プロ野球
-
スポーツ 2020年11月11日 21時30分
発表迫るゴールデングラブ賞、鳥谷・菊池級の“サプライズ”はあるか SNSは予想白熱、里崎氏らOBからのコメントも公開
1972年にダイヤモンドグラブ賞として創設され、三井広報委員会がスポンサーとなった1986年から現名称となった『三井ゴールデン・グラブ賞』。今シーズンの受賞選手の発表が、来月12月18日に迫っている。 同賞は毎年オフにプロ野球担当記者による投票のもと、リーグ別に7部門・9名(外野は3名)がそれぞれ受賞者として選出される守備のタイトル。受賞者には金色の皮革で作られたグローブとボールを台座に飾った記念のトロフィーが贈られる。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 同賞のスポンサーである同委員会は発表に先立ち、コロナ禍で野球を支えてくれている選手、ファン、スタッフなどへ感謝を込めて制作した特別動画を10月30日から同賞・同委員会の公式ユーチューブチャンネル上などで公開中。動画内では元巨人・桑田真澄氏、巨人・丸佳浩ら過去の受賞選手が残した名言が登場している。 また、同委員会は動画の公開を記念し、過去に受賞経験がある元日本ハム・西崎幸広氏、田中幸雄氏、元ロッテ・里崎智也氏らOB3名の特別コメントも同日に公開。西崎氏は「個人的にも思い入れのある賞」、里崎氏は「選手にとって最高の賞の一つ」、そして田中氏は「あのトロフィーを受け取ることを目標にしている選手は本当に多い」と、それぞれゴールデン・グラブ賞に対する自身の思いを語っている。 レギュラーシーズンの終了、受賞選手の発表日が近づくにつれ、SNS上ではファンによる予想合戦も白熱している。現在(11月11日午後8時現在)、セ・リーグでは投手(巨人・菅野智之or中日・大野雄大or広島・森下暢仁)、三塁(巨人・岡本和真or中日・高橋周平)、パリーグでは投手(ソフトバンク・千賀滉大orオリックス・山本由伸)、外野(日本ハム・大田泰示or日本ハム・西川遥輝orソフトバンク・柳田悠岐or楽天・島内宏明orオリックス・吉田正尚)といった部門でファンの予想が割れている状況だ。 「同賞は守備のタイトルであるため守備成績のいい選手が有力候補に挙げられやすいですが、中には候補に挙がっていなかった選手が受賞するケースもあります。近年でも2015年のセ・リーグ遊撃部門で本命の巨人・坂本勇人に守備率、補殺数、失策数で劣っていた阪神・鳥谷敬が受賞したケースや、2019年のセ・リーグ二塁部門でどちらかが受賞すると見られていたヤクルト・山田哲人、中日・阿部寿樹ではなく、守備率、失策数でリーグワーストの広島・菊池涼介が選出されたケースが話題となりました。単純な数字だけでは決まらないという点もまた、ファンの予想が盛り上がる一因となっているのではないでしょうか」(野球ライター) 田中氏のコメントにもあるように、プロ人生での目標に掲げている選手も多い三井ゴールデン・グラブ賞。今年の受賞者は果たしてどのような顔ぶれになるのだろうか。三井ゴールデン・グラブ賞https://mgg.mitsuipr.com/文 / 柴田雅人記事内の引用について『三井ゴールデン・グラブ賞/三井広報委員会』公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UChBBiq-Gkwp7yw4ovXf76Bg
-
スポーツ 2020年11月11日 20時30分
ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白 「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が10日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ロッテ・細川亨がゲスト出演。今から12年前に起こった“ベニー首投げ事件”の裏話を明かした。 西武(2002-2010)、ソフトバンク(2011-2016)、楽天(2017-2018)、ロッテ(2019-)で19年間にわたりプレーした細川は、今シーズン限りで現役を引退することを9日にロッテが発表。今回の動画では引退を決意した経緯や現役時代の思い出話などをテーマにトークしたが、その中で西武時代、死球をきっかけにロッテの助っ人・ベニーに投げられ左肩を脱臼した2008年9月4日西武対ロッテの裏話を語った。 同戦では4回に西武投手陣が里崎智也、ズレータ、ベニーの3名に立て続けに死球をぶつけたが、3人目のベニーがぶつけられた直後に激昂。捕手の細川はマウンドに向かおうとするベニーを制止しようとしたが、逆に首投げのような形でベニーに投げられ左肩を脱臼し、次戦以降の3試合の欠場を余儀なくされている。 >>とばっちりで肩脱臼、バットをわざとぶつけられたことも!引退のロッテ・細川が味わった衝撃の珍ハプニング<< このアクシデントについて、細川は「(直前まで2人に死球を与えたが)関係なく内角のシュートを要求して、ベニーの背中にモロに当たった」と発言。里崎、ズレータに死球を与えたことはお構いなしでマウンド上の許銘傑にインコースを厳しく要求した結果、すっぽ抜けたシュートがベニーの背中に思い切り当たってしまったという。 直前に死球をぶつけられたズレータがマウンド上をにらみつけるなど既に一触即発の雰囲気となっていたが、その険悪な空気をあまり深く捉えていなかったという細川。実際にぶつけてしまい、すぐに「ソーリー!ソーリー!」とベニーに謝罪したというが、激怒したベニーは全く聞く耳を持たないまま、自身につかみかかりそのまま投げ飛ばしてきたという。 細川が投げられた直後、両軍選手がその場に殺到しベニーと細川を引き離したが、細川曰く怒り狂ったベニーは「ものすごい力だった」とのこと。また、当時の同僚である中島宏之(現巨人)からも、後に「自分や渡辺(久信)監督とか3人ぐらいでベニーを引っ張っても全然動かなくて、5人ぐらいでやっと動いた」と制止に手を焼いたことを聞かされたと語っていた。 細川はこの他にも自身が引退すると聞き連絡してきた現役選手の言葉や、西武・松坂大輔の球を受けている時に起こったハプニングなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「2人目に当てた時点で異様な雰囲気だったのになおも内角攻めるのは度胸あるな」、「それまで仲間が2人ぶつけられてるから、ベニーとしても『これ以上舐められるわけにはいかない』って気持ちだったのかもしれないな」、「100キロくらい体重ある細川を軽々と投げ伏せたのは当時衝撃だったが、グラウンドに居た選手も同じ気持ちだったのか」、「5人分に匹敵する力ってヤバいな、脱臼だけで済んだのは逆に幸運だったのかもしれない」といった反応が多数寄せられている。 今回名前が登場したベニーは2004年から2009年にかけてロッテでプレーした助っ人で、細川とは在籍期間中に何度も対戦している選手。同戦での首投げにより「制裁金5万円+厳重注意」という処分が科せられたが、試合後にベニーが細川に謝罪し当人同士は和解している。ただ、現在も親交があるとは特に伝えられてはいない。 細川を代表するエピソードの一つとして、今もファンの語り草になっている“ベニー首投げ事件”。今回本人が明かした裏話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
-
スポーツ 2020年11月11日 17時30分
楽天がドラフト1位、早大の早川に指名挨拶「夢を与えられるよう鍛えなおす」
東北楽天は10日、東京・早稲田大学戸山キャンパスにて、ドラフト1位指名した同大学の早川隆久投手に指名挨拶をした。早川は東京ヤクルト、千葉ロッテ、埼玉西武との競合の末、当たりくじを引いた石井一久GMらとともに、早稲田スポーツミュージアムで会見に臨んだ。 「大学野球(東京六大学秋季リーグ、10季ぶり46回目の優勝)も一区切りついて身の周りの整理をしている状況ではありますが、やっと(プロ野球選手として)スタートラインに近づいているのかなと感じています。石井GMからは、「人生で一番緊張した」とおっしゃっていたドラフト会議の交渉権獲得くじを本日渡していただき、緊張しましたが、これからプロ野球の世界に飛び込むのだなという気持ちになりました。(交渉権獲得くじには)「輝き放て!」と書いてありました。その言葉のように輝ける選手になりたいと思います。(球団からの期待について)自分が入ってチームを強くすることは難しいと思いますが、チームの勝利に1つでも貢献できるような選手になることができればと思います。(プロ野球への意気込み)プロ野球に入ってからも野球をすることは当たり前で、自分は(プロ野球選手から)夢を与えてもらった立場だったので、今後はプロ野球選手として夢を与えられる選手になれるよう、鍛え直して頑張りたいと思います」と笑顔でコメント。落ち着いた雰囲気はプロ向きかもしれない。 早川の最大の武器は最速155キロのストレート。空振り率も高く、回転軸は地面と水平に近く、回転数が多いと言われている。このストレート一本でもプロで通用すると言われているが、カット、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、ツーシームと多彩な変化球も持っており、基本は縦に落ちるカットを中心に、左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップとフィニッシュボールを持っているのは大きな武器だろう。 特にチェンジアップは左打者にも投げられる上、120キロ台のカーブで緩急をつけることも可能とあって、万全の状態で春のキャンプを乗り越えれば即戦力として、他球団の脅威になる可能性は高い。(どら増田 / 写真は球団提供)
-
-
スポーツ 2020年11月11日 17時00分
ヤクルト・奥川、一軍レベルの状態では無かった? 平松氏らOBも指摘、初黒星のデビュー戦で浮上した課題とは
元大洋で野球解説者の平松政次氏と元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏が、共に10日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。ヤクルトのドラフト1位ルーキー・19歳の奥川恭伸の課題を指摘した。 今回の番組内で両氏は、同日に行われヤクルトが「3-7」で敗れたヤクルト対広島の一戦を解説。その中で、同戦でプロ初登板・初先発を果たすも「2.0回5失点・被安打9」と打ち込まれ、プロ初黒星を喫した奥川の課題を語った。 番組に電話で生出演した平松氏は、奥川について「(今日見た感じでは)コントロールは心配ない」と、この日の与四死球数が0だった点を評価。その上で、「あとはどう球速を伸ばすか、ノビをつけるかといったところが今後の課題」と、ストレートの質をどこまで上げられるかが課題だと指摘した。 番組に生出演した笘篠氏は、平松氏の後に話を受け「(ストレートが)甘く、高くいってしまうと打たれる確率も上がる。だからといってコントロール中心で小さくまとまってほしくはない」、「『この真っすぐを前には飛ばさせないぞ!』というようなレベルの高いところ(ストレート)をめざしてほしい。(同戦では)球速をアップして、ここぞの時にはもっと腕を振ってとかいろんな課題が出たと思う」とコメント。平松氏と同じく、今後はよりストレートを磨くべきだとの見解を示している。 >>ソフトバンクのヤクルト山田FA獲得、「“刺激”としては年俸が高すぎる」?池田氏の見解が物議、「福岡に来るわけない」の声も<< 今回の放送を受け、ネット上には「打たれること自体はいい経験だろうけど、確かに球速が出てなかったのは不安」、「高校時代はもう数キロスピード出てたんだけどなあ」、「こまごまとした怪我が続いてたし、まだまだ本来の力が出せるようなコンディションではないのかな」、「マー君(ヤンキース・田中将大)はデビュー戦の炎上を経て大投手になった、奥川も良かった点、悪かった点を整理して飛躍のきっかけにしてほしい」といった反応が多数寄せられている。 「今回話題に上がった奥川は高校時代に最速158キロ、プロ入り後も最速154キロと150キロ超えのストレートが持ち味の速球派投手。ただ、今回の試合では最速148キロにとどまり、ランナーを背負いクイックで投げた時は130キロ台まで球速が落ちていました。プロ入り後の奥川は右ひじの炎症や上半身のコンディション不良など故障が続く中慎重に調整を重ねていましたが、おそらくはまだ一軍デビューできるような状態ではなかったのでしょう。それでも今回初の一軍マウンドに立たせた首脳陣は、奥川にプロの洗礼を浴びさせて現在の自身の力量や足りない点をしっかりと認識することを期待したのかもしれません」(野球ライター) 試合後、「今日の試合の反省点を生かして、来年以降に活躍できるように頑張ります」と敗戦を糧にすることを誓っている奥川。平松氏、笘篠氏が指摘したストレートを含め、この日の投球で出た課題に今オフどこまで取り組めるかが来季以降の成績を左右しそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2020年11月11日 11時30分
オリックス、再契約濃厚のモヤが帰国「長い1年は精神的に強くしてくれた」
オリックスは、スティーブン・モヤ内野手が帰国したと発表した。今シーズンは46試合に出場、打率.274、本塁打12、打点38、出塁率は.324、得点圏打率は.326だった。 今年のオリックスでは、ブランドン・ディクソン、アンドリュー・アルバース、タイラー・ヒギンスの投手陣、アダム・ジョーンズ、アデルリン・ロドリゲス、そしてモヤの野手陣と6名の外国人選手が、一軍のベンチ枠を争う形となり、一軍登録されながらも枠の関係でディクソンやヒギンスを休ませなければならない日が多々あり、後ろを投げられる日本人投手陣が怪我で離脱したことで、それが試合終盤の逆転劇を許す原因にもなっていた。 現役のメジャーリーガーとして実績のあるジョーンズは二度の離脱はあったものの、一軍には固定されていたため、春季キャンプから2年目のモヤと1年目のロドリゲスによるレギュラー争いが繰り広げられ、オープン戦では打率.267、本塁打0だったモヤが二軍スタートとなっている。しかし、ジョーンズの離脱や、ロドリゲスの不振により、二軍で腐らずにチャンスを待っていたモヤに声が掛かるようになり、9月は打率.278、本塁打6の活躍。10月は打率.263、本塁打4、そして11月は5試合しかなかったが、打率.368、本塁打2と、僅か3か月でシーズン終了まで主軸として猛アピールに成功。中嶋聡監督代表も高く評価しており、来年も再契約が濃厚だ。 モヤは「今年はコロナ渦で長いシーズンとなりましたが、個人的には一軍に呼んで頂いてからは、良いコンディションを保つ事ができましたし、チームの勝利に貢献できるようなプレーができていたと思うのでよかったです。今日から帰国しますが、まずは家族とゆっくり過ごしたいと思います。この長い1年もまた、精神的に私を強くしてくれましたし、1年間戦い抜く事ができて嬉しいです」と充実した1年だったことを明らかにしている。 モヤがシーズンの頭から、今シーズン終盤に見せた活躍をすれば打線も確実性が出てくるだけに、来年はさらなる飛躍に期待したい。(どら増田)
-
-
スポーツ 2020年11月11日 11時00分
巨人・坂本、昨シリーズの“悪夢”再び? 藤川引退の裏でスタメンを外れたワケ
宿敵巨人との今季最終戦、阪神・藤川球児が現役最後のマウンドに上った(11月10日)。巨人ベンチも応えた。日本球界を代表するクローザーのラスト登板に相応しいバッターを代打投入する。坂本勇人、中島宏之がバッターボックスに向かった。 試合終了後に藤川自身が挨拶。巨人ナインもそれを拝聴し――。と、ここまでは良かった。巨人・原辰徳監督があえて坂本を外したのは、日本シリーズ対策と見て間違いないだろう。 >>「巨人軍の坂本は真似するな」元西武・石毛氏の指導方針に賛否「なぜいけないか理由も言うべき」と反発の声も<< 「坂本は、青柳(晃洋)が大の苦手なんです」(球界関係者) 今季の2人の対戦は、2打数無安打。新型コロナウイルス禍で試合数が少なかったため、直接対決は少なかったが、昨年10月のことだ。原巨人のシリーズ4連敗は、阪神とのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦を落としたことがその遠因になった。 「坂本は青柳の外角に逃げていくスライダーに惑わされ、打撃フォームを崩してしまいました」(前出・同) 昨年の10月11日、そのCSファイナルステージ第3戦、阪神先発の青柳は3回途中2失点でマウンドを下りたが、坂本に対しては2打数無安打と相性の良さを見せつけた。 外角に逃げていくスライダーをバットに当てようと、いつもと違うスイングをしたせいか、坂本は日本シリーズで13打数1安打と振るわなかった。坂本の不振だけがシリーズの敗因ではないが、原監督は苦手・青柳との対戦を避けさせたようだ。 「2000本安打のメモリアルもあり、坂本は心身ともに疲れています。休養させるのなら、『苦手投手を避けた』という大義名分があった方がいい」(ベテラン記者) また、優勝決定後、原監督は主力選手をスタメンから外してきた。シリーズに向けて万全を期すためだが、「坂本の体調、打撃ともに万全に戻らなければ、指名打者に坂本を入れてくるのではないか」(プロ野球解説者)との予想も聞かれた。 打撃面に専念させるためだが、見方を変えれば、プロ野球解説者など関係者の目には、「坂本の疲労具合はヒドイ」という意味なのだろう。 試合前にもセレモニーが行われた。巨人側からの花束贈呈役は坂本が務めた。守備位置はもっとも運動量の多いショート、打撃でも打線の中枢を任され、キャプテンとしてチームをまとめ、看板選手である以上、チームを代表して挨拶もしなければならない。他選手よりも疲れるのは当然か…。 「坂本を守る」ことはできたが、シリーズ対策は万全とは言い難い状況だ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2020年11月10日 20時30分
マエケン、巨人・坂本への“不義理”エピソードを明かす 「うわっ!やらかした!」NPB時代に目の前で犯した失態とは
ツインズ・前田健太が9日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。1988年生まれの同級生である巨人・坂本勇人にまつわる失敗談を告白した。 >>マエケン、指名漏れなら社会人入りだった?「社会人野球のあるチームに…」ドラフト会議直前、森本氏らOBも思い出投稿<< 今回の動画で前田は、8日の対ヤクルト戦で通算2000本安打を達成した坂本を祝福。その話の流れで、NPB・広島時代に坂本からもらったバットを折ってしまったエピソードを披露した。 動画内で具体的な時期は明かされていないが、ある巨人戦で坂本から数日前にもらったバットを使用していた前田。同戦まではそのバットのおかげですごく打撃の調子が良かったというが、同戦ではスリーバントを失敗するミスを犯してしまったという。 バント失敗で「めちゃくちゃ自分的にフラストレーションがたまってしまった」という前田は、坂本からもらったバットということを失念し、怒りに任せてバットを地面にたたき付けてしまう。すると衝撃でバットが折れてしまったという。 バットが折れた瞬間に我に返ったという前田は、「うわ!やらかした!」と後悔しながらベンチへ。「やべえやらかした。(坂本)怒ってるかな」と思いつつ遊撃を守る坂本を見ると、坂本も自身の方向を見ていたため、すぐに「ごめん!」と手を合わせながら謝罪したという。 「もらったバットを(わざと)折ってしまったっていう、申しわけないというかやらかした話がありました」と苦笑いで振り返った前田。試合後の坂本の様子については明らかにしていないが、すぐに新しいバットをくれたと明かしていた。 この他にも前田は坂本と初めて言葉を交わした時期や、2000本安打達成を祝って坂本に贈ったプレゼントなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「初めて聞いたエピソードだ、広島でバリバリのエースだった時はそんなところ見たこと無いし若手時代の話かな?」、「道具大事にしてるって常々言ってるマエケンがバットに八つ当たりしたっていうのは意外だな」、「折られた直後の坂本の表情が気になる、『それ俺があげたバット…』って感じだったのかな」、「目の前でバット折られたのにまた新しいのあげるって坂本は懐が深いな」といった反応が多数寄せられている。 これまで広島(2007-2015)、ドジャース(2016-2019)、ツインズ(2020-)で活躍している前田と、巨人(2007-)一筋でプレーしている坂本。両者は2007年から2015年にかけセ・リーグでしのぎを削っているが、前田のNPB時代から球場内外で親交が深いことが知られており、坂本からバットをもらったこと自体は過去に報道などでも明かされている。 坂本からもらったバットが手になじんだことから、そのモデルを元にアレンジしたバットを今でも使用しているという前田。その大事なバットを本人の目の前で“粉砕”してしまったという逸話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCJlavxr4G9OFkymtkbKZmOw
-
スポーツ 2020年11月10日 17時30分
オリックス、ディクソンら3選手が帰国「来年に繋げていきたい」
オリックスは、クローザーのブランドン・ディクソン投手、セットアッパーのタイラー・ヒギンス投手、野手のアデルリン・ロドリゲス内野手が帰国したと発表した。 来日8年目のディクソンは、昨シーズン途中から務めていたクローザーを開幕から1年間通じて全う。39試合に登板、16セーブ、防御率は3.28だった。 「今年はコロナ禍で通常より長いシーズンとなりました。それは、自分だけでなく、野球選手だけではなく、世界中の人がそれぞれ大変な思いをしたということだと思います。そんな中、自分はプロ野球選手として何か皆さんに希望を与えられないかという思いを持ちながらプレーしました。チームは残念な結果に終わりましたが、誰も最後のアウトまで諦めませんでした。今年のこの色々な思いを来年に繋げていきたいと思います。素晴らしい未来が来ますように」 と、日本人契約(10年)を目標としている本人は、9年目のシーズンに向けて強い意欲を示している。今年は毎年球場まで応援に駆けつけていた家族が球場に姿を見せることがなかっただけに、来年は再び家族の応援を京セラドームで受けたいところだろう。契約は今年までなので、今後はオリックス球団の判断に委ねられる。 ヒギンスはセットアッパーとして41試合に登板。19ホールド、防御率2.40と1年目から安定した数字を残した。 「初めての日本のシーズンはコロナ禍で通常とは違うシーズンだったとは思いますが、自分が想像していたよりも素晴らしいものでした。妻も含め、周囲の方のサポートでとても心地よく過ごすことができ、また、球場内、球場外において日本の文化を楽しむことができました。あれほどのファンの皆様の声援も初めての経験でとても力になりました。また来年お会いできることを楽しみにしています」 春季キャンプから日本をエンジョイしていただけに、日本の野球への対応も早かった。球団は来季も必要な戦力として再契約する方針だ。 アダム・ジョーンズ外野手とともに主砲として活躍が期待されたロドリゲスは、パンチ力の凄さは見られたものの、59試合に出場、打率.218、本塁打6、打点25と成績は振るわなかった。 本人は「初めての日本のシーズンは、全てが自分の想像通りではなく、思い通りにいかなかった部分もありましたが、非常に良い経験になりました。今までに経験したことない事が多々あった今シーズンは学ぶことがたくさんありました。その中でも、来年もし戻って来られたらどのように準備をすべきかといった、来季に向けての良いアイディアも得ることができました。コロナの影響で、自分自身だけではなく、すべての人にとって通常とは違う1年に、長い1年になったと思います。この長い1年もまた、精神的に私を強くしてくれましたし、1年間戦い抜く事ができて嬉しいです。パ・リーグには良い選手がたくさんいますが、特にオリックスは若い才能をもった選手がたくさんおり、近い将来、彼らは勝つために必ずチームを助けるような存在になると思います。我々オリックスにとって非常に明るい未来が待っていると思いますので、もしその一員に加えてもらえるのであれば、しっかりとチームの力になれるように、さらに強くなって、準備をして戻ってきたいと思います」と再契約を希望しているが、残念ながら契約は流動的だろう。 ジョーンズはシーズン中に帰国。再契約が有力なスティーブン・モヤ外野手は近日中に帰国予定。オリックスは外国人の補強調査を続けており、そろそろ野手で「当たり」を引いてもらいたい。(どら増田)
-
スポーツ 2020年11月10日 17時00分
MLB志望の日ハム・西川に「菊池みたいになる」の声 日本人野手は苦戦続き、“買い手無し”を回避するカギは
9日の対ロッテ戦に「7-4」で勝利し、「53勝62敗5分・勝率.461」のリーグ5位で今シーズンの全日程を終えた日本ハム。同戦終了後、その日本ハムの投打の主力である有原航平、西川遥輝が今オフ、ポスティングでのMLB挑戦を球団に直訴する意向であることを複数メディアが報じた。 >>日本ハム・清宮、不振の原因は“迷い”? OB岩本氏が打席での“異常”を指摘「手先でボールをこねていた」<< 両名は昨オフの契約更改の際にも今オフのポスティング利用を公言していたが、報道によると約1年が経過しても気持ちは全く変わっていないとのこと。また、球団側は今後の話し合いで容認するか決めるというが、両名のこれまでの貢献度の高さを考慮し認める可能性が高いとみられている。 有原と西川は28歳と同い年で、有原は2014年ドラフトで1位指名、西川は2010年ドラフトで2位指名を受け日本ハムに入団。有原は今シーズンを含めこれまでに「129登板・60勝50敗・防御率3.74・626奪三振」、西川は「1097試合・.286・51本・346打点・1128安打・287盗塁」といった数字を残している。 今回の一件を受け、ネット上には「落ちる球2種類くらい持ってるしどこかしらからオファーはありそう」、「好不調の波が激しいけど、最多勝獲った2019年みたいな調子なら十分通用するはず」、「怪我には強いっていう点も好材料になるのでは」と、有原については肯定的な意見が多数寄せられている。 一方、西川については「盗塁王を3回獲得した足は向こうでも通用するだろうけど、それ以外に突出しているものはないから不安」、「筒香(嘉智/レイズ)や秋山(翔吾/レッズ)もイマイチだったのに買い手つくのか?」、「下手したらどこからも手が挙がらなかった菊池(涼介/広島)みたいになるぞ」といった疑問の声が複数見受けられた。 「近年野手としてMLBに挑戦した日本人選手は6年間の通算打率が『.285』だった青木宣親(元ブルワーズ他/現ヤクルト)以外は軒並み結果を出せておらず苦しんでおり、昨オフ移籍した筒香(.197・8本・24打点・31安打)、秋山(.245・0本・9打点・38安打)も成績はサッパリ。また、昨オフは筒香、秋山と同じく菊池もMLB移籍に動いていましたが、日本人野手の評価が下がっていることもあり、獲得球団が現れずに残留となっています。ですので、西川についてもポスティングしたところで買い手がつかないのではと考えているファンは多いようです。ただ、西川は走力や出塁能力を武器とするMLBではそれほど数が多くないタイプの選手で、年俸も現在2億円(推定)とそこまで高くはなく、外野に不安を抱える球団や主砲の脇を固める選手を求める球団にとっては魅力的な存在に映るのではとも思いますが…」(野球ライター) 一部からは「もしメジャー契約がなくても、本人がやる気ならマイナー契約やキャンプでの招待選手など他にもやりようはある」といった声も挙がっている西川。今オフはコロナ禍の影響で多くのMLB球団が予算削減に動いているとされているが、有原とともに移籍にこぎ着けることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2020年11月10日 11時55分
阪神・藤川に「将来の監督に」の声? 他球団の“栄誉職”とは違う、球団が新設ポストに就けたワケ
「最後のマウンド」の前日は“いつも通り”、ベテランは全体練習の中で淡々とそのメニューをこなしていた。 11月10日、巨人戦(甲子園球場)。阪神・藤川球児が22年の現役生活を締めくくる。引退後は、球団が彼のために新設した「スペシャルアシスタント(SA)」職に就くが(2021年1月)、その後、いろいろと試されることになりそうだ。 「掛布雅之氏が二軍監督を退いた後、『オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー』の肩書を与え(2年間)、和田豊氏も監督退任後、『オーナー付シニアアドバイザー』、『球団本部付テクニカルアドバイザー』を務めています。チーム功労者に対する球団の敬意」(在阪記者) 新設ポストへの就任が藤川に打診されたのは、11月4日だったという。 >>阪神・ボーア、球団史に残る助っ人だった?「本当に切っていいのか」1年での放出に疑問の声相次ぐ<< 他球団にも“栄誉職”を贈られたベテランはいる。しかし、詳しく聞いてみると、“営業部所属”なのだ。ペナントレースには直接の関係はなく、取引先企業、地元自治体などのイベントに行き、球団のピーアールをするのが主な仕事となる。 阪神が藤川に与えた職責は重い。新外国人選手の調査を含めた編成にも携わる。また、新設される女子硬式野球クラブチームの指導にも関わるという。 「各球団が小学生対象の野球教室やアカデミーを設けています。OBがコーチをやっていますが、実は、子どもに教えるのが一番難しいんです。プロ野球選手に教えるのなら、一定レベル以上の技術を持っているので、フィーリングで伝わります。子どもが相手だと、的確で分かりやすい言葉で説明しなければなりません。だから、アカデミーを経験させてからコーチに就任させるケースが増えてきたんです」(プロ野球解説者) 女子選手に対しても、同様だ。自由に解説やTV番組出演もできるが、球団は指導者の準備、そして、編成に携わることでチームの戦力を見極める能力も習得させようとしているのだ。 「昨年オフ、鳥谷が退団した時点で、『藤川を将来の監督に』の声が出ていました」(前出・在阪記者) 元阪神捕手がこんなことを話していた。藤川とバッテリーを組んだ時のことだ。その日は決め球のフォークボールがショートバウンドしてしまい、苦しい展開になったという。攻守交代でベンチに帰り、「いつもと調子が違うが?」と質問したら、藤川は、 「いや、オマエのためにやったんやで」 と、返してきたそうだ。 その元阪神捕手は出場の機会に恵まれなかった。藤川は故意にフォークボールをショートバウンドさせ、その元捕手の捕球技術の高さをベンチにいる首脳陣に伝えようとした。ボールを後ろにそらさず、しっかりと捕球できる技術があると分かれば、その元捕手の出場機会も増えると思い、あえて不振を装ったのだ。 一歩間違えれば、失点につながり、自身も次の登板機会を失いかねない。努力しているチームメイトを思う彼の優しさだ。 編成としてチームを客観的に見る時、何よりも指導者になれば、勝利優先で優しさは邪魔になる。しかし、再びユニフォームを着た時、後輩たちは「藤川さんのためにも勝ちたい」と思うはずだ。阪神は暗いニュースが続いていた。ラスト登板だけはハッピー・エンドで締めくくってもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
-
スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
-
スポーツ
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
-
スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
-
スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
-
スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
-
スポーツ
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
-
スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分