プロ野球
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スポーツ 2020年10月13日 17時30分
オリックス“エース”山本由伸が4連勝でタイトル二冠に前進、三冠も見えてきた?
先週のオリックスは、雨天中止により1試合ノーゲームになってしまったが、3勝2敗で勝ち越した。<オリックス戦績10月6日〜11日>対千葉ロッテ千葉・ZOZOマリンスタジアム10月6日○オリックス(山本)3-0(石川)千葉ロッテ●10月7日●オリックス(アルバース)1-4(小島)千葉ロッテ○10月8日オリックス 雨天中止 千葉ロッテ対北海道日本ハム北海道・札幌ドーム10月9日○オリックス(田嶋)6-4(杉浦)北海道日本ハム●10月10日●オリックス(山岡)0-4(有原)北海道日本ハム○10月11日○オリックス(増井)7-5(上原)北海道日本ハム●(カッコ)内は先発投手。 97試合37勝54敗6分、首位の福岡ソフトバンクとは16ゲーム差、5位の北海道日本ハムとは4.5ゲーム差の最下位。 今シーズン、1勝も出来なかったZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦を“エース”山本由伸で勝てたのは大きい。由伸はこれで先発4連勝。最優秀防御率と最多奪三振のタイトル二冠は、余程のことがない限り揺るがないだろう。最多勝のタイトルもまだ射程圏内に入っており、残り試合を全勝すれば可能性は出て来る。 打線も吉田正尚が好調をキープ。こちらも首位打者と、最多安打の二冠を期待したいところ。5位の日本ハムとは残り7試合で4.5ゲーム差まで詰めている。中嶋聡監督代行となり、ようやく中嶋カラーがチームに浸透してきた雰囲気があるだけに、1つでも多くの借金返済を重ねていけばシーズン終了時の順位はまだわからない。 まずは13日からソフトバンク相手に首位イジメをしたいところだ。13日は5連勝を懸けてエース由伸が先発する。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月13日 17時00分
巨人・原監督の采配にファン大ブーイング 松原の強攻策でミス連発、大矢元監督は「能力的に足りない」
元横浜監督・大矢明彦氏と元横浜・齊藤明雄氏が、共に12日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。巨人のプロ4年目・25歳の松原聖弥のプレーに苦言を呈した。 今回の番組で両氏は、同日に行われ巨人が「2-3」で敗れた中日戦について解説。その中で、同戦に「2番・右翼」で先発した松原の打撃に言及した。 両氏が問題としたのは、「2-3」と巨人1点ビハインドの8回表無死一塁で迎えた松原の第3打席。一塁ランナーが得点圏に進めば後続のクリーンナップで同点・逆転が狙える場面だったが、松原は中日3番手・祖父江大輔がカウント「1-1」の3球目に投じた外角のストレートを引っかけ三ゴロに。ランナーを進められず、結局この回は無得点に終わった。 番組に生出演した大矢氏は、松原のプレーについて「外に逃げていくようなボールを打って三ゴロ(だから)、『これだったら(今後が)楽しみだ』というの(内容)がない」とバッサリ。続けて、「追い込まれてないのに(逆方向に)打たざるを得ないのは、(打者としての)能力的に足りないなっていうふうに(感じる)」と、打球を引っ張って進塁打にできなかった点に苦言を呈した。 同じく番組に生出演した齊藤氏は、大矢氏に続いて「(最低でも打球を)引っ張って、ランナーを1アウトでいいから二塁に進めたい場面。松原はまだ野球の流れを考えることができてないのかなという感じはある」とコメント。今回のプレーを見る限り、松原にはまだ状況判断力が十分に備わっていないと指摘した。 今回の放送を受け、ネット上には「次打者からはクリーンナップなのに何で無理やり打ちに行ったのかは疑問」、「打つにしても三塁は一番ダメな方向、一塁、もしくは一二塁間を狙って打たなきゃいけなかった」、「状況判断がしっかりできないといつスタメン外されるか分からないぞ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「1回失敗してるのに再び強攻させた原監督が悪い」、「そもそもバントじゃダメだったのか?点差離れてるなら強攻も分かるが」といったコメントも複数見受けられた。 >>巨人・原監督「来なくていいよ!」森野氏の挨拶に激怒?“塩対応”の裏に隠された真意は<< 「今回8回表の強攻が物議を醸している松原ですが、実は3回表無死一、二塁の第2打席でもバントをせずに打ちにいき結果併殺でチャンスをつぶしています。序盤で1度強攻策が失敗したのに終盤で再度同じ轍を踏んだのは、バントを指示しなかった原監督の采配ミスではないかと考えているファンも少なくないようです。なお、原監督は3回の強攻策については『二塁走者が普通の(野手の)ランナーであるならばバントも考えられるところ』と二塁ランナーが投手・桜井俊貴だったことが理由だったと語っていますが、8回の強攻策については特に理由を明かしていません」(野球ライター) 同戦は2回表にウィーラーの遊ゴロ、大城卓三の犠牲フライで2点を挙げたものの、タイムリーはなかったためこれで22イニング連続タイムリーなしとなった巨人。優勝マジックは「12」とリーグ2連覇はほぼ確実な情勢だが、来たる日本シリーズへ向けては不安を露呈した形になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月13日 11時35分
低迷中の広島、ファン離れ加速? 懸念される“石原ロス”、投手陣の崩壊は避けられないか
広島東洋カープの石原慶幸捕手が今季限りでの現役引退を発表した(10月12日)。11月7日の阪神戦では引退セレモニーも行われるという。プロ野球選手の現役引退は大きく分けて2つ。自身で引退を決められる選手と、球団から解雇を通達される選手。前者の石原は「幸せなプロ野球生活を送った」と言えるが、残されたカープナインの“石原ロス”は計り知れない。 >>広島の今ドラフト「上位3人は投手」里崎氏の主張に賛否「右打者薄いから上位で行くべき」と反発も<< 「昨季オフに複数年契約を交わした會澤翼がいるので、戦力的には影響はありません。磯村嘉孝、白濱裕太もいて、中村奨成、坂倉将吾、石原貴規の若い捕手も控えています。中村たちを育てていくつもりなのでしょう」(スポーツ紙記者) 石原の引退表明の2日前、広島はスカウト会議を開き、今月26日のドラフト会議に向け、指名候補の絞り込みを行っている。即戦力投手か、大学球界屈指のスラッガー・佐藤輝明内野手(近大)。育成を念頭に入れた高校生投手の指名もほのめかしていたが、“捕手の補充”は考えていないようだった。 やはり、年齢も近い中村たち3人の若手捕手を育てていくのだろう。彼らが會澤を脅かすまでにはもう少し時間が掛かりそうだが、こんな見方もされていた。 「外国人投手が日本に来て驚くのが、捕手の捕球技術の高さです。低めの変化球、それも投げ損なっても、よほどのことがない限り、後ろには逸らしません。日本に来て成長する外国人投手が多いのは、低めに思いっ切り投げられるからです」(球界関係者) 石原はクリス・ジョンソンとの名コンビでも名を馳せた。 石原の高い捕球技術がジョンソンを強気にさせ、来日1年目の2015年、14勝7敗、防御率1・85の好成績を残し、セ・リーグの最優秀防御率のタイトルに導いた。 「正捕手の會澤も凄いから、石原も引き立つんです。レベルの高い捕手が2人以上いると、監督はピッチャーとの相性も考えながら、スタメンを決められます」(前出・同) 石原が引退を決めた現時点では、會澤と2番手以降の捕手のレベルが歴然としている。素質という面では引けを取らないが、試合出場数等の経験値が違いすぎるため、會澤以外の捕手がマスクを被ると、「育成」という雰囲気になる。ドラフトで即戦力投手を補強できたとしても、この雰囲気は変わらないだろう。 「広島は育成のチームであり、ファンもそのスタイルを支持しています。近年は主力投手の故障も少なくなく、主力投手を欠くと、そのままズルズルと連敗してしまう傾向も見られます。来季、大瀬良がどこまで回復しているのか、新人の森下が2年続けて活躍できるのかなど、未知数です」(前出・スポーツ紙記者) 投手陣の不安要素をカバーするのも捕手の務めだ。 「石原に話を聞くと、後輩たちの頑張りや若い投手陣のことを話していました。自分のことよりもチームメイトのことばかり」(前出・同) 石原という精神的支柱を喪失し、これから先、誰がチームを牽引していくのか。2年連続Bクラス濃厚で、カープ女子は弱い広島をどう応援していくのか、ファン離れも懸念される。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月13日 11時30分
ヤクルト・イノーアの退団を発表「ヤクルト球団に感謝」
東京ヤクルトスワローズは、ガブリエル・イノーア投手が退団したと発表した。既にドミニカ共和国に帰国したという。 イノーアは今シーズンから先発ローテーションの一角を期待されて、ヤクルトに入団。開幕ローテーション入りを果たしたが、先発で結果を残すことが出来ず、中継ぎに回っていた。9試合に登板し、0勝3敗、防御率10.13の成績で、9月7日に登録抹消されている。 現在、最下位のヤクルトにとって、ニューヨーク・メッツ、ボルチモア・オリオールズとメジャーでの経験があり、27歳と年齢的にも若いイノーアの不調は誤算だったのは間違いないだろう。 イノーアは「東京ヤクルトスワローズでは活躍できませんでしたが、ファンの皆さまから応援いただき、ありがとうございました。ここでプレーできる機会を与えていただいたヤクルト球団にも感謝いたします。また、監督やコーチ・スタッフの皆さまには大変お世話になり、チームメートにも恵まれました。チームが残りの試合を頑張って戦ってくれることを祈っております」と球団を通じてメッセージを寄せた。 ヤクルトは五十嵐亮太投手の今シーズン限りの引退も発表しており、来年の巻き返しに向けて、戦力面を見直すことになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月12日 21時30分
巨人・原監督「来なくていいよ!」森野氏の挨拶に激怒? “塩対応”の裏に隠された真意は
元中日でデザイナーの湊川誠隆氏が11日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日で野球解説者の森野将彦氏がゲスト出演。巨人・原辰徳監督について言及した。 今回の動画で森野氏は、2004年から2011年まで共に中日で戦った元監督・落合博満氏と、母校・東海大相模の20年先輩に当たる原監督の2名についてトーク。その中で、現役時代にあったという原監督との知られざるやりとりを明かした。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 球界ではグラウンドに母校の先輩がいれば、必ず挨拶をするのが通例という森野氏。自身も巨人戦が行われる際は、試合前練習の際に打撃ケージの後ろで打者のスイングを見つめる原監督の元に向かい欠かさず挨拶をしていたという。 ところが、具体的な日時は明かしていないものの、ある日から原監督が打撃ゲージの後ろに姿を見せなくなり「あれ?最近原さんいないな」と疑問を抱くようになったという。 なぜ原監督が姿を見せなくなったのかを探るため、ある時巨人の広報に「あれ?原さんは?」と質問した森野氏。すると、広報からは「もう帰ったよ。お前が嫌で」、「『あいつが来ると負けるから』(って言って)もういない」と自身が原因であると告げられたという。 これを受けた森野氏は、原監督がグラウンドに出ている時間を見計らって挨拶に向かったが、原監督からは「来なくていいよ!」と邪険に扱われてしまったという。 原監督はさらに、「WBCで呼ぼうと思ったのにお前断りやがって。俺とは野球やりたくないんだな?」と森野氏を“口撃”。原監督が侍ジャパン監督を指揮した2009年WBCでは中日がチーム方針により侍ジャパンに1人も選手を参加させなかったことがあるが、この件も踏まえた原監督の言い草に森野氏はタジタジだったと笑い交じりに語った。 今回明かしたやりとりも含め、原監督にはいつも「お前はもういい」とぞんざいな扱いを受けるという森野氏。ただ、現在でも原監督とは親交があり、会った際は必ず丁重に挨拶するとも明かしていた。 森野氏はこの他にも落合監督に対して抱いている印象や、落合監督が見せる意外な一面について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「森野に打たれすぎたからって避ける原監督は想像したら面白い」、「母校が同じ後輩の森野相手だからできたんだろうな」、「言葉だけ見ると本気でジンクス危惧したみたいに見えるけど、原監督的にはジョークのつもりだったんだろうね」、「雑に扱ってるように見えるけど相当可愛がってるよな、いつかのオールスター(2010年)では監督推薦で森野出場させてるし」、「森野をWBCの構想に入れてたのは知らなかった」、「侍ジャパンのユニフォームを着る森野は見たかったな、あの時期は脂乗ってた時期だし」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に中日(1997-2017)一筋でプレーした42歳の森野氏と、巨人(2002-2003,2006-2015,2019-)を3期14年にわたって指揮している62歳の原監督。両者は2002年から2003年、2006年から2015年の計12年間セ・リーグでしのぎを削っている。 今年の春季キャンプでは、巨人キャンプ地を訪れた森野氏を自身の横に座らせ談笑している様子が伝えられている原監督。今回森野氏が明かした“塩対応”も、かわいがっていることの裏返しなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について湊川誠隆氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCi5yHFLf6iOnMJP4uzRVq3A
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スポーツ 2020年10月12日 19時30分
広島の今ドラフト「上位3人は投手」里崎氏の主張に賛否 「右打者薄いから上位で行くべき」と反発も
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が11日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言をきっかけに、ネット上の広島ファンの間で議論が巻き起こっている。 今回の動画で里崎氏は、広島が2019年ドラフトで指名・獲得したルーキーたちの評価や、今月26日に行われるドラフトに向けた戦略についてトークを展開。ルーキーたちの評価についてのトークではドラフト1位・森下暢仁を「当たり」と高く評価した上で、新人王の可能性についても言及した。 >>広島首脳陣に「どんな指導してるんだ」不満噴出 4連勝も“守乱”続出、緒方前監督は松山の落球に「言語道断」<< 議論のきっかけとなったのは、今年のドラフトに向けた戦略についてのトークで飛び出た発言。里崎氏は「今年の広島が勝てなかった理由の一つは中継ぎの大崩壊」と、現在のチームは中継ぎをはじめとした投手力が弱点だと指摘。その上で、「上位3人は投手かな、取った方がいいのは」、「野手陣は結構若手の台頭もあるし、そこまで(上位指名は)急務ではないかなというところもある」と、1~3位は全て投手を指名すべきではないかと主張した。 この里崎氏の発言を受け、ネット上には「確かに今年は投手が悪いから取れるだけ取っておいて損はない」、「先発もリリーフも防御率悪いから、球団はどちらもこなせる即戦力を手厚く確保するべきだ」、「打撃面はそれなりに数字いいから、投手のテコ入れを優先させる方が理に適ってる」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「確かに若手は台頭してるけどほとんど左打者だから、1人くらいは右打者を指名した方がいい気がする」、「右打者薄いから上位で行くべきだと思うが…里崎さんは下位でもいい選手取れるって見込んでるのか?」、「鈴木(誠也)のFAももうそんなに遠くはないし、今年有望株を指名して育成しないと手遅れになる可能性もありそう」といった反発のコメントも複数見受けられるなど議論が飛び交っている。 「今シーズンの広島はチーム打率(.266)、得点数(426)が共にリーグ2位と打撃陣は機能している一方、防御率(4.44)、失点数(462)はそれぞれ同5位。投手陣がウィークポイントであることはこうしたデータからも浮き彫りとなっているため、ドラフト上位を全て投手に費やしカバーすべきという里崎氏の主張は筋が通っています。ただ、現在の広島は坂倉将吾(22歳)、宇草孔基(23歳)、大盛穂(24歳)といった若手左打者が頭角を現す一方、右打者では彼らのような存在がいないという悩みも抱えています。主砲の右打者・鈴木誠也のFA権取得が2022年に迫っている点も踏まえ、1人ぐらいは右打者を上位指名で確保しておくべきではないかと考えているファンもいるようですね」(野球ライター) 現在までの報道を総合すると、広島の1位指名は投手・早川隆久(早大)、左打者・佐藤輝明(近大)のどちらかになるのではとみられている一方、右打者では牧秀吾(中大)、西川僚祐(東海大相模高)といった面々を上位候補としてリストアップしているともいわれている。今年のドラフトまで残り2週間に迫っているが、広島フロントはどのような戦略を立てて本番に臨むのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年10月12日 17時30分
DeNA・ロペス、大記録への“チャモメーター”進む! 日米通算2000本安打&日米各1000本安打へ秒読み
「ストライクゾーンに来たボールは積極的に行こうと決めていました。感触は良かったのですが、ファールにならないでくれと祈っていました」。直近出場の5ゲームで全て安打を放ち、4戦連続でホームランを打っているホセ・ロペスの11日・阪神戦でのコメント。カウントスリーボールから狙いすました一打は、自らのコンディションの良さを象徴している。7日の東京ドームのジャイアンツ戦では1回、満塁の場面でショートゴロとなるも、必死で走り併殺を逃れ1打点。6回には相手エラーで同点に追いつくと、相手ピッチャー田口のフォークボールを読み切って「スタンスを広げて」と、ベテランらしい対応力と、いい流れに乗って見事な勝ち越し2ランをレフトに叩き込み、平田真吾に嬉しいプロ初勝利を記録させる大きな追い風となった。 今シーズンは開幕から調子が上向かず、7月3日には打率.184まで落ち込むとスタメンを外れることも多く、打率は2割程度で推移していたが、7月後半からは本来の調子を取り戻し、7月は.287とまずまず。しかし、8月に入るとまたバットは湿り絶不調で、同26日にはベイスターズに来てから故障以外で初となる2軍落ちを経験。ファームで若手と汗にまみれ、9月22日に再登録されるとその試合でメモリアルの日米通算2000試合出場を達成。そこから13試合で15安打をマークし、打率も.252まで上昇させてきた。 日米通算2000本安打まで残り7本、外国人プレーヤー初となる日米各1000本安打まで残り12本。ベイスターズの残り試合は22試合ながら、外国人枠の問題で出場試合の関係もあるが、今の調子と出場ペースならば十分に達成可能な数字。日米通算300ホームランまではあと14本とこちらは厳しくなってきたが、チーム最年長の“チャモさん”の記録ラッシュ達成へ、メーターは着々と進んでいく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月12日 14時05分
引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ “速球一筋”23年の歩みに称賛
これまでヤクルト(1998-2009,2019-)、メッツ(2010-2011)、ブルージェイズ(2012)、ヤンキース(2012)、ソフトバンク(2013-2018)の日米5球団でプレーしてきたヤクルト・五十嵐亮太。11日、その五十嵐が今シーズン限りで現役を引退すると複数メディアが報じた。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒!連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< 報道によると、五十嵐は球団との話し合いを経て引退を決断し、12日中にも正式発表される見込みとのこと。また、ヤクルト・石井弘寿一軍投手コーチも、数日前に五十嵐から「引退することに決めました」と連絡を受けたことを明かしている。 今年41歳を迎えた五十嵐は昨シーズンまでに日米通算で「905登板(史上4位)・70勝167ホールド70セーブ・防御率3.20」といった数字をマークし、2004年には最優秀救援(42セーブポイント)のタイトルも獲得したリリーフ右腕。昨シーズンも「45登板・5勝4ホールド・防御率2.98」と一軍ブルペンを支えていたが、今シーズンは下半身のコンディション不良により現在まで一軍登板がなかった。 その五十嵐の引退報道を受け、複数の現役・OBが自身のSNSを通じてコメントしている。元巨人・上原浩治氏は、11日に自身の公式ツイッターに「あの年齢になってもストレートで押す投球、観ていて気持ちよかったよなぁ お疲れ様やね」と投稿。速球を武器にここまで現役を続けた五十嵐をねぎらった。 元中日・川上憲伸氏は、12日に自身の公式ツイッターに投稿。「引退は寂しいね」と率直な気持ちを述べた上で、「海外でも活躍したり苦しんだり沢山の経験をしたから今後も貴重な人として活躍を期待します」と引退後の活躍にも期待している。 ソフトバンク・内川聖一は、11日に自身の公式インスタグラムに「まだ引退するって信じられないのが正直な気持ち」、「今日も電話したら逆に励まされたり…本当にありがとうございました。お疲れ様でした」と投稿。2013年から2018年まで同僚としてプレーした五十嵐の決断を惜しんでいる。 五十嵐の引退については、ネット上にも「去年は普通に投げてたから引退って聞いてびっくりした」、「速球派の中継ぎとしてはすごく息の長い投手だった、長年お疲れ様でした」、「子どもの頃から知ってる選手だから寂しいけど、最後の球団がヤクルトで良かった」、「チケットは争奪戦だろうけど、引退試合をやるならぜひ観に行きたい」といった反応が多数寄せられている。 報道によると、五十嵐は今月下旬に一軍本拠地の神宮球場、二軍本拠地の戸田球場の両方で引退試合を行う予定とのこと。プロ23年目ベテランの“有終の美”は多くのヤクルトファンの注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara川上憲伸氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Kenshink2k2k2内川聖一の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/uchikawaseiichi01/
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スポーツ 2020年10月12日 11時15分
V目前の巨人、セリーグにも苦手投手が出現?「真似したら球速も上がった」今シリーズも“天敵”攻略には苦労か
この敗戦は、日本シリーズでの一戦にも影響してきそうだ。10月11日、中日先発の清水達也が今季初勝利を収めた。プロ3年目の右腕は昨シーズン、プロ初勝利を含む2勝を挙げたばかり。“先発ローテーション定着”をめざし、奮闘している若武者だ。しかし、優勝目前、日本シリーズに向けての調整も開始した原巨人に強いインパクトを残した。 「パ・リーグはソフトバンクが出てくるのか、千葉ロッテが巻き返してくるのかまだ分かりません。でも、ソフトバンクが出てくるのなら、千賀滉大投手と戦うことになる。千賀を攻略できなければ、原巨人のシリーズ制覇はない」(プロ野球解説者) 清水は5回3分の2で降板したが、巨人打線を無失点に封じ込めた。その清水は「千賀に似ている」とも言われているのだ。 「本人も意識して千賀の投球フォームを真似ているところもあります。『真似したら、ストレートの球速も上がった』と話しています」(中日OB) “本家”のような鋭角に落ちるフォークはないが、同日の清水は走者を出してからが「本領発揮」となった。若手もベテランも、イニングの先頭打者を四球で歩かせると、マイナス思考になる。だが、千賀は得意の真っ直ぐでグイグイ押してくる。そういう強気なピッチングが同日の清水にも見られた。巨人打線もナメたわけではないだろうが、気後れしてしまったようだ。 「11日の先発に合わせて調整している間、清水は大野雄大に助言を仰いでいました。試合前の練習でも2人で行動していました。主に四球の出した後の対処法を伝えられたそうです」(名古屋在住記者) 巨人打線も優勝カウントダウンで気持ちが緩んでいるのかもしれない。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 「日本シリーズに向け、対戦チームのデータを収集・分析しなければなりません。ソフトバンクと千葉ロッテが僅差で争っており、対戦相手がまだ決定していないせいか、データ解析も遅れているようです」(スポーツ紙記者) 昨季、巨人はソフトバンクに1勝もできずに日本シリーズを終えている。原辰徳監督はかなり悔しい思いをし、雪辱に燃えているとも聞いていたが…。 巨人戦を取材するメディアの数も増えてきた。新型コロナの感染防止のため、直接取材はNGだが、取材クルーの増員に選手たちも優勝カウントダウンを実感しているはず。清水のような“伏兵”に足元をすくわれないためにも、気を引き締める必要がありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月11日 11時00分
阪神・原口、“2度目”のミラクルにファン驚愕!「あんな打球は初めて見た」イレギュラーな軌道を描くワケは
6日にマツダスタジアムで行われた阪神対広島の一戦。試合は「4-4」で両チーム引き分けとなったが、同戦に代打出場した阪神・原口文仁の打球がネット上のプロ野球ファンの話題を呼んだ。 >>阪神首脳陣に「いらんことせん方がいい」岡田元監督が苦言も、「1点でも多く取りに行くのは当然だろ」反発相次ぐ<< 注目のプレーが飛び出たのは、「1-3」と阪神2点ビハインドで迎えた8回表2死満塁の場面。ここで代打として打席に立った原口は広島2番手・ケムナ誠の2球目を強振するも、打球は三塁正面のライナーに。ところが、打球は空中で不規則に変化し、捕球体勢に入っていた三塁手・三好匠の右横を抜け左翼前に。左翼・野間峻祥が打球を処理する間にランナーが2人生還し、阪神は思わぬ形で同点に追いつく結果となった。 三直で万事休すと思われた打球が変化して同点打となったことを受け、ネット上には「何だ今の打球。シュート回転でもしたんだろうか」、「空中でイレギュラーしたみたいな打球だったな、三好は捕れなくても仕方ない」といった驚きの声が多数寄せられた。一部では「なんか前もこんな打球打ってなかったか?」、「原口はファールがフェアになったこともあるよね」といったコメントも見られた。 今回不規則に変化する打球を放ち、多くのファンを驚かせた原口。実は2年前の2018年シーズンにも、見る者をアッと驚かせる一打を放っている。 2018年5月15日、甲子園で行われた阪神対DeNAの一戦。4連敗中だった阪神は、4戦で計5得点と打線が低調。迎えた同戦でも5回まで無得点と重苦しい雰囲気が漂っていた。 そのような中、「0-0」と両チーム無得点で迎えた6回裏。DeNA2番手・エスコバーから2死満塁のチャンスを作った阪神は、ここで原口を代打起用。原口はカウント「1-1」からエスコバーが投じた内角高めの球を強振するもバットを折られ、打球も三塁ファールゾーンへの力ないハーフライナーとなった。 ところが、打った原口自身もファールと思い込み一塁へ走らなかったこの打球は、三塁後方付近で突然右方向にシュートするような変化を見せると、そのまま三塁線を越えフェアゾーンにポトリ。落下後も右方向へ切れるように転がった打球は、先制となる2点二塁打となった。 試合はこの一打が決勝点となり阪神が「2-1」で勝利したが試合後、当時の金本知憲監督は「どういう軌道でどこに当たったんだろうね」、三塁コーチャーとして打球を間近で見ていた高代延博コーチも「プロに入ってあんな打球は初めて見た」と阪神首脳陣は驚愕。一方、当の原口は「きれいなヒットではなかったんですけどフェアになってよかったです」と“結果オーライ”なコメントを残している。 2年越しに再び“珍打”を放った原口だが、打球が変化した要因はスイングの方法にあると思われる。原口は前回、今回のどちらも内角の球をバットの根元で強引に巻き込むようにスイングしているが、このスイングで強烈なシュート回転がかかり、右方向にスライスするような変化が生み出されている可能性はある。 なお、他選手では原口の同僚であるマルテも、同様のスイングで放った打球がスライスしながらファールゾーンからフェアゾーンに向かい、そのままスタンドインしたことが何度かあるが、このスイングについてマルテは日ごろの練習から意識していると過去に語っている。原口が意識しているかどうかは不明だが、意図的なスイングであれば相当ハイレベルな技術であるといえるだろう。 今回の一打について、試合後「何とかしたい場面で運も味方をしてくれました」と語っている原口。本当に偶然だったのかどうかは本人のみぞ知るところだが、どのような形であれチームを救う一打となったことは確かだろう。文 / 柴田雅人
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