プロ野球
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スポーツ 2020年10月03日 11時00分
日本ハム・有原、シーズン絶望の危機だった?「何も考えられないくらい痛かった」打球が足に直撃した同僚の悲劇
26日に行われた日本ハム対オリックスの一戦。試合は「6-5」で日本ハムが勝利したが、同戦に先発した日本ハム・有原航平のプレーがネット上のプロ野球ファンの間で話題となった。 >>日本ハム投手が“冤罪”で危険球退場に! 本人は認めず猛バッシング、今も語り継がれる“世紀の大誤審”<< 注目のプレーが飛び出たのは、「0-0」と両チーム無得点の1回裏無死の場面。オリックス先頭の福田周平がカウント「3-2」の6球目から痛烈なピッチャー返しを放ったが、有原はこの打球に対しとっさに右足を出した。すると、右足のすね付近に当たって跳ね返った打球が、ノーバウンドで三塁手・樋口龍之介の元へ。これを捕球した樋口はすぐさま一塁へ送球し、際どいタイミングで福田をアウトとした。 このプレーに、ネット上では「偶然だろうけど樋口へのナイスパスになってる」、「樋口も急に飛んできた球をよく処理したな」と驚くファンの声が上がった。一方、一部では「大怪我につながるから手足を出すのは控えてほしい」、「上沢の二の舞になったらどうするんだ」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている上沢直之は、2011年ドラフトで4位指名を受け日本ハム(2012-)に入団し現在もプレー。有原の同僚に当たるが、昨シーズンに足に打球が直撃しシーズンを棒に振るアクシデントに見舞われている。 2019年6月18日、横浜スタジアムで行われた日本ハム対DeNAの一戦。同年に初の開幕投手を務めるなどチームのエース格として活躍していた上沢は、6勝目をかけて同戦に先発。同戦は4回にDeNA・ソトに先制の20号ソロを浴びるも、5回まで投げて失点はこの1点のみと好投を見せていた。 その上沢をアクシデントが襲ったのは、「0-1」と日本ハム1点ビハインドで迎えた6回裏2死。打席にはソトが入ったが、2球目のカーブを捉えたソトの打球が猛スピードで上沢の元へ。あまりの速さに上沢は有原のように足を動かす間もないまま打球を左ひざに受けてしまった。 本塁方向に跳ね返った打球を捕手がつかみ、即座に一塁に送球したためソトはアウトとなったが、直撃後すぐに地面に倒れ込んだ上沢は激痛に顔をゆがめ立ち上がることができず。マウンド周辺に集まったチームメイトはすぐに担架を要請し、上沢は担架でベンチ外に運ばれそのまま負傷交代となった。 その後チームは「0-3」で敗れたが、上沢は試合中に病院に直行。検査の結果左膝蓋骨骨折と診断され、同年6月19日に手術を受けた。ただ、手術をしてもなお全治5カ月という大怪我だったため、同戦を最後に上沢の2019年シーズンは早過ぎる終わりを迎えることとなった。 上沢はリハビリを開始した7月3日、報道陣の取材に応じた際に当時の心境を明かしている。上沢によると、直撃の瞬間は「何が起きたか分からなかった。気づいたらひっくり返っていた」といい、その後も手術を受けるまで「何も考えられないくらい痛かった」という。 その後オフシーズンから今年の春季キャンプにかけて懸命にリハビリを続けた上沢は、6月2日の練習試合で実戦復帰を果たした後、開幕後の同月30日に378日ぶりに一軍マウンドに復帰。そこから現在までにチームトップの7勝を挙げるなど怪我の影響を感じさせない投球を続けている。 有原と同じチームと言うこともあり多くのファンに思い返された上沢の故障だが、足への打球直撃で故障した選手はこれだけではない。ロッテ・西野勇士は2015年9月23日対楽天戦の9回に楽天・後藤光尊の打球が左足に直撃。当初は打撲と診断されていたが、翌24日に受けた再検査で左足第二中足骨基部亀裂骨折で全治6週間と診断され残りのシーズンを棒に振っている。 中日(2005-2008)、横浜(2008-2010)、日本ハム(2011-2018)でプレーした石井裕也は、日本ハム時代の2013年9月15日対ソフトバンク戦でソフトバンク・ペーニャの打球が左膝に直撃。骨折はせず打撲だったが、翌16日に登録抹消されそのままシーズンを終えている。 今回の有原は幸いにも打球直撃で負傷はせず6回まで投げ、試合後も特に故障を負ったとは伝えられていない。だが、ただでさえ長期離脱のリスクが高いピッチャー返しを、とっさのプレーとはいえ手足を出して止めようとする行為は大怪我の危険に自ら身をさらしているようなもの。チームにとっては欠かせない主戦投手なだけに、今後は危ないプレーは控えてほしいと願っているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 20時30分
広島・鈴木の3番起用、笘篠氏・高木氏が反対? “4番固定”を主張も、「代役の松山も頑張ってる」と反発も
元ヤクルトで野球解説者の笘篠賢治氏と元横浜で野球解説者の高木豊氏が、共に1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・鈴木誠也の3番起用に疑問を呈した。 今回の放送で両氏は、同日に行われ広島が「3-5」で敗れた広島対巨人戦について解説。その中で、同戦で鈴木が「3番・右翼」で起用されたことに言及した。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 鈴木は今シーズン開幕から出場全試合で4番を務めていたが、9月28日対DeNA戦から10月2日のヤクルト戦も含め、5試合連続で3番として先発。打順変更については広島・佐々岡真司監督が「一番いい打者の打席数が増えるから」と語ったことが伝えられているが、9月の月間打率が「.265」とバットが湿っていることを受けての決断という見方も強い。 番組に生出演した笘篠氏は、鈴木の打順変更について「僕は『4番・鈴木誠也』があってこそのカープだと思うので、鈴木の打順をずらすことはあまりしてほしくない」とコメント。本塁打(19本)、打点(52打点)はチーム1位、打率(.293)もチーム2位の数字を残している鈴木を4番から動かすべきではないと苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「本来3番を打つ西川(龍馬)が(故障で)いないので、今(首脳陣は)試行錯誤しているところだと思うが、『4番・鈴木』あっての両サイドをどう固めていくかという形は崩さないでほしい」と発言。鈴木の打順を4番から動かすことよりも、その前後の3、5番をどうするか決める方が先ではないかと指摘した。 同じく番組に生出演した高木氏は、笘篠氏が話し終わった後に「自分も鈴木は4番が一番似合う男だと思う。だから早く(4番に)戻れるように調子を上げていってほしい」と同調している。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに多少の不調でコロコロ変えるのはあまり印象良くない」、「今まで任せてきた4番をこうも簡単に取り上げると本人のモチベーションにも関わりかねない」、「3番、5番を固められればマークが分散されるから、4番に置いたままでも復調は望めるのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そこまで4番起用を推す意味が分からない、具体的な理由も特に言ってないし」、「去年は3番でも打ってたし、4番に固執する必要は無いのでは?」、「代役の松山も頑張ってるし、無理に戻す必要性は感じられない」といった反発も複数見受けられた。 「1日までに3番で4試合に出場した鈴木は、ここまで『.143』とまだあまり快音は聞かれず。ただ。昨シーズンは3番として31試合に出場し『.333』と3割超えの打率をマークしていますので、ここから数字が上がってくる可能性は十分にあるといえます。また、現在鈴木の代わりに4番に座っている松山竜平も1日までの4試合で『.313』としっかり機能しているため、4番復帰について考えるのは時期尚早ではないかと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 長らく「4番・鈴木」で戦った結果、1日終了時点で「33勝46敗8分・勝率.418」とセ・リーグ最下位に沈む広島。来期以降の戦いも見据え、「3番・鈴木」を試し続けるのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 17時00分
楽天・三木監督に「意図が分からない」ファン激怒 試合後も“ノーコメント”、裏目に出た継投策が物議
1日に行われた楽天対ソフトバンクの一戦。試合は「4-1」でソフトバンクが勝利したが、同戦で楽天・三木肇監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と楽天1点リードで迎えた7回表に見せた采配。この回、三木監督はここまで無失点と好投していた先発・岸孝之を降ろし、今シーズン先発で3勝するもリリーフへの再転向が決まったばかりの松井裕樹を2番手として起用。しかし、その松井は1死一塁からソフトバンク・栗原陵矢にタイムリー二塁打を浴びると、その後1死三塁では甲斐拓也にスクイズを決められ2失点と逆転を許してしまった。 継投が裏目に出た楽天は、その後8、9回にもそれぞれ1失点。一方、打線はこの間1点も奪えず結果「1-4」で敗れ、ソフトバンクとの3連戦は「1勝2敗」で負け越しとなった。 >>楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か<< 三木監督の継投策を受け、ネット上には「不可解な継投のせいで試合が暗転してしまった」、「ほぼ完璧な投球だった岸をなぜ早々に降ろしたのか」、「球数もそんなにかさんでなかったし続投させて、ピンチになったら交代って形じゃダメだったのか?」、「岸が怪我したっていう話も出てないし、本当に意図が分からない」といった反応が多数寄せられている。 「三木監督が岸をスパっと交代させたことが勝負の分かれ目となった同戦ですが、この日の岸は『6回89球無失点・被安打1・四球2』とソフトバンク打線にほとんど付け入る隙を与えず。球数が100球に到達していないことを考慮しても、少なくとももう1イニングは問題なく投げられた可能性は高かったでしょう。実際、岸自身も試合後に7回以降の続投について『いけましたね』とコメントしています」(野球ライター) 試合後、三木監督が「岸に勝ちをつけてあげたかった」と悔やんでいるが、継投の理由について説明はしていない。そのため、ファンからは「明確な説明をしろ、じゃないと納得できない」といった不満も噴出している。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月02日 11時45分
「笑ってる…」阪神・藤浪、不振の本当の原因は? 160キロ連発、矢野監督の“アシスト”で吹っ切れたか
「藤浪が笑ってるよ」 甲子園球場の三塁側カメラマン席にいた取材陣から、そんな言葉が漏れた。三塁側の同エリアから望遠レンズを覗き込めば、一塁側の阪神ベンチの様子が分かる。 10月1日、対中日戦。8回にマウンドに上がったリリーバー・藤浪晋太郎が自己最速タイの160キロを連発し、1イニングをパーフェクトに抑え込んだ。 その藤浪がベンチに戻り、汗をぬぐいながら笑っていたそうだ。手応え、達成感。160キロを連発した圧倒的なピッチングができたことで、自信を取り戻したのではないだろうか。 >>阪神・藤浪は「セットアッパーで使える」 投球の特徴が追い風に? 田尾元監督がリリーフ本格転向を猛プッシュ<< 「最初から全力投球でしたね。思い切り腕が振れたことが好結果に繋がったのだと思います」(在阪記者) 藤浪が160キロを連発させていた時、甲子園球場が“揺れた”。センターバックスクリーンにスピードガン表示が出るのだが、ファンは1球ごとにマウンドとスピードガンに交互に目をやり、「オォ~」と唸り声を上げていた。球場の興奮が藤浪を後押ししていた。 もともと、スタミナもある。今後、連戦を乗り切るキーマンにもなってくれそうだが、こんな指摘も聞かれた。 「長期に及ぶ不振の原因は、やっぱり精神的なものだったようですね」(球界関係者) “モヤモヤ”が吹っ切れた姿に、矢野燿大監督の言葉は冷静そのもの。「学べるものは技術もメンタルも両方ある」と言い、「先発ローテーションへの復帰は?」の質問は、やんわりと否定した。 同日の先発投手は、母校・大坂桐蔭の先輩にもあたる岩田稔だった。ベテランらしく、相手バッターの裏をかく配球の妙で中日打線に的を絞らせなかった。 良い意味でノラリクラリのピッチングの残像があるうちに、力任せのピッチングをされれば、中日打線も対応できない。「技巧派投手の後に投げさせる」作戦だったとすれば、今回の復活劇は矢野監督の継投策も好影響を与えたと言える。 「阪神は新型コロナウイルスの感染者を新たに出してしまい、チームが混乱しています。当然、球団としての管理態勢が問われていますが、藤浪の好投でそういう空気も一変してしまいました」(前出・同)良いことが起きると、これまでの失態もなかったことになる。期待論にすり替えられてしまうのだ。案外、藤浪の不振はこういう球団の体質も影響していたのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月01日 22時45分
孫の大家正弘氏から思い出話も オリックス、西本幸雄元監督メモリアルゲームに阪急OBも集結!
オリックスは1日の西武戦(大阪・京セラドーム大阪)を、『誇り高き闘将~西本幸雄メモリアルゲーム~』として開き、故・西本幸雄氏に思いをはせた。 このイベントは、大毎オリオンズ、阪急ブレーブス、近鉄バファローズの監督を務めた西本氏の生誕100年を記念するメモリアルゲームとして、4月25日の開催が予定されていた。新型コロナウイルスの影響により、開幕が延期となったため、西本氏率いる阪急ブレーブスが初優勝を決めたこの日に延期された経緯がある。 ゲストとして西本氏の教え子で、阪急OBの山田久志氏、福本豊氏、加藤秀司氏といったレジェンドたちが駆け付け、オンライントークショーを開催。西本氏の孫に当たる大家正弘氏によるセレモニアルピッチも用意した。 チームは、西本氏が率いてチームを初優勝に導いた1967年当時の阪急ブレーブスのホームユニフォームを、バファローズの監督・コーチ・選手が着用し、闘将の背番号『50』をチーム全員で背負って戦った。今シーズンのサードユニフォームはこの頃に使用されていたストライプを採用している。大毎で1度、阪急で5度、近鉄で2度リーグ優勝に導いた“名将”西本元監督の功績を令和の時代にも受け継ぐ。オリックスは田嶋大樹が先発を務めた。 メモリアルピッチをワンバウンド投球した大家氏は「緊張しました。プロの人がやってるのは本当に凄いなと思います。祖父は私から見ても偉大な人物ですので、記念すべき日にこういう場に立てることは凄く光栄でした。私の祖父のイメージは、野球の解説をしている頃で、スタジアムのフィールドの外にいたので、家ではあまり野球の話はしなくて、寡黙でしたね。ただテレビは野球でした」と笑顔で西本氏との思い出や秘話を語ってくれた。試合はオリックスが埼玉西武に6-7で逆転負けを喫し、メモリアルゲームに華を添えられなかった。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月01日 20時30分
ソフトB・バレンティンの意味深SNS投稿に苦言「自分のことだけで…」 元阪神・池田氏の指摘に「モチベーターがいれば変わる」の声も
元阪神で野球解説者の池田親興氏が9月30日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・バレンティンについて言及した。 今回の動画で池田氏は、視聴者から寄せられたソフトバンク関連の質問に回答する形でトークを展開。その中で「バレンティン選手のインスタグラムの投稿についてどう思われますか?」という質問を取り上げ、バレンティンのインスタ投稿について自身の見解を語った。 バレンティンは9月29日に自身の公式インスタグラムに、昨シーズンまで所属したヤクルト時代の自身の写真を添えて「お金で幸せは買えない」と英語で投稿。翌30日に自身の公式ツイッターで「野球とは何の関係もない」と弁明したが、ファンの間で「相当思いつめてそうで心配」、「自分の意思でソフトバンクに来たのに何を言ってるんだ」と物議を醸している。 >>ソフトB・バレンティンが移籍を後悔?「お金で幸せは買えない」意味深なSNS投稿、弁明するも物議に<< バレンティンのインスタ投稿について、池田氏は「シーズン中みんな優勝に向かって頑張っている時に、自分のことだけでインスタグラムに上げたりするのはどうなのか」とコメント。この件について1日午後5時半までに球団や選手・コーチは特に反応してはいないが、ロッテと激しい優勝争いを展開しているチームの士気に関わりかねない行動だと苦言を呈した。 池田氏は続けて、「インコースをずいぶん攻められて、自分の打てるゾーンが打てないようになって心が苦しくなっている(のではないか)」と指摘。相手投手から執拗にインコースを攻められ調子を落としたことで心労が募っているのではと推察した。 「2年10億(円、推定)のお金をかけて、戦力として獲得した人たちがいるわけだから、少なからずこういう投稿は控えていただきたい」と、今後は同様の行為をしてほしくないという池田氏。同時に、「お金で幸せは買えない(と言ってるけど)、いや、幸せは自分でつかむもの。バレンティンはそれだけの(実力がある)選手でしょ?」と奮起を促していた。 池田氏はこの他にも、来年一軍で見る機会が増えそうなチームの二軍選手や、正遊撃手・今宮健太の後釜となり得る選手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「確かに現場からしたら士気に関わりかねない行動だと思う」、「確かにイン攻めで打撃フォームが崩れて思うように打てなくなった可能性はあるかもしれない」、「本人が言う通り野球関係無いかもしれないし、あんまり騒ぎ立てても仕方ないのでは」、「バレンティンは気分でプレーが左右される選手、モチベーターがいれば変わるかもしれないが…」、「自分みたいに復調を祈ってるファンも多いはずだから腐らずに頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「初来日した2011年から昨シーズンまでヤクルトでプレーし、今年からソフトバンクに所属しているバレンティンは、ヤクルトの9年間で『.273・288本・763打点』といった数字を残している球界屈指の長距離砲。その一方で扱いが難しい気分屋として知られ、2015年から2017年まで指揮を執った元ヤクルト監督・真中満氏は過去に『監督室で話した回数が一番多い選手』とメディアのインタビューなどで語っています。ただ、真中氏によると『お前はチームの看板打者だぞ』といった期待の言葉をかけてあげると、それを意気に感じてやる気を出してくれる選手だったとのことですので、こうした声掛けができる人材がいれば本人の気持ちも変わってくるかもしれません」(野球ライター) 今シーズン、9月30日終了時点で一軍では「.196・9本・22打点」、二軍でも「.179・1本・7打点」と結果を残せていないバレンティン。ソフトバンクは打撃指導はもちろん、精神面のケアに力を入れるのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2020年10月01日 17時30分
DeNA、9月は3つの負け越し…ラミレス監督「今月は期待していた結果が出せなかった」
9月のベイスターズの成績は11勝14敗2引き分けの借金3で終わった。9月1日の時点では首位ジャイアンツと6.5ゲーム差のリーグ3位だったが、9月終了時では順位は変わらないもののゲーム差は13.5。ジャイアンツにはマジックがともり、現在マジック22と着々と減らし続け、やすやすと独走を許してしまった月でもあった。 ベイスターズにとって誤算だったのは1〜3日、敵地・東京ドームでのジャイアンツ3連戦。初戦を接戦ながらサヨナラで落とすと、2戦目も2点差の惜敗。3戦目はスペンサー・パットンを来日初のスターターに送る奇策が大ハズレで、序盤に大量失点し屈辱の3連敗。インパクトの強い負け方にファンも意気消沈し、一気に反撃ムードがしぼんだのは否めない。以前からヤリ玉に挙げられていたラミレス采配への批判も、このジャイアンツ戦のマイケル・ピープルズ中継ぎ起用とパットン先発によりさらに激しくなり、8番への投手起用やバントをしない戦法など、多くの采配に対し風当たりが強くなっていった。 しかしエース今永昇太と平良拳太郎が離脱したローテーションは、濱口遥大、井納翔一、大貫晋一に、復帰した上茶谷大河とルーキー坂本裕哉らが奮闘。石田健大、国吉佑樹とエドウィン・エスコバー、パットンの中継ぎ陣と、新魔神・三嶋一輝もしっかりと仕事をこなした。打撃陣はラミレスのアドバイス効果もあり、梶谷隆幸は球団新記録の月間42安打をマークするなど好調をキープし、倉本寿彦は復活、秘蔵っ子・佐野恵太は安定して打ちまくり、タイラー・オースティンとホセ・ロペスの戦列復帰など、プラス面も目立った月でもあった。 奇策はハマらなければ愚策。結果が出なければ叩かれるのは当然の世界。実際18、19日のジャイアンツ戦は序盤にホームランで加点し押し切ったが、その前にはバントの小技も見られ、バントをしない場面ではランナーの走力に重きを置くなど、フレキシブルな上に理由もある。来月はジャイアンツと9試合が控えているベイスターズ。自慢の打線が.209に抑え込まれ、ここまで5勝10敗と5つも負け越し。巨人の独走を許している元凶とも言える。 指揮官も「来月は今月よりもいい結果を残す。そのためにも“Day by day baseball”でいい試合をやっていく」と前を向いた。投打の歯車とラミレス采配の合致があれば、まだまだベイスターズはやれるはずだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月01日 17時00分
DeNA・ラミレス監督の采配に“矛盾”? 試合後に“代打温存策”の意図説明も、「チグハグ過ぎる」ファンからは賛否
9月30日に行われたDeNA対ヤクルトの一戦。試合は「5-3」でヤクルトが勝利したが、同戦でDeNA・ラミレス監督が見せた采配がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>DeNA・京山に「おい何してんだ?野球やってきた?」高木氏が苦言 チャンスを潰す怠慢走塁は先週の試合でも?<< 問題となっているのは、「0-5」とDeNA5点ビハインドで迎えた3回の采配。この回の裏、DeNAは無死一塁でここまで5失点の先発・上茶谷大河が打席に。点差を考えると代打を出し得点機を広げていくことも考えられた場面だが、ラミレス監督は代打を送らなかったため上茶谷は4回以降も続投すると思われた。 ところが、4回表になるとラミレス監督は上茶谷に代え、2番手・三上朋也を起用。この継投策を受け、ネット上には「それなら上茶谷に代打を出しておけば良かったのでは?」という疑問の声が多数寄せられた。 試合後、ラミレス監督は上茶谷に代打を送る形での継投策を選択しなかった理由について「まだ序盤でスコアも0対5。その時点で代打陣を使いたくなかった」とコメント。中盤以降を見据え、ここで勝負をかけることはしたくなかったと説明している。 ラミレス監督のコメントを受け、ネット上からは、「中継で見てて意図が分からなかったがそういうことだったのか」、「点差あるとはいえ序盤だし慎重になる気持ちは分かる」、「得点圏で代打無しなら『なぜ?』って思うけど、一塁だったし温存は分からなくもない」といった反応が多数寄せられている。 一方、「いや、最終的に代打使い切ってないじゃん」、「代打温存して結局使わないのはチグハグ過ぎる」、「代打残したい意図自体は理解できるが、その後余らせたまま試合終えたのは矛盾してないか?」といった反発も複数見受けられた。 「中盤・後半に向け代打を温存したと語ったラミレス監督ですが、同戦は高城俊人、乙坂智、柴田竜拓と3名の控え野手を使わないまま試合を終えています。捕手の高城は不測の事態に備えて最後まで残しておく必要のある選手ですが、その高城以外に2名も残したままだった点に不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 代打を温存した時点では5点ビハインドだったが、その後3点を取り2点差までは追い上げたDeNA。上茶谷に代打を出していれば、試合展開が変わっていた可能性はあったかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月01日 11時30分
楽天、田中貴也を巨人から獲得!石井一久GM「チームのために頑張っていただける選手」
東北楽天は9月30日、巨人から金銭トレードで獲得した田中貴也捕手の入団会見を行った。背番号は「55」。 まず、石井一久ゼネラル・マネージャーが「田中貴也選手が巨人からトレードで楽天イーグルスに来てくださることになりました。チームのために頑張っていただける選手だと思っていますので、どうぞ皆さんよろしくお願いします」と挨拶。続けて、田中は「巨人からトレードで(楽天イーグルスに)参りました田中貴也です。チームの優勝に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」と緊張した面持ちで会見に臨んだ。 質疑応答に入ると、「まだあまり実感はないのですが、今日から楽天イーグルスのリーグ優勝、日本一のために『やってやるぞ』という思いでいっぱいです。元気のある、ガッツのあるプレーで、チームを引っ張っていけるように頑張っていきたいと思っています」と抱負を語り、自身のセールスポイントについては、「安定した守備力です。特に送球を取ってからの速さと正確性には自信があります」と語った。 チームのイメージについては、「去年も今年も優勝争いをしている、本当に強いチームだと思います。チームの一員になれることを誇りに思います」と笑顔を見せると、投手陣へのイメージに関しては「則本選手や涌井選手という球界を代表する投手もいますし、若い投手も多いので、そういった方々とバッテリーを組めるということを楽しみにしています」と語り、「自分の印象ですが、パ・リーグの打者は初球からフルスイングをして来るイメージがあるので、そこをうまくかわしたり、力で押していったりというのは、自分の目で見ながらリードしていければと思います」と早くも対パ・リーグのイメージを頭に描いているようだ。 「チャンスをしっかりものにできるように、一軍のレギュラーになれるように頑張っていきたいです」と力強く語った田中。チームはCS争い(注・今年は1位と2位の対決のみ)を諦めてないだけに、このチャンスを活かしていきたい。(どら増田/写真は球団提供)
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スポーツ 2020年10月01日 11時25分
楽天・松井「リリーフ再転向」の真相 本人にも自覚アリ? 石井GMの誤算はドラフト会議にも影響か
逆転優勝のための緊急措置か、それとも…。9月30日の首位・ソフトバンクとの一戦に勝利した後、楽天・三木肇監督がオンライン会見で松井裕樹投手のリリーフ再転向を明言した。 「今までの経験値を生かしてブルペンに入ってもらって、チームの力になってもらいたいという期待と…。みんなでこういう判断をした」 三木監督は松井本人とも話し合ってから決めたと話してきた。 先発に転向した松井のこれまでの成績は、3勝3敗、防御率3・66(10試合)。残り32試合、昨季の最多セーブ王がブルペン待機すれば、大きな戦力となるだろう。 >>楽天・田尾監督に助っ人が直接抗議! 処遇を巡る“修羅場”を暴露、「よく文句言えたな」ファン驚愕<< 「パ・リーグはクライマックスシリーズを開催します。但し、1位と2位のみが進出できるので、3位の楽天とすれば、最低でも2位でペナントレースを終了したいはず」(プロ野球解説者) 松井のブルペン待機は総力戦、スクランブル態勢だという。 松井のリリーフ再転向の情報は、実は9月24日の千葉ロッテ戦後から囁かれていた。この時点で、再転向の情報を信じる取材陣は少なかった。その根拠はシーズン前の石井一久GMの言動だ。 石井GMは「中長期ビジョン」なるワードをよく口にする。3年から5年先を見越してのチーム構想で、今年36歳の岸孝之、30歳の則本昂大を軸とした現先発スタッフの弱体化を懸念していた。松井を3年後の先発ローテーションの大黒柱に据えるため、「リリーフに戻すことはない。三木監督とも打ち合わせ済み」とも言ってきたからだ。 前述の三木監督の「みんなで決めた」発言から考えると、松井のブルペン待機案は石井GMも了承しているようだが、さらに気になる情報も聞かれた。 リリーフ再転向の情報が出始めた9月24日の千葉ロッテ戦だが、同日の先発投手は松井だ。記録上では「5回無失点で3勝目」だが、 「初回から全力投球、勝利投手の権利を得る5イニング目はバテバテで、長打と2四球で満塁のピンチに陥りました。下妻のリードで最後のバッターの裏をかくことができ、どうにか凌いだようなもの」(球界関係者) と、ピッチング内容は厳しかった。 「先発失格の烙印を押されたのが、今回のリリーフ再転向の本当の理由」と見る声も少なくない。 「松井自身は『ガス欠になっても』なんて、試合後に話していました。逆転優勝を狙うチームの意気込みとしては頼もしいコメントですが、首脳陣が求める先発ピッチャーのスタイルではありません」(前出・同) もっとも、楽天のチーム関係者によれば、同日の試合後、「ナイスピッチング!」のファンの呼び掛けにも松井は首を振っていたという。力任せのガムシャラが及第点ではないことは本人も自覚しているようだ。 今秋のドラフト会議は10月26日。気の早い話だが、「大卒、社会人の先発ピッチャーを上位指名し、岸、則本の後継者に育てるのでは?」なんて声も聞かれた。いずれにせよ、今オフ、松井の先発案は再検討となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分