プロ野球
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スポーツ 2021年05月21日 11時55分
広島・鈴木らのコロナ感染、12球団全体の問題に? 試合開催可否をNPBが遅らせているワケは
広島東洋カープに激震が走った。新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受け、新たに7人が「陽性」と判定されたのだ。その7人の中には、主砲・鈴木誠也外野手を始め、長野久義外野手、羽月隆太郎内野手、石原貴規捕手といった主力選手も含まれており、濃厚接触者の特定もこれから順次、行っていくという。 メディア対応に当たった球団本部長は“最悪の事態”にも含みを持たせ、こう言った。「決まり次第、発表します」――。 今日5月21日から始まる本拠地・マツダスタジアムで首位阪神との3連戦を控えている。中止(後日延期)も念頭に入れ、NPBとも話し合っていくそうだ。同21日午前時点でまだ最終判断は出ていないが、しばらくの間、広島がペナントレースを小休止するようなことになっても、誰も反対しないだろう。 「球団独自の判断で、数人の選手にも自宅待機を要請しています」(関係者) 「一軍戦力の多くを欠いた状況で試合をさせる方が気の毒」と、他球団のスタッフも心配していた。 >>コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか<< 「新型コロナウイルスによるダメージをもっとも被ったのは、広島かもしれません」 そんな声も多く聞かれた。コロナ禍に見舞われる前、広島の本拠地・マツダスタジアムと言えば、連日、スタンドは超満員となっていた。「カープ女子」なる流行語も生み、対戦チームのファンはチケットの入手困難さをぼやいていたほど。そんな真っ赤に染まっていた「マツダスタジアム」のスタンドはガラ空き。感染防止策により、入場者数に制限が設けられたためだが、「ファンが再び帰ってきてくれるのだろうか」 との懸念もないわけではない。 21日から始まる阪神3連戦はともかく、佐々岡真司監督は主砲・鈴木のいない打順を決めなければならない。得点能力のダウンは必至だ。また、“試合再開”となった時、欠場する選手の人数分を二軍から招集しなければならないので、今度はファーム戦が成立しなくなる。 「広島も交流戦が苦手なはず。25日から始まる交流戦で記録的な大敗を喫する危険性はもちろんですが、NPBが21日の試合をどうするのか、発表が遅れた理由も『中止となった試合をどこに組み入れるのか』を決められなかったからでは? 問題は交流戦です。阪神3連戦の次、交流戦を中止・延期させたら、リーグが異なるので代替の日程を組みづらい。今回の件は12球団全体の問題です」(前出・関係者) 12球団全てを確認したわけではないが、東京五輪を指して、「本当にできるのか?」の声も多く聞かれた。ペナントレースをこのまま継続できるのかどうか、ちょっと心配になってきた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月20日 19時00分
巨人・井納の大炎上で原監督に批判「使う方が悪い」 誤算続きのリリーフ起用に反発相次ぐ
19日に行われた巨人対広島の一戦。「10-2」で広島が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ9年目・35歳の井納翔一の大炎上だった。 井納は「1-5」と広島4点リードの6回表1死満塁で4番手として登板。巨人はこの回先発・高橋優貴が無死満塁から中村奨成に2点タイムリーを浴びると、1死二、三塁で後を受けた2番手・大江竜聖も田中広輔に2点タイムリー二塁打を打たれ失点。その後、3番手・田中豊樹も1死満塁のピンチを招いて降板となったため、これ以上の失点を食い止めることが求められていた。 しかし、井納は先頭の鈴木誠也にタイムリーを浴びると、続くクロンにまさかの満塁弾を被弾し5失点。登板前に出塁していた走者を全てかえしてしまう大炎上を喫し、打線もその後1点しか返せずチームは大敗した。 井納は開幕から19日終了時点で4試合に登板していたが、9日・ヤクルト戦以外の3試合でいずれも失点。5失点を喫した19日の試合を含めた今季防御率は「14.40」と、チームでは平内龍太と並びワーストの数字となっている。 井納の炎上を受け、ネット上には「何回同じことやるんだ、出てくるたびに失点してたら使いどころが無いぞ」、「ちゃんと抑えてたら4点差だから追いつける可能性もあったのに」「打たれるだろうなと思ったらやっぱり炎上、もう期待する気も失せた」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「原監督が不慣れな中継ぎで使う方が悪い」、「先発が本職の井納を原が中継ぎで使うからこういうことになるんだ」、「原さんがリリーフ起用しなければ、さすがにここまで打ち込まれることも無かったのでは」と、チームを率いる原辰徳監督を絡めたコメントも複数見受けられた。 「井納はDeNA(2013-2020)でのプレーを経て昨オフ巨人がFAで獲得した右腕で、通算168登板のうち144試合は先発として起用されている投手。しかし、入団会見で『井納君は先発ローテの一角として中5日、中6日、時には中4日で回ってほしいと思います』と口にしていた原監督は、3月31日の試合で先発起用した井納が『1.0回4失点・被安打5』と早期降板すると即座に二軍に落とし、5月4日の再昇格以降はリリーフとして起用しています。そのため、井納が失点続きと不振に陥っているのは、不慣れなポジションで起用している原監督にも責任があるのではと考えているファンもいるようです。原監督は3月の試合で先発としての井納には早々に見切りをつけたともいわれていますが、リリーフで振るわない以上先発に戻すのも一手なのかもしれません」(野球ライター) >>巨人・原監督の決断に批判! 井納の“デビュー即二軍落ち”は背信投球だけじゃない?「故障離脱を根に持ってるのか」と指摘も<< 試合翌日の20日、田中と共に一軍登録を抹消された井納。先発に再転換するのか、それとも引き続きリリーフとして調整させるのか。原監督の決断は今後大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月19日 19時30分
ロッテ・鈴木の決勝ソロ献上で井口監督に批判「案の定負けた」 裏目に出た配置転換に反発相次ぐ
18日に行われたロッテ対オリックスの一戦。「6-5」でオリックスが勝利したこの試合で、ロッテ・井口資仁監督が見せた采配がネット上のロッテファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-4」と両チーム同点で迎えた6回裏の続投策。井口監督は前の回から左腕・鈴木昭汰を2番手として起用していたが、この回3番手は送らず鈴木を回またぎで続投させる。しかし、鈴木は先頭のモヤに5号ソロを浴び、結局これが決勝点となりチームは敗れてしまった。 ドラ1ルーキー・22歳の鈴木は開幕から先発として「6登板・1勝1敗・防御率3.18」といった数字を残していたが、井口監督はリリーフ左腕が乏しいことを理由に12日・ソフトバンク戦から鈴木をリリーフに配置転換。転換後の鈴木は「2登板・0勝0敗1ホールド・防御率0.00」と無失点投球を続けていたが、18日の試合でリリーフ初失点を喫した。 >>ロッテ・佐々木、一軍初登板で致命的な弱点を露呈? 中畑元監督らが指摘「強気に投げさせるべきだった」捕手への苦言も<< 裏目に出た井口監督の鈴木起用・続投に対し、ネット上には「開幕から先発起用してた鈴木を無理やりリリーフに回すからこういうことになるんだ」、「いつか配置転換で痛い目見ると思ったら案の定敗戦に繋がってて笑えない」、「急に中継ぎとしての調整を強いられるようになった鈴木も可哀想だ」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「左の中継ぎが足りないなら、二軍から目ぼしい左腕を上げて試すのが先だろ」、「二軍の活きのいい左腕はいるんだから一軍に上げろ、そして鈴木を今すぐ先発に戻せ」、「ファームでそれなりに投げてる左腕がいるのをまさか認識してないのか?」といったコメントも複数見受けられた。 「井口監督が鈴木をリリーフ起用し始めたのは12日からですが、チームはそれまでリリーフ左腕の登板数がゼロ。中継ぎとしての仕事は、全て右投手が担っている状況でした。そのため、井口監督は鈴木抜きでも先発陣の頭数がそろっている(石川歩、岩下大輝、小島和哉、二木康太、美馬学)ことなども加味して配置転換を決断したとみられています。ただ、二軍では成田翔(防御率1.50)、山本大貴(同1.38)といった左腕が結果を出しているため、彼らを一軍に上げて計算できるかどうかを確かめる方が先だったのではないかと不満を抱いているファンは少なくないようです」(野球ライター) 不信感を抱いているファンも多い井口監督の配置転換。今後鈴木を再び先発に戻すことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月19日 15時30分
日本ハム・栗山監督に「愚策のせいで負けた」ファン激怒 敗戦を招いた2度の継投策、本人は他の選択肢も考えていた?
18日に行われた日本ハム対楽天の一戦。「3-2」で楽天が勝利したこの試合で、日本ハム・栗山英樹監督が見せた采配がネット上の日本ハムファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「2-0」と日本ハム2点リードで迎えた5回裏で飛び出た継投策。この回日本ハムは先発・金子弌大が無死満塁のピンチを招き、栗山監督は1死後に左腕・河野竜生を2番手として起用。しかし、河野は小深田大翔にタイムリーを浴び1点差に詰め寄られてしまった。 河野はその後、鈴木大地を三飛に打ち取り2死満塁にこぎ着けたが、栗山監督はここで河野に代え右腕・玉井大翔をマウンドに送り込む。しかし、玉井は浅村栄斗にタイムリーを浴びてこの継投も失敗。この回同点に追いつかれたチームはその後、8回裏に浅村に決勝の3号ソロを打たれ敗戦となった。 >>二軍降格の日本ハム・中田、まさかのトレード説が浮上? 不自然な抹消に「広島か中日が有力候補」憶測飛び交う<< 栗山監督の継投策を受け、ネット上には「今日はわけのわからない愚策のせいで負けたといっても過言ではない」、「河野起用は百歩譲って分かるが、その後の玉井起用は本当に意味が分からない」、「明らかな勝負所だったし、勝ちパターンの堀(瑞輝)やロドリゲスを前倒し起用してもよかったのでは」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「誰使ってもそんなに変わらないだろ、今のリリーフ防御率酷いぞ」、「堀、ロドリゲスを前倒しても、代わりの投手が終盤で打たれるだけ」、「使える手駒が乏しい時点で負けは決まってたようなもの」と諦めのコメントも複数見受けられた。 「河野は左打者の小深田に、玉井は右打者の浅村にそれぞれタイムリーを打たれましたが、登板時点では河野の防御率が『2.50(対左被打率は.235)』だった一方、玉井は『8.74(対右被打率は.321)』でした。そのため、河野の起用はまだ理解できるとする一方、玉井の起用は納得できないと憤っているファンは少なくないようです。ただ、チームは試合前時点で救援防御率がパ・リーグ最下位(4.58)とリリーフ陣が振るっておらず、計算できる存在といえるのは堀(防御率1.38)、ロドリゲス(同1.35)の2名のみだったため、どのような継投策を取ろうと逆転で試合を落とす結果は変わらなかったのではという冷ややかな見方も散見されます」(野球ライター) 試合後、栗山監督は今回の継投について「いろいろな選択肢があるのでね」と、金子の続投や他投手の起用も検討した上で決断に至ったと語ったことが伝えられている。そのため、一部からは「本人もそれなりに考えたんだろう、打たれたのは結果論」と擁護する声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月19日 11時00分
首位快走の阪神にいよいよ失速の兆候? 矢野監督のネガティブ発言、佐藤4番起用も完全に裏目か
阪神が東京ヤクルトに大敗した(5月18日)。同日、2位巨人が勝利し、ゲーム差は縮まったが、首位争いにはまだ影響はない。しかし、矢野燿大監督は「待つこと」ができるのだろうか。 「メル・ロハス・ジュニア選手のバットからようやく快音が聞かれました。22打席目で初安打、でも、その一本がホームラン。次打席でもセンター前ヒットを放ち、矢野監督もひと安心です」(在阪記者) 前日は休日返上で打撃練習を行った。その努力が報われたのだろう。 しかし、ネット裏の阪神OB、プロ野球解説者の多くは、「もう少し時間が掛かる」と厳しい評価をしていた。 「タイミングの取り方がちょっとおかしい。本人も分かっているみたいだが、こういうのは場数(打席数)を積み上げていくしかない」 とは言え、この新助っ人の覚醒を待つことはできないようだ。そのメル・ロハス・ジュニアが初安打を放った18日、開幕から先発出場を続けていた糸原健斗選手が欠場した。下半身のコンディション不良によるものだが、矢野監督は「すぐに先発復帰ということはない」と説明していた。 「指揮官がハッキリと、マイナスの情報を口にするのは珍しいことです。普通は隠すもの」(ベテラン記者) 急に痛めたわけではなさそうだ。無理を重ねてきて、欠場せざるを得ないところまで悪化したとの情報も飛び交っていた。 また、糸原が欠場した日は、エース・西勇輝投手で試合を落としている。6四死球(故意1を含む)と“らしくない”内容だった。試合後、指揮官は「(投げた)ボール自体は悪くなかった」とかばったが、データを見直してみたら、4月27日以降4戦連続で勝ち星から見放されている。 こういうチーム状況では、メル・ロハス・ジュニアに場数を踏ませるための十分な機会は与えられないだろう。 >>阪神・矢野監督に金村氏が苦言「2人とも潰してまいよるな」 糸井を差し置いてのロハス起用を問題視、本人も自身の非を認めた?<< 「25日から始まるセパ交流戦がポイントになりそう。交流戦を勝率5割で乗り切れない雰囲気です」(前出・同) 長いペナントレースにおいて、良い時もあれば、悪い時もある。当たり前のことではあるが、優勝するチームには、重苦しくなった雰囲気を一変させる力も秘めている。典型的な例が経験豊富なベテランか、新戦力の活躍だ。その意味では、阪神は「佐藤輝明の4番」という“極上のカード”をすでに切ってしまった。残されたカードと言うと、思いつくのは、大山、藤浪といった再調整組の帰還だけだ。 甲子園球場からさほど離れていない京セラドーム大阪のオリックス対千葉ロッテ戦で、「鳥谷敬対能見篤史」が実現した。元トラ戦士同士の対戦は能見に軍配が上がったが、9回最後の攻防でロッテ打線が一矢を報いたのは、ファールで粘る鳥谷の執念が伝わったからだ。 矢野監督はこの2人の対決に何を考えたのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年05月18日 21時45分
「飛沫はダメ!」審判から猛注意、恒例パフォーマンスも封印!『ドリームマッチ』元阪神・掛布氏がMVPに 石原さとみの今年の投法は?
飲料メーカー大手「サントリーホールディングス」は17日、『サントリードリームマッチ2021』を東京ドームで開催。球史を彩った往年の名プロ野球選手たちが、「ザ・プレミアム・モルツ球団」と「ドリーム・ヒーローズ」の2チームに分かれ熱戦を繰り広げた。 >>全ての画像を見る<< 『サントリードリームマッチ』は“夢や感動を伝えたい”という思いで1995年から開催され、今回で25回目を迎えたプロ野球OBたちによるエキシビションマッチ形式の試合イベント。昨年は新型コロナウイルス感染拡大を受け中止となったが、今年は無観客試合という形ながら2年ぶりに開催が実現。試合の模様はBS日テレ・日テレジータス(CS)で生中継された他、今年からは自分の好きなアングルを選んで視聴できる体験型映像「プレミアムオンラインビューイング」の観戦チケット(3950円)も新たに販売された。 今年のイベントはモルツ球団が2019年まで続ける6連覇をヒーローズが食い止められるかが最大の見どころ。また、上原浩治(元巨人他)、五十嵐亮太(元ヤクルト他)と2名の初参戦選手がどのようなプレーを見せるのかも大きな注目を集めた。 試合前の始球式には、2014年から6回連続で始球式を務めている女優・石原さとみが登場。石原は2014年のサウスポーから始まり、マサカリ投法、トルネード投法、サブマリン投法、二段モーション、ノールック投法と毎年異なる投法を披露し観客を楽しませているが、今回は斎藤雅樹(元巨人)のフォームを再現したサイドスローを披露。ただ、結果はワンバウンドのボール球となり、「悔しい~できると思ったのに~」と残念そうにマウンドを後にした。 試合では初回、モルツ球団・掛布雅之(元阪神)がヒーローズ先発・斎藤からタイムリー二塁打を放ち先制。さらに、モルツ球団は2回裏に岡島秀樹(元巨人他)を攻め立て3点を挙げると、4回裏には下柳剛(元阪神他)からも3点を奪った。 7点リードと勢いに乗るモルツ球団は5回裏2死、打席の桧山進次郎(元阪神)がカウント「1-2」と追い込まれたところで桧山に代わり、川藤幸三(元阪神)を代打に送る強気の采配を見せる。ここで川藤は口に含んだビールをバットに吹きかける恒例のパフォーマンスを披露しようとするも、審判から「飛沫はダメ!!」と書かれたボードを突きつけられ不発に終わってしまった。 川藤を抑え代打策をしのいだヒーローズ側は直後の6回表、ラミレス(元DeNA他)が岩本勉(元日本ハム)からタイムリーを放ち1点を返す。2015年以来の出場となるラミレスにとっては、実に6年ぶりの安打・打点となった。 6回裏、7回表とスコアは動かず迎えた7回裏、打席に入った和田一浩(元西武)がギャオス内藤(元ヤクルト他)の投じたビーンボールに激高。ヘルメットを脱ぎ捨てマウンドに詰め寄ると、捕手・小田幸平(元中日他)もヘルメットを外して制止に走り、さらには帽子を取った審判もマウンドへ駆け寄った。これは頭髪の薄い選手・審判がマウンド上で一堂に会するという“お約束芸”だが、今年は審判が「飛沫はダメ!!」、「密はダメ!!」というボードを掲げ即座に解散させた。 試合再開後6点を失ったヒーローズは、8回表にラミレス、片岡篤史(元阪神他)の連続タイムリーで2点を返すも反撃はここまで。最後はラミレスが9回表2死から登板した上原に左飛に打ち取られ、試合は「13-3」でモルツ球団が7連覇を達成した。 試合後、先制打を含め「4打数2安打・2打点」をマークした掛布がMVPに選ばれ、「5打数2安打・2打点」のラミレス、「5打数3安打・3打点」の宮本慎也(元ヤクルト)が敢闘賞、高橋由伸(元巨人)が「こだわり酒場のレモンサワー賞」をそれぞれ受賞。お立ち台に上がった掛布は「まさか私が(MVPを)獲れると思ってませんでした。斎藤君が打ちやすいところに投げてくれました」と謙遜しつつ喜びを表明。宮本も「良かったです。中学生を教えているので、見られてたらマズいんで一生懸命やりました」と満足感をにじませた。 一方、ラミレスは「上原さんのフォークを期待していて、その通りになったのですが、ホームランを何とか打ちたかったが、彼の方が一枚上手でした」とコメント。9回表に上原に抑えられた悔しさをうかがわせた。 本イベントで選手が着用していたユニフォームは試合後に直筆サインが入れられ、チャリティーオークション(5月31日11時~6月6日23時頃までを予定)に出品される予定となっている。同イベントおよびチャリティーオークションの売上金の一部は、復興支援活動と子どもたちの野球教室開催のために寄付されるとのことだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月18日 18時30分
二軍降格の日本ハム・中田、まさかのトレード説が浮上? 不自然な抹消に「広島か中日が有力候補」憶測飛び交う
2008年のプロ入りから日本ハム(2008-)でプレーし、昨季までに「.252・257本・937打点」といった数字を残しているプロ14年目・32歳の中田翔。17日、その中田が一軍登録を抹消されたことが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今季は「.197・4本・11打点」と不振に陥っている中田は、16日・ソフトバンク戦でスタメンを外れベンチ外に。試合後、チームを率いる栗山英樹監督は体調不良が理由と明かしたが、翌17日に同じ理由で一軍登録を抹消したことが伝えられた。 中田は「.237・18本・91打点」をマークした2011年からここまでチームの主軸を務め続けている一塁手・外野手だが、この間は左手第5中手骨亀裂骨折(2013年8月)、右内転筋筋挫傷(2017年4月)、右手母指球部挫傷(2019年8月)と3度故障による登録抹消を経験している。ただ、故障以外の理由での二軍落ちはレギュラー獲得以降、そして栗山政権下(2012-)では今回が初めてとなる。 中田の抹消を受け、ネット上には「15日までは普通に試合出てたのに、メンタル面が上手くいってないんだろうか」、「表向きは体調不良だけど、打撃不振が長引いてることが主原因な気がする」、「バット折って右目負傷したりもしてたし、栗山監督は体調不良ってことにして二軍でリフレッシュさせるつもりなんだろう」といった反応が多数寄せられている。 >>日本ハム・中田の右目負傷に疑惑の声「ないとは思うがどう見ても…」 ベンチ裏での転倒が原因? 栗山監督の説明が物議を醸すワケ<< 一方、「コロナになったわけでも無いのに体調不良は不自然、実はトレードで追い出そうとしているのでは」、「球団側が中田を落ち目になってきたと判断して、『売れる内に売ってしまおう』と考えているとしても不思議ではない」、「日本ハムは過去に主力を何度も放出してるから、中田もこのまま他球団に出すこともやりかねない」、「チーム事情を考えると、広島か中日が有力候補になるんじゃないか」とトレードを予想する声も複数見受けられた。 「日本ハムは2012年に糸井嘉男(当時31歳/→オリックス)、2016年に吉川光夫(当時28歳/→巨人)、2017年に谷元圭介(当時32歳/→中日)と、20代後半から30代前半の主力選手を過去に複数回他球団に電撃トレードしています。そのため、32歳の中田も今後トレードされる可能性があるのではと考えているファンは少なくないようです。なお、こうしたファンの間では有力なトレード先として、中田の地元球団で一塁に目立った存在がいない広島や、チーム打率(.229)、本塁打数(17本)、得点数(111得点)が全てリーグワーストと貧打に苦しむ中日の名が挙げられています」(野球ライター) これまで打点王に3度(2014,2016,2020)輝き、ベストナインは5度(2013-2016,2020/2012-2013は外野手部門、2016-2020は一塁手部門)、ゴールデングラブ賞も4度(2015-2016,2018,2020/全て一塁手部門)獲得するなど攻守で豊富な実績を持つ中田。仮にトレード移籍となれば球界に衝撃が走ることは間違いないが、果たして今後実現することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月18日 17時30分
オリックス借金返済&上位が見えてきた! ほっと神戸で涌井秀章・田中将大から2連勝
先週のオリックスは、東京ドームでの北海道日本ハム戦を1勝1敗で終えると、今シーズン初のほっともっとフィールド神戸で東北楽天を相手に2連勝。3戦目の京セラドームでは楽天に敗れたが、神戸では楽天の涌井秀章、田中将大から勝ちを得たことにより、若いチームに自信を与えた。【オリックス 5.11〜5.16戦績】対 北海道日本ハム東京・東京ドーム11日○オリックス(宮城)9-1(金子)北海道日本ハム●12日●オリックス(山本)1-2(加藤)北海道日本ハム○対 東北楽天兵庫・ほっともっとフィールド神戸14日○オリックス(山岡)9-4(涌井)東北楽天●15日○オリックス(田嶋)4-3(田中)東北楽天●16日大阪・京セラドーム大阪●オリックス(山崎福)0-1(早川)東北楽天○※(カッコ)内は先発投手。※43試合17勝19敗7け。5位。首位の東北楽天と3ゲーム差。 日本ハム戦の初戦は、ここまで負けなしの宮城大弥が先発。かつてオリックスのエースで、オリックス戦負けなしの金子弌大と投げ合うかと思いきや、初回に杉本裕太郎が8号2ランで先制すると、金子から6得点を挙げて、3回1/3で引きずり落とした。その後3点を追加して、計9点の大量援護に後押しされるかのように宮城が好投。規定投球回にも到達し、防御率トップに立った。宮城は「各回の先頭打者をいいイメージで投げられたのが良かった」と自身のピッチングを振り返った。 2戦目は、エース山本由伸が先発。7回を2失点に抑えたが、日本ハム先発の加藤貴之を攻略できず1-2で敗れた。由伸は「調子自体も悪くなかったと思いますし、全体的にはいいボールも多かったと思います。ただ、先制点を許してしまったホームランの1球であったり、7回に許してしまったタイムリーの1球など、勝負所で制球が甘く入ってしまったことが悔しいですし、なんとか最少失点で粘りたかったです」と悔しさをにじませている。 神戸での楽天戦初戦は、3月、4月の月間MVP、涌井秀章から3回を5得点の猛攻でKOさせると、先発の山岡泰輔がテンポの良いピッチングを見せて9-4で完勝。宗佑磨がサイクルヒットに王手をかけるなど光った試合となった。宗は「僕はちゃんと打ててないので、ちゃんと打てる正尚さんに回すように、繋ぐバッティングをした。僕だけじゃなく初回に3点入ったのが大きい」と振り返った。2戦目、楽天は田中将大が先発。5回までは完璧に抑えられていたオリックス打線だが、6回に吉田正尚が逆転3ランを放ち、最終回は能見篤史がピンチを招くもK-鈴木が抑えてオリックスが逃げ切っている。正尚は「田中投手は球界を代表するピッチャー。田中投手から打てたことは自信になりました」と笑顔で語っている。3戦目は山崎福也と、楽天のルーキー早川隆久の投げ合いになったが、島内宏明のソロによる1点が決め手となり、0-1で早川に完封負けを喫した。中嶋聡監督は「捕らえきれなかった」と完敗を認めざるを得なかった。 借金は「2」と完済まであと僅か。18日から京セラで行われる千葉ロッテ2連戦で、宮城、由伸を当てることで、今度こそ借金返済達成を成し遂げたいところだ。(どら増田)
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スポーツ 2021年05月18日 15時30分
阪神・矢野監督に金村氏が苦言「2人とも潰してまいよるな」 糸井を差し置いてのロハス起用を問題視、本人も自身の非を認めた?
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、17日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。阪神・矢野燿大監督の選手起用に苦言を呈した。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、14~16日に巨人とビジター3連戦を戦い「2勝1敗」と勝ち越した阪神についてトーク。16日の試合で来日初先発を果たしたアルカンタラの投球や、現在故障離脱中の大山悠輔が復帰した後の打線の組み方などについて語った。 その中で金村氏は、矢野監督が糸井嘉男を差し置いて助っ人・ロハスを優先起用している件に言及。糸井は3試合中2試合でスタメン起用された前々カード(DeNA戦/7~9日)で2本塁打を放つなどここまで「.286・2本・3打点」と好調だが、前カード(中日戦/11〜13日)は代打で1試合起用されたのみで今カードは出場機会なし。一方、ロハスは前々カードから今カードまで4試合でスタメン起用されたが1本もヒットを打てず、来日初打席から20打席ノーヒットと球団外国人ワースト記録を更新中だ。 金村氏はこの3カードのロハスについて、「左右(の打席両方)で上体の肩が(前に)突っ込んで、真っすぐは差し込まれる(し)変化球は泳がされるワンパターンのやられ方(をしている)」と指摘。続けて、「(矢野監督はロハスに)調子上げるまでちょっと(二軍で)練習せえと(言うべき)」と、矢野監督はロハスの優先起用はやめて二軍で再調整させるべきではないかと苦言を呈した。 また、金村氏は「日曜日(9日DeNA戦)にホームラン打った糸井も火曜日(11日中日戦)から『(このまま)行くぞ!』思ったら(スタメン落ちで)、『おいおい』って(思ってるんじゃないか)。これ2人とも潰してまいよるな」とコメント。ロハスの優先起用は当人の不振を長引かせると同時に、糸井も腐らせてしまうのではないかと危惧した。 「(矢野監督は)いつまで待つ(つもりな)んや。(チームは)試合して勝ちにいかなあかんねん。幸いピッチャーがええし他の奴も打つから目立ってないけど」と、ロハスの優先起用はチーム状態がいいから致命傷になっていないだけとした金村氏。「打てん奴は試合出したらあかんねん。それを見極めるのが首脳陣(の仕事)やんか」と、今後の起用法については考え直すべきではないかと主張していた。 >>阪神・矢野監督、ロハスより糸井を使うべき?「なんで打てないのに出てるんだ」狩野氏が起用法に苦言も「まだ3試合なのに」と賛否<< 金村氏の発言を受け、ネット上には「確かにDeNA戦、中日戦で打ってないのになぜまだ使うのかとは思った、結局巨人戦も音なしだったし」、「結果出したのに使われない糸井は不満溜めてるだろうし、他の選手も『なんで糸井さんを差し置いてロハスが』って不信感を抱いているのでは」、「今は一旦二軍に落として、糸井や助っ人コンビが不調になったら入れ替えで上げるべきじゃないかな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「心配せんでももうすぐロハスは外れるだろう、大山が戻ったら出る幕は無い」、「大山がこのまま順調に戻ってくれば、さすがに矢野監督はそっちを優先するだろう」、「矢野監督は非を認めて考えを改めるような発言してたぞ」と、矢野監督や大山を絡めたコメントも複数見受けられた。 「ロハスは8日・DeNA戦の試合前に一軍昇格しましたが、これは4番・大山が背中の張りで6日に一軍登録を抹消されたことに伴い行われたもの。その大山は19日の練習試合で実戦復帰予定と順調に回復しており、早ければ25日・ロッテ戦で一軍復帰する見込みと伝えられています。ですので、大山が見込み通りに戻ってくれば、矢野監督はロハスの優先起用をやめるだろうと考えているファンは多いようです。なお、矢野監督は18日にロハスについて『火曜日(18日)以降もよくないのであれば考えることも出てくる』と語ったことが報じられていますので、18日から始まる対ヤクルト3連戦の結果次第ではロハスに見切りをつけるとみられています」(野球ライター) 16日終了時点で「27勝11敗2分・勝率.711」とセ・リーグ首位に立ち、チーム打率(.261)、得点数(185得点)もリーグトップの阪神。ロハス抜きでも打線は機能しているが、果たして矢野監督はどのような決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年05月18日 11時00分
コロナ感染の広島・菊池、東京五輪出場が絶望的に? 同時に離脱の小園も二軍暮らしに逆戻りか
広島東洋カープもコロナショックに見舞われた。菊池涼介内野手が高熱を発し、PCR検査を受けたところ、陽性が確認された。これを受けて、佐々岡真司監督を始め、一軍コーチ、選手、スタッフなど74人にもPCR検査が実施され、小園海斗内野手、正随優弥外野手も陽性と判定された。 「その発表があった5月17日、一部選手がマツダスタジアムで練習をする予定になっていました。防護服を着た複数の清掃員がやってきて、一塁ベンチや球場内通路などの消毒作業を行っていました」(地元メディア) 異様な光景だったという。 同18日からの東京ドームでの巨人との2連戦、その後も首位阪神との3連戦が控えている。攻守ともに戦力ダウンの非常事態である。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< しかし、その影響は12球団全体にも及びそうだ。感染防止対策、日程変更などはもちろんだが、それだけではない。 「東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー構成も、やり直しです。稲葉篤紀監督は『二塁・菊池』を前提に他の内野手の選出を考えていました」(球界関係者) “名手”菊池はここまで全39試合に出場し、リーグトップの打率3割4分2厘を残している。3-4月度の月間MVPにも選出されており、攻守に渡ってチームを牽引してきた。野球日本代表・侍ジャパンにおいてもリーダー的存在であり、金メダル獲得の至上命令を課せられた稲葉代表監督にとって、欠かすことのできない選手でもあった。 「東京五輪は7、8月なので、その頃には試合にも復帰しているかもしれません。でも、万全であるかどうかは…」(前出・同) また、ショートのレギュラーを掴みつつあった小園の欠場について、こんな指摘も聞かれた。 「小園は昨秋のフェニックスリーグで成長が認められ、その時点で広島首脳陣は今日のブレイクを予感していました。でも、佐々岡監督は『物足りない』と厳しい言い方をし、一軍には合流させず、キャンプ、オープン戦も二軍で送らせました。その屈辱をバネに、昇格後はバットでも結果を出してきました。これからという時なのに、運がないというか」(プロ野球解説者) 一軍昇格は4月22日。その後は遊撃手として先発出場を続け、まだ規定打席には到達していないが、3割6分の高打率である。 今季の広島は打線が繋がらず、苦しんでいる。二遊間を守る菊池、小園の離脱は攻撃面にも大きな痛手となるだろう。 「佐々岡監督はマジメと言うか、考え込んでしまうタイプ。これまでも打順編成で考え込み、決まったと思えばまた考え込み、そんなことを繰り返してきました。菊池、小園のいない打順編成でまた苦労しそう」(前出・スポーツ紙記者) 広島球団も感染防止策を徹底させてきた。他球団でもPCR検査での陽性判定者を出している。選手、関係者もナーバスになっているだけに、精神面でのケアも考えなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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