プロ野球
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スポーツ 2021年12月02日 17時30分
DeNA、宮崎に続き大和も残留決定!「どんどん教えていきたい」 若いチームに必要なベテランの経験値
師走に入った12月1日、ベイスターズからうれしい知らせが届いた。今シーズン中の9月中旬に海外FA権を獲得し、去就が注目されていた大和が会見を開き「FA権を行使し、残留することを決めました」と発表した。 FAでタイガースからベイスターズへ出場機会を求めて移籍を決断。当時の高田繁GMからは「守備だけで打率3割の価値がある」、アレックス・ラミレス前監督からは「優勝するための最後のピース」と高評価を与えられ、2018年シーズンから卓越した守備力を武器に、主にショートのレギュラーとして活躍。今シーズンの打率は.252と、昨年の.281から数字を下げたが、得点圏打率は.359と昨年の.293よりもアップと勝負強さを発揮した。特にベイスターズ史上最高といえる戦いを見せた今年の交流戦では「恐怖の9番バッター」として、6月6日のマリーンズ戦ではサヨナラヒットを放ち、得点圏打率は驚異の.600と打ちまくるなどチームに勢いをつける立役者となった。 また経験豊富なベテランとして、同じショートでありベイスターズのホープ・森敬斗にも「能力の高い選手ですし、ベイスターズを背負っていかないといけない選手」と認め「自分にできるアドバイスはどんどん教えていきたい。成長してほしいの思いが一番」とシーズン中も明かしていたように、ライバルにも献身的なサポートを送る懐の深さも見せた。 今年日本一に輝いたスワローズも、他球団から移籍してきた嶋基宏、メジャー帰りの青木宣親、代打の切り札・川端慎吾らの力が最下位からチームを引き上げる原動力となったことからも、ベンチ内でのベテランの経験は大きいことは明らか。ベイスターズでも、すでに発表されているように、今シーズンFA権を取得した宮崎敏郎は、三浦大輔監督が選手時代に結んだのと同じ6年の大型契約を締結し、事実上“生涯ハマのプーさん”となることが確定。大和も34歳から2年契約を結んだことで、横浜で骨を埋める可能性が高くなってきた。昨年石川雄洋氏やホセ・ロペス氏などと契約しなかったスタンスから一転、ベテランへの高待遇が目立つこのオフシーズン。来シーズンからは、若さと経験をミックスした結束力の強いチームへと変貌していきそうだ。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年12月02日 15時35分
巨人・坂本の主将続投報道に心配の声 不安抱く原監督に「やります」、異例の8年目突入を志願したワケは
2007年から巨人でプレーし、今季までに「1902試合・.291・261本・911打点」といった通算成績を残しているプロ15年目・32歳の坂本勇人。2日、来季も主将を続投すると複数メディアが報じた。 坂本は2015年に阿部慎之助(現巨人一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ)の後任として主将に就任し、今季まで7年連続で主将を務め続けている選手。報道によると、原辰徳監督は「少し楽な状態で野球をやらせるのもいいかな」という思いから、今季終了後に坂本に続投可否の意思を確認。すると、坂本が「もう1年、僕やります」と続投を希望したことから、来季も引き続き主将を任せることを決めたという。 今季の坂本は5月に右手親指を骨折した影響もあり「117試合・.271・19本・46打点」と、打撃3部門全てが前年(.289・19本・65打点)以下の数字に。また、クライマックスシリーズ(CS)ではファースト・ファイナル合わせて「.118・0本・1打点」とほとんど結果を残せなかった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< 坂本の主将続投報道を受け、ネット上には「返答次第では辞めれただろうによく自分から志願したな」、「故障もあったとはいえ、成績落としてるのに主将続投して大丈夫なのか」、「7年間も重責担ってるんだし、そろそろ肩の荷を降ろすのもアリだと思うんだけど」と驚きの声が寄せられている。 一方、「主将期間に日本一獲れてないことに負い目感じてるのか?」、「チームを頂点に導いてから後を託したいって思ってるのかも」、「日本一ゼロのまま辞めるわけにはいかないって責任感もあるんだろうな」と、続投を希望した背景を推測するコメントも数多く挙がった。 坂本が主将を務めた今季までの7年間、チームはAクラス6回、リーグ優勝2回を記録した一方で日本一はゼロ。日本シリーズには2019~2020年にかけ2年連続で出場したが、どちらの年もソフトバンクに4連敗を喫し敗退している。これらの結果を踏まえ、主将在任中にチームを日本一に導けていないことも続投志願の一因になったのではとみているファンは少なくないようだ。 「坂本は今季CSファイナルでヤクルトに敗れ日本一への道が閉ざされた後、『選手個々がもう1ランク、2ランク、ランクアップしないと同じ結果になる』と、自身を含め選手がより一層、奮起しなければ来季も日本一には届かないという旨を語ったことが伝えられています。そのため、主将の立場なら練習・試合中に他選手にげきを飛ばしやすいと考え、来季の続投を希望した可能性も考えられるのではないでしょうか。なお、主将は他選手への鼓舞に加え成績面でもチームを引っ張る数字が求められる過酷な役割ですが、坂本は2007~2014年は平均で『.281・14.4本・54.4打点』、2015年~2021年は同『.303・20.9本・68打点』と主将就任後の方が数字が良くなっています」(野球ライター) 来季は前任者の阿部と並び、球団史上最長となる主将8年目を迎える坂本。2012年の日本一を経験している唯一の現役野手として、チームを10年ぶりの頂点に導くことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月02日 10時50分
オリックスD4位、慶大・渡部遼人が仮契約「将来的にはゴールデングラブ賞、盗塁王を獲得できるような選手に」
オリックス・バファローズは1日までにドラフト1位から5位の指名選手との仮契約を結んだ。各選手のコメントは以下の通り。 ドラフト1位の椋木蓮投手(東北福祉大学)「仮契約を終えて、プロ野球選手になったんだなという実感が強くなりました。これからは自分の行動一つ一つを見られると思うので、プロとしての自覚をしっかり持ってやっていきたいと思います。また、15という素晴らしい背番号をいただきましたので、15といったら椋木と言われるように、そして、椋木がつけているから15をつけたいと子どもたちから言われるように頑張っていきます!1年目から任された役割をしっかりとこなし、2年連続の優勝に少しでも貢献できるようにやっていきたいと思っています。素晴らしいチームメイトと早く喜びを分かち合えることを楽しみにしています」 ドラフト2位の野口智哉内野手(関西大学)「仮契約を終えて、改めて“プロの世界に入るんだ”という実感が湧きました。これからは勝負の世界なので、やるしかないぞという気持ちです。自分のアピールポイントは肩の強さだと思いますので、まずは肩は負けないというのを見せていきたいです。一年目の目標は開幕一軍に入ることです。そこへ向けてやるべきことはたくさんあると思いますが、将来的にも打って、走って、守れるショートというのをめざして頑張っていきたいと思います」 ドラフト3位の福永奨捕手(國學院大学)「仮契約を終えて、改めてプロ野球選手になったと実感できました。オリックスは今年優勝しましたし、素晴らしいチームの一員になれることを光栄に思っています。自分のアピールポイントは勝負強い打撃とスローイングです。“勝たせられる捕手”を目標に、チーム合流後はしっかりとアピールして頑張っていきます。中学から大学までずっとキャプテンをやらせてもらっていたので、そういった良さも出していきたいと思っています!」 ドラフト4位の渡部遼人外野手(慶應義塾大学)「(仮契約を終えて)プロ野球選手になるんだなという実感と、これから自分の立場をしっかり考えて行動していこうという気持ちになりました。オリックスはベテラン、若手を問わず、チームワークが素晴らしいチームという印象がありますので、その中に一日でも早く馴染めるようにやっていきたいと思っています。自分は足に自信がありますので、そういった面で、守備と走塁に重きを置いてやっていきます。将来的にはゴールデングラブ賞、盗塁王を獲得できるような選手になれるように頑張ります!」 ドラフト5位の池田陵真外野手(大阪桐蔭高校)「(仮契約を終えて)プロ野球選手になったんだなと、改めて実感しました。オリックスは日本シリーズに進出して、そこでも勝って日本一になると思いますので、自分もその強い集団の一員になれるように、これからも必死に努力していきたいと思います。若い選手も多いですし、1年目からチームに貢献する活躍ができるように頑張ります!」 椋木以外の選手の背番号は、今月行われる新入団選手合同会見で明らかになるという。(どら増田 / 写真・球団提供)
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スポーツ 2021年12月01日 20時30分
楽天・オコエに「開いた口が塞がらない」呆れ声 今季2度目の手術発表が物議、来オフの戦力外も現実味?
2016年から楽天でプレーし、今季までに「230試合・.220・9本・44打点」といった通算成績を残しているプロ6年目・24歳のオコエ瑠偉。1日、左ひざの手術を受けたことを球団が発表した。 球団公式サイトはこの日、オコエが11月30日に千葉県内の病院で「左膝関節軟骨欠損症に対する自家軟骨移植術」を受けたことを発表。今後の予定については「リハビリの状況を見ながら復帰を目指す」と記載されている。 今季のオコエは後半戦がスタートした8月13日・西武戦で2シーズンぶりの一軍出場を果たしたが、同日以降の成績は「42試合・.223・0本・6打点」と振るわず10月15日に二軍落ち。そこから再昇格はないままシーズンを終えたが、11月22日の契約更改では現状維持の年俸1000万円(推定)でサインしていた。 >>楽天・オコエのお粗末プレーに石井監督が激怒? 致命的ミス翌日の二軍降格が物議、ブレーク気配からの大失速に失望も<< オコエの手術発表を受け、ネット上には「初めて聞く名前の手術だな、どれくらいで復帰できるかも予想がつかない」、「移植した軟骨がすぐに馴染むとは思えないし、回復までは数か月単位かかるんじゃないか」、「ニュースとか見ても全治期間伝えられてないし、下手したら来季開幕もアウトなのでは」と長期離脱を危惧する声が寄せられている。 同時に、「オコエまた故障かよ、一体何回したら気が済むのか」、「負ってしまった怪我を悔やんでもしょうがないんだけど、さすがにプロ入りからここまで故障が多すぎる」、「今年に至っては手術2回目だから開いた口が塞がらない」といった呆れ声も数多く挙がった。 2015年ドラフトで1位指名を受け楽天に入団したオコエは、翌2016年4月に右ひじ痛で一時戦線を離脱。これ以降は右手薬指靭帯損傷(2017年2月)、右大腿二頭筋損傷(2018年5月)、左内腹斜筋損傷(2020年3月)とほぼ毎年故障離脱しており、今季も2月に受けた「左手関節TFCC縫合術」の影響で6月末まで実戦から離れていた。 「オコエは故障の多さに加えて寮の門限破りや奇抜な髪型など素行面で悪目立ちしていることでも知られる選手。昨オフの契約更改では石井一久監督から『そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなってくる』と厳しい言葉をかけられましたが、今季も故障で出遅れ復帰後も結果を出したのは数試合のみとサッパリでした。契約更改で減俸を免れたことを考えると、球団側もまだ完全に見限ってはいないようですが、来季も長期離脱・不振が続くようならいよいよ戦力外となる可能性もゼロではありません」(野球ライター) 一軍復帰直後の8月は「.279」とまずまずの月間打率を残したことから、当時は「とうとうやる気を出してくれたのか」と期待の声も多数寄せられていたオコエ。来季故障を完治させ、再び8月のような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月01日 18時30分
阪神・スアレス、メジャー本格交渉は“先輩”のおかげ? 年俸3倍増オファーが憶測を呼ぶ、ダルビッシュも「来るかも」と注目
11月30日に今季限りで阪神を退団する見込みと伝えられた来日6年目・30歳のスアレス。12月1日、メジャー球団のサンディエゴ・パドレスが獲得に動いていると複数メディアが報じた。 報道によると、パドレスは単年700万ドル(約7億9400万円)程度の条件でスアレスの獲得交渉を進めているとのこと。仮に同条件での移籍が実現すれば、今季年俸が250万ドル(約2億8300万円)のスアレスにとっては3倍近くの大幅昇給となる。 阪神とスアレスは昨オフ、スアレス側に2年目の契約選択権がある2年契約を締結。球団はスアレスが今季「62登板・1勝1敗42セーブ・防御率1.16」で2年連続セーブ王に輝いたことから慰留に努めたが、スアレスはメジャー移籍の意向が強く慰留を固辞。これにより、スアレスは11月30日が提出期限の保留者名簿から外れ、どの球団とも交渉を行える自由契約選手になることが確定していた。 >>阪神・スアレスのメジャー流出をファンが応援? 絶対的守護神の挑戦が後押しされるワケ、球団も既に代役探しに本腰か<< パドレスのオファー報道を受け、ネット上には「メジャー経験が無いスアレスに7億以上も出すとは」、「メジャー球団の資金力ってやっぱ凄いな、阪神じゃこの額は到底出せない」、「年俸3倍アップは相当魅力的だな、自分がスアレスなら二つ返事でオファー受けるわ」と驚きの声が寄せられている。 一方、「これパドレス側はジョンソンが使えたから味占めてないか?」、「阪神産のジョンソンが頑張ってるのも好オファーの一因になってる気がする」、「ジョンソンがそれなりに働いてるから、スアレスはもっと計算できるって考えての7億オファーなのかも」と、現在パドレスに所属する元阪神・ジョンソンを絡めたコメントも数多く挙がった。 パドレスは2019年オフ、同年に阪神入りし「58登板・2勝3敗40ホールド・防御率1.38」といった数字を残したジョンソンを2年500万ドル(約5億6700万円)で獲得。このジョンソンの存在がスアレスの獲得方針に影響したのではとみているファンも少なくないようだ。 「ジョンソンは2017~2018年にかけメジャーでプレーするも、成績は『38登板・3勝2敗1ホールド・防御率5.44』と振るわなかった投手。しかし、阪神でのプレーを経て加入したパドレスでは、今季までに『87登板・6勝5敗13ホールド・防御率3.09』といった成績でブルペンを支え、既に来季残留も決定しています。そのため、パドレス側は阪神で好成績を残したジョンソンが戦力として機能していることから、今季ジョンソンをしのぐほどの数字を残したスアレスのことも高く評価した可能性は十分考えられます」(野球ライター) パドレスに所属するダルビッシュ有も、1日に自身のツイッターに「パドレスに来るかも?」と投稿するなど注視しているスアレスの獲得交渉。一部ファンの間では早くも「先発・ダルビッシュ、中継ぎ・ジョンソン、抑え・スアレス」といった、NPB経験者による投手リレー実現への期待も高まっている。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2021年12月01日 15時30分
日本ハム・近藤、ファンフェス中の一場面に心配の声 「ダメです」右ひざ負傷で綱引きを離脱、重傷ならチームの来季に暗雲か
11月30日に札幌ドームで開催された日本ハムのファンフェスティバル。プロ10年目・28歳の近藤健介が見せた仕草がネット上で物議を醸している。 >>日本ハム・大田の意味深発言が憶測を呼ぶ 他球団からのオファーを匂わせ? 直近成績から冷ややかな見方も<< 問題となっているのは、フェス開始直後に行われたプログラム「引いて! 投げて! 踊らナイト!」での近藤の様子。同プログラムは投手チーム、野手チームに分かれ選手が綱引き、ダンスを行いながら玉入れをするという競技を3ラウンド行い、各ラウンドで入った玉の合計得点で勝敗が決定。野手チームのキャプテンを務めた近藤は第1ラウンドの競技に参加した。 ところが、近藤は第1ラウンド開始直後こそ先頭で力強く綱を引っ張り、ダンスでも軽快な動きを見せていたが、1度目のダンスが終了した直後に右足を引きずりながら競技から離脱。競技終了後、フェスMCは選手の中で1人だけパイプ椅子に座った近藤に「大丈夫ですか?」と聞いたが、近藤は右ひざをさすりながら苦笑いで「ダメです」と返し、第2ラウンド以降は競技に参加せず同プログラムを終えた。 近藤の様子を受け、ネット上には「え? まさか今の競技で故障したのか?」、「張り切り過ぎてひざ痛めたって展開はマジで笑えないぞ」、「選手たちは綱引きの時左右に振られてたけどその時にひざやったんだろうか」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「もし今回の負傷が尾を引くようなら来季の希望が無くなる…」、「本当に軽傷で済んでほしい、そうじゃないと新庄体制1年目はBクラス不可避だ」、「右ひざは数年前に痛めてる箇所だからなおさら不安」と今後を危惧するコメントも数多く挙がった。 近藤は今季チーム野手最多の133試合に出場し、「.298・11本・69打点」と打撃三部門でチームトップの数字を残した看板打者。新庄剛志新監督が指揮する来季も中軸を任されることはほぼ確実視されている。 「近藤は当時プロ6年目・24歳の2017年シーズンに、死球をきっかけに一時右ひざ痛に悩まされた過去がある選手。このこともあってか、今回のアクシデントが来春キャンプやシーズンまで響く可能性を危惧しているファンも少なからずいるようです。近藤は同競技終了後も離脱はせずに最後までファンフェスに参加していましたので、現時点では右ひざに違和感がある程度にとどまっていると思われますが、今後の自主トレの強度次第では患部を悪化させる可能性も否定はできません」(野球ライター) 今回右ひざを痛めたような仕草を見せた近藤は、左ひざにも古傷を抱えている。そのため、一部ファンからは「右ひざかばって練習して、左ひざまで痛めるのが1番最悪の展開」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月01日 11時00分
侍ジャパン、栗山監督の抜擢は権力抗争が原因? 愛弟子・大谷招集よりも期待される役割とは
侍ジャパンの新指揮官に前日本ハム監督・栗山英樹氏の就任が正式に決定した。各メディアはWBCでの「世界一奪回」のため、教え子である大谷翔平選手も招集できるのではないか、と…。そんな期待の声も伝えられていた。 >>侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」<< しかし、候補者はほかにもいた。栗山監督に決まるまで二転三転したという。 「東京五輪が終了して間もなく、巨人OBの高橋由伸氏の名前が一部メディアから報じられました」(スポーツ紙記者) 昨年、東京五輪の一年延期が決定した頃から、「次期代表監督」に関するいくつかの情報が流れていた。その中に高橋氏の名前はなかったが、「高橋氏有力」の一報と同時にこんな声も囁かれるようになった。 「山本浩二氏が代表監督に選ばれた時と似ている、と」 山本氏は2013年第3回WBCで代表チームを指揮した。前年に「有力」と報じられ、山本氏の元に各メディアが集まったが、そこで出たのは「知らない」「聞いてない」の言葉ばかり。たとえ決まっていても否定しなければならない場合もある。それは分かっているが、山本氏は本当に知らなかった。正式なオファーがあったのはその後だったという。 「山本氏の名前が報じられたのは、候補者を絞り切れていない時期でした。そのまま、山本氏にお願いするような空気になってしまいました」 当時を知るNPB関係者の証言だ。 代表チームの監督、コーチの人事権は強化委員会にある。NPB、12球団からは介入されない組織ということになっており、11年10月の侍ジャパン常設化が決定してからは、同委員会が選出してきた。「それまでは、有力なプロ野球OBや一部の球団幹部にも相談していました」(球界関係者) 栗山氏が選ばれた背景には、“侍ジャパンへの介入”を認めたくないとする意思もあったようだ。とは言え、栗山新代表監督に求められるのは、大谷翔平の侍ジャパンへの合流だけではない。 「23年3月のWBC大会は中止でしょう。25年に延期になるようですが」(前出・スポーツ紙記者) 侍ジャパンは常設化されており、このままコロナ騒動が収まれば、海外チームとの親善・強化試合も開催しなければならない。侍ジャパンの最大の悩みはWBCなどの公式大会以外の国際試合がイマイチ盛り上がっていないことだ。チーム強化はもちろんだが、25年のWBC大会までの約4年間、野球ファンの関心も惹き付けておかなければならない。 「その打開策として、日米野球を復活させたらどうかという意見もあるんです。実現すれば、大谷を侍ジャパンに合流させるよりも簡単ですよ。大リーグ選抜チームに入ってもらえばいいんですから」(前出・球界関係者) ダルビッシュ有、前田健太、筒香嘉智らも“凱旋帰国”が果たせる。 栗山監督が取り組まなければならないのは、阪神・佐藤輝明、DeNA・牧秀悟、千葉ロッテ・佐々木朗希、東京ヤクルト・奥川恭伸など代表未経験の有望な若手を侍ジャパンの主力メンバーに育て上げることだ。 栗山新監督には権力抗争や「大谷絡みの営業問題」に頭を悩ませるよりも、佐藤たちの育成に専念してもらいたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年11月30日 20時30分
中日・与田前監督への球団代表の発言にファン激怒 根尾・石川育成に失敗と酷評? 3年連続の失言に呆れ声も
2019年から今季まで中日の監督を務め、29日に球団エグゼクティブ・アドバイザー(EA)への転身が発表された与田剛前監督。この件について同日に伝えられた中日・加藤宏幸球団代表のコメントがネット上で物議を醸している。 >>中日・又吉のFA流出は「逆に補強になる」? ソフトB調査報道に期待の声、投打で狙い目になり得る選手は<< 報道によると、与田前監督のEA転身について取材に応じた加藤代表は「他球団ではこういうことをやっているとか、野球のことはもちろん、野球以外の営業面など、グラウンド内外で気づいたことをアドバイスしてもらう」と説明すると同時に、「常勤ではないので、今後くじを引いてもらうことはない」とコメント。与田前監督は監督時代のドラフトで根尾昂(2018年/4球団競合)、石川昂弥(2019年/3球団競合)の当たりクジを引き当てた強運ぶりが知られるが、来年以降のドラフトでEA職としてクジを引くことはないと明言したという。 問題となっているのは、ドラフトの話の流れで飛び出たという加藤代表の発言。加藤代表は「強運の持ち主で一流選手を取ってくれたことは感謝したいが、根尾、石川昂弥とも監督時代には花を咲かせることができなかった」と、与田前監督は両名を主力に育て上げるまでには至らなかったという旨を口にしたという。 加藤代表の発言を受け、ネット上には「『せっかく引き当てたのに育成できなかった』って言い草は酷すぎないか」、「2人とも高卒(根尾はプロ3年目・21歳、石川は同2年目・20歳)でまだこれからの段階なのに与田監督にケチつけるのはお門違いだろ」、「まさか加藤代表は根尾、石川のことを即戦力だと考えてたのか?」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「この人オフシーズンの度に余計なこと言ってないか」、「去年も一昨年も問題発言してるのに本当懲りないな」、「口を開けばロクなことにならないからもう黙っといてほしいんだけど」と呆れ声も数多く挙がった。 加藤代表はこれまでもたびたび言動が物議を醸している人物。2019年オフにはそれまでの登板数(263登板)を考慮した査定を求め契約更改を保留した祖父江大輔に対し、「評価はするが査定には反映されない。過去のシーズンも含めた評価をしてほしいならFA権を取ってほしい」と発言。ネット上には「リスペクトが感じられない」といった批判が噴出した。ただ、これを受け球団側はその後、査定について丁寧な説明を行ったようで、祖父江は2回目の交渉後に「話をさせてもらって整理できたので、サインさせてもらった」と納得して判を押した旨を語っている。 また、2020年オフには契約を保留した木下拓哉、福谷浩司、福敬登の3選手に対し「査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない」、「他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる」と徹底抗戦を主張。これを受けプロ野球選手会から「一方的に所属選手が年俸金額でもめているかの印象を与える発言」として抗議文を送られる事態に発展している。 今回の件も含めると、3年連続でファンを騒がせる発言を口にした形の加藤代表。一部ファンからは「来年2月のキャンプインまでにもう何個か失言出そうだな…」と、さらなる問題発言を危惧する声も少なからず挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月30日 17時30分
オリックスのセットアッパー、ヒギンスが帰国「ドーモアリガトウ」残留を希望
オリックス・バファローズは29日、タイラー・ヒギンス投手とグレン・スパークマン投手が28日にそれぞれアメリカへ帰国したと発表した。 ヒギンスは昨シーズンから加入したリリーフ右腕で、今シーズンも昨年に引き続きセットアッパーとして49試合に登板し、防御率2.53、28ホールドを記録するなどブルペンの一角としてリーグ優勝に貢献。しかし、日本シリーズでは3試合(2回1/3)の登板で2被弾3四球5失点の内容で、第5戦終了後、中嶋聡監督が「(ベンチ登録するかどうか)考えなきゃいけない」と話した結果、第6戦ではベンチ登録から外れ、ポストシーズンでは本来の力を発揮出来ず、課題となっている先頭打者を出塁させてからのピッチングを克服出来なかったのが悔やまれるところ。 帰国する際、ヒギンスは「ファンの皆様、ご声援ありがとうございました。みなさんのおかげで良いシーズンを送ることができました。1年を通してこれ以上にない声援を聞けたこと、最後には(制限内の)満員の球場から声援をいただけたこと、本当に幸せでした。来年は制限が解除された満員の球場でお会いできることを楽しみにしています。DOMO ARIGATO ! GO BUFFALOES!!」とファンへメッセージを送った。家族も日本に馴染んでいただけに、本人は残留希望のようだ。 スパークマンは今年6月23日に入団が発表され、シーズン途中にオリックスへ。8月18日の北海道日本ハムファイターズ戦で来日初登板初先発し、シーズン通算6試合(17回)、0勝1敗、防御率6.88の成績と内容は振るわなかったが、日本シリーズの出場選手枠に入り、登板は叶わなかったものの、第5戦はブルペンに入っている。スパークマンは「初めて日本の野球を経験することができましたが、準備から試合まで全てにおいて新たに学ぶことの多い貴重な時間でした。日本のファンの皆さんの熱量もすごかったですし、来年はぜひ満員の中での登板を楽しみにしています」とコメント。スパークマンも残留希望だが、両選手ともに、球団が再契約を結ぶかどうかは流動的だ。(どら増田)
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スポーツ 2021年11月30日 15時30分
阪神・スアレスのメジャー流出をファンが応援? 絶対的守護神の挑戦が後押しされるワケ、球団も既に代役探しに本腰か
NPBではこれまでソフトバンク(2016-2019)、阪神(2020-)でプレーし、今季までに「191登板・7勝13敗37ホールド68セーブ・防御率2.81」といった通算成績を残している来日6年目・30歳のスアレス。30日、今季限りでチームを退団する見込みと複数メディアが報じた。 >>阪神・矢野監督、梅野へのコメントに「冷た過ぎる」の声 助っ人陣には残留熱望も、球団への“慰留丸投げ”意向が物議<< 阪神とスアレスは昨オフ、スアレス側に2年目の契約選択権がある2年契約を締結。報道によると、球団側はオフシーズンに入り全力で慰留に努めたというが、スアレスはMLB移籍の意向が強く慰留を固辞。これにより、スアレスは30日が提出期限となる保留者名簿から外れ、どの球団とも交渉を行える自由契約選手になることが確定したという。 今季のスアレスはチームの絶対的守護神として62試合に登板し、「1勝1敗42セーブ・防御率1.16」と2年連続で最多セーブのタイトルを獲得。こうした活躍もあり、これまでの報道では複数のMLB球団が獲得調査に動いていることが伝えられている。 スアレスの退団報道を受け、ネット上には「2年連続セーブ王が流出ならあまりにも痛すぎる」、「国内移籍されるよりはマシだが、防御率1点台の守護神の穴はそう簡単には埋まらないだろう」、「本人の意思が強いなら、自由契約後の再契約もなさそう」と落胆の声が寄せられている。 一方、「流出はもちろん惜しいけど、それ以上にスアレスには10数年越しの夢を叶えてほしい」、「本人が一度は断念した道が見えてるならしょうがない、どうせ行くなら大活躍してくれ」、「年齢的にも若くは無いし、チャンスがありそうなら思い切って挑戦すべき」とMLB移籍を後押しするコメントも数多く挙がった。 スアレスは母国・ベネズエラでプレーした20歳の頃にMLB入りできずに一度野球をやめ、建設作業員やタクシー運転手を経て22歳で再び野球の道に戻った選手。そこからはメキシコリーグ、ソフトバンク、阪神と国外球団を渡り歩き、阪神では2年間で「113登板・4勝2敗8ホールド67セーブ・防御率1.65」といった数字をマークした。守護神として素晴らしい活躍を見せたこともあり、このまま一度は諦めたMLBの舞台までステップアップしてほしいと願っているファンも少なくないようだ。 「阪神はスアレスが退団する見込みと報じられた同日に新守護神候補としてケラー(ピッツバーグ・パイレーツ)の獲得調査に乗り出していることが報じられており、19日には中日・又吉克樹のFA獲得に動いていることも伝えられています。ブルペンのテコ入れに動いているところを見ると、球団もスアレスのMLB移籍希望についてはある程度尊重し、流出やむなしの姿勢で来季の編成を考えているのではないでしょうか」(野球ライター) 今季はリーグ優勝したヤクルトとゲーム差なしの2位とわずかに優勝には届かなかったが、12球団最多の77勝をマークした阪神。このうち43勝に絡んだスアレスの穴をどのように埋めるのかは今後もファンの注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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巨人・菅野、2位ヤクルトが天敵に? 今季唯一未勝利の“鬼門”、東京ドーム改修にも思わぬ影響か
2020年07月22日 11時50分
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元ロッテ・里崎氏、DeNA・ラミレス監督の強攻策に苦言 「何でバントをしないのか」試合後の言い訳の矛盾も指摘
2020年07月21日 19時30分
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ロッテ・吉井コーチ「実力を出せていません」 若手中継ぎ陣に喝、「東條あたりは状態持ち直すはず」期待の声も
2020年07月21日 17時00分
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ソフトB、キューバ勢の8月合流は想定内? 意味深なローテ投手抹消、「楽しみ」と語る工藤監督の狙いとは
2020年07月21日 11時50分
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スポーツ
元ソフトB・川崎氏も「外野を見とかないと」 西武・源田の“深追い守備”に心配の声、過去には複数箇所を骨折した選手も
2020年07月20日 18時30分
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スポーツ
何かがおかしいDeNA…首都圏初の有観客で、屈辱の3タテ食らい4位転落
2020年07月20日 17時30分
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スポーツ
元巨人・上原氏も「いい気しない」 DeNA・ラミレス監督の“山崎交代”にファン・OBから苦言、本人の弁明も物議
2020年07月20日 15時30分
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スポーツ
レイズ・筒香、「1番」でMLBデビュー? 守備位置も4ポジションで準備中、前代未聞の奇策の思惑は
2020年07月20日 11時50分
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スポーツ
オリックス、ソフトバンク戦1勝5敗で単独最下位に…西村監督「しっかり戦っていかないと」
2020年07月20日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・柳田が「めちゃくちゃダサい」と落胆? 阪神・ボーアの珍打で話題、本人も予想外の“劇的10m弾”
2020年07月19日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・川島の足を日本ハム選手が破壊! 巨人パーラの守備妨害にも影響、ルール変更に繋がった危険スライディング
2020年07月18日 11時00分
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スポーツ
与田監督の采配に「意味が無い」 元中日・山崎氏、無計画な代打策に苦言 「理に適ってる」ファンからは反発も
2020年07月17日 19時30分
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スポーツ
巨人・広島に「両チームともリリーフがあれ」 巨人・堀内元監督が苦言、昨季以上に失点がかさんでいるワケは
2020年07月17日 17時00分
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スポーツ
阪神、藤川不在でも復調は濃厚? 各球団のクローザーに明暗、原因は登板過多だけではない?
2020年07月17日 11時45分
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スポーツ
DeNA・ラミレス監督に「勝つ気無いのか」ファン激怒 チャンスを潰した強攻策、真中元監督・谷沢氏からも疑問の声
2020年07月16日 19時30分
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スポーツ
遂にDeNAファンにお目見え! 完成した“ニュー横浜スタジアム”は更に魅力的に変貌!
2020年07月16日 17時30分
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スポーツ
広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も
2020年07月16日 17時00分
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スポーツ
広島、“お得意様”巨人と立場逆転?「何か打開策を練らないと」首脳陣が危機感を募らせるワケは
2020年07月16日 11時30分
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スポーツ
ヤクルト・山田、今のままでは二軍落ちも?「前に泳がされて崩される」元楽天監督・田尾氏が不振の原因を指摘
2020年07月15日 21時30分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
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2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分