プロ野球
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スポーツ 2021年11月05日 17時00分
西武・渡辺GMの決断に「ブルペンがガタガタになる」批判も? タフネス助っ人の放出方針が物議、他球団ファンからは獲得待望論も
42年ぶりリーグ最下位に終わった今季からの巻き返しに向け、4日から本拠地・メットライフドームで秋季キャンプをスタートさせた西武。同日、渡辺久信球団GMが助っ人陣の総入れ替えを示唆したと複数メディアが報じた。 >>西武・松坂が引退前日練習で遊んでいた? 同僚との談笑で見せた大物ぶり、その裏にあった恩師の教えとは<< 今季の西武は助っ人5名を擁してシーズンを迎えたが、五輪中断中の7月末に来日8年目・35歳のメヒアが家族の問題を理由に退団。後半戦は同3年目・32歳のニール、同2年目・28歳のギャレット、同2年目・30歳のスパンジェンバーグ、同1年目・31歳のダーモディの4名体制となっていた。 ただ、報道によると渡辺GMはこの4名の処遇について「ちょっと厳しいかな。新たにというとこになっていくと思います」とコメント。今季限りで全員を退団とし、新助っ人を探していく方針を口にしたという。なお、5日午後3時時点では新助っ人獲得への目立った動きは特に伝えられていない。 渡辺GMの発言を受け、ネット上には「ニールもダーモディも防御率5点台だしクビは当然」、「スパンジェンバーグは左膝痛で途中帰国してるし残すのはリスクが高すぎる」、「みんな成績はパッとしなかったし、球団が助っ人一新するのもうなずける」とニール、スパンジェンバーグ、ダーモディの3名については退団やむなしと納得の声が挙がっている。 一方、ギャレットについては「他3人は分かるがギャレットだけは切るのは悪手では」、「60登板をクリアしたタフネスぶりは貴重だと思うんだけどなあ」、「勝ちパターンから敗戦処理まで担える投手を放出したらブルペンがガタガタになるのでは」と残すべきだとするコメントが多く見られた。 「今季のギャレットはチーム2位の61試合に登板し、『4勝3敗17ホールド2セーブ・防御率3.77』といった数字をマーク。最速161キロの直球を武器に、勝ちパターンからビハインド要員まで様々な役割をこなしブルペンを支えました。球団は防御率や走者を置いたときの被打率の高さ(.289)などを踏まえて放出の方針を固めたものと思われますが、“便利屋”的な使い方ができることもあり残した方がいいのではないかと考えているファンも少なくないようです。なお、仮に退団となれば今季ギャレットが消化した『61登板・57回1/3』は他リリーフが補うことになりますが、穴埋めによる負担が不振や故障を招く可能性は否定できません。また、幅広い場面で投入できる投手が1人いなくなることは首脳陣の采配面にも影響を及ぼしそうです」(野球ライター) 他球団ファンからは「西武を出るなら是非うちに来てくれ」と獲得待望論も少なからず挙がっているギャレット。渡辺GMの方針通りに退団となれば争奪戦に発展する可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月05日 11時05分
ロッテ、佐々木のCS開幕戦抜擢がまさかの裏目に? 突然の“清田問題”再燃で懸念される逆風とは
11月6日午後2時、セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦(以下=CS)が幕を開ける。 ペナントレース2位の千葉ロッテマリーンズが、ちょっと心配だ。大一番の先発マウンドを託されたのが、20歳の佐々木朗希だからではない。 「3日、ベテランの鳥谷敬が引退会見に臨み、選手たちからも労いの言葉を受けていました。同日は佐々木の誕生日でもあり、チーム全体が和やかで、でも同時に、CS初戦に向けての士気も高まっていて」(スポーツ紙記者) そんな好印象を抱いた取材記者は少なくない。しかし、そんなムードを一変させるようなトラブルも露呈したのだ。 第1回口頭弁論――。 今年5月、ロッテ球団から契約解除された清田育宏氏が、「処分は違法」「無効」として訴訟を起こしたのだ。その第1回口頭弁論が4日、ロッテナインが練習していた時間帯に開かれていた。 「選手に知らせてません。でも、耳に入っているのかもしれません。そういうことで動じるような選手もいませんが」(関係者の一人) 裁判の件は元プロ野球選手が開設した動画でも伝えられた。 >>不倫解雇の元ロッテ・清田、先輩のYouTubeに登場し物議「復帰を狙ってるのか」 電撃出演の思惑に憶測飛び交う<< 一般論として、裁判の日程は裁判所が決める。双方の弁護士が準備不足などを伝えて調整する場合もあるので、ロッテ球団側が日程変更を求めなかったということは、「CSと裁判は関係ない」と捉えているのだろう。だが今後、ロッテがCSを勝ち上がっていく過程で、清田氏サイドから“球団の機密情報”が語られたら、どうなるのか…。その場合、試合に集中できなくなるかもしれない。 「清田氏は球団の処分に納得できなかったようです。現役生活を続けたいと思っているかもしれません」(前出・同) 今さらだが、清田氏は2年契約を結んでいたが、契約解除となった。“クビ宣告”だ。 原因は新型コロナウイルスの感染対策で部外者との接触が球団ルールとして禁止されていたのを破ったからだ。釈明の機会も与えられたが、事実と異なる部分もあったという。 しかも、その密会していた相手が“家族以外の女性”だったため、厳しく処分せざるを得なかった。 初戦のマウンドを任される佐々木朗希は繊細な一面もある。20歳0か月でのCS初戦先発は、パ・リーグ史上最年少となる。タダでさえ、短期決戦には独特の緊張感があり、佐々木の耳には余計な情報を入れたくなかったはずだ。 「当初、初戦先発には経験豊富な石川歩が予想されていました。チームを勢いづけるためなら、今季キャリアハイの10勝をマークした小島和哉もアリかなと思いましたが、佐々木で冒険するということは、来季以降の活躍にも期待しているからですよ」(プロ野球解説者) その期待は佐々木にも伝わっているはずだ。しかし、厳しい試合展開となれば、今回の裁判のことを重ねて考える向きも出てくるだろう。独特の緊張感、史上最年少の称号、首脳陣の期待、そして、裁判という雑音。佐々木はオトナになって、聞き流す力も習得しなければならない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月04日 20時30分
中日、又吉・祖父江のFA残留が決定的に? キャンプ報道で映った姿が話題、立浪政権始動よりも注目された変化とは
10月29日に中日の新指揮官に就任することが発表された立浪和義新監督。11月4日、同日に二軍本拠地・ナゴヤ球場でスタートした秋季キャンプに合流したと複数メディアが報じた。 >>中日、立浪氏への監督要請報道に「ドラフトは布石だったのか」の声 ファンを驚かせた異例の指名戦略、新体制移行の前兆だった?<< 報道によると、この日監督就任後初めて選手と顔を合わせた立浪新監督は、練習開始前に選手を集め「来年への戦いは今日から始まっている。今まで外から見てきてたくさん気づいたことはあるが、しっかりと勝つために、一軍に上がるためレギュラーを取るため目的意識を持ってスタートしたい」と訓示。また、「ドラゴンズの選手はしっかりあいさつができるな、と思われるように。そこもしっかり徹底してください」と、グラウンド内外で礼節を欠かさないよう求めたという。 立浪新監督の訓示の後、片岡篤史二軍監督、西山秀二一軍バッテリーコーチ、中村紀洋一軍打撃コーチ、山井大介二軍投手コーチ、森野将彦一軍打撃コーチ、中村豊二軍コーチ、大西崇之一軍外野守備走塁コーチの順番でそれぞれ就任のあいさつをしたという中日首脳陣。今季5位からの巻き返しを図る来季に向け、まずは26日までの秋季キャンプで選手たちを指導していく予定となっている。 立浪新監督の合流報道を受け、ネット上には「いよいよ立浪政権が本格始動してワクワクしてきた」、「今季はとにかく打てなかった(チーム打率・得点数共にリーグ最下位)から、首脳陣はまず打力を徹底的に鍛えてくれ」、「まずは挨拶からしっかりっていうのはいいな、基本的なところから1つずつチームを変えていってほしい」と今後に期待する声が寄せられている。 一方、それを上回る勢いで「又吉も祖父江もひげ剃ってるな…ということは?」、「又吉と祖父江のひげが消滅してるけどもしかしてどっちも残留か?」、「どちらもきっちり身だしなみ整えてるってことは流出なしって考えて大丈夫かな」と、チームに所属する又吉克樹、祖父江大輔の名を絡めたコメントが挙がった。 立浪新監督は来季以降に向けた意識改革の一環として、秋季キャンプ開始前に選手らに茶髪、長髪、ひげの禁止を通達したことが伝えられている。又吉、祖父江はこれに従ってひげを剃ったものとみられるが、これを受けた一部ファンの間では今オフの残留を予想する声が高まっているようだ。 「又吉、祖父江はどちらも今季中に国内FA権を取得しましたが、又吉は『66登板・3勝2敗33ホールド8セーブ・防御率1.28』、祖父江も『55登板・1勝2敗19ホールド5セーブ・防御率2.59』と結果を残したことから、今オフ権利行使ならどちらも争奪戦になると目されている投手。ただ、4日の報道で各メディアが伝えた映像・写真を見ると、どちらもひげをきっちりそり落とした状態でキャンプに参加していました。そのため、立浪新監督の意向に従ったということは来季以降も中日で戦う考えなのではないかと権利不行使を期待している声は少なからず挙がっています」(野球ライター) どちらもチームのブルペンには必要不可欠な人材で、立浪新監督も直接交渉して慰留に努める方針だという又吉、祖父江。“ひげ消滅”は残留意向の表れなのか、今後の展開も注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月04日 18時55分
チームの弱点を補う男になれ! DeNAドラ6・梶原が持つ快足と勝負強さ
ベイスターズからドラフト6位指名された神奈川大学の梶原昂希外野手。11月2日、関東地区大学野球選手権大会での創価大学との準々決勝で、最終回6-7と1点ビハインド、ツーアウト満塁の場面で打席が回った梶原は、相手左腕の1ボールからの低めのストレートに対し素直にバットを出すと、打球は左中間を深々と破り走者一掃の逆転ツーベースヒット。負ければ大学での最後の試合となる大事な場面で起死回生の一打を放ち、セカンドベース上でチームメイトに向かって歓喜のガッツポーズと雄叫びを上げた。 梶原は大分雄城台高時代に通算14ホームランを放ち、神奈川大学に進学。1年春からセンター・クリーンアップの中心選手として抜擢されると、1年秋には打率.400で首位打者とベストナインをダブル受賞した。4年の春にもベストナインを獲得し、大学リーグ戦では通算.299、ホームラン12本、盗塁20の記録を残した。 指名挨拶時には「走力、肩の力、バッティング。全て高いレベルで出していければ」と走攻守全てがアピールポイントとし「特に足を絡めた打撃を今後伸ばしていきたい」と高校時代にクラスメイトで、リレーの日本記録保持者でもある東京オリンピック代表の児玉芽生と100メートル走勝負を挑み「ギリギリ勝てなかった」とのエピソードを持つ5秒8の快足にプラスアルファしたバッティングを武器にしたいとコメント。新人王候補にもなっている今年のスーパールーキー・牧秀悟とも面識があり「気さくで優しい方のイメージを持っていましたが、テレビ中継で見ていて本当にすごい選手なんだと思いました。追いかけて、同じような活躍ができればいいなと思います」と身近な先輩の存在をお手本にしたいと口にした。 担当の欠端光則スカウトが「脚力面からでもチャンスあるかも」と示唆したように、今シーズンから就任した三浦大輔監督の掲げた「得点力アップ」のオプションにもガッチリかみ合う快足を持ち、これからのホームグラウンド・横浜スタジアムでのゲームで、土壇場で打席が回り、結果も出せる何かを“持ってる”梶原昂希。ドラフト指名順位は下位ながら、宮崎敏郎、佐野恵太、楠本泰史らのように、チームの中心選手になることを期待したい。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年11月04日 15時30分
中日・平田、電子タバコPR投稿が物議「吸って大丈夫なの?」 先月公表の大病から心配の声、グラウンド内での悪影響指摘も
今季は7月に発症した異型狭心症(公表は10月)の影響もあり、「21試合・.155・0本・4打点」と振るわなかった中日のプロ16年目・33歳の平田良介。自身の公式インスタグラムに投稿した内容がネット上で物議を醸している。 >>中日・与田監督が審判に激怒「ファンも納得しない」 ずさんな仕事に加え嘘も? 3日間に及んだミスジャッジ騒動<< 問題となっているのは11月2日の投稿。平田は黒い棒状の物体をくわえる自身の写真を添え、「スラッシュを吸ってみたよ!吸った瞬間、フルーティーな味わいが口の中で広がって丸でガムの噛み始めのような感じですごく美味しかったよ」という文章を投稿した。 平田の投稿を受け、ネット上には「見た感じPR投稿っぽいけど、心疾患があるのに電子タバコとか吸って大丈夫なの?」、「大の嫌煙家の片岡(篤史)新二軍監督に知られたらめちゃくちゃ怒られるんじゃないか」、「さすがに医者から許可もらってると信じたい、そうじゃないならあまりにも行動が軽率すぎる」といった批判や困惑の声が寄せられている。 一方、「ニコチンやタールは入って無いみたいだしそこまで騒ぐようなことではないのでは」、「PR投稿をするなら、せめてニコチンやタールは入ってないですよってことも書くべきだったな」、「有害物質が入ってないから、病気持ちの自分でも安心して吸えますよっていうアピールも含まれてるのか?」、「そもそもプロ野球選手がSNSでタバコのことを宣伝してもいいものなんだろうか」といった疑問や指摘も複数挙がった。 『スラッシュ』公式サイトによると、同商品はフレーバーのついた液体を熱で水蒸気化させて吸入する電子タバコの一種で、「ニコチン0 タール0で非喫煙者の方もご利用いただけます」とのこと。ファンの間では同商品を加熱式タバコと勘違いしている声も散見されるが、電子タバコは加熱式タバコとは違いタバコ葉は使用されないため、平田は紹介しても問題ない商品だと判断したのかもしれない。 「球界では選手が自身の使用する企業商品を宣伝するようなSNS投稿を行うケースはあります。今回の電子タバコについても中日では平田の他にも同商品のPRのような内容を投稿している選手がいますので、球団側はPRを特に禁じてはいないものと思われます。心疾患を公表している平田が電子タバコをPRするような投稿をした背景は不明ですが、一部ファンの間ではニコチンやタールが入っていないため、病気持ちでも安心して使用できるといったような安全性をアピールする意味合いもあるのではという見方もされています」(野球ライター) チーム一筋16年の主力選手であることから、来季の体調回復・復活を期待するファンは多い平田。今回の投稿に至るまでの経緯は不明だが、説明不足で物議を醸してしまったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について平田良介の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/ryosukehirata06/『スラッシュ』の公式サイトよりhttps://slash-vape.com/
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スポーツ 2021年11月04日 11時30分
元阪神ドラ1、ロッテ高濱卓也が引退「甲子園で最後ホームランを打てて良かった」
千葉ロッテマリーンズは2日、石崎剛投手、永野将司投手、宗接唯人捕手、高濱卓也内野手、松田進内野手の5選手に、来季契約を結ばない旨を通知したと発表した。今後について高濱は現役引退。石崎、永野、宗接の3人は現役続行を希望。松田は未定だという。 高濱は2007年、高校生ドラフト1巡目で横浜高から阪神タイガースに入団。2011年のオープン戦期間中に前年に小林宏之が国内FA権の行使を経てロッテから阪神へ移籍したことに伴う人的補償措置により、一軍に帯同していたにもかかわらず、ロッテへ移籍する。当時は阪神ファンから批判が殺到した。2019年のオフに全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行った関係で育成契約に。今年の5月31日に支配下登録された矢先の戦力外となったが、肉体的に限界が来ていたようだ。 高濱は「ここまでマリーンズには期待をしていただき、育成としてもお世話になり再び支配下に戻してもらって期待もかけてもらいましたが、その期待に応えることが出来なかった事を非常に残念に思います。8月にヘルニアが再発してしまったこともあり、今年は厳しい日々となりました。それでもまた一軍の舞台に立ちたいという気持ちで頑張っていましたが今回、このように引退という形を取って区切りを打とうと思いました。自分の中で一番印象に残っていることは今年、甲子園でのエキシビションマッチでホームランを打てたことです。甲子園は僕の始まりの場所なので、そこで最後ホームランを打てて良かったかなと今では思います。ファンの方にはいつまでも期待をかけてもらい、いつまでも応援してもらいながら、その期待に応えられなかったってことが本当に残念で仕方がありません。野球は引退しますが、ここからの第二の人生では、もっと頑張って行けたらと思います。怪我との闘いばかりで、成績は残していないんですが、野球はやり切りましたとファンの皆様には伝えたいです。マリーンズに来て11年。本当に熱い応援ありがとうございました」とファンに最後のメッセージを寄せている。(どら増田 / 写真・村岡範子)
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スポーツ 2021年11月04日 11時05分
DeNA、日本一戦士たちの入閣でチーム崩壊の危機? 来季低迷で危惧される三浦監督への逆風とは
“1998年メンバーの集結”へ。しかし、プラス材料ばかりではないようだ。 横浜DeNAベイスターズがコーチスタッフを改造する。前巨人コーチの石井琢朗氏が一軍打撃担当、メジャー5球団を渡り歩いた斎藤隆氏が投手コーチとして招聘されるという。また、球団OBで首位打者2回の実績を持つ鈴木尚典氏も入閣する。優勝、日本一に輝いた“98年のV戦士たち”が最下位に沈んだチームの再建に乗り出す。 >>巨人・中田が原因説浮上? 石井コーチの三軍送りに憶測の声、異例の配置転換が「原監督と揉めたのか」と勘繰られるワケは<< 「石井コーチは、指導者として4球団目。広島、ヤクルト、巨人。今季はその3球団に大きく負け越しており、相手のチーム事情も知っているので、作戦参謀としても期待できます」(スポーツ紙記者) 打撃指導は折り紙付き。石井コーチたちの帰還にファンも大歓迎だが、不安材料もないわけではない。 三浦大輔監督は47歳だ。打撃、投手の両部門を統括する新加入のコーチは“ビミョ~に年上”なのだ。 今季のコーチスタッフにも年上はいた。しかし、青山道雄ヘッドコーチは61歳であり、三浦監督からすれば、オヤジとまではいかないものの、甘えることもできるひと回り年上の先輩となる。それに対し、鈴木氏は2歳年上、石井、斎藤の両氏は4つ上。現役時代の関係で言えば、三浦監督は彼らに敬語を使っていたはずだ。 三浦監督はやりにくいと思っているのではないだろうか。その疑問をベイスターズOBにぶつけてみた。 「三浦監督は2016年に引退しました。同年は二軍調整や、一軍に昇格しても好投できず、苦しんでいました。その時の投手コーチは木塚敦志・現コーチと、篠原貴行氏(現スカウト)でした。自身よりも年下が投手コーチという状況に三浦監督も配慮していましたし、木塚、篠原両コーチも気を遣っていました」 立場は異なるが、先輩後輩、年齢が逆転する役職下での気苦労は経験済みというわけだ。「三浦監督なら巧くまとめられる」とも語っていたが、選手起用などで意見が異なった場合、どんな選択を行うのだろうか。最終決定権は監督にある。監督の選択が成功した場合はともかく、裏目に出た場合は絶対に気まずい雰囲気になる。 「DeNAが球団を買収してからは『OBを大切に』と方針転換しています。フリーエージェント権を行使して他球団に移籍した選手も含め、指導者として帰還してもらおうとしています」(球界関係者) 近年、DeNAの選手たちはFA権を行使するか否かで迷うと、三浦監督に相談していた。トレード移籍した選手も必ず挨拶をしており、「番長・三浦のチーム」という雰囲気で、年上の先輩選手たちもそれを認めていた。 「来季も下位に低迷するようなことになったら、ヤバイですよ。今季は監督一年生なので誰も口にしませんでしたが、来季も連敗するようなことになれば、采配批判は避けられません」(前出・同) 三浦監督は調子の上がらない選手も起用するなど、ガマンの采配が続いた。育成と自前戦力のレベルアップで、年上の先輩コーチたちがサポートしてくれたら、最高なのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月02日 11時10分
中日・立浪新監督、他球団から度々オファーも? 待望の就任、悩みの種は“取捨選択”か
中日の新監督・立浪和義氏が地元愛知県のTV番組で“モテモテ”だ。ドラゴンズ一筋、スター監督の誕生を地元ファンも歓迎しているのだろう。「妥協しない」「センターラインの強化」「野球の8割はピッチャー」と就任会見でチームビジョンも語ったが、そのキーマンとなる選手は絞り切れていない。 >>中日・柳の試合後コメントに「根に持ってるのか」の声 同僚のミスをベンチ裏でも揶揄? 別の思惑もあったか<< 立浪竜は良くも悪くも“試行錯誤”の連続となりそうだ。 「ダヤン・ビシエドとライデル・マルティネスの残留が決定的となりました。4番と守護神の残留は朗報ですが、オフの懸案事項はそれだけではありません」(地元メディア) リリーフで活躍した又吉克樹、祖父江大輔、田島慎二の3投手の残留が確定していないのだ。3投手はフリーエージェントの権利を行使するという(11月2日時点)。立浪監督は地元TV局の番組に出演した際、自ら慰留に乗り出すことも伝えていた。しかし、「又吉の説得? フロントに任せた方が良いと思うけど…」と“遠回し”に、他球団流出を示唆する声も聞かれた。 慰留に失敗したとなれば、新体制に傷をつけることにもなりかねない。 今季66試合に登板し、1点台の防御率を収めたセットアッパーの喪失は痛い。立浪監督は「競り勝つ野球をめざす」とも語っていたので、救援投手陣が勝敗のカギとなる。 立浪監督は現役を引退してから12年が経つ。複数のプロ野球解説者が話していたので間違いないと思われるが、他球団からのコーチ入閣の打診を何度も受けていたそうだ。 「解説者時代の立浪監督は、母校・PL学園出身のプロ野球関係者、現役時代にともに戦った中日OBにも相談していました」(球界関係者) 「中日の監督になりたい」の気持ちを捨てられず、待ち続けたわけだ。「解説者の期間が長く、でも、人脈は広がったと思います。立浪体制を応援しているプロ野球OBも多く、すでに色々な進言も受けています」(前出・同) そのいくつかの進言の中で、立浪監督が興味を示したのは、将来の大砲候補・石川昂弥を「セカンドでテストしてみたら?」のコンバート案。ガッチリとした大柄な体型から二塁手のイメージは湧かないが、就任会見ではセンターラインの強化策も掲げていた。打線強化を兼ねて、長打力のある石川をテストしてくるかもしれない。 「ドラフト1位のアドゥ・ブライト・健太をセンターでいきなり使ってくるかも。立浪監督はドラフト前、中日外野陣の高齢化も指摘していました。『石川を外野で』の助言もあれば、『根尾は我慢して使え』のお願いもあったそうです」(前出・地元メディア) ベテランとなった堂上直倫にも再起のチャンスを与えたいという。立浪監督、落合(英二)ヘッドは堂上の父で、球団寮の寮長だった照氏と交流がある。 こうした情報を聞いていると、立浪監督の頭の中には選手起用のアイディアが色々とありそうだが、全部を採用するわけにはいかない。「捨てること」も必要となってくる。性格が温厚なだけに、その見切りをつける時に苦労しそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月02日 10時30分
阪神で活躍、ロッテ鳥谷敬が引退表明!「ユニホームを脱ぐことを決断しました」
千葉ロッテマリーンズは10月31日、鳥谷敬内野手が今シーズン限りで現役を引退することを決めたと発表した。同日、球団に本人より引退の申し入れがあったという。球団によると「引退会見は日程が決まり次第、お知らせします」とのこと。 >>ロッテ・井口監督が引き抜き画策? ソフトB敏腕コーチの退団報道に憶測の声、過去にも同ケースの獲得歴アリ<< 鳥谷は早大から2003年に自由枠で阪神に入団。2000本安打を達成するなど、キャプテンとしてチームを引っ張る存在だったが、阪神を自由契約になっていた昨年のシーズン前に、ロッテへ移籍。「マリーンズでチームに貢献する姿をお見せすることが一つの恩返しだと思ってます。自分のプレーをする姿をお世話になった方々にお見せしたい。裏方、スタッフの皆さまなど多くの支えがあって、阪神タイガースの鳥谷敬が作り上げられた。そういう人たちの刺激になるようなプレーをグラウンドでお見せしたい」と語っていたが、今シーズンの前には「球団とお話をさせていただき、戦力として考えていただいているとのお話をいただきましたので、来年も現役を続行することを決めました。18年目のシーズンとなりますが宜しくお願いします」とコメント。「まずマリーンズがパ・リーグで勝って、セ・リーグの勝者と戦う事が出来るチャンスを掴む。その相手が、阪神タイガースという想い出の沢山詰まったチームであればこんなに最高な話はないと思います」と話していた。 鳥谷は「阪神で16年、ロッテで2年。色々な人と出会い、色々な人に支えていただき、ここまで現役をすることが出来ました。今は感謝の気持ちで一杯です。今シーズン、チームが調子のいい時も悪い時もあった中で、力になることが出来ず、ユニホームを脱ぐことを決断しました。チームがまだ日本一をめざしている時期に個人的な事を発表させていただき申し訳ありませんが、ご報告をさせていただきます。この18年間は苦しい時もありましたし、いい時もありました。その時間すべては周りの人の支えがあってのものです。皆様の支えと応援のおかげで試合に出続けることが出来て、プロ野球選手 鳥谷敬の形を作れたのだと思います。感謝しかありません。18年間ありがとうございました」と感謝の意を述べている。 チームはクライマックスシリーズへの進出を2位で決めており、“名手”鳥谷がどんな形で現役生活を終えるのか注目だ。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年11月01日 18時35分
DeNA"永遠ハマのプーさん”に横浜歓喜、宮崎敏郎の大型契約に感じたDeNAの「横浜一心」への本気度
今シーズン途中の6月にFA権を取得した宮崎敏郎が、シーズンを終えたばかりの10月29日に会見を開き、ベイスターズ残留を発表。今オフ最大の懸念が早々に解決した。 九州・佐賀県出身で、ソフトバンクの松田宣浩と自主トレするのが恒例行事。昨年はセ・リーグの右打者では最高の打率.301をマークしながらも、昨年の契約更改は単年契約にとどまっていた。さらに金額面でも前年の1億6000万円(推定)から「同じくらいです」と微増程度が予想されていた。 DeNAの「マネーゲームはしない」との方針もあり、2016年のオフに山口俊が、昨年は梶谷隆幸と井納翔一が相次いでジャイアンツに移籍。TBS時代から内川聖一、村田修一らの主力がベイスターズを去っていくことを経験しているファンは、希少な強打の右打者・宮崎が権利を行使すれば好条件での争奪戦が予想されていただけに、半ば移籍も覚悟していた節さえあった。 >>DeNA・武藤「感謝してもしきれない」 引退会見でファンへの思いを吐露、思い出に強く残る試合も語る<< しかし球団も権利を取得した6月には残留に向けた交渉をスタート。宮崎も「あったりなかったり」と正直に迷いもあったと明かしたが「心が決まったのはホーム最終戦の後。最後にグラウンドを1周したとき」にファンの気持ちを再確認。28日には「このチームで、横浜DeNAベイスターズで優勝したいです」と球団に伝え、6年の大型契約で“永遠ハマのプーさん”が確定した。 2017年は打率.323で首位打者とゴールデングラブを獲得。3割超えは今年で2年連続4回目で、2ケタホームランは6年連続をマーク。サードの守備も安定しており、昨年の左打ちの外野手の梶谷、先発の井納と比べると“代えのきかない”存在だけに、球団も引き留めに最大限の誠意を見せた。 ファンも「横浜DeNAベイスターズが好きですし、熱狂的な熱いファンの皆さまの前でプレーできるのはすごいうれしい。やっぱりファンの皆さまと一緒に、勝って喜びを分かち合いたいのが一番です」とストレートな言葉に悶絶。三浦大輔現監督もFA行使をするか迷っていた際、ファン感謝デーでファンの三浦コールに感化されて残留を決めた経緯と重なり、SNSではその男気に感激する声であふれた。 横浜を愛する監督と選手がいてくれてこそ、ファンもいっそう応援に力が入るもの。三浦監督の掲げる“横浜一心”のスローガンが、より輝いてきた。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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既に2度当てられた選手も! 恐れられていた事態が現実に? プロ野球練習試合で死球禍が勃発したワケ
2020年06月06日 07時00分
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スポーツ
元中日・岩瀬氏「誰も助けてくれない」 抑え転向で感じた重圧を告白 落合監督の異例の方針にも苦労していた?
2020年06月05日 18時45分
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スポーツ
広島・佐々岡監督、打つ手の全てが裏目に? 「勝負事なので勝ったほうがいい」投打の不振に思わず本音を吐露
2020年06月05日 11時55分
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スポーツ
ロッテ田村龍弘が腰痛で離脱!福田秀平に一発、チームは快勝!
2020年06月05日 11時00分
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スポーツ
DeNA・倉本のファールボールが同僚に直撃! 「申し訳ないけど笑った」無観客試合ならではの珍事に反響
2020年06月04日 18時30分
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芸能ニュース
安藤優子「他球団は検査の必然性ははい?」暗に批判で物議 「なんでホークス無視するの」批判の声も
2020年06月04日 18時05分
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スポーツ
ガッツマンが燃えてきた! DeNA・桑原、練習試合で連日の躍動
2020年06月04日 17時30分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分