プロ野球
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スポーツ 2020年12月04日 17時00分
ロッテ・唐川、億越え確実でもFA宣言しなかったワケは ファンからも疑問の声、球団の“誠意”は金額・年数以外にも?
2018年シーズンに取得した海外FA権を、今オフ行使するかどうか注目を集めていたロッテのプロ13年目・31歳の唐川侑己。4日、その唐川が権利を行使せずチームへの残留を決断したことを複数メディアが報じた。 唐川はプロ入りした2008年から今季まで先発・リリーフとして「278登板・72勝70敗33ホールド・防御率3.72」といった数字を残し、全試合リリーフ登板だった今季は「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」とほとんど点を取られなかった投手。成績に加え人的補償が不要なCランクということもあり、権利行使なら複数球団による争奪戦が確実視されていた。 実際、本人も行使するか熟考していたようで、先月までは行使を検討しているという報道も多かったが最終的に残留を決断。残留を伝える報道では、唐川が「来年もマリーンズでやると自分で決めたからには、自分の活躍で恩返しできればなと思っています」と決意を新たにしたことが伝えられている。 >>FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声?生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは<< 主力リリーフである唐川の残留を受け、ネット上には「勝ちパターンに欠かせない唐川の残留は間違いなく朗報」、「流出したら一番困る立ち位置の選手だから残ってくれてホッとした」、「フロントもしっかり慰留に尽くしてくれてありがたい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「宣言すれば1億円プレイヤーにもなれただろうに何が残留の決め手だったのか」、「残るってことは球団側からよっぽどいい話をもらったのか?」といった疑問も複数見受けられた。 「球界では左右を問わず実績のあるリリーフは貴重な存在のため、唐川も仮に宣言していれば獲得を狙う他球団からかなりの条件を提示されていたことは確実。今季年俸が6200万円(推定)ということを踏まえると、年俸1億円超えの複数年契約ゲットも十分あり得たでしょう。その状況の中残留を決めたということは、もしかしたらロッテ側から手厚い金額・年数以外の“誠意”を示されたのかもしれません。一般的に選手と球団の契約について金額・年数以外の詳細が明かされることはほとんどないのですが、先発への再転向確約や引退後の指導者手形付与といった条項が盛り込まれている可能性もあるでしょう。また、こうした好条件を引き出すために、唐川はわざと権利行使をちらつかせたのではと推測しているファンも散見されますね」(野球ライター) 唐川とロッテが結んだ契約内容について、現時点(4日午後0時半)で詳しい内容は伝えられていない。どのような条件で残留を決めたのか気になっているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月04日 11時30分
巨人・菅野に「大リーグで先発を張れる」米メディアが絶賛報道 MLB6球団が獲得検討、優先事項はとにかく“カネ”?
「残留もある」という、含みを持った米球界挑戦の真意とは――。 巨人・菅野智之投手がメジャーリーグ挑戦を決めた。海外フリーエージェント権を持っていないため、所属球団の協力が必要なポスティング・システムとなる。巨人・大塚淳弘副代表は「本人が希望すれば認める」と慎重な物言いだったが(12月3日)、すでに菅野自身の意思を確認したのだろう。 しかし、“慎重な物言い”となったのは、菅野本人の表明会見前だったせいだけではない。何度か、「残留の選択肢もある」と繰り返し、説明していた。メジャー球団の条件提示、新型コロナウイルス禍によって、来季の米ペナントレースが正常に行われるかどうか、まだ決まっていない。 菅野と代理人が米球界側と交渉した後、いったんその内容を持ち帰り、メジャーリーグに挑戦するかどうか、巨人も一緒に検討するようだ。 「米球団はコロナによる無観客試合のため、収入がガタ落ちです。契約金、年俸ともに買い叩かれる可能性もありますからね」(米国人ライター) 見方を変えれば、菅野側は“強気な交渉”に出るとも解釈できるが…。 >>巨人・山本、阪神移籍は妻のせい?ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う<< 大塚副代表の発言と前後して、米メディアではこんな報道もあった。 <最後に大物を取っておいたということだ。31歳、巨人のエースは大リーグでも先発を張れると衆目が一致している> 米スポーツサイト「ジ・アスレチック」がそう伝えていた(12月2日/現地時間)。その根拠として、直球が速く、米球界では効果的な変化球とされるスライダー、スプリット(フォークボール)を得意としていることが挙げられていた。 獲得を真剣に検討している球団として、パドレス、ヤンキース、ジャイアンツ、エンゼルスが挙げられていた。また、年俸額では少し落ちるが、パイレーツ、マリナーズなども長期契約の提示で対抗してくると予想していた。 「今オフの米FA市場は好投手が少なく、菅野の価値を高めているようです」(前出・同) 菅野が米球団と契約した場合、譲渡金が発生する。昨年オフ、渡米した山口俊はブルージェイズと2年600万ドル(約6億5000万円)で契約し、その20%相当にあたる120万ドル(約1億3000万円)が巨人に支払われた(注・為替レートは当時のもの)。 「菅野の推定年俸は6億5000万円。減額での挑戦は考えにくい」(スポーツ紙記者) 穿った見方ではあるが、エースを手放すとなれば、巨人もそれ相応の投手を補強しなければならない。ルール変更により、松坂大輔、ダルビッシュ有が渡米した時のような何十億円という金額は発生しない。とは言え、米球団が提示する年俸、契約金が高ければ高いほど譲渡金もつり上がっていく。その譲渡金が補強に回されるとしたら…。“慎重”にならざるを得ないのも当然か。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月03日 20時30分
オリックス選手が監督の指示に何度も反発!「なんで僕がDHなんですか」伊原元監督が手を焼いた主力打者を明かす
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が2日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元西武、オリックス監督で野球解説者の伊原春樹氏がゲスト出演。オリックス監督時代に手を焼いた選手を明かした。 今回の動画で伊原氏は2004年に務めたオリックス監督時代について、前年途中まで約2年間同チームを率いていた石毛氏と共に振り返りながらトーク。その中で、柔道女子48キロ級で五輪2連覇(2000シドニー、2004アテネ)を果たした柔道家・谷亮子の夫としても知られる谷佳知からたびたび反発されたエピソードを語った。 >>ソフトB・中村の弔い打で思い出す、巨人・谷の“号泣満塁弾”「先に逝かれて本当に悲しくて…」急逝の盟友に捧げた魂の一打<< 動画内で具体的な日時は明かされていないが、2004年シーズン中のある時期に谷が肘や肩を痛めていたという伊原氏。前年に「.350・21本・92打点・189安打」で最多安打のタイトルを獲得するなどチームの主力だった谷の負担を軽減するため当分DHで起用することにし、報道陣の前でもこの考えを口にしたという。 すると、伊原氏を取材した記者から伝え聞いたのか、谷は翌日伊原氏の元を訪れ「なんで僕がDHなんですか」と反発。伊原氏は「誰が(谷に)喋ったんだろう?」と疑問を抱きつつも、DH起用は負傷を考慮したものだと説明し納得させたという。 また、伊原氏はDH起用だけでなく、バントの指示を巡っても谷に反抗されたことがあると告白。伊原氏によると、谷にバントのサインを出す可能性を考慮しある試合前の練習中に「バントをしっかり練習しておけよ」と指示したところ、谷から「僕は(これまで)1回もバントのサインを出されたことがないからできません」とまさかの“NG”を食らったという。 これに伊原氏は「できませんじゃないだろう」と面食らったが、「お前みたいにバッティングがうまい選手はバントも絶対できる」、「(試合展開によってはバントを)やる時もあるだろうからしっかり練習しておけ」と説得すると意外にも谷はすんなり納得。それ以降はしっかりとバントの練習をするようになったため、伊原氏は試合でも実際に何度か谷にバントのサインを出すことができたという。 「(谷は)ちゃんと説明して動機づけをしてやればスッと(指示を)受け入れる選手だった」という伊原氏。反発が多かったのは、わがままだったからというわけでは決してないと語っていた。 伊原氏はこの他にもオリックス監督就任の際に石毛氏から受けた後押しや、2002、03年に率いていた西武とオリックスの違いなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「谷がそんな反抗的な態度とってたのは知らなかった」、「当時の谷は寡黙で職人肌という印象が強かったから伊原さんに噛みついていたのは意外」、「伊原さんの話を聞く限り、谷はわがままというよりはストイック過ぎたって感じがするな」、「指示を単に受け入れずに、理由や根拠をちゃんと理解した上で取り組むという姿勢は見習いたい」といった反応が多数寄せられている。 現役時代はオリックス(1997-2006,2014-2015)、巨人(2007-2013)でプレーし、「.297・133本・741打点・1928安打」といった数字を残した47歳の谷。何気ない指示でも「なぜ?」、「どうして?」と根拠を問う姿勢もまた、これだけの成績を残せた一因なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年12月03日 17時30分
DeNA、ソトの残留が決定! 嵐のカリビアンの「チョースゴイ」決断に横浜歓喜
「来年も横浜でプレーすることが決まり嬉しく思っています」。ネフタリ・ソト内野手のベイスターズ残留が2日、正式に決定。球団を通じて本人からの喜びの言葉が発表された。 入団テストを経て入団したソトは、2018年5月6日に横浜スタジアムでデビュー。この年はわずか107試合の出場ながら、ホームラン41本の驚愕の年間70本ペースで本塁打王に輝き、打率も.310の大活躍。翌年もホームラン43本、打点108でセ・リーグ2冠王と、球界を代表するスラッガーとなった。今シーズンは腎盂炎を患うなどの影響もあったが、ホームラン25本はチームトップでセ・リーグ5位と流石の成績を残した。 今年で2年契約が切れることから、ジャイアンツが興味を示すなどの報道もあり去就が注目されていたが、最終的には横浜に残留を決断。ホセ・ロペスとの契約を打ち切り、今季トップバッターとして活躍した梶谷隆幸もFA宣言したことから、攻撃面が不透明な状況だっただけに、チームにとって残留はこの上ない吉報。来季は主にファーストを守ることとなりそうだが、故障者や不調の選手が出た際にセカンドもライトも守れるユーティリティ性も魅力だ。 ソトはまた、「今年は大変な状況ではありましたが、ファンの皆さんは最後までたくさん応援をしていただき、パワーをもらいました。そんな皆さんの前でまた野球ができることに喜びを感じながら、今年果たせなかったリーグ優勝を来年達成できるように、このオフにしっかりとトレーニングを積んできます」とコメント。帰国の際も「『イツモオウエンアリガトウゴザイマス(日本語)』ファンのみなさんも大変なシーズンとなり、開幕当初は球場に足を運ぶことすらできませんでした。それでもファンのみなさんの応援は届いていましたし、球場に来られるようになってからもたくさんの声援を送っていただき本当に感謝しています!」と、常にファンを大切にする姿勢も支持される要因の一つ。 来シーズン以降も勝利の後のベンチ前で「ファンへの感謝」の直立不動や、お立ち台での「チョーーーースゴイ!」が聞けることは、ファンにとっても超嬉しいことである。文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月03日 17時15分
ダルビッシュが投球を絶賛「常時160km/hのクローザーになっていたかも」 十種競技選手の“野球動画”に反響、過去の好記録更新にも期待
陸上・十種競技の現日本記録保持者で、2大会連続(2012ロンドン、2016リオ)で五輪に出場している34歳の右代啓祐。その右代が2日に自身の公式ツイッターに投稿した内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 右代はこの日自身のツイッターに「十種競技選手がピッチングをしたら、こうなる」という言葉を添え約30秒の動画を投稿。動画には右代が屋外で捕手を座らせ、速球を4球投げ込む様子が捉えられていた。 また、右代はこの投稿に「我流」、「野球経験なし」、「まずは145キロ目指す」と3つのハッシュタグも添付。野球は全くの未経験ながら、今後球速をさらに伸ばしていくつもりのようだ。 右代の投稿を受け、カブス・ダルビッシュ有、元日本ハム・森本稀哲氏ら複数の球界人が自身のSNSを通じコメントしている。2日に自身のツイッターに投稿したダルビッシュは、「元々持っているリズムや間がカッコいい」と右代の投球フォームを評価。同時に、「野球だけやっていたら今頃メジャーで常時160km/hのクローザーになっていたかも」と、野球を選んでいればMLBで守護神を任されるレベルの選手になっていたのではと絶賛した。 >>DeNA・ラミレス前監督、セ・パの決定的な差をズバリ指摘ダルビッシュも同意見の主張に反響「確かに巨人は体つき小さく見えた」<< 3日に自身のツイッターに投稿した森本氏は、「なんじゃこりゃ!!凄」と右代に驚愕。森本氏は現役時代に西武・松坂大輔(最速156キロ)、ヤクルト・佐藤由規(同161キロ)、巨人・クルーン(同162キロ)など数々の剛腕投手と対戦した経験を持っているが、その森本氏から見ても右代の投球は驚きに値するものだったようだ。 右代の投球を受けて、ネット上にも「凄く綺麗な球筋でびっくり」、「未経験の33歳がこれだけの球を放れるのは凄い、投てき種目みたいな感覚で投げてるんだろうか」、「本格的に練習したらかなりの球速が出るのでは」、「数年前に始球式でかなりの球速出してたしまだまだ伸びしろはありそう」といった反応が多数寄せられている。 「右代の本職である十種競技は文字通り10種類(100メートル走・走り幅跳び・砲丸投げ・走り高跳び・400メートル走・110メートルハードル・円盤投げ・棒高跳び・やり投げ・1500メートル走)の種目を2日間に分けて行い、記録を得点に換算し合計点で争われる競技。“走る・投げる・跳ぶ”の総合力が問われるため、数あるスポーツの中で最も過酷な競技ともいわれています。各種目をハイレベルにこなすため全身の筋肉をまんべんなく鍛えていることが、上半身・下半身の筋肉のバランスや体幹が求められる投球動作にプラスに作用しているのかもしれません」(スポーツライター) 「陸上選手では2005年4月5日巨人対横浜戦の始球式に登場したハンマー投げ・室伏広治が手投げで131キロを叩き出し大きな話題となったことがありますが、右代は2015年7月31日広島対DeNA戦で始球式を務めた際に室伏超えの133キロをマークしています。あくまで本職は十種競技のため本格的に投球練習をするわけにはいかないとは思いますが、取り組み次第では球速が伸びる可能性は十分あるのではないでしょうか」(同) 過去に始球式に臨んだ陸上競技選手がマークした最高球速は、2015年5月28日オリックス対DeNA戦の始球式でやり投げ・村上幸史が記録した144キロとされている。右代は目標に掲げた145キロに到達すれば村上の記録を塗り替えることになるが、果たして今後新記録を樹立するようなことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について右代啓祐の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/ushirokeisukeダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu森本稀哲の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/onifukkusencho
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スポーツ 2020年12月03日 11時30分
オリックス、来日3年目アルバースと来日1年目ロドリゲスが自由契約に…
日本野球機構(NPB)は2日、今季の支配下選手のうち、各球団が来季の戦力として契約する権利を持つ保留者名簿を公示した。 オリックスは、去就が微妙とされていたアンドリュー・アルバース投手と、アデルリン・ロドリゲス内野手を保留者名簿から外したため、両選手は自由契約になった。オリックスの補強事情にもよるが、再契約する可能性は低い。 今年が3年目のシーズンだったアルバースは、来日1年目の2018年には19試合に登板、9勝2敗の好成績を収め、先発ローテーションの左腕として、チームに貢献したが、昨年は13試合の登板にとどまり、2勝6敗と1年目の活躍とは裏腹の成績に。勝負をかけた今シーズンは、16試合に登板、4勝8敗でシーズンを終えた。10月24日の千葉ロッテ戦では6回2/3を2安打、無失点の好投を披露。「今日は調子自体も良かったし、その中でも特にスライダーが良かった」とアピールしたが、10月31日の日本ハム戦では5回1/3を6失点の内容で終えている。 アルバースは「2018年後半にケガをして以来、なかなか思うようなピッチングができず、自分自身、不甲斐ない思いもありました。しかし、今シーズンは体もほぼ100%に近い状態まで戻り、納得できる登板も増えました。チームとして優勝できなかったことが悔しいですが、例年とは全く違うシーズンとなった今年でも、ファンのみなさんの応援はいつも力になりました」とファンに対して感謝の意を伝えて帰国。他球団が興味を示すのか注目されるところだ。 今年1年目のロドリゲスは、7月10日の日本ハム戦でサヨナラホームランを放つなど、パンチ力の凄さは見られたものの、59試合に出場、打率.218、本塁打6、打点25と、一軍と二軍を行き来したシーズンを送り、シーズン終盤にアダム・ジョーンズ外野手が離脱し、チャンスを与えられたものの、好調をキープし続けたスティーブン・モヤ外野手に差をつけられてしまった。本人は「初めての日本のシーズンは、全てが自分の想像通りではなく、思い通りにいかなかった部分もありましたが、非常に良い経験になりました。今までに経験したことない事が多々あった今シーズンは学ぶことがたくさんありました。その中でも、来年もし戻って来られたらどのように準備をすべきかといった、来季に向けての良いアイディアも得ることができました。もしその一員に加えてもらえるのであれば、しっかりとチームの力になれるように、さらに強くなって、準備をして戻ってきたいと思います」と再契約に強い意欲を持っていたが、再び日本のプロ野球で勝負するのは厳しいだろう。 オリックスは、保留者名簿から外したトミージョン手術からリハビリ中の近藤大亮投手と、両側特発性大腿骨頭壊死症と診断された西浦颯大外野手の2選手とは育成で再契約し、容態の回復と再起を待つ。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月03日 11時10分
阪神・梅野、プロ入り後初の侍ジャパン入りが急浮上か 稲葉監督はまさかの対戦相手出現に戦々恐々?
今日12月3日、第91回都市対抗野球大会の決勝戦が行われる。侍ジャパンを指揮する稲葉篤紀監督も気に掛けているのではないだろうか。 東京五輪を戦う稲葉ジャパンの近況だが、二軍を主体とした若手育成のフェニックスリーグで、日本ハムを“代理指揮”したのは既報通り。井端弘和コーチ、建山義紀コーチなどジャパンのスタッフもベンチ入りしているのは、五輪本番に向け、実戦感覚を養うためでもある。 「五輪のベンチ入り選手数は24人。本番を想定し、それに近い人数で戦っています。同点で迎えた試合終盤、捕手のところに打順が回ってきて、代打を出すか否か、稲葉監督がコーチに進言を仰ぐシーンも見られました」(球界関係者) 24人と少人数で戦うため、捕手の登録は2人になる予定。他のポジションと違って“専門的”だ。スタメン捕手に代打を出し、その後に出場した控え捕手にアクシデントが起きたら…。稲葉監督が即決できなかったのは、そのためだ。 「捕手の選手選考は打撃力がポイントになりそう。阪神・梅野隆太郎の名前が有力候補に挙がってきそう」(前出・同) >>来季から背番号「2」の阪神・梅野、ノルマは34本塁打?元同僚・藤川の“要求”に反響、クリアならリーグVは濃厚か<< ベテラン選手の理不尽な戦力外通達などゴタゴタの続いていただけに、梅野の高評価は矢野阪神にとって、明るいニュースとなりそうだ。しかし、同時に来年春と五輪直前の7月について、悲観的な情報も聞かれた。 「新型コロナウイルス禍ですよ。来年2月ですが、そもそも、プロ野球キャンプができるのかどうか…。代表候補を集め、連係プレーなどの確認をしておかなければなりませんが」(ベテラン記者) 過去のWBC、プレミア12大会の前、侍ジャパンは海外チームなどを招き、壮行試合を行ってきた。今回は厳しいだろう。そこで囁かれているのが“国内チーム”。ソフトバンク、巨人など特定のチームとの対戦を組む可能性もあるが、3月半ばに入ればペナントレースに向けての調整を最優先しなければならない。7月はペナントレース中であり、特定チームとの試合は、もっと難しくなる。 そこで、急浮上してきたのが、「社会人の代表チーム」との対戦案だ。 「いや、2、3年前から社会人の代表チームとプロ選抜の侍ジャパンとの一戦は検討されていました。社会人側から『選手の励みになる』『社会人野球の宣伝のためにも』の提案も一部から出ていました」(前出・関係者) 一般論として、アマチュア選手はプロに対し、「ひと泡吹かせてやる」と必死になる。近年ではプロ二軍が出場機会を増やすため、アマチュアチームとも試合を行うが、プロが敗れる時もある。その社会人代表チームともなれば、ドラフト上位指名候補のピッチャーを何人もぶつけてくるだろう。「都市対抗のように、トーナメント方式の大会を戦っているので、社会人野球の選手たちは『1球に対する集中力』が高いんです。4打席に立って、結果を出せばいいというのがプロ。その考え方の違いにつけ込まれたら…」(プロ野球解説者) 先取点を奪われ、追いかける展開になったら、侍ジャパンにブーイングが起こるかもしれない。勝って当然、負けたら袋叩き。阪神・梅野など、打撃力の高い捕手の選出も大事だが、五輪本番前、稲葉監督はヘンなプレッシャーを背負わされそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月02日 19時30分
高橋由伸氏、監督就任理由を明かし驚きの声 強引にやらされたわけでは無い? 物議を醸した電撃人事の真相とは
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が1日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、前巨人監督で野球解説者の高橋由伸氏がゲスト出演。2016年から2018年にかけて務めた監督就任の裏話を明かした。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 2015年限りで原辰徳監督が退任した影響で翌年からの監督就任と、2015年限りでの現役引退を表明し当時大きな話題を呼んだ高橋氏。今回の動画では就任オファーがきた時期や受諾した理由などについて語った。 2015年は10月17日のCSファイナル・ヤクルト戦に敗れシーズン終戦となった巨人。2016年も現役を続行するつもりで自主トレの準備を進めていたという高橋氏は、「岡本(和真)が自主トレについてきたいって言うから連れていくつもりだった。(自分は)内野の守備は教えられないなと思って、井端(弘和)にも『岡本が来るっていうから、来年だけは一緒に来てくれないか?』って言ってた」という。 ところが、CS敗退から3日後、球団から高橋氏のもとに監督就任のオファーが届く。高橋氏はその場では受諾せずに一旦態度を保留したというが、3日間熟考した末にオファーを受け入れることを決断したという。 現役続行の予定を覆して監督オファーを受けた高橋氏だが、本人いわく当時はプロ18年目・40歳を迎えていたこともあり「辞め時も探していた」とのこと。2000本安打など区切りとなりそうな記録がなく、周囲も気を遣って自身の進退にはあまり触れない雰囲気だったため、「これはやめるタイミングかな」と思いオファーを受諾したという。 また、高橋氏は2015年の夏ごろから次期監督は自分ではないかと予感していたことも告白。高橋氏によると、この時期あたりから複数のメディアが原監督の退任を予想し始めると同時に、後任候補として江川卓、川相昌弘、高橋の3氏を挙げていたとのこと。これらの報道を見た高橋氏は、「『この3人だったら、(球団がオファーするとしたら)俺っぽいよなあ』ってなんとなく(予想していた)」と語っていた。 高橋氏はこの他にも監督就任後、最初に意識したことや、巨人のエース・菅野智之の投球スタイルへの注文などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「岡本自主トレに連れて行く予定だったのは初耳、由伸と井端に鍛えられる岡本はちょっと観たかった」、「強引に監督をさせられた印象が強かったけど、むしろ辞め時を探してたっていうのは知らなかった」、「就任当時は『由伸を無理やり引退させるな!』って猛バッシングだったけど、本人的には渡りに船だったのかもしれないな」、「球団も引退後コーチ経験ない江川や外様の川相と比べたら、生え抜きスターの高橋に任せるのが自然ではあるな」といった反応が多数寄せられている。 就任に至った経緯やその後の3年間で2、4、3位と一度も優勝できなかったことから、今も一部ファンからは“悲運の監督”というイメージを持たれている高橋氏。今回明かされた自ら望んで監督の道に進んだという事実に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年12月02日 17時00分
FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声? 生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは
昨年6月に取得した国内FA権を、今オフ行使するかどうかが注目されていたロッテのプロ11年目・35歳の荻野貴司。2日、その荻野が権利を行使せずロッテに残留する見通しとなったと複数メディアが報じた。 報道によると、荻野はソフトバンクに2連敗し今季終戦となったCS(11月14、15日)終了後からFA権行使を検討していたとのこと。だが、球団が複数年契約を提示し強く慰留したことを受け、プロ入りからプレーするロッテへの残留を決断したという。 今オフのロッテは11月30日にリリーフ・澤村拓一が海外FA権行使を表明し、同じくリリーフの唐川侑己、松永昂大もFA行使を検討中。また、チェン、ハーマンの両助っ人も保留者名簿から外れるなど投手陣の大量流出が起こる可能性が浮上しているが、その状況の中ひとまず野手陣の主力である荻野の引き留めには成功した形となる。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< 荻野の残留を受け、ネット上には「今オフは流出関連のニュースばかりだったけど荻野は残ってくれて本当に良かった」、「年齢を考えると、この複数年で生涯ロッテも確実になったかな」、「フロントはこの調子で他選手の残留も成功させてくれ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「故障体質の35歳に複数年はリスク高すぎ」、「藤原とか和田とか若手も出てきてるし、無理に慰留に動く必要は無かったのでは?」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「2010年のプロ入りからロッテでプレーする荻野は、今季までのプロ11年間で『784試合・.280・32本・214打点・774安打・220盗塁』をマークしている俊足巧打の外野手。ただ、2012、17、19年以外はいずれもシーズン中に故障離脱するなど怪我の多い選手でもあり、今季も右足の負傷で53試合の出場にとどまりました。球団は荻野が生え抜きでファン人気も高い選手であることや、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得した昨季のように体調が万全ならリーグ屈指の実力があることを加味して慰留に努めたのだと思います。ただ、今回の複数年契約により荻野の年俸は今季の7800万円(推定)から1億円前後になることが濃厚ですので、一部ファンはフル稼働を計算しにくい荻野への厚遇はコストパフォーマンスが悪いのではと疑問を抱いているようです。また、藤原恭大や和田康士朗といった若手外野手が今季頭角を現したことを踏まえ、『若手育成のためにはむしろ出て行ってもらった方が良かった』と主張するファンも散見されますね」(野球ライター) 流出の話題が相次いで噴出する中、ファンにとっては朗報といえそうな荻野の残留。ただ、来季36歳になるベテランの残留を手放しでは喜べないファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月02日 11時45分
DeNA・三浦監督、FAの梶谷・井納は引き留めない? 巨人へのダブル流出は決定的、狙いは人的補償か
新監督は慰留交渉には興味ナシ!? 横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督は戦力補強において、“黒子”に徹するようだ。 来日3年で通算109発、2018、19年と2年連続本塁打王に輝いたネフタリ・ソト内野手の残留が決定的となった。関係者の話を総合すると、新たな契約内容は3年約8億円。就任会見で攻撃力アップも掲げていた三浦監督も安堵したはずだが、梶谷隆幸外野手と井納翔一投手のフリーエージェント流出(以下=FA)は覚悟しておいた方が良さそうだ。 「三浦監督が『残ってくれ』とはっきり言えば、2人とも退団なんてことはあり得ません」(プロ野球解説者) しかし、三浦監督は「静観」を貫くという。交渉にあたる球団スタッフへの信頼はもちろんだが、三浦監督の性格も影響している。 「どの球団もそうですが、指揮官が選手と直接話をして、残留が決まるケースもあります。三浦監督は直接交渉した後、選手と特別な関係になることを恐れています」(前出・同) それだけではない。旧ベイスターズ時代からのチームを知る関係者によれば、三浦監督は現役のころからFAや進退に関する相談を後輩たちから持ち掛けられていた。とは言え、「こうしろ」「こうした方が良い」とは絶対に言わないそうだ。FAは「個人の権利」という考え方だ。 「三浦監督自身もFA権を行使し、宣言残留したこともありました(08年)。当時、本人は退団に傾いていましたが、『残ってくれ』というファンの声を受け、残留に一転しました。待遇の良いチームに移籍するのではなく、チームを強くし、FA選手が『行きたい』と思えるチームに変えていくと考えるようになりました」(前出・同) プロ野球選手が移籍を前提にFA宣言する理由は、主に3つ。カネ、メンツ、優勝争いという緊張感が欲しいからだ。 梶谷は故障などがあって、近年の契約更改では減俸査定が続いている。18年オフは25%ダウンで1億円プレーヤーから転落し、昨年オフも“野球協約が定める減額制限のギリギリ”となる24・4%のマイナス査定を提示された。本人は「この成績では仕方ない」とコメントしていたが、「このままだと、グッバイ・ベースボールになる」ともこぼしていた。 このサラリと口にした後者の言葉の方が、梶谷の胸中を大きく占めていたのかもしれない。「旧ベイスターズ時代、村田修一(現巨人コーチ)、内川聖一(ソフトバンク退団)がFA退団した理由は『勝敗』です。彼らがどんなにヒットを打っても勝てない、優勝争いに食い込めないという当時のチーム事情でした」(ベイスターズOB) 彼らが退団する際、「残る」と決めた三浦監督も直接、その相談は受けていたという。 指揮官の性格も考えると、梶谷は「外野手スラッガー」を欲している“近郊球団”に行ってしまいそうだ。 もっとも、減俸が続いても梶谷はチーム内の年俸ランキング10傑(外国人除く)に入っているので、人的補償は発生する。12月6日、FA選手と在籍チーム以外の交渉がスタートする。むしろ、人的補償でどんな選手を一本釣りするのかで、「三浦カラー」が見えてきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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