プロ野球
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スポーツ 2021年03月18日 17時30分
DeNA・田中が復活登板! 2年半振りのマウンドでの躍動にファン歓喜
16日に行われた、ファームでのイースタン・リーグ春季教育リーグ西武戦の9回表、耳に馴染んだ“International Love”の特徴的なイントロが、横須賀スタジアムに響いた。マウンドに向かった田中健二朗に、熱心なファンは目いっぱいの拍手で後押しした。 左肘の故障で2019年8月15日にトミージョン手術を敢行したが、昨年末には「今まで通りの感覚で投げていると、痛みや強い張りが出てしまう。張りが強くなるとリハビリの途中のようにノースローになってしまうので、それだけは避けないと」と苦しみを明かし、「感覚を変えないと投げられないので、苦労しています」と素直な心境も吐露。紆余曲折ありながらも、2018年9月16日以来の実戦登板にたどり着いた。 結果は10球を投じ、1イニングを無失点。「めちゃくちゃ緊張して、めちゃくちゃフワフワしていた」と振り返るマウンドは、最初のバッター愛斗に対し、初球から代名詞でもある113キロの縦の大きなカーブでストライクを取り、追い込んでからも再び98キロのカーブで空振り三振を奪う。続く呉念庭にセンター前ヒットを許すも、長谷川信哉を129キロスライダーでセカンドゴロに打ち取り、ダブルプレーが完成しお役御免。ストレートの最速は139キロながら、落ち着いたマウンド捌きを見せ、復帰戦としては上々の内容だった。 今年32歳を迎える田中は「そんなに僕には時間が無いので、来年何がなんでも復帰したい」と年末に不退転の決意を表明。「一日でも早く、3月のオープン戦からをめざしてやって行きたい」との目標を口にしていたが、ファームながらも3月中に一歩目を踏み出せたことは大きい。 慢性的なリリーフ左腕不足に陥っているベイスターズ。今シーズンは毎年フル回転しているエドウィン・エスコバーは、コロナの影響で開幕不在。石田健大や砂田毅樹、ルーキーの池谷蒼大らでブルペンを守っていく公算だけに、田中が完全復活すれば大きな助けとなる。現在の背番号046から、0が取れる日を、チームもファンも待ち侘びている。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月18日 15時30分
中日・高松が二塁塁審と激突! 大量失点のきっかけに「周り見えて無さすぎ」と呆れ声、避けなかった審判にも批判
17日に行われた中日対巨人のオープン戦。「2番・二塁」で出場した中日のプロ4年目・21歳の高松渡のプレーが、ネット上の中日ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「2-0」と中日2点リードで迎えた4回表無死で飛び出たプレー。この回先頭の巨人・丸佳浩が、中日先発・勝野昌慶が投じた5球目を打ったが差し込まれたようなフライに。二塁後方にフラフラと上がった打球は二飛になるかと思われた。 ところが、打球を追おうとした高松は背走開始直後、自身の進行方向上にいた審判と交錯。両名共に怪我はなかったが、この間に打球が地面に落ちたため、不運な形で丸の出塁を許すことになった。 >>広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も<< このプレーを受け、ネット上には「おい審判何ぶつかってるんだ」、「野手の走路上に審判が避けもせずに立ってちゃダメだろ」、「審判の邪魔のせいでただの二飛がヒットになってしまった」といった審判への批判が多数寄せられている。 同時に、「高松周り見えて無さすぎだろ」、「事前に後方の審判の位置を確認してなかったのか?」、「審判との接触はぶつかり損なのに何してるんだよ」といった高松への苦言も複数見受けられた。 「公認野球規則では選手同士の接触、または打球と審判の接触については、状況に応じて守備・走塁妨害やボールデッドといった裁定が下されると定められています。ただ、審判と選手の接触については捕手との接触以外にはルールが定められておらず、今回のような内野手との接触ではそのままプレーが続行されます。そのため、選手と審判は基本的にお互いにぶつからないよう位置取りや動作を行いますが、それでも今回のように思わぬ接触が発生するケースはあります」(野球ライター) 中日は高松と審判の交錯が起こった4回表に4点を奪われ、その後試合も「4-9」で敗戦。結果的に勝敗を分ける重大なプレーとなったが、どちらに否があったのかはファンの間でも意見が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月18日 11時00分
阪神・チェン、大炎上で開幕ローテ入りは難航か 「テストしておきたいボールが…」言い訳の裏で評価を上げる新人とは
「佐藤のホームラン」で浮かれている場合じゃない! 17日、佐藤輝明選手(近大)がオープン戦第6号アーチを放ち、チームも快勝したその裏で“事件”は起きていた。調整の一環でファーム戦に登板したチェン・ウェイン投手が「被安打11失点8」と大炎上したのである。 「先発ローテーションについて考え直さなければなりません。4人のうち、誰か1人でもコケたら大ごとですよ」(ベテラン記者) 先発ローテーション入りが確定している4人とは、開幕投手の藤浪晋太郎、西勇輝、青柳晃洋、秋山拓巳。矢野燿大監督は新加入のアルカンタラにも期待を寄せていたが、新型コロナウイルス禍で来日が遅れており、チェンをアテにしていた部分はかなり大きかった。 しかし、そのチェンについて、こんな評価も聞かれた。 「調子が上がってこないというか、キャンプ中も80球程度を過ぎたあたりから球速がガクンと落ちてしまうんです。そのまま、今日に至った感じ」(プロ野球解説者) チェンも「マズイ」と思っているのだろう。試合後、「甘いボールが多かった」と話しており、また「テストしておきたいボールがあって」と“試験段階”であることも強調していた。 阪神に詳しいプロ野球解説者がこう続ける。 「チェンは外国人選手の就労ビザの発行が遅れている状況をキャッチし、1月半ばには来日していました。でも、そこから約2週間の隔離生活もあって、万全な状態でキャンプに臨めませんでした」 隔離生活などの事情は分かるが、もう3月半ばだ。来週26日にはペナントレースが開幕する。実績のある投手だから、開幕ローテーションからいったん外し、再調整の期間を与えた方が良いのではないだろうか。 >>阪神SA・藤川氏、今季の阪神のキーマンをズバリ “10連投10連勝”中の極限状態も告白「またマウンドに立ってる…」<< 「矢野監督は開幕序盤に重点を置いています。昨季は連敗スタートとなり、そのツケが最後まで響いてしまい、巨人の独走も許してしまいました。『開幕ダッシュに成功すれば』というのが、矢野監督の構想です」(前出・プロ野球解説者) ドラフト2位左腕・伊藤将司投手(JR東日本)の評判が良い。「往年の能見(現オリックス)に似ている」との声もあり、チェンの代役に抜てきされるかもしれない。 「佐藤ですが、オープン戦で『あと1本』、本塁打が出たら長嶋茂雄氏の新人時代の記録に並びます。でも、疲れているので本当なら休ませてあげたいんですが」(球界関係者) リフレッシュ休暇を与え、万全の体調で開幕へ――。しかし、6号アーチが出た時点で「ドラフト制以降、新人最多」となり、記録達成という注目も加わった。そのため、休ませてやることはできない雰囲気になってきたそうだ。 打線のカギを握るのは佐藤。チェンの穴を埋めるのは伊藤将。矢野阪神は“新人頼み”というわけか…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月17日 20時45分
阪神捕手が敵打者に粋な計らいも批判「プロとしてどうなのか」 上田氏が明かした予想外の“忖度”、自身も困惑?
元ヤクルト・上田剛史氏が16日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。元阪神・城島健司氏(現ソフトバンク会長付特別アドバイザー)にまつわる秘話を明かした。 今回の動画で上田氏は、自身が現役時代に抑え込まれた捕手を複数名挙げトーク。その中で、地元・岡山での対阪神の試合中に、城島氏から思わぬ“忖度”を受けた話を語った。 具体的な時期は触れていないが、あるシーズンに地元・岡山で行われたヤクルト対阪神の一戦に出場した上田氏。地元選手ということもあり第1打席に入ろうとした段階でスタンドからは大きな歓声が挙がったというが、打席に入った直後に捕手の城島氏が突然「上田お前、地元か?」と聞いてきたという。 上田氏が岡山出身であることを城島氏に伝えると、城島氏は「よっしゃー、ほんなら真っすぐいこうか」とこれから投手には直球のサインしか出さないと予告。上田氏は本気にしなかったというが、その後城島氏は本当に投手に直球しか投げさせなかったという。 「(それでも)俺は嘘やと思ってるから、駆け引きに負けてる(形になった)」と変化球がくる可能性を捨てきれなかったため、直球に狙いを絞りきれずヒットを打てなかったという上田氏。ただ、城島氏は第2、3打席でも投手に変化球を投げさせることはしなかったという。 最終打席となった第4打席に入った際には、城島氏から「ほな最後やからな。真っすぐいくわ、打てよ!」と後押しも受けたという上田氏。どのようなカウントから直球を捉えたのかは触れなかったが、この打席ではヒットを打つことができたと語っていた。 上田氏は動画で自身を挑発してきたOB捕手や優れた捕球技術を持つ現役捕手についても話している。 >>ヤクルト・小川の偉業に同僚が激怒「なんで守らなあかんねん!」 交代を志願した選手も? 上田氏がチーム内の混乱ぶりを明かす<< 今回の動画を受け、ネット上には「上田と城島の間にそんなエピソードがあったなんて知らなかった」、「敵なのに地元で活躍させてあげようって粋な計らいだな」、「捕手が敵打者の気を散らすために挑発するのはたまに聞くけど、打たせようとして喋りかけることはかなり異例じゃないか」、「岡山では年一ぐらいしかプロ野球の試合無いから、家族や友人は大いに喜んだんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「良かれと思って直球攻めしたんだろうがあまりいい話では無いな」、「事前に配球バラすって、そんな八百長まがいの行為はプロとしてどうなのか」、「お情けで打たせてもらうヒットなんか地元のファンも望んでなかっただろ」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 真剣勝負の場であり興行でもあるプロ野球。今回上田氏が明かした城島氏からの忖度は、ファンの間でも賛否が分かれているようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上田剛史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCY-tBYSCEQDxNg4nP2oP8YQ
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スポーツ 2021年03月17日 19時30分
日本ハム・西川、ポスティング不成立後「体がズタボロに…」 自身も驚愕のアクシデントを告白、OP戦の大不振にも影響?
16日放送の『どさんこワイド朝』(札幌テレビ放送)に、日本ハムのプロ11年目・28歳の西川遥輝がVTR出演。放送内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の番組は西川が元日本ハムで野球解説者の稲田直人氏に、今年1月3日のポスティング不成立・MLB移籍断念時の心境や今季の抱負を語る様子を収めたVTRを放送。西川は「『切り替えないと』と思っている時点で気にしているので、そういうことを思わないように、また新しい自分になるっていうふうに思ってやってます」と、ポスティング不成立に終わった現実をあえて意識しないようにして心機一転を図っていると語った。 話題となったのは、ポスティング不成立直後に突然襲われたという“異常”。西川によると、それまでは「バッティングも状態いいし、トレーニングも順調で痛いところもないし、シーズンで疲れたところが癒えてだんだん(コンディションを)上げていってる状態」と至って健康だったという。 ところが、ポスティング不成立直後はショックの大きさからか、「体がズタボロになって、じんましんみたいなものも結構できた」と突然体が異常をきたしたとのこと。西川は「自分でも本当にびっくりする」、「こんな体って正直なんだなと(思った)」と、自身にとっても予想外の出来事だったと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「ポスティング不成立の裏でそんなことが起こってたとは」、「病は気からって言葉もあるけどまさしくそんな感じだな」、「MLBに行けないショックで相当なストレスが生じたのか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「メジャーに行けなかった悲しみは分かるが、いつまでも引きずられるとチームにも悪影響が出るぞ」、「OP戦も不振だしまだ切り替えができてなさそう」、「シーズンでも今の調子じゃ再挑戦の可能性も無くなってしまうぞ」といったコメントも複数見受けられた。 「西川はポスティング不成立後に球団と契約更改した1月21日、記者会見で『切り替えはうまくできていない』、『動いていないと狂っちゃいそうなくらいの感じ』と吐露。これを受けた一部ファンからは、今季のモチベーション低下を危惧する声も挙がっていました。その後西川は特に故障はせず春季キャンプを消化しましたが、続くOP戦では16日終了時点で『9試合・.095・0本・0打点・2安打』と打率1割を切るなど大不振。そのため、MLB移籍が実現しなかったショックを未だに払しょくしきれていないのではと考えるファンは少なくないようです」(野球ライター) >>日本ハム残留の西川、契約更改後の発言が物議 「狂っちゃいそう」嘆き節連発にファン反発<< 今季順当にいけば海外FA権を取得するため、今オフにMLB移籍を再度模索することもできる西川。“リベンジ”の可否は今季成績にも左右されることは想像に難くないが、開幕までに復調を見せファンを安心させることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月17日 17時30分
千葉ロッテが4か年計画を発表「マリーンズの理念」とは?
千葉ロッテマリーンズは「千葉ロッテマリーンズ理念」を策定したと発表した。この理念は球団内全部署から自主的に参加した職員が自分たちは将来どうあるべきか、球団の普遍的な価値とは何かという議論を昨年5月より重ね、それぞれの想いを込め策定したという。このような過程で理念を作り上げるのは球団設立以降初めてとのこと。 広報担当者によると、「『千葉ロッテマリーンズ理念』は、マリーンズが勝つための3か条 “Our Belief”、マリーンズの使命“Our Mission”、マリーンズの行動指針“Our Values”という普遍的な価値3点、および2025年までの中期目標である「Vision 2025」で構成されています。「Vision 2025」では、より具体的な方策を4点明記しています。千葉ロッテマリーンズは今後、この理念に基づいた活動を行ってまいります。なお、先に1月30日発表となっているチームの中長期的なビジョンやメッセージを伝えた『Team Voice』はこの理念を元に策定したものです」という。2025年までにハードとソフトを業界トップにするのが狙いだ。 千葉ロッテマリーンズの理念は次の通り。● マリーンズが勝つための3か条 “Our Belief”勝利への挑戦 / 勝利の熱狂 / 勝利の結束●マリーンズの使命 “Our Mission”千葉ロッテマリーンズは、勝利と頂点をめざす集団であり、関わる全ての人々の誇りであり続ける。●マリーンズの行動指針 “Our Values”○常にプロフェッショナル○常に挑戦者○常に楽しむ○常にリスペクト●Vision 2025〇新たな常勝軍団に自他共に認める、令和の常勝軍団になる。〇新たなスポーツエンターテインメントの創造。時代に適応した、新たなスポーツエンターテインメントを創造、提供する。〇チームブランドの強化。目の前のクオリティを突き詰め、マリーンズブランドの価値を高める。〇地域提携の強化。地域コミュニティと共に成長し、地域経済にも貢献する。 これまでロッテは、SNSの発信の強化や球場の演出など強化しており、昨年はチームも2位に躍進した。チームが好調だった昨年5月から練られていた今回の理念作成により、ロッテ球団がチーム一丸となって2025年に真の日本一チームになるための壮大なプロジェクトが始動する。これを実現させるために、今後、ロッテ球団が仕掛ける戦略に期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月17日 15時30分
巨人・岡本が球拾い中に突然居眠り!「そんな話聞いたこと無い」ファン驚愕、苦笑いで明かした珍事に由伸氏もあ然?
16日放送の『news zero』(日本テレビ系)に、巨人のプロ7年目・24歳の岡本和真がVTR出演。放送内で明かしたある事件がネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の番組は、前巨人監督で野球解説者の高橋由伸氏と岡本が対談形式でトークする様子を収めたVTRを放送。岡本は昨年の日本シリーズで「4試合・.077・0本・0打点・1安打」とソフトバンク投手陣に圧倒されたことを受け、今春キャンプではウエートトレーニングを徹底して肉体改造に取り組んだことなどを語った。 話題となっているのは、そのキャンプ中に自身が起こしたという珍事件。高橋氏から「なんか噂を聞いたけど」、「球拾ってたら30分ぐらい経ってた?」と話を振られた岡本は、練習での球拾い中にいつの間にか30分ほど居眠りをしてしまったことを告白。室内、屋外のどちらで寝てしまったのかは明かさなかったが、「パッと目が覚めたら(周囲には)誰もいなかった」と苦笑いで語った。 今回の番組を受け、ネット上には「座学での居眠りは聞いたことあるけど、練習中に居眠りってそんな話聞いたこと無い」、「高齢の監督が試合中にスヤスヤするのはたまにあるけどなあ…」、「誰からも起こされずに放置されてたのは笑う」、「詳しい状況は分からないけど、さすがに誰か起こしてやれよ(笑)」といった反応が多数寄せられている。 >>巨人・岡本「めちゃくちゃ嫌」試合中に恐怖? 意外な苦手意識を明かしファン驚き、「そんな姿勢でよく二冠王なれたな」の声も<< 「球界では試合中に監督がベンチに座ったままウトウトしたり、座学を受ける新人選手が座学中に居眠りし注意を受けたりといったことがニュースになった事例は少なからずあります。岡本も2015年の新人合同自主トレ中の座学で何度も居眠りをし、球団フロントが『大物だ』と逆に感心したことが伝えられています。ただ、今回は練習で体を動かしている最中の居眠りとあって、『その状況で!?』と驚いたファンも少なくないようです。岡本は今春キャンプでは臨時キャプテンとしてチームを引っ張りましたが、そうした日々で生じた疲れも眠気を誘ったのかもしれません」(野球ライター) 昨季まで3年連続30本塁打をマークし、4番の座を不動のものとしている岡本。練習中に眠りに落ちるようなマイペースさも成長の一因なのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月17日 11時00分
阪神・佐藤の活躍で首脳陣が仲間割れ? 矢野監督の構想でマルテ・糸井にスタメン落ちの危機か
ルーキー・佐藤輝明選手を開幕スタメンで起用するのなら、弾かれるのは糸井か、マルテか? 神宮球場で行われた東京ヤクルトとのオープン戦は、阪神が勝利した(3月16日)。この日のスターティング・メンバーを見て、「阪神打線は脅威」と感じた関係者も少なくなかった。もっとも、それはクリーンアップ候補全員を「ペナントレース本番でも起用できたら」の話だが…。 「マルテが指名打者、サンズが一塁、注目の佐藤はこの日はライトの守備に入り、代わってレフトを守ったのは糸井嘉男でした」(スポーツ紙記者) サードには、大山悠輔が入った。この大山を含めたクリーンアップ候補の5人がバットで結果を出したが、彼らは守備位置が重複する。そのため、1人か2人を開幕スタメンから外さなければならないのだ。 「マルテ、糸井が外れるというのが、大方の予想です」(前出・同) しかし、その前にひと波乱起こりそうなのだ。「三塁・大山」。これは、矢野燿大監督の意見。「佐藤を三塁で使ってほしい」とするファンの声は多いが、指揮官が「三塁・大山、外野手・佐藤」で構想している以上、この2人の守備位置に関しては“決定”と捉えるしかない。だが、矢野監督はもう一つの構想も描いていた。 「今年から一塁を守る予定のサンズを、どこかのタイミングで外野に戻そうとしています。『左翼・サンズ、中堅・近本、右翼・佐藤』で、外野のスタメンをイメージしています」(球界関係者) ということは、一塁が空く。一塁ができるのはマルテ。糸井が開幕スタメンから外れることになるが、外野守備力で「サンズの外野帰還」に反対する声も首脳陣から出ているそうだ。 「16日のオープン戦ではマルテを守備につけず、指名打者で使いました。サンズを一塁から動かせず、レフトは糸井で決まると思われます」(在阪記者) >>阪神ドラ1・佐藤、3タコ2三振でも開幕スタメンに前進? 敵選手の意味深コメントは高評価の証か<< また、気になる情報も聞かれた。ネット裏のライバル球団のスコアラーたちは、こんな見方もしていた。「佐藤に内角攻めを最初に食らわすのはどの球団か?」と。 確かに、これまで対戦してきたチームは外角中心の配球だ。それも直球ばかりであり、その辺については、阪神首脳陣も心配している。内角の厳しいところを攻められ、のけ反るような場面をあったら、その後に投じられる外角球の変化球に対し、しっかり踏み込んで打つことができるのかどうか…。 これも避けては通れない「プロの試練」ではあるが、開幕直前でそれを食らったら、好調な佐藤の打撃が下降してしまうかもしれない。有事の際は、佐藤を外して糸井を使う事態も考えられる。 「サンズを外野に戻す案、糸井のスタメン落ちの危機など、全ては佐藤の打撃が好調なことが前提にされています」(前出・球界関係者) 歴代の阪神スラッガーの成績を調べ直してみた。ルーキーイヤーに2ケタの本塁打数を放ったのは、田淵幸一、岡田彰布の両氏だけ。高卒ルーキーではあったが、掛布雅之氏は3本で、近年の左バッターでは高山俊の8本が左打ちでは最高数値だ。 田淵、岡田両氏は右バッターであり、「左バッターは甲子園球場の浜風に苦しめられる」傾向は、やはり否定できない。佐藤が開幕スタメンから外れたら、楽しみは半減する。守備位置の問題もそうだが、今年の阪神は佐藤のバット次第と言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月16日 20時30分
巨人・井納の”恥ずかしい”負傷が憶測呼ぶ 原監督もあ然のアクシデントに「相変わらずの宇宙人ぶり」の声も
昨季までDeNAで「168登板・50勝60敗10ホールド1セーブ・防御率3.94」といった数字を残し、今季から巨人に加入しているプロ9年目・34歳の井納翔一。17日・中日戦の登板を回避した理由が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 井納は登板2日前の15日、ジャイアンツ球場での練習中に頭部裂傷を負い数針縫うアクシデントに見舞われたと複数メディアが報道。病院で手当てを受けた後に練習に復帰したとのことだが、当初は打者が放った打球が直撃したのではと多くのファンから心配の声が挙がっていた。 ところが、続報によると井納はグラウンド内ではなく、建物に頭をぶつけて頭部裂傷を負ったとのこと。負傷の詳しい状況は不明だが、原辰徳監督が「恥ずかしくて言えないぐらい」と意味深なコメントを口にしたことも伝えられた。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 今回の一件を受け、ネット上には「数針縫うくらい頭ぶつけたってどういうこと?」、「離脱に至ってないのは安心だけど、なんで負傷したのか経緯が凄く気になる」、「恥ずかしくて言えないって一体どんな怪我の仕方なんだ」、「風呂場で滑って転んだとかそんなレベルなのか?」といった反応が多数寄せられている。 一方「他投手なら『大丈夫か!?』ってなるけど、井納だから『らしいな…』って感じで捉えてしまう」、「井納は奇天烈エピソードには事欠かないから、今回の負傷もなぜか納得してしまう」、「巨人に行っても相変わらずの宇宙人ぶりだな」といったコメントも複数見受けられた。 「今回話題となっている井納は昨季まで所属したDeNA時代に、“新人合同自主トレ中、突然グラブを2つ並べて『バナナのたたき売りだよ!』と叫び周囲が困惑”、“コーチに試合前『やるべきことは分かるな?』と激励されるも、『何かあるなら教えてください』と逆質問”、“愛車故障中に借りた代車を気に入り3週間で4000キロを走行”といった珍エピソードを複数残し、ファンの間では『宇宙人』とも称された選手。そのため、一見不可解な今回の負傷についても心配の声が寄せられるかたわら、『井納ならやりかねない』という感想を抱いたファンは少なくないようです。ただ、原監督としては2年総額2億円(推定)で獲得したローテ候補の予期せぬ負傷は頭が痛いところでしょうが…」(野球ライター) 長期離脱には至らず16日にも練習に参加したが、一部メディアでは開幕ローテ入りに暗雲が立ち込めているという見方もされている井納。今後の実戦登板で首脳陣の信頼を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月16日 13時55分
阪神SA・藤川氏、今季の阪神のキーマンをズバリ “10連投10連勝”中の極限状態も告白「またマウンドに立ってる…」
『auじぶん銀行株式会社』が15日にオンラインで開催した「auじぶん銀行臼井社長×元プロ野球選手・藤川球児 特別対談”教えて!臼井社長”」に、阪神SAで野球解説者の藤川球児氏が登場。現役時代に経験した“10連投10連勝”の裏話を明かした。 >>全ての画像を見る<< イベントでは同社・臼井朋貴社長と藤川氏が、資産運用術や藤川氏が抱くお金の疑問、さらには今季のプロ野球について対談形式でトークを展開。その中で、臼井社長が最も印象に残っている藤川氏のプレーとして“10連投10連勝”を挙げ、藤川氏は当時の心境や苦労を語った。 当時プロ9年目・27歳だった2007年8月30日~9月9日にかけ、抑えとして10試合連続登板しチームを10連勝に導いた藤川氏。「僕のキャリアの中でも、一番印象に残ってるのはそこ(10連投10連勝)」だというが、この期間は相当な疲労感と戦っていたという。 藤川氏によると、序盤の3、4連投は抑えとしては当たり前の連投数のため特に何も思わなかったとのこと。ただ、6連投を超えたあたりから心身両面で強く疲労を感じるようになり、その影響で試合前練習も満足にこなせなかったという。 また、藤川氏は「(自分の登板日は)皆さん(にとって)は見えてる時間が10分ぐらいですけど、実際あの時間ってとんでもない集中力なので」と、マウンド上では自身にしか分からない重圧ものしかかっていたと告白。「最後の9、10連投目ぐらいはマウンドに上がった時にはもう大汗でしたからね。『またマウンドに立ってる…』(みたいな心境)」と、10連投終盤は投球前から一杯一杯の精神状態だったという。 プロ1年目の1999年から2004年ごろまでくすぶっていたこともあり、「呼ばれたら出たい」、「俺がどれだけできるかをみんなに見せてやるんだ」という気持ちは切らさなかったという藤川氏。ただ、10連投の過酷さは今も強く心に刻まれているようで、「(話しているうちに)急にあの時を思い出してちょっと疲れましたね。肩痛くなってきたな…」と冗談交じりに振り返っていた。 イベントでは今季の阪神の順位や注目選手についても話が及んだが、藤川氏は阪神SAという立場を理由としてどちらも具体的な発言は口にせず。ただ、「僕の注目は首脳陣、(矢野燿大)監督。監督の決断力と我慢する力(が今季を左右する)。矢野監督は(就任)3年目なので、集大成として育て上げた自分というものを見せてもらいたいなと思うところですね」と、矢野監督の采配がカギを握るシーズンになるのではとの見方を示していた。 また、MLB時代(2013-2015)からアメリカで資産運用を行っているという藤川氏は、日本でも本格的に資産運用を始めたいが詳しい方法が分からないと悩みも吐露。臼井社長に「日本で今から始めるならこれだというような、そういう商品というか方法を教えてもらいたい」と質問をぶつけアドバイスをもらっていた。文 / 柴田雅人
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