スポーツ
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スポーツ 2022年12月05日 11時00分
中日・立浪監督、三好ら若手有望株を放出? 現役ドラフトでも積極的にチームを改造か
現役ドラフトの「トップ指名権」をゲットするのは、立浪ドラゴンズかもしれない。 去る12月2日、初の試みとなる「現役ドラフト」(9日開催)の指名対象となる選手リストが各球団から提出された。リスト入りした選手名はマル秘、現役ドラフトそのものが非公開となるため、どんな影響を及ぼすのか、まるで検討がつかないのだ。 >>日本ハム・新庄監督、現役ドラフトに選手を大量投入? 優勝宣言の裏で勝負に出るか<< 「どのレベルの選手がリスト入りしてくるのか、それが分からないんです。素質があって、本当にチャンスのない若手が対象になるのか、それとも控えに回った20代後半の選手ばかりなのか」(在京球団スタッフ) 名簿提出を受けて、「対象選手のレベル」も分かってきた。9日の現役ドラフト本番までにどこかの球団がトレードをまとめたら、「将来性のある若手がいなかった」、もしくは「少なかった」とも解釈できる。 しかし、このリスト提出の締切日が近づくにつれ、こんな言葉も多く聞かれた。 「中日サンは、どんなリストを作るのか?」 今オフ、立浪和義監督は“チーム改造”に積極的だ。その流れを指して、各球団は「中日は出場機会のない若手もリストに入れてくるのではないか」と予想していたのだ。 「ファーム担当のスタッフや二軍首脳陣から報告も上がっています。中日の二軍には好選手が多い、と」(球界関係者) 立浪監督の補強は“大胆”でもある。打線低迷の弱点を抱えながらも、本塁打数チーム2位の阿部寿樹を放出し、涌井秀章との交換トレードを成立させた。 「正遊撃手だった京田陽太を放出したのはもちろんですが、その前に三ツ俣大樹にも『戦力外通告』をし、周囲は内野手不足を懸念していました。でも、立浪監督は今年のドラフト会議で指名した大学生内野手2人を一軍で使うと決めていました」(地元メディア) 立浪監督によるチーム改造には賛否両論がある。しかし、新体制に入っていないとされる二軍の若手、中堅には「好選手も多い」と評価されており、その一人に、来季3年目の外野手・三好大倫がいる。 「足も速いし、バットコントロールも良い。左投げ左打ちで、今年、首位打者争いをした大島洋平の後継者にもなれる逸材です。でも、外野には成長著しい岡林勇希がいて、新外国人選手や、昨年のドラフトで指名したブライト健太、鵜飼航丞を使っていくつもり」(前出・同) また、秋季キャンプを取材した何人かのプロ野球解説者がブルペン投球を見て、「宝の山」と称賛していた。 現役ドラフトは、指名対象の選手リストを受け取った後、各球団が「欲しい選手」を事前に通告する。その「欲しい」の希望を最も多く受けた球団が指名の1番クジを得る。中日が一番クジを得ると見られている理由は、立浪監督の強引なチーム改革にある。 11月28日、臨時の12球団代表者会議が開かれ、現役ドラフトの段取りが確認された。開始時間は13時、「移籍が決まった選手名は当日中に伝える」と、各メディアに説明がされた。「発表は何時ごろ?」の質問にNPBの井原敦事務局長は首を傾げた。そして、「やってみないと分からないですね」と返すだけだった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月05日 10時55分
渡瀬瑞基ガンバレ☆スピリットでタイトル奪還宣言!「大谷晋二郎選手にも、その心を教わってる」
ガンバレ☆プロレスが3日、神奈川・横浜ラジアントホールで『ときめきに死す2022』を開催した。同27日の東京・後楽園ホールで、ハートリー・ジャクソンが保持するスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座に挑む渡瀬瑞基が最後の前哨戦を行った。 まずオープニングでは、両者による公開調印式が行われ、渡瀬は「今年1年いろんな人と戦って、15団体に出て。その中で前回(11.19千葉)、(ジャクソンから)“ガンバレ☆スピリットがない”と言われましたけど、俺はどの団体に出ても、全国どこに行っても、ガンバレ☆スピリット、ガンプロの火を燃やしてきたと思ってます。その熱を後楽園でぶつけて、皆さんに夢を見せたい」とコメント。 王者のジャクソンは「もう一度、改めてここで言う。ガンバレ☆プロレスは俺のホームだ。オマエはいろんな団体でガンバレ☆スピリットを見せてくればいい。何をやろうとオマエは俺を倒せない。なぜならば、ジャクソンがナンバー1だからだ」とアピール。 この日のメインイベントで、渡瀬は入江茂弘とのタッグで、ジャクソン&諸橋晴也と対戦。試合前からジャクソンを意識する渡瀬は開始早々、場外戦に持ち込んで大乱闘。リングに戻り、ジャクソンが串刺しチョップ、串刺しボディアタックで攻め込めば、渡瀬はエルボー連打で反撃するもジャクソンがヘッドバットを繰り出せば、渡瀬も返し、次は相打ちになり両者ダウン。入江がジャクソンを場外に落として排除すると、渡瀬はエルボーを連発。諸橋がラリアットで返すと、渡瀬は垂直落下式ブレーンバスター、エルボー。さらに背後、正面からエルボーの乱れ打ちをするもカウントは2。さらに渾身のエルボーを叩き込むとカウント3が入った。 試合後、マイクを持った渡瀬は「これがガンバレ☆スピリットだ。カッコ悪くても、泥臭くてもいいよ。ボロボロでも。俺がガンプロのベルトをガンバレ☆プロレスに取り戻す」とベルト奪還宣言。バックステージでは「試合前に入江さんから汚くても泥臭くてもカッコ悪くても、勝った方がガンバレ☆スピリットだって言われて。大谷晋二郎選手にも、その心を教わってるから。体力とか筋肉とかどうだっていい。ここ(ハート)だけで戦って、ガンバレ☆プロレスが一番すげぇというのを証明する」と意気込んだ。◆ガンバレ☆プロレス◆『ときめきに死す2022』2022年12月3日神奈川・横浜ラジアントホール観衆 113人▼メインイベント ときめきに死す2022スペシャルタッグマッチ(30分1本勝負)ハートリー・ジャクソン&●諸橋晴也(15分58秒 エビ固め)入江茂弘&渡瀬瑞基○※エルボーバット(どら増田)
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スポーツ 2022年12月05日 10時50分
『サンモニ』関口宏、W杯クロアチア戦に「順当に行けばクロアチア」発言で批判集まる
4日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、新型コロナウイルス感染から復帰した関口宏のサッカーに対する発言に、出演者が総ツッコミを入れる場面があった。 発端はスポーツコーナーで、サッカーワールドカップ決勝トーナメントで日本が次に戦うクロアチアとの試合について分析したこと。関口は日本対クロアチア戦について、「順当に行くとクロアチアなんだけど」と発言する。 >>「日本代表は勝っちゃうしで、残念」共産党・中野区議が炎上、一度反論も謝罪「言動は間違いでした」<< ゲストの元サッカー日本代表・田中マルクス闘莉王氏は「順当には行かないです。これは日本に勝ってもらわないと。みんなの応援の力があって、行ったことがないベスト8ですよ」と力強く反論した。 その後、関口はクロアチア戦のポイントを川崎フロンターレ等で活躍した中西哲生氏に質問する。同氏は「結構、ここまで先に点取られて、後半に逆転してるじゃないですか、ドイツ戦もスペイン戦も。ハーフタイムに選手を交代しているんですけども、選手交代が物を言っている逆転勝ちっていうのは間違いないと思うんですね。ただ、決勝トーナメントは90分で終わりじゃないんですよ」と指摘する。 そして、「120分まで延長戦があるんで。120分まで行って、PK戦もあるわけで。そう考えると今回5人代えられるんですけど、あまり早く代えるのもちょっと怖いですね」とコメントする。 闘莉王氏が同調し、中西氏も選手交代の難しさを説明していると、関口は「それは、監督の勘?」とつぶやく。すると、中西氏は「勘? 勘だと困りますよ」と笑いながらもビシッとツッコミを入れる。ここは闘莉王氏が空気を読み、「監督の腕です。腕の見せどころですよ」と場をまとめた。 関口の「順当に行けばクロアチア」という発言に、「やっぱりこの人は日本が嫌いなんだね」「なんでそういうことを言うのか理解に苦しむ」「わざと嫌われようとしている?」と視聴者から不満の声が上がる。 また、「選手交代時期の見極めは監督の勘」発言にも、「不見識」「勘でやられたら困る」「長嶋茂雄(終身名誉)監督じゃないんだから」という指摘が。 一方で、「クロアチアは前回大会の準優勝だし、順当と言いたくなるのはわかる」「関口さんはサッカーに不見識だし、いちいち腹を立てる方がおかしい」という擁護も出ていた。
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スポーツ 2022年12月04日 11時00分
大相撲 11月場所、暴力的な相撲が頻発? 力士が数秒うずくまった一番も、行き過ぎた攻撃の背景は
11月13〜27日にかけて行われた大相撲11月場所。今年最後となる本場所は、「12勝3敗」をマークした平幕・阿炎の初優勝という結末となった。 阿炎、大関・貴景勝、平幕・高安が角界28年ぶりの優勝決定巴戦を演出するなど、最後の最後までもつれた優勝争いに多くのファンが盛り上がった今場所。ただ、その傍らで取り口が荒い、乱暴な相撲と問題視された力士もいた。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 3日目の平幕・碧山対平幕・隆の勝戦では、碧山が繰り出した執拗な攻めが物議を醸した。碧山は立ち合いもろ手突きで隆の勝の上体を起こすと、そこから10発以上顔面への突っ張りを連発。たまらず引いた隆の勝をそのまま押し出し勝利したが、顔面を突っ張られ続けた隆の勝はその影響もあったのか、直後に足をもつらせ土俵下に転落した。 転落後は数秒ほどその場にうずくまったり、花道を下がる際に左足を少し引きずったりと不穏な素振りを見せた隆の勝。幸いにも大きな故障や途中休場などには至らなかったが、そのようなアクシデントが発生する可能性も決して低くはなかったといえる。 5日目の十両・千代の国対十両・栃武蔵戦では、千代の国の相撲に場内からどよめきが起こっている。千代の国は立ち合い栃武蔵の胸をめがけて右からのかち上げを繰り出し、「バチンッ!」という大きな音と共に土俵際まで吹っ飛ばす。強烈な先制攻撃に場内が騒然とする中、千代の国はもう一度かち上げを食らわせ上体を起こすと、休む間もなく栃武蔵の首元、胸にもろ手突きを見舞い突き出しで勝利した。 さらに、千代の国は取組終了後も、突き出された勢いで花道まで後退した栃武蔵を2秒ほど凝視するなどピリついた雰囲気を見せた。元々闘志をむき出しに激しく攻める相撲が持ち味の力士として知られてはいるが、ネット上では気持ちが行き過ぎていないかと疑問視する声も少なくはなかった。 8日目の関脇・豊昇龍対小結・翔猿戦では、豊昇龍が実況も驚くほどの強引な相撲で物議を醸した。立ち合い顔面を張りながらぶつかり左上手を得た豊昇龍は、そこから翔猿の右足に自身の左足を絡ませ外掛けを狙うも不発。蹴返しで応戦してきた翔猿にもろ差しの体勢に持ち込まれるなど逆襲を受けた。 すると、豊昇龍は細かい動きで揺さぶってくる翔猿の攻めにイラついていたのか、翔猿の左肩越しにつかんでいた右の一枚まわしを握り直すと。左に回転し倒れ込みながら翔猿を無理やり地面に投げ倒し勝利。NHK中継の実況が「何という下半身、バネを利かせました! 勝ったのは豊昇龍!」と驚いたような口ぶりで勝利を伝える中、豊昇龍は険しい表情で左腕、両手の砂をたたくように払うなど、なおもいら立った様子だったが、相手はもちろん自身にも大きな負担になりかねない強引な取り口だった。 「乱暴な相撲と物議を醸した碧山、千代の国、豊昇龍ですが、碧山は取組前時点で『0勝2敗』と勝ちがなかったこと、豊昇龍は『6勝1敗』で優勝争いのトップに立っていたことから、この両力士については負けられないという気持ちが少々行き過ぎた結果取り口が荒くなってしまったのでは。また、残る1人の千代の国については『2勝2敗』から白星を先行させたかったことに加え、同じ九重部屋の力士で8日目に引退を発表する平幕・千代大龍の分までといった思いが気迫の背景にあった可能性も考えられます」(相撲ライター) 碧山の突っ張り、千代の国のかち上げ、豊昇龍の投げはどれも反則ではなく、ルールで認められている取り口ではある。ただ、繰り出す箇所やその後の振る舞いによっては思わぬ批判を浴びてしまうリスクもあるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月03日 11時00分
大相撲、正代陥落で125年ぶり異例事態発生!“急造大関”誕生の可能性アリ? 有力候補は豊昇龍か
11月13~27日にかけて行われた大相撲11月場所。カド番大関・正代の不振は多くのファンのため息を誘った。 正代は先場所2日目から9連敗と序盤から黒星を重ね負け越し・カド番となったが、今場所も8日目終了時点で「4勝4敗」と前半から取りこぼしが頻発。後半もほとんど復調を果たせないまま、13日目の小結・玉鷲戦で8敗目を喫し負け越し・関脇転落が決定。最終成績は「6勝9敗」だった。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 大関から陥落した力士は陥落後初の場所で2ケタ勝利クリアなら1場所で大関に戻れるという特例があり、正代も来年1月場所で10勝以上を上げれば再昇進は可能。ただ、直近6場所で2ケタクリアはわずか1回であることなどから特例復帰は無理という見方が大半で、13日目の取組後には相撲協会・八角理事長も「(今場所)8勝できないのに来場所10勝は…」と否定的な見解を示したことが伝えられている。 11月場所は正代が関脇に転落する傍らで、10勝クリアで特例復帰をめざしていた元大関・御嶽海が「6勝9敗」で再昇進に失敗している。これにより幕内最上位は来年1月場所から1横綱(照ノ富士)・1大関(貴景勝)となるが、これは明治時代の1898年1月場所(横綱・小錦、大関・鳳凰)以来実に125年ぶりの陣容だ。 前回の1横綱1大関体制は、場所後に関脇・朝汐が大関に昇進したため1場所で終了している。一方、今回は9月場所11勝で大関とりの起点を作った関脇・若隆景が11月場所8勝とチャンスを活かせなかったこともあり、正代の再昇進がなければ長引きそうな様相を呈している。 角界では古くから三役(大関・関脇・小結)は東西に最低1名ずつ置くことが番付上の決まりとされているため、協会側は照ノ富士を大関の地位を兼任する、いわゆる「横綱大関」として扱うことで番付上の大関不在をカバーするものとみられている。ただ、照ノ富士は両膝手術により11月場所欠場、来年1月場所の出場可否も不透明とコンディションに大きな不安を抱えており、次の大関が誕生する前に現役を退く展開も決してゼロではない。 もし照ノ富士に万が一があり貴景勝1人となる、もしくは照ノ富士は無事でも貴景勝が関脇転落を喫するなど大関が横綱大関込みでも1人以下になった場合は、関脇以下から力士を昇進させて穴埋めしなければならないとされている。三役で直近3場所33勝以上という昇進目安を度外視しての新大関誕生は過去に例がないというが、最悪の場合は協会が歴史的決断を下す可能性も考えられる。 前例のない事態に陥る前に、昇進ノルマを甘くしてでも新大関を誕生させるという現実的な策もとることは可能だろうが、いずれにせよ有望な役力士の台頭は急務。八角理事長は13日目取組後取材の中で「すぐにできることではないけど、親方衆が頑張らないと、いい力士は育たない」と親方衆にもハッパをかけた上で、「豊昇龍に(その気概を)持ってほしい」と関脇・豊昇龍に期待を寄せたというが、窮地を救う力士が一刻も早く現れることを期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 20時35分
西武・平良、先発転向延期に不満も「テスト失敗したし無理」厳しい声 最優秀中継ぎへの大成もファン心理に影響か
2018年のプロ入りから西武でプレーし、今季までに「203登板・7勝8敗94ホールド31セーブ・防御率1.66」といった通算成績を残しているプロ5年目・23歳の平良海馬。2日に伝えられた契約更改交渉後コメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、平良はこの日球団との更改交渉に臨み、7000万円増の年俸1億7000万円(推定)を提示されたが保留。終了後に行った会見では金額面には全く不満はないとした上で「僕は2019年から先発を希望していたけど、(球団は)2023年も中継ぎをしたら2024年から(先発)ということで。さすがに4年目というのは個人的にはありえません、と。挑戦すらできないのは僕は納得できない」と、先発転向希望を球団が受け入れてくれないことが理由と説明したという。 >>西武・隅田、優勝逃した戦犯は自分?「10連敗なかったら優勝」発言に驚きの声 球団首脳はイニング数を評価<< 平良は一軍に台頭した2019年から現在まではリリーフとして運用されている右腕。今季は「61登板・1勝3敗34ホールド9セーブ・防御率1.56」といった数字をマークし、同僚・水上由伸と共に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得するなどセットアッパーとしてチームに大きく貢献している。 平良の交渉後コメントを受け、ネット上には「3年も希望を聞き入れてもらえてないのは可哀想」と同情の声が寄せられたが、中には「2年前に先発テスト失敗したし無理だろ」、「個人的には先発いかないでほしい、辻(発彦・前)監督に不合格出された過去もあるんだし」、「気持ちは分かるがもう手遅れだろ、セットアッパーとしての存在が大きくなり過ぎた」といった厳しい指摘も見られた。 「平良は2020年シーズンからの先発転向をめざし同年2月の春季キャンプに臨むも、同月27日の練習試合・ソフトバンク戦で『3回5失点・被安打6』と結果を残せなかったことで、辻監督から『(先発は)終わり。(起用は)後ろ』、『変化球でストライクを取れないと先発は難しい』と挑戦を打ち切られた過去があります。ファンの間からは2年前に一度失敗している先発転向をもう一度志すよりも、絶対的セットアッパーとして今後も君臨し続けてほしいと願う声は少なからず上がっています。球団も先発・平良が加わるメリット、セットアッパー・平良を失うデメリットを比較した場合、後者の方が大きいと考え難色を示し続けているのでは」(野球ライター) 今後は越年も辞さない覚悟で球団との交渉に臨む覚悟だという平良。現実的には2020年と同じく、開幕前の時期に先発転向を模索するというのが落としどころになるとみられるが、どのような展開になるかは要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 18時30分
W杯スペイン戦、影のMVPは吉田麻也? コスタリカ戦から評価一変、敗退危機阻止した守備に大絶賛
2日に行われ、日本が「2-1」で勝利したW杯グループステージE組第3戦・スペイン戦。先発フル出場した日本代表DF・吉田麻也のプレーがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「2-1」と日本1点リードで迎えた後半44分でのこと。日本はスペインから猛攻を受けながらも集中した守備で耐えていたが、スペインFWのマルコ・アセンシオから一瞬の隙を突かれ強烈なミドルを打たれる。日本GK・権田修一は手前でバウンドする難しい軌道のシュートを何とか弾くも、こぼれ球がペナルティーエリア内にいたスペインFWのフェラン・トーレスの前で大きく跳ねた。 ボールを見たトーレスは猛然と走り込みながらジャンピングボレーをたたき込もうとしたが、同時にボールに突っ込んでいた吉田がわずかに早く左足つま先でボールを大きくクリア。この後日本はセカンドボールを拾ったスペインに再び攻められると、PA内に侵入したFWのダニ・オルモにシュートを打たれたが、権田が今度はしっかりキャッチしピンチをしのいだ。 >>W杯日本戦、三笘が足首故障していた? 久保の暴露に驚き「完治してないのか」、森保監督の起用法にも悪影響か<< 間一髪で決定機を阻止した吉田のプレーに、ネット上には「吉田! よくぞクリアしてくれた!」、「吉田の決死のプレーに震えた、あれが無ければ間違いなく同点、グループ敗退だった」、「堂安(律)、田中(碧)の得点が注目されてるけど、1番のMVPは吉田のこぼれ球対応だったと思う」といった称賛の声が相次いだ。 また、中には「コスタリカ戦とは大違いの素晴らしいキックだ」、「前節のやらかしを今節見事に取り返したな」、「コスタリカ戦で叩かれた反省が活きてて本当によかった」と、グループ第2節・コスタリカ戦を引き合いに出し賛辞を贈るファンも。吉田はコスタリカ戦の後半36分、味方へのパスのつもりで蹴り出したボールを相手に奪われ決勝点を決められる致命的なミスを犯しバッシングを浴びているが、今回のクリアで名誉挽回に成功したようだ。 試合後のインタビューでは目を赤らめながら「言葉になりません。これだから代表はやめられないですね。最高でした」と喜びをあらわにした吉田。戦犯から英雄になった代表キャプテンは次戦の12月6日・クロアチア戦でも頼りになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 14時15分
W杯日本戦、三笘が足首故障していた? 久保の暴露に驚き「完治してないのか」、森保監督の起用法にも悪影響か
2日に行われ、日本が「2-1」で勝利したW杯グループステージE組第3戦・スペイン戦。日本代表・三笘薫にまつわる久保建英の試合後コメントがネット上で話題となっている。 勝てば自力でのグループ突破となる日本は前半「0-1」と1点ビハインドだったが、後半開始から投入された堂安律が3分、ペナルティーエリア外から強烈なミドルをたたき込み同点。さらに、その3分後にはこちらも後半から出場の三笘がゴールラインを割ろうかというボールを左足を伸ばして折り返すと、これを田中碧が押し込み、VARチェックを経て逆転の2点目が認められた。この後はスペインの猛攻を受けるも、集中した守備で1点リードを守り切った。 >>W杯スペイン戦、猛批判浴びた吉田麻也に名誉挽回チャンス? ドイツ戦で見えた攻略の糸口を掴めるか<< 同戦では堂安と交代でベンチに退いていた久保は、試合後インタビューで「交代で入った堂安選手が一発で決めてくれて」と堂安の勝負強さを称賛。続けて、「(ゴールラインを)出てたか出てないかは分からないですけど、あそこで三笘選手も体張ってくれて。足首も痛いのに、ああやって最後まで張ってくれて」と、足首痛を抱える中懸命にプレーしてくれたと三笘にも賛辞を贈った。 この久保の試合後コメントを受け、ネット上には「久保くん、さらっと三笘の故障暴露してない?」、「三笘の足首に不安って情報はかなり気がかりなんだけど」、「三笘は10月に右足首痛めてるがまだ完治してないのか」、「だから今大会は後半メインの起用になってるのか?」と、三笘の状態に驚く声が相次いだ。 「三笘は大会前の10月中旬、所属するプレミアリーグ・ブライトンでの試合中に右足首を負傷。本人は同月下旬に『トレーナーに間に合うと言われたので良かった』とW杯出場は問題ないと口にしたことが伝えられ、実際に今大会はグループ全3試合に出場していますが、故障の影響なのか全てが後半からの途中出場となっています。出場した試合では持ち味の突破力で度々チャンスを演出しており、今回のスペイン戦ではフェラン・トーレス、マルコ・アセンシオといった敵アタッカーを封じる守備も光りましたが、久保のコメントを聞くに無理を押している面もあるようですね」(サッカーライター) 勝利でグループE組首位突破が決まった日本は、12月6日の決勝トーナメント1回戦でグループF組2位・前回大会準優勝国のクロアチアと対戦。日本史上初のベスト8入りをかけた一番には当然三笘の力も必要となるが、試合までにコンディションが好転することを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月02日 11時00分
阪神・藤浪、メジャー移籍には1か月半かかる? ポスティング申請を遅らせた代理人の策略は
その先にあるものは――。阪神・藤浪晋太郎がポスティングシステムによる移籍交渉の手続きを申請し、受理された。ここまでは予定通りだろう。藤浪は11月26日に行われた「ファン感謝デー2022」で、12月1日の申請を明かしていた。 「今オフの米FA市場は大物選手も多いので、近年、成績不振だった藤浪との交渉は後の方になります。申請を遅らせたのは、代理人を務めるスコット・ボラス氏の作戦でしょう」(在阪記者) >>阪神・岡田新監督、守護神は日替わり? 来季序盤の戦略は岩崎・新助っ人がキーマンか<< 藤浪はMLB全30球団と交渉できるが、「45日間」という期限がある。少しでも有利な条件を勝ち取るため、ボラス氏は期限ギリギリまで粘るとの見方もされている。 「マイナーリーグでの契約になる可能性もあります。スプリングキャンプ、オープン戦で結果を出すことができたら、メジャーリーグに昇格するような…」 MLB中継の解説も務める日本のプロ野球解説者がそう予想していた。 まさに、藤浪の運命は「代理人の交渉力次第」で変わるわけだ。しかし、そのボラス氏はアメリカ現地で“意味シンなこと”も話していた。 「球が速く、スプリットを持っていることが重要。そういう投手の需要は大きい」 11月9日(現地時間)、ボラス氏はネバダ州ラスベガスで開かれたゼネラルマネジャー会議に参加した。そこで、米国では無名の藤浪について聞かれ、そう答えたそうだ。 ボラス氏はさらに「藤浪は速球とスプリットを持つ投手のカテゴリーに入る。シーズン最後の3、4か月間で大きく向上した」とも訴えたという。だが、その場にいた米メディア陣はボラス氏の説明にこう首を傾げていた。 「真っ直ぐが速くて、スプリットが武器? それって、千賀(滉大)のことではないか…」 藤浪もスプリットを投げるが、どちらかと言えば、ウイニングショットはスライダーだ。 「ボラス氏は日本人投手がMLBで通用するためには、球速とスプリットが必要だとの持論を展開しました。藤浪もスプリットが投げられる、だから、日本での成績は関係ないと言いたかったのでしょう」(米国人ライター) ボラス氏も藤浪の売り込みに必死なのだろう。同時にこんな見方もされていた。 「ボラス氏は松坂大輔投手以降、主だった日本人選手との代理人契約がありません」(前出・同) 日本人選手の契約窓口は、ワッサーマン・メディア・グループが主流だ。ダルビッシュ有、筒香嘉智、鈴木誠也、現在、MLB各球団と交渉中のソフトバンク・千賀も同社の顧客だ。オリックス・山本由伸も同社所属のジョエル・ウルフ氏が代理人を務めることが決まっている。 藤浪が“ボラス持論”通り、MLBで覚醒したら、どうなるのか? 阪神で構想外になりかけていたピッチャーの素質を見抜いた代理人として、ワッサーマン・メディア・グループとは異なるインパクトを米球界に与えるだろう。 「再び、ボラス氏を介して日本球界の情報を集めようとし、メジャースカウトも接近してくるでしょう」(現地関係者) ボラス氏が藤浪の売り込みに熱心なのは、その素質にほれ込んだだけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月01日 21時30分
W杯スペイン戦、猛批判浴びた吉田麻也に名誉挽回チャンス? ドイツ戦で見えた攻略の糸口を掴めるか
W杯グループE組第2節までを終え、「1勝1敗・勝ち点3・得失点差0」でグループ2位につける日本。12月2日午前4時、決勝トーナメント進出をかけて「1勝1分・勝ち点4・得失点差7」の首位・スペインと対戦する。 日本は第2節・コスタリカ戦に勝てばグループ突破が決まる可能性があったが、終始攻めあぐねたままワンチャンスを決められ「0-1」で敗戦。「2-1」で逆転勝ちした第1節・ドイツ戦の金星がかすむような敗戦は多くのファンを失望させ、森保一監督をはじめ選手・首脳陣は激しいバッシングも浴びた。 >>W杯日本戦、主将・吉田がミスを責任転嫁?「自分が悪いと思ってないのか」敗戦後インタビューに批判相次ぐ<< 日本は迎える第3節は勝利で突破、敗戦で敗退、引き分けならドイツ対コスタリカ戦の結果次第と最低でも引き分けが求められる状況。ただ、スペインは第1節でコスタリカを「7-0」で粉砕し、第2節・ドイツ戦も「1-1」で引き分けたもののボール支配率は61%と圧倒的な実力を見せていることから、ファンの間では敗戦濃厚という厳しい見方が大半となっている。 ただ、当事者の選手たちは弱気なファンとは対照的に、スペインにも付け入る隙は十分あると強気の姿勢を見せている。これまでの報道では板倉滉が「セットプレーで点を取れたら優位に進むし、チームも助けられる」、「詳しいことは言えないけど狙いはある」とセットプレー、前田大然が「結構GKはプレスをかけられるとおどおどしていたような感じだったので、そこはチャンスかなと思う。前線からどんどん追いかけ回せばチャンスは来ると思う」とハイプレスに攻略の糸口があるとそれぞれ語ったことが伝えられている。 スペインは9月25日の欧州ネーションズリーグ・スイス戦で、セットプレーから2失点を喫し「1-2」で敗戦。今大会でも第2節・ドイツ戦の前半39分、結果的にはオフサイドだったものの、右サイドからのフリーキックに反応したドイツのアントニオ・リュディガーをほぼフリーの状態にしてしまいヘディングシュートをたたき込まれるというシーンがあった。大会前から露呈しているセットプレーの不安を日本も積極的に突いていきたいところだろう。 また、ドイツ戦のスペインは後半10分、ドイツにプレスをかけられたGKのウナイ・シモンがパスミスを犯し、その流れからジョシュア・キミッヒに強烈な枠内シュートを打たれ肝を冷やす場面もあった。ハイプレスはかわされると逆に空いたスペースを利用される危険性もあるが、リスク覚悟の寄せで揺さぶりをかける必要もありそうだ。 森保監督がスペイン戦でどのようなスタメンを組むかにもよるが、セットプレーで一発を狙うなら吉田麻也(身長189センチ)、冨安健洋(187センチ)、板倉(186センチ)ら高身長のDF陣がキーになる。一方、ハイプレスを試みるなら前田、浅野拓磨といった快速FWを中心に、チーム全体で連動して行うことが重要になるだろう。実際、前田も「僕だけ(前に)いっても取れないので、チームとしていければ」と口にしたことが伝えられている。 A代表ではスペインと過去に1回(2001年/国際親善試合)だけ対戦経験があるが、この時は「0-1」で敗れている日本。21年ぶりの再戦で史上初の勝利、そしてグループ突破をつかみ取ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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ロッテ始球式に元女子プロレス王者の豊田真奈美さんが登板!現役時代のダメージから「左投げに挑戦」
2022年04月12日 11時30分
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阪神・矢野監督、貧打線へのテコ入れを放棄? 不可解なベンチワークに他首脳陣も不満か
2022年04月12日 11時00分
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スポーツ
遠藤哲哉がライバル竹下幸之介にエール!「俺がKO-Dのベルトを巻いてる限り、DDTはもっとおもしろくなる」
2022年04月12日 10時50分
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スポーツ
西武・辻監督の発言に「当てつけに聞こえる」の声も 佐々木の完全試合を大絶賛も物議醸すワケは
2022年04月11日 20時30分
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スポーツ
巨人・廣岡に死球のヤクルト・高橋が激怒?「謝るどころかにらみつけてる」 主審にも猛抗議、不自然なひじの動きを問題視か
2022年04月11日 19時30分
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スポーツ
DeNA、奮闘中のチームに激震! コロナクラスター発生で主力が大量離脱、復帰待たれた主砲も手術決断
2022年04月11日 18時30分
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スポーツ
ノア中嶋勝彦と鈴木秀樹が注目のシングル対決もフルタイムドロー!「試したところもあるし、向こうに試されたところもある」
2022年04月11日 17時30分
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スポーツ
日本ハム、サヨナラ勝ち直前の映像に「ボーンヘッドだろ」苦言相次ぐ 走者も仰天のフライング祝福の原因は
2022年04月11日 16時30分
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スポーツ
SKE荒井優希がDDT赤井沙希と初タッグ結成で快勝!「機会があれば、赤井さんと戦っていきたい」
2022年04月11日 11時30分
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ロッテ・佐々木、完全試合達成でメジャー挑戦を前倒し? 前コーチが仕込んだ本場の練習法も追い風か
2022年04月11日 11時00分
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ガンプロ後楽園で大家健とマッスル坂井のシングルが実現「体と体をぶつけ合うプロレス見せようよ!」
2022年04月11日 10時50分
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中日・落合元監督、本当はマー君が欲しかった? 堂上1位指名の裏事情暴露し驚きの声「球界激変もあり得たな」
2022年04月10日 11時00分
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ネット騒然、舞の海氏に「過去最悪レベルの失言」批判相次ぐ 3月場所で相次いだ解説中の問題発言
2022年04月09日 11時00分
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那須川天心「子どもに優しくない」6月19日武尊戦の高額チケットに苦笑い 世紀の一戦に意気込み
2022年04月08日 22時00分
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ソフトB・藤本監督に「どうしても信用できない」冷ややかな声も? 柳田の早期復帰を楽観視も懸念相次ぐワケ
2022年04月08日 20時30分
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広島、頭部死球の助っ人に「明日だけは試合出るな」の声が上がるワケ 大怪我回避も新たな不安が浮上?
2022年04月08日 18時50分
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阪神・井上ヘッドに「矢野監督に言え」批判も 不振野手陣のメンタル面に注文も物議醸すワケ
2022年04月08日 15時30分
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大谷翔平、今季は盗塁数が激減?「新DH制ルール」が及ぼす影響を現地メディアが指摘
2022年04月08日 11時00分
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ソフトB、秋山の獲得浮上に「獲らないで」歓迎されないワケは 実績十分も長期的に見ればデメリット?
2022年04月07日 19時30分