プロ野球
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スポーツ 2020年11月10日 11時30分
パ・リーグのタイトルが確定!最下位オリから山本由伸&吉田正尚が受賞!
プロ野球パ・リーグは9日、レギュラーシーズンの全日程が終了し、個人タイトルが確定した。 投手部門は、福岡ソフトバンクの千賀滉大が最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の「投手3冠」の偉業を達成。最多勝はソフトバンクの石川柊太と東北楽天の涌井秀章、最多奪三振はオリックスの山本由伸と分け合っている。石川は勝率1位も獲得。涌井は埼玉西武、千葉ロッテに続き3球団で4回目の最多勝だ。また、最優秀中継ぎはソフトバンクのモイネロが初受賞。最多セーブは埼玉西武の増田達至が初受賞している。 打撃部門では、オリックスの吉田正尚が初の首位打者を獲得。最多本塁打は楽天の浅村栄斗が初受賞。最多打点は北海道日本ハムの中田翔が4年ぶり3回目の獲得。最高出塁率は日本ハムの近藤健介が2年連続で受賞。最多安打はソフトバンクの柳田悠岐、最多盗塁はソフトバンクの周東佑京が育成出身では初受賞となった。 オリックスは最下位ながらタイトルホルダーを2人輩出。山本由伸は「このタイトルを獲得できたことはとても光栄ですし、本当にうれしく思っています。今シーズンは不調の時期もありましたが、しっかりと自分を見つめ直して、1つ1つ積み重ねてきたことが、今年の成績につながってくれたんだと思います。今年はチームが最下位という悔しい成績に終わってしまったので、来年はチームの勝ちにつながるピッチングを1試合1試合積み重ねていきたいです。そして、その先に個人のタイトルも獲れるように、また1つ1つレベルアップしていきたいと思います」と喜びのコメントを寄せる。 吉田正尚も「昨年はこの部門で2位という結果だったので、リスペクトする選手達と高いレベルで争った初めてのタイトルを素直に嬉しく思います。今年も大きなケガなく120試合出られたこともよかったと思いますし、いいコンディショニングで試合に臨めるように、ケアをしてくれたトレーナーさん、自分の体調にも気を使っていただいた首脳陣のみなさんには感謝の言葉しかありません。チームとしては残念な結果になってしまいましたので、来年はさらなる高みをめざして、より一層チームの勝利に貢献するバッティングができるように頑張ります」と更なる高みを口にした。 日本ハムの中田翔は「出塁してくれたり、犠牲になってくれたりするチームの仲間がいるから僕が打点を挙げられている。ファンのみなさんの応援も後押しになっていますし、みんなに感謝したいです。チームの成績自体はとても満足のいくものではありません。僕自身、もっともっと打つことができていればという悔しさもあります。打点のタイトルを獲得できたこと、ホームランのタイトル争いをできたことは自分にとって自信になりますが、これに満足することなく、来シーズンに向けてさらにレベルアップしていきたいです」と仲間に感謝。 近藤健介も「2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得できたことは素直にうれしいです。周囲のいろいろな方のサポートがあってこそなので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。出塁は自分に求められている役割だと思うし、素晴らしいバッターが多くいるパ・リーグでトップに立てたことは誇りに思います。ただ、リーグ優勝できなかった悔しさは非常に強いです。もっともっとチームに貢献しなければならないですし、今シーズンの数字に慢心することなく、チームの優勝のため、来シーズンはさらに上のレベルをめざして頑張っていきたいです」と笑顔。 楽天の涌井秀章は「楽天イーグルスでも最多勝を獲れたこと、1年間ローテーションを守れたことは素直に嬉しいですし、改めて自信になりました。今年はストレートが戻ってきましたし、投げ方もある程度いい状態を維持できたことが、開幕8連勝につながったと思います。チームとしては4位という悔しいシーズンでしたので、来年も1年通してローテーションを守り、チームの優勝に貢献できるように頑張ります。そして、またこのタイトルを獲りたいです」とベテランは5回目の受賞にも強い意欲を見せた。 浅村栄斗も「ホームランバッターが多いパ・リーグで、このタイトルを獲ることができて自分でもびっくりしています。ホームラン王はタイトルの中で一番縁がないタイトルだと思っていたので、自分のことを褒めてあげたいですね。今シーズンは優勝できなかったので、来年も全試合出場を目標に、とにかく得点圏でしっかり打点を挙げて、チームの勝利に貢献したいです。その中で価値のあるホームランを打てるように頑張ります」と語り、ホームランの質にもこだわっていきたい思いを明らかにした。 パ・リーグでは、14日から首位ソフトバンクと、2位ロッテがクライマックスシリーズを4戦3勝先取制で行う。既にソフトバンクにアドバンテージ1勝がついており、ソフトバンクは2勝すれば優勝、ロッテは3勝すれば優勝し、優勝チームが日本シリーズで巨人と対戦する。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月09日 20時30分
巨人・堀内元監督、横川に「上では勝てない」 初先発左腕の課題を指摘、ブレークの鍵はカーブとフォーク?
元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫氏が9日、自身の公式ブログに投稿。巨人のプロ2年目・20歳の横川凱の課題を指摘した。 >>巨人・畠、低迷の原因は精神面にアリ?「崩れる流れがいつも同じ」堀内元監督の指摘に賛否の声<< 横川は前日8日に行われ巨人が「3-5」で敗れた対ヤクルト戦で、「5回1失点・被安打3・四球1・1奪三振」と好投。プロ初勝利はならなかったが、プロ初先発で安定した投球を見せた。 今回のブログで同戦の横川について取り上げた堀内氏は、横川を「いいピッチャーだ。プロ初登板にしては物怖じしないところもいい」、「フォアボールで自滅するピッチャーでもなさそうだ」と評価。 しかし、その一方で「100点満点とするとコントロール60点球の力・スピード60点 フォーム70点」、「全て平均点よりは上だが突出したものがまだない。これは、っていうボールもまだない。スピードももうちょっとほしい」とコメント。それなりの能力は兼ね備えているが、突出した要素は見受けられなかったと指摘した。 「現状のままだったら1軍にいてコンスタントに勝てる、とは言えない」、「1つでも90点以上のものがないと上では勝てない」と、今のままでは一線級の投手にはなれないという堀内氏。「自分の特徴をつかんで焦らず、しっかりと育っていってほしい」と、自分にとって一番伸ばしやすい要素は何かをよく考えて試合・練習を積んでほしいと激励していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「昨日の投球は良かったといえば良かったけど、2ケタ勝てる投球なのかっていわれたらまだそうではないと思う」、「1つ突出すれば一軍でやれるというのは分かる、藤浪(晋太郎/阪神)も制球は50点ぐらいだけど球は100点だし」、「三振が取れてないことを考えると、決め球の確立が一番重要だと思う」、「スピードやフォームはまだ若いし日々の練習で培われるだろうから、ブレークできるかは変化球が鍵になりそう」といった反応が多数寄せられている。 「今シーズンの横川は同戦を含めた2戦で、ストレート、スライダー、カットボールが球種配分の約8割を占めています。現在はこの3球種を軸に投球を組み立てているということになりますが、空振り率を見るとストレートが『3.03%』、スライダーが『6.67%』、カットボールが『8.33%』でいずれも10%以下と、あまり打者の空振りを誘えてはいません。一方、残り2割を占めるカーブ(12.5%)、フォーク(25%)はどちらも空振り率10%超え。そのため、この2球種のどちらかを決め球として使えるレベルにし、現在軸としている3球種はカウント稼ぎとして用いるスタイルを身に付ければ一軍で戦える投手になれる可能性も十分あるのではないでしょうか」(野球ライター) 8日から宮崎で行われているフェニックスリーグに参加するため、9日に登録を抹消された横川。今後カーブ、フォークの質をどこまで上げられるかが、来シーズン以降の成績を左右するのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年11月09日 19時30分
日本ハム・清宮、不振の原因は“迷い”? OB岩本氏が打席での“異常”を指摘「手先でボールをこねていた」
元日本ハムで野球解説者の岩本勉氏が、8日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。日本ハムのプロ3年目・21歳の清宮幸太郎に苦言を呈した。 今回の動画で岩本氏は、今シーズンの日本ハムはなぜリーグ5位に沈んだのかをテーマにトーク。その中で、「.190・7本・22打点・43安打」と打率が2割にも届かなかった清宮の名を挙げ打撃面で苦言を呈した。 >>日本ハム・清宮、追加点直後の“真顔パフォ”で異様な光景?「単なるジョークには見えない」清水の“ガン無視”に不仲説も浮上<< 岩本氏は清宮について「頑張ってるのは分かってる」と前置きした上で、「もっと泥臭くいっていいんじゃないか(と思う)。(周囲からは)きれいな放物線のホームランを期待されているが、それを求め過ぎてはいないか」とコメント。きれいな形でホームランを打つことにとらわれ過ぎて、逆に打撃の調子が狂っていったように感じたと苦言を呈した。 岩本氏は続けて、「どういう状況でも自分のスイングができるもの(心構え)を備えていなかった、これが僕の感想」、「どんな状況でも彼のスイングがあれば、詰まろうが芯に当たろうが彼らしい打球は飛んだと思う。でも、自分というものを確立していないから手先でボールをこねていた。初球から腰が引けて、手先でコンって(当てただけの)内野ゴロがものすごく多かった」と発言。理想の形をブレずに追い求めるならまだ良かったが、結果が出ないことで目先のヒットを狙おうとし、その結果さらに打撃不振に陥っていったと指摘した。 長らく結果が出ない中でも栗山英樹監督からは二軍に落とされることなく、一貫して一軍で起用され続けた清宮。岩本氏は「(栗山監督に)よく辛抱してもらって、期待に応えられる選手になったなと(周囲に思わせないといけない)」と、不振の中でも栗山監督が一軍起用を続けた意味を考えて今後取り組まなければならないと語っていた。 岩本氏はこの他にも開幕直後のチームから感じられた不安な点や、OBとして球場を訪れた際に疑問に思ったチーム内の雰囲気などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「きれいに打つことに固執し過ぎて、相手投手に手玉に取られてた印象が強い」、「確かにフルスイングしたかと思ったら、次の球は手首返して当てるだけみたいな打席は多かった」、「少しの不振で打撃がブレるあたり、まだ一軍レベルの実力はついていないように見えるな」、「栗山監督が一軍起用を続けたことが、逆に清宮から危機感を奪ってしまったようにも思える」といった反応が多数寄せられている。 8日から宮崎で行われているフェニックスリーグに参加するため、前日の7日に今季初の登録抹消となった清宮。一足先に来シーズンへ向け歩み出した形となったが、今オフに名誉挽回への手応えをつかむことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg
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スポーツ 2020年11月09日 17時35分
DeNA、2年目の伊藤が終盤戦で反撃の狼煙! ライバル入団で勝負の3年目へ
出場はわずか5試合。ルーキーイヤーに21試合出場、打率.288、ホームラン4本、OPS.929と上々の数字を残し、2年目の飛躍が期待された2018年ドラフト2位・伊藤裕季也は辛酸を舐めた。 オープン戦、練習試合とチャンスをもらいながらもセールスポイントの打撃で結果が出せず、守備面でも精彩を欠くと、開幕一軍入りを逃す。9月に入ってようやく一軍に昇格したが、2試合の5打席で申告敬遠を含む2フォアボールを選ぶもノーヒットで、6日間で再びファームに戻された。ファームではトップの70試合、265打席の出場機会を与えられるも、打率.248、7ホームラン、28打点と期待度から考えれば物足りない数字だった。 しかし終盤戦になって再び一軍に呼ばれると、昨年同様に体調不安を抱える宮崎敏郎に代わって11月3日にスタメン出場。ドラゴンズの福谷浩司からライトに今シーズン初ヒットを放つと、次打席はスライダーを引っ張って三遊間を抜き、次は左の福敬登からレフトフェンス直撃のスリーベースで初打点も記録した。 4日はノーヒットに終わるも、5日は現日本球界ナンバーワン左腕・大野雄大から追っつけてセンター前ヒットを放つなどの活躍を見せた。打席ではポイントを手前にして粘ることが多く、2戦目の最終打席で三振に倒れた際も、やりたいことは伝わった。守備でもダッシュして打球をさばくなど明らかに動きは良く、成長を感じさせた。2試合を残し、宮崎でのフェニックスリーグ参加のために抹消となったが、来シーズンに向けて期待を持たせる名古屋での3連戦だった。 今年のドラフトでは中央大の牧秀悟を獲得。大学日本代表の4番を務めたほどの実力者で、大学ではキャプテン、右のスラッガータイプ、守備位置もセカンドと完全に伊藤裕と被る。三原一晃球団代表も「即戦力として期待している」と明言するほど期待のライバルが入団してくる。昨年末とは全く違う立場となった伊藤。与えられるポジションはない3年目の来季、実力でその座をつかみ取る以外に道はない。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月09日 17時00分
巨人・田中に「積み上げてきた結果がパー」の声 日本シリーズ登板は絶望的に? 11戦無失点後の大炎上が物議
8日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。試合は「5-3」でヤクルトが勝利したが、同戦に登板した巨人のプロ5年目・26歳の田中豊樹の投球がネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 >>巨人、“敵将”ラミレス監督の入閣計画が?「育成に舵を取る」上層部の言葉は改革の前触れか<< 「3-1」と巨人2点リードの8回表。田中はこの回から4番手として登板するも、先頭から四球、死球、ヒットと一瞬で無死満塁のピンチを招く。さらに、ここで迎えた山崎晃大朗に逆転の満塁ホームランを浴び、1死も取れないままここで降板となった。 同戦は先発のプロ2年目・20歳の横川凱が5回1失点でプロ初勝利の権利を持っていたが、田中が逆転満塁弾を被弾したことにより消滅。また、チームもその後得点を奪えず、そのまま「3-5」で敗れる結果となった。 逆転負けを招いた田中の投球を受け、ネット上には「何しに来たんだって言われてもしょうがないほど酷い投球だった」、「1死も取れずに4点奪われて降板は何も擁護できない」、「コントロールが致命的に定まってなかった、山崎に打たれた球もど真ん中のスライダーだったし」、「初勝利潰された横川がただただ可哀想過ぎる」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「それまで無失点続けていい感じだったのにもったいないなあ」、「せっかく積み上げてきた結果がパーになった、日シリで使われる可能性も低くなっただろう」といったコメントも複数見受けられた。 「今回大炎上で敗戦を招いた田中ですが、試合前までは11試合連続無失点と好調。チームは現在中継ぎエースの中川皓太が左わき腹痛により二軍調整中で、中川に次ぐ存在の大竹寛も腰の張りで約1カ月離脱し今月4日に一軍に復帰したばかりという状況なので、日本シリーズでの積極起用も有力視されていました。ただ、無失点を続けた11試合中1試合しかなかった3点差以内リードでの登板が投球を狂わせたのか、それとも既に優勝が決まった状況で気の緩みがあったのか、今回まさかの背信投球で試合を台なしに。そのため、原辰徳監督はシリーズでの田中の起用を見送るのではと推測しているファンもいるようです」(野球ライター) 同戦の炎上で防御率が「3.58」から「4.88」と1点以上悪化した田中。試合後、原監督は田中について特にコメントはしていないが、この日の炎上劇はどのように映ったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月09日 11時30分
オリックス、中嶋監督代行「いろんな戦力が出てきた」終盤若手の台頭を評価
オリックスは7日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ戦で、2020年シーズン全120試合を終了。借金「23」の最下位で終わってしまったが、最後の5試合は高卒ルーキーのドラフト1位、宮城大弥がプロ初勝利、ドラフト2位、紅林弘太郎が今シーズン初昇格を果たすと、初安打と初打点を記録するなど来シーズンに向けて期待が持てる試合内容となった。<オリックス戦績 11月3日〜7日>対東北楽天大阪・京セラドーム大阪11月3日○オリックス(山崎福)6-3(則本昂)東北楽天●11月4日○オリックス(竹安)8-7(涌井)東北楽天●11月5日●オリックス(田嶋)2-4(辛島)東北楽天○対北海道日本ハム大阪・京セラドーム大阪11月6日○オリックス(宮城)4-3(河野)北海道日本ハム●対千葉ロッテ千葉・ZOZOマリンスタジアム11月7日●オリックス(榊原)3-4(二木)千葉ロッテ○(カッコ)内は先発投手。 120試合45勝68敗7分、順位は2年連続最下位でシーズン終了。 西村徳文監督の退任により、シーズン途中に二軍監督から監督代行に就任した中嶋聡監督代行は「自チームの戦力の把握はできていたと思いますが、他球団全チームの能力、戦い方全てを見ていたわけではなかったので、そこに関しての難しさは感じました」と大量の借金を抱えた状態でチームを任されただけに、かなり苦労した様子。ただ、「(吉田)正尚、若月(健矢)以外は二軍で一緒だった」というのが、中嶋監督代行の強味だったのは言うまでもない。二軍監督時代にマンツーマンで見てきた選手たちを一軍の舞台で積極的に起用したのは、間違いなく来シーズンに繋がるはずだ。 防御率のタイトルは惜しくも逃したが、山本由伸は最多奪三振のタイトルを、吉田正尚は首位打者のタイトルが当確している。田嶋大樹の規定投球回数到達もチームにとっては大きな収穫と言っていいだろう。大半の選手は千葉での試合から一夜明けて、大阪ではなく宮崎に向かった。今年は毎年高知で行われてきた秋季キャンプが中止となり、今月末まではみやざきフェニックスリーグに参加する選手と、大阪・舞洲の練習施設で秋季練習する選手の二班に分かれる。 先に宮崎入りをしている選手たちは「来年は俺たちが」という気持ちを持って、目の色を変えながら、千葉から合流した一軍組を待ち構えていたはずだ。新しい体制は近日中に発表される見込み。「いろんな戦力が出てきた。経験することでチームの能力が上がったと思う。この悔しい思いも収穫にしたい。来年、必ずみんなやってくれるはずです」。来年は新しい指揮官のもと、優勝争いが出来るチーム作りをしてもらいたい。 (どら増田)
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スポーツ 2020年11月09日 11時25分
中日、大野のFA流出阻止に成功?「大野が出て行くのなら…」意味深なドラフトは手応えの表れか
中日・大野雄大投手に、新たな移籍話が浮上してきた。 >>中日・大野の歴史的快投に「誰よりもすげ~」川上氏らOBから称賛相次ぐ、立浪氏は好投の要因を分析<< アメリカの野球専門メディア、それもメジャリーグ各球団のオフの移籍、補強情報に力を入れている「MLBトレードルーモアズ」が、ポスティングシステムによる大野のメジャー移籍の可能性を報じた(11月6日/現地時間)。 「かつて、中日に在籍したチェン・ウェイン投手が日本球界の千葉ロッテに途中加入し、好投しました。チームのCS進出に貢献したことを伝えるため、日本球界のことを調べていたら、大野投手のことを掴んだと聞いています」(米国人ライター) 米国メディアの日本球界に関する取材ルートだが、米30球団の担当スカウトによる視察内容を聞き出すことがメインとされている。現時点で米スカウトの関心は「巨人・菅野智之投手」だが、ポスティングシステムによる米球界挑戦が囁かれている日本人選手はほかにもいる。 前述のスポーツサイトは米スカウトの口から大野の名前を聞き、その周辺を調べたのだろう。 <中日ドラゴンズの大野雄大投手が米球界からも注目を浴びている。条件はドラゴンズが来オフにポスティングを容認すること。ある情報筋は21年のメジャー移籍について、まだ「可能性は低い」と語った。しかし…> 来季挑戦の可能性は低いとしていたが、この一報と前後して、国内でも「大野のチーム残留説」が強くなってきた。 「ドラフト会議ですよ。中日は支配下で6人を指名しましたが、うち即戦力と思われる投手は2位の森博人(日本体育大)だけ。大野が出て行くのなら、即戦力投手をもっと補強しなければなりませんし、少なくとも左投手を…」(名古屋在住記者) 大野は京都府出身、少年時代は阪神ファンだったという。学生時代を知る当時のスカウトによれば、「ドラフト候補に挙げられていたころ、彼のケータイストラップは阪神グッズだった」とのこと。阪神以外のチームも高く評価しており、FA権を行使すれば大争奪戦になるのは必至。ドラフトで即戦力投手を一人しか獲得しなかったことで、「チームは残留の手応えを感じている」と予想されるようになったのだが、こんな声も聞かれた。 「中日は来年、球団創設85周年のメモリアルですよ。当然、優勝を狙うはず。外国人選手の補強、オフの大型トレードも仕掛けてくるはず。大野が活躍し、優勝、日本一となるのが最高なんですが」(プロ野球解説者) 大野が移籍するとすれば、その条件に「優勝を狙うチームの雰囲気」を求めるという。メモリアルで優勝を狙う気運を感じているとすれば、大野は残留するはずだ。 先の米スポーツサイトは「しかし…」の後にこう記している。<中日は03年に大塚晶文投手のポスティングを認め、11年にはチェン・ウェインのメジャー志望を汲み、自由契約にした> そう言えば、元阪神・福留孝介が中日を出た経緯もメジャー挑戦だった。 米球界行きには寛大な中日が、大野と新たな約束を交わしたのだろうか。21年優勝、同年オフに米球界――。大野の去就問題に米球界が絡んできたようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月08日 11時00分
とばっちりで肩脱臼、バットをわざとぶつけられたことも! 引退のロッテ・細川が味わった衝撃の珍ハプニング
これまで西武(2002-2010)、ソフトバンク(2011-2016)、楽天(2017-2018)、ロッテ(2019-)でプレーし、昨シーズンまでに「1427試合・.203・84本・367打点・680安打」といった数字を残した40歳捕手・細川亨。5日、その細川がロッテから戦力外となったことを受け現役を引退することが報じられた。 >>ロッテ・チェンに「さすがに可哀想」同情の声 NPB復帰後続く無援護のワケは?投球時の傾向も原因か<< 堅実な守備と一発のある打撃を武器に活躍し、通算でリーグ優勝を6回、日本一を5回経験した細川。報道によると今後は未定とのことだが、将来的には豊富な経験を生かした指導者転身も期待されている。 引退報道を受け、ネット上にも惜別の声が多数寄せられている細川。その一方で「とにかくハプニングが多かった印象が強い」、「ベニーに首投げされたり早川にバット投げられたり色々あったよな」といったコメントも複数寄せられるなど、過去に見舞われた数々のハプニングを思い返すファンも多い。 とばっちりで予期せぬ怪我を負う羽目になったのは、西武時代の2008年9月24日西武対ロッテ戦。西武投手陣は4回裏に里崎智也、ズレータ、ベニーの3名に死球を与えたが、3つ目の死球を食らったベニーが激昂。細川はマウンドに向かおうとするベニーを制止したが、振り向いたベニーにつかまれ、そのまま首投げのような形で地面に投げ倒されてしまった。 両軍入り乱れての乱闘に発展したベニーの暴力行為により、細川は左肩を脱臼し次戦以降の3試合を欠場。一方のベニーには「制裁金5万円+厳重注意」という処分が科せられたが、試合後にベニーが細川に謝罪したことで当人同士は和解している。 細川は翌2009年4月9日に行われた同カードでも、相手打者から“攻撃”を受けるハプニングに見舞われている。2回裏1死一塁、西武バッテリーは盗塁を警戒し初球をウエストしたが、この際に打席の早川大輔が細川に向かってバットを投げつけるまさかの行動に出る。二塁送球の直前に早川のバットが直撃した細川は、左手のグラブを外し悶絶した。 幸いにも故障にはつながらなかったが、一歩間違えば大怪我を負う可能性もあった細川。なお、守備妨害でアウトとなった早川は試合後に細川に謝罪したことが伝えられたが、その一方で「バットを投げること自体は悪くないでしょ」と反省の色が感じられないようなコメントを残し、当時のファンからは批判や苦言が噴出した。 相手打者からバットを投げられるというまさかの災難にあった細川だが、ソフトバンク移籍後の2012年にはロッテ・ホワイトセルから1シーズンで3度もバットを当てられる珍事に見舞われている。細川は同年4月13日ロッテ戦の初回、ホワイトセルが振ったバットが右肩に直撃し途中交代。大きな怪我には至らず2日後の15日ロッテ戦からスタメンに復帰した。しかし、細川はその後8月25日のロッテ戦で6回裏に左手首にバットが当たると、9月7日の同カードでも6回表にホワイトセルのバットがキャッチャーマスクを直撃。なお、ホワイトセルはもともとスイング時のフォロースルーが大きいことで知られていたため、当時は細川のポジショニングにも問題があったのではとの見方もされていた。 数々のハプニングに巻き込まれながらも、19年間のプロ人生を全うした細川。記録はもちろん、記憶にも残る捕手だったことは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月07日 11時00分
「マズい!もう一杯!」で有名なあの人も! 西武・相内だけじゃない、異色のセカンドキャリアに進んだプロ野球選手
2012年のドラフトで2位指名を受け翌2013年から西武でプレーしたものの、3日に球団から戦力外通告を受けたプロ8年目・26歳の相内誠。その相内が格闘家に転身する意向であることを複数メディアが報じ話題となっている。 相内はコロナ禍により球団が外出禁止としていた今年4月12日に同僚・佐藤龍世とゴルフのため外出し、道中で佐藤が運転する車が法定速度を89キロ超過する時速149キロで走行していたという不祥事を起こした選手。これにより8月20日から無期限の対外試合出場禁止とユニホーム着用禁止の処分を科されていた中での戦力外となったが、報道によると今回の戦力外を機に現役を引退し、プロ入り前に取り組んでいたキックボクシングの経験を生かし格闘家の道に進む意向だという。 >>西武・相内に「チームにいる価値は無い」ファン激怒これが4回目の不祥事か、自粛中の違反行為に批判殺到<< ネット上にも「プロ野球選手から格闘家って意外すぎる」、「身体能力はあるだろうし意外と合ってるのかも」といった驚きの声が多数寄せられている相内の格闘家転向。過去の球界を振り返ると元巨人・馬場正平(プロレスラー/後のジャイアント馬場)、元ロッテ・立川隆史(キックボクサー)、元横浜・古木克明(総合格闘家)など相内と同様に格闘技の道に進んだ選手はいるが、他にも異色の道を選んだ元球界人がいる。 1956年から1958年にかけ東映(現日本ハム)でプレーした八名信夫は、腰の故障を理由に戦力外・引退となった後に親会社である東映の映画俳優に転身。八名曰く、球団から「君とは来年野球では契約しないから映画の方に行きなさい」と言われ最初は東映本社で事務仕事をやると思っていたところ、契約書を書いた後に「君は俳優になるんだ」と言われ心底驚いたという。 最初は食うにも困り車や時計を売りながら生活していたという八名だが、下積み時代を乗り越え悪役俳優としての地位を確立。また、1990年に出演した青汁のCMでの「あ~マズい!もう一杯!」というセリフでも一世を風靡した。なお、85歳を迎える現在は俳優の他に監督業やボランティア活動なども行っている。 NPBでは広島(1975-1976)、南海(1977)でプレーした助っ人のホプキンスは、1977年限りで現役を引退した後、医者に転身するため米・ラッシュ大学の医学部に入学。幼いころから医者になる夢を持っていたホプキンスはNPBでプレーした3年間も勉学を重ねていたといい、広島時代は合間をぬって広島大学で生物学の研究に勤しんでいたという。 その後1981年に整形外科医として開業し、60歳を迎えた2003年にはウエストバージニア州の大学で生物学の教授を務めたことも伝えられている77歳のホプキンス。2013年には「日本整形外科学会学術総会」に出席するため来日し、同年5月25日の広島対楽天戦で始球式のバッターを務めている。 1997年ドラフトで6位指名を受け阪神に入団した奥村武博は、一度も一軍登板がないまま2001年に戦力外通告を受けそのまま引退。その後は飲食業界で働いていたが、2004年ごろに会計士という仕事があることを知り、高校時代に簿記検定2級に合格した知識を生かせると考え公認会計士試験への挑戦を決意した。 その後奥村は予備校での勉強とアルバイトを両立させながら努力を続け、9回目の挑戦となった2013年の受験でついに合格。監査法人での2年間の実務を経て、2017年に公認会計士として正式に登録された。41歳を迎えた現在は公認会計士としての業務のかたわら、『一般社団法人アスリートデュアルキャリア推進機構』の代表理事として20名を超えるアスリートを支援していることが伝えられている。 現役引退後はアマチュア野球の指導者や一般の会社員に転向するケースが多い中、異色のセカンドキャリアに進み成功を収めた元プロ野球選手たち。今回の相内は果たしてどのような結果となるのか、引退後もしばらくは注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月06日 15時45分
阪神・ボーア、球団史に残る助っ人だった?「本当に切っていいのか」1年での放出に疑問の声相次ぐ
昨オフ、年俸2億6000万円(推定)の単年契約で阪神に入団したボーア。6日、そのボーアの今季限りでの退団が濃厚と複数メディアが報じた。 2019年12月に阪神に入団した来日1年目のボーアは、5日終了時点で「.243・17本・45打点・80安打」といった成績をマーク。だが、報道によると球団はこの数字を年俸に見合ったものでないと判断し、自由契約とすることを決断したという。 また、ボーアは左ふくらはぎ痛を完治させた2年目助っ人・マルテと入れ替わる形で10月22日に二軍落ちとなったが、一軍の全日程終了を待たずに今週末にも帰国する見通しとのこと。そのため、前述の成績が変動する可能性もほとんどない状況となっている。 >>阪神フロントに「来年もリーグ優勝は無理」激怒のファンも“守乱”を招いたコーチの留任、「エラー減ってる選手もいる」と擁護も<< ネット上には「2億以上もらってこの成績なんだからクビは妥当」、「走塁・守備ミス多かったし、そもそも一塁しか守れないからコストパフォーマンスは悪い」、「浮いたお金で大野(雄大/中日)とかのFA獲得を狙う方がよっぽど有意義」といった反応が多数寄せられている。 一方、「1年目としてはトップクラスにホームラン打った助っ人を本当に切っていいのか」、「もう1年は残しておいた方がいい、どうせロクな新助っ人見つけられないんだから」との疑問や反発も複数挙がった。 「阪神が2億6000万円(推定)の年俸で獲得したボーアですが、セ・リーグでは広島・鈴木誠也(2億8000万円/同)、中日・大島洋平(2億5000万円/同)といった選手が同クラスの年俸となっています。今季、鈴木が『.297・25本・74打点・126安打』、大島も『.315・1本・30打点・144安打』と結果を残していることを考えると、ボーアの成績は年俸と不釣り合いと捉えられても仕方ないところでしょう。ただ、本塁打数で見るとボーアの17本は、2000年以降に阪神に加入した助っ人(初来日選手のみ)の中ではマートン(2010)と並び歴代3位タイの数字でもあります。阪神は助っ人打者を1年ごとにとっかえひっかえするなど戦力発掘に苦戦している状況が長らく続いていますが、最近ではかなり当たりの部類に入るボーアを1年で見切ることに不安を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) マーリンズ(2014-2018)、フィリーズ(2018)、エンゼルス(2019)でプレーしたMLB時代に通算92本塁打をマークした実績を持っているボーア。その長距離砲のわずか1年での退団に、阪神ファンの間でも賛否が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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