐久特訓!
2021年11月22日 22時30分
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大関・貴景勝戦の審判に「故障したら責任取れるのか」ファン激怒 取組終了後の物言いが物議も、タイミングは妥当だった?
2021年11月22日 18時30分
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DeNA、“ラスト正捕手”相川も入閣! 兄貴分・三浦監督をアシストする捕手陣整備に期待
2021年11月22日 17時30分
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阪神・糸井の一塁転向示唆に「外野にとどまる方がマシ」冷ややかな声 矢野監督も驚きの独断は裏目に出る?
2021年11月22日 15時30分
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スポーツ
東京女子プロレス・山下実優、伊藤麻希、天満のどか、渡辺未詩、荒井優希組が前哨戦を制す!
2021年11月22日 11時30分
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スポーツ
ヤクルト・高津監督がブルペンで投手を叱咤! 高橋の日シリ投球にも好影響? 春季キャンプで踏襲したノムさんの教えとは
2021年11月22日 11時20分
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オリックス日本シリーズ初戦は吉田正尚のミラクルサヨナラ打で先勝も第2戦は完封負け!
2021年11月22日 11時00分
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元横綱・朝青龍氏が舞の海氏に激怒「顔じゃないよ!」 白鵬への「汚点」発言で思い出される過去の失言とは
2021年11月21日 11時00分
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日本ハム・新庄新監督に清原氏が「OBはみんな嫌な気分」 派手な服装への苦言が物議、過去に敵軍や審判を怒らせたことも
2021年11月20日 11時00分
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日本ハム・大田の意味深発言が憶測を呼ぶ 他球団からのオファーを匂わせ? 直近成績から冷ややかな見方も
2021年11月19日 20時30分
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阪神・高橋の長期離脱危機に「矢野監督のせい」首脳陣批判も 無理なCS投入が裏目に? 左ひじ手術発表が物議
2021年11月19日 18時30分
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広島・大瀬良のFA残留は床田のおかげ? 球団広報が明かした裏話に驚きの声、2年前にも主力の流出阻止に貢献
2021年11月19日 15時30分
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巨人、育成・山下の退団は特に問題ナシ? “高卒首位打者”がファームで干され気味だったワケは
2021年11月19日 11時00分
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DeNA、剛腕サイドスロー・進藤が引退…ポテンシャル十分の右腕が第二の人生へ
2021年11月18日 18時30分
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観客は“白”のドレスコード ボクシング井上尚弥、2年ぶり国内凱旋試合へ決意「予想を遥かに超えた勝ち方をしたい」
2021年11月18日 17時30分
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元横綱・朝青龍氏が11月場所に「拍手無い相撲ばっかり」 現役陣の相撲内容に不満? 不振の甥っ子・豊昇龍にも苛立ちか
2021年11月18日 15時35分
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広島・鈴木、米球界がMVP級打者と高評価? グラウンド内外でルール変更も新天地探しには問題ナシか
2021年11月18日 11時05分