プロ野球
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スポーツ 2020年12月02日 11時40分
オリックス、来季もサードユニフォームは『勝紺』継続!選手にも好評で続投
オリックス・バファローズは1日、来シーズンのファンクラブの詳細について発表した。 ファンクラブ特典として、2014年からファンの楽しみとなっているSpiritsユニ(サードユニフォーム)は、今シーズン、3年振りのネイビーベースになり、全身に白いストライプが入った。これは昨シーズン、選手やファンの間で好評だった『Bs夏の陣2019』で採用された“荒ぶる猛牛”をモチーフにしたセカンドロゴが胸元とキャップにあしらわれたストロングブラックユニフォームがベースとなっており、色をチームカラーであるネイビーに変更し、『勝紺』ユニフォームとしてリニューアル。担当者によると「全身のストライプは阪急ブレーブス時代を意識したもの」だという。 “エース”山本由伸は「白のストライプが印象的。生地もサラサラしてます」と話していたが、今シーズンは本拠地での登板が多かったことから、『勝紺(しょうこん)BE NAVY BE BUFFALOES』をテーマにしたこのユニフォームを着用する場面が多く見られた。今シーズンのオリックスは、予定されていた近鉄バファローズ復刻試合『関西クラシック』や、毎年ユニフォームが注目される『Bs夏の陣』といったユニフォームに注目が集まるイベント試合が、コロナ禍の影響で中止となっており、既に発表されていたオリックス・ブルーウェーブと、故・西本幸雄元監督のメモリアル試合で阪急ブレーブスの復刻のみだったため、来シーズンは、今年はファン投票までした近鉄(大阪近鉄を含む)ユニフォームの復刻や、『Bs夏の陣』の復活を期待したいところ。 サードユニフォームを2年連続で着用したシーズンは初めてで、今シーズンも大阪・京セラドーム大阪で『勝紺』ユニフォームを着用しているファンをたくさん目にしたが、今シーズン入手出来なかったファンが着用することで、ファンの着用率が上がるのは言うまでもなく、マスクなど関連グッズも好評なだけに、来シーズンはもっと勝利を呼び寄せる縁起がいいユニフォームとして浸透してもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月01日 21時30分
中日、藤井の複数年契約に「意味不明」ファン大ブーイング 保留続出の一因に? 不振のベテランを厚遇したワケは
木下拓哉、福谷浩司、福敬登の3名が保留するなど、今オフの契約更改が荒れ模様となっている中日。その中日の契約更改がまたしてもネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 問題となっているのは、1日に契約更改を行った外野手・藤井淳志の契約内容。藤井は今季一軍未出場に終わり、二軍でも「66試合・.238・1本・21打点・38安打」とサッパリ。来季で40歳という点も踏まえると、今季年俸4200万円(推定)からの大幅減額は避けられない状況だった。 ところが、藤井はこの日行われた契約更改で現状維持の4200万円(同)でサイン。報道によると、藤井は交渉後の記者会見で昨オフに球団と複数年契約を結んでいたことを明かしたと伝えられているため、この契約が現状維持の理由であるとみられている。 この一件を受け、ネット上には「昨シーズン全然成績残してない藤井となぜ複数年契約を結んだのか」、「40手前のパッとしない打者と複数年は意味不明、案の定不良債権になってるし」、「外野はアルモンテや福田(永将)が怪我がちって事情はあったけど、それなら若手を抜擢すればいいだけの話だしなあ」、「そんなことしてるから他の選手に払う金に困って保留されるんだろ」と疑問の声が噴出している。 「一般的に複数年契約は一軍で一定の成績を残している主力選手をチームに長くとどめておきたい場合、あるいはFAなどで他球団選手を引き抜きたい場合に用いられる契約。ただ、藤井は昨季も『61試合・.220・1本・12打点・31安打』とほとんど成績を残していないので、その藤井と複数年契約を結んだ意図は何なのか疑問を抱いているファンは多いようです。球団は平田良介、福田、アルモンテといった主力外野手がいずれも故障しがちで1年通じてのフル稼働は計算しづらいことを踏まえて、彼らの“保険”として藤井を留め置いたのだと思います。ですが、今季は武田健吾、遠藤一星といった中堅がバックアッパーとして定着し彼らより年齢の高い藤井を使う理由はなくなったため、結果的には思惑が外れ無駄な複数年契約となった格好です。また、チームの与田剛監督が藤井を全く一軍で使っていないことから、『フロントと現場の考えが統一できていないのでは』と危惧する声も散見されます」(野球ライター) 昨オフに藤井と複数年契約を結んだ理由について、球団は現時点(1日午後7時)で特にコメントなどはしていない。球団への不信感を募らせているファンも少なくないが、果たして今後詳細を説明することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月01日 19時45分
来季から背番号「2」の阪神・梅野、ノルマは34本塁打? 元同僚・藤川の“要求”に反響、クリアならリーグVは濃厚か
阪神(1999-2012,2016-)、カブス(2013-2014)、レンジャーズ(2015)でプレーし、今季限りで現役を引退した藤川球児。その藤川が自身の公式ツイッターに投稿した内容がネット上の阪神ファンの間で話題となっている。 注目が集まっているのは、藤川が12月1日に自身のツイッターに投稿した内容。藤川は「梅野背番号2 城島さんに追いつくには打率330、ホームラン34発!!これが2003年の城島さんの成績」、「リュウ頑張れ これは激励」と、阪神捕手・梅野隆太郎にメッセージを送っている。 同日、阪神は今季まで背番号「44」だった梅野が来季から背番号「2」を着用することを発表している。阪神の捕手が背番号「2」を背負うのは2012年に現役を引退した城島健司(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)以来9年ぶりとなるが、藤川はこの発表を踏まえ元女房役の梅野にエールを送ったようだ。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 今回の投稿を受け、ネット上には「梅野は小さいころから城島に憧れてたらしいしモチベーション上げて頑張ってくれるはず」、「城島は打撃も守備も折り紙付きの名捕手だった、梅野も守備では劣ってないと思うから打撃で頑張ってほしい」、「梅野は球団の期待、そして藤川の期待も背負って来季も元気にプレーしてくれ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「打率はともかく、34本塁打は要求が高すぎる(笑)」、「2ケタも打ったことない梅野に30本以上めざせって言うのはかなりのスパルタだな」といったコメントも見られた。 「球界では2013年の巨人・阿部慎之助を最後に今季まで30本をクリアした捕手がおらず、20本に数字を下げてもこの10年で阿部が3回(2011-2013)、西武・森友哉が1回(2019)クリアしたのみ。これを踏まえると藤川が期待する34本塁打はキャリアハイが9本の梅野はもちろん、全球団の捕手にとって極めてハードルの高い数字であるといえます。ただ、阿部の所属チームである巨人は2012、13年、森がプレーする西武も2019年にリーグ優勝を果たすなど、捕手の打力は優勝を左右する重要な要素の一つでもあります。藤川はこのあたりに期待して、あえて梅野に高い数字を求めているのかもしれませんね」(野球ライター) 2005年を最後にリーグ優勝からは遠ざかっている阪神。16年ぶりとなる来季の王座奪還に向けて、梅野が打撃面でどれだけ城島に迫れるかも一つのポイントとなりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について藤川球児の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawa
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スポーツ 2020年12月01日 17時00分
広島、“ドーピング解雇”バティスタが電撃復帰? SNSに突然の投稿、球団公式サイトにも異変…憶測相次ぐ
昨年8月にドーピング違反が発覚し、今年3月に球団から契約を解除された元広島助っ人・バティスタ。そのバティスタが来季チームに復帰するとの噂がネット上の広島ファンの間で浮上している。 >>広島、スコット残留はソフトBの影響?クビ予想を裏切る“延命”に驚きの声、「本腰入れて育成するのか」と憶測も<< 復帰説が持ち上がるきっかけとなったのは、バティスタが11月28日未明に自身のツイッターに投稿した内容。バティスタは今年8月中旬を最後にツイッターへの投稿はなかったが、この日「新しいプロフィール写真」という英語のハッシュタグを添えて、昨季開幕前に撮影されたものと思われる広島ユニフォーム姿の宣材写真を投稿した。 また、一部ファンが球団の公式オンラインショップの選手名リストに、今年のドラフト入団選手と共にバティスタの名前が新たに掲載されていることを発見。現在(1日正午)までにバティスタの名前は削除されているが、削除前のページ画面を収めたスクリーンショットがネット上で拡散されている状況だ。 バティスタは2016年3月に育成選手として広島に入団し、支配下に昇格した翌年6月からドーピング違反で登録を抹消された2019年8月までに「263試合・.257・62本・145打点・198安打」といった数字をマークした右の長距離砲。ドーピング違反により同年9月に6カ月の出場停止処分が科せられたが、既に処分は明けているため復帰に向けた支障はないといえる。 今回の一件を受け、ネット上には「本人も球団もなんか匂わせてるけど復帰するのか?」、「処分期間はとっくに終わってるから復帰できるといえばできるが…」、「本当に復帰したら間違いなく戦力にはなるけど、色々叩かれるリスクを負ってまで契約するのか」、「球団の新助っ人補強は(11月)26日のバード獲得で打ち止めと言われてるけどどうなるのか」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「球団サイトの件はスタッフのミス、広島ユニの写真はバティスタの一方的な復帰アピールってだけの話だろ」、「いわくつきの助っ人を今になって復帰させるのはあり得ない」と、復帰の噂に否定的な反応も複数挙がった。 広島ファンの間で憶測が飛び交っている今回の一件。実際に復帰となれば今オフトップクラスの話題となることはまず間違いないが、果たして今後の展開はどうなるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてバティスタの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/xavierbatista95広島カープの公式オンラインショップサイトよりhttps://www.shop.carp.co.jp/
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スポーツ 2020年12月01日 11時30分
オリックス、育成3選手と仮契約!1位の川瀬「プロ野球で兄弟対決」を目標に掲げる
オリックスは育成1巡目に指名した川瀬堅斗投手、育成2巡目に指名した辻垣高良投手、育成6巡目に指名した古長拓内野手とそれぞれ仮契約を締結した。 大分商業高校からオリックスに入団する川瀬を担当した縞田拓弥スカウトは「MAX148キロを投げる馬力、どの変化球でもストライクを取れる器用さを併せ持つ投手。身体能力が高く、将来が非常に楽しみな投手」と太鼓判を押す。 兄、川瀬晃は福岡ソフトバンクの内野手として、今シーズンリーグ優勝、日本一に貢献した。仮契約を終えた川瀬は「仮契約をしていただき、プロ野球選手としての実感が湧いてきました。指名していただいてからもしっかりと練習をしているので、自信を持ってプロの世界に入っていけそうです。両親には、兄弟でプロ野球選手になるところを見せたいと思っていました。1日も早く支配下になって、一軍の舞台で兄弟対決できるようにやっていきたいです。将来的には球界を代表する投手になれるように頑張ります」と1日も早く支配下を勝ち取り、兄弟対決の実現を目標に掲げた。背番号は「011」。 学法福島高校からオリックスに入団する辻垣は、担当した上村和裕スカウトによると「スライダーとのコンビネーションで奪三振率が高く、フォームのバランスもいい。がっちりとした体格で、スタミナも十分。将来性豊かな好素材の投手」と奪三振率の高さを高評価。 仮契約を終えた辻垣は「仮契約を終えて、プロ野球選手としての自覚が強くなりました。オリックスの試合は昔から見に行っていたので、そのチームに入ることができて本当に嬉しいです!小学生の時に見ていた岸田さんが、今コーチをされているということで教えていただけることを楽しみにしています。強気のピッチングが持ち味なので、プロに入っても闘志満々で頑張っていきます!」と岸田護二軍投手コーチの指導を受けることを楽しみにしている様子。背番号は「012」と発表されている。 九州国際大付属高校、九州共立大学からNTT東北マークス、独立リーグ福島レッドホープスを経てオリックスに入団する古長も上村スカウトが担当。「熱いハートで内野全てを守れる。巧みなバットコントロールが魅力の独立リーグを代表する選手」と技巧派のユーティリティプレーヤーであることを評価のポイントに挙げた。 仮契約を終えた古長は「仮契約を終えて、少しずつ実感が湧いてきました。一軍に上がれば東北でプレーする機会もあるので、一日でも早く、支配下登録を勝ち取れるように頑張ります!自分はチャンスの場面で燃えてくるタイプなので、勝負所での強さをアピールしていきたいです!オリックスと言えば、古長と言っていただけるように、元気ハツラツに精一杯頑張ります!」とオリックスの顔になることを目標に、NPBの舞台での飛躍を誓った。背番号は「016」。 春季キャンプでは育成選手にもチャンスが与えられるだけに、支配下の選手を刺激するようなアピールを見せてもらいたい。(どら増田 / 写真は球団提供)
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スポーツ 2020年12月01日 11時00分
阪神・矢野監督、スアレス流出でも問題ナシか 代役は藤浪ではない? 最終盤の意味深采配で選んだ投手とは
矢野阪神が2021年に向けて動き始めた。手薄な内野手の補強にはライバル巨人の控え選手を獲り、今度は千葉ロッテに途中加入した左腕、チェン・ウェイン投手との交渉に乗り出すという。 「今季、規定投球回数に達した先発投手は西勇輝と青柳晃洋の2人だけ。左の先発と言うと、高橋遥人がいますが、シーズンを通じて投げ切った経験がありません」 関西で活動しているプロ野球解説者がそう言う。 高橋と言えば、矢野燿大監督が「エースとして…」と期待の高さを口にしたほど。その若手を不安視し、同じタイプの先発投手を補充しようとしているのだから、優勝への意気込みもホンモノと言っていい。 しかし、「チェン獲得へ」の一報が飛び込んできた11月30日、その補強への意気込みとは異なる話も聞かれた。リーグ最多の25セーブを挙げたクローザー、ロベルト・スアレスについてだ。 「慰留交渉に失敗したようです。シーズン終盤からメジャーリーグへの移籍を検討しているとの情報も流れていましたが、案の定」(在阪記者) スアレス流出に対し、複数の球団幹部が「根気強く」の言葉を発していたそうだ。残留交渉の継続というわけだ。セーブ王を引き止めたい気持ちは分かる。ある意味、チェンの獲得よりもスアレスの残留の方が来季の命運に掛かってくるからだ。 「藤川球児も引退し、スアレスまでいなくなれば、柱となる救援投手がいなくなってしまいます。チームが新しい外国人選手を探しているとの情報は聞いています。でも、それは大砲タイプのスラッガーと、先発タイプのピッチャーなんですが」(前出・同) スアレスの退団は既定路線、半ば覚悟していたのかもしれない。 ファームでクローザーを務めているのは、浜地真澄と尾仲祐哉。二軍で3点を切らない防御率では、まだ一軍戦の最終イニングは任せられない。主にセットアッパーを務めてきた岩崎優の配置換えか…。前出のプロ野球解説者がこう言う。 「今年11月5日のヤクルト戦(甲子園)ですよ。矢野監督はスアレスに休養を与えようと、ベンチ入り登録から外しました。その時、9回最後のマウンドに上ったのが岩崎でした。スアレスの流出危機は矢野監督の耳にも届いていたはず。クローザーの適性をテストしたのかもしれません」 また、16日の練習後、矢野監督は「藤浪は先発」と記者団に言い切った。チーム関係者によれば、1イニング限定で登板した時の藤浪が首脳陣の間で取り上げられていたそうだ。160キロ強を連投できる豪腕ぶりに「ポスト藤川」の意見もあったという。 >>来シーズンの阪神、山本昌氏の入閣が浮上?人望厚い“元臨時コーチ”は藤浪の復活も左右か<< 矢野監督は藤浪ではなく、岩崎を選んだようだ。今後、クローザータイプの外国人投手を見つけてくるかもしれないが、岩崎はプロ7年目の今季、初めてセーブポイントを挙げた。先発では重複するタイプを獲りに行き、リリーバーは手薄なまま。補強ポイントがぶれているのか、それとも、クローザー・岩崎の活躍に確信があるのか。今後の補強に注目だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月01日 10時45分
ロッテ澤村が海外FA権を行使!「悔いのない選択をしたい」残留も視野
千葉ロッテは11月30日、澤村拓一投手がFA権を行使することになったと発表した。澤村には複数のメジャー球団が調査していると言われており、澤村はメジャー行きを模索しつつ、宣言残留を認めているロッテの残留も視野に入れて決断することになる。 澤村は佐野日大高から中大を経て、2010年のドラフト1位で、希望していた巨人に入団。レジェンド故・沢村栄治氏の背番号「14」(永久欠番)を1つ超える言う意味で、「15」を選んだという経緯もあった。2011年に新人王に輝くなど先発として活躍していたが、クローザーに転向すると、2016年には最多セーブのタイトルを獲得するなどチームに貢献した。しかし、2017年にトレーナーのミスから長胸神経麻痺と診断され離脱。2018年は完全復活出来なかったものの、2019年には先発と中継ぎで活躍し、リーグ優勝に貢献。プロ10年目の今年は開幕から安定感に欠いた投球が目立ち、三軍に降格する屈辱を味わっていたところ、シーズン途中にロッテへ電撃トレード。 移籍先のロッテでは、150キロ台をコンスタントに計測する本来の投球を見せ、井口資仁監督は優勝争いを演じるチームで勝ちパターンに澤村を組み込んだ。その結果、22試合の登板で防御率1.71という好成績を残しロッテファンの心を掴むとともに、自身も自信を取り戻すことが出来たと言えるだろう。 澤村選手は「このたびFA権を行使することになりました。これまで数多くの人に恵まれて支えてもらってこの権利を獲ることができました。心より感謝をしています。今回は色々な人と話をした中で思い切って行使をすることにしました。自分の野球人生なので悔いのない選択をしたいと思います」とコメント。ロッテに移籍してなければ決断出来なかったことは澤村自身がいちばん理解しているだけに、残留も視野に入れながら夢であるメジャーへの道を探っていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月30日 21時00分
西武、年俸300万円ダウンでも選手が気持ちよく承諾できたワケ 中日にも見習ってほしい? 田尾元監督が球団代表の神対応明かす
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。自身が現役時代に感動したという契約更改時のエピソードを明かした。 今回の動画で田尾氏は、26日のスタートから現在まで保留者が3名出ている中日の契約更改について自身の見解を披露。その話の流れで、自身が西武の選手だった時代の1985年オフの契約更改で感動したという、当時の坂井保之球団代表の言葉を明かした。 >>中日、契約更改で保留が続出している事情球団代表も苦悩を吐露?ファンから「楽天みたいに資料出せ」の声も<< 1985年1月に中日から西武にトレード移籍した当時プロ10年目・31歳の田尾氏。同年は「127試合・.268・13本・60打点・128安打」でそれまで4年連続で続けてきた打率3割超えが途切れるなど今ひとつの成績に終わったため、「今年は球団がどんな評価でも1回で判を押そう」と年俸4800万円(推定)からの大減俸を覚悟してオフの契約更改に臨んだという。 だが、契約更改にあたった坂井代表は田尾氏の不振を責めることはなく、逆に夏場のある試合で放った1本の本塁打をほめてくれたとのこと。田尾氏によるとその本塁打は「1-10」でチームが敗れた試合で、勝敗にはあまり関わりのないソロだったというが、坂井代表は「あの本塁打は夏休みに球場に来ていた子どもたちへのプレゼントだ」、「子どもたちは田尾が打ったその1点を忘れないでいてくれるんじゃないか。(だから)勝ち負けには影響はないがあの本塁打は価値があるんだ」と勝敗以上の価値があると言ってくれたという。 球団のトップがそこまで自身のプレーを見てくれていたことに感動し、「代表の言うことには全て納得しよう」という気持ちになったという田尾氏。坂井代表からはその後「300万下げていいか?」と言われたというが、同代表が自身の気持ちをくんでくれたこともあり「16年のプロ生活の中で(一番)気持ちよく判が押せた」と語っていた。 田尾氏はこの他にも中日・加藤宏幸球団代表に求める姿勢や、球団と選手が契約でもめることのデメリットなどについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「減給でもちゃんと選手を納得させるとはすごく腕の立つ代表だな」、「『下げるぞ』じゃなく『下げていいか?』って選手を立ててるのは上手いな」、「成績悪い中でも良い点を見いだそうという姿勢が田尾さんの心に響いたんだろうな」、「ちゃんとした誠意や姿勢を見せればダウン提示でも選手に受け入れてもらえるというのがよく分かる話だ」といった声が出ている。 同時に、「よそはよそ、ウチはウチとか言ってる加藤代表とはえらい違いだな」、「加藤代表もこれぐらいの気持ちで交渉してれば選手とここまでもめることも、選手会から抗議されることもなかったのでは」といった反応も多数ある。 「保留者が続出している中日の加藤代表は、26、27日にかけ『査定を基に出した金額をこれっぽっちも譲るつもりはない』、『他球団は他球団。ドラゴンズはドラゴンズ。変更するとドラゴンズの査定が間違っていたことになる』と断固たる姿勢で契約更改を進めているとコメント。これらの発言を受けてプロ野球選手会が“選手が金額でもめているという印象を与える発言をしている”として、28日に同代表に抗議文を送る事態に発展しています。今季はコロナ禍でどの球団も収益が激減しており、同代表も『今年は経営が厳しい』と懐事情が苦しいことを明かしているのですが、だからこそ太平洋クラブ・西武、ダイエーの2球団で球団代表を約20年にわたり歴任した坂井代表のように誠心誠意を尽くして選手に寄り添ってあげるべきではないかと考えているファンも多いようです」(野球ライター) 28日に抗議文を送られたことを受け、加藤代表は「説明が不十分ということであれば、納得できるまで説明を行っていきたい」と今後は丁寧な説明に務める旨を口にしている。事態の収拾に向け、田尾氏の心を揺さぶった坂井代表のような姿勢が求められているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年11月30日 19時30分
巨人・山本、阪神移籍は妻のせい? ノムさん息子以来16年ぶりのトレード劇に憶測飛び交う
2015年ドラフトで5位指名を受け巨人に入団し、今季まで「186試合・.234・3本・22打点・99安打」といった数字を残しているプロ5年目・27歳の山本泰寛。30日、その山本が金銭トレードで阪神に移籍することを両球団が発表し複数メディアもこれを報じた。 >>巨人・菅野、まさかのエンゼルス移籍?実現なら先輩・大谷の“巨人入り”も浮上か<< 報道によると、今回のトレードは阪神が内野の守備力強化を課題としていることから実現したとのこと。また、山本が巨人球団を通じ「来年からも伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしていますし、ジャイアンツで学んだことをさらにレベルアップして、タイガースに貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」とコメントしたことも伝えられている。 巨人と阪神はプロ野球黎明期からライバル関係にあることで知られるが、その両球団間でトレードが成立したのは今回を除くと過去4例のみで、金銭トレードとなると2004年1月にカツノリ(野村克則/現楽天育成捕手コーチ)が阪神から巨人に移籍した一例のみ。それ以来16年ぶりとなる今回の金銭トレードは、両球団の歴史から見ても非常に珍しい出来事であるといえる。 山本の金銭トレードを受け、ネット上には「巨人と阪神がトレードなんて相当珍しいな」、「巨人の内野は吉川(尚輝)、増田(大輝)、北村(拓己)、若林(晃弘)らで既に埋まってたから阪神移籍はチャンスになりそう」、「上本(博紀)いなくなって右打ちの内野手は手薄だから、それを武器に二遊間争いを激化させてくれることを期待したい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「妻が関西局アナだから家庭環境に配慮したのか?」、「家族で生活しやすくなるってことも影響してたりして」といった憶測のコメントも複数挙がった。 「今回トレードは発表された山本は今年9月、在阪局のMBS・辻沙穂里アナと今年9月に結婚していたことや、辻アナが第1子を妊娠中であることが複数メディアの報道により判明している選手。在阪球団である阪神への移籍により、妻や生まれてくる子どもと共に暮らしながら野球に取り組める環境が整ったことになりました。球界では1992年12月にヤクルト・長嶋一茂が父である巨人・長嶋茂雄監督の意向により巨人へ金銭トレードされた例や、2012年3月に埼玉出身の広島・嶋重宜と広島出身の西武・江草仁貴が交換トレードされた例など選手個人の事情が加味されたケースは少なからず存在しますし、まれに本人の希望によりトレードが実現することもあります。ですので、今回のトレードも成績やチーム事情以外の面が実現に関わっているのではないかと推測しているファンもいるようですね」(野球ライター) 今季まで3年連続で両リーグ最多の失策数を記録するなど守備難に悩まされている阪神。歴史的トレードで加入することになった山本は、この状況を変えるような活躍を見せることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月30日 17時30分
“鉄腕サイドスロー“DeNA・藤岡、15年の現役に幕 絶大な信頼を得て来季はファームコーチ転身「情熱をチーム、選手に注ぐ」
ベイスターズに移籍してきて5年目の藤岡好明。昨シーズンは32試合に登板し、主にモップアッパーとしての役割ながら1勝0敗1ホールド、防御率1.86の成績を残したが、今シーズンは僅か4試合で1イニング2/3のみの登板となり、球団の来季の構想から外れた。 ファームでは21試合黙々と投げ続け、最終戦では1点ビハインドの9回のマウンドを託され無失点に抑えると、味方がその裏に同点に追いつき10回も続投。2失点を喫し試合は決まったかに見えたが、なんとその裏に打線に火が付き大逆転でサヨナラ勝ちを収め、藤岡は最終戦で勝利投手に。まるで”見えない力”が働いたようにも見えるような、ドラマチックなラストゲームもあった。 そして、28日に球団を通じて、「横浜DeNAベイスターズのファンの皆様。また、全国の野球ファンの皆様。私、藤岡好明は今季をもって引退することを決めました。福岡ソフトバンクホークスからスタートし、北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズと歩み15年。この 15 年間たくさんの人と出会い、たくさんの人に支えられ、多くのファンの皆様に応援していただきました。これは僕にとってかけがえのない財産です。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました」と現役を退くことを発表。同時にファームコーチ就任も明らかになり、「ただ引退はしますが、野球への情熱は変わりません。この情熱を今度はチームに、そして選手に注ぎたいと思っています。来年から新たなステージに向かいますが、これまで同様、藤岡好明を引き続き応援していただけると幸いです」と来季への抱負を語った。 2006年ソフトバンクでのルーキーイヤーに62試合登板、26ホールドを記録した鉄腕は、2度ユニフォームを変え、肝機能障害や肩の故障をも乗り越えた経験はかけがえのない財産。実際、昨年の交流戦ではパリーグ経験者の藤岡に、三嶋一輝と国吉佑樹は度々助言を求めると証言。またファームでも、故障からフォームを暗中模索していた古村徹に的確なアドバイスを行い、自主トレにも多くのチームメイト達が集うなど信頼は絶大。“侍ソウル”は役割を変えてベイスターズを支え続ける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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