search
とじる
トップ > 社会 > 玉川徹氏「コロナ対策は戦争みたいなもの」日本のワクチン接種遅れを“戦時中の精神論”に例え物議

玉川徹氏「コロナ対策は戦争みたいなもの」日本のワクチン接種遅れを“戦時中の精神論”に例え物議

pic pic

画像はイメージです

 16日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、新型コロナウィルスの感染対策を第二次世界大戦当時に例えた。

 番組ではスタジオで、司会の羽鳥慎一アナウンサーがパネルを使い、昨日の感染状況の確認をした。感染者が、全国で2日続けて4,000人を超え、大阪が1,208人と3日続けて1,000人を超えたとした。また、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知で緊急事態宣言解除後最多の感染者を記録し、東京を除く4県は、15日に「まん延防止等重点措置」を国に要請し、20日から5月11日まで一部の市を対象に適用される予定と報じた。

 この現状について、コメントを求められた玉川氏は「コロナ対策は戦争みたいなもの」と前置きした上で、「日本は戦争中に『欲しがりません勝つまでは』で戦おうとしたけど、今なんか似ているなぁ」と発言した。玉川氏はまず、第二次世界大戦での日米の戦い方を比較し、「米国は合理性と科学に基づいて戦おうとしていた。戦闘機だって(日本は)ペラペラのゼロ戦、向こう(米国)はパイロットを守らなきゃということに特化していて、アプローチが違う」と持論を述べた。そして、このアプローチの違いがコロナ対策にも当てはまるとし、「(米国は)徹底的にお金を注ぎ込んでワクチンを開発させたりしている」とし、「日本に技術力がないわけじゃなくて、してないんですよ」「じゃぁ何やるかと言えば、『欲しがりません勝つまでは』と言って自粛してください、自粛してください」と発言した。そして、最後には「あの頃と何が違うんだ」とうんざりした表情で語気を荒げた。

 >>玉川徹氏、兵庫知事に「引っ込んでいた方がいい」と苦言 「うちわ会食」巡りリテラシーの低さを指摘<<

 玉川氏の主張は、第二次世界大戦を精神論で戦った日本と、豊富な物量作戦で圧倒した米国の戦い方の違いを引き合いに出し、現在のコロナ対策で日本がワクチン接種で遅れていることを批判したものだ。

 この玉川氏の批判の仕方に、ネットでは「確かに戦時中と同じスタンスだ」「自粛しろという同調圧力だけじゃ限界」など玉川氏の意見に賛同する書き込みも見られたが、「患者数や死者数を他の国と比べたら、ワクチンは遅れてないのでは」「コロナは、戦争と違ってひとり一人の対策が大切なのに」と戦時中のスローガンを持ち出したことに違和感があるとする書き込みや、アメリカとの比較に「金をつぎ込んでも法律が邪魔するんだよ」「コロナに関しちゃアメリカより成功してるだろ」という意見も見られた。

 英国やイスラエルがワクチン接種後に規制を緩和していることから、その効果が絶大であることが証明されている。日本でも早く打ちたいという気持ちも理解できるが、今私たちがやるべきことは「飛沫を防ぐ」という行動であって、これは精神論ではないのではないだろうか。

関連記事

タグから探す


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ