プロ野球
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スポーツ 2020年04月18日 11時00分
今シーズン4割、三冠王、防御率0点台の記録誕生? プロ野球ファンが期待する大記録、開幕延期が追い風となるか
新型コロナウイルスの影響で、当初予定された先月24日から開幕が延期されているプロ野球。現在は5月中旬~7月のどこかに開幕日が設定されるとの見方が強まっている。 無事に開幕にこぎ着けた場合でも、試合数は通常の143試合より少ない100試合程度にとどまるとみられる今シーズン。各選手の通算記録に大きな影響が出ることは必至だが、その一方でシーズン記録については「試合数の削減で現実味を帯びるのでは」とファンの期待を集めているものもある。 試合数の削減で最も誕生の期待が高まっているのが、シーズンで打率4割以上をマークする“4割打者”。これは日本球界では1人も達成者がいない記録で、1986年にバース(阪神)がマークした「.389」が現在のプロ野球記録となっている。 過去には1989年にクロマティ(巨人)が96試合目まで4割をキープ(最終成績は.378)。2017年には近藤健介(日本ハム)が、怪我で規定打席には届かなかったものの57試合出場で「.413」をマークしている。もし試合数が削減されれば、彼らのような打力の高い打者にとっては大きなチャンスとなるだろう。 こちらも期待を集めているのが、打率、本塁打、打点の3タイトルを同時に獲得する“三冠王”。日本球界では2004年の松中信彦(ダイエー)を最後に出ておらず、歴代でも松中を含めた7名(11回)しか達成者がいない難易度の高い記録だ。 最近で最も三冠王に近づいたのは、オールスターまでの前半戦88試合終了時点で打率(.350)、本塁打(29本)、打点(72打点)でリーグ1位の数字を残していた2016年の山田哲人(ヤクルト)。山田はその後3部門全てでタイトルを他の選手に譲ったが、試合数が減れば前半戦絶好調の選手が、そのまま三冠王を達成する可能性も高くなりそうだ。 実現すれば50年ぶりの記録となるのが“防御率0点台”。2リーグ制が発足する1950年より前には8名(10回)が達成しているこの記録だが、発足以降は1970年の村山実(阪神/0.980)以外に達成した投手はいない。 試合が減ればその分登板・疲労が減るため、エース級の投手が調子を保ったままシーズンを投げ切れる可能性は大。また、規定投球回も少なくなることが予想されるため、場合によっては中継ぎ投手にも達成のチャンスが生まれるかもしれない。 今シーズンの開幕日がいつになるのかはまだ確定していないが、無事に開幕となれば通常なら半ば“夢物語”と化しているこれらの記録にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月17日 19時30分
マエケン、“お手上げ状態”に追い込まれた日本人打者を告白 「ファール打てよ!」対戦時にイラついたことも暴露
ツインズ・前田健太が16日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・内川聖一について言及した。 これまで広島(2007-2015)、ドジャース(2016-2019)、ツインズ(2020)の日米3球団でプレーしている前田。本動画では「日本時代に対戦して凄いと思ったバッターベスト3」を発表したが、その中で内川を1位に挙げた。 内川を1位に選んだ理由として、前田は「横浜の時から対戦してるけど圧倒的1位。歴代の右バッターで一番高い打率残した時は投げるボールがなかった」と説明。なお、内川は2008年に「135試合・.378・14本・67打点・189安打」をマークし、右バッターでは歴代1位、左打者を含めても歴代7位の打率を記録している。 続けて、前田は「バットの芯に当てる確率がすごく高い。(2013年)WBCでも一緒にプレーしたけど、外国人選手の動くボールも全然苦にしない」と技術面を評価。どれだけ厳しいコースに投げてもヒットを打たれるため、対戦時には心の中で「ファール打てよ!」と思うこともしばしばあったという。 「(対戦時は)とにかくストライクゾーンに投げて、『打ち損じてくれ。アウトになってくれ』と思ってた」という前田。「調子いい時はお手上げ。このボールだったら抑えられる、このコースが苦手というのもあんまりない」と称賛していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「本塁打を量産するような打者が1位と思ってたから巧打者の内川なのは意外」、「確かにどのコースに投げられてもヒットゾーンに飛ばしてる印象がある」、「内川がヤバいっていうのは前に里崎(智也氏/元ロッテ)も言ってた気がする」といった反応が多数寄せられている。 横浜(2001-2010)、ソフトバンク(2011-)の2球団で「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」といった数字を残し、首位打者(2008,2011)、最多安打(2008,2012)を2回ずつ獲得している37歳の内川。その内川に苦戦をしいられた記憶は、日本球界を離れて約4年が経過する現在でも強く残っているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCJlavxr4G9OFkymtkbKZmOw
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スポーツ 2020年04月17日 18時55分
コロナ感染の梨田氏、意思疎通ができる状態に復調 「やっと、やっとです!」元近鉄・中村氏、元日本ハム・森本氏らも喜びの声
今月1日に新型コロナウイルスへの感染が判明し、そこから集中治療室(ICU)での治療が続けられていた元プロ野球選手・監督の梨田昌孝氏。17日、その梨田氏がICUから一般病棟に移ったことを複数メディアが報じた。 報道によると、梨田氏は治療が順調にいったことから14日に人工呼吸器が外され、17日にICUから一般病棟に移ったと同日、所属事務所が公表。また、現在は医師と会話ができる状態であることも伝えられている。 容態に変化がない状態が長く続いていた梨田氏の復調を受け、ネット上には「正直厳しいと思ってたから、回復の兆しが見えてきたのは本当に嬉しい」、「まだ油断は禁物だと思うけど、焦らずゆっくり体調を戻してほしい」、「梨田さんが元気になれば勇気付けられる人も多いはず、頑張れ!」といった喜びの声が数多く寄せられている。 梨田氏の回復を受けて、複数の球界OBもコメントを寄せている。2000年から2004年にかけ梨田監督時代の近鉄で4番打者として活躍した中村紀洋氏は、17日に自身のツイッターに「梨田さん、回復に向かってる。良かった」と投稿。 2008年から2010年にかけて梨田監督時代の日本ハムでプレーした森本稀哲氏も、17日に自身のツイッターに「やっと、やっとです!遂に復調のニュース」とツイートした。 15日に自身のブログで「片岡さん、梨田さん、助かってください」と、14日に新型コロナ感染を公表した元阪神・片岡篤史氏も含め回復を願っていた元巨人・上原浩治氏は、17日に自身のツイッターに投稿。「梨田さん、片岡さん 何か嬉しいです!」と回復を喜んでいる。 なお、片岡氏の容体については元大洋・横浜の高木豊氏が17日に自身のツイッターに投稿。「片岡情報。やっと食事が少しだけ食べれるようになった。その事により点滴がやっとはずされた」と報告している。 それぞれ回復の兆しを見せている梨田氏、片岡氏がこのままコロナに打ち勝ってくれることを、球界OBも多くのファンと共に願っている。文 / 柴田雅人記事内の引用について中村紀洋氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Nori_official99森本稀哲氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/onifukkusencho上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara上原浩治氏の公式ブログよりhttps://www.koji-uehara.net/高木豊氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/bentu2433
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スポーツ 2020年04月17日 17時00分
野村克也さんに「ブタ、タヌキ」と暴言を吐いた真相は? 新庄剛志氏、日本ハム時代の驚きの秘話を明かす
元プロ野球選手の新庄剛志氏が、16日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系)にVTR出演。今年2月11日に84歳でこの世を去った野村克也さんとの秘話を明かした。 現役時代に日本では阪神(1990-2000)、その後3年間のメジャー生活を経て日本ハム(2004-2006)でプレーした新庄氏と、監督として南海(1970-1977/選手兼任監督)、ヤクルト(1990-1998)、阪神(1999-2001)、楽天(2006-2009)の4球団で指揮を執った野村さん。両者は1999年から2000年にかけ共に阪神に所属し、2006年は日本ハムと楽天に分かれて対戦した間柄だ。 放送では番組MC・坂上忍が、新庄氏が生活するインドネシア・バリ島を訪ねて密着、インタビューを実施。その中で新庄氏は2006年にあったエピソードを語った。 当時、パ・リーグを盛り上げたいという思いを強く抱いていたという新庄氏。同年から楽天の監督に就任した野村さんに連絡し、「野村監督と新庄の悪口の言い合いからスタートしてパ・リーグを盛り上げましょう」と提案したという。 「僕のことをめちゃくちゃに言ってください。自分も『ブタ、タヌキ』って(野村さんの)悪口を言いますから。それでいいですか?」と野村さんに迫ったところ、「それで盛り上がるならいいよ」と受け入れてくれたという。そこからパ・リーグが盛り上がり始めたと振り返った。 今回の放送を受け、ネット上には「水面下でそんなやりとりがあったのは知らなかった」、「新庄から挑発されたノムさんが『ただの目立ちたがり屋』って反撃してたのは覚えてる」、「当時はお互いギスギスしてるなって印象だったけど、全て計算の内だったとは」、「恩師をブタ呼ばわりする新庄は凄いが、それを快諾するノムさんも懐が深いな」といった反応が多数寄せられている。 この他にも新庄氏は、阪神時代に自身が飛躍するきっかけとなった野村さんのアドバイスや、メジャー挑戦を報告した際に野村さんから予想外の言葉をかけられたことなどを番組内で語っている。 パ・リーグは2005年の入場者数が「825万2042人」だったが、2006年は「852万9281人」と前年より約28万人増加。翌年以降も増加の一途をたどり、昨シーズンは「1166万9891人」を記録している。新庄氏と野村さんの“計算”がなければ、ここまで数字が増えることもなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月17日 11時40分
巨人・岡本が活動自粛を機に大化け? 原監督と違うタイプの4番に成長も、自分を貫く異例の練習メニューとは
「原点回帰」ではないだろうか。 活動自粛、限られた時間での練習が続くなか、巨人・岡本和真内野手のスローボールを打つマシン打撃が注目されている。後ろ足にしっかりと体重を乗せ、ボールを引き付けてから鋭くバットを振り切らなければ、打球に飛距離は生まれない。三冠王・落合博満氏がこの打撃練習を好んでやっていたことから、「落合流」とも報じられているが、筆者は別の感想を持った。 岡本は智弁学園の出身だ。バッティングマシンを遅球設定する練習は、同校の名物練習なのだ。年長のプロ野球解説者が開幕戦の日程も決まらない現状について、こう言う。 「日程が決まらないということは、選手にすれば、目標や練習スケジュールを立てられません」 智弁学園では遅球打撃のほか、1メートルほどの長尺バットを使っての素振りも行われていた。長いバットを振り込むのは、けっこう難しい。バランスを失ってふらついてしまうこともある。但し、これらの“原点回帰”は主に冬場のトレーニング・メニューだ。 甲子園常連校の指導者たちがよく口にするのは、「野球技術、体力アップができるのは冬場だけ」。また、遅球打撃や長尺バットの素振りも時間を掛けて、取り組まなければ効果はない。岡本は日程の決まらない、調整の難しいこの期間を「レベルアップのチャンス」と捉えたのかもしれない。 そう言えば、岡本は遅球打撃を始める前、守備練習でショートに入っていた(4月11日)。後藤コーチとの一対一のノックだったので、内野のどの守備位置に就いても構わなかったわけだが、定位置のサードではなく、ショートに入った。高校時代、岡本は背番号「6」をつけたことがある。守備の巧いイメージはないが、軽快なフットワークを見せていた。岡本はショートでの守備練習を終えた後、「(坂本)勇人さん、何年、ショートやってるんでしたっけ?」 とチームメイトに聞き、守備範囲の広いポジションを守り続ける先輩の偉大さに驚いていた。 「ショートでノックを受ければ、他のポジションよりも守備範囲が広い分、短時間で汗をかくことができます。そういう意図があって、ショートに入ったのでしょう」(関係者) 原辰徳監督は岡本の新呼称・若大将の定着を願う発言をしていた。現役時代、原監督自身もそう呼ばれていた。しかし、岡本は朴訥で、喜怒哀楽も表に出さない。明るく、仲間を牽引していく感じでもないが、寡黙なタイプとも違う。だが、23歳という若さでどんな練習をやればいいのか、しっかり見えている。自分を持っているのだろう。歴代とは異なるタイプの4番に大化けするかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月16日 19時30分
コロナ感染の梨田氏・片岡氏に「助かって」 元巨人・上原氏がエール、「人一倍体力あるはずなのに」ファンも心配
元巨人・上原浩治氏が、15日に自身のブログに投稿。新型コロナウイルスへの感染が判明している元阪神の片岡篤史氏、近鉄などで監督を務めた梨田昌孝氏の両名について言及した。 梨田氏は今月1日に所属事務所が、片岡氏は14日に自身のユーチューブチャンネルにアップした動画でそれぞれ感染を公表。梨田氏は現在(16日午後4時)も集中治療室(ICU)での治療が続いている。片岡氏も動画内では鼻に酸素供給用のチューブをつけ病床に横たわった状態で、かなり息苦しそうな様子を見せていた。 上原氏は15日午後10時ごろに自身のブログに投稿。片岡氏が感染を公表したユーチューブ動画を見たとした上で、「プロでバリバリやってて、身体が強い方でも、あんな苦しそうに、あんな苦しくなるんだと...。かなり衝撃的な映像でした」と心境を吐露。 また、梨田氏の容体についても「まだICUから出てきたっていう情報は聞いてない」とし、「片岡さん、梨田さん、助かってください。お願いします」と両名の回復を願った。 今回の投稿を受け、ネット上には「お二人の回復を祈ってます、上原さんもお気をつけください」、「2人ともコロナに打ち勝って表舞台に帰ってきてほしい」、「人一倍体力があるはずの元プロでもこんなことになるのは怖い」、「元アスリートがこれだけ苦しむのだから、一般人は絶対にかかっちゃいけないと再認識した」といった反応が多数寄せられている。 現役時代、日本球界では巨人(1999-2008,2018-2019)一筋でプレーした45歳の上原氏。日本ハム(1992-2001)、阪神(2002-2006)で活躍した50歳の片岡氏とは、2002年から2006年にかけてセ・リーグでしのぎを削っている。 近鉄(2000-2004)、日本ハム(2008-2011)、楽天(2016-2018)の3球団を監督として率いた66歳の梨田氏と上原氏は、2008年(4試合)、2018年(3試合)の交流戦で対戦。上原氏自身も2018年6月7日の楽天戦に登板しているが、「1回1失点」で敗戦投手となっている。 日本時代に相対した経験を持つ両名の回復を、ファンと共に上原氏も強く願っているようだ。記事内の引用について上原浩治氏の公式ブログよりhttps://www.koji-uehara.net/
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スポーツ 2020年04月16日 17時30分
DeNA、横浜スタジアムでのゲームが11試合増加決定! 本拠地得意のチームに有利に働くか
今夏に開催されるはずであった東京オリンピック・パラリンピックが、世界的パンデミックを引き起こしている新型コロナウイルスの影響により、3月30日、1年間の延期が決定。それを受けて、既に発表されていたベイスターズの日程の変更が公式発表された。 オリンピックでは、野球・ソフトボールが、ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムがメインスタジアムとして使用される予定になっており、その間は他球場でホームゲームを行うことになっていた。しかし、1年間の延期によって横浜スタジアムの使用が可能になったことを受け、正式に再変更となった。 まず、東京ドームで開催される予定だった6月26日~28日のタイガース3連戦と、6月30日~7月2日のドラゴンズ3連戦が、全てナイトゲームにて横浜スタジアムで開催。ドラゴンズ戦では恒例となっている音と光のスペシャルイベント「BLUE☆LIGHT SERIES」が行われることとなっており、試合後には例年、諸星和己や相川七瀬などの豪華なゲストがライブフォーマンスで盛り上げる企画が、花火の打ち上げも可能なオープンエアのハマスタで開催されることも吉報か。 また、ZOZOマリンスタジアムで開催予定だった7月17日と18日のジャイアンツ戦と、新潟のHARD OFF ECOスタジアムで開催予定の8月14~16日のスワローズ戦もそれぞれ横浜スタジアムに変更。DeNAが買収した2012年以来、毎年行われていた新潟での主催試合は、新型コロナウイルス感染症に対する専門チームの提案に基づいて、万全の体制を取ることは地方球場では困難との判断で断念することとなった。新潟はDeNA南場智子オーナーの出身地で、また上越市出身で日本文理高校卒の若手右腕・飯塚悟史は凱旋登板を楽しみにしていたが、今年はお預けとなってしまった。 ラミレス監督は、オリンピック延期で横浜スタジアムでの試合が増える可能性が出てきた際に、「昨年ホームで成績が良かったことは数字が示している通りなので、喜ぶ選手もいると思う」とコメントした通り、昨シーズン43勝27敗1引き分け、貯金を16、勝率は.614と圧倒的な強さを誇ったハマスタでの試合増加はプラス材料と言えるだろう。リニューアル工事も終了した「Newハマスタ」で、多くの感動をファンに届けてくれそうだ。 取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月16日 17時00分
楽天・黒川、代表クラスの選手になる? 元巨人・井端氏の予想に、「柳田を当てたから信頼できる」の声
元プロ野球選手の井端弘和氏が15日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。その内容がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 本動画で井端氏は、今シーズンブレークするのではと自身が予想する若手選手を紹介。そこで、楽天のドラフト2位ルーキー・黒川史陽の名を挙げた。 黒川のことを「(春季)キャンプを視察する中で一番驚いた」という井端氏は、「18歳なのに落ち着きがある。(自分なら)あんなキャンプは過ごせないだろうなと思って見ていた」、「(視察中に)『なんかいいセカンドいるな。誰だあれは?』って思ったら、18歳(の黒川)だったから『えっ!?』って(思った)」と発言。 また、「150キロの速球にも対応していたので末恐ろしい。早い段階で(一軍に上がって)来るんじゃないか」と打撃面も評価し、「いずれは日本を代表する選手になるような気がする」と称賛していた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「高卒1年目の選手を推すのはちょっと大穴狙い過ぎてない?」、「投手なら佐々木(朗希/ロッテ)、野手なら石川(昂弥/中日)の方がブレークの可能性高そうだけどなあ」と疑問に思う声が挙がる一方、「井端は過去に柳田を当てたから相当信頼できる」、「黒川も柳田みたいになるのかな」といった期待のコメントの方が多く見受けられた。 現役時代は中日(1998-2013)、巨人(2014-2015)でプレーし、引退後は巨人(2016-2018)で一軍内野守備走塁コーチを務めた44歳の井端氏。現在は侍ジャパンで内野守備走塁コーチ、並びに編成戦略担当を務めており、今春のキャンプでは稲葉篤紀監督らと共に各球団を視察している。 「井端氏は現役時代の2011年、当時放送されていた『すぽると!』(フジテレビ系)の“2011年プロ100人が選ぶパワーヒッターNo.1”という企画で、当時ルーキーで一軍では本塁打0だったソフトバンク・柳田悠岐をただ1人、『パワーに関しては桁違い』と称賛。柳田はその後、2013年から頭角を現し、2015年には首位打者、トリプルスリー、リーグMVPを獲得するなど大ブレークを果たしています」(野球ライター) 今やパ・リーグを代表する打者となった柳田の才能を見抜いた、9年前の“実績”を踏まえ、今回の予想に期待するファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2020年04月16日 11時30分
広島・長野にレギュラー落ちの危機? 未来の正捕手争いが波及、他のポジションも巻き込み競争は激化か
短時間の練習ではあったが、「広島らしさ」が伝わってきた(4月15日)。 広島は、チームを午前と午後に分けている。これはどのチームでも新型コロナウイルスの感染防止のために行われているが、興味深かったのは、若手捕手の坂倉将吾の盗塁阻止の二塁送球練習だった。練習後、昨季のセ・リーグ盗塁王の阪神・近本、東京ヤクルトの山田らをイメージして投球したことを明かしていた。 この練習を見て、ハッキリしたことが一つ。坂倉は捕手に専念するようだ。これに、新人の宇草孔基外野手(ドラフト2位、法政大学)の猛アピールが重なってくる。宇草はキャンプこそ一軍帯同だったが、オープン戦途中からは二軍で調整を続けていた。ここ数日は、打撃練習で快音を響かせ、首脳陣の目を惹き付けているという。 「宇草は東京六大学リーグでは強打の外野手として知られていました。4年春のリーグでは打率3割強、4本塁打をマークしてベストナインにも選ばれています」(アマチュア野球担当記者) 坂倉は好打の強肩捕手として日大三高からドラフト4位指名された(16年)。「将来の正捕手候補」と目されていたが、翌17年のドラフトで、広島は地元出身の中村奨成を1位指名した。同年夏の甲子園大会で“全国ネーム”となっていたため、未来の正捕手争いは中村有利とされているが、前任の緒方孝市監督も坂倉の才能を惜しんだのだろう。FAで抜けた丸佳浩の穴を埋める外野手候補の中に、坂倉も加えた。打撃優先の起用だったが、代打中心に51試合出場、不慣れのレフトの守備にも12試合も就いている。 「15日の二塁送球練習もそうだが、今春キャンプでは捕手一本でした」(スポーツ紙記者) 正捕手の會澤が元気なうちに、坂倉と中村を競わせていく本来のスタイルに戻したわけだ。 坂倉が捕手の練習に再び専念できるようになったのは、同じ左打ちのスラッガー候補である宇草が入ったからだろう。しかし、こうも考えられる。その宇草が“一軍再昇格のカウントダウン”に入ったとなれば、「左の代打」としての坂倉の一軍出場機会は減るかもしれない。また、一学年下の中村は右バッターだが、こちらも強肩堅守の守備力を誇る。2人の正捕手争いも長く続くだろう。 広島は「育てて、使う」を大前提に選手を指名しているが、レギュラーを保証しない。「左バッター」では宇草と、正捕手争いでは中村と…。同じタイプの選手をぶつけ、ハイレベルなレギュラー争いを繰り広げ、チーム全体を底上げしていく。他のポジションでもこんな情報が聞かれた。 「復活を目指す田中広輔と、2年目の小園海斗のショートの定位置争いに決着がつきません。田中がサードに回る話が出て、外野の一角を掴みかけていた西川龍馬も外国人選手のポジション次第で、一塁と三塁の両方を準備しています。支配下を勝ち取って4年目のメヒアも使いたいはず。宇草が頭角を表せば、長野はどうなるのか?」(前出・同) 他のポジションにも波及していくのが、広島流と言えそうだ。長野もこのままで終わる選手ではない。15日の二塁投球練習では、2人のコーチが付き添っていた。この光景に火の付いた選手も少なくなかった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月15日 20時05分
西武・山川、「これがプロ野球か」と驚愕? 尊敬する先輩が練習中に見せた予想外のプレーを暴露
西武・山川穂高が、14日にインスタグラムを生配信。チームの先輩である中村剛也について言及した。 山川は同日20時半から23時半ごろにかけ、自身のインスタグラムを用いインスタライブを生配信。その中で中村に驚かされた過去のエピソードを語った。 具体的な時期は明かしていないが、山川によると中村が怪我で二軍にいた時期に、投手と内野手が守備の動きや流れを確認する「投内連携」の練習が行われたとのこと。この時は無死一、二塁という想定で行われていたが、三塁を守った中村が投手からの送球を取り損ねたという。 すると、中村は一塁を守る山川に向け、「ポケットからごそごそって(何か)取り出して、『ビュン!』って投げてきた」とのこと。山川はこれを捕球したが、手元を見ると「ボールじゃなくて、『いろはす』(日本コカ・コーラ)の小さいペットボトルだった」と驚いたという。 投内連携はコーチが2人ほど見ていたが、なぜか中村は何も怒られなかったという山川。「『これがプロ野球か』と(思った)。本塁打王を何回も獲得して、チームの中心にいるようなすごい人って『いろはす』投げても怒られないんだって思った」と大笑いしながら振り返っていた。 今回の生配信を受け、ネット上には「いろはす投げられて『これがプロ野球か』は意味が分からん(笑)」、「中村のことめちゃくちゃいじってる感じがして笑える」、「コーチは単純に気付いてなかっただけなんじゃないか?」、「ペットボトルでも正確に投げられるって言う意味では確かに凄いと思う」といった反応が多数寄せられている。 西武(2002-)一筋でプレーする36歳の中村はプロ18年間で「1664試合・.256・415本・1166打点・1467安打」をマークし、本塁打王を6回(2008-2009,2011-2012,2014-2015)獲得している長距離打者。若手時代のキャンプの声出しで「好きな言葉はおかわりです!」と発言したことから、ファンからは“おかわり君”との愛称で親しまれている。 こちらも西武(2014-)一筋でプレーする28歳の山川は、昨シーズンまで「428試合・.269・129本塁打・341打点・398安打」を記録し本塁打王を2回獲得(2018-2019)。新人時代から一番尊敬する選手に中村の名を挙げ、その後中村と同じく本塁打を量産する打者に成長したことから“おかわり2世”と呼ぶファンも多い。 尊敬する先輩のエピソードを笑顔で語った山川。その姿をファンも大いに楽しんでいたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について山川穂高の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/hotaka.yamakawa/
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