プロ野球
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スポーツ 2021年11月17日 20時30分
広島の助っ人大量解雇に「もったいなさすぎる」批判も? ワンポイント助っ人のクビが物議、他球団が動く可能性もあるか
セ・リーグ4位に終わった今季からの巻き返しに向け、8日から本拠地・マツダスタジアムで秋季練習を行っている広島。17日、助っ人5名の一斉退団を発表した。 >>広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは<< 球団公式サイトはこの日、来日1年目・28歳のバード、同1年目・28歳のネバラスカス、同2年目・29歳のスコットの3投手、同1年目・28歳のクロン、同6年目・28歳のメヒアの2野手に来季契約を結ばないことを伝えたことを発表。この5名を戦力外とした理由などは掲載されておらず、報道でも詳しい内容は伝えられていない。 今季の広島は上記5名を含め助っ人7名体制でシーズンを迎えたが、ネバラスカス(1登板・0勝1敗・防御率10.13)、スコット(一軍登板なし)、クロン(42試合・.231・6本・16打点)、メヒア(18試合・.216・0本・0打点)の4名はほとんど一軍戦力として機能せず。唯一、一軍に定着し左のワンポイントとして主に起用されたバード(33登板・0勝0敗11ホールド・防御率4.57)も防御率は今ひとつだったため、球団は結果を残せなかったと判断して5名を戦力外にしたものと思われる。 助っ人5名の戦力外発表を受け、ネット上には「全員とても数字を残したとは言えないからこれは当然」、「クロンもメヒアも全然打ててなかったクビ切られるのは仕方ない」、「ネバラスカスとスコットに関しては何しに来たのってレベルだったな」とネバラスカス、スコット、クロン、メヒアの4名については退団やむなしと納得の声が挙がっている。 一方、バードについては「他の選手は分かるけどバードは切らなくてもよかったのでは」、「数試合除いてほとんど打たれて無いのにもったいなさすぎるだろ」、「使い方次第じゃ上がり目ありそうだし、もう1年様子見てもよかった気もする」とクビを疑問視する声が多数挙がった。 「今季のバードはシーズン防御率は4点台中盤と振るいませんでしたが、複数失点を喫した7月3日・阪神戦(0.2回3失点)、9月22日・巨人戦(0.1回6失点)の2試合を除くと、防御率『0.87』とほとんど点を取られていません。それでも球団が戦力外にした理由としては左のリリーフは高橋樹也(今季27登板)、塹江敦哉(同51登板)、森浦大輔(同54登板)らがおり不足はしていないこと、ワンポイント投手に助っ人枠を1つ割くことを嫌ったことなどが考えられます。ただ、他4名に比べれば十分上がり目はあるとしてクビを惜しんでいるファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 球団別の成績を見ると巨人(16.20)、阪神(7.36)には打ち込まれた一方、DeNA(1.93)、ヤクルト(1.59)、中日(0.00)と他のセ3球団には防御率1点以下の数字を残したバード。起用法を工夫すれば戦力になるとして、今後獲得に動く球団があってもおかしくはないかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について広島東洋カープの公式サイトよりhttps://www.carp.co.jp/
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スポーツ 2021年11月17日 15時30分
巨人、日本ハム・大田の復帰可能性は消滅? 自由契約で獲得期待も、秋広の背番号変更で落胆の声も
2020年ドラフトで5位指名を受け巨人に入団し、今季がプロ1年目のシーズンだった19歳の秋広優人。17日、来季からの背番号変更が内定していると複数メディアが報じた。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 報道によると、秋広は今季の背番号は「68」番だったが、来季からは過去に日米通算507本塁打の松井秀喜氏(元巨人他)らが背負った「55」番に変更。球団は秋広の大砲としての素質を高く評価し、今後のブレークへの期待も込めて「55」番を渡したとみられるという。 今季の秋広は一軍では「1試合・.000・0本・0打点」とほとんど出場機会がなかったが、二軍では主に4番を任され「82試合・.229・8本・26打点」といった数字をマーク。シーズン後半の8月以降は「31試合・.291・4本・14打点」と3割に迫る打率も残しているため、球団はこの成長ぶりも加味して、一軍実績は無いながらも秋広に由緒ある「55」番を与える決断に至ったと思われる。 秋広の背番号変更を受け、ネット上には「二軍で爪痕残してるとはいえ、一軍では何の実績も無い秋広に55着けさせるのはビックリ」、「松井も着けた番号を与えたってことは、来季からは一軍での英才教育を始めるんだろうか」、「秋広は必ずモノにするという球団の覚悟の表れのようにも感じるな」といった驚きの声が寄せられている。 一方、「秋広が55番着けるなら、これで大田の復帰は無くなったか?」、「大田を呼び戻して55与えるかもと予想してたけど全くの見当違いだった」、「大田がかつての背番号と共に復帰って展開もこれで無くなったな」と、「55」番の前任者である日本ハム・大田泰示を絡めたコメントも多数挙がった。 大田は巨人時代(2009-2016)の2009~2013年にかけ背番号『55』を着用するもこの間はわずか2本塁打、『44』番に背番号が変わった2014~2016年も計7本塁打と芽が出なかった選手。一方、2016年オフにトレード加入した日本ハムでは今季までに計63本塁打と主力に成長した。ただ、日本ハムは11月16日に大田を含めた3選手に来季の契約提示・保留手続きを行わないことを発表している。 「日本ハムの決断により大田らは今オフ自由契約となり他球団との交渉が可能となりますが、ファンの間では大田についてプロ入り当初の監督である原辰徳監督が率いる巨人が復帰に動くのではという見方が浮上。また、復帰実現に向けては背番号『55』番を用意するのではという意見も散見されました。ただ、その『55』番を秋広が着けることが決まったことで、大田復帰の可能性は大きく下がったと捉えたファンも少なくないようです。なお、現在の巨人は大田の本職である外野は丸佳浩、松原聖弥が2枠を占め、残る1枠も候補にはウィーラー、梶谷隆幸ら実績のある選手が複数。ここに本職は一塁ながら外野も守れる秋広も加えるとすると、大田を獲得するメリットは薄いともいえます」(野球ライター) 大田が着用していた2013年を最後に長らく空き番号となっていた「55」番。後継者となった秋広がブレークを果たせるかはもちろん、前任者・大田の去就も今後注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月17日 11時00分
阪神、今オフの契約更改は大荒れが決定的? 主力流出危機と同時に迫るもう1つの難題とは
「本当に払えるのか?」――。 矢野阪神は甲子園球場で秋季練習中。三塁手・大山悠輔の外野コンバートなど、V逸の敗因となった大量失策数を減らすため、守備に重点を置いた練習が続けられていた。 >>阪神・矢野監督の大山コンバート案に「見限ったのか」の声 正三塁手の外野転向が憶測を呼ぶワケは<< しかし、そんな強化トレーニングを見せられても、メディアは「お金の話」から離れられなかった。特に在阪メディアがそうなのだが、阪神は今オフ、2つの難題に直面する。1つ目は選手の契約更改。優勝は逃したが、選手個人では成績を上げた選手も多い。そのため、契約更改でモメるのではないか、と…。 「個人成績を上げた選手が多いので、彼らは昇給を期待していると思います。球団は『優勝できなかった』こと盾に、たとえ昇給であっても提示額は微増でしょう。選手が納得するか、どうか」(在阪記者) 一例を挙げるとすれば、藤浪晋太郎だろう。昨季は1勝6敗。今季は3勝3敗で、「勝率」では昨季の1割4分3厘から5割に挙げている。また、開幕投手も務めた。今の成績に満足はしていないはずだが、「現状維持」「微増」では納得できないだろう。 「一連の新型コロナ騒動で、観客を満員にすることができませんでした。どの球団もそうですが、経営は厳しいと思います。厳しい査定となるのは必至です」(前出・同) 2つ目の難題だが、こちらは選手ではなく、球団が泣かされることになりそうだ。外国人選手とフリーエージェント権取得選手の慰留交渉である。 「ロベルト・スアレスと梅野隆太郎、どちらも残ってもらわなければ困る選手です。となれば、大幅な昇給を認めるしかありません」 両選手の残留交渉の長期化を予想する声も多く聞かれた。 クローザーのスアレスは、今季62試合に登板している。42セーブという成績からも分かる通り、勝利への貢献度が高く、矢野燿大監督からの信頼度も絶大だった。 「昨年オフ、スアレスとは2年契約を結んだと伝えられましたが、2年目にそれを行使するかどうかの選択権はスアレス側にあるんです。スアレス自身がメジャーリーグに挑戦したいと言えばそれまで」 関西地区で活躍するプロ野球解説者がそう言う。推定年俸は2億5750万円。残留には現年俸にプラスアルファを約束するか、昇給を約束した新たな複数年契約を結び直すしかないだろう。 また、推定年俸1億1000万円の梅野だが、シーズン終盤に近づくにつれ、「残留説」もトーンダウンしてきた。 「終盤戦、坂本誠志郎がスタメンマスクを任せられるようになって」(前出・在阪記者) 梅野本人は権利行使するのか否かをまだ明確にはしていない。しかし、正捕手の流出先が同一リーグとなれば、バッテリーサインを含めたチームの機密事項まで失ってしまう。「残留交渉は倍増の2億円強からスタート。3年から5年の複数年契約も必要」と予想されている。 スアレス、梅野。どちらも必要な戦力だ。2人が大幅昇給となった場合、他の阪神選手の契約更改はどうなるのか? 保留者続出なんてことにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月17日 10時50分
日本ハムが西川遥輝ら3選手の保留手続きを行わず!稲葉GM「再契約の可能性を閉ざすものではありません」
北海道日本ハムファイターズは16日、海外FA権を取得している西川遥輝外野手、国内FA権を取得している秋吉亮投手、大田泰示外野手とそれぞれ話し合いを重ねた結果、来シーズンの契約を球団からは提示せず、保留手続きを行わないこととしたと発表した。 日本ハムの稲葉篤紀GMは「3選手と来シーズン以降のプレー環境について協議した結果、選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました。選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です。昨年も、ノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」と球団を通じてコメントを発表。移籍先がない場合は宣言残留も認める意向だ。 西川は2010年のドラフト2位で智辯和歌山高から日本ハムに入団。高校時代からスター選手として注目されており、入団当初は内野手だったが、外野手に転向すると2017年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2020年オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を表明したものの、移籍が成立せずに日本ハムに残留。今シーズン、新たに海外FA権を取得していた。今シーズンは打率.233と苦しんだものの、24盗塁で4回目の盗塁王を獲得している。 大田は2008年のドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。大型外野手として期待されたが伸び悩み、2016年オフにトレードで日本ハムへ。栗山英樹前監督の期待に応えて、外野(ライト)のレギュラーを掴んだものの、今季は不振により76試合の出場に留まり、二軍での生活が多く、チームに貢献が出来なかった。秋吉は2013年ドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団。クローザーとして活躍していたが、2018年オフにトレードで日本ハムへ移籍。1年目からヤクルト時代と同じくクローザーを任されるなどベンチの信頼も厚かったが、今シーズンは10試合の登板に留まり、本来の力を発揮できない1年になってしまった。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年11月16日 19時30分
広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは
2013年のプロ入りから広島でプレーし、今季は「.317・38本・88打点」とセ・リーグ首位打者に輝いたプロ9年目・27歳の鈴木誠也。16日、球団がポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を容認したと複数メディアが報じた。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 報道によると、鈴木はこの日本拠地・マツダスタジアムで鈴木清明球団本部長と会談し、今オフのポスティング利用を希望。これを受けた鈴木本部長は「2016年からしっかりやってもらって、貢献してもらったので、夢をかなえてあげたい」として鈴木の希望を了承し、来週中にも正式にポスティング申請を行うという。 鈴木は一軍に定着した2016年から今季まで6年連続で打率3割・25本塁打をクリアしているチームの絶対的4番。一方、2019年オフの契約更改でメジャー挑戦希望を球団側に訴えるなど、近年はメジャー移籍の可能性も取りざたされていた。 球団のポスティング容認を受け、ネット上には「遂にメジャーに行く時が来たか…来年からカープは後釜探しに苦労しそうだ」、「本人が行きたい以上応援はするけど、今年のチーム三冠王が抜けるのは戦力的に痛すぎる」、「今季は誠也がいても4位だったから、いなくなった来季は最下位もあり得そうで怖い」と、来季への影響を不安視する声が寄せられている。 一方、「他選手の残留にカネ使えるから悲観するようなことではない」、「ポスティングなら相応のお金が球団に入るからまだ救いはあると思う」、「どれだけの金額になるかは分からないけど、億単位の金額が得られれば戦力整備もはかどるのでは」と、流出のメリットを強調する声も多数挙がった。 「報道ではシアトル・マリナーズやテキサス・レンジャーズなど複数のメジャー球団が獲得調査を行っていると伝えられている鈴木ですが、契約金次第では広島への譲渡金が10億円以上になると予想されています。また、移籍が決まれば鈴木の今季年俸3億1000万円(推定)も浮くことを考えると、広島は譲渡金額が予想通りにいけば鈴木と引き換えに13億円ほどの金額を得る計算となります。そのため、仮に鈴木が流出しても浮いたカネで戦力整備を行うことは十分可能ではないかと前向きに捉えているファンも少なくないようです。なお、広島は大瀬良大地、九里亜蓮の主力先発2名が今季国内FA権を取得しており、今オフは慰留に向けて相応の資金を用意する必要がありますが、鈴木が移籍するならその分、慰留用の資金を手厚くすることが可能となります。また、既に投手2名、野手1名を獲得してはいるものの、資金があれば今オフや来季の助っ人補強も計画を立てやすくなるでしょう」(野球ライター) 佐々岡真司監督が近日中に両名の直接慰留に乗り出す予定と伝えられている広島。佐々岡監督の熱意はもちろん、球団がどれだけの条件を提示できるかも慰留の可否を左右する重要なポイントだが、鈴木の“置き土産”が追い風となる可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月16日 15時30分
阪神・矢野監督の大山コンバート案に「見限ったのか」の声 正三塁手の外野転向が憶測を呼ぶワケは
2017年のプロ入りから阪神でプレーし、今季は「129試合・.260・21本・71打点」といった数字を残したプロ5年目・26歳の大山悠輔。16日、矢野燿大監督がコンバート構想を明かしたことを複数メディアが報じた。 >>阪神・矢野監督、梅野へのコメントに「冷た過ぎる」の声 助っ人陣には残留熱望も、球団への“慰留丸投げ”意向が物議<< 報道によると、15日の秋季練習でサードが本職の大山にレフトでシートノックを受けさせたという。練習後、矢野監督は「来年の春、外野もレフトを試したいなというのがあって。サード、ファーストがメインの中でチームの編成でレフトもやれると悠輔も打席に立てるわけだし」と、起用の幅を広げるために大山をレフトにコンバートする意向を口にしたという。 今季の大山はサードで123試合、ファーストで45試合に出場したが外野としての出場はゼロ。プロ通算で見るとプロ1年目の2017年は外野で16試合に出場した一方、翌2018年から今季までは6試合しか外野に就いた経験がない。 大山の外野コンバート構想を受け、ネット上には「正三塁手のポジションを変更するなんて思い切ったことするな」、「今年未出場の外野にコンバートするのはなかなかの挑戦だと思う」、「使える目途が立てばかなりのメリットになるけど、経験が少ないだけにどうなるかはあまり読めないな」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「三塁守備がお粗末過ぎるから見限ったのか?」、「三塁の大山はエラーが多いから、外野に動かして内野守備を固めたい考えもあるのでは」、「負担の少ないレフトに回すことで打撃向上を狙ってる説もありそう」と背景を推測するコメントも数多く挙がった。 「今季の大山は20本塁打をクリアするなど主砲の一角として打線を牽引しましたが、その一方で守備ではチームワースト2位の10失策。阪神は大山も含めて今季86失策と、4年連続でリーグワーストのチーム失策数を記録しています。また、大山はクライマックスシリーズ敗退が決まった7日の巨人戦でも失点を招くエラーを犯しているため、こうした守備難から矢野監督はレフトへのコンバートを計画するに至ったのではとみているファンは少なくないようです。なお、仮に大山のレフトコンバートが実現すれば、空いたサードに守備力のある選手を入れ内野守備を引き締めることが可能となります。また、レフトは一般的に守備負担が少なく打撃に集中しやすいポジションとされているため、大山の打撃成績アップにつながる可能性も十分ありそうです」(野球ライター) 今季主にレフトを務めたサンズが退団の見込みとなっている阪神。大山のコンバートはサンズの穴を埋める意味でも理にかなっているといえそうだが、矢野監督の構想は果たしてどのような結果をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月16日 11時05分
巨人、大量戦力外は大補強の前触れ? 菅野FA流出の可能性も浮上、原監督は新人も駆使して再建画策か
「3年契約」と発表された。巨人・原辰徳監督が山口寿一オーナーにシーズン終了の報告を行い、来季のコーチ布陣の発表を含め、そのまま会見に臨んだ(11月15日)。時間帯が完全にかぶったわけではないが、大谷翔平選手の共同会見の“ウラ番組”だった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< メジャーリーグ、大谷翔平はスゴイが、「日本のプロ野球も面白い」ということを伝えるには、伝統球団の再建は不可欠だ。もし、来季再び巨人が優勝戦線に復活した場合、この会見が「その第一歩」となる。 「原監督と再び3年契約を結んだのは、予想外でした。若いコーチが多いので、彼らを育ててくれという意味でしょう」 そんな感想を口にする取材陣も多かった。 また、巨人はこの会見に前後して、大量12人の戦力外選手リストも公表している。田中豊樹、香月一也など一軍戦力が含まれていたが、 「田中は手術を受けるそうです。ルーキーの伊藤優輔は今月1日、トミー・ジョン手術を受けていました。治療に専念させる間、他の選手を支配下登録するということでしょう」(スポーツ紙記者) 大量12人の戦力外通告の先にあるのは、「外部補強」だろう。 原監督は「今オフのFA補強は?」の質問に対し、こう答えていた。 「外国人選手は、オーナーも興味のあるところだし、-省略- やっぱりフリーエージェントという選手はたくさんいるわけで、その選手たちの権利というのは大事にしてもらいたいし…」 フリーエージェントは選手の権利。そんな持論を語り、こちらが聞きたかった具体的な補強案については、完全にはぐらかされてしまった。 「広島・九里など好投手が権利行使すれば、交渉すると思います。原監督がハッキリ答えなかったのは時期的な理由でまだ公表できないからでしょう。でも、有望選手が動かないとの情報を掴んでおり、だから、そんな言い方になったとも解釈できます」(球界関係者) フリーエージェントと言えば、気になる情報も交錯している。今季、海外FA権を取得した菅野智之投手が「行使するのではないか?」というもの。何か具体的なアクションがあったわけではない。しかし、行使するのならば、原監督の「選手たちの権利」なる持論は米球界に挑戦したいとする自軍選手へのエールであり、会見で出た発言としても違和感は全くない。 MLBア・リーグ中部地区の関係者に「今季の菅野評」を聞いてみた。 「故障のため、今季の成績は良くありませんでした。右肘は本当に治ったのかどうか、不安要素があるので、こちらとしては獲得にリスクを伴うので…」 奇しくも、同日、巨人はドラフト1位指名の翁田大勢(関西国際大学)と仮契約を結んでいる。その翁田で思い出されるのは、指名挨拶でのやり取りだ。翁田本人は「リリーフタイプ」と自己分析したのに対し、巨人側は「先発で!」と言い切っている。 エース喪失、先発投手陣をまたゼロから再編すると言うのなら、原監督に「3年」という長い期間の指揮を要請した理由にも合点がつく。今オフ、巨人は大掛かりな選手の入れ換えを行うことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月16日 10時50分
ロッテ今岡ヘッドコーチが退団、マーティン選手が帰国「来年も頑張りマーティン」
千葉ロッテマリーンズは15日、今岡真訪ヘッドコーチより今季限りでの退団の申し入れがあり、これを受理したと発表した。 今岡ヘッドコーチは「最後まで優勝争いをした中で、リーグ優勝が出来なかった責任を感じています。また4年間やらせていただいた中で、結果を残せなかった事にも責任を感じます。球団にはこのような機会をいただき感謝をしています。4年間で教えられることはすべて選手たちに伝えたつもりです。自分自身もこの経験を今後に生かしていきたいと思っています。マリーンズの皆様、4年間ありがとうございました」とチームやファンに対して感謝の意を述べている。 今岡ヘッドは、PL学園、東洋大を経て、1996年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。首位打者(2003年)、打点王(2005年)を獲得し、星野仙一監督、岡田彰布監督の阪神で活躍。2010年からロッテに移籍。2012年には選手兼任で二軍打撃守備コーチも務め、その年で引退。2016年シーズンから2年間阪神にコーチで復帰。2018年シーズンからはロッテに復帰し、二軍監督を経て、今季はヘッドコーチとして井口資仁監督を支えて、チームを2位に導いた。 また、主軸として活躍するレオネス・マーティン選手が同日、成田空港発の便にてアメリカに帰国した。マーティン選手は「マリーンズファンの皆様、一年間いつも応援いただきありがとうございました。シーズンが終わって自分のSNSにファンの皆様から凄い数のメッセージをいただきました。本当に嬉しかったですし感動しました。とりあえず、これからは自宅に戻って、まずゆっくり休んで、その後、来年の準備をしていきたいと思います。来年も頑張りマーティン」とコメント。来日3年目の今季は116試合に出場、来日最多の27本塁打、75打点、打率.233をマーク。9月には自打球により右足甲骨折のケガにも見舞われたが、シーズン終盤に強行復帰。オリックスとの優勝争いをする上で、最後まで全力プレーを披露した。本人も話しているように来シーズンは2年契約の2年目なので、引き続きロッテでプレーをする。(どら増田)
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スポーツ 2021年11月15日 19時30分
阪神・矢野監督、梅野へのコメントに「冷た過ぎる」の声 助っ人陣には残留熱望も、球団への“慰留丸投げ”意向が物議
セ・リーグ2位に終わった今季からの巻き返しに向け、10日からスタートした秋季練習では精力的に指導・視察を行っている阪神・矢野燿大監督。15日に伝えられた、プロ8年目・30歳の梅野隆太郎についての発言がネット上で物議を醸している。 梅野は今年5月に国内FA権を取得し、今オフに権利を行使するかどうかが注目されているチームの正捕手。ただ、報道によると14日に取材に応じた矢野監督は、これまで言及していなかった梅野の慰留について「まだ何もしていない」と直接の説得にはあたっていないことを告白。同時に、「自分で得た権利で周りの評価を聞きたいというのは俺も思ったし、そういうのはFAしかないんで。球団は球団で残ってもらう努力はしっかりしてくれると思う」と、当面は梅野と球団の交渉を静観していく旨を口にしたという。 今季の梅野は正捕手として全143試合中130試合に出場。打撃は「.225・3本・33打点・91安打」と今ひとつだったが、得点圏打率はリーグ2位の「.321」と随所で勝負強さを見せた。ただ、シーズン最終盤の10月は全20試合中、出場が9試合と出場機会が激減したままシーズンが終了。矢野監督はこの間2番手捕手・坂本誠志郎をスタメンで重用していた。 >>阪神・梅野、今オフ他球団へFA移籍?「僕は多分出ると思う」金村氏が冷遇の影響を大胆予想、争奪戦は濃厚か<< 矢野監督の発言を受け、ネット上には「え? このコメントはさすがに他人事過ぎだろ」、「直接説得せずに球団に交渉一任するのは冷た過ぎるのでは」、「これを聞いた梅野はどう思うんだろう、自分が梅野なら誠意が無いと判断してFA宣言するけど」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「助っ人陣と比べて梅野への対応が違い過ぎるだろ」、「マルテやスアレスには残ってほしいってコメントしてたのに梅野には言わないのかよ」、「助っ人陣とは違って、梅野は必要不可欠ではないと考えてるからこういう発言をするんだろうな」と、他選手との対応の違いについて指摘するコメントも数多く挙がった。 「今オフの阪神は梅野に加え主砲・マルテ、守護神・スアレスと去就が不透明な主力選手が複数います。矢野監督はこれまでにマルテに対しては『オレとしてはマルちゃんは欠かせない』、スアレスに対しても『スアちゃん頼むぞ! ということだけは(伝えた)』と、それぞれ必要不可欠な選手として残留を熱望するコメントを口にしたことが伝えられていました。そんな中、梅野には残ってほしい旨を明言しなかったことから、矢野監督は梅野に出ていかれても構わないと考えているのではないかとみているファンも少なくないようです。矢野監督の本心は不明ですが、来季は今季最終盤にスタメン固定した坂本を梅野に代えて正捕手に据えたい意向があるのかもしれません。そうなると、梅野が序列格下げの不満からチームの和を乱す展開もあり得ますので、こうしたリスク回避のためにあえて冷たいコメントを口にしFA退団を促しているという可能性もゼロではなさそうです」(野球ライター) 2020年シーズンまで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得するなど守備にも定評がある梅野。仮に権利行使なら絶対的正捕手が不在の球団が獲得に手を挙げる展開も十分考えられるが、本人は矢野監督のコメントをどのように捉えているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月15日 18時30分
DeNA・三浦監督、初の“秋季トレーニング”の意義を明かす「1、2軍関係なく全員で」 新コーチとの意思疎通も順調か
ベイスターズは一昨年まで秋季キャンプと称して、野手陣は鹿児島県・奄美大島で、投手陣は横須賀スタジアムのある追浜公園内の施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で、若手を中心に汗を流していた。しかし今年からは「秋季トレーニング」と名前も変更し、1、2軍フルメンバーでDOCKと横須賀スタジアムを併用し、汗を流している。 三浦大輔監督はこのトレーニングで「個々のレベルアップ」と目標を口にしていたが、第3クールの始まった14日には横須賀スタジアムでケースバッティングを実施。ランナーを置いた場面で、バッティングピッチャーの投球に対して送りバントや進塁打など、小技を重点に置いた練習を重ねていた。フェニックスリーグから投手から打者への挑戦をしている、来シーズン4年目の勝又温史も無難に送りバントを決めるなどのシーンもあり、練習を見守るファンからも温かい拍手が送られていた。田代富雄バッティングコーチとともにバッターボックス裏で練習を見守っていた三浦監督も「今年一年感じた足りない部分をテーマに上げています。まだまだ失敗も多いし、改めて課題だなと。来シーズン始まるまでの準備期間として始めてます」と、今シーズン最下位に沈んだチームの課題クリアにも着手していると明かしていた。 また「1、2軍関係なく、選手コーチ全員で取り組んでいます」と、今までは投手陣と野手陣に分かれ、ベテラン勢は免除されることが多かった秋季キャンプとの違いとメリットも明かした。さらに初日から指導している斎藤隆、鈴木尚典両コーチに加え、14日から合流した小杉陽太コーチと新しい顔ぶれも加わったこともあり「コーチ、スタッフともコミュニケーションをより多く取っています」と、番長らしく意思の疎通にも重きを置いているようだ。 多くのレジェンドも入閣し、期待の大きい2年目の三浦ベイスターズ。1、2軍の垣根のない秋季トレーニングの中で、昨シーズンのスローガン「横浜一心」をよりブラッシュアップさせていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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こめかみ直撃で目からも流血! ロッテ・中村だけじゃない、頭部死球に苦しめられたプロ野球選手
2020年06月28日 11時00分
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スポーツ
ソフトB助っ人の快投で話題になった西武・西口の“悲劇” 前代未聞の逃し方をした大記録も?
2020年06月27日 17時00分
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スポーツ
楽天・松井、先発転向は判断ミス? 不安が続く前守護神、「言い訳はできない」次戦で屈辱を晴らせるか
2020年06月27日 11時00分
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スポーツ
楽天・ウィーラーのトレードは「喜ぶべきこと」 元ロッテ里崎氏が批判を一蹴も、「姿勢が気に食わない」賛否の声
2020年06月26日 19時30分
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スポーツ
阪神・ボーア、打率0割台でも「悪くはない」 元阪神片岡氏が復調を予言、視察中に見た“光明”も明かす
2020年06月26日 17時00分
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スポーツ
巨人・ウィーラー、“松井復帰”の布石に? MLB時代に接点、イチロー・マー君との急接近ももたらすか
2020年06月26日 11時45分
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スポーツ
中日・阿部に「酷すぎる」ファン激怒 勝敗に響いた判断ミス、与田監督も「カバーしてあげないと」と嘆き
2020年06月25日 18時30分
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スポーツ
DeNA・山崎、おうちから康晃ジャンプのエール! 3年連続セーブ王と200セーブへ向け発進
2020年06月25日 17時30分
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スポーツ
ヤクルト・山崎、三塁目前で突然急停止! 「1点は確実だったのに」走塁ミスに批判、解説・金村氏も苦言
2020年06月25日 15時45分
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スポーツ
巨人、鍬原の一軍昇格が決まったワケ 直近の登板は大炎上、今後の投球に阿部二軍監督の手腕が試される?
2020年06月25日 11時50分
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スポーツ
ヤクルト坂口智隆の第1号など打線爆発で快勝!「良い結果になって良かった」
2020年06月25日 11時45分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分