プロ野球
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スポーツ 2021年03月12日 15時30分
DeNA、前巨人・宮國の獲得はダメ元?「問題の解決になってない」ファンが疑問の緊急補強を敢行したワケは
昨季まで巨人(2011-2020)でプレーし「205登板・21勝21敗19ホールド1セーブ・防御率3.59」といった数字を残すも、同年限りで戦力外となっていたプロ11年目・28歳の宮國椋丞。DeNAが12日、育成契約で獲得する方針を固めたと複数メディアが報じた。 報道によると、球団は新型コロナの影響で現在まで助っ人10名が来日できていないことを受け、先発・リリーフの経験がある宮國に着目したとのこと。また、今永昇太、東克樹ら主戦投手が故障明けで開幕に間に合わないことも獲得決断の一因であるとみられている。 昨季巨人を戦力外となった宮國は、同年オフにプロ野球12球団合同トライアウトを受けるも他球団から声はかからず。ただ、その後も今年1月に元同僚・内海哲也(西武)との自主トレ、2月は1人での自主キャンプをこなすなど、現役続行に向けトレーニングを続けていた。 >>巨人・堀内元監督が巨人投手にズバリ指摘「素質が開花する前に怖さを知った」 戦力外の伏線は7年前にあった?<< 今回の一件を受け、ネット上には「投手不足どうするんだろうって思ってたところの宮國獲得は驚き」、「オファーを信じてここまでトレーニングしてた甲斐があったな」、「先発もリリーフも不足してる状況だから、育成とはいえチャンスはありそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「故障明けの宮國を獲得したところで問題の解決になってない」、「トライアウトで棒球投げてた投手が使い物になるとは到底思えない」、「一軍起用に目途つけてるうちに離脱者が復帰して、何のために獲ったのか分からない結果になりそう」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「宮國は昨季右肩を痛め『21登板・0勝0敗・防御率5.33』と振るわず、トライアウトでもその影響からか、自己最速の150キロにはほど遠い140キロ程度しか球速が出ていなかった投手。報道によると右肩の故障は完治しているとのことですが、宮國は故障前年の2019年も『28登板・0勝2敗3ホールド・防御率3.94』と今一つ。そのため、DeNA側は本当に故障の治癒具合に加え、癒えた後の実力も慎重にチェックする必要があります。また、実力が合格だとしてもサインプレーの確認や調整登板といった段階を踏まなければならず、一軍起用までにはそれなりに時間がかかることが濃厚のため、獲得の効果は薄いと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 一部では「育成契約なら年俸も安いだろうし、ダメ元で獲ったんじゃないか」という声も挙がっている宮國。新天地で救世主となるような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月12日 11時00分
阪神・藤浪、開幕戦で“悪夢再来”の危機? 意味深な取材対応の裏で露呈した不安要素とは
開幕投手の大役に選ばれ、表情も明るくなったのではないだろうか。阪神・藤浪晋太郎投手が甲子園球場での全体練習後、ミックスゾーンでの共同取材に応じてくれた(3月11日)。 「普段の藤浪は対戦チームについて語ろうとしません。でも、この日は饒舌でしたね」(在阪記者) 翌12日の埼玉西武戦だが、大阪桐蔭時代の後輩・森友哉捕手がいる。その森との対戦について聞かれ、藤浪が答えている途中だった。その森が駆け寄ってきて、後ろからポンと肩を叩いた。 藤浪は驚いて振り向く。後輩のイタズラだと分かると、「何の質問でしたっけ? 森がどうとかって…」と、本人のいる前で“シャットアウト”を宣言した。 終始、笑顔だった。開幕投手は「チームの顔」、主軸投手とも言える。それに選ばれたことが本当に嬉しかったのだろう。 >>阪神・矢野監督、藤浪の開幕起用は“ギャンブル”ではない? 本人も驚きの大抜擢、エース・西より優先した狙いは<< 2016年キャンプ中、記者団に混じってこんな質問をしたことがある。「開幕投手は狙わないのか?」と。藤浪は淡々とこう返した。 「そこをめざして投げている人がいるので、自分はシーズン全体に向けて、調整するだけ」 当時は、メッセンジャーや能見などの先輩投手たちも元気だった。彼らに配慮したのかもしれないが、開幕投手の称号よりも勝ちにこだわろうとするタイプ。そんな印象を受けた。 「開幕投手」を経験したことのあるプロ野球解説者がこう言う。 「開幕投手をやると、野球観が変わるよ。大袈裟ではなく、本当に。監督、コーチ、選手全員、球団スタッフが優勝をめざして開幕戦に臨むわけだし、その責任を背負って投げるんですよ。『チームのため』の思いがさらに強くなります」 矢野燿大監督が藤浪を選んだのは、そんな成長を願ってのことなのかもしれない。 しかし、前向きで、明るくなった藤浪の前で絶対に言ってはならないNGワードもある。 「開幕戦の相手は東京ヤクルト。17年シーズン序盤、ヤクルト選手の頭部にぶつけてしまい、乱闘騒ぎに発展しました。あの一件が藤浪を長いスランプに陥れたと解釈されています」(前出・在阪記者) 開幕戦の舞台は同じ神宮球場だ。開幕戦という独特の緊張感の中で“悪夢”が蘇ってしまったら、と気遣っている関係者もいないわけではない。 「昨年の11月4日、ヤクルト相手に好投しています(6回無失点)。もう、吹っ切れているとは思いますが」(前出・プロ野球解説者) 12日の登板前の成績になるが、練習試合含め4試合12イニングを投げ、失点1。最長は5日のソフトバンク戦で4イニング。無失点に抑えたが、4イニング目に四球を連発するなど、“息切れ”している。 「体を大きく動かすワインドアップ投法にしたので、同じイニング数でも今までよりも疲労感があるのでは?」(前出・同) 問題はスタミナだ。開幕戦を勝利することができれば、もう昔の悪夢を口にする者もいなくなるのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月11日 20時30分
元日本ハム・新庄氏に「器が大きい」ファン驚愕 田中氏が明かした“満塁弾取り消し事件”の真相に反響
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が10日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元日本ハムで野球解説者の田中幸雄氏がゲスト出演。現役時代に起こした“満塁弾取り消し事件”の真相を明かした。 今回の動画で田中氏は、2004年から2006年にかけ共に日本ハムでプレーした新庄剛志氏との思い出をテーマにトーク。その中で、2004年9月20日・ダイエー戦で新庄氏が放ったサヨナラ満塁弾を自身のミスで台なしにしてしまった出来事の真相を明かした。 >>元阪神・桧山氏、新庄氏のせいで“偽装結婚”をする羽目に? “亀新フィーバー”の裏で起こった衝撃のエピソードを暴露<< 同戦は「12-12」で迎えた9回裏2死満塁で、当時プロ15年目・32歳の新庄氏がライトスタンドへ満塁弾を放ち決着。ところが、一塁走者だった当時プロ19年目・36歳の田中氏が一、二塁間で新庄氏と抱き合った際に両者の体の位置が入れ替わり、審判団は“後方走者が前方走者を追い越した”と判断し新庄氏にアウトを宣告。走者追い越しの前に新庄氏が一塁に到達していたこと、三塁走者が生還していたことから記録は「単打、打点1」となったが、新庄氏は1本塁打・3打点を損する形となった。 劇的勝利に水を差すボーンヘッドを犯してしまった田中氏だが、この時は「二塁ベース回ったぐらいで(新庄氏の打球がスタンドに)入ったのが分かったので、『勝った!』というので頭が真っ白になってしまった」とのこと。喜びと興奮のあまり本塁に向かうことを忘れ、新庄氏に近づいてしまったという。 田中氏によると、自身が近づいた際の新庄氏は「両手を上げて『来ないでください!』みたいなことしてた」と田中氏を制止していたとのこと。ただ、それに構わず抱きついた結果、勢い余って両者の位置が入れ替わってしまったという。 「あれだけ自分が興奮して我を忘れたっていうのは本当なかったので、自分でもびっくりした」という田中氏だが、試合後は新庄氏への申し訳なさからしばらくベンチで固まってしまったとのこと。ただ、その後直接謝罪したところ、新庄氏は「あ~いいですよいいですよ!」と全く自身を責めることなく許してくれたと語っていた。 田中氏は動画で新庄氏の意外な一面や日本ハムにもたらした影響などについても話している。 今回の一件を受け、ネット上には「寡黙な印象の強い田中さんがプロ人生でトップクラスに興奮してたのは驚き」、「新庄が抱き着かれる前に止めようとしてたのは初耳だな」、「本塁打も打点も消されてるのに新庄は器が大きいな」、「年俸にも響きそうな重大ミスだと思うんだけど、全く意に介さず許したのも新庄らしい」といった反応が多数寄せられている。 試合後のヒーローインタビューでは「ヒーローになりたい、ヒーローになりたい。それだけでした」と語っている新庄氏。サヨナラ勝ち自体は成立したことが、田中氏のボーンヘッドを“不問”とした理由だったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年03月11日 18時05分
DeNA・関根、プロ8年目でついにブレイク? 打率8割越えの絶好調で猛アピール中!
8年目の関根大気がオープン戦で絶好調。必死のアピールを続けている。 今年は沖縄の春季キャンプでは一軍メンバーに抜擢され、以来今まで一軍に帯同。横浜に戻ってのオープン戦でも好調をキープしている。5日のオリックス戦に守備から途中出場すると、8回の打席でライト前にヒットを放ったのを皮切りに、7日にはスタメンでオリックスのエース格・山岡泰輔から2安打と、チーム唯一のマルチヒットをマーク。10日の日本ハム戦では守備から試合に入り、7回にセンター前ヒットで打点を挙げると、9回には一塁線を鋭く抜くツーベースヒットと、長打も記録した。これでトータル6打数5安打と、まるでバットが打ち出の小槌のような状態で、打率はなんと.833と驚異の数字を残している。 高卒ルーキーだった2014年には終盤戦ながら初スタメン初ヒット、翌年の開幕ジャイアンツ戦では当時抑えの切り札だった澤村拓一から、東京ドームのライトスタンドへ突き刺す初ホームランをブチ込むなど、新生ベイスターズの象徴となるような期待を背負っていたプロスペクトプレーヤーだったが、ホームランは今までこの1本のみ。ファームでは2018年.308、19年.329、20年.301と毎年高打率を残し、「ファームではやることがない」状況ながら、一軍では2016年の70試合出場から年々試合数は減少。昨年もキャンプ序盤にチャンスを得たものの、結局昨年シーズン中はプロ入り初となる一度も昇格なしとなってしまった。 しかし、現在ベイスターズの外野は、外国人選手の入国のメドが立っていないことも関係し、レフトの佐野恵太以外は未定。三浦監督も「レギュラーを固定するのが理想」としながらも、「調子のいい選手を使っていく」との方針で、オープン戦でも神里和毅、細川成也、桑原将志、乙坂智、楠本泰史らをテスト起用している。ラミレス政権下では日の目を見なかった関根大気が、今年こそ群雄割拠の外野バトルに割って入る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月11日 17時00分
震災から10年、楽天のメッセージ動画に反響 浅村ら“外様選手”の決意にも称賛の声「生え抜き並みの想いを感じる」
東日本大震災から10年の節目となる11日、楽天球団公式ツイッターが動画を投稿。登場した選手の言葉が、ネット上の楽天ファンの間で話題となっている。 球団公式ツイッターはこの日「東日本大震災から10年。これからも、がんばろう東北」という一文を添え、約4分の動画を投稿。動画内には2011年当時チームに所属していた田中将大や銀次など総勢10名の選手・コーチ・球団首脳が登場し、当時の心境や今季への思いを語った。 >>マー君の調整遅れは“中6日登板”が原因? 震災から10年の今季、命運を握るのは対巨人戦か<< 話題となっているのは、動画内に登場した岸孝之、鈴木大地、浅村栄斗の言葉。この3名は全員、2011年当時はプロ入り前、もしくは別チームでプレーし、近年になってチームに移籍してきたいわゆる“外様選手”。だが、2017年に加入した岸は「僕一人じゃ何もできないので、みんなで頑張って優勝したい気持ちはすごく強い」、2020年からプレーする鈴木も「球場でプレーしていて(ファンの人たちは)温かくて、その思いに僕ら選手は応えたいなって雰囲気です」と、2013年以来のリーグ優勝・日本一を東北のファンに届けたいという強い思いを口にした。 また、2019年に移籍した浅村は「このチームで優勝するために必死こいてやろうと思って楽天に来た」と、楽天で優勝を手にしたいという思いで移籍を決断したと強調。その上で、「東北のみんなで優勝して喜びを分かち合えるように頑張りたい」と、震災から10年の節目となる今季の優勝を誓った。 この3名の発言を受け、ネット上には「この3人は元々敵選手だったけど、生え抜き並みの熱い想いを感じる」、「どの選手からも『東北のファンのために』という気持ちがひしひしと伝わってきて本当にありがたい」、「他の生え抜きたちと切磋琢磨して、ぜひとも今年はチームを優勝に導いてくれ」といった反応が多数寄せられている。 「今回動画内に登場した岸、鈴木、浅村の3名ですが、震災が発生した2011年当時は岸、浅村は西武(岸は2007-2016/浅村は2009-2018)所属。また、前ロッテ(2012-2019)の鈴木はまだプロ入りすらしていませんでした。こうした選手たちが時を経て楽天に加入し、田中や銀次など震災当時を知る生え抜き選手に負けず劣らずの決意を口にしたことに心を打たれたファンも多いようですね」(野球ライター) 岸は「7勝0敗・防御率3.21」、浅村は「.280・32本・104打点」、そして鈴木は「.295・4本・55打点」と、昨季チームが4位に沈む中奮闘した3名。26日の開幕戦・日本ハム戦から始まる今季、東北のファンに8年ぶりのリーグ優勝・日本一をもたらすような活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について東北楽天ゴールデンイーグルスの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Rakuten__Eagles
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スポーツ 2021年03月11日 11時00分
マー君の調整遅れは“中6日登板”が原因? 震災から10年の今季、命運を握るのは対巨人戦か
田中将大投手が東日本大震災から10年の節目となる3月11日を前に“熱い思い”を語った。同日に合わせ、メディアが共同で申し込んだ企画取材ではあるが、田中の決意、覚悟がひしひしと伝わってきた。 「調整はやや遅れていると思います。メジャーリーグとは異なる日本の公式球、マウンドの硬さ、登板間隔など、完全にクリアされていません。でも、そんなことは言っていられない、被災地の皆さんのためにも勝ちたいとする思いが語られました」(ベテラン記者) >>「リーグVなんか到底無理」楽天ファンから早くも諦めの声が? マー君・早川ら加入も、OP戦2連敗で期待が萎んでいるワケは<< 次回登板は、13日のDeNA戦。チーム関係者によれば、20日の巨人戦に投げて、開幕第2戦となる3月27日の北海道日本ハム戦に臨むという。 と言うことは、20日の巨人戦が「試金石」となる。 「13、20、27日と日本式の『中6日』の間隔で調整していきます。20日の巨人戦で結果を出せなければ、次はペナントレース本番です。20日に結果を出し、中6日の調整がきちんとできた上で、ペナントレースに臨みたいはず」(チーム関係者) メジャーリーグの中4日間隔、80球から100球で交代するスタイルからまだ抜け出せないでいる。田中は「周りの皆さんが期待してくださっているところはあると思う。そこの期待を超えていくのが、選手として必要なことだと思っている」と語っていた。万全でなくても、結果を出す、勝利という結果にこだわっていくという決意だ。 「田中の話を聞き、オトナになったというか、精神的にも逞しくなったと感じました」 そんな声も多く聞かれた。 2011年3月11日。田中自身も語っていたが、当時の楽天ナインは兵庫県明石市でのオープン戦の最中で、登板予定がなかった田中は横浜への移動中だった。新幹線の中で悲劇に遭い、途中の名古屋まで戻っていた。 田中や楽天ナインが本拠地・仙台市に戻ったのは、4月7日。しかし、それまでの間、二軍調整組とリハビリで宮城県に残っていた一部選手を除き、オープン戦を戦ってきた主力選手たちと首脳陣は、なんとかして合流を果たしている。 その時のことだ。「家族の安否を確かめるため、いったん帰りたい」とする選手たちと、気丈に振る舞おうとする当時の首脳陣が“衝突”した。 どちらも正しい。お互いの言い分が熱くなり、最終的にまとめ役だった山崎武司選手(現・野球解説者)が、双方の間に立った。選手の気持ちを代弁し、改めて「どうすればいいのか」を話し合うことになった。しかし、当時22歳だった田中は“子ども扱い”され、その話し合いには参加できなかった。何人かのベテランが代表となり、首脳陣、フロントと協議した。 「選手の気持ちを伝える上で、ドロをかぶったベテランもいました。まだ若かった田中のことを思って、ベテランたちがかばって議論に参加させなかったのかな…」(当時を知る関係者) 今、田中はチームを牽引する側になった。当時を知る選手も少なくなった。楽天球団として、また田中個人も復興のための活動を続けてきたが、チームを牽引する側の言動の重さは先輩たちを見て学んでいる。 まずは、20日の巨人戦で躍動する雄姿を見せてほしい。今シーズンの田中の快投に期待したい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月10日 19時30分
中日主力に監督が激怒「走らんでええ!」 井端氏が明かした理不尽な指示にファン驚き「志願じゃなくて強制だったのか」
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が9日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日で侍ジャパン内野守備・走塁コーチ兼強化本部編成戦略担当の井端弘和氏がゲスト出演。楽天などで監督を務めた星野仙一さんとの過去を語った。 今回の動画で井端氏は、自身が現役時代に参加した国際大会での思い出をテーマにトーク。その中で、2008年北京五輪の出場権がかかった2007年アジア野球選手権大会での試合中に、当時日本代表監督を務めていた星野さんから激怒されたエピソードを明かした。 >>元巨人・井端氏、北村のせいで見知らぬ人に怒鳴られた?「お前何時だと思ってるんだ!」祝福が仇となった思わぬトラブルに驚きの声<< 同大会で日本代表に選出された当時プロ10年目・32歳の井端氏だったが、決勝リーグ1回戦・フィリピン戦で左ふくらはぎに死球を受けて負傷交代。試合後も満足に歩けないほどの痛みが残ったというが、同大会では選手は出場の可否にかかわらず全員ベンチ入りしなければならないルールがあったため、翌日の次戦・韓国戦では一塁コーチャーを務めていたという。 ところが、その韓国戦で阿部慎之助(現巨人二軍監督)が二塁打を放ち無死二塁となった場面で、星野さんが突然井端氏に自身の元に来るよう手招き。井端氏が向かうと、星野さんは代打で出場してバントを決めるよう指示してきたという。 それまでは「絶対(試合には)出ないもんだと思ってファースト(付近)でボーっとしてた」という井端氏は、突然の出場指示に驚き「俺走れませんよ?」と、星野さんに試合に出られるようなコンディションではないと返答。ただ、星野さんから「走らんでええんじゃ成功すりゃあ!」とどなられ、井端氏は「成功すれば自分はアウトでいい」とあくまでバントを決めることだけに集中して打席に向かったという。 ただ、打席に入った井端氏は指示通りにバントを成功させるも、打球を転がした際に普段のクセが出て一塁に走ろうとしてしまったとのこと。すると、その様子を見ていた星野さんから「走らんでええ!」と、これ以上無理なプレーはするなと再びどなられてしまったという。 後続の稲葉篤紀(現代表監督)がタイムリーを放ちチームが1点を奪ったため、“強行バント”は報われる形となった井端氏。ただ、星野さんの指示に対しては「なんでここで俺バントしなきゃ(いけないのか)…」と、なぜ負傷中の自分にバントを任せたのかモヤモヤを抱えていたことを笑い交じりに明かしていた。 井端氏は動画で強化本部編成戦略担当の仕事内容や今年予定される東京五輪への思いについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「この試合は中継で見てたけど、志願じゃなくて強制出場だったのか」、「前日負傷した選手をどなって起用って理不尽過ぎない?」、「確かに成功すれば走らなくてもいいけど、やってる身としては相当な重圧もかかるし大変だっただろうな」、「故障持ちの井端を強行起用した理由はなんなのか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「この大会は韓国に負けたらほぼ終戦だったから、星野監督が執念を見せたのはわからなくもない」、「井端はバントの名手だったから、故障を差し引いても使いたいほど信頼してたんだろう」、「負傷中の井端をあえて使うことで、選手やファンの士気を高める狙いもあったんじゃないか」といった理解の声も複数見受けられた。 「今回のエピソードの舞台となった2007年アジア野球選手権大会は、シード枠の日本、韓国、チャイニーズタイペイに予選リーグ通過国(フィリピン)を含めた4チームで総当たりの決勝リーグを行い、1位になったチームのみに北京五輪出場権が与えられる大会。出場権争いは日本と韓国の一騎打ちとみられていたため、韓国相手には何としても勝利が欲しい状況でした。井端氏はプロ入りから2007年まで通算157犠打をマークし、2004年にはセ・リーグ最多犠打(18犠打)を決めた選手でしたので、星野さんも奥の手、勝負手として井端氏を送り込んだのだと思われます」(野球ライター) 同大会で日本はフィリピン(10-0)、韓国(4-3)、チャイニーズタイペイ(10-2)をいずれも下し、3連勝で北京五輪出場権を獲得している。その裏で井端氏に強行出場指示が出されていたことに驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年03月10日 15時30分
巨人・野上、クビ候補から開幕一軍入りに急浮上?「大竹みたいになれる」約1年半ぶりの一軍投球に称賛の声
9日に行われた巨人対ソフトバンクのオープン戦。「3-5」で巨人が敗れたが、同戦に登板したプロ13年目・33勝の野上亮磨の投球がネット上の巨人ファンの間で話題となっている。 2008年ドラフトで2位指名を受け西武に入団した野上は、2009~2017年にかけ「207登板・53勝56敗2セーブ7ホールド・防御率4.03」をマーク。同年オフに3年総額4億5000万円(推定)という条件で巨人へFA移籍した。 しかし、巨人加入後の野上は昨季まで「38登板・5勝6敗4ホールド・防御率4.53」と振るわず、2019年10月に左アキレス腱を断裂した影響で昨季は一軍未登板。同年オフには1億2000万円ダウンとなる年俸3000万円で契約を更改したが、一部ファンからは「残しても意味がない」と辛らつな声も寄せられていた。 >>巨人の大リストラに「何で野上も切らないんだ」ファン激怒 残留確定とは限らない? 今季未登板のFA投手が含まれなかったワケ<< ただ、この試合で3番手として7回裏から登板した野上は、「2回無失点・被安打2・4奪三振」と好投。野上が一軍マウンドに上がったのは2019年8月6日・中日戦以来実に581日ぶりだったが、先発のサンチェスが「4回3失点(自責2)・被安打4・2奪三振」、2番手・平内龍太も「2回2失点・被安打2・2奪三振」と失点を喫する中で堂々の投球を見せた。 野上に、ネット上には「一軍で見るのは久しぶりだったけど、今日の投手陣の中では一番良かった」、「ストレートは浮き球もあったが変化球は低めに集まってて安心して見れた」、「今後の結果次第では開幕一軍入りも十分に可能性がありそう」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「野上は復活の兆しが見えたな、ここからの頑張り次第では大竹みたいになれるぞ」、「不振からはい上がった大竹と同じ道をたどってほしい」、「大竹のようにここからもう一花咲かせてくれることを願いたい」と、同僚の大竹寛を絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部から引き合いに出されている大竹は広島(2002-2013)で『246登板・74勝78敗1ホールド17セーブ・防御率3.75』といった数字を残したものの、巨人(2014-)では故障・不振に陥り2018年まで『65登板・23勝21敗・防御率4.01』と今一つだった投手。ただ、同年オフに巨人監督に復帰した原辰徳監督の意向でリリーフに転向したことも功を奏し、2019年から昨季までは『61試合・5勝2敗24ホールド・防御率2.68』と復調しチームのリーグ2連覇に貢献しています。そのため、2018年までの大竹と同じように故障・不振に苦しんでいる野上にも劇的な復活を果たしてほしいと願っているファンは少なくないようです」(野球ライター) 今春キャンプは二軍スタートだった野上だが2月1日の初日からブルペン入りするなど調子は良好で、翌2日に二軍キャンプを視察した原監督が「どこかでチャンスを与える」と語ったと伝えられていた。今回の好投は原監督の言葉を胸に、その後もしっかりと調整を続けていたことの証明だといえるだろう。 同戦後に宮本和知一軍投手チーフコーチは「リリーフ陣の中で調子が悪いのがいたら(代わる候補は)野上が筆頭。滑走路で待機している感じ」と、開幕一軍入りの可能性を示唆した。好投を足掛かりに復活を遂げることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月10日 11時30分
千葉ロッテ新スタジアムDJにYUIさんを採用!「マリーンズらしさを掴んだパフォーマンスを」
千葉ロッテマリーンズは9日、ZOZOマリンスタジアムのスタジアムMCに「YUI(ゆい)」さん(男性・33歳)を新たに採用することとなったと発表した。YUIさんは横浜DeNAベイスターズでスタジアムDJの経験がある。 YUIさんは12日のオープン戦中日ドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム、13:00試合開始)からスタジアムMCとして、選手呼び込みコールや試合開始前セレモニーでのMC、ホームランコール、イニング間イベントでのMC等の業務を担当するとのこと。 なお、これまで2005年から16年にわたりZOZOマリンスタジアムにてスタジアムDJを務めた野田美弘さんが、2021年から放送室でのディレクター業務を担当することが併せて発表されている。野田さんのDJも人気があっただけに残念だが、今後も裏方としてマリーンズを支えていくというニュースは朗報と言っていいだろう。 YUIさんのプロフィールとコメントは次の通り。1987年12月19日、神奈川県生まれ。日本語と英語、中国語のトライリンガル。NHK BS1「ワールドスポーツMLB」プロ野球ナレーション(2020年)、横浜DeNAベイスターズスタジアムDJ(2017~19年)他。野球に精通しているだけに、マリンスタジアムの演出を盛り上げる即戦力として期待が高まる。 スタジアムMCに決まったYUI さんは「初めてマリーンズの試合を観戦した際に、地鳴りの様な熱狂的な応援に圧倒されたことを鮮明に覚えております。1日でも早くその一員になれるよう、しっかりとマリーンズ“らしさ”を掴んだパフォーマンスができるように努力してまいります。沢山勉強し、『優勝』に向け毎試合全力でMCに励みますので、皆さまのお力添えをよろしくお願い致します」とチーム優勝の力になりたいとコメント。場内アナウンス担当の谷保恵美さんと一緒にマリンスタジアムを盛り上げてくれるはずだ。 まずは12日のデビュー戦に注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月10日 11時00分
今季の巨人にまさかのBクラス転落危機? 天敵への“負けっ放し”に懸念、アレルギー克服のカギは桑田コーチ補佐か
桑田真澄投手チーフコーチ補佐がチームに再合流した。その狙いは――。 福岡PayPayドームで行われたオープン戦で(3月9日)、福岡ソフトバンクが対巨人の連勝を「12」まで伸ばした。 巨人サイドから見れば、“負けっ放し”ということになる。2019、20年の日本シリーズで4連敗を喫しており、19年交流戦3戦目からオープン戦含め、一度も勝っていない。左アキレス腱の断絶から復帰してきた野上亮磨投手の好投、売り出し中の秋広優人内野手が適時打を放つなど明るい材料もあったが、スタンドのファンはこう思ったはずだ。「このままでは、勝てそうにない」と…。 「これ以上、負けると、今季のペナントレースにも影響してきますよ。オープン戦とは言え、尾を引きそう」(プロ野球解説者) 過去にも、同じようなことが起きていた。83、87、90年、巨人は日本シリーズで西武ライオンズに負け続けた。 「90年シリーズで4連敗を喫し、翌91年はそのショックからか、12年ぶりのBクラスに低迷しました」(ベテラン記者) 当時のことは、筆者も知らない。だが、「西武に勝てない悪夢」を振り払うことができた94年日本シリーズは目の当たりにした。「今日は3対1で勝つ」と言って、本当にそのスコアで日本一になった長嶋茂雄監督(当時)の神懸かり的な采配にも驚かされたが、常勝西武を破ったキーマンは投手・桑田だった。 >>巨人・桑田コーチ補佐、若手選手の印象は「Mattを見ているようなもの」? 独特の指導法を明かし反響「時代には合ってる」<< 桑田のクレバーなピッチングとその分析力に、今日のソフトバンクに対応するヒントがあるのではないだろうか。 「94年シリーズ第1戦、先発マウンドを任されたのは桑田でした。巨人は5投手をつぎ込み、11失点と大敗しました」(前出・同) シリーズでの1試合11失点は巨人史上ワースト。26年後の昨季シリーズで13失点に更新された。 「桑田は6回4失点で敗戦投手になっています。でも、後日談として、桑田は西武打線のデータを取るため、勝負どころで意図的に甘いボールを投げていたとの話もあるんです」(球界関係者) 第2戦の先発マウンドは槙原寛己。完封勝利を収めたが、槙原-村田真一のバッテリーに桑田が助言を送っていた。スコアラーがシリーズ前に集めたデータに補足を加えていったそうだ。 「90年と94年では、選手もほとんど入れ代わっています。チーム再建には時間が掛かりますが、昨季シリーズでは、巨人の各投手は球種を狙い打ちされている印象も受けました。ソフトバンク打線を洗い直す必要があります」(前出・同) 桑田コーチは札幌遠征には参加せず、このソフトバンク戦から一軍に再合流した。帰京後の合流ではなく、わざわざ福岡まで呼び寄せたのは何か目的があったはずだ。桑田コーチの眼にソフトバンク打線はどう映っていたのだろうか。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
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ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分