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救助訓練中のライフガードの男性、サメにかまれて大ケガ 撃退方法に驚きの声

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画像はイメージです

 本格的な夏の到来で、海水浴を楽しみにしている人も少なくない。ひとたび海の中に入れば、水難事故のプロでも、サメに襲われることがあるようだ。

 アメリカ・ニューヨーク州サフォーク郡のビーチで、救助訓練に参加中のライフガードの男性が、サメに胸などをかまれて大ケガをしたと、海外ニュースサイト『CBS 2』『People』などが報じた。

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 報道によると7月3日午前10時ごろ、同郡のスミスポイントビーチで、ライフガードらが集まり、溺れるなどして助けを求める海水客を救助する訓練が行われていたという。ライフガードとは、海水浴場やプールで監視、救助を行う水難救助員のことだ。

 このとき、訓練に参加したライフガードの男性A(年齢非公表)は、助けを求める海水客の役で、海の中に入っていた。しばらくして、突然鋭い痛みがAの体を走った。サメがAの右胸付近にかみついたという。感触からすぐに「サメ」と分かったと、AはCBS 2の取材に答えている。Aはこぶしを振り下ろして、思いきりサメを殴ったそうだ。3度目のパンチでAを離したサメは、海の中へ消えていったという。

 すぐにAは病院に搬送され、胸、手などを数針縫うケガをしたという。Aはその日のうちに退院。大事には至らなかった模様だ。Aは「海には他の生物が暮らしている。常に敬意を払い、ライフガードが常駐している海で泳ぐようにしてほしい。こうした事態が起きても、助けが来るから」と各社の取材に対し語っている。

 Aはケガが治り次第ライフガードの仕事に戻る予定だ。なお、ビーチは一時的に遊泳禁止となったが、翌日からはドローンを飛ばすなど、サメの出没を監視しつつ、ビーチは一般に開放される予定だという。

 このニュースが世界に広がるとネット上では「最もリアリティのある救助訓練になった」「救助される側の気持ちが分かって何より」「殴ればサメを撃退できるのか。参考になった」「人が泳ぐような浅瀬でもサメがやってくることに驚き」「前向きな人だ。サメにかまれたらトラウマになりそうなのに」「サメ事故が起こったのに翌日に遊泳再開は早すぎないか?」といった声が上がった。

 海で泳ぐ際は、過度にサメを心配する必要はないかもしれない。それでも監視員のいる、管理の行き届いたビーチで泳ぐようにしたいものである。

記事内の引用について
Suffolk County lifeguard talks to CBS2 about being attacked by a shark at Smith Point Beach(CBS 2)より
https://www.cbsnews.com/newyork/news/suffolk-county-officials-lifeguard-recovering-after-being-attacked-by-a-shark-at-smith-point-beach/
Beaches Reopen After Lifeguard Is Bitten by a Shark on Long Island(People)より
https://people.com/human-interest/lifeguard-bitten-by-shark-on-long-island-beach-in-second-attack-over-fourth-of-july-weekend/

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