プロ野球
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スポーツ 2021年07月26日 17時00分
侍ジャパン・田中、強化試合勝利後のコメントに驚きの声「自己評価低すぎ」 1安打無失点投球もお立ち台で不満げだったワケは
25日に行われた侍ジャパン対巨人の一戦。「5-0」で侍ジャパンが勝利した試合後、侍ジャパン・田中将大(楽天)が残したコメントがネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 28日の東京五輪野球競技開幕へ向け、最後の強化試合となった同戦で先発を務めた田中。新型コロナのワクチン接種による副反応で16、17日のオールスターを欠場したため、13日・ソフトバンク戦以来中11日での実戦登板となったが、「2回2/3無失点・26球・被安打1・2奪三振」とほぼ完璧な投球を見せ勝利に貢献した。 ところが、試合後のお立ち台でこの日の投球について質問された田中は「いい当たりが(野手の)正面というのがすごく多かったので、内容自体は全然満足してないです」、「とにかく打者が積極的だったので、球数が少なく済みました」とコメント。今日の投球は自身では全く納得がいっておらず、巨人打線の早打ちに助けられた面も大きいという旨を口にした。 >>侍ジャパン・稲葉監督にファン呆れ「失敗だった」 唯一の本職センター・柳田が故障、五輪金メダルに早くも暗雲か<< 田中のコメントを受け、ネット上には「見てる側としてはさすがマー君って感じだったんだけど本人はネガティブでビックリ」、「ほぼ完ぺきな投球だったのに自己評価低すぎだろ」、「打たれたのは1本だけ、球数も省エネだったのになぜ不満なのか」といった反応が寄せられている。 同時に、「初球から早打ちされるくらいボールが甘いところに行ってたという考えなのか?」、「真ん中から高めのコースが予想以上に多かったってことなんだろうか」、「最速が150キロに届いてなかった点も危惧しているのかも」と、納得できなかった理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「田中はこの日打者9名に26球を投じましたが、直球の最速は147キロと今季最速の154キロには遠く及ばず。投じた26球中9球は真ん中から高めのコースに球が行っており、この日、唯一許したヒットもほぼど真ん中のストレートを弾き返されたものでした。また、いずれもアウトでしたが9名中3名に初球を打たれたという点も含めて、田中は現状では他国の打線は抑えられないと危機感を抱いているのではと推測しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 来たる五輪では8月1日、もしくは2日の決勝トーナメント初戦での先発が有力視されている田中。登板予定日までは約1週間だが、この間に万全の状態に仕上げることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月26日 11時35分
巨人、対侍ジャパン戦はドラ1試験の場だった? 苛立ち募らせる原監督は指名基準見直しも検討か
侍ジャパンが巨人との強化試合で快勝した(7月25日)。田中将大が好投し、鈴木、柳田、吉田正、浅村らの主力選手たちが打って、五輪本番を前に弾みのついた一戦となった。 しかし、この試合を巨人側から見てみると、「改革」の必要性も伝わってきた。 >>巨人、今季の補強は意外にも打ち止め? 阪神に二保を奪われ方針転換、原監督はコーチ陣刷新も画策か<< 「原辰徳監督は直江大輔(18年ドラフト3位)を先発させたように、若手投手の調整、後半戦でキーマンになりそうな投手を探そうとしていました」(スポーツ紙記者) 直江は5イニングを投げ、失点1。球界の精鋭たちを相手に“自責点ゼロ”と結果を出し、自信もついたはず。 とは言え、そのテストされた他の投手たちの中には、平内龍太(20年)、桜井俊貴(15年)といったドラフト1位の姿も…。舞台は異なるが、前日のファーム戦では17年1位の鍬原拓也も投げている。 「平内、桜井、鍬原。誰か一人でも、先発ローテーション入りしてくれていたら…」 そんな風に考えた関係者、巨人ファンも少なくないはずだ。 「桜井は一昨年、リリーフ、先発の両方で活躍しました。でも、相手チームに研究され、それを上回る成長ができず、今日に至っています」(プロ野球解説者) 近年のドラフト1位投手を振り返ってみると、平内指名の前年(19年)は高校生の堀田賢慎、18年は高橋優貴、17年・鍬原、15年・桜井。現時点でドラフト1位に相応しい活躍を見せているのは、高橋だけだ。 先のプロ野球解説者がこう続ける。 「1位指名の投手には、基本的に即戦力としても期待を寄せています。巨人が指名基準の見直しを検討したこともあるのは事実です。原監督が一番気にしているのは、故障が多いことです」 高卒の堀田は将来性で指名した。しかし、ルーキーイヤーの4月にトミー・ジョン手術を受けており、高橋、鍬原も故障で出遅れた経緯も重なって、「ちゃんとチェックしているのか?」と、スカウトたちが叱責されたという。 「平内は大学時代、肘を故障しています。巨人のスカウトは、後遺症はないのか、完治したのか否か、かなり時間を掛けて確認したと聞いていますが」(球界関係者) 1位投手の故障続きでスカウトたちも慎重になっているのは間違いないが、現時点で平内は「プロの壁」にぶち当たったままだ。 「1位指名は入札抽選ですからね。近年、巨人の単独指名は桜井と14年の岡本和真だけ。あとは外れ1位ばかり。最初に入札した本命の1位選手と外れ1位とでは、レベルの違いがあって当然です」(前出・同) 巨人は1位指名で「スター選手」を指名したいとする傾向が強い。そのため、他球団と競合してしまうのだ。しかし、1位指名の伸び悩みが続くようならば、故障歴の慎重な調査同様、「ネームバリューよりも実力」という堅実路線に切り換えてくるかもしれない。 ドラフト1位の入札抽選。ある意味、プロ野球の勝敗はクジ運次第とも言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月23日 11時00分
中日・大野が試合中に観客前を通り帰宅? 吉見氏が神宮で見た衝撃光景を告白、本人沈痛の悲劇は翌シーズンにも
野球解説者の吉見一起氏(元中日)が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で吉見氏は元プロ野球選手の上田剛史氏(元ヤクルト)をゲストに迎え、それぞれの球団に対する印象や現役時代の思い出をテーマにトーク。吉見氏は神宮でのヤクルト戦に付きものだったという調整面の悩み、上田氏は2011年のクライマックスシリーズで衝撃を受けたという中日投手について語った。 >>ヤクルト・小川の偉業に同僚が激怒「なんで守らなあかんねん!」 交代を志願した選手も? 上田氏がチーム内の混乱ぶりを明かす<< その中で、吉見氏は現在の中日のエースである大野雄大が当時プロ4年目・25歳だった2014年に、神宮球場でのヤクルト戦中に強制帰宅させられた話を明かす。吉見氏によると大野はこの試合で初回5失点を食らうなどしてKOされたというが、谷繁元信監督(当時)をはじめとした首脳陣はこの投球に激怒。マウンドから降りた大野に対し即座に「帰れ!」と命じ、大野もユニフォーム姿のまま道具を背負って帰ろうとしたという。 ただ、神宮球場は普段選手が球場への出入りで使う通路がグラウンド上のブルペン横にあり、試合中だったためそちらの通路は使用不可。そのため、大野は「(ベンチ裏から)スタンドの方に行って、お客さんがいる通路を通って帰っていった」という。 中日では登板試合で炎上した先発が強制帰宅を命じられることは少なくなく、自身も落合博満監督時代(2004-2011)に横浜スタジアムでの試合で帰らされた経験があるという吉見氏。ただ、観客にさらされる形での帰宅をしいられた大野のショックはこの上なかったようで、本人は後日「僕ほんま何してんのかなと思いましたよ」と吐露していたと語った。 吉見氏の発言を受け、ネット上には「KO直後にファンの前通って帰るのはストレスヤバそう」、「この件は谷繁監督より森(繫和)ヘッドの方が激怒してたな、いない奴の話してもしょうがない的なことを言ってた気がする」、「多分球場外に出るまでにキツい野次も何個か飛ばされたんだろうな」、「悔しさとか虚しさで大野が腐らなくて良かった、もし腐ってたらって考えると恐ろしい」といった反応が寄せられている。 一方、「大野って確かハマスタでも強制帰宅食らってなかった?」、「大野は神宮での件のちょっと後に今度は横浜で帰らされてた気がする」、「神宮から帰らされた時はその後どうなったんだろう? 横浜の時はそのまま名古屋まで帰ってたけど」と、別の強制帰宅を絡めたコメントも複数見受けられた。 「大野は当時プロ5年目・26歳の2015年にも試合中に強制帰宅を命じられています。同年9月22日・DeNA戦に先発した大野は、『5.0回7失点(自責6)・被安打11』と相手打線に打ち込まれ大炎上。この投球を受けた谷繁監督ら首脳陣が強制帰宅命令を出したため、大野は横浜から名古屋への帰宅をしいられることになりました。当時の報道では炎上や帰宅命令について『何もありません…』と落胆する大野のコメントが伝えられ、ファンの間でも『試合抜けて名古屋まで帰らされるのはエグ過ぎ』、『2年連続で強制帰宅食らうのは予想外』と話題となりました」(野球ライター) 2014、2015年と2年連続で強制帰宅の憂き目に遭った大野。2014年は「10勝8敗・防御率2.89」、2015年は「11勝10敗1ホールド・防御率2.52」とどちらも2ケタをクリアしているが、実力があるだけに首脳陣の期待のハードルも高かったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について吉見一起氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCiVUihx8LTS7YyTA2Tsas_A
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スポーツ 2021年07月21日 19時30分
阪神・矢野監督、侍ジャパン選手に「クセが分かっているなら教えて」 “弱点共有”を主張し物議、選手間の亀裂発生に懸念も
東京五輪野球競技開幕を28日に控え、19日から強化合宿を行っている侍ジャパン。代表チームに対する阪神・矢野燿大監督のコメントが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>侍ジャパン・稲葉監督にファン呆れ「失敗だった」 唯一の本職センター・柳田が故障、五輪金メダルに早くも暗雲か<< 21日の報道によると、前日に取材に応じた矢野監督はチームから青柳晃洋、岩崎優、梅野隆太郎の3名が選ばれている侍ジャパンに対し、「自分が打てなくなったりチームがどうこうというのもあるけど、金メダルを獲るためには、相手(他球団の同僚)に情報が分かっているという状態なのであればそれを伝えて(ほしい)。例えば“クセが分かっているなら教えてくれ”と(か)ね」とコメント。金メダル獲得のため各選手はシーズン後半戦への影響は度外視で、自身や自球団のチームメイトのクセなどを教え合い矯正に努めるべきではないかと主張したという。 また、矢野監督は「例えば“球児はこういう時にこうなっているぞ”というのがあれば、“申し訳ないけど、日本の野球界のために出してくれへんか?”と俺も言った」とも発言。自身も現役時代に2008年北京五輪に参加した際は同僚・藤川球児氏(現野球解説者)のクセを他球団選手に教えたり、逆に他選手からクセを教えてもらったりと、弱点改善のためチーム全体で積極的に情報交換していたことを明かしたという。 矢野監督の発言を受け、ネット上には「確かにクセがある選手がいるならチーム全体で助言とかした方が勝てる確率は上がりそう」、「対戦国が日本選手のクセを見抜いてる可能性もあるし、今の内に擦り合わせて改善に動くのはアリだと思う」、「本番で後悔しても遅いし、勝つためにできる限りのことをやっておくのは得策」といった反応が寄せられている。 一方、「五輪をダシに使うな、自分達が後半戦を有利に進めたいだけだろ」、「選手側は嫌がるんじゃないか、北京の時は主将の宮本(慎也氏/元ヤクルト)も相当渋ってたらしいし」、「それやると話す話さないで亀裂が生じるとしか思えないんだが」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「宮本氏は上原浩治氏(元巨人他)が今年6月4日に投稿したユーチューブ動画に出演した際、代表で主将を務めた北京五輪である選手が『クセとかちゃんと言おうぜ』と提案したことをきっかけに、選手間でクセを共有したことを明かしています。宮本氏も上原氏や藤川氏に自身が見抜いていたクセを教えたそうですが、心の中では『いや言うかあ…(本当に)言う?』と他球団選手に情報を与えたくない気持ちもあったそうです。クセを教え合うことでチームの雰囲気がどうなったのかは言及していませんが、ファンの間ではこの宮本氏のエピソードを引き合いに、クセの共有は話す気がある選手とそうでない選手の間に亀裂を生む可能性もあるのではと懸念する声も少なくありません」(野球ライター) 一部では「クセ共有した結果北京はメダル無し(4位)だったんだからやる意味は無い」という声もある矢野監督の主張。稲葉篤紀監督や選手たちがこの主張を聞き入れることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年07月21日 11時05分
巨人、今季の補強は意外にも打ち止め? 阪神に二保を奪われ方針転換、原監督はコーチ陣刷新も画策か
1か月前は育成選手だった直江大輔投手が侍ジャパンの壮行試合に先発する。主力投手を登板させなければならない決まりはない。実は、こんな情報も飛び交っていた。 今季は、もう補強はやらない。相手球団からの申込みがあった場合、話は聞くが、巨人サイドから仕掛けることはない、と…。まさかとは思うが、「リアルジャイアンツカップ」や一部コーチの配置換えなどのニュースも重ねてみると、「原辰徳監督は現有戦力で戦おうとしている」という情報は、本当なのかもしれない。 >>巨人・原監督が選手に「かばいようがない」発言でファン怒り 裏目継投の“責任転嫁”に批判、五輪中断中のトレード補強を求める声も<< 「代理人やエージェント会社からいくつか売り込みがあったと聞いています。日本でも活躍しそうな外国人選手もいたようですが、就労ビザなど一連の新型コロナ関連の問題で確証が持てないので、方向転換したようです」(ベテラン記者) 直江が7月25日の壮行試合で好投すれば、後半戦の大きな戦力となるだろう。 「7月8日の中日戦で、直江が先発登板のチャンスをもらいました。3回途中、1失点で“非情”交代させたのは、彼に悔しいと思わせ、向上心を持たせるためでした」(前出・同) 一、二、三軍の混合紅白戦・リアルジャイアンツカップにしても、そうだ。まだ一軍経験のない若手や育成選手を起用するのは、新戦力の発掘のためだという。 「二軍担当だった山口鉄也投手コーチを一軍に配置換えします。ブルペン担当としてリリーフ陣を管理する予定ですが、この先、若手投手を多く一軍昇格させるため、彼らの性格も把握している山口コーチが適任と判断されました」(スポーツ紙記者) チャンスに飢えた若手にとっては有り難い方向転換だが、こんな情報も聞かれた。 「ライバルである阪神がソフトバンクとのトレードを成立させ、二保旭投手を獲得しました。巨人も二保を狙っていたみたいです。でも、ソフトバンク側は大砲タイプがほしいとし、交換要員で天秤に掛けられ、阪神に軍配が上がりました」(球界関係者) 外国人選手は補強できない、トレードも厳しい。若手抜てきは苦渋の選択でもあるらしい。 「原監督が本当の意味で試したいのは、コーチ陣の方かも。オーナーに前半戦の報告をした際(7月13日)、阿部慎之助二軍監督の話も出ました。阿部二軍監督が一軍の指揮を執る時、誰が参謀役になるのかも見定めようとしているようです」(前出・同) 原監督は3年契約の最終年を迎えた。阿部二軍監督への禅譲は既定路線のように伝えられているが、 「巨人史上で最も勝ち星の多い指揮官が原監督。もし今季、優勝できなかったら、そのまま辞めさせることはできない」 との声も出始めた。 壮行試合で先発マウンドを踏む直江もそうだが、オリンピック・ブレイクの間に行われるエキシビションマッチで他選手の台頭がなければ、巨人のオフも騒がしくなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月20日 20時45分
阪神・矢野監督の方針転換でブルペン崩壊の恐れも? 及川の先発ローテ入り浮上に懸念「そんな余裕あるのか」の声も
14日の前半戦終了時点で「48勝33敗3分・勝率.593」でセ・リーグ首位に立っている阪神。20日、その阪神が後半戦に向け先発ローテを一部再編すると複数メディアが報じた。 報道によると、19日に取材に応じた矢野燿大監督は、ここまで「7登板・2勝2敗・防御率4.05」といまひとつの先発・アルカンタラを「短いイニングであればもっと思い切っていける」とリリーフに回すと明言。同時に「晋太郎がもう一回先発で調整したり、及川も一回調整させて」と、空いた1枠は現在リリーフの藤浪晋太郎や及川雅貴らに争わせる方針を明かしたという。 藤浪は今季開幕から4月下旬までは先発、それ以降はリリーフを務め「18登板・3勝2敗4ホールド・防御率4.35」と成績はいまひとつだが、先発に限れば「5登板・2勝1敗・防御率2.60」とまずまずの数字を残している。一方、及川はここまでリリーフ一本で起用され、「15登板・2勝1敗2ホールド・防御率1.56」と安定した投球を見せている。 >>阪神のサイン盗み疑惑は「ヤクルトが打たれへんから難癖つけた」? 金村氏の主張が物議、対戦データとの矛盾指摘も<< 藤浪・及川のローテ入りの可能性を探るという矢野監督の方針を受け、ネット上には「藤浪は先発ではそこそこの数字だし、五輪中断中に再転向を図るのはいいと思う」、「後半戦までには何試合か実戦もあるけど、そこで藤浪には何とかチャンスを掴んでもらいたい」、「元々は今季の開幕投手なんだから、ローテの軸に戻れるように頑張ってほしい」と、藤浪の先発再転向には納得の声が寄せられている。 ただ、及川の先発入りに対しては「藤浪だけじゃなく及川も先発ってそんな余裕あるのか?」、「ブルペンが振るわない状況で及川に先発させるのは悪手だと思う」、「及川が抜けたらただでさえ脆いリリーフがさらにボロボロになるのでは」といった疑問が噴出している。 「阪神は前半戦終了時点でチーム防御率がリーグ2位(3.32)ですが、内訳を見ると先発防御率が同1位(2.95)の一方で救援防御率は同6位(4.09)に沈んでいます。矢野監督はブルペンのテコ入れのためにアルカンタラをリリーフに回したと思われますが、アルカンタラはここまで1試合もリリーフ起用されておらず、適性があるかどうかは不透明です。そのような状況の中でリリーフとして計算できる及川を安易に先発に回すと、アルカンタラにリリーフ適性がなかった場合ブルペン崩壊が致命的なレベルになるのではと懸念するファンは少なくありません」(野球ライター) プロ2年目・20歳の及川はこれまで一軍で先発を務めた経験がないため、一部からは「先発転向させるなら来季からの方がいいのでは」との声も挙がっている。矢野監督がこのまま及川を先発に回すのか、それとも一転してリリーフに据え置くのかは今後の注目点といえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月20日 11時30分
オリックス来田涼斗の登場に中嶋監督「戦力としてまた一枚加わったのかな」
7年ぶりに前半戦を首位で折り返したオリックス。前半戦最後の北海道遠征で、新たなるスターが誕生した。【オリックス 7.13〜14戦績】対 北海道日本ハム北海道・ウインドヒルひがし北海道スタジアム(釧路市民球場)7月13日○オリックス(増井)5-0(池田)北海道日本ハム●北海道・帯広の森野球場14日●オリックス(田嶋)2-6(加藤)北海道日本ハム○ 13日の釧路で、7番レフトでスタメン出場したドラフト3位の高卒ルーキー来田涼斗。来田は初回に回って来たプロ初打席で、ライトへライナー性の初ホームランを放ち、3打数3安打の大活躍。初盗塁もマークした。ホームランを放った来田は「打ったのはシュートだと思います。コーチからもどんどん積極的に振っていけと言ってもらっていましたし、1球目から思い切って振っていきました!(プロ初ヒット、初ホームランについて)打った感触もよかったですし、うれしいです!」と笑顔で振り返っている。後半戦の鍵を握りそうな超新星の誕生だ。 中嶋聡監督は首位ターンについて、「全然順位は気にしていませんし、考えていません。ここまでのいい部分というのは難しいですね。いい所はいいんでしょうけど、悪い部分の方が気になって、どうしても、そういう感じにはなれないです」と語ると、「杉本は勝負強さという点では上がっていると思いますが、本当の意味ではまだ4番という感じではないですね。(吉田)正尚の後ろという感じですかね。正尚はいつもチャンスを作ってくれたり、ランナーを還したり、非常に大きい存在ですが、本人もまだまだ上をめざしていると思いますので」とクリーンナップの2人の名を出した。 また、「若手は、本来持っているものを全部出しているかといったら全然だと思いますので、もっともっと持っているものを出して、もっともっと刺激を与えてほしいと思っています。来田は二軍からいいという報告が来ていましたし、映像も見ていましたが、まさか3本打って、ホームランを打ってとかそこまでは考えていませんでしたけど、非常にいいものを出してくれて。チームにもすごく刺激を与えてくれましたし、戦力としてまた一枚加わったのかなと思います」と若手に更なる奮起を促しながら、来田の頭角には嬉しい様子。 投手陣については「最初の方は先発が頑張ってくれて、しがみ付いていけたというのはありますけど、後ろでもたついたところもありましたし、毎日、ピッチャーに関しては試行錯誤というか、いろんなことを考えていかなければいけないと思っています。その中でも宮城は、勝ち星という点ではいろいろなことがあって付くこともあって消えることもあります。それでも怪我無く自分のピッチングをしっかりやってくれているということが大きいと思っています」と宮城大弥の名を出している。 後半戦に向けては「守りにいくのではなく、これからも一つ一つ目の前のゲームに勝っていくということが全てだと思っています。優勝するという意識だけは持って戦っていきます」と優勝を目標にやっていくと改めて誓っていた。 オリンピックブレイク中のオリックスは、27日大阪・京セラドーム大阪の東京ヤクルト戦からエキシビションマッチを開催する。(どら増田/写真・Rinco)
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スポーツ 2021年07月19日 20時30分
侍ジャパン・稲葉監督にファン呆れ「失敗だった」 唯一の本職センター・柳田が故障、五輪金メダルに早くも暗雲か
東京五輪野球競技開幕を28日に控え、19日に強化合宿をスタートさせた侍ジャパン。その代表チームのメンバーであるソフトバンク・柳田悠岐が右脇腹違和感のため別メニュー調整になったと複数メディアが報じた。 報道によると、柳田は17日に参加したプロ野球オールスター中に違和感を覚え、翌18日に病院でMRI検査を受診。骨などに異常は見られなかったが、代表合宿初日は大事をとって別メニュー調整することになったという。 柳田は今季「.296・22本・53打点」とパ・リーグ本塁打ランキングトップの数字をマークし、東京五輪でも中軸としての起用が見込まれる外野手。また、代表チームには柳田以外にセンターを本職とする外野手がいないため、守備面でも重要な役割を担うと目されている。 柳田のアクシデントを受け、ネット上には「メンバー発表の時から懸念されてたことが早くも起きてて笑えない」、「『1人しかいないセンターが故障でもしたら…』って不安が現実になりかけてる」、「稲葉監督が柳田以外に中堅手を入れなかったのはやっぱり失敗だったのでは」といった反応が寄せられている。 同時に、「怪我の程度はよく分からないけど、調整に支障をきたすようならさっさと代わりの選手を呼ぶべき」、「今の内からどこか痛めてるようじゃ本番も不安、手遅れにならない内に他のセンターに追加招集をかけてほしい」、「柳田は過去にも右わき腹痛めてるからここから悪化する可能性もある、本番でのセンター不在を避けるためにも入れ替えを行った方がいい」と、柳田と代表外センターの入れ替えを求めるコメントも複数見受けられた。 >>侍ジャパン・稲葉監督の発言に驚きの声「金メダルは絶望」山本の起用法はまだ決まっていない? 過去の経験が判断に影響か<< 「侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督が東京五輪に臨む代表メンバーを発表したのは6月16日ですが、当時からネット上には『柳田が故障したら代えがいない』と、本職センターが1人だけという異例の人選を不安視する声が多数挙がっていました。こうした懸念通りの展開になりつつあることで、稲葉監督へ風当たりを強めるファンは少なくありません。代表メンバーでは広島・鈴木誠也、日本ハム・近藤健介ら過去にセンターを守った経験を持つ選手もいるのですが、両名とも本職ではないためバックアップは務まらないとも捉えられているようです。また、柳田が2017年に右脇腹を痛め約1カ月離脱した経験を持つことから、故障悪化のリスクを抱える柳田をこのまま帯同させるよりは他選手と入れ替えた方がいいのではという声も高まっています。こうしたファンの間では今季『.307・6本・31打点』と3割以上の打率をマークしているロッテ・荻野貴司や、2年前のプレミア12で秋山翔吾(現シンシナティ・レッズ)の負傷離脱に伴い追加招集された経験を持つ巨人・丸佳浩(今季は.290・10本・25打点)らが適役として名が挙がっています」(野球ライター) 五輪野球競技の開幕まで10日を切った段階で起こった柳田のアクシデント。あくまで今後の経過次第だが、コンディションが上がらない場合は追加招集に踏み切るのも一手なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月19日 17時30分
DeNA・山崎の“ヤスアキマイク“がオールスターで復活! 夢舞台の裏側を披露、掟破りの"カズキマイク”も?
2021年度のオールスター戦、ベイスターズからはキャプテン・佐野恵太、クローザー・三嶋一輝、セットアッパー・山崎康晃の3選手が選出。三嶋は2013年のルーキーイヤー以来2回目、佐野は初選出の中、2015年から19年まで5年連続選出と常連の山崎は自らがマイクを持って選手にインタビューする企画「突撃!ヤスアキマイク」を敢行。これは『マイナビオールスターゲーム2019』や『横浜DeNAベイスターズ ファンフェスティバル2019』、さらには昨年の緊急事態宣言時にリモートで選手やオーナーを直撃する「みんなお家でなにしてんの?」を実施し、ファンも楽しみにしている人気コンテンツだ。 今回、チームメイトの2人にはなかなか辛らつな内容だった。まず1回を無失点ながら被安打2の三嶋を直撃し「今日もよく打たれました」と自虐的コメントを引き出すと、「9回ワンアウト満塁で凡退に終わった佐野選手」の言葉とともに笑顔で直撃。楽しそうにいじっていたところ、タイミングよくMVPとの殊勲選手のアナウンスが入るなど、笑いの神が降りる展開に本人たちも苦笑い。さらに翌日も「悪夢から一夜明けてスタメンで出場」との意気込みを聞くと「昨日は眠れなかった。今日は活躍してグッスリ眠れるように」とのコメントを引き出した。 その後は亜細亜大学の先輩・ホークス松田宣浩に突撃。突然腕立て伏せすると「今日お前からヒットを打つためや!」と気合いを入れるなど、終始ハイテンションの「熱男」にタジタジに。次は同じルーキーから守護神を任されているカープの栗林良吏や、同級生のマリーンズ・中村奨吾にもマイクを向け、ベイスターズファン以外にも夢舞台をアピールしていた。 極めつけは登板後の山崎に、三嶋が掟破りの“カズキマイク”を敢行。オールスター限定のナックルボールにツッコミを入れ、ピンチを迎えながらも無失点に抑えたことに「普段さながらのプレーができた」と自虐ネタを引き出すことにも成功。最後は本人にヤスアキマイクステッカーを贈り、満面の笑みでインタビューを締めた。ラストはベイスターズの3人に、マスコットのスターマンを加えて配信し、みんなが口をそろえて「楽しかった」とコメントする姿は、夢の球宴を体現していた。 オールスター前に「全国の皆様に夢を与えられるようなプレーをしたいなと思ってます」とコメントしていた山崎。プレーだけでなく、マイクでもファンを喜ばせていた。オリンピックから後半戦へ。ヤスアキの暑い夏はこれからが本番だ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年07月19日 11時25分
阪神・藤浪、後半戦の出場機会が激減? 球団内で高評価も、矢野監督が途中加入のライバルを優先か
まずは「主砲」に着手ということだろうか。16年ぶりの優勝を果たすには主砲・大山悠輔選手の復調は不可欠だが、阪神・矢野燿大監督が取り組まなければならないことはほかにもある。藤浪晋太郎投手と佐藤輝明選手だ。 藤浪は中継ぎのままでいいのか、佐藤は自らの打撃フォームを見失っているが…。 7月18日、阪神が活動を再開させた。本拠地・甲子園球場で球宴出場した選手と、一時期国した外国人選手を除いた全体練習が行われたのだが、もっともハードなメニューをこなしたのは、矢野監督だった。 「練習は午後からでした。矢野監督は前日の球宴第2戦の行われた仙台から午前中に移動し、その足で球場入りしました」(在阪記者) 矢野監督が大山に直接、打撃指導をしたのは、既報通り。大山も「しっかり整理して自分のものにできるように」と指揮官自らの指導に感謝していたが、対照的なのが藤浪。直接、声を掛けるシーンは見られなかった。 >>阪神、藤浪リリーフ起用はもう限界?「晋太郎を先発に西を7回に」球界OBが提案も批判相次ぐ「理解できない」<< 後半戦の藤浪の起用法について、関西圏で活動するプロ野球解説者がこう予想していた。 「ピッチング内容が安定しないので、矢野監督としては僅差では使いづらいと考えているはず。先発投手が早いイニングで崩れた時に起用されると思います」 トレードで途中加入した二保旭を中継ぎで使っていく予定。その二保が結果を出せば、「藤浪の出番はさらに減っていく」というのが、大方の予想だ。 しかし、オリンピック・ブレイクは約1か月間もある。その間、“五輪のウラ興行”とも称されるエキシビションマッチが行われるが、その実戦参加組から外し、再調整させる方法もあるはずだ。なのに、藤浪に関してはそういった情報が一切出ていない。「今季は構想外」との声も聞かれた。 「試合終盤、藤浪はブルペンから味方打者に声援を送るなどしており、球団スタッフもその姿勢を評価しています」(球界関係者) また、交流戦明けに勢いが止まった佐藤だが、厳しい内角攻めに遭い、それを無理に打とうとし、本来の打撃フォームを見失ってしまった。オリンピック・ブレイクは、苦手克服のために首脳陣が指導できる貴重な期間ともなるのだが、こちらも具体的な指導の予定は聞かれない。 「矢野監督も藤浪たちを何とかしてやりたいと思っているんですが、大山の指導を優先し、彼らを後回しにした感じ」(前出・同) 昨今、矢野監督に対するファンの非難コメントも増えてきた。サイン伝達の疑惑をかけられた際、ヤクルト・村上に怒鳴り返したこと、巨人戦で降雨コールドが宣告された時にガッツポーズを取ったこと、サヨナラ勝ちした試合後に感極まって泣いたこと等々…。それらの言動に虎ファンは「もっと堂々としていてくれ!」と嘆いているそうだ。 藤浪、佐藤を指導し、復調させれば、こうした批判は消え、16年ぶりの優勝もグッと近づいて来るのだが…。後回しにして、何もやらなかったら、夏休みの宿題と同じだ。(スポーツライター・飯山満)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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スポーツ
中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
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スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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スポーツ
.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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スポーツ
西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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スポーツ
日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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スポーツ
阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分