プロ野球
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スポーツ 2022年02月09日 11時00分
阪神、新庄日本ハムに黒星も「やっぱり強い」の声? 他球団スコアラーは気を吐いた“キーマン”たちを警戒か
ビッグボス・新庄剛志監督に敗れた後、阪神・矢野燿大監督はOBの藤川球児氏と対面した。関西系TV局の情報番組に出演するためだ。 TVスタッフに案内されるままバックネット付近に向かったので、出演は事前に約束していたのだろう。 初の対外試合(2月8日)を終えての感想、総評などが語られた後、藤川氏は「あの発言」のことを改めて聞き直した。 「(自分が)辞めることが大事なんじゃなくて、辞めると決めてから1日をどう過ごすかが大事。このチームで日本一になって辞めますので。これからも応援してもらえたら」 矢野監督がそう答えた。 藤川氏は「キツイ道を選んだ」とまとめていたが、大山悠輔の適時打、佐藤輝明の一発以外、得点を挙げることのできなかった淡白な攻撃は「今季限り発言」も影響したのだろう。 >>阪神・矢野監督、佐藤4番起用は新庄監督のため?「気い使ってるんやから」対決前日のコメントに憶測の声<< 「矢野監督が『今季限り-』発言をしたのは、キャンプ前日の全体ミーティングでした。その時、『好きなようにやらせてもらう』とも言ったそうです。その『好きなように』を批判的に捉えた選手もいれば、矢野監督の発言について語るのはご法度という雰囲気もチームに漂っています」(在阪記者) しかし、そんな黒星スタートとなった阪神に、ライバル球団のスコアラーたちは対照的な見方をしていた。 「やっぱり、強い。主力選手たちも順調に仕上がっている」 この時期の勝敗は、関係ない。スコアラーたちが警戒していたのは、主力選手、それも打線のキーマンとなる近本光司、大山、佐藤が「この時期に試合に出られるまでに調整ができていた」ことだ。 「特に佐藤の調子は良さそう。苦手のインコースにどう対処していくのか見たかったけど、日本ハムの投手陣はそこまで厳しい攻め方をしませんでした。この時期にフルスイングができているのだから、後は実戦形式で慣れていくだけ」(ライバル球団スコアラー) 大山に関しては厳しい評価も聞かれたが、「本来のスイングを取り戻すまでさほど時間は掛からないだろう」(同)とのことだ。 「先発の及川雅貴も悪くなかったですよ。初回に押し出しの四球を出した時はどうなるかと思ったけど、尻上がりにボールも走っていきました。途中交代で試合に出た中堅、若手も順調そうな印象を受けました」(前出・同) プロとして、開幕戦を逆算してしっかり調整できているという。今年も優勝戦線で戦うチーム力はしっかりと養われているようだ。 とは言え、気になる点もないわけではない。矢野監督である。監督就任以降、常に厳しい表情を浮かべてきたが、今春キャンプではさらに輪をかけて眉間に深い皺を寄せている。“悲壮感”と言ってもいいくらいだ。 「チームが連敗した時、矢野監督がどう建て直すのか、昨季終盤戦はそれをできなかったから、優勝を逃したんです」 複数のプロ野球解説者がそう指摘していた。 この時点では憶測にすぎないが、藤川氏は「将来の監督候補」だ。初の対外試合後に対面したツーショットが“意味シン”である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月08日 19時30分
巨人・桑田コーチ、女子選手に化粧品をプレゼント?「Mattが差し入れたのか」キャンプスタート直前のやり取りが話題
巨人の球団公式YouTubeチャンネルに、桑田真澄一軍投手チーフコーチが登場。7日に投稿された動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画では昨季巨人が創設した女子チームに所属する選手4名(金満梨々那、島野愛友利、山下陽夏、吉安清)が、2月1日にS班、一軍、二軍メンバーと共に宮崎でキャンプインに臨む模様に密着。女子選手らは練習開始前の全体先陣で挨拶を済ませると、その後は室内練習場でウォーミングアップや打撃練習などに取り組んだ。 その中で、桑田コーチは全体円陣前に女子選手らに「Mattから化粧品が届いたんだけどいる? 夜のフェイスマスク、白いやつ。(それと)ナイトクリーム」と、次男・Mattから自身に送られた化粧品をもらわないかと提案。選手らから「欲しいです」と聞くと、「明日持ってくるね」と約束した。 「いらなかったら無理に使わなくていいよ」と気遣いも見せた桑田コーチ。やりとり終了後、撮影スタッフが島野に「化粧品よかったですね」と声をかけると、島野は「よかったです。Mattさんの」と笑顔を浮かべていた。 >>一茂、Mattだけじゃない! プロ野球選手を親に持つ意外な二世芸能人、“恐妻家”として知られたアノ人も<< 桑田コーチと女子選手らのやりとりを受け、ネット上には「桑田が女子選手にMattの化粧品横流ししてるのは笑った、今キャンプで一番面白いかも」、「こんな提案できるのは全球界人の中で桑田だけだろうな」と好意的な声が相次いだ。同時に、「キャンプで練習に励む女子選手のためにMattが差し入れたのか」、「もしかしてだけど、Mattが『女子選手入ったんでしょ? だからこれ使ってもらって!』って桑田に化粧品送ってきたのかもね」と、桑田コーチではなくMattの計らいではと推測するコメントも多数見られた。 「巨人は昨年12月に開催したファン感謝祭の中で、球界では西武、阪神に次いで3球団目となる女子チームの創設を発表。2023年の本格活動スタートをめざし、今年春~秋にかけトライアウトなどで選手を獲得していく予定です。その女子チームに一足先に1期生として入団した島野ら4名は、2月1~7日の日程で今春キャンプに参加しました。選手らは男子選手に交じりグラウンド内外でトレーニングに取り組みましたが、Mattは汗を流して頑張る選手らを何かサポートできないかと考え、桑田コーチ経由で化粧品を送ろうとしたのではと推測しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 今回の提案が桑田コーチの独断なのか、それともMattの意向があったのかは不明。ただ、どちらにせよ女子選手らにとっては粋な計らいになったことは確かなようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCXxg0igSYUp0tqdd6luPEnQ
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スポーツ 2022年02月08日 15時30分
阪神・糸井に「何歳や思ってんねん」 金村氏がハイペース調整に苦言、本人の過去発言から反発も
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、7日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ19年目・40歳の糸井嘉男にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 今回の番組で金村氏は、阪神・矢野燿大監督がキャンプイン前日に今季限りでの退任を表明したことへの驚きや、日本ハム・新庄監督の一挙手一投足で盛り上がる日本ハムキャンプ地の雰囲気などを話した。その中で、8日の練習試合・阪神対日本ハム戦に糸井が先発予定であることを問題視した。 >>阪神・藤浪は「もう無理」金村氏の辛らつコメントに怒りの声 不振脱却はもはや絶望的?「先発固定なら芽はある」反論も<< 矢野監督は試合前日の7日にスタメンオーダーを事前発表。糸井は「5番・DH」とクリーンアップの一角として先発に名を連ねている。 ただ、金村氏は「俺もうお願いしたいわ(井上一樹)ヘッドコーチに。『糸井はゆっくりやらせ』と。もう何歳や思ってんねん」と、40歳の糸井をキャンプシーズン序盤の実戦に出す必要はあるのかと井上ヘッドに苦言を呈した。 金村氏は続けて、「なんで今一生懸命にやらすん。二軍で釣りでもしながらゆっくりやっとけと(言うべき)」、「ほんでゆっくりピークを3、4月に持ってこいと。(でも)初日からこれ見てたらもう紅白戦も出てるし」とコメント。今春キャンプの糸井は初日からフルで練習メニューをこなし、5日の紅白戦にも先発出場しているが、調整ペースが早すぎるのではと指摘した。 この金村氏の発言を受け、ネット上には「確かに今キャンプの糸井は一軍半の若手みたいな調整ペースな気はする」、「歳も歳だけに故障が怖いし、首脳陣はちょっとブレーキかけてもいい」と同調の声が挙がった。一方、「実戦は首脳陣が出させたんじゃなくて、糸井が志願して出場したんじゃなかったか?」、「本人が望んでやってるんだから口出しは不要では」と反発も多数みられた。 「糸井は阪神入りした2017年から2021年までのキャンプシーズン中、最も早く実戦に出場したのは昨年の2月21日(練習試合・日本ハム戦)。今年は5日に紅白戦出場、8日に練習試合出場予定とかなり前倒しで実戦に臨んでいますが、各報道によると5日の試合は自ら志願して出場したとのこと。また、8日の出場理由についても『レギュラーじゃないから』と、ここ2年手放しているレギュラー奪還へのアピールのためと語ったことが伝えられています。ハイペース調整は本人が進んで行っているということから、外野は余計な口を挟むべきではないと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) ヒットを1本放った5日の紅白戦後には、矢野監督から「大したもん。全部のメニューを特別じゃなく当たり前にやってくれている」と称賛されたことも伝えられている糸井。チーム最年長ながら現役・レギュラーとしての活躍に意欲的な姿勢を見せているが、8日の練習試合でもハイペース調整の成果を結果で示すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月08日 11時00分
日本ハム・新庄監督、初陣の裏で緊急トレードを画策か 「クジで打順」発言は“目くらまし”も目的?
新庄ファイターズの初陣。異例の地上波放送も決定した。 2月8日、日本ハムと阪神が練習試合(沖縄・宜野座)を行う。これは前日7日の話だが、新庄剛志監督は電動キックボードで球場入りしたあと、記者団の質疑に対応し、 「ガラガラは用意した」と、答えた。 ガラガラとは、福引などで使われる抽選器のこと。キャンプスケジュールが組まれた1月の時点で初の対外試合が阪神に決まると、「クジで打順を決める」と話していた。「本当にクジで決めるのか?」の問いに、わざわざ抽選器を用意させたことも打ち明けていたのだ。 >>阪神・矢野監督、佐藤4番起用は新庄監督のため?「気い使ってるんやから」対決前日のコメントに憶測の声<< 対外試合とは言え、今はまだキャンプ序盤だ。調整の一環となる阪神との試合を盛り上げるための“話題作り”かと思われていた。 しかし、そうではないらしい。 「たとえば、クリーンアップを打つタイプの選手が下位の打順になったとします。その場合、走者を進塁させる右方向へのバッティングをするしかない。新庄監督は状況に応じたバッティングができるかどうかを見極めたいんです」(関係者) 既存の打順をブッ壊すために“ガラガラ器”を用意させたということか…。 得点差や相手投手の配球などを加味した工夫ができるかどうかも、選手側は問われる一戦となりそうだ。 「地元・北海道のテレビ局も初陣を中継することが決まりました。衛星放送局が入ることはずっと前から決まっていましたが、阪神のお膝元の関西、日本ハムの北海道の地上波放送も追随したのは『新庄人気』のおかげ」(現地記者) 気になる情報も交錯していた。藤浪晋太郎のことである。新庄監督は「ウチに来れば」と、悩めるエース候補の蘇生にも自信を窺わせてきた。 こちらも“ガラガラ器による打線決定”のように、しっかりとした目的のある発言だとしたら…。 「通常のトレードは編成のスタッフ同士が話をします。でも、キャンプ中の対外試合やオープン戦では現場のトップ同士が話をして、一気に決まることもあれば、『密命』を帯びたスタッフかコーチがこっそり相手側に行き、探りを入れてくることもあります」 これは、コーチ経験を持つプロ野球解説者の証言だ。このパターンで決まったトレードの一例を挙げるとすれば、昨春のヤクルトが巨人から田口麗斗を獲得したケースがある。 新庄監督にメディアの目を惹き付けておき、その間に、日本ハムスタッフが阪神陣営にコッソリ、な~んてこともあるかもしれない。 「日本ハムは選手層の薄いチームです。トレードを仕掛けてくるかもしれませんが、阪神がそれに応じるとは思えません」(前出・プロ野球解説者) そう言えば、新庄監督は「古巣・阪神のユニフォームを」「自分が阪神の指揮を」などのジョークも飛ばしていた。阪神陣営に潜り込む目的はやはりトレードか…。キャンプ地や対外試合の球場は、「関係者以外立ち入り禁止」の区域が結構多い。 この一戦で、何かが起きるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月07日 20時30分
阪神・矢野監督、佐藤4番起用は新庄監督のため?「気い使ってるんやから」対決前日のコメントに憶測の声
8日に日本ハムとの練習試合に臨む予定の阪神・矢野燿大監督。7日に伝えられた、同戦の選手起用にまつわる発言がネット上で話題となっている。 報道によると、矢野監督は7日の練習中に応じた取材の中で、8日の試合ではプロ2年目・22歳の佐藤輝明を「4番・右翼」で先発起用することを明言。ただ、理由については「そっち(メディア)が好きやから4番にしただけや。気い使ってるんやから、こっちも(笑)。奪い取れと思っているだけで、明日の4番は別にこっちが与えてるだけ」と、実力ではなく話題性を重視したからと語ったという。 佐藤は昨季「126試合・.238・24本・64打点」といった数字をマークしセ・リーグ新人特別賞に選出された強打者。昨季から打席では大声援を受けるなど既に高い人気を得ており、2年目の今季は多くのファンやメディアから4番への定着(昨季は11試合で先発4番)に大きな期待をかけられている。 >>阪神・矢野監督が佐藤を説教「お前にとってもよくない」 物議を醸した怠慢プレーの裏側明かす、監督側の問題の指摘も<< この矢野監督の発言を受け、ネット上には「ファン、メディア受けがいいから4番で使いますって正直すぎるだろ」、「佐藤を4番起用せずに『何で4番で使わないんだ』って騒がれることを危惧したのか?」と驚きの声が挙がった。一方、「ファンやメディアだけじゃなく、新庄監督のためでもあるのでは」、「新庄監督の提案断った矢野監督が、何か別の手段は取れないかって考えて佐藤の4番起用を決めた説はない?」と、日本ハム・新庄剛志監督のことを考えた起用法ではないかと推測するコメントも多数みられた。 「新庄監督は今オフ、8日の練習試合では試合を盛り上げるために指揮チームを入れ替えて対戦しないかと矢野監督に提案。ただ、矢野監督が難色を示したことでこの話は流れています。こうした背景があることから、矢野監督は指揮チーム入れ替えとは別の形で試合を盛り上げられないかと考え、話題性のある佐藤を4番起用する決断に至ったのではとみているファンも少なからずいるようです。佐藤4番起用は指揮チームの入れ替えと比べると奇抜なアイデアというわけではありませんが、各メディアからは“佐藤がBIGBOSSを迎え撃つ”といった見出しの記事が複数出るなど一定の話題を呼んではいますね」(野球ライター) 7日の報道では「新庄監督相手ですか!ファイターズが相手なので頑張ります」と闘志を燃やしたことが伝えられている佐藤。試合前から既に高い注目を集めているが、それに応えるような結果を出すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月07日 19時30分
阪神・藤浪に「試合では使えん」球界OBがカーブ投球を酷評し物議、三振奪うも露呈した致命的な問題とは
野球解説者・八木裕氏(元阪神)が、6日放送の『MBSベースボールパーク日曜日 KANOスポレディオ』(MBSラジオ)に電話で生出演。阪神のプロ10年目・27歳の藤浪晋太郎にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 今回の番組で八木氏は5日から視察に訪れている阪神春季キャンプの雰囲気や、同日に行われた紅白戦の感想などを話した。その中で、紅白戦に登板した藤浪が投じたカーブに苦言を呈した。 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<< 藤浪は白組の先発として「2回1失点・被安打2」といった投球成績をマーク。カーブを投げたのは初回2死で迎えたロハスに対してで、カウント「1-2」からの4球目に投じ空振り三振を奪っている。 ただ、八木氏は「(投げる瞬間に)思いっきり緩んだよね手が。あれはカーブって分かるような投げ方だったからね」と、藤浪はカーブを投じる際に腕の振りがかなり緩んでいたと指摘。 続けて、「『カーブ投げます』(と)いうようなカーブだったんで、『あれは試合では使えんぞ』と(思った)」、「あんだけフォームが緩んで、腕の振りが緩んだらそりゃ変化球(が来る)って分かるから」と、投球フォームの変化で球種がバレるため試合では使えないと苦言を呈した。 この八木氏の発言を受け、ネット上には「確かに中継で見ててもカーブの時は若干腕をふわっと振ってた感じはあった」、「ロハスからは三振奪えたけど、坂本(勇人/巨人)や村上(宗隆/ヤクルト)みたいな一流どころには余裕で捉えられそう」と同調の声が寄せられた。一方、「開幕までまだ日にちはあっていくらでも修正はできるのに、一球投げただけで『使えん』呼ばわりするのはいただけない」、「そういう課題が出ることも見込んでサイン出した梅野の意図が分かってない」との反発も多数みられた。 「藤浪が近年あまり投げていないカーブを投じたことについては、バッテリーを組んだ梅野隆太郎が試合後に『(打者の)頭になさそうなボールをね。カウント有利だったし『遊んでやろう』という気持ちがいい方向に出た。これに晋太郎が味をしめてやってくれたらという気持ち。いい意味で駆け引き、配球のパターンが増えれば晋太郎のためにもなる』と語ったことが伝えられています。梅野としては勝敗度外視の紅白戦で試しに投げてみて、手応え・課題があれば開幕までの1カ月半で修正に努めてくれればという意図でサインを出したものと思われます。そのため、試合で使えるかどうかは今後の藤浪の取り組み次第であり、現段階で『使えん』と結論づけるのは気が早すぎると八木氏に不満を抱いているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 5日の報道では「ブルペンではずっとカーブはいいですし、ああやって使えると相手の印象に残るし、効果的だと思う」と一定の手ごたえを得たと語ったことが伝えられている藤浪。八木氏から「使えん」と評されたカーブの質をどこまで上げられるのか、今後の取り組みにも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月07日 18時30分
DeNA・細川、今季ついに覚醒なるか?「スーパースターになれる」オースティンも認めるポテンシャルに期待
「非常に才能があり、スーパースターになれるポテンシャルを持っていますよ」ベイスターズの中核を担う助っ人、タイラー・オースティンが絶賛するのが、高卒6年目になる細川成也だ。 高卒ルーキーイヤーの2017年終盤に一軍昇格すると、NPB史上初のデビューから2試合連続ホームランをマーク。そのままクライマックスシリーズ、日本シリーズでも活躍を見せ、和製大砲としてフォーカスされる存在となった。“ホームランか三振か”といった粗いバッティングが課題だったが、オフのたびに秋山翔吾(元西武、現レッズ)との自主トレに参加するなどの努力も実り、2019年にはファームながら13ホームラン、53打点、選球眼も改善されフォアボールも48。出塁率.448と堂々の三冠を達成した。 昨年は不動のセンターだった梶谷隆幸がFAでジャイアンツに移籍、コロナによるビザの問題でオースティンが開幕に間に合わずキャンプから期待された。しかし自己最多の37試合出場とチャンスもたくさん得ていたが結果は出ず、打率はわずか.154で、ホームランもプロ入り初の0本に終わってしまった。 苦しいシーズンとなってしまった細川に手を差し伸べたのはオースティンだった。「ソトと話していたトレーニングが彼にもフィットするし、有益だと思ったので彼を誘うことにしました」と経緯を説明。「彼にとってたくさん自信をつけてもらうきっかけとなってもらえたらうれしい。特に今回アメリカでトレーニングしたことをシーズンに生かして、一緒にチームに貢献していきたい」との思いから、今シーズンオフはカリフォルニアでネフタリ・ソトとともにトレーニングを積んだ。 キャンプでもややバットを寝かし気味に始動し、ゆっくりと足を上げてタイミングを取るなど、どことなくソトに似たフォームに変更。メジャー流の最も長打が出やすいとされる打球角度と打球速度の範囲を示す「バレルゾーン」をより意識しているように感じられた。 ベイスターズの外野陣はレフト・佐野恵太、センター・桑原将志、ライト・オースティンとレギュラーを狙うには高い壁がそびえ立つ。さらにオフには同じ右の大砲・大田泰示も加わり、昨年のキャンプ時とは比べものにならないほど厳しい状況となっているが、主砲も認めるポテンシャルが開花すれば、一気のブレイクも夢ではない。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2022年02月07日 15時30分
巨人・原監督、桑田コーチに開幕投手選びを丸投げ? キャンプ練習中の発言に驚きの声、昨季の大失敗受け方針転換か
1日から始まった春季キャンプで選手たちの調整に目を光らせている巨人・原辰徳監督。6日に伝えられた、今季の開幕投手についてのコメントがネット上で話題となっている。 報道によると原監督は同日の練習中、宮本和知球団社長付アドバイザーと共に観衆に向けてサプライズでトークショーを行った。その中で、今季の開幕投手について「先日、桑田投手コーチが私のところに来て『2月下旬ぐらいに伝えたい。それまでじっくり温めたい』ということで、私もまだ知りません」と、桑田真澄一軍投手チーフコーチに人選を一任していることを明かしたという。 巨人は昨年まで菅野智之が4年連続で開幕投手を務めているが、原監督は就任初年度の2019年シーズンから昨年までは自身が人選をし、2019年は2018年11月、2020年は2019年シーズン中、2021年は同年2月末にそれぞれ菅野に通達。自身ではなく投手コーチに人選を一任するのは今回が初となる。 >>巨人・中田に「20キロはやり過ぎ」増量が急激すぎる? 球界OBが重大なリスクを指摘、日本ハム時代の実績から反論も<< この原監督のコメントを受け、ネット上には「去年までとは違って今年は桑田が開幕投手選ぶのか」、「『じっくり温めたい』って言うってことは、桑田の中では大本命・菅野以外に目をつけてる投手がいるってことか?」と驚きの声が寄せられた。一方、「去年中4ローテとか投手運用でぶっ叩かれたことが影響してるのでは」、「昨季の苦境を経て、投手のことは投手コーチに全部任せるのがいいって考えになったのかもしれんな」と昨季の影響があるのではと背景を推測するコメントも多数みられた。 「昨季の原監督は9月に入ってから、先発陣を中4、5日で回す投手運用を実行。ヤクルト、阪神と三つどもえの優勝争いを制するための一手でしたが、チームが同月からシーズン終了まで『10勝25敗8分』と大失速したこともあり、ネット上から『原の強行ローテ採用がチームを崩壊させた』などと猛批判を浴びました。そのため、原監督は昨季の二の舞を避けるために、今季は開幕投手の人選をはじめとした投手運用を桑田コーチに一任する方針に至ったのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 今オフ投手チーフコーチ補佐から昇格したばかりの桑田コーチに早くも大きな信頼を置いている様子の原監督。一部からは「桑田の手腕次第では、阿部(慎之助一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ)が有力視されてる次期監督争いにも影響を及ぼすのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月07日 11時00分
巨人・原監督、若手のために新助っ人獲得を決断? いわくつきの先発がもたらすメリットとは
「ビッグネーム獲得」の舞台裏には、V奪還以外の事情も隠されていたようだ。 2014年、16勝を挙げてエンゼルスの新人勝利記録も作った右腕、マット・シューメーカー投手(前サンフランシスコ・ジャイアンツ3A)の巨人入りが“内定”した。年俸額など条件面ではほぼ合意しており、後はメディカルチェックの結果を待つだけだという(2月6日時点)。 >>巨人・中田に「20キロはやり過ぎ」増量が急激すぎる? 球界OBが重大なリスクを指摘、日本ハム時代の実績から反論も<< MLB通算46勝、13年途中にメジャー昇格を果たしたベテランとしてはちょっと寂しい成績だが、「シューメーカーほどの知名度のある大物が日本球界に来るとは思わなかった」との声も多く聞かれた。 「当然、先発ローテーションで使っていくでしょう。16勝を挙げ14年には日米野球で来日しており、ホームベース周辺で揺れる独特の投球に侍ジャパンは苦しんでいました」(プロ野球解説者) 近年は故障が度重なり、苦しんでいた。メジャーリーグは新・労使協定を巡る経営サイドと選手会の話し合いが大幅に遅れており、今季の所属先がまだ決まっていない選手も多い。主力クラスなら獲得交渉の再開と同時にすぐに決まるかもしれないが、シューメーカーのように「再起」をめざす選手の交渉は後回しにされる。だったら、日本球界へ――。そんな選択がされたのかもしれない。 しかし、シューメーカー獲得に関する巨人サイドの情報を聞いてみると、「即決」ではなかったようだ。 「年明け早々、『シューメーカーを獲れるが?』の一報は入っていたようです。でも、そこから話し合いですよ」(球界関係者) 先発投手の補強は最優先事項だった。 当然、シューメーカーの近年の成績不振は原辰徳監督も知っていて、他のコーチスタッフからも「大丈夫か?」の声は出ていたという。 渉外担当者とのやり取りも何度か行われ、最終的なゴーサインを出したのは原監督だった。原監督がゴーサインを出した理由は、主に2つ。前出の関係者がこう説明する。 「シューメーカーが再起のため、必死に努力してきたそうです。一昨年、昨年の成績不振はヒザの故障からの回復をめざしていたからで、昨季後半はマイナーリーグで復活の兆しも見せていた、と。『投球に直接影響のないヒザの怪我だったから問題ない』という渉外担当の報告を受け、その努力に懸けてみようと思ったようです」 2つ目の理由は、他手投手陣にあるようだ。堀田賢慎、山崎伊織など故障明けの若手投手に期待する声も多く聞かれた。 「いや、若手投手に過度な期待はせず、慎重に育てていこうとしています。堀田、山崎らを一軍で使うのは間違いありませんが」(スポーツ紙記者) 期待の若手を登板過多にさせないための緊急補強でもあったようだ。 昨季は新外国人選手に泣かされた。コロナ禍による来日の遅延、調整不足もあったが、「契約を途中で打ち切ってまで帰国するとは思わなかった」と批判的な意見も聞かれた。その批判は新外国人選手ではなく、交渉を担当した渉外担当者に向けられていた。今回、シューメーカーの獲得を推したのも同じ担当者だという。 原監督も優勝、日本一に強い思いを持っている。復活、再起に懸けているのはシューメーカーだけではないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月05日 17時30分
阪神・矢野監督だけじゃない、プロ野球監督の去就騒動 電撃休養から一転して復帰したケースも
お家騒動の新たな火種となるのだろうか。 阪神タイガースの矢野燿大監督の「退任宣言」が波紋を呼んでいる。キャンプイン前日の1月31日、今シーズン限りでの退任を発表した。異例のタイミングでの意思表明には、球団内はもちろん、ファンや関係者も驚きとして捉えるしかなかった。矢野監督自身によると、退路を断つことでシーズンへの意気込みの強さを表したとのことだが、伝統球団はこれまでにない程のネガティブな空気とともにキャンプへ突入することとなった。 指揮官の去就を巡る「不可解」な騒動は、これまでの日本球界では頻繁に起こっている。 記憶に新しい昨年10月のシーズン終盤、埼玉西武ライオンズの辻発彦監督の昨シーズン限りでの退任がメディアを通して発表されている。2季ぶりの優勝を逃し、Bクラスに低迷した責任を取っての「辞任」という報道が球界を駆け巡り、次期監督候補の名前も伝えられていた。だが、その数日後には一転して「球団側からの続投要請を受諾」と報じられることに。 チームはその後、最終戦で最下位が確定、色んな意味で後味の悪い締め括りとなった。 19年前の2003年、巨人も監督人事で揺れた。この年、故障者が続出したこともあり連覇を逃し、最終的に3位に終わった原ジャイアンツ。シーズン終盤には翌年の続投が内定していたにもかかわらず、球団内での確執などが伝えられるなど、さまざまな憶測が飛び交う泥沼状態に。結局、原監督の「辞任」という結末を迎え、原政権(第一次)はわずか2年で幕を閉じた。 1996年には、ペナント争いの最中の離脱が。オリックスブルーウェーブと激しく首位を競うなど、優勝も狙える位置につけていた日本ハムファイターズの上田利治監督(当時)が、9月に入り突然、休養を発表。就任2年目で若手も育ってきており、リーグ制覇へ向けひた走っていた矢先の名将の離脱。優勝はオリックスにさらわれ、日本ハムは2位に終わる。シーズン終了後、上田氏は監督の座に復帰している。 何れも、見守ることしかできないファンが困惑することとなったこれらの例だが、あくまでもシーズン途中からのエピソードであり、今回の阪神タイガース・矢野燿大監督のケースとはシチュエーションは大きく異なる。 騒動の発端である指揮官の一挙手一投足も含め、名門球団の2022年の動向に大いに注目が集まることは間違いなさそうだ。(佐藤文孝)
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野村克也さん、斬新なトレーニングを行っていた?「これが一番科学的」江本氏を驚かせた強靭なリストの秘訣とは
2020年10月14日 21時30分
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スポーツ
元巨人・上原氏、田澤の目前で「なんでドラフトにかけなアカンの」 NPB未経験者の“縛りルール”に苦言
2020年10月14日 20時30分
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スポーツ
楽天・茂木栄五郎「一日でも早く一軍に戻る」9月度スカパー!サヨナラ賞受賞
2020年10月14日 17時30分
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スポーツ
楽天・三木監督に不満噴出「則本の好投が台無し」 試合後もノーコメント、勝敗を分けた松井温存に賛否
2020年10月14日 17時00分
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スポーツ
巨人・原監督、上層部から前代未聞の評価?「明日のことで頭がいっぱい」本人はノーコメントも立場は安泰か
2020年10月14日 11時05分
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スポーツ
阪神・藤浪に「来年先発に戻って」片岡氏が先発再転向を主張 「後ろの投手はクイックや…」リリーフの弊害を指摘も賛否
2020年10月13日 20時30分
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スポーツ
オリックス“エース”山本由伸が4連勝でタイトル二冠に前進、三冠も見えてきた?
2020年10月13日 17時30分
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スポーツ
巨人・原監督の采配にファン大ブーイング 松原の強攻策でミス連発、大矢元監督は「能力的に足りない」
2020年10月13日 17時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分