プロ野球
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スポーツ 2020年12月16日 11時30分
井口ロッテ“勝利の方程式”ハーマンと再契約!「とても興奮している」
千葉ロッテは15日、同球団を自由契約になっていたフランク・ハーマン投手と来シーズンの契約を結んだことを発表した。 ハーマンはメジャーリーグのインディアンス、フィリーズを経て、2017年からNPBの東北楽天に入団。入団が決まった際にはハーバード大学出身という輝かしいキャリアが大きな話題となった。来日1年目から楽天のセットアッパーとして、56試合に登板、3勝1敗、33ホールド、1セーブ、防御率2.72と安定したピッチングを見せて“勝利の方程式”としての役割を果たすと、2018年はシーズン途中からクローザーに回り、12ホールド、18セーブ、防御率は1.99と1点台を記録。楽天投手陣には必要不可欠な存在となった。2019年は再びセットアッパーに戻ると、50試合に登板し5勝をマーク。21ホールド、防御率は3.04の成績で楽天との契約を満了。 今シーズンからは千葉ロッテと契約を結び、主に7回を中心にセットアッパーとして、38試合に登板。3勝2敗、23ホールド、1セーブ、防御率2.15の好成績を収めて、チームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献。楽天時代と変わらず“勝利の方程式”の一角として、ファンからも来シーズンの再契約を望む声が多かった。 来シーズンもロッテでプレーすることになったハーマンは「来年、再び千葉に戻ってマリーンズでプレーが出来ることにとても興奮している。2021年のマリーンズは才能あふれる若い選手たちと経験豊富なベテランが融合したとても素晴らしいチームになる。私も来年、そんなチームメートたちと共に一生懸命にプレーし、リーグ優勝という目標に向かって突き進めることを楽しみにしている」と、今年は2位に終わったチームを優勝に導く決意を明らかにしている。 ロッテは今シーズン途中から、同じく“勝利の方程式”として、チームの躍進に尽力した澤村拓一投手が、メジャー移籍を視野に入れたFA宣言をしており、クローザー益田直也に繋ぐセットアッパー陣がまだ固まっていないだけに、ハーマンの残留決定を年内に発表出来たのは、井口資仁監督にとって、少し早いクリスマスプレゼントかもしれない。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月16日 11時10分
ロッテ、福田のFA獲得でチームに亀裂 “冷遇”にしびれを切らした投手も? 今オフの補強にも悪影響か
これも、優勝争いに敗れた影響だろう。今オフの千葉ロッテは国内フリーエージェント市場(以下=FA)を“静観”、フロント幹部が「見送る」と言ったわけではないが、昨年オフは美馬学投手、福田秀平外野手を口説き落とし、さらに楽天イーグルスと複数の交換トレードを成立させた。昨年と今年とでは大違いだ。 「2020年シーズンは『球団創設70周年』の節目でもあり、優勝を強く意識していました。その反動もあると思われます」(ベテラン記者) しかし、水面下では昨年以上に“大揺れ”だったという。 シーズン終盤、FA権を取得、あるいはすでに持っていた何人かの選手の「去就」が報じられた。唐川侑己、清田育宏、荻野貴司、松永昂大らが権利行使するかもしれないとの内容だった。 実際に権利行使したのは松永だけだったが、これは優勝を意識した19-20年オフの“補強劇”に理由があった。 「福田をFA獲得しました。福田は『ソフトバンク以外のチームに移籍していたら』と、その潜在能力の高さを認められていました。本人も新天地でレギュラーを掴むつもりでいましたが、『4年総額6億円』の大型契約でしたからね」(球界関係者) 福田はソフトバンクに在籍した13年間で、規定打席数に到達したことは一度もない。年俸額はあくまでも「推定」だが、この破格な金額に生え抜きのロッテナインたちが驚いた。「オレたちはそんなに貰っていない」と…。 契約更改の席に厳しい言葉を浴びせられた選手もいた。「移籍すれば年俸も上がる」のが、FA制度とも言える。一方で、生え抜きの選手には「チームに尽くしてきた」との自負があり、割り切れない思いを抱えてしまう。チームが強ければ強いほど、マイナスの思いも大きくなる。ロッテフロントはFA権をまだ取得していない生え抜き選手にも、「チームに必要な存在」であることを伝えて回らなければならなかったそうだ。 「ソフトバンクと最後まで優勝争いを繰り広げられたのは、救援投手陣の活躍が大きい。その中に左腕リリーバーの松永の名前がありませんでした。今季の一軍登板はわずか5試合、首脳陣の評価の低さに他球団の評価も聞いてみたいと思い、FA権を行使したようです」(前出・同) >>ロッテ・松永のFAに「言えない情報がある」?里崎氏の“匂わせ”が物議、「球団と大揉めしたのか」憶測飛び交う<< また、優勝戦線に踏みとどまるために途中獲得した澤村拓一は早々に海外FA宣言、チェン・ウェインは退団してしまった。 「終盤戦で息切れしてしまいましたが、投打ともに、あと1人か、2人の戦力が足りませんでした」(プロ野球解説者) 今季、2ケタ勝利数に到達したロッテ投手は、外部補強の美馬だけだ。21年も優勝争いに食い込むためにも新たな補強は必要だ。 「ドラフト1位指名の左腕・鈴木昭汰投手(法政大)は期待していいと思います。左の先発タイプというと、楽天に1位指名された早川隆久投手(早稲田大)ばかりが注目されましたが、『鈴木の方が上』と評価するスカウトもいました」(前出・同) FA宣言した松永に対してだが、他球団と交渉した後でも残留を認めるそうだ。この後、外国人選手の獲得に動き出すと思われるが、ビッグネームとは交渉しない。投手陣の補強がドライチだけでは、ちょっと寂しい気もするが…。生え抜き選手たちの底上げがなければ、来季は厳しいシーズンとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月15日 17時00分
巨人・岩隈、楽天入りに義父は関係無かった? オリックス入りを頑なに拒んだ真相は…「やりたい気持ちにはなれなかった」
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が14日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、今季限りで現役を引退した巨人・岩隈久志がゲスト出演。2004年オフに消滅した近鉄から楽天入りした真相を明かした。 岩隈は同年オフに近鉄と合併したオリックスと、新規参入した楽天の間で行われた「分配ドラフト」でオリックス側のプロテクト枠(25名)に入っていたが、一貫してオリックス入りを拒み続け最終的には金銭トレードで楽天に移籍。今回の動画ではオリックス拒否の姿勢を貫いた理由を語った。 プロ5年目・23歳だった2004年、所属球団の近鉄がオリックスに吸収合併され消滅。同時に楽天が球界に新規参入してきたため、「新規参入する球団で新たな気持ちでやりたかった」と心機一転を図りたかったのが一番の理由だったと岩隈は明かした。 NPBでは同一企業が複数球団を保有することは野球協約に違反するため実現の可能性はほぼなかったが、「近鉄が(オリックスに)買収(される)という話ならば、同じチームメイトとやるわけだから(オリックス入りに)何の支障もなかった」という岩隈。ただ、吸収合併に伴う分配ドラフトでオリックス側が同僚をバラバラに散らせたこともあり、最後まで「オリックスでやりたい気持ちにはなれなかった」という。 条件面だけを見ればオリックスの方が好条件だったというが、それでも楽天入りを選んだ岩隈。楽天初代監督の田尾氏が岩隈の義父に当たる広橋公寿氏を一軍守備走塁コーチとして招へいしていたこともあり当時は「義父に気を遣ったのでは?」との見方もあったが、岩隈は「お義父さんも『自分の思った気持ちの方向に進んでやるといい』と言ってくれた」と義父は関係なくあくまで自分の意思を貫いた結果だと語っていた。 岩隈はこの他にも楽天初年度の2005年シーズン中に感じていた苦労や、2019年から2年間プレーした巨人で行っていた若手へのアドバイスなどについて動画内で語っている。 >>巨人・岩隈、「カネにうるさいヤツ」非難された過去ポスティング決裂の裏にあった真相とは<< 今回の動画を受け、ネット上には「カネや名誉じゃなく仲間を最も重視してたのは知らなかった」、「楽天側には磯部(公一)、吉岡(雄二)、(川口)憲史とか結構近鉄の主力が流れてたからその影響もあったのかも」、「実力のある同僚を確保してその他は楽天に押し付けたオリックス側の姿勢にも思うところがあったんだろうな」、「オリ側がプロテクト枠で近鉄戦士を多めに確保してたらまた話は違ったんだろうか」、「義父が移籍に影響っていう当時の見方は間違ってたんだな」といった反応が多数寄せられている。 オリックス入りに難色を示し続けたことから、当時は中日、巨人、阪神も獲得を模索していた岩隈。当時から約16年後に明かされた真相に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年12月15日 11時30分
井口ロッテに森脇浩司元オリックス監督が入閣!大谷智久は育成投手コーチに
千葉ロッテは14日、今シーズンで自由契約となっていた大谷智久投手が現役を引退し、育成投手コーチに就任することになったと発表した。大谷コーチは報徳学園高、早稲田大、トヨタ自動車を経て、2009年のドラフト2位で千葉ロッテ入り。今シーズン限りで戦力外通告をされたが、選手育成のため球団に残留する。 大谷コーチは「ファンの皆様、11年間たくさんの応援をいただき本当にありがとうございました。本日をもってプロ野球選手生活に区切りをつけ引退を決断しました。幼い頃から野球が大好きでプロ野球選手になるという夢を抱き両親をはじめ沢山の方々と仲間のサポートがあって2009年ドラフトでマリーンズに入団をすることが出来ました。大学の大先輩である小宮山悟さんの背番号『14』をつけさせていただく事となり興奮したことを今でも鮮明に覚えています。プロ1年目にマリンで初登板を果たしプロ初勝利、初ホールド、先発、中継ぎ、抑えと様々な経験をさせていただきました。派手さもない僕をいつも大声援で送り出してくださったファンの皆様には感謝の気持ちで一杯です。失敗ばかりでしたがどんな時も勇気と力を与えていただき幾多の困難を共に乗り越え、支えてくださり本当にありがとうございました。今後はコーチという立場で選手をサポートする形になります。選手に寄り添い、一人一人の個性を伸ばせるよう僕自身も学び、野球人として一人の人間としても共に成長したいと思います。マリーンズでの出会いと縁を大切にチームの勝利のため、未来のために、全力を尽くしてまいります。11年間、本当にありがとうございました」と現役生活を振り返り、今後は野球人としてチームに貢献していく意向を示している。 また、森脇浩司元オリックス監督が一軍野手総合兼内野守備コーチに就任することも決定。森脇コーチは、近鉄、広島、南海・福岡ダイエーで現役生活を終えると、コーチとして1997年から2009年までダイエー・福岡ソフトバンク(監督代行も含む)、2011年は巨人、2012年にはオリックスへ。2012年シーズンの終盤から監督代行を経て、2013年からオリックスの監督に就任。2014年は最後までソフトバンクと優勝争いを繰り広げるが、2015年シーズン序盤に成績不振の責任を取る形で休養。2017年から2年間は中日でヘッド格のコーチを務め、昨年からは福岡工業大で特別コーチを務めていた。井口資仁監督とはホークス時代に一緒だったことがある。 森脇コーチは「まずこのような機会をいただき球団と井口監督、そしてマリーンズファンの皆様に感謝申し上げます。マリーンズは外から見ていましても年々、戦い方がたくましくなっているという印象があります。ファンとチームが一体となって前進をしているのが特徴的で、私もその一員となり全力で選手、チームと向き合いながら勝利をめざしていきたいと思います」と現場復帰への意気込みを語った。 これで、ロッテの2021年シーズンのコーチングスタッフが決定。 【一軍】監督井口資仁、ヘッドコーチ今岡真訪、野手総合兼内野守備コーチ森脇浩司、投手コーチ吉井理人、投手コーチ川越英隆、バッテリーコーチ清水将海、打撃コーチ河野亮、走塁兼外野守備補佐兼打撃コーチ補佐伊志嶺翔大、外野守備・走塁コーチ大塚明、戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐的場直樹、トレーニングコーチ菊地大祐、【二軍】監督鳥越裕介、ヘッド兼打撃コーチ福浦和也、投手コーチ小野晋吾、投手コーチ大隣憲司、バッテリーコーチ金澤岳、内野守備・走塁コーチ根元俊一、外野守備・走塁コーチ諸積兼司、育成総合兼育成打撃コーチ堀幸一、育成守備・走塁コーチ小坂誠、育成投手コーチ大谷智久、トレーニングコーチ根本淳平となっている。 今年はコロナ禍の影響もあり、終盤に失速してしまったロッテだが、それでも2位に踏みとどまっただけに、来シーズンは他球団にとってさらに脅威なチームになるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年12月15日 11時00分
ポスティング中の巨人・菅野、DeNAがまさかの強奪? 球団首脳は“1枠分の無駄”を覚悟か
こちらも、菅野智之投手がキーマンになってきた。 前DeNAの梶谷隆幸外野手、井納翔一投手の巨人入団会見が開かれた(12月14日)。同席した原辰徳監督は「1番・梶谷、2番・坂本、3番・丸、4番・岡本。強いパーツが一人加わり」と早くも2021年の新打線構想を語っていた。 昨年はフリーエージェント交渉に失敗。今オフは意中選手を短期間で口説き落とし、指揮官も興奮しているような口ぶりだった。 しかし、問題はこれから…。梶谷は人的補償も発生するBランク選手のため、DeNA側に28人までのプロテクト名簿を提出しなければならない。 「ベイスターズはしたたかですからね。過去、巨人は工藤公康投手(現ソフトバンク監督)を引き抜かれ、今季前半戦で活躍した平良拳太郎投手も16-17年オフ、山口俊投手(現ブルージェイズ)の人的補償で持っていかれました」(スポーツ紙記者) 三浦大輔監督も今季は二軍を指揮していたので、巨人の若手選手を見ている。何人かの将来性の高い選手を挙げているのではないだろうか。 >>巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」?中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定<< 引き抜かれる側の“待つ恐怖”もあるが、こんな指摘も聞かれた。 「菅野ですよ。ポスティングシステムを使い、米球団と交渉中ですが、本人が残留も選択肢に入れている以上、プロテクト名簿に名前を残さなければなりません。『菅野抜き』の名簿を提出し、その後、残留が決まったら、DeNAは菅野を引き抜くことも可能です」(前出・同) 会見後、巨人・大塚淳弘副代表は会見後、菅野の去就と名簿作成について聞かれ、「しっかりやります」と答えた。名簿には菅野を入れるという意味だろう。 とは言え、米球団との交渉がまとまれば、「1人分の枠」を無駄にしてしまう。名簿提出の期限は「公示後、2週間以内」と決まっている。梶谷、井納が巨人選手として公示されたのは、会見が行われたのと同じ14日。12月28日にはDeNAの球団事務所に名簿が届いていなければならない。 これに対し、菅野はポスティングシステムのルール上、来年1月8日午前7時まで米球団側と交渉することができる。 姑息ではあるが、FA交渉を長引かせ、菅野の去就がハッキリするまで時間稼ぎをする方法もできなくはなかった。それでは、梶谷に“誠意”は伝わらなかったが…。 「菅野に限らず、今オフの米FA市場の交渉は遅れています。代理人、ゼネラルマネージャー、球団編成スタッフが一堂に集まるウインターミーティングがコロナ禍で中止となり、交渉はオンラインに制限されました。初めての試みであり、不慣れなことが遅延の理由です」(米国人ライター) 菅野の元には、7、8球団から具体的な金銭提示もあったという。それでも交渉が前に進まないとなれば、残留に傾きつつあるのではないだろうか。今季の推定年俸は6億5000万円。DeNAは経営基盤がしっかりしているが、お高い買い物となるのは間違いない。巨人も菅野の動向を見ながらの名簿作りとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月14日 20時45分
ロッテ・松永のFAに「言えない情報がある」? 里崎氏の“匂わせ”が物議、「球団と大揉めしたのか」憶測飛び交う
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が13日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のロッテファンの間で物議を醸している。 今回の動画で里崎氏は、今オフのFA選手の動向をテーマにトーク。共にDeNAから巨人に移籍した梶谷隆幸、井納翔一の両名については「(巨人は)お金いっぱいくれるから(移籍は当然)。現役時代に稼いでおかないと、引退してからの仕事がそんなに簡単にあるわけでもないし」、日本ハムが獲得に動いているヤクルト・小川泰弘については「(これまでの)FAではパからセ(への移籍)はいっぱいあったが、セからパはなかなかない」などと自身の感想や見解を語った。 問題となっているのは、現在(14日午後6時)までに他球団の獲得調査報道がないロッテ・松永昂大についての発言。里崎氏は「松永については情報は仕入れているが、言えない情報がある」、「いろいろな話を聞く限り、松永のFAは仕方ない、この状況なら誰でもする(という経緯だった)」と、詳細は明かさなかったが松永のFAには並大抵ではない事情があることを暴露。一方、「何が起きたかは僕の口からは言えないが残留もあり得る。ロッテは宣言残留を認めているので」と宣言残留も考えられなくはないとも口にしていた。 >>広島のFA選手に“セルフ戦力外”の危機!争奪戦どころかテスト入団の憂き目に、ロッテ・松永の二の舞に懸念?<< 今回の動画を受け、ネット上には「わざわざ匂わせるってそんなにイレギュラーな事情なのか」、「松永は数年前から中継ぎの待遇改善訴えてたけどいよいよ球団と大揉めしたのか?」、「話題性狙いの勝手な匂わせのような気もするが、『蓋開けたら普通の事情じゃないか』って言われるリスクを考えると匂わせるメリットも無さそうだしなあ」といった反応が多数寄せられている。 「今回名前が挙がっている松永は、3日に『他チームの評価を聞きたい』という理由で国内FA権を行使。球界では貴重な実績あるリリーフ左腕のため複数球団による争奪戦も予想されていましたが、宣言から10日以上が経つ現在までに獲得に手を挙げる球団は現れていません。里崎氏はその松永のFAに『僕の口からは言えない』事情があるとしていますが、一般的に選手がFA権を行使するのは高額年俸や長期契約といった“待遇”を求めるパターンと、リーグ優勝・日本一といった“名誉”を求めるパターンがほとんど。この2つの事情ならわざわざ匂わせるほどのことではないと思いますので、これらとは異なる事情が絡んでいると推察されます。ロッテファンの間では、松永がここ数年契約更改のたびに中継ぎの待遇改善を球団に訴えてきたことから、球団側と大揉めしたのではとの予想が多くされていますね。また、里崎氏が『この状況なら誰でもする』と語ったことから、首脳陣から何らかの冷遇を受けたことによりFAを決断したのではとの見方も少なくありません」(野球ライター) 2012年ドラフトで1位指名を受けロッテに入団し、今季まで「359登板・16勝15敗135ホールド1セーブ・防御率2.91」といった数字を残しているプロ8年目・32歳の松永。その松永にFAを決断させた理由が今後本人、もしくは里崎氏の口から明かされることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年12月14日 20時05分
現役復帰断念の新庄剛志氏に「キャンプぐらいまでは」元日本ハム・岩本氏らが続行を願う 沈黙を貫く“セカンドキャリア”の行方は
昨年11月に自身のインスタで現役・NPB復帰を宣言し、そこから現在までトレーニングを積み重ねていた48歳の元日本ハム・新庄剛志氏。13日、自身の公式インスタグラムで現役復帰を断念すると発表した。 7日に行われたプロ野球12球団合同トライアウトに参加し、「3打数1安打1打点・1四球」とアピールしていた新庄氏。トライアウト終了後に「(今日を含め)6日間でオファーがなかったら野球は終わり」と、NPB球団が参加選手に連絡する期限である12日までに声がかからなければ復帰を断念すると語ったことが伝えられていたが、期限となる12日までに他球団からオファーを受けたというような報道はなかった。 これを受けた新庄氏は13日に自身のインスタに投稿し、「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になりただただ悔しいし情けない、身の程を知りました!」とオファーがなかったため復帰を断念することを表明。同時に、「短い1年だったけど応援してくれた皆さん有難うございます感謝します」とファンに感謝している。 新庄氏の復帰断念を受け、複数の球界OBが自身のSNSやユーチューブチャンネルを通じてコメント。元阪神・下柳剛氏は14日、自身の公式インスタに投稿。「新庄お疲れ様 夢をありがとう」と、約1年間トレーニングを重ね復帰を目指した新庄氏をねぎらった。 14日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿した元日本ハム・岩本勉氏は、新庄氏が潔く6日間で復帰を断念したのは「自分の活動、生活のことを考えて、どこかで(きっちり)線を引いて(ダラダラ待たない)というようなスタンスを取った」からだろうと推測。その一方で「来年2月のキャンプぐらいまでは(復帰の可能性を)求めてほしい」と、今後各球団のチーム事情が変わる可能性もあるため来春キャンプごろまではオファーを待ってほしいと願った。 >>今年のトライアウト、新庄氏話題の裏で最後の望みをかけた“ユーチューバー”が?引退から5年、軟式野球からの再起を決意したワケは<< 復帰への挑戦を終えた新庄氏については、ネット上にも「結果は残念だったけど、ここまでの努力は間違いなく称賛に値するものだった」、「無理だ無理だと言われながら1年で体作ってタイムリーも打った、その姿は自分も含め多くの人に感動をもたらしたと思う」、「テスト受けれる道もあるかもしれないし、もう少しオファーを待つのも悪くない気はするけどなあ」、「NPB復帰は実現しなかったが今後はどうするんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 14日に自身のインスタに「さぁ〜また今日から人生楽しむぞ」と前向きな文章を投稿した新庄氏。これまで現役復帰に失敗した際の“セカンドキャリア”については特に語ってはいないが、今後はどのような活動を行っていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について新庄剛志氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedom/下柳剛氏の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shimoyanagi_tsuyoshi/岩本勉氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC7CeOxGzcmmxbf_Oacxf7sg
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スポーツ 2020年12月14日 17時30分
DeNA・伊藤「悔しかった」シーズンを糧に 2021年は「戦力として貢献」
昨シーズンは84試合に出場し、バッティングでも自己最多の8本塁打と攻守でチームに貢献していた伊藤光。すっかりベイスターズの扇の要に収まったかと思われたが、今シーズンはまさかの30試合出場に留まり、スタメンマスクは僅か20試合。開幕直後から調子は上向かず、7月18日には試合序盤の2回で交代させられると、「伊藤光の時は防御率が悪い」ことを理由に19日には登録抹消された。その日は千葉・鎌ケ谷で行われていたファームでのファイターズ戦にいた高城俊人がバタバタと緊急的に一軍に合流したことからも、ファンの間では「懲罰か」とザワつくような“事件”も勃発した。 負の連鎖にはまり込んでしまった伊藤は、ファーム調整中に足の肉離れも発症。「一言で言うと悔しかったっすね。出来れば2度と同じ事はしたくない悔しいシーズン」と苦しんだ1年となってしまった。 元凶は「開幕ダッシュが上手くいかなかった。試合に勝つことが一番大事なんですが、なかなか勝てずにいい流れに乗れなかった」と分析。オフには「身体作りをしっかりして、結果でしか見られない世界の中でしっかり結果を出す準備を」とリベンジを誓う。 来シーズンは、三浦監督が指揮を取ることとなり、「去年は一軍ピッチングコーチだったので、ピッチャーの状態などよくコミュニケーションを取っていた」とやりやすさを強調。「その頃からよく“攻めろ”という言葉を使っていました。二軍監督の今年も、ピッチャーも野手も同じように気持ちで攻めろと、ひたすら声を掛けていました」と番長野球のめざすところは既にインプット済み。「監督が考えていることを、試合で表現することがキャッチャーの仕事」と捕手としての矜恃を語り、「三浦さんになって初めてのシーズン。戦力としてチームの勝利に貢献できるように、1年間戦えるようにしたい」と気を引き締めた。 苦渋をなめた2020年シーズンはもう終わった。オリックス時代の不遇も体験した伊藤光は、三浦新監督の元で再び輝きを取り戻す。取材・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月14日 15時30分
巨人惨敗の日本シリーズ「ウチが出た方が勝てた」? 中日・大島の“毒舌”が物議、「それは無い」阪神・藤川は即否定
13日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞 2020』(フジテレビ系)に、中日・大島洋平がリモートでゲスト出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の番組に大島はソフトバンク・松田宣浩、日本ハムの中田翔・杉谷拳士、ヤクルト・村上宗隆と共にリモート出演。スタジオ出演した巨人・元木大介一軍ヘッドコーチ、阪神・藤川球児と共に、今シーズンや過去の珍プレー好プレーを振り返った。 問題となっているのは、番組冒頭でソフトバンクが巨人を4連勝で下した日本シリーズの話題が挙がった際の発言。番組MCの中居から「(巨人4連敗は)セ・リーグの他の選手もそういう(悔しい)思いなの?」と話を振られた大島は、「ウチ(中日)が出た方が勝てたんじゃないか」とコメント。これを聞いた元木コーチは苦笑いでうなだれ、藤川が「元木さん、それは無いです」とフォローしていた。 >>大補強浮上の巨人に「短絡的すぎる」と反発「ソフトバンクみたいに…」育成への注力を切望する声も<< 大島のコメントを受け、ネット上には「中日は2位どころか3位なのによくそんなこと言えたな」、「巨人に負け越してるくせに何を偉そうに」、「その巨人に優勝許した自分達が情けないって意味で言ったんだろうけど、ちょっと言い方が悪いな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「後半戦の勝敗を考えるとあながち間違いじゃない」、「後半の巨人は苦戦してたし、CSがあったら中日が日シリにでてたような気もする」、「短期決戦はなによりも勢いが大事だからなあ…2017年のDeNAみたいな快進撃もあり得たかもしれない」とのコメントも複数見受けられた。 「今シーズンの中日は8年ぶりのAクラスとなる3位に入りましたが、首位巨人とは8.5ゲーム差で直接対決も『10勝12敗2分』と負け越し。ただ、120試合制で行われた今季の後半60試合を見ると中日は『34勝25敗1分』で、『31勝24敗5分』だった巨人に1ゲーム差の首位と勢いを見せています。中日は巨人に比べチーム打率(中日.252・巨人.255)、得点数(中日429得点・巨人532得点)、防御率(中日3.84・巨人3.34)、盗塁数(中日33個・巨人80個)と様々な指標で劣っているのですが、短期決戦はこうしたデータ以上に勢いが重要。2017年シーズンで首位広島に14.5ゲーム差をつけられた3位DeNAがCSを勝ち上がり、その後の日本シリーズでもソフトバンク相手に2勝を挙げたのがその好例です。今年はセ・リーグのみCSが行われなかったため巨人がそのままシリーズに進みましたが、仮にCSが行われ中日がシリーズに勝ち上がっていれば、日本一はともかく1勝ぐらいはできた可能性もゼロではないと考えるファンもいるようです」(野球ライター) スタジオの笑いは誘ったが、ネット上のファンの間では議論を呼んだ大島のコメント。ソフトバンクに4タテを食らった巨人の情けなさ、そしてその巨人にリーグ優勝を許した自分たちのふがいなさから出たものだったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月14日 11時35分
ヤクルト入りの内川、控え起用は避けられないか 高津監督はショートの“日替わり覚悟”も漏らす?
去就が注目されていたベテラン・内川聖一内野手の東京ヤクルト入りが正式に発表されたのは、12月11日だった。背番号「7」、1ケタを渡したのはこれまでの実績に対してはもちろんだが、期待の大きさでもあるようだ。 しかし、高津臣吾監督は内川加入によって、レギュラー選手のコンバートも検討しなければならない。チーム内での競争意識が高まればいいのだが…。 「内川は右の代打としてだけではなく、スタメンでも使おうとしています。守備に就くとしたら、一塁か外野ということに」(プロ野球解説者) 一塁には村上宗隆がいる。サードもできるが、スローイングや守備範囲のことを考えると、動かしたくないというのがホンネだろう。まして、ヤクルトは投手力に不安要素がある。エラーによる失点は少しでも防ぎたいはず。しかし、山田哲人、青木宣親、村上、内川と続く打線が編成されれば、対戦投手は脅威に感じるはず。やはり、内川をスタメンで使いたいところだが、こんな指摘もある。 「内川の外野? それは考えにくい。外野で使う予定の外国人選手を獲得したので」(ベテラン記者) ヤクルトが発表した新外国人選手だが(同3日)、前パイレーツのホセ・オスナ選手と前インディアンスのドミンゴ・サンタナ選手。前アストロズのリリーバー、サイ・スニード(登録名はサイスニード)も獲得しているが、オスナの守備位置は一塁か、三塁。サンタナは外野手だ。 ヤクルトの外野には青木、ベテランの雄平、レギュラー定着を果たした山崎晃大朗もいて、坂口智隆、塩見泰隆らが控えている。基本的に、外国人選手は「スタメンで使うこと」を前提に獲得している。オスナも一塁か、三塁で起用するとなれば、村上、内川の3人でスタメンを争うことになる。 「選手層が厚くなったのはプラスです。『一塁・村上、三塁・オスナ』でスタートさせ、外野を含め、レギュラー選手に何かあったら、内川に代わるという布陣になると思います。ただ、内川はヤル気満々なので、やはりスタメンで起用すべきですが」(前出・プロ野球解説者) >>ソフトB・内川、退団の原因はバレンティン?ファームで“冷遇”も既に複数球団が興味か<< “飽和状態”なのは本当だが、高津監督はショートのポジションに関しては「競争」と“消極的な発言”をしていた。廣岡大志、西浦直亨、新人の元山飛優(東北福祉大)の3人を争わせ、「日替わり」も覚悟しているような口ぶりだった。 他ポジションはハイレベルな競争が期待できそうだが、ショートは違う。守備の重要どころであり、レギュラーを固定できないのはマイナスでしかない。 メジャーリーグを取材する米国人ライターがこう言う。 「オスナは『ユーティリティ・プレーヤー』で通っており、ショートも、外野も守れます。守備の巧い選手ではありませんが、強肩です」 メジャーリーグでは、複数のポジションをこなせる選手が重宝される。特に控え選手は「どこでも守れます!」とアピールしてくる。オスナもその一人、だが、テストしてみる価値はありそうだ。 「一塁・内川、三塁・村上、遊撃・オスナ」の布陣が可能なら、新打線はかなりの破壊力も期待できそうだ。 チーム合流後、内川はショートの定位置争や、新外国人選手の状態も注視しながら、ノックを受けることになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
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ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分