プロ野球
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スポーツ 2021年03月09日 20時10分
阪神・矢野監督、藤浪の開幕起用は“ギャンブル”ではない? 本人も驚きの大抜擢、エース・西より優先した狙いは
2012年ドラフトで1位指名を受け阪神に入団し、昨季まで「152登板・51勝46敗・7ホールド・防御率3.32」といった成績を残しているプロ9年目・26歳の藤浪晋太郎。9日、その藤浪が今季の開幕投手に決定したことが明らかになったと複数メディアが報じた。 報道によると、この日取材に応じた矢野監督は前日8日、藤浪に26日の開幕戦・ヤクルト戦での先発起用を通達したことを明言。「あいつも苦しんだ中からここまできたのもあるし、このキャンプの姿を見ても、あいつに開幕(を託す)」と、昨季までの不振や今春キャンプ以降のプレーを全て踏まえた上での決断と語ったという。 >>阪神SA・藤川氏、巨人と阪神の決定的な差をズバリ指摘 キャンプで目の当たりにした光景にため息?「勝負をさせないと」<< 藤浪は2013~2015年にかけ3年連続2ケタ勝利をクリアするなどプロ入り当初は好調だったが、翌2016年から昨季まで5年連続2ケタ未到達と一転して低迷。ただ、昨季は白星こそ1勝にとどまったものの、リリーフに転向した中盤以降は自己最速となる162キロをマークするなど復調。今春キャンプでは開幕ローテ入りに向けて調整を重ねており、直近の登板となった5日のオープン戦・ソフトバンク戦では「4回無失点・被安打3・2奪三振」と好投を披露していた。 藤浪の開幕投手決定を受け、複数の球界OBがSNSや出演したTV番組を通じコメントしている。元ソフトバンク・斉藤和巳氏は、9日に自身の公式ツイッターに「チームも藤浪晋太郎も… 勝負の年やな!」と投稿。26日の開幕戦は藤浪、チームの双方にとって、今季を占うような一戦になるのではと期待を寄せた。 9日放送の『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)に生出演した元日本ハム・岩本勉氏は、番組内で「矢野監督も別にギャンブルに出たわけじゃない」、「彼(藤浪)はやっぱりそれだけ注目を集める投手。その投手が個人、チームの滑り出しを良くすることによって開幕ダッシュ、優勝争いというのが待っている」とコメント。矢野監督は近年不振にあえいでいた藤浪を開幕起用して自覚や奮起を促すと同時に、その藤浪が勝つことでチームが開幕から勢いづくことも計算に入れているのではと推測した。 今回の一件を受けて、ネット上には「藤浪開幕起用は驚いたけど、実戦ではここまで1失点(4試合・計12イニング)しかしてないし納得できる」、「今の藤浪なら十分期待できる、意気に感じて大役を果たしてほしい」といった賛同の声が挙がる一方、「矢野監督の決断は尊重したいけど、前年1勝の藤浪を開幕に据えるのはさすがに不安」、「エースの西(勇輝)を順当に開幕投手にしなかった理由はなんなのか」といった否定的なコメントも散見された。 「今回矢野監督が昨季11勝を挙げたエース・西ではなく藤浪を開幕投手に据えた理由ですが、岩本氏が指摘した藤浪の奮起を促す以外の理由も考えられます。開幕カードから外れた西は裏ローテの1番手として平日カードの次カード・広島戦(3月30日~4月1日)に回るとみられていますが、開幕直後の阪神はここから『広島→巨人→広島→巨人』という流れで平日カードが組まれています。昨季の西は広島に『4勝0敗・防御率2.00』、巨人に『3勝1敗・防御率1.77』とどちらも好相性でしたので、西を裏ローテに回す方が白星の期待値は高いと言えるでしょう。阪神は昨季最初の5カードで『4勝10敗』とスタートダッシュに失敗していますので、矢野監督も『昨季の二の舞は避けなければ』と考えているのではないでしょうか」(野球ライター) 矢野監督からの開幕投手任命に、「驚きしかないが、チームに勢いがつくような投球をしたい」と意気込みを述べたことが伝えられている藤浪。プロ9年目で初めて任された大役を務め上げることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について斉藤和巳氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/kazumi_saitoh
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スポーツ 2021年03月09日 19時35分
ヤクルト主力が監督に激怒「ふざけんなこのおっさん!」 大荒れの原因は一茂? 広澤氏、想定外の采配を明かしファン驚愕
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が8日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元ヤクルトで野球解説者の広澤克実氏がゲスト出演。元ヤクルト監督・関根潤三さんとの過去を語った。 今回の動画で広澤氏と大久保氏は、それぞれが現役時代に見聞きした監督たちの不可解な采配・指示をテーマにトーク。その中で広澤氏は、関根さんがヤクルト監督を務めていた時代(1987-1989)に代打起用を巡り関根さんに激怒した話を明かした。 具体的な時期は明かしていないが、1987~1989年の間に連続フルイニング出場を続けながらも調子が上がらない期間があったという広澤氏。そんな中、ある巨人戦で打席に向かおうとすると関根さんが首を振りながら先にベンチを出たため、「これで連続イニング出場は終わったんだな」と代打交代を覚悟したという。 当時のチームは若松勉氏(元ヤクルト監督)が代打の切り札だったため、その若松氏が自身に代わって出てくるのだろうと思っていたそう。ところが、関根さんは若松氏ではなく長嶋一茂を広澤氏の代打として起用したという。 代打交代については「若松さん(なら)しょうがない」と考えていたという広澤氏だが、意に反して長嶋と代えられたことで「(ベンチの)後ろでキレた」、「一茂じゃなくて、このおっさん(関根さん)にキレた」とのこと。関根さんの目の前で直接言ったのかは不明だが、「ふざけんなこのおっさん!」、「ジジイ!」といった暴言も口にしたという。 「(当時の)一茂はまだ入って1、2年目ぐらいだった」と、自身より年齢もキャリアも下だったという。「俺(の成績が)悪いっていったって、(その)俺より成績が悪いんだから」と、長嶋との交代には到底納得できなかったと笑い交じりに振り返っていた。 広澤氏は動画で王貞治氏(元巨人監督他)の理不尽な指示や、長嶋茂雄氏(元巨人監督)の予期せぬ言い間違いについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「自分よりキャリアも成績も劣る一茂と交代させられたら怒りたくなる気持ちは分かる」、「監督をジジイ呼ばわりするのは血気盛ん過ぎる、人によっちゃ一発で干されそう」、「勝ちに行くなら若松さんの方がよさそうなのに、なんで関根さんは一茂を代打に送ったんだろうか」といった反応が多数寄せられている。 「『一茂はまだ入って1、2年目ぐらいだった』という広澤氏の言葉が正しいなら今回のエピソードは1988~1989年の間に起こったものと推測されますが、この2年の広澤氏の成績は1988年が『.288・30本・80打点』、1989年が『.270・17本・59打点』。一方、長嶋は1988年が『.203・4本・22打点』、1989年が『.250・4本・15打点』と、どちらの年も広澤氏には到底及ばない成績となっています。なお、関根さんについては元大洋捕手・若菜嘉晴氏が、現役時代のある試合前に『坊ちゃんに打たせてくれないか』と長嶋への“忖度”を要求されたことがあると過去に明かしています。そのため、広澤氏への代打起用についても『一茂をどうにかして使いたい』というような考えが絡んだ可能性はあるかもしれません」(野球ライター) >>ヤクルト監督が敵捕手に新人への“忖度”を要求?「坊ちゃんに打たせてくれ」若菜氏が衝撃の裏話を暴露<< 当時は池山隆寛(現ヤクルト二軍監督)と共に主軸を形成しヤクルト打線を牽引していた広澤氏。「俺は一茂と代えられるような選手じゃない」というプライドが、関根さんの代打策に怒りを抑えられなかった理由のようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年03月09日 15時30分
調整遅れの中日・大野に「どうってことない」OBらが太鼓判 与田監督も手応えの投球に疑問の声も
野球解説者の谷沢健一氏(元中日)、野村弘樹氏(元横浜)が、8日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。中日・大野雄大の状態に太鼓判を押した。 チームの与田剛監督が調整遅れを理由に、開幕投手から外したことが5日に明らかとなっている大野。オープン戦初登板となった7日・楽天戦では「3回無失点・被安打2・5奪三振」の好投を見せたが、本人は試合後に「まだまだ課題がある」と語ったことが伝えられている。 >>中日・大野の開幕回避に「色んな思惑があるんやろ」球界OBの指摘に反響 調整遅れ以外に考えられる要因とは<< ただ、その大野について谷沢氏は「今年(の春季キャンプで)は非常にゆっくりとしたスタートだった。第1クールではブルペンに入らないくらい」、「去年11月まで投げてきた疲れも残ってると思うが、よくここまで短期間で調整できたなと思う」と、スロー調整にしては仕上がりが順調のように見えると指摘した。 谷沢氏は続けて、「ストレート(に加え)、特に低めのシンカーの制球が増してきている(感じを受けた)」、「球数が少なかったから、もう1回ぐらい行くかなと思った」とコメント。同戦の大野は予定されていた3イニングを48球で投げ切ったが、予定を変更してもう1イニング任せてもいいくらいの投球だったと評価した。 これを受けて野村氏は、「(調整は他投手に比べ)1週間くらい遅れてる感じかなと(思う)」、「この7日に5回くらい、50〜60球投げられていれば(首脳陣としても)『開幕行っていい』ってところだったんでしょうけど、まだ3回しか投げてないのでね」と発言。投球イニング数を考えると、首脳陣も開幕起用には踏み切れなかったのではと推測した。 ただ、一方で野村氏は「長いスパンで見たらこの1週間はどうってことないので慌てる必要はない」と、この調整遅れはシーズンに大きな影響をもたらすようなものではないと主張。「もう少し投げていけば球威も上がってくると思うので、順調にきていると思う」と、今後登板を重ねていけば近いうちに本調子で投げられるだろうとの見方を示した。 今回の番組を受け、ネット上には「確かに7日の試合を見ると思ったより調子はマシな感じはした」、「去年完投しまくった(10完投・6完封)影響が出ないように、相当注意深く段階を踏んでることが伺える」、「スロー調整中でもそれなりの投球ができたのは、与田監督にとっても嬉しい誤算じゃないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「手放しで順調っていうのもちょっと違う気がする、7日の登板は3回にちょっと球威が落ちてた気もするし」、「1試合だけじゃまだ分からない、対セ・リーグ、ビジター登板での結果も見てみないと」といった否定的な意見も散見された。 試合後には与田監督から、「今日ぐらいの投球をしてくれれば開幕から1軍でしっかりと投げられるのではないかなと。ちょっと安心した」と評価されたことが伝えられている大野。開幕投手は逃したが、今後の登板次第では開幕ローテ入りの可能性はあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月09日 11時30分
オリックス開幕3連戦は由伸、宮城、山岡の豪華ローテ当確!
26日から開幕するプロ野球。オリックスは埼玉・メットライフドームで埼玉西武と3連戦を行うが、3週間前となる5日から神奈川・横浜スタジアムで開催された横浜DeNAとのオープン戦3連戦で、開幕ローテの3枚がほぼ固まった。 5日の試合には、春季キャンプ終盤に本人の口から開幕投手と明らかにされた“エース”山本由伸が先発登板。由伸は5回を76球、被安打5(本塁打1含む)、奪三振3、与四球1、失点3の結果に終わったが、本人が「いい感じ」と話しているように、一発こそ打たれたもののいろいろな球種を試しながら、幼馴染みでもあるキャッチャー頓宮裕真のミットに切れ味の鋭い球を投げ込んでいた。今週12日の巨人戦、19日の阪神戦(ともに大阪・京セラドーム大阪)でさらにギアを上げて、所沢に乗り込むだろう。試合は1-5で敗れている。 6日は高卒2年目の左腕、宮城大弥が先発した。宮城は4回裏にピンチを迎えるが、これを見事に切り抜けて、5回を76球、被安打2、奪三振3、無四球、無失点の好投を見せて、仕上がりが順調であることをアピールするとともに、ローテ入りの目処が立つ内容だったと言っていいだろう。宮城は13日の巨人戦、20日の阪神戦(ともに京セラ)でこれを継続できるのかが鍵となって来るが、DeNA戦では抜群のキレ味を発揮していただけに期待したい。この日はジョーンズのオープン戦第1号ソロがライトスタンドに飛び込むなど、5-0で試合も勝利した。 7日はもう一人の“エース”山岡泰輔が先発。山岡は5回の登板予定だったが、5回裏2アウトで四球を与えた時点で球数が100球に達したこともあり、マウンドを鈴木優に譲った。しかし、内容は被安打3、奪三振5、与四球2、無失点と球数を要してしまったことを今後クリアしていけば問題はない。試合は吉田正尚、頓宮に一発が出て、5-0で連勝している。山岡は次回、14日に行われる開幕3連戦の相手である西武戦(京セラ)に先発予定。 例年、開幕で躓いてしまうオリックスだが、中嶋聡監督は「今年は今年」と過去を振り返らずリセットして、今年の開幕を迎える考えだ。開幕3週間前に行われたDeNAとの3連戦で、開幕3連戦の先発ピッチャーの目処が立ったのは大きい。チームにとっては主砲の一発もあり、収穫のある横浜遠征だった。(どら増田)
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スポーツ 2021年03月09日 11時20分
巨人・原監督、「12球団合同プラン」の裏にある狙いとは “地下ルート”を提供し悲願達成の布石に?
巨人・原辰徳監督が遠征先の福岡に到着した後、「12球団合同の隔離プラン」を提案した(3月8日)。来日が遅れている外国人選手を東京ドームと同ホテルに集め、そこで調整させるというのだ。 「同日、DeNAの三原一晃球団代表が、外国人選手が誰もいない状況でペナントレースに突入するとこぼしています。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響でビザの申請が凍結されており、今後、入国手続きができるようになったとしても、2週間の隔離生活は絶対なので彼らがチームに合流できるのは、もっと先になります」(プロ野球解説者) 隔離期間中も練習ができるのなら、それに越したことはない。 原監督は東京ドームでの主催ゲームが重なった場合も「協力する」と明言していた。と言うことは、関係者とも打ち合わせ済みで、承諾も取れているのだろう。 原監督の「球界全体」を思う気持ちに反対する者はいない。だが、3月8日はDeNAの三原代表の発言以外にも、「今シーズンの行方」を予想させるようなことがほかにも起きていた。そして、原監督が本拠地・東京ドームを提供するとした理由も興味深い。 >>巨人・桑田コーチ補佐、若手選手の印象は「Mattを見ているようなもの」? 独特の指導法を明かし反響「時代には合ってる」<< ドーム球場と同ホテルだが、実はヒミツの地下通路でつながっている。その存在自体はメディアにも知らされているが、使用は基本的にNG。選手、球団スタッフ以外は利用できないことになっている。 「この通路を使えば、ホテルとドーム球場を行き来する際も『隔離状態』を保てます」(球界関係 者) “地下ルート”でつながっている話はほかにもあった。 同日、セ・リーグ理事会が開催され、ここで巨人代表者は4度目となる「指名打者制の導入案」(以下=DH制)を提議した。それについては「1対5」で却下されたそうだが、他球団の関係者がこう証言する。 「単にセ・リーグでもDH制を導入しようというものではなく、さらに内容が細分化され、詳細なものになっていました。これからビザを取得する外国人選手の来日時期を分けていて、3月中に入国規制が緩和された場合と、4月以降になった場合、さらに遅れた場合は交流戦を対象にするなど、かなり具体的な提案がされました」 前回3度目の提案同様、4度目も「期間限定」だったという。 「巨人がDH制導入に向けて、本腰を入れていることは分かりました。期間限定でもDH制が導入されたら、いずれ、シーズン全体でもそうなるでしょう」(前出・関係者) 球団の背広組は理事会でDH制を、チームを預かる原監督は遠征先で「合同の隔離調整プラン」を提案。両者の話は、外国人選手の来日遅延の問題で結びついている。 この日、原監督の口からDH制の話は出ていないが、「合同プラン」には他のセ球団も興味を示しているそうだ。 原監督の提案が採用されたら、「もう一度、DH制導入の話を聞いてみようか?」と風向きも変わっていくのではないだろうか。3月22日、臨時理事会の開催が決まった。開幕直前の同日、セ・リーグは“ルール変更”となるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月08日 22時05分
巨人・桑田コーチ補佐、若手選手の印象は「Mattを見ているようなもの」? 独特の指導法を明かし反響「時代には合ってる」
巨人・桑田真澄一軍投手チーフコーチ補佐が、7日未明放送の『S☆1』(TBS系)にVTR出演。番組で語った内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回番組では元ソフトバンクで現在はBC・栃木でプレーする川崎宗則氏が巨人キャンプを訪問し、桑田コーチ補佐と対談するVTRを放送。桑田コーチ補佐は「1人でも多くの選手に、『やり切った』って言ってセカンドキャリアに向かっていけるようにしてあげたい」という思いの元、若手指導に日々精を出していることを語った。 話題となっているのは、対談の中で川崎氏から「桑田さんは息子さんもおられるじゃないですか。選手とやっぱり年は近いわけじゃないですか」と話を受けた後の桑田コーチ補佐の発言。長男・桑田真樹氏(28歳/元BC・滋賀他)、次男・Matt(26歳/タレント)と2人の息子がいるが、「(息子たちと)ちょうど同い年の選手もいるので、(内心では)もうMattを見ているようなもの」と、若手選手たちを息子たちと同じような目線で見守っているという。 また、桑田コーチ補佐は「(指導中は)選手を見ながらも『あっ、Mattと同い年だからちょっと言い方を変えようかな』とか(考えることもある)ね」ともコメント。指導中にMattの存在が頭に浮かび、言葉の伝え方を改めたりすることもしばしばあることを明かしていた。 >>一茂、Mattだけじゃない! プロ野球選手を親に持つ意外な二世芸能人、“恐妻家”として知られたアノ人も<< 今回ネット上には「指導する若手とMattら息子を照らし合わせてるのは知らなかった」、「指導中に『この選手はMattと同い年だな…』って考えてる桑田さんは想像したらちょっと面白い」、「頭ごなしに叱らず、息子を諭すように助言するという方法は時代には合ってるかもしれないな」といった反応が多数寄せられている。 「桑田コーチ補佐が引き合いに出したMattはタレントの他にミュージシャンやモデル活動も行うなど、一見するとプロ野球選手の息子とは思えない道を歩んでいる人物。ただ、Matt本人は桑田コーチ補佐から自身の意向を否定されたことはなく、逆に失敗を恐れずやりたいことに打ち込むよう教えられていたとメディアのインタビューなどで過去に明かしています。また、Mattは見た目はマネキンと見紛うようなインパクトがあるものの、素直で礼儀正しい性格のため業界の評判も良いようです。自身の考えを押し付けずに本人に寄り添ってアドバイスを送るという指導法は、何事も自分で納得しないと言うことを聞かないとされる今どきの選手にとっても受け入れやすいかもしれませんね」(野球ライター) 今年1月12日のコーチ補佐就任直後から、指導手腕に多くの注目が集まっている桑田コーチ補佐。芸能界で活躍するMattのようなたくましい選手を育てることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月08日 20時30分
「リーグVなんか到底無理」楽天ファンから早くも諦めの声が? マー君・早川ら加入も、OP戦2連敗で期待が萎んでいるワケは
6、7日に行われた楽天対中日のオープン(OP)戦2連戦。試合は楽天が「1-2」、「2-3」で中日に2連敗を喫したが、その内容が楽天ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、この2連戦中に登板した開幕ローテ候補たちの投球内容。楽天は6日の第1戦目に、今月26日の開幕戦・日本ハム戦に先発予定の涌井秀章、翌27日の開幕2戦目に先発予定の田中将大をそれぞれ起用。7日の第2戦目には、石井一久監督が開幕ローテ入りを明言しているドラ1・早川隆久を登板させた。 しかし、この3名の中で無失点投球を見せたのは涌井(3回無失点・被安打2)のみで、田中(4回2失点・被安打3)、早川(4回3失点・被安打8)はそれぞれ失点。また、この失点により田中は第1戦目、早川は第2戦目の敗戦投手となっている。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< 対中日2連戦の結果を受け、ネット上には「まだ調整段階とはいえ、ローテ候補の2人の失点はさすがに不安になる」、「リリーフ陣は2戦とも無失点だったから、余計田中と早川の失点が気になるな」、「マー君は3試合連続失点、早川もクセ見抜かれたとかニュースになってるし大丈夫なのか?」といった不安の声が多数寄せられている。 一方、「投手陣より2戦で3点しか取れてない打線の方が問題じゃないか?」、「新助っ人もまだまだ来日できそうにないし、この調子だと間違いなくシーズンに響く」、「去年も打線が湿った月の勝敗は良くなかったけど、これが開幕から続くなら最下位の危険性もある」、「どれだけ投手が良くても、野手が現状のような貧打ならリーグVなんか到底無理」といった、打線に対する指摘や苦言も複数見受けられた。 「昨季の楽天はリーグ順位は4位でしたが、チーム打率(.258)、得点数(557)はどちらもリーグトップの数字を記録。ここにマー君や早川が加入したことを『投打が充実した』とみて、今季の楽天を上位予想しているファンや解説者は少なくありません。ただ、OP戦最初のカードとなった中日戦は2戦合計12安打(1戦目、2戦目ともに6安打)・3得点と低調。7日終了時点ではチーム打率(.188)が12球団中9位、得点数が同11位タイと、昨季とは一転して貧打に陥っています。また、ディクソン、カスティーヨといった新助っ人も来日の見通しが立っていないため、既存選手がこの調子ならシーズンでも苦しい戦いをしいられると危惧しているファンは少なくないようです。実際、楽天は昨季もチーム打率『.227』と低調だった9月は『12勝14敗』と負け越していますので、今季も打線が湿ればその分負けが込むことは想像に難くありません」(野球ライター) 涌井、田中、早川に岸孝之、則本昂大を加えた先発陣は、今季12球団の中で最も強固な陣容といわれている楽天。その先発陣の投球が活きるかは打線の援護にもかかってくるが、果たして開幕までに調子を上げファンを安心させることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月08日 17時30分
DeNA・森だけじゃない! チーム期待の大型内野手・田部の非凡な才能
沖縄の春季キャンプを打ち上げ、本拠地横浜スタジアムでオープン戦に突入したベイスターズ。5日に行われたオリックス・バファローズ戦で、2年目の田部(たなべ)隼人内野手が一軍のゲームに参加した。沖縄での試合ではファームながら打率4割をマークしたこともあり、ハマスタ初戦に呼ばれた形となった。守備からゲームに入った田部は「そんなに多くないチャンス。思い切ってやろう」と心に決めて8回の打席に入り、2球目のフォークを思い切りよく振り抜くと、打球はレフト線へと一直線。ワンバウンドでフェンスに当たる打球速度の速さと、レフトの好守備もありシングルヒットとなったが、内容の良い打席だった。 7日の日曜日、独立BCリーグ神奈川フューチャードリームスとのファーム練習試合でも三遊間を抜くヒットを放ち、アウトになった打席もいい当たりを飛ばすなど好調さが目に付いた。セカンドに入った守備でも、嶺井博希のワンバウンド送球を巧みなグラブハンドリングで捌きランナーの足元にタッチし、盗塁を阻止することに成功。攻守ともにハツラツとしたプレーで、チームの勝利に貢献した。 同期には、同じ高卒で内野手のドラフト1位ゴールデンルーキー・森敬斗がいるが、ドラフト5位の田部は入団時から「(ドラフト1位の)森には負けない」とライバル心を隠さない。実際、ルーキーイヤーの昨年は、ファームで森の打率.210に対し田部は.240と上回った。昨年ファームでの石川雄洋のベイスターズ最後の試合を兼ねた最終戦では、1点ビハインドの場面の最終回にタイムリーで石川を生還させ、延長10回にはサヨナラタイムリーで再び石川を還し、惜別のグータッチを交わすなど“持ってる”男でもある。力感を感じさせないスムーズなスイングから繰り出される当て感の良さは、天性の才能を感じさせる田部隼人。昨年より身体も一回り大きくなり、伸び盛りの185センチの大型内野手は「プロに入ったらドラフト順位は関係ない」を証明し、今年は横浜スタジアムの晴れ舞台で脚光を浴びる。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月08日 15時30分
日本ハム・宮西に鶴岡コーチが「ほとんど使えねえ」強烈ダメ出し? 後に歴史的快挙ももたらした金言を明かしファン驚き
7日放送の『サンデースポーツ』(NHK総合)に、日本ハムのプロ14年目・35歳の宮西尚生がVTR出演。日本ハムのプロ19年目・39歳の鶴岡慎也選手兼任コーチから受けた“金言”を明かした。 2007年の大学生・社会人ドラフトで3位指名を受け日本ハムに入団し、昨季までプロ野球歴代1位の通算358ホールドをマークしているサイドスロー左腕の宮西。投球比率のほとんどをストレート、スライダーの2球種が占める(昨季はストレート54%、スライダー45%)投手としても知られるが、今回の番組でプロ1年目の2008年に鶴岡コーチから受けた指摘が今につながっていると語った。 >>レンジャーズ・有原の炎上は上原氏よりマシ? 建山コーチの主張に本人が応戦、「嘘だと思って調べた」驚きの声も<< 当時プロ1年目・22歳の同年春季キャンプで、当時正捕手だった同6年目・26歳の鶴岡コーチからブルペン投球を受けてもらう機会があったという。大学時代は先発で変化球も複数持ち球としていたというが、鶴岡コーチからは「ほとんど使えねえ」とダメ出しされてしまったという。 ただ、一方で鶴岡コーチは「スライダーだけは一級品。一軍でも使える」と、スライダーだけは一軍でも通用すると指摘。この言葉を受けた宮西は「(その後は)使い分けであったりタイミングであったり、スライダーそのものを良くしようというよりも、『もともといいんだからどう生かすか』を追求している」と、スライダーを最大限に生かすための方法を今も追い求めているという。 VTR内では「どう生かすか」の一例として宮西がスライダーを投じる際、状況に応じて腕の高さを変えていることを紹介。高さを変えることで打者の目線を狂わせたり、スライダーをカーブ、もしくはスラーブのような軌道で投げ込むことができるという。 また、宮西はスライダーだけでなくストレートでも、足を上げてから投げるまでの時間を適宜変えるなどの工夫をしていると告白。「タイミングがちょっとずれただけで打ち損じが出たり、ホームランだったのがヒットで済む可能性もある」、「使い方によっては、真っすぐが何種類にも変わる」と、投球間隔のズレは相手打者のタイミングのズレにつながると主張した。 鶴岡コーチの言葉をきっかけに投球術を磨き、球史でもトップクラスのリリーフ投手に大成した宮西。「自分のスタイルという軸がないとこの世界生きていけないんだなっていうのはこの14年で見てきて、自分でやってきて学びました」と、自分の強みを生かすために模索を続けた結果だと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「鶴岡が宮西にスライダー以外使えないって言ってた話は初めて聞いた」、「それ以降球質じゃなくて投球術を磨いたっていうのは興味深い」、「腕の高さや投球間隔を細かに変えられるのは器用すぎる、自分なら絶対コントロールがめちゃくちゃになる」、「ここまで大きな故障離脱が無いのは、球速や変化量を無理に追い求めなかったからという点も関係してるのかも」といった反応が多数寄せられている。 宮西は歴代1位のホールド数を記録すると同時に、同2位となる13年連続(2008-)シーズン50登板も継続中。球質ではなく投球術を磨くという判断は、自身のコンディションにもいい影響をもたらしているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月08日 11時05分
阪神ドラ1・佐藤、3タコ2三振でも開幕スタメンに前進? 敵選手の意味深コメントは高評価の証か
相手チームをお喋りにさせる――。大物、スター候補と称される新人選手と対戦したプロ野球の先輩たちは、試合後にお喋りになる。もっと言えば、先輩選手をお喋りにさせた新人は、その実力がホンモノであると認められたのではないだろうか。 福岡ソフトバンクと阪神のオープン戦で、もっとも盛り上がったのは、40歳のベテラン・和田毅投手とルーキー・佐藤輝明選手の対戦だった(3月7日)。3回表に回ってきた第2打席、佐藤はベテランならではの緩急に苦しみながらもファールで粘ったが、最後は空振りの三振。しかし、和田に12球も投げさせた。 「この日の佐藤は途中でベンチに下がりました。3打席に立って、三振、三振、セカンドライナーのノーヒット。和田に子ども扱いされたと言うか」(スポーツ紙記者) その12球も投げさせた第2打席にしても、マウンド上で余裕の苦笑いを浮かべていた。 >>阪神ドラ1・佐藤、大山を外してでも三塁固定した方がいい? 掛布氏の分析にファン納得「説得力がある」<< これまで佐藤が活躍してきた学生野球の世界なら、対戦投手は緊張感が切れて甘いボールを投じていただろう。どんな場面でも動じないメンタル力が長い現役生活の理由だが、試合後、和田は佐藤をこう評していた。 「簡単に三振しないのは、ピッチャーにとってもイヤですし、バッターにとっても大切なことだと思う。スゴイ、さすがだなという気持ちで見ていました」 さらに、セカンドライナーに仕留めた第3打席を指して、「(ヒットと)紙一重。打球が高ければ右中間に抜けていた。次、対戦したら、また彼の能力も上がってくると思う」と佐藤を称賛していた。 取材陣はちょっと驚いていた。和田は対戦した選手のことをあまり語りたがらない。また、メディアに対してはリップサービスの少ない方である。こんなにお喋りだったかな? そう感じた取材陣も少なくないはずだ。 同試合を見ていたプロ野球解説者がこう続ける。 「第3打席のセカンドライナーは外角の直球。第2打席で佐藤がファールにしかできなかったボールです。踏み出す足の位置を少し変えていたと思います。佐藤は適応力の高い選手だと思います。普通の新人は打ち方を少し変えなければ対応できないと分かっていても、変えることができなかったり、対戦した先輩投手に見透かされてしまったりするんです」 和田のボールを受けていたソフトバンクの甲斐拓也捕手も「(大型スラッガーの)雰囲気がある」と褒めていたそうだ。守備に就いていた野手も佐藤については同様のコメントを発している。 そう言えば、昨秋のドラフト会議でソフトバンクも1位入札は佐藤だった。ソフトバンクの選手たちも佐藤に関心を持っていたようだが、過去、相手チームを饒舌にさせる新人選手はいなかった。 「佐藤の開幕スタメンは確実になっていませんが、矢野燿大監督も迷っていると聞いています。この後のオープン戦でヒットを量産できなくても、スタメンで使う価値があると思いますが」(前出・プロ野球解説者) 当の佐藤だが、試合後はノーヒットを悔やんでいた。しかし、得るものもあったはずだ。開幕スタメンに大きく近づいたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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