プロ野球
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スポーツ 2020年11月17日 11時30分
日本ハムが今季8勝のバーヘイゲン、怪我に悩まされたロドリゲスと契約更新!
北海道日本ハムは16日、ドリュー・バーヘイゲン投手、ブライアン・ロドリゲス投手と来シーズンの契約を締結したと発表した。 来日1年目となったバーヘイゲンは、18試合に登板、8勝6敗、防御率3.22と及第点の成績。10月28日に大阪・京セラドーム大阪で行われたオリックス戦では、被安打2、奪三振13、無四死球の快投を見せて、来日初完封勝利を飾っている。終盤に155キロをマークしたバーヘイゲンに対して、オリックスの中嶋聡新監督は「打ち崩すのはなかなか難しいですよね。150キロ超えてて、あの大きなカーブがあって、なかなか厳しいですけど、ストライク先行されると、こっちも手を出さなきゃいけない」と完敗を認めていただけに、来シーズンは、さらに勝ち星を重ねることが期待される。 バーヘイゲンは「2021年もファイターズの一員としてプレーができることを、心より嬉しく思います。今シーズン、チームは納得のいく結果を残すことができませんでした。しかし、ファイターズの一員としてプレーをする中で、多様な才能を持つ選手が数多くいることを実感しました。このメンバーで、来シーズンこそは日本一を成し遂げることができると信じています。自分に託された役割を十分に果たし、チームの勝利に貢献できる投球を継続していけるよう、誠心誠意努力してまいります」と謙虚なコメントを寄せた。 また、今シーズンは7試合の出場にとどまった3年目のロドリゲスだが、球団は来シーズンは戦力になると判断。再契約をしている。ロドリゲスは「2020年シーズンは、開幕前に怪我をしてしまい、チームに貢献することができず悔しい気持ちでした。日本でのリハビリ生活に最初は不安もありましたが、周囲からの献身的なサポートのおかげで、終盤に復帰することができました。来シーズンもファイターズの一員としてプレーできる機会を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。キャンプインまでの時間を有効に使い、2021年はシーズンを通してチームに貢献できるよう最善を尽くします」と球団に感謝の意を述べた。 今季は5位と不本意なシーズンに終わった日本ハムだが、来季はチーム一丸となって優勝をめざしていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月17日 11時05分
巨人・原監督がコーチ陣に毎日説教? 日シリを前に過熱する対策、厳重警戒する昨年の敗因とは
巨人・原辰徳監督が熱くなっている。11月21日の土曜日から日本シリーズが始まる。東京ドームで行われた全体練習では、打撃マシンを160キロに設定する“千賀対策”など具体的な対応策も見られた。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 大方の予想は「ソフトバンク優勢」。原監督もソフトバンクの強力打線とリリーフ陣の層の厚さは分かっているはずだ。しかし、今年のシリーズ対決は“コーチスタッフの戦い”になりそうだ。 「練習開始前、原監督は約10分間の訓示をしています。その内容については明かされていません。球団広報にも口止めしていました」(スポーツ紙記者) 報道陣を締め出してのサインプレー、内野守備の確認などに約1時間半が費やされた。シリーズ直前に非公開となるのは、よくある話。異なるのは、原監督と各担当コーチの事前の打ち合わせだ。 「原監督はコーチ陣を呼び出し、お説教をしています」(球界関係者) 練習後の共同会見で、こうも語っていた。 「昨年はセ・リーグを勝つというところで、日本シリーズの準備、教育ができていなかったというのも、一つの反省。(去年のシリーズは)勢いで行ったけれども、なかなかその勢いだけでは…」 昨年は「準備不足」で負けたという。その準備がしっかりとできているのかどうかを確認するため、各担当コーチを呼び出したそうだ。これはソフトバンク側から聞いた話だが、19年は「巨人が日本シリーズにコマを進める可能性が高い」とし、交流戦を戦いながらデータを集めていたそうだ。また、主力級の投手たちは、通常とは異なる配球に徹し、シリーズ本番に備えたそうだ。 「実際、昨年のシリーズ中、スコアラーの持って来たデータとも異なる点もあったらしく、『何で?』の声が巨人選手から出ていました」(球界関係者) 今年は交流戦がなかった。自軍のスコアラーはソフトバンクの情報を集めてきたが、各担当コーチはそれを解析し、選手たちに伝えたのかどうかを原監督は確認したのだ。「足らない、準備不足」と思えば、カミナリも落としたそうだ。 「ミーティングを仕切っているのは、元木大介ヘッドコーチ。宮本和知投手チーフコーチがソフトバンク打線の対策を任されています」(前出・同) 両コーチとも、入閣当初は「タレントに指導が務まるのか?」と陰口を叩かれた。コミュニケーション能力の高さでチームをまとめてきたのは本当だが、今年の日本シリーズで真価を問われることになる。 エース菅野で初戦を取れば、チームの雰囲気も好転するのだが…。原監督が熱くなっている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月16日 20時30分
元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」 阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言
元巨人・笠原将生氏が、16日に自身の公式ツイッターに投稿。今シーズン限りで現役を引退した阪神・藤川球児の引退登板を巡る議論に苦言を呈した。 >>阪神・藤川に「将来の監督に」の声?他球団の“栄誉職”とは違う、球団が新設ポストに就けたワケ<< 藤川は引退試合となった10日巨人戦で9回表に登板。坂本勇人、中島宏之から連続三振を奪った後、重信慎之介を二飛に打ち取り無失点で有終の美を飾った。だが、重信が藤川の2球目にバットを出し結果三振しなかったことについて、ネット上は「重信は空気読んで三振で花を持たせろよ」、「真剣勝負せずにわざと三振する方が失礼」などと議論に。中には、反対意見に対する誹謗中傷も少なからず見受けられた。 16日に自身のツイッターに投稿した笠原氏は、試合から6日経った現在もくすぶっているこの議論について「『わざと花持たせる為に三振しろ』って言ってる人 これは八百長だ!だのこれからもガタガタ言うなよ?」、「『プロである以上真剣勝負しろ』って言って人 引退試合で本塁打打ってもガタガタいうなよ?」(原文ママ)と双方の意見に苦言。 その上で、「結論 正解のない世界で人を悪くネットで言わないでおきましょう」と、明確な正解がない事柄について過剰に議論すること、ましてや誹謗中傷を交えることは控えた方がいいと呼びかけた。 笠原氏の投稿を受け、ネット上には「確かに何でもかんでも白黒つけようとするのは良くない」、「あーでもないこーでもないっていう議論自体は否定しないが、その中で人を馬鹿にしたり貶したりするのは良くない」、「花持たせるのもガチンコ勝負もどちらも間違ってないと思うし、外野がごちゃごちゃ言うものでも無いと思う」、「なんか熱くなってるファンも多いけど、多分藤川は重信が打ちにいったこと何とも思ってないと思うぞ」といった反応が多数寄せられている。 張本人である藤川も15日に自身の公式ツイッターに「必要性を感じない」と投稿しているこの議論。現役最後の投球がここまでの議論になるのも、藤川が一流の選手だった証なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____藤川球児の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawa
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スポーツ 2020年11月16日 19時30分
日本ハム・西川のMLB挑戦に高木氏が「絶対やめといた方がいい」 元盗塁王が抱える致命的な弱点とは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が15日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。日本ハム・西川遥輝のMLB挑戦に“待った”をかけた。 今回の動画で高木氏は今オフ去就が注目される現役選手を複数挙げ、移籍の可否や新天地予想などをテーマにトーク。その中で、今オフポスティングでのMLB挑戦を表明している西川について自身の見解を語った。 これまで日本ハム(2011-)一筋で活躍している28歳の西川は、今シーズンを含め「.286・51本・346打点・1128安打・287盗塁」といった通算成績を残し、盗塁王を3度(2014,2017-2018)している俊足巧打の外野手。昨オフの契約更改の際に今オフのポスティング移籍を球団に要望したことを公言しており、球団も西川のこれまでの貢献度の高さを考慮し認める可能性が高いとみられている。 しかし、西川のMLB挑戦について高木氏は「やめといた方がいいね。絶対やめといた方がいい」と猛反対。「(外野を)守れない、肩が弱すぎる。(MLBに行けたとしても)失敗すると思う」と、仮にMLB球団に移籍したとしても肩の弱さが響いて失敗に終わるだろうと主張した。 高木氏は続けて、「スイングスピードとかそういうものはあるし身体能力も高い。ただ、あの肩じゃやっぱり(外野は)守れないと思う。(移籍先の球団も外野を)守らせてくれないと思う」と発言。打撃力や走力に秀でていることは認めつつも、肩が弱いことから思うように出場機会を得られないのではと推測した。 「(MLBでプレーしたいという)自分の夢を追いかけるという意味では全然反対はしないけど、『どっちでもいいですよ』っていうんだったらやめといた方がいいと思う」という高木氏。長年抱いていた夢をどうしてもかなえたいという気持ちが強いなら尊重するが、そこまで意志が固くないのであればMLB挑戦は控えた方がいいと主張していた。 この他にも高木氏は今オフのFA市場で最大の目玉と目されるヤクルト・山田哲人の動向予想や、巨人・菅野智之のMLB移籍の可能性について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「肩が弱点っていうのはその通りだと思う、指標もかなり悪いし」、「変に行って失敗するくらいなら残留してほしい、日本ハムにとっては欠かせない主力だし」、「肩が弱いっていう不安材料を、足が速い、年俸が安いといった好材料でどこまで補えるかが今後を左右しそう」、「MLB球団もその辺考慮して足元見てくるはずだから、行きたいなら相当な覚悟が必要だな」といった反応が多数寄せられている。 >>MLB志望の日ハム・西川に「菊池みたいになる」の声日本人野手は苦戦続き、“買い手無し”を回避するカギは<< 「高木氏に肩の弱さを危惧されている西川ですが、今シーズンの守備成績をみると補殺数はわずか『2個』。また、ARM(送球により走者の進塁をどれだけ抑止したかを表す指標)も『-3.8』で、他のポジションを守っていない外野専門の野手としては12球団ワーストの数字と肩の弱さが浮き彫りとなっています。このあたりのデータはMLB球団も把握しているとは思いますので、西川は仮にポスティングを利用しても、肩の弱さを理由にマイナー契約や春季キャンプでの招待選手といったシビアな条件を提示されるかもしれませんし、最悪の場合買い手なしに終わる可能性もゼロではないでしょう。それでも本人が挑戦の意思を崩さないのは長年の夢であることに加え、走力の高さやリーズナブルな年俸(今季年俸2億円/推定)といった好材料を売り込めば移籍を実現できるという自信があるからなのでしょうが、『最初は低評価でも結果を出してのし上がってやる』という強い意志がない限りはMLBに挑戦しても挫折する可能性は高いと高木氏は考えているようです」(野球ライター) 16日午後6時時点で、移籍先のMLB球団について具体的な名前は挙がってきていない西川。果たして今後獲得に名乗りを挙げる球団は現れるのか、そして移籍後に結果を残せるのか。ファンの注目が集まる状況はもうしばらく続きそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年11月16日 17時30分
DeNAキャプテン・佐野がファンに感謝「無観客でも背中を押してくれていました」 最終戦で首位打者戴冠決定!
ベイスターズの2020年シーズンが14日に終わった。宿敵ジャイアンツにサヨナラ勝ちした興奮冷めやらぬ中、一年間の戦いを振り返るVTRの後、キャプテンとしてチームを引っ張った佐野恵太が挨拶した。 「今シーズンは無観客の中、開幕という異例のシーズンでした。スタンド見渡しても、ファンの方が誰一人といない、そんな中で野球をするのはとても寂しく感じていました。しかし、たとえ無観客でも、ファンの皆様の応援は僕たちに届いていましたし、背中を押してくれていました。優勝することができず、期待に応えられないこの悔しさは、来シーズン、必ず晴らしたいと思います。そして、またいつか、満員のハマスタで勝利の喜びを皆様と分かち合える、そんな日を楽しみに待っています。一年間応援ありがとうございました。来シーズンも熱い応援をよろしくお願いします」と視線を下げることなく、スタンドを見渡すように自分の言葉を発する姿は、ゲーム以外でもチームの核となっていることを改めて印象付けた。 打率.328でチームメイトの梶谷隆幸と5厘差で首位打者のタイトルを獲得。バッターにはシーズン中、波があるのが普通のことだが、6月から9月までの月間別打率で.330を下回ることはなく、安定してヒットを積み重ねたことは特筆もの。左肩のケガで10月25日を最後に戦列を離脱し、106試合の出場ながらホームランも20本と大台に乗せ、「こだわっている」と重要視していた打点もリーグ8位の69。チームの絶対的支柱だった筒香嘉智がメジャーに旅立ち、大きく空いた“4番”と“キャプテン”の座をがっちりと埋める、周囲の期待を大きく上回る活躍を見せた。何より、プレッシャーが一気に圧し掛かる状況を力に変える、その精神力の強さにはただただ驚かされた。 15日には、来年からは背番号44から7へと変更されることも発表され、ますますチームの顔としての期待が増す佐野恵太。来シーズンは新監督と共に、待望の優勝へ向けチームを導いていってくれるはずだ。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年11月16日 15時30分
栗山監督の続投で「後任がいないのか」日本ハムフロントにブーイング? 2年連続Bクラスでも留任に動いたワケは
今シーズン「53勝62敗5分・勝率.461」でパ・リーグ5位に沈んだ日本ハム。16日、その日本ハムが栗山英樹監督に来シーズンの続投を要請する意向であることを複数メディアが報じている。 監督に就任した2012年以降、チームにリーグ優勝2回(2012,2016)、日本一1回(2016)をもたらしている栗山監督。しかし、今シーズンは8月(13勝11敗)以外は全て月間負け越しと終始貯金を作れず。優勝争いはおろかCS圏内の2位争いにも加われないまま、就任後初となる2年連続Bクラス(両年とも5位)でシーズンを終えている。 報道によると、球団は2年連続Bクラスに終わった結果を重く受け止めた上で検討を重ねた結果、チーム再建を託すため続投を要請する結論に至ったとのこと。また、栗山監督が要請に応じることは確実とも伝えられている。 >>日本ハム・清宮、不振の原因は“迷い”? OB岩本氏が打席での“異常”を指摘「手先でボールをこねていた」<< 栗山監督の続投報道を受け、ネット上には「続投なら素直に嬉しい、ちゃんと補強すれば全然戦えるはず」、「ソフトバンクにカモにされた(6勝17敗1分)のが低迷の主原因だからここをどうにか対策してほしい」、「また来年も同じ野球を見せられるのかと思うと気が滅入る」、「有原(航平)、西川(遥輝)が今オフメジャー行くかもしれないし、監督も代えてチームを一から作り直すべきだ」と賛否の声が多数寄せられている。 一方、「去年も進退伺突っぱねて続投させたけどそんなに後任がいないのか?」、「普通なら解任に動く方が自然、それでも続投ということは他になり手が見当たらないということなのかもしれない」といったコメントも複数見受けられた。 「栗山監督は5位に終わった昨シーズンオフ、成績不振の責任を取って球団に辞任を申し出。報道では次期監督候補として侍ジャパン・稲葉篤紀監督、中日・小笠原道大二軍監督(現日本ハム一軍ヘッド兼打撃コーチ)ら複数OBの名も挙がっていましたが、球団側は『ケジメをつける、責任を取るのであれば、来年勝つことも責任だろう』と説得し栗山監督を翻意させています。こうした経緯も影響しているのか、球団が今オフも結果を出していない栗山監督の留任に動いているのは『監督オファーを受けてくれそうな人材がいないからなのでは』と考えているファンもいるようです」(野球ライター) 2年連続で不振に終わっても、栗山監督を続投させる方向で動いている日本ハム。実は監督候補の人材不足に悩んでいる可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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芸能ニュース 2020年11月16日 15時30分
「よろこんでー、ゲッツ」元DeNAラミレス監督、ユーチューバーに!「ラミちゃんねる」開設、大物ゲスト対談やダウン症の子供の支援活動など発信予定
2020年11月14日(土)、横浜DeNAベイスターズの監督を務めたアレックス・ラミレスが公式YouTubeチャンネル「ラミちゃんねる」を開設した。 >>全ての画像を見る<< 外国人選手として初の日本プロ野球名球会入り、右打者で初のシーズン200本安打、監督としても4年間で3度Aクラス(2020シーズン除く)に導くなど、様々な功績を残してきたアレックス・ラミレス。 2020年横浜DeNAベイスターズ監督退任を機に、YouTubeチャンネルを開設。同チャンネルでは、野球人としてはもちろん、プライベート、家族とのつながり、経営するトレーニングジム、ダウン症の子供を支援する社会活動など、様々な活動に焦点を当て、アレックス・ラミレス個人の多面的な魅力を発信していく。 今後、ラミレスならではの野球理論や、大物ゲストとの対談など、様々な企画を配信していく予定だ。 チャンネル開設についてラミレスは、「これまでの選手、そして監督としての野球人生を支えていただき、ありがとうございました。皆さんにハッピーになってもらいたいという思いを込めて、この度新しいチャレンジとして、YouTubeチャンネルを開設しました。お楽しみに。応援よろしくお願いします。よろこんでー、ゲッツ」とコメントを寄せている。YouTubeチャンネル「[ラミレス公式]ラミちゃんねる」https://youtube.com/channel/UC2vnK-QoXQrl1LVTNFDfUaQ
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スポーツ 2020年11月16日 11時35分
ロッテ、今オフ主力が大量流出か 「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?
澤村、鳥谷、チェン・ウェインの去就は…。パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下=CS)に敗退し、千葉ロッテはさらなるチーム強化に乗り出す。井口資仁監督は“鬼”に成り切れないかもしれない。 >>ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは<< 「CSの舞台となったペイペイドームのネット裏には、メジャーリーグの関係者も来ていました。米スカウトではなく、日本国内で契約しているスポーツマネジメント会社のスタッフでしたが」(地元メディア) お目当ては澤村拓一投手だ。9月に千葉ロッテに移籍して以降、強気のストレートが蘇り、150キロ台のフォークボールがメジャースカウトの目にも留まった。すでに海外FA権を取得していることから、米メディアも「お手頃価格」として、千葉ロッテ移籍後の活躍を伝えていた。 CS第2戦後、澤村は「悔しい気持ちしかない」と敗戦を悔やんでいた。そのコメントから、“完全に千葉ロッテの一員”になったとも捉えることもできたが、こんな情報も聞かれた。 「今年に入り、澤村はスポーツマネジメント会社と契約しています。その会社にはロッテの吉井理人投手コーチもいます。メジャー移籍のための準備であり、千葉ロッテ移籍もそのルートが絡んでいたと思われます」(球界関係者) また、残留か否かで情報が錯綜しているのが、鳥谷敬内野手だ。新型コロナウイルスに感染してチームを離れてしまったこともあるが、出場試合数は42。打率1割3分9厘、打点6は物足りない数字だ。“元身内の関係系メディア”は「来季も!」と現役続行を伝えていたが、CS終了後の第一声は「球団がどういう風に考えているかが分からない」だった。額面通りに捉えれば、鳥谷自身と球団は「来季の話」を全く交わしていないことになるが…。 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がこう言う。 「CSの敗因は、打線です。チーム打率が12球団ワーストではソフトバンクの投手陣を打ち崩せません。外国人選手を含め、『打撃力優先』の補強をしないと、来季は厳しい」 鳥谷の打率は1割台。残留は難しいというわけだ。もっとも、12球団ワーストの打率でもCS進出を果たせた勝因だが、投手の継投策に尽きる。「唐川、ハーマン、益田」と繋いでいく勝利の方程式が出来上がり、それを補う澤村の存在も大きかった。 澤村のメジャー移籍志望を分かっていて途中加入させたようだが、やはり、慰留の説得は行うべきだろう。打撃面の強化は投手陣の安定が大前提だ。 「ロッテ打線はバントを1回で決められない、得点圏に走者を進めても、『あと1本』が出ないという拙攻が目立ちます。攻撃面での参謀が悪いのか、それとも、井口監督の采配に原因があるのか、内々に調査されていた時期がありました」(前出・関係者) 先発のコマ不足を補うためにシーズン終盤で獲得したチェン・ウェインは、メジャー復帰を第一希望としているそうだ。 逆転優勝を懸け、終盤戦で緊急補強した澤村、チェン。そして、若い野手陣をサポートするために獲得したベテランの鳥谷の去就が気になる。優勝を狙うチームに進化させるのなら、井口監督は自身の采配を含め、冷静に補強ポイントを整理しなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月16日 11時30分
楽天2017年D1位、近藤弘樹が戦力外!コーチ陣も大幅に配置転換
東北楽天は14日、プロ3年目の近藤弘樹投手に来季2021年シーズンの選手契約を行わないことを伝えたと発表した。第二次戦力外通告だ。 近藤は2017年に岡山商大からドラフト1位で楽天に入団。即戦力ルーキーとして期待されたが、1年目は9試合、2年目も2試合の登板にとどまり、今季は中継ぎで6試合に登板して1ホールドを挙げたものの、通算17試合、0勝4敗、防御率7.00。ドラフト1位の選手で、3年で戦力外になるのは異例である。 2017年のドラフトで、楽天は清宮幸太郎内野手を北海道日本ハムに、村上宗隆内野手を東京ヤクルトに続けて抽選で外しており、近藤は外れ外れ1位だったが、球団の期待は高く、残念ながら3年間でその期待に応えることが出来なかった。 近藤は「現役続行の道を探りながら、トライアウトを受ける方向で考えています」と現役続行の意志を持っており、トライアウトに向けて準備を進めているとのこと。 楽天時代の思い出は「一番最初に東京ドームで先発した日です。あと、本拠地で初めて先発した時の声援というのは忘れられないです」と語り、「3年間で一度も勝利することができず、1位で入団したにもかかわらず、チームに貢献できなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と期待に応えられなかったことを謝罪した。 ファンに対しては「これからも頑張っていきたいと思います。いつも温かい応援、ありがとうございました」と感謝の意を述べている。 また、石井一久新監督のもと、コーチ陣の配置転換も発表された。既に三木肇前監督の二軍監督への配置転換が発表されているが、野村克則一軍作戦コーチは育成捕手コーチに、真喜志康永育成総合コーチは一軍ヘッドコーチに、石井貴二軍投手コーチは一軍投手コーチに、奈良原浩二軍監督は一軍内野守備走塁コーチに、今江敏晃育成コーチは二軍打撃コーチに、塩川達也一軍内野守備走塁コーチは二軍内野守備走塁コーチに、垣内哲也二軍打撃コーチは育成打撃コーチに、永井怜育成コーチは育成投手コーチに、酒井忠晴二軍内野守備バントコーチは育成守備走塁コーチに、それぞれ配置転換され、優勝、CS争いに加わるチーム作りを行っていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月15日 17時00分
阪神・福留、ロッテ・楽天は獲得の価値アリ? バットの実力以外にも、44歳の大ベテランがもたらすメリットとは
これまで中日(1999-2007)、カブス(2008-2011)、インディアンス(2011)、ホワイトソックス(2012)、阪神(2013-)でプレーし、NPBでは「1909試合・.289・281本・1057打点・1909安打」をマークしている43歳の福留孝介。11日、その福留が選手、スタッフらに退団のあいさつを行ったことを複数メディアが報じた。 今シーズン「43試合・.154・1本・12打点・12安打」と不振に終わった福留は、今シーズン限りで阪神を退団することを6日に球団が発表。同日に二軍で選手、スタッフにあいさつしたが、一軍の最終戦が11日に行われるのに合わせ、試合前に甲子園のロッカールームを訪れ一軍選手やスタッフとも別れのあいさつを交わしたという。 >>阪神、今オフ大激震か矢野監督も“フロント主導”に混乱、能見の戦力外は大幅リストラの布石?<< 来シーズン以降の現役続行を希望しているため、今後は他球団から誘いがあるかが焦点となる福留。一部ファンからは今季の成績や来年44歳を迎える年齢面を踏まえ新天地探しの難航を予想する声もあるが、獲得がメリットになりそうな球団がないわけではない。 福留は今シーズンこそ上記のように成績は振るわなかったが、それ以前は毎年2ケタ本塁打や100安打前後をコンスタントにマークしていた選手。通算得点圏打率「.290」と勝負強さも兼ね備えているため、打力に乏しい球団ではスタメン・代打の両方でまだまだ戦力になれる可能性は少なくない。 今シーズンの各球団のチーム打撃成績を見ると、チーム打率はヤクルト(.242)、ロッテ(.235)、代打打率は巨人(.189)、楽天(.149)がそれぞれのリーグでワーストの数字となっている。他選手へのアドバイスといった間接的な好影響も含め、このあたりの球団には獲得のメリットがあるのではないだろうか。 中でも、特に獲得のメリットが大きそうなのはロッテ、楽天のパ2球団。ロッテは今シーズンのチーム内首位打者が中村奨吾の「.249」と貧打に苦しんでおり、代打も佐藤都志也(.310)以外に常時送り出せる人材は不足しているため、スタメン・代打のどちらでも福留が戦力として貢献できる可能性は十分。また、昨オフ阪神を退団後入団した鳥谷敬が練習態度やアドバイスで若手に好影響を与えている点を踏まえると、福留獲得でも同様の効果が期待できるかもしれない。 楽天は浅村栄斗(.280・32本・104打点)、鈴木大地(.295・4本・55打点)、ロメロ(.272・24本・63打点)といった補強組の打者が活躍した一方、生え抜きの打者で彼らに追随するような選手が思うように出てきておらず、この点が今季リーグ4位に終わった一因ともいわれている。ただ、裏を返せば生え抜きが力をつければ必然的にチーム順位も上がるという見方もできるため、福留をコーチ兼任のような形で招いて生え抜きの底上げを図るのも一手かもしれない。 6日の二軍でのあいさつを伝える報道の中では、「体は元気なんで。気持ちが折れていない分、『まだまだ』というところ」と現役続行へ闘志を燃やすコメントもあった福留。その福留の獲得の手を挙げる球団は果たして現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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2020年01月15日 11時57分
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2020年01月14日 11時44分
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ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分