プロ野球
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スポーツ 2021年10月28日 19時30分
日本ハム・小笠原ヘッド、追い出された?「新庄が来るからでは」退団発表に憶測の声、現役時代の関係性が尾を引いたか
2020年から日本ハム一軍ヘッド兼打撃コーチを務めている小笠原道大ヘッド。28日、球団が今季限りでの退団を発表した。 >>日本ハム、新庄監督内定で清宮と心中覚悟か 稲葉GMも苦悩は必至? 二軍で目立った致命的課題とは<< 球団公式サイトはこの日、「本日10月28日(木)、小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチが契約満了に伴いレギュラーシーズン終了をもって退団することが決まりましたので、お知らせいたします」と小笠原ヘッドの退団を発表。ただ、退団に至った理由や本人のコメントは掲載されていない。 小笠原ヘッドは現役時代に日本ハム(1997-2006)、巨人(2007-2013)、中日(2014-2015)でプレーし「1992試合・.310・378本・1169打点・2120安打」といった通算成績を残した後、中日二軍監督(2016-2019)を経て2019年オフに打撃強化を期待され日本ハム入り。ただ、日本ハムは2019年のチーム打率が「.251」だったが、小笠原ヘッド就任初年度の2020年は「.249」とわずかに低下。2年目の今季はまだ2試合を残すものの「.231」と前年からの大幅下落は確実な状況となっている。 小笠原ヘッドの退団を受け、ネット上には「結果が出てない以上チームを去るのは当然だな」、「ヘッド来てから打撃力は上がるどころか下がってるからなあ…」、「現役時代の実績は物凄いから期待してたんだが、それを指導する能力は十分じゃなかったのかな」と、成績不振を踏まえて納得する声が寄せられている。 一方、「成績はもちろん、新庄が来るから退団することにもなったのでは」、「性格が真逆の新庄が来るから、変に関係がこじれる前に球団から追い出されたってことか?」、「小笠原と新庄は現役の時不仲とも言われてたし、フロントはチームの雰囲気が乱れることを嫌ったのかもしれん」と、球団OBの新庄剛志氏の名を絡めたコメントも複数挙がった。 「日本ハムは次期監督に新庄氏が内定しており近日中に正式発表すると伝えられていますが、その新庄氏と小笠原ヘッドは2004~2006年にかけ日本ハムで共にプレーした間柄。ただ、新庄氏は言動が派手でパフォーマンス好き、小笠原ヘッドは寡黙でストイックと正反対のタイプであることから、当時はしばしばファンやメディアの間で不仲説が浮上。後年の報道によると球場では雑談程度の話をすることはあったものの、プライベートでの付き合いはほとんどなかったそうです。こうした背景もあってか、小笠原ヘッドは成績不振に加え、新庄氏が次期監督に就任することも影響して退団に至ったのではと勘繰る声も散見されます」(野球ライター) 今季は一部週刊誌から中田翔(現巨人)と折り合いが悪かったとも伝えられている小笠原コーチ。そのこともあってか、一部からは「元々チーム内で孤立していた面もあるのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://www.fighters.co.jp/
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スポーツ 2021年10月28日 18時30分
今シーズンも敵将が宙を舞った! 過去に9回の横浜スタジアムは胴上げの聖地なのか?
26日に行われたスワローズとの最終戦。ベイスターズが勝てばスワローズの優勝は持ち越しになるが、スワローズ勝利で2位のタイガースが敗れると、目の前で歓喜の瞬間をホームグラウンドで見せつけられるというシチュエーション。胴上げ阻止に向け復帰後抜群の安定感を誇るエース・今永昇太をマウンドに送り込んだが、まさかの乱調で3回5失点KO。打線もスワローズの小刻みな必勝リレーの前に1点しか奪えず完敗した。 この時点ではマジック対象チームのタイガースはまだ試合中のため、スワローズの優勝はまだ確定しておらず、横浜スタジアムでは甲子園の試合を流す異例の状況。興味のないベイスターズファンは帰路についてもおかしくなかったが、この日はホーム最終戦。試合後にイベントを楽しみにしていたファンは、席を立つに立てなくなってしまった。結果はタイガースの敗戦でスワローズ優勝が決定し、両チームのファンが見守る中、高津臣吾監督がマウンド付近で5回宙を舞った。 横浜スタジアムでのセ・リーグ優勝は、1978年の開設以来今回で9回目。ブレイクダウンしていくと、田尾安志氏の5打席連続敬遠で物議を醸した1982年のドラゴンズに始まり、エース・北別府学氏を含む4本柱とルーキー・小早川毅彦氏らが活躍した84年カープ、日本シリーズで3連敗から大逆転日本一を果たした89年ジャイアンツ、マシンガン打線&大魔神で圧倒した98年ベイスターズ、若松勉監督の「ファンのみなさま、おめでとうございます」発言が飛び出した2001年スワローズ、落合博満監督最終年となった11年ドラゴンズ、菅野智之&阿部慎之助が無双した14年ジャイアンツ、3度目の原辰徳政権でいきなり結果を出した19年ジャイアンツ、そして今年のスワローズとなっている。例外ながら東京オリンピックでもソフトボールと野球が金メダルを獲得しており、合わせて今年3度目の胴上げ球場でもある。 屋外球場のため雨天中止分の試合が10月に組み込まれることを加味しても、最近はかなりの頻度で優勝が決定している横浜スタジアム。しかもベイスターズの優勝は一度だけで、ほぼ引き立て役となっている。人がいいと言われるベイスターズファンも、敵チームファンに「おめでとう」と言い続けるのももう限界だろう。来年こそ番長監督が歓喜の輪の中心にいることをファンは祈っている。取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月28日 15時30分
ロッテ・井口監督が引き抜き画策? ソフトB敏腕コーチの退団報道に憶測の声、過去にも同ケースの獲得歴アリ
1997年のプロ入りからダイエー・ソフトバンク一筋(1997-/2009からコーチ転身)のキャリアを送っている倉野信次二軍投手統括コーチが、今季限りで退団する見込みと28日、複数メディアが報じた。 >>ソフトB、ベテラン捕手の戦力外に「悪手としか思えない」の声 2年連続Bクラスもあり得る? 外部補強の可能性指摘も<< 報道によると、倉野コーチは時期は不明だが球団側に辞意を申し入れ、27日までに球団もこれを了承したとのこと。ただ、辞意の理由や今後の去就などについて詳細は伝えられていない。 倉野コーチはプロ入りから2007年の引退までに「164登板・19勝9敗2ホールド1セーブ・防御率4.59」といった通算成績を残した後、球団のチーム運営部を経て2009年から二軍投手コーチ補佐(2009-2010)、三軍投手コーチ(2011-2014)、二軍投手チーフコーチ(2015)、一軍投手統括コーチ(2016-2019)、二軍投手統括コーチ(2020-)を歴任。体幹・ウエートトレーニングなどで選手の体作りを徹底し球速アップにつなげるという指導法には定評があり、エース・千賀滉大を筆頭にこれまで数々の投手を一軍に定着させている。 倉野コーチの退団報道を受け、ネット上には「これまで20年以上ホークス一筋の倉野コーチが退団とはビックリ」、「長年育成を担ってきた敏腕コーチの引き留め失敗は痛すぎる」、「本人の意思なら仕方ないことだけど…来期以降の投手育成がガタガタになりそうで不安」と驚きや落胆の声が寄せられている。 一方、「これ絶対ロッテからオファー来たから辞めただろ」、「倉野コーチの退団は大学時代から繋がりがある井口に呼ばれたからとしか思えない」、「井口監督は前にもホークスから清水さん持っていったから今回も怪しいな」と、ロッテ・井口資仁監督の名を絡めたコメントも複数挙がった。 「井口監督は倉野コーチと青山学院大学(1993-1996)時代の同期で、ダイエー(1997-2004)でも共に戦った間柄。表向きには倉野コーチの招へいに動いているというようなことは特に伝えられていないのですが、一部ファンの間では井口監督が大学時代からのつながりを生かして水面下で入閣を打診し、倉野コーチもこれを受諾するためにソフトバンク側に辞意を伝えたのではと勘繰る声が少なからず挙がっています。なお、井口監督はロッテ監督に就任した2017年オフ、大学同期のソフトバンク・清水将海一軍バッテリーコーチを自身の強い意向で引き抜いた過去があるため、倉野コーチのロッテ入り説も現実になる可能性はゼロではないかもしれません」(野球ライター) 井口監督は敗戦でリーグ優勝を逃した27日・楽天戦の後、「我々の反省としては、先発陣の整備をこれからしていかなくてはいけない」と投手力の底上げを来季の課題として挙げたことが伝えられている。倉野コーチは課題解決にはうってつけの人材ではあるが、今後招へいが現実のものとなるのかは注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月28日 11時15分
日本ハム、新庄監督内定で清宮と心中覚悟か 稲葉GMも苦悩は必至? 二軍で目立った致命的課題とは
侍ジャパン前監督の稲葉篤紀氏が北海道日本ハムファイターズのゼネラルマネージャー(以下=GM)に就任した。10月27日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、 「(今までの)経験とチームの強化方針での“スカウティングと育成”。これらを融合させて、強いファイターズを作っていきたい」と語っていたが、「下位からの逆襲」は本当に果たせるのだろうか。 >>新庄剛志氏、次期監督就任を日本ハム上層部が熱望? 本命・稲葉氏から突然路線変更した思惑とは<< 「同日、オリックスのリーグ優勝も決まりました。セ、パともに前年最下位のチームの優勝です」(スポーツ紙記者) 2022年の日本ハムは“異例の体制”となる。前GMでチーム統括本部長職を兼務していた吉村浩氏は、本部長の専任となる。 ちょっと待てよ…。GMとは、外部補強を含めたチームの戦力編成の責任者だ。GM職を設けていないNPB球団は編成部長、統括部長などの役職名でその職責にあたっている。肩書から察する限り、稲葉、吉村両氏の“二頭体制”となる。 「新球場移転のこともあり、吉村氏が多忙だったのは本当です。その負担軽減、それから、若い稲葉氏にはいろいろと勉強してもらいたいということでしょう」(球界関係者) 新体制が混乱を招くことはなさそうだが、肝心の「戦力の再編」に関しては未知数な部分も多い。「最下位脱出のキーマンは、清宮幸太郎と吉田輝星です。吉田は2ケタ勝利の計算をしています」(前出・同) 「期待」ではなく、「計算している」という。 吉田に関しては、今季後半、実は一軍昇格も検討されていた。2018年夏の甲子園大会を沸かせた直球が蘇っており、それでも、昇格が見送られた理由だが、チーム関係者の言葉を借りれば、「あえて温存した」とのことだ。 「ファーム戦では、本人も自信を持って投げています。昇格の時期を見誤って失敗させたくなかったんです」 心配なのは、清宮の方だ。ファームで本塁打王のタイトル(西武・渡部健人も同本数でタイトル)を獲得したのは既報通り。しかし、打率は1割9分9厘。三振数もイースタンリーグの単独トップ(113個)だ。一般論として、「ホームランバッターに三振はつきもの」とも言われるが、清宮の場合は違う。 2ストライク以降、清宮は「三振したくない」の一心から、ボールを当てにいく。だから、力のないスイングとなる。豪快な空振りとは違うので、三振しても相手投手に脅威を残すことができないのだ。 「清宮と心中するくらいの覚悟で、来季はスタメン起用していく、と。新監督に課せられるのは吉田をエースに、そして、清宮を4番バッターとして育てていくことです」(チーム関係者) 稲葉氏は「選手とコミュニケーションを取りながら」と、自分なりのGM像も語っていた。 新監督は新庄剛志氏で内定したという。心配材料を挙げるとすれば、新庄氏は日本のプロ野球情報に疎い。引退後は海外で生活していたため、ファーム戦は見ていないだろう。稲葉氏は現場にも足を運ぶつもりらしいが、背広組がグラウンドに下りていくのは宜しくない。グラウンドが“二頭体制”とならないよう、そのさじ加減が再建のポイントとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年10月28日 10時10分
オリックス優勝にイチロー氏、宮内オーナーがコメント「当然次は日本一、期待しています」
パ・リーグは27日、優勝マジック「3」が点灯していた2位の千葉ロッテが東北楽天に1-2で敗れたため、隠れマジック「1」だった首位のオリックスが25年ぶりのリーグ優勝を果たした。本拠地の大阪・京セラドーム大阪では、中嶋聡監督が胴上げされて宙に舞った。グラウンドでは祝勝会も行われ、宮内義彦オーナーも元気な姿を見せた。 オリックスのOBであるイチロー氏は「オリックス・バファローズの皆様、リーグ優勝おめでとうございます。95年の阪神淡路大震災を経験し、『がんばろう KOBE』のもと、ファンの皆さんと気持ちをひとつに闘い優勝したことは、今も私の心に刻まれています。あれから長い年月を経て、当時オリックスの先輩だった中嶋選手が監督として、そして当時まだ生まれていなかった選手たちも一緒に、25年ぶりにチームをリーグ優勝に導いたことは大変感慨深いです。今日の優勝は、あの忘れられない日々を共にしたファンの方々にとっても、当時を知らないファンの方々にとっても、熱い気持ちを呼び起こしてくれたのではないでしょうか。当然次は日本一、期待しています。シアトルマリナーズイチロー」(原文のまま)とお祝いのコメントを寄せた。 悲願の優勝となった宮内オーナーは「コロナ禍の中、オリックス・バファローズに温かい声援をお送りくださったファンの皆さまに、心より厚くお礼申し上げます。2年連続最下位の悔しさを胸に刻んだチームは、挑戦者として最後まで諦めずに立派に戦い抜いてくれました。そして、ついに勝ち取った25年ぶりのパシフィック・リーグ優勝の喜びを、ファンの皆さまと共有できることを何よりうれしく思います。このチームは発展途上、まだまだ強くなるチームです。このあとに待つCS、日本シリーズでもさらに成長した戦いを見せてくれるものと確信しております。もちろん、めざすは日本一です。引き続き温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます」とファンに向けてコメントを出している。 オリックスは来月10日から『クライマックスシリーズ ファイナルステージ』で、ファーストステージ(ロッテ対楽天)の勝者チームと対戦し、4勝すれば日本シリーズで、セ・リーグのクライマックスシリーズ優勝チームと対戦する。なお、クライマックスシリーズでは、オリックスにアドバンテージで1勝が与えられており、オリックスは3勝すれば日本シリーズへの進出が決まる。これも実現すれば25年ぶりだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年10月27日 18時30分
DeNA・三浦監督の言動に「理解できない」批判の声 優勝直後のヤクルト祝福が物議、“過剰反応”だと反論も
26日に行われたDeNA対ヤクルトの一戦。「1-5」でDeNAが敗れた試合後、DeNA・三浦大輔監督の振る舞いがネット上で物議を醸している。 >>DeNA・桑原、怒りを物にぶつけファン呆れ「応援する気が失せる」 好調に水を差す死球に感情を抑えられず?<< DeNAにとって本拠地・横浜スタジアムでの今季最終戦となった26日の一戦は首位ヤクルトが勝利して優勝マジックを「1」とし、試合終了後に2位阪神が敗れたためヤクルトのリーグ優勝が決定。そのため、球場ではまずヤクルトの胴上げが行われ、その後にDeNAの本拠地最終戦セレモニーが行われた。 最終戦セレモニーでは監督がチームを代表してスピーチを行い、シーズンの総括やポストシーズン、来季への意気込みなどを述べるのが一般的。ただ、この日スピーチに臨んだ三浦監督は冒頭で「まずはヤクルトスワローズファンの皆様、優勝おめでとうございます」と優勝したヤクルトのファンを祝福すると、三塁側のヤクルトベンチに向かって一礼。その後スタンドのDeNAファンに今季の低迷を謝罪した上で総括や来季への意気込みを述べた。 三浦監督の振る舞いを受け、ネット上には「スピーチの1番最初にヤクルト側を祝ってくれるとは完全に予想外」、「敵チームに祝辞を述べるのは気遣いが凄いな」、「そもそも胴上げを優先してくれてるのに、さらに監督自らお祝いしてくれるなんて泣ける」と驚きや称賛の声が寄せられている。 一方、「今季はヤクルトにカモにされてリーグ優勝まで許してるのに優しすぎないか?」、「ドベが決まった直後に敵を祝える神経が理解できない」、「胴上げは見せられるわ、三浦監督は呑気に祝うわで散々な最終戦だ」と否定的なコメントも複数挙がった。 「26日の試合ではヤクルトの6年ぶりリーグ優勝と同時に、DeNAの6年ぶり最下位が決定。今季のDeNAは同戦を含めて『6勝17敗2分』とヤクルトに2ケタ以上の白星を与えており、このことが両軍の明暗を分ける結果にもなりました。こうした背景もあってか、最終戦セレモニーで真っ先にヤクルト側を祝福した三浦監督の姿勢に不満を抱いたファンは少なからずいるようです。ただ、こうしたファンの反応に対しては『お互いに全力を尽くした相手を労うのは別におかしなことではない』、『目の前の相手を素直に称えることの何がいけないのか』といった疑問の声も挙がっています」(野球ライター) 今季は開幕直後から最下位に沈み、優勝はおろかAクラス争いにもほとんど絡めなかったDeNA。目の前で胴上げを許した屈辱をどのようにバネにしていくのか、来季以降の三浦監督の采配にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月27日 15時30分
阪神・糸原の痛恨ミスに「V逸の戦犯」猛批判 「糸原のせいじゃない」他選手の不甲斐なさから反論も
26日に行われた阪神対中日の一戦。「0-4」で阪神が敗れたこの試合で、阪神のプロ5年目・28歳の糸原健斗が見せたプレーがネット上で物議を醸している。 >>阪神・梅野、今オフ他球団へFA移籍?「僕は多分出ると思う」金村氏が冷遇の影響を大胆予想、争奪戦は濃厚か<< 問題となっているのは、両チーム無得点で迎えた2回表に飛び出た糸原のプレー。この回阪神は先発・青柳晃洋が1死一、二塁とピンチを招いたところで、打席の木下拓哉を併殺性の三ゴロに打ち取る。ところが、打球を捕球した三塁手・大山悠輔から送球を受け二塁をアウトとした二塁手・糸原は、直後に一塁手・マルテへの送球をワンバウンドにしてしまう。これをマルテが後逸する間に二走・渡辺勝が本塁に生還した。 糸原のエラーで1点を先制された阪神は散発4安打と機能しないまま、その後のイニングでさらに3点を奪われ完封負け。同日のヤクルト対DeNAで首位ヤクルトが勝利し優勝マジックを「1」としていたため、阪神は敗北の瞬間に今季を2位で終えることが確定した。 16年ぶりVへ負けられない試合で決勝のエラーを犯した糸原に対し、ネット上には「今日はとにかく糸原のエラーに尽きる、あれがあったから負けた」、「大事な試合で何してくれてんだ、普通に投げたら余裕でアウトのタイミングだったのに」、「結局この1点が決勝点…V逸の戦犯になってしまったな」と批判の声が寄せられている。 一方、「確かに痛いミスはあったが、その後はバットで取り返そうと気を吐いてただろ」、「エラーを叩いてる人が多いけど、自分は打席での頑張りを考えるとそういう気にはなれない」、「負けたのは糸原のせいじゃない、ほとんど誰も打てなかった他野手陣のせい」と批判に対する苦言も複数挙がった。 「守備では結果的に決勝点を招く痛恨エラーを犯した糸原ですが、打撃では1回裏の第1打席から3打席連続でヒットを放ち猛打賞を記録。一方、糸原以外の野手陣は2回裏の第1打席でヒットを打った大山を除く全員がノーヒットと沈黙しました。打線が機能していれば糸原のエラーが勝敗を分ける結果は回避できていた可能性も高いだけに、26日の試合の敗戦は体たらくな他野手陣の方が責任大と考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 「77勝56敗10分・勝率.579」の2位でレギュラーシーズンを終えた阪神は、11月6日から始まるクライマックスシリーズで3位巨人と対戦することが決定。試合後のスピーチで「この悔しさを持って戦っていきます」とポストシーズンへの決意を述べた矢野燿大監督以下選手・首脳陣は、V逸の悔しさをバネに下克上での日本シリーズ進出を果たすことができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月27日 11時30分
楽天が牧田和久ら8選手に戦力外通告!牧田「チャンスがあれば現役続行したい」
株式会社楽天野球団は26日、牧田和久投手、引地秀一郎投手、福森耀真投手、菅原秀投手、佐藤智輝投手、足立祐一捕手、下妻貴寛捕手、下水流昂外野手と2022シーズンの選手契約を行わない旨を伝えたと発表した。引地と福森、佐藤に関しては育成契約を打診しているという。 退団する5選手のコメントは次の通り。 牧田「今年は一軍での登板が少なく、その中で結果を出せていませんでした。二軍で良くてもなかなか呼ばれない状況だったので、連絡を受けて『そうだよな』と思いました。でも、身体、気持ちともにまだまだできると思っていますので、チャンスがあれば現役続行したいと思っています。イーグルスでは2年と短い間でしたが、本当に野球がやりやすい環境で、良い仲間、スタッフ、ファンに出会えて良かったです。本当にありがとうございました」 菅原「今後はまだ考えていません。5年間で一番印象に残っているのは2019年の先発の塩見さんの代わりに緊急登板した試合です。少し前から塩見さんに言われていたので心の準備はしていたのですが、すごく緊張したのを覚えています。でも、足にボールが当たったおかげで緊張がなくなり、先発初勝利を挙げることができました。1年目以降、ほとんど貢献できなかったのですが、その中でも応援していただいたのは感謝しかありません。本当にありがとうございました」 足立「6年間、期待してもらいながら、なかなか期待に応えられなかったのに、ここまでやらせていただき本当に感謝しています。一番印象深いのは2019年のCSを懸けた千葉ロッテとの直接対決で勝った試合です。その後、CSに行けたのですが、則本と組んで2-0で勝ったあの試合は今でもよく覚えています。期待に応えられない中でも変わらず応援をしていただいたイーグルスファンの皆さんには感謝しています。6年間、本当にありがとうございました」 下妻「今後はまだ未定です。いろいろな人に支えられてやって来れた9年間でした。印象に残っているのは、昨年、一軍で初ホームランを打って試合ですね。それと、岸さんにはお世話になったというか、バッテリーを組ませていただいたことで一軍で頑張れるポジションを与えていただきました。東北出身の人間として東北のチームでプレーできたのは嬉しかったですし、東北人の誇りを胸に頑張って来ることができました。9年間、二軍生活の方が長かったですけど、良い時も、悪い時も、熱い応援をしていただき本当にありがとうございました」 下水流「チームの力になれず申し訳ありませんでした。それでも温かい声援をいただき、感謝しています。今後はまだ未定ですが、また新たな目標に向かって日々精進していきます。本当に応援ありがとうございました」 牧田は、社会人の日本通運から2010年ドラフト2位で西武に入団。アンダースローの即戦力として2011年は55試合に登板し、新人王を獲得。2012年には先発として13勝を記録。2018年からはメジャーに挑戦し、メジャー通算27試合0勝1敗。昨年から国内復帰し、東北楽天に入団した。また、WBCに日本代表で2大会出場している。今季は開幕一軍で迎えたが、17試合の登板にとどまっており、9月5日に登録抹消されて以降、ファームでの調整が続いていた。今後、牧田を獲得する球団が現れるのか注目される。(どら増田)
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スポーツ 2021年10月27日 11時20分
6年ぶりVのヤクルト、高津監督の個性的な打順編成に勝因アリ 解説者も脱帽した助っ人起用の“エッセンス”とは
東京ヤクルトスワローズが6年ぶり8度目のリーグ優勝を果たした(10月26日)。先に試合を終え、「2位阪神が敗れたら」という状況が続き、球場待機していたせいもあるが、胴上げシーンは独特だった。 ゆっくりとグラウンド中央に集まり、高津臣吾監督ら首脳陣も後から歩いて出てきた。体をぶつけ合うようにして喜ぶのではなく、“適度な距離”を保ちながら、ちょっと遠慮ぎみに胴上げが始まった。 コロナ禍、オリンピック・ブレイク…。今季が特異なシーズンであったことを再認識させられた“大団円”となった。 「高津監督に謝らなければ。シーズンが始まる前の順位予想で、解説者のほとんどがヤクルトを最下位にしていました」 複数のプロ野球解説者がそんなことを口にしていた。 >>ヤクルト・村上、審判の三振判定に刃向かった?「こんなにゴネるなんて」打席内の態度に驚きの声、スランプの影響指摘も<< 順位予想を覆した“高津采配”について聞いてみると、4番・村上宗隆の成長を挙げる声が返ってきた。 「打順編成が巧い。簡単なことなんだけど、気が付きそうで気付けなかったエッセンスがあって」 そのエッセンスとは、サンタナとオスナの並べ方だ。 5番・サンタナ、7番・オスナ。優勝が決まった26日の打順である。 そもそも、高津監督の悩みは「5番バッター」だった。4番・村上の後を打つ選手がしっかりしてくれなければ、村上が四球で歩かせられてしまう。サンタナ、オスナの獲得はそれを解消するためでもあったが、興味深いのは、その両外国人選手の打順の間に“別選手”を挟んできたことだ。 「数える程度ですが、両外国人選手を並べた試合もありました。主に捕手の中村悠平が両外国人選手の間に入っていました。中村は打撃では期待されていなかった『守備の人』。でも、捕手を務めているだけあって、野球をよく知っています」(プロ野球関係者) 両外国人選手を並べたら、「攻撃のサイン」が出しづらくなる。 どういう意味かと言えば、外国人選手は打撃力を買われて来日してきたのであって、彼らにもそのプライドがある。その常に打つ気満々の選手に「右方向への進塁打」「エンドラン」のサインは出せない。 そんなチームバッティングができる“小技の日本人選手”を挟んで、外国人選手が自由に打てる打順が出来上がったのだ。 「高津監督はノートを持ち歩いています。現役時代に書き留めたノートの写しだと聞いていますが」 チーム関係者の証言だ。 「野村ノート」の写しだろう。故・野村克也氏が指揮官だったころ、ヤクルトナインをミーティング漬けにしたのは有名な話。名将の教えを見直していたというよりも、自身の采配の是非をそのノートを見ながら、自問自答していたそうだ。 昨季、そして、今季前半は勝利につながらない試合も多かった。それでもチームを大きく動かすことはしなかった。恩師の教えに救われた部分も大きいが、そこから、高津監督は「ブレない」という自分流を構築してみせた。「野村ノート」にプラスアルファを加えた、それが勝因である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年10月26日 19時30分
阪神・梅野、今オフ他球団へFA移籍?「僕は多分出ると思う」金村氏が冷遇の影響を大胆予想、争奪戦は濃厚か
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、25日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ8年目・30歳の梅野隆太郎についての発言がネット上で物議を醸している。 >>阪神・西、物議を醸した早期降板は独断だった?「ビックリした」金村氏が怠惰な思惑を指摘、首脳陣を激怒させたのではと憶測も<< 今回の番組で金村氏は、阪神にとっては今季最終戦となる26日・中日戦の展望についてトーク。直近の試合となった24日・広島戦で見られた好材料や、26日の試合で先発予定の青柳晃洋への期待などを語った。 その中で、金村氏はここ最近の試合で梅野のスタメン外が続いていることに言及。梅野は24日終了時点で130試合に出場しているチームの正捕手だが、12日・巨人戦から24日の試合まで10試合連続でスタメン落ち。さらに、この間は途中出場も20日・ヤクルト戦のみとなっている。 梅野のスタメン外が続いている理由について、金村氏は「今坂本が頑張ってるからねえ」と発言。阪神は2番手捕手・坂本誠志郎がスタメンマスクを被った直近10試合で「6勝1敗3分」とほとんど負けていないため、このことが首脳陣の起用法に影響しているのではないかと指摘した。 ただ、金村氏は26日の中日戦については「前半戦で勝負がつけば出してあげなきゃいけない」とコメント。シーズンの大部分で扇の要を務めてきた梅野の心情を踏まえ、首脳陣は途中出場といった形でも26日の試合には起用するべきではないかと主張した。 また、金村氏は「もしそこで坂本に最後までマスク被らすようなことになれば、僕は梅野はもう多分来年出ると思う。捕手欲しがってる球団って結構あると思うからね」とも指摘。もし梅野に出番を与えなければ、今季取得した国内FA権を行使され他球団に出て行かれる展開にもなりかねないと推測した。 金村氏の発言を受け、ネット上には「坂本を使いはじめてチームは好調なんだから、それが続く限り坂本が優先起用されるのは当然だろ」、「終盤ちょっとベンチ温めただけでFA移籍を予想するのは考えが安易ではないか」、「シーズン通して干されてるわけではないから、不満を感じて移籍することは考えづらい」といった否定的な声が寄せられている。 一方、「シーズンの大半頑張ってきた梅野を最後だけ干してたら怒って出ていかれてもおかしくないぞ」、「ここからレギュラーに返り咲ける保証も無いし、『それなら正捕手不在のチームに移籍するか』って考えに至っても不思議ではない」、「梅野はちゃんと実績のある捕手だから、FAしたら争奪戦になって引き留めは厳しくなりそう」と、金村氏の推測通りに梅野がFA流出する可能性は否定できないと不安を募らせるコメントも複数挙がった。 「梅野は最近こそ出場機会を減らしていますが、プロ入りした2014年から昨季までに『656試合・.237・37本・211打点』といった通算成績を残し、昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している捕手。また、今季は『.225・3本・33打点』と打撃3部門の数字は寂しいものの、得点圏打率は『.321』と勝負強さが光りました。こうした攻守の実績を考えると仮にFA権を行使すれば、複数球団が正捕手を任せられる人材として獲得に名乗りを上げる展開は十分考えられるでしょう。梅野が現状をどう思っているのかは分かりませんが、もし出場機会の減少に不満を抱いているとすれば、正捕手としての出場が見込めそうな球団に移籍する決断を下す可能性は決してゼロではないといえそうです」(野球ライター) 26日の試合前に発表されたスタメンには名前がなかった梅野。この後の試合で出場機会があるのかに加え、今オフの動向にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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2020年06月01日 15時30分
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2020年06月01日 12時00分
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阪神、今回の人事で野球人生が変わる選手が? 締まりがない藤浪に代わって台頭、苦労人の“無名ルーキー”が一軍抜擢に王手か
2020年06月01日 11時50分
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ロッテ鳥谷敬、紅白戦スタメンに「マリンの打席に立つことが出来て良かった」
2020年06月01日 11時00分
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スポーツ
ヤクルト助っ人が阪神ルーキーに激高! セ・リーグ史上初の不名誉も、2度の大乱闘が勃発した伝説の乱打戦
2020年05月31日 17時30分
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スポーツ
西武・森、CS敗退後に猛バッシング? MVPに輝いたシーズンとの明暗、屈辱をバネに26年ぶりの快挙を果たせるか
2020年05月31日 11時30分
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スポーツ
長嶋・新庄以上の異端児? 相手捕手を殴り寺に籠った“ケンカ八郎”、引退後はまさかの職業にも転身
2020年05月30日 17時30分
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スポーツ
阪神・藤浪だけじゃない! もっと重い罰則が課されたケースも、遅刻で身を滅ぼしたプロ野球選手たち
2020年05月30日 11時00分
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スポーツ
巨人・田口、ライバルへの闘志を宮本コーチに激白 「200勝したい」先発へのこだわりに「宮本の前でよく言った」反響相次ぐ
2020年05月29日 20時35分
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スポーツ
ソフトB・和田、引退を考えていた? 「もう投げられない、絶対に治らない」原因不明の左肩痛への苦悩を明かす
2020年05月29日 17時00分
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スポーツ
阪神、8月の甲子園使用を“辞退”へ 高校野球界に配慮の英断か、藤浪ら若手選手への影響のためか
2020年05月29日 11時40分
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スポーツ
元阪神・濱中氏、金本前監督の「俺は認めない」に奮起? 自身唯一の“規定3割”を後押しした言葉を明かす
2020年05月28日 19時30分
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スポーツ
DeNA・桑原「守備はチームを助ける」 球際にも強い守備力を武器に狙うセンターの座
2020年05月28日 17時30分
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スポーツ
元中日・井端氏、広島・野村が“天敵”だった? 対戦時打率は1割以下、現役時代の苦戦ぶりを明かす
2020年05月28日 17時00分
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スポーツ
巨人、“2年目の新人”戸郷がシーズンを左右? 広島の即戦力ルーキーと明暗分かれるか
2020年05月28日 11時35分
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スポーツ
ハンデ・戦力外を乗り越えての偉業! 打撃タイトル“19冠”の大打者、張本勲氏が打ち立てた史上唯一の3000本安打
2020年05月28日 06時30分
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スポーツ
元巨人・上原氏、マシソンに前もって引退を伝えた? 意外な共通点も告白し、「最強の中継ぎ助っ人」と称賛
2020年05月27日 19時30分
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スポーツ
ロッテ鳥谷敬「日本シリーズの相手が阪神なら最高」1853件の質問から54問に回答!
2020年05月27日 18時05分
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スポーツ
元中日・川上氏、高橋由伸氏を「接したらいかん」と無視? 星野監督も“話すな”と指示、ルーキー時代の敵対心を明かす
2020年05月27日 17時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分