プロ野球
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スポーツ 2021年07月02日 11時00分
巨人・菅野に侍ジャパン辞退の可能性が浮上? 千賀に続く追加招集に他球団は戦々恐々か
東京五輪を戦う侍ジャパンは、メンバーの登録期限を7月5日に予定している。巨人・菅野智之投手のKO劇は、代表メンバーの“最終登録”にも影響してきそうだ。 「侍ジャパンの稲葉篤紀監督が福岡でソフトバンクと埼玉西武の試合を視察し、巨人戦には腹心である建山義紀投手コーチが訪れました。菅野は代表メンバーの24人が発表されてから初めての登板となります。建山コーチを派遣したということは戦力としてアテにしている、そして、心配もしているからでしょう」 プロ野球解説者、取材陣の多くがそんなことを話していた。 >>侍ジャパン・稲葉監督、五輪メンバー選考基準を明かし驚きの声「そういう面も重視してたのか」 過去の気苦労の影響指摘も<< 菅野は3回途中で降板。僅か32球で失点4、巨人・原辰徳監督と侍ジャパン首脳陣の期待を裏切ってしまった。 「稲葉監督はソフトバンクの工藤公康監督と話もしています。千賀滉大投手の状態を確認したことも認めており、彼が三軍戦に投げた29日、建山コーチに視察をさせています。千賀の代表入りは間違いないでしょう」(球界関係者) 侍ジャパンの課題は、骨折で代表入りを辞退した巨人・中川皓太投手の代役を探すことだった。左足の故障より、今季公式戦での登板は1試合のみ。国際試合での実績は十分だが、実戦から遠ざかっている千賀の選出にも驚きだ。このままだと、「菅野の辞退」ということも十分にあり得る。 「12球団の監督、コーチの関心は『2人目の追加投手は誰なのか』に移っています」(前出・同) 先発投手を送り出すとなれば、所属球団の監督、コーチは五輪での疲労も加味し、ローテーションの順番も変更しなければならない。救援投手であれば、登板過多にさせないため、他のリリーバーを連投させることも考えなければならないだろう。 「稲葉監督はメディアの前では視察した投手を指して、『候補の一人』とコメントしていますが、裏では何も言ってくれません。代表入りの可能性が本当にあるのなら、所属球団に内々にそう伝えるべきですが、それがないんです。ギリギリまで考えたいとする気持ちも分かりますが」(前出・同) もっとも、「菅野は五輪で投げる」という声も聞かれた。「五輪本番までの1か月弱で再調整できる」と、彼のキャリアと経験値に期待してのコメントだったが…。 「4月以降、公式戦で投げていない千賀が選ばれるんですよ。菅野の不振が故障によるものでなければ、稲葉監督が辞退させませんよ。菅野、千賀を投手陣の軸として考えているようです」(ベテラン記者) 菅野の状態だが、オンライン取材が始まる前のことだ。宮本和知投手チーフコーチは私見と前置きした上で、「次回登板は厳しい」との見解を伝えた。「厳しい」とは、二軍再調整という意味だ。 「試合後、原監督は菅野を呼び、話し合いをしています。宮本コーチも同席したようですが、登録抹消を予想する声を覆すような新情報は入っていません」(前出・同) “2人目の追加投手”に怯える他球団にすれば、菅野には五輪で投げてほしいと思っているのかもしれない。菅野は原監督に何を伝えたのか、金メダル獲得にも影響してきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年07月01日 19時30分
DeNA・桑原、怒りを物にぶつけファン呆れ「応援する気が失せる」 好調に水を差す死球に感情を抑えられず?
6月30日に行われたDeNA対中日の一戦。「9-4」でDeNAが勝利したこの試合で、DeNAのプロ10年目・27歳の桑原将志が見せた行動がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「8-4」とDeNA4点リードで迎えた8回裏の行動。桑原はこの回先頭打者として第5打席に入ったが、中日6番手・ロサリオが投じた4球目が左ひざに。足を引いて回避しようとしたが避けきれず、直撃と同時に地面へ倒れ込んだ。 桑原はその後すぐに立ち上がると、左ひじにつけていた防具を地面にたたきつけロサリオに対し怒りをあらわに。そのまま一塁に向かおうとしたが、三浦大輔監督から代走を送られ途中交代となった。 桑原の行動を受け、ネット上は「死球のイライラを道具に当たるのはみっともないから止めろ」、「死球自体は気の毒だけど、物に八つ当たりするのは擁護できない」、「防具も大事にできないような選手は応援する気が失せる」といった苦言や批判が多数寄せられている。 >>中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?<< 一方、「せっかくの好調を邪魔されて怒らない方がおかしいだろ」、「骨折とかを負わされるリスクもあるわけだし、『何してくれてんだ!』って苛立つのもしょうがないよ」、「数年ぶりに立場を取り戻しつつある時期に死球で水を差されたらどの選手でも激怒すると思うぞ」といった擁護のコメントも複数見受けられた。 「桑原はプロ入りした2012年からDeNAでプレーし、2016~2018年は3年連続で120試合以上に出場している外野手。一昨年は『72試合・.186・2本・7打点』、昨年も『34試合・.139・1本・2打点』と不振でレギュラーの座を失っていましたが、今季は30日終了時点で『70試合・.307・7本・24打点』と3割超えの打率をマーク。また、6月は『22試合・.372・4本・12打点』と絶好調でした。3年ぶりにレギュラーに返り咲きつつある状況ということもあり、長期離脱のリスクもある死球に防具を投げ捨てるほど激怒したのは仕方ない面もあるのではとみているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、三浦監督が「幸い当たりどころが良かった。大事に至っていない」と軽傷を強調したことが伝えられている桑原。言葉通りに次戦の7月2日・巨人戦でスタメン起用されるかどうかは注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月01日 17時50分
オリックス吉田正尚が選手間投票でも球宴選出に「恥じないプレーをお見せしたい」
日本プロ野球機構(NPB)は1日、「マイナビオールスターゲーム2021」の選手間投票の結果を発表した。オリックスからはエースの山本由伸が投手の先発部門で、主軸の吉田正尚が外野手部門で選出されている。 選手間投票で選ばれたことについて吉田は、「ファン投票ももちろんうれしかったんですが、一緒にプレーをしている選手にも選んでいただき、とても光栄に思います。選んでいただいたことに恥じないプレーをお見せできるように頑張ります!」とコメント。 山本は会見で「オールスターはシーズン中で唯一、結果が関係ないというか、数字にこだわる必要がない試合なので、結果を恐れず思いっきり投げたい」とコメントを残している。 ファン投票では12球団最多得票数となった吉田は、「オールスターは2年ぶりなので、ファンの方もそうですし、自分自身も楽しみにしてます。対戦できるピッチャーは誰でもやってみたい。勝ち負けよりはお客さんやテレビで見ている方に楽しんでもらいたい」と語る。 最多得票数の獲得については「チーム状況もあったんですかね?おこがましいですけど、サトテル君(阪神・佐藤輝明)かなと思っていたので。まあ熱心なファンの方がたくさんいて、非常にうれしいですし光栄です」と喜ぶ。 「(ホームラン競争は)出られたら頑張ります。ホームラン打ってファンの皆さんが喜んでいただければいいかなと思います。前回、甲子園で初めて出たので、1本でも出たらいいと思います。投票してくれた方の苦労に応えられるように(笑)」。ファンが期待するホームランを狙って打席に立つようだ、 2人は3回連続3度目のオールスター出場。オリックスからは他に宮城大弥が選ばれており、チーム状況を考えると監督推薦でさらなる選出もあるかもしれない。 今年のオールスターは7月15日に埼玉・メットライフドームで第1戦、16日に宮城・楽天生命パーク宮城で第2戦が開催される。(どら増田 / 写真・長津耀月)
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スポーツ 2021年07月01日 17時45分
DeNA・今永、“ツイてる左腕”坂本に続いた! ホーム神宮での連勝で「竜の尾」見えた
前回登板で悔しい敗戦を喫した坂本裕哉と今永昇太が、共に先発として勝ち星を挙げ、チームを5連勝に導いた。 6月10、20日と連続して不本意な投球が続いていた坂本は29日、立ち上がりこそ不安定なピッチングで2失点したものの、2回からはわずか被安打2と好投。三浦大輔監督も「フォアボールもなかったですし、立ち上がりやられた部分は修正して、その後は踏ん張った」と評価した。 右打者へのクロスファイヤーと鋭く落ちるチェンジアップに、カーブも織り交ぜるピッチングに坂本も「初回以降は野手の皆さんに助けてもらいながら粘りの投球ができたと思います」と自己評価していた。 味方の好守備も呼び込み、5回を69球2失点で乗り切った。5回裏の攻撃で坂本の代打として送られた牧秀悟が同点打。続く桑原将志の逆転打で勝利投手の権利を得ると、6回裏途中に雨天コールドとなり、うれしい2勝目を手に入れた。 5月28日のイーグルス戦では4回途中、6月20日のカープ戦は5回ツーアウトでノックアウトされたが、共に打線の援護で敗戦は付かなかった。昨年もけがからの復帰第1戦で、5回7失点と炎上しながらもチームは引き分けるなど、通算援護率は7.41。今年も6.17と驚異の高さだ。 “ツイてる”坂本に引っ張られるように、30日の今永も2回までに7点の援護をもらい、5回3失点ながらも2勝目をゲット。「打線が援護してくれたにもかかわらず、連続で失点してしまったことが今日の反省点」としながらも、左肩の手術から復帰して約1カ月の現状を鑑みれば及第点のピッチングと言えるだろう。 チームは開幕から先発陣を引っ張ってきた濱口遥大が左脇腹の炎症で抹消され、フルメンバーがそろわない状況は変わらない。しかし甲子園で阪口皓亮と大貫晋一も復帰し好投。5連勝中は全て先発に勝ち星が付くなど、明るい材料も増えてきた。6月を貯金4で戦い抜いたベイスターズは、4位のドラゴンズまで2ゲーム差とジワリと接近中。借金はまだ12と膨らんではいるが、このまま投打がかみ合った戦いを続けていけば、勝率5割も見えてきそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年07月01日 15時30分
巨人・山口、打撃中の珍ハプニングで話題に 一塁コーチャーが思わず爆笑?「打席に問題があるのでは」と心配も
6月30日に東京ドームで行われた巨人対広島の一戦。「1-0」で広島が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ16年目・33歳の山口俊の珍プレーだった。 注目が集まったのは、両チーム無得点で迎えた3回裏に飛び出たプレー。1死ランナーなしで第1打席に入った山口は、広島先発・九里亜蓮が投じた2球目を強振。ところが、勢い余ったのか左足を滑らせ転倒してしまった。 スイングの際に体のバランスを崩した影響か、打球は九里の前に転がるボテボテのゴロに。山口は転倒後すぐに立ち上がり一塁に走ったもののアウトとなったが、一連の様子を見ていた一塁コーチャーの村田修一コーチは笑みを浮かべながらベンチに戻る山口を見つめていた。 >>巨人・山口のお立ち台コメントにDeNAファン激怒「煽りとしか思えない」 古巣相手にNPB復帰星も、過去の恨みは未だ根強い?<< 山口の転倒を受け、ネット上には「結構な勢いですっ転んだからびっくりした」、「投手なのにフルスイングする姿勢は好きだけど怪我には気をつけてくれ」、「村田コーチがめっちゃニヤニヤしてて草、この様子だとしばらくチーム内でイジられそう」といった反応が寄せられている。 一方、「昨日も同じような転倒があったけど大丈夫か?」、「ウィーラー、坂本に続いて山口もコケたとなると心配、打席に何らかの問題があるのでは」、「全員右打席で左足滑らせてるから、球場関係者は右打席の土の具合を一度チェックしてほしい」と心配するコメントも複数見受けられた。 「巨人は前日29日に同球場で行われた試合でもウィーラーが3回裏の第1打席、坂本勇人が7回裏の第4打席でそれぞれ転倒しています。一般的に打席を含む内野グラウンドは土が軟らかいと踏ん張りがきかず足をとられやすくなるとされていますが、今回の山口を含めた3名は全員右打者で、スイング後に左足を滑らせて転倒したという共通点があります。このことから、球場側は右打席の土の状態などを一度チェックするべきではないかと主張するファンも少なくありません」(野球ライター) 坂本、ウィーラー、山口の3名は、いずれも転倒で故障などを負ったとは伝えられていない。ただ、予期せぬアクシデントが起こる前に、打席の状況は一度確認しておくのが得策かもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月01日 11時00分
阪神、土壇場で同点もお先真っ暗? 主力打者が軒並み不振も矢野監督はテコ入れの意思ナシか
阪神はメル・ロハス・ジュニア外野手をなぜ昇格させないのか――。 甲子園球場で行われた東京ヤクルトとの第11回戦は、マルテのソロアーチで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。 「マルテの同点弾が飛び出す数分前まで、敗色濃厚でした。8回表、セットアッパーの岩崎優が打ち込まれ、いったんは勝ち越しを許しました。そのイニングの裏でマルテの一発が出たものの、ゲーム内容は決して良くありません」(プロ野球解説者) >>元阪神・掛布氏、本当は二軍監督をやりたくなかった? 就任までの裏話を明かし反響、「その後の顛末を知ってると複雑」の声も<< 「阪神が引き分けた」との一報が各球場に届けられた時、2位巨人はゲームを終えていた。先発・山口俊の好投に打線が応えられなかったものの、チームの雰囲気は悪くなかった。連勝はストップしたが、山口は8回一死まで「ノーヒットノーランか?」というピッチングに加え、エース菅野の復帰登板も発表されたからだろう。 敗戦ゲームを引き分けに持ち込んだ阪神の士気が高まらない理由は、「不振」。投打ともにここまでチームを牽引してきた主力選手たちが揃って調子を落としているからだ。 「佐藤輝明が打つと盛り上がるんですが。新人にチームの勝敗まで背負わせる状況も良くありません」(前出・同) 試合後の矢野燿大監督は、岩崎や早くも「100三振」に届いた佐藤をかばうコメントに徹していた。 「大山、サンズも調子を落としています」(前出・同) 疑問がある。二軍調整中のロハス・ジュニアを昇格させる話が一向に上がって来ないのだ。打率こそ低いが、30試合109打席で本塁打7と存在感を見せていた。 矢野監督は「(一軍に)上げても使うところがない」(6月18日)と答えていた。21打席ノーヒットの外国人選手の球団ワースト記録を更新した頃とは別人になっていることは報告済のはず。 守備位置で考えてみると、ヤクルトと引き分けた30日のスタメン外野手は、サンズ、近本、佐藤。一塁には同点弾を放ったマルテもいて、確かに「昇格、即スタメン」とはいかないようだが、大山悠輔も4番から外されており、せめて、ロハス・ジュニアを一軍に昇格させておくべきだと思うが…。 「外国人選手の中で、最も年俸が高いのはロハス・ジュニア(推定2億6000万円)。阪神の場合、外国人選手は年俸の高い順に一軍昇格させていくなんてジョークもあるんです。もし、このまま二軍で飼い殺しにするようなことになれば、獲得のために動いた渉外担当者のメンツは丸潰れです」(球界関係者) 球団も会社組織である。配慮しなければならない人間関係がもし本当にあるとしたら、矢野監督の現有戦力で戦おうとする決意は、相当なものだ。「佐藤を育てていく」と決めたのだろう。矢野監督は敗戦の責任を全て負う覚悟のようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月30日 20時45分
DeNA・佐野、雨天中断中のベンチ映像で話題に 「何書いてるのか気になる」読み込んでいた極秘資料とは
29日に行われたDeNA対中日の一戦。「3-2」でDeNAが勝利(6回裏降雨コールド)したが、試合結果以上に話題となったのがDeNAのプロ5年目・26歳の佐野恵太が見せたベンチ内での行動だった。 >>DeNA・大和に「完全に煽ってる」と批判 相手投手にバットを投げつけ、本人は“うっかり”と釈明も報復のリスクも?<< 神宮球場で行われた同戦は3回裏途中の18時30分に雨天により一度中断(18時47分に再開)すると、その後も5回裏途中の19時19分(19時39分に再開)、5回裏終了後の19時56分(20時9分に再開)、6回裏途中の20時30分と中断が頻発。4度の中断を経て20時55分に試合は降雨コールドとなった。 注目が集まったのは、1度目の中断中に中継カメラに偶然映し出されたベンチ内の佐野の様子。佐野は再開後の攻撃に備えてか、表紙に「D投手分析資料」と書かれた冊子を熟読。冊子は中日投手陣のデータがプリントされた複数枚の紙をとじた非売品とみられ、タイトルの下には中日のマスコット・ドアラがプリントされていた。 対戦相手のデータを頭に入れる佐野の姿を受け、ネット上には「中断中の時間を相手の分析に充てるなんて真面目だな」、「対戦相手の資料ってこんな感じで選手がすぐ手に取れるようにされてるのか」、「絶対外部には持ち出されない代物だろうけど、何書いてるのか気になるから読んでみたい」といった反応が寄せられている。 同時に、「佐野って去年も中断中に選手名鑑読み込んでた気がする」、「去年の巨人戦といい今日といい、空いてる時間を有意義に使う姿勢は好感が持てる」、「名鑑や資料を見てあれこれ考えることが結果に繋がってる部分もあるのかな」といったコメントも複数見受けられた。 「佐野は2020年7月17日・巨人戦でも、中断中にベンチで“データ収集”に努める様子が中継カメラに映し出されたことがあります。同戦は降雨により6回裏終了後に中断し、21時前ごろに審判団が降雨コールドを宣告。この間佐野は『2020プロ野球全選手カラー写真名鑑&パーフェクトDATA BOOK』(ベースボール・マガジン社)に目を通しており、ネット上には『結構真剣な表情で読み込んでるな』、『誰のことを調べてるんだろうか』といったコメントが挙がりました」(野球ライター) 昨季は「.328・20本・69打点」で首位打者を獲得し、今季も「.316・6本・25打点」と3割以上の打率をマークしている佐野。相手のデータを積極的に頭に入れる取り組みも好成績の源になっているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月30日 17時00分
広島・佐々岡監督に批判の声「理解できない」 敗戦を招いた継投策、同点打を浴びても続投させたワケは
29日に行われた巨人対広島の一戦。「11-8」で巨人が勝利したこの試合で、広島・佐々岡真司監督が見せた采配がネット上の広島ファンの間で物議を醸している。 >>ヤクルト・田口の投球を広島ファンが妨害? バックネット裏での不可解行動が物議、「目立ちたかっただけでは」と指摘も<< 問題となっているのは、「8-7」と広島1点リードで迎えた8回裏に飛び出た続投策。この回佐々岡監督は6番手として森浦大輔をマウンドに送り込んだが、森浦は2死から死球、四球と制球を乱し一、二塁のピンチを招く。さらに、迎えた丸佳浩にはセンターに抜けるタイムリーを浴び同点に追いつかれてしまった。 ただ、佐々岡監督は丸の同点打直後に首をかしげる仕草を見せたものの、森浦を降ろさずに続投させる。すると、森浦は打席の岡本和真に23号3ランを被弾。この一発が決勝点となりチームは逆転負けを喫する結果となった。 佐々岡監督の継投策を受け、ネット上には「四死球出した時点で危ないと思ってたら案の定打たれた」、「四死球連発後と丸の同点打後、少なくとも継投のタイミングは2つあったのになぜ動かなかったのか」、「被弾後に慌てて森浦を降ろしてたのも理解できない、それなら失点前から下げとけよ」といった苦言や批判が寄せられている。 一方、「森浦は右打者に相性いいから、同点打後も佐々岡監督が続投させたのは別に間違いでは無いのでは」、「四死球をきっかけに自滅したようなものだから、采配が悪いというよりは選手が悪い」、「なんか佐々岡ばかりが叩かれてるけど、そもそも悪いのは制球乱して大崩れした森浦ではないか」と佐々岡監督を擁護するコメントも複数見受けられた。 「森浦は連続四死球から左打者の丸、右打者の岡本にそれぞれ痛打を食らいましたが、左右の被打率は対右が『.176』、対左『.379』と、右打者に強く左打者に弱い傾向がはっきりと出ています。そのため、ファンの間では丸を迎えた時点で森浦を降ろすべきだったという意見がある一方で、岡本への続投策については理にかなっているとの主張も見られます。なお、森浦が今季与四死球率『7.13』と以前から制球難を露呈していることもあってか、今回の逆転負けは森浦が勝手に自滅しただけで佐々岡監督に非はないとの見方もありますね」(野球ライター) 29日の試合に敗れたことで、借金が今季ワーストタイの16に膨らんだ広島。佐々岡監督は同戦の逆転負けを今後の糧とすることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月30日 11時00分
阪神・青柳、ブレークの原動力は新たな投球術にアリ? 矢野監督が受け継ぐ「野村イズム」も好影響か
甲子園球場で野村克也氏の追悼試合が行われた(6月29日)。故人に配球を学んだ阪神・矢野燿大監督と、クローザーに押し上げられたヤクルト・高津臣吾監督の対決。この日は故人の誕生日でもあり、教え子同士の対決に両チームのスタッフも感慨深い表情を浮かべていた。 「連敗中の阪神は打線を変更してこの試合に臨みました。4番の大山悠輔を6番に下げました。ヤクルトもサンタナがワクチン接種の副反応で登録を抹消されています」(在阪記者) 不安要素を持った相手打線を、先発投手がどうやって抑えていくかがポイントとなった。「配球の妙」を説いた故人の教えがどんな風に継承されたかも見えてきそうだ。 >>元阪神・掛布氏、本当は二軍監督をやりたくなかった? 就任までの裏話を明かし反響、「その後の顛末を知ってると複雑」の声も<< 阪神の先発・青柳晃洋投手は先制点こそ許したが、その後は立ち直り、7回2失点と安定感を見せつけた。 そのピッチングを見て、こんな声も聞かれた。「今日は、(阪神の)キャッチャーは楽だと思うよ」 ネット裏にいたスコアラーなど複数の関係者がそう評していた。 青柳と捕手・梅野隆太郎のバッテリーは、スライダー、ツーシームを内外角の低めに散らし、打ち損じのゴロ・アウトを量産していた。今年の青柳のピッチングスタイルだ。 そんなピッチングを指して、「試合途中で配球を変える必要もなかった」と言うのだ。通常、プロ野球の世界では打者2巡目か3巡目に配球を変える。同じ配球を繰り返せば、狙い打ちにされるからだ。 配球を変えずに済んだのは、青柳のスライダーがキレていたのも大きい。しかし、それだけではない。 「阪神打線は2回裏に一挙5点を挙げました。1点か2点の差ならともかく、点差が開いてしまい、ヤクルトの各バッターは出塁することよりも、長打を狙っていました。だから、同じパターンにはまってしまったんです」(プロ野球解説者) 大量得点が阪神バッテリーを楽にしたというわけだ。打線変更が功を奏したようだ。 青柳は、下手投げに近いサイドスロー投手と言われている。「アンダースローのような投げ方の割には、直球が速い」とも称されていたが、ピッチングスタイルを変えている。特に今季がそうなのだが、球速を抑え、低めに変化球を集めるようになった。 「野村氏は長所を伸ばす監督でした。直接アドバイスをすることもありましたが、自分で気づかせようと努めていました」(前出・同) ヤクルトに勝利し、7勝目(2敗)。過去5年の成績を見てみると、勝率5割がキャリアハイであり、彼なりに危機意識があったのかもしれない。 「青柳の長所はスライダー。そのスライダーを活かすためにはどうすれば良いのか、矢野監督も考えていました」(球界関係者) 野村氏は自著の中で、育成には時間が掛かることも伝えていた。特に、ある程度の成績を残している選手をレベルアップさせることがもっとも難しいとしていた。矢野監督の中に「野村の教え」はしっかりと受け継がれているようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月29日 20時45分
元阪神・掛布氏、本当は二軍監督をやりたくなかった? 就任までの裏話を明かし反響、「その後の顛末を知ってると複雑」の声も
野球解説者の田尾安志氏(元楽天監督)が28日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の掛布雅之氏(元阪神)がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で掛布氏は、現役時代の打撃や引退後に阪神で務めた役職などをテーマにトーク。自身が強く影響を受けたコーチや、ホームランバッターになろうと意識し始めたきっかけなどを語った。 その中で、掛布氏は当時60歳の2015年オフに阪神二軍監督に就任した際の裏話を明かす。掛布氏は2013年オフから2015年シーズンまで、「阪神GM付育成&打撃コーディネーター(DC)」として非常勤の形で選手を指導。ただ、2015年オフに当時47歳の金本知憲氏が新監督に就任したことを受け、年下の首脳陣に気を遣わせないよう現場から身を引くつもりだったという。 ただ、その意向を球団社長に伝えたところ、「金本(氏)の方から『できれば二軍の監督をしてくれないか』と(要望されている)」と逆に二軍監督のオファーを受けたとのこと。後に知った話として、金本氏は就任直後から「掛布さんが臨時的な形で携わるんじゃなくて、もっと長い時間野球に携わるようなポジションでやってもらうことはできないでしょうか?」と、掛布氏の招へいを球団社長に強く要望していたという。 掛布氏は当時の二軍監督・古屋英夫氏が2015年に就任したばかりだったことから、「古屋を1年で辞めさせることは嫌ですから、この話はなかったことにしてください」と一旦固辞。しかし、その後球団側が古屋氏に新たな役職を用意することを約束し、古屋氏からも「お前が二軍監督を引き受けてくれるんだったら、俺は喜んで(二軍監督の立場を)引くよ」との言葉をもらったことから、翻意して二軍監督就任を受諾したと語った。 掛布氏の発言を受け、ネット上には「金本政権誕生と共に現場を退くつもりだったとは知らなかった」、「金本監督が掛布さんの招へいを球団に直訴してたのも初耳」、「掛布さんは引退(1988年)からずっと正式なコーチ職には就いてなかったから、球団としてもどこかでユニフォームを着させたい気持ちはあったんだろうか」といった反応が寄せられている。 一方、「その後の顛末を知ってるとなんか複雑な話だな」、「結局2年で仲違いしてるから、今考えると固辞した方がよかったのでは」、「掛布さんは就任前に指導方針について金本さんと擦り合わせておくべきだったな」と、二軍監督には就かない方がよかったのではと指摘するコメントも複数見受けられた。 「金本監督の意向もあり二軍監督に就任した掛布氏は、わずか2年後の2017年限りで同職を退任。当時の報道では選手に規律を求める金本氏と、自主性を重んじる掛布氏との考え方に隔たりがあったことが退任の原因になったと伝えられています。こうした顛末もあってか、当初の気持ち通りに固辞していればこのような気苦労を味わうこともなかったのでは考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 二軍監督退任後は「オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)」(2017-2019)、「HANSHIN LEGEND TELLER」(2020-)といった肩書で球団に籍を置いてはいるが、現場で指導を行う役職には就いていない掛布氏。2015年オフのように、再び球団から指導職をオファーされることは今後あるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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