プロ野球
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スポーツ 2021年01月22日 19時30分
日本ハム残留の西川、契約更改後の発言が物議 「狂っちゃいそう」嘆き節連発にファン反発
今オフ、ポスティングでのMLB移籍を希望したものの期限内に話がまとまらず、日本ハムに残留することとなったプロ11年目・28歳の西川遥輝。21日の契約更改会見で口にしたコメントがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>日本ハム・有原、巨人・菅野を差し置いてMLB移籍に成功したワケ「交渉決裂」現地メディアの報道に原監督は一安心?<< 2020年12月3日にポスティングを申請したものの、MLB球団との交渉期限である2021年1月3日に話がまとまらず、日本ハム残留の可能性が極めて高いとみられていた西川。21日に球団との契約更改交渉に臨み、前年から4000万円増となる年俸2億4000万円(推定)の単年契約を結び正式に残留が決まった。 問題となっているのは、契約更改後に会見を行った西川のコメント。報道によると、西川は「アップの評価をしていただいた球団には感謝しかありません」と増額での残留を求めてくれた球団に感謝。その一方で、「切り替えはうまくできていない」、「動いていないと狂っちゃいそうなくらいの感じ」と、移籍断念から約半月が経った現在でもショックを引きずっていると吐露したという。 西川のコメントを受け、ネット上には「2019年オフからポスティングでメジャー狙うっていってたからやっぱりすごく傷心してるな」、「報道を見る感じオファー自体はあったらしいけど、多分メジャー契約じゃなくマイナー契約で納得できなかったんだろうな」、「今シーズン後に再チャレンジできるように頑張って好成績を残してほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「『狂っちゃいそう』っていう表現はなんか引っかかるな」、「夢が叶わなかった落胆(の気持ち)は分かるが、心の中で思うだけで口には出してほしくなかった」、「半月も経つのに意気消沈って、そんなに日本ハムを出ていきたかったのか?」、「モチベーションの低下が今季の成績に響いてきそうで怖いな」、「西川の気持ちがどうかは分からないけど、日本ハムのことだから今後も放出に動くのでは」と西川の発言を疑問視するコメントも複数見受けられた。 「西川が所属する日本ハムは戦力の新陳代謝のために主力を大胆に放出することもいとわない球団で、過去には糸井嘉男(→オリックス/2012年オフにトレード移籍)、小谷野栄一(→オリックス/2014年オフにFA移籍)、陽岱鋼(→巨人/2016年オフにFA移籍)といった主力選手の流出を容認。今回の西川についても吉村浩GMは『当然メジャーリーグに行くものとして考えている』と、西川の流出を前提にして今季の編成戦略を立てていることが伝えられていました。そのため、西川が出ていかず残留となったことは球団としては誤算のはず。西川は今季順調にいけば海外FA権を取得するため、球団は今季終了後も移籍には寛容なスタンスを継続するのではとみているファンも少なくないようです」(野球ライター) 西川は会見の中で複数のMLB球団から接触があったが、「納得できる契約がなかった」とそのほとんどがメジャーではなくマイナー契約だったと口にしている。ただ、今季結果を残した上で海外FA権を取得・行使すれば、譲渡金がかからないことも相まってメジャー契約での獲得を検討するMLB球団が現れてもおかしくはないだろう。 仮に今季終了後に海外FAを行使すればMLB球団はもちろん、日本ハムからの移籍例が多いオリックス、外野手の高齢化が進むヤクルトといった国内球団も獲得に名乗りを上げるのではとの見方もある西川。今回はチーム残留となったが、今季終了後もその去就に注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月22日 17時00分
西武・松坂を見下していた? 柴原氏が初対戦での衝撃を告白、バットの感触と異なる結果に「昔の漫画みたいな感じ」
元阪神で野球解説者の池田親興氏が21日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元ダイエー・ソフトバンクの柴原洋氏がゲスト出演。ルーキー時代の西武・松坂大輔に抱いた強烈な印象を明かした。 19日の動画で初出演し、今回が3本目の登場となる柴原氏。本動画では現役・ダイエー時代にリーグ優勝・日本一を達成した1999、2003年の戦いをテーマにトークを展開したが、その中で1999年にプロデビューした松坂の投球に驚愕したことを明かした。 >>西武・松坂、球団に帰国を知らせていなかった?今季復活でキーマンとなるか、極秘の日程前倒しの真相<< 松坂は1998年にエースとして横浜高校を甲子園春夏連覇に導き、同年のドラフトで西武に1位指名された。柴原氏は松坂の高校時代の活躍は知っていたというが、「(最初は)『所詮高校生だろ』ってどっかで(思っていた)。(前年に)僕は3割を打ってたので」と十分打ち崩せるだろうと考えていたという。 ただ、松坂がプロデビュー戦(1999年4月7日対日本ハム戦)で日本ハム・片岡篤史を155キロの高めボール球で空振り三振を奪ったのを見て、柴原氏は「ちゃんとこれミーティングせないかんな」と考えを改めたとのこと。片岡は前年にパ・リーグ史上最多(当時)の113四球を記録するなど選球眼に優れた打者だったが、その片岡がボール球に手を出したのを見て「あんな空振りするかな」と警戒心が強まったという。 その後、ある試合で柴原氏は松坂と対戦する機会が巡ってきた。「僕の中では完璧な手応えがあった」とホームランを打った時のような感覚で松坂の球を打ち返したが、打球は外野フェンス前で失速するフライになってしまったという。 「どこかで(球に)押されてる、力に負けてる」と、自分では捉えたつもりでも差し込まれた形となった柴原氏。「きれいな真っすぐではないけど剛球だった。藤川球児(元阪神)とかは(球の)回転が(きれいな縦回転で)すごいけど、松坂の球は(ジャイロ回転で)うねってくるような(球だった)」、「昔の(野球)漫画では(球威で)土煙がブワッて(上がる描写があるが)、イメージはあんな感じ」と、松坂の球からは驚くほどの球威を感じたと語り、これを聞いた池田氏も「ちょっと(メディアで)言われてたジャイロみたいな感じの(球だったのか)」、「手応えがあったのに?はあ~」と興味深そうにうなずいていた。 柴原氏は動画で同僚との人間関係や1999年の初優勝を確信したタイミングなどについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「確かに松坂のデビュー戦はビックリした、選球眼のいい片岡が明らかなボール球を振らされてたし」、「『高卒即ローテはさすがに…』って思ってたら即ローテ入りして最多勝まで獲得したのは今でも印象深い」、「『しめた』と思って捉えても差し込まれたってすごい直球だな」、「並いる強打者が松坂の速球に手を焼いてたから、スラッガーじゃない柴原は力負けしたということなのかな」といった反応が多数寄せられている。 柴原氏は現役時代に「1452試合・.282・54本・463打点・1382安打」といった数字を残した。強打者ではなく巧打者タイプの自身にとって、松坂の剛速球は対応が極めて難しい球だったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2021年01月22日 11時15分
阪神・藤浪、先発再転向を断念の可能性? 矢野監督がキャンプでの実戦スタートを前倒ししたワケ
無観客を逆手に取った“新・調整法”と言っていい。阪神がスタッフミーティングを開き、春季キャンプの一、二軍の振り分けを決めた。同時に発表された日程表には、こう記されていた。「2月4日 紅白戦」――。 同日は、木曜日だ。どの球団もそうだが、キャンプ観戦するファンのためを思って、実戦形式の練習は土・日曜日に組み入れてきた。しかし、今年は無観客となるので、その配慮はいらない。阪神は基本、4勤1休を1クールとするので、その第一クール最終日に“最初の実戦”を行う。 「キャンプ序盤の実戦には、賛否両論あります。でも、選手の側からすれば、首脳陣が『やる』と決めた以上、それに従うしかありません。実戦ができる状態まで体を整えてキャンプに臨まないと」(プロ野球解説者) 早期の実戦と言えば、思い出されるのが、落合博満氏が中日指揮官に就任した2004年の春季キャンプだ。2月1日のキャンプ初日にいきなり紅白戦を行った。 今回の矢野燿大監督もそうだが、「実戦に臨める体を作ってこい」と言っても、「猛練習をやる」とは言っていない。開幕戦を迎えるまでの調整日程を変えたのだ。 「選手を鍛えるのが秋季キャンプ、春季キャンプは開幕に向けた調整と位置づけられています。一部の若手は春季キャンプでも猛練習となりますが、首脳陣が一番恐れているのが怪我。計算に入っていた選手がチームを離脱することなんです。今春の阪神キャンプは、長時間の練習はやりません。各々で『足らない』と思えば、居残り練習をするイメージです」(関係者) 前年の秋季キャンプで猛練習をやったのかどうかだが、04年の落合中日と、今回の矢野阪神では大きく異なる。新型コロナウイルスの影響で、20年の秋季キャンプはほとんどできていない。若手は宮崎でのフェニックスリーグに参加しているが、中堅以上は“自主制”となった。前年秋の下地がない上での早期の実戦は良策ではないようだが…。 「実戦を早くやることで、選手に『何が足らないのか』を気づいてほしいのでしょう。阪神ファンが大きな期待を寄せている新人の佐藤輝明内野手(近大)には、プロ投手の投げるボールのスピード、キレを体感してもらいたい。早い時期にプロのレベルが分かれば、その後の練習内容も違ってきます」(前出・同) 早期の実戦で試されるのが、藤浪晋太郎投手だ。昨季後半のピッチング内容であれば、期待して良さそうだが、今季の先発ローテーションは“飽和状態”に近い。当確は西勇輝、高橋遥人、青柳晃洋。新加入のチェン・ウェイン、アルカンタラがいて、秋山拓巳も復活をめざしている。「ドラフト2位の伊藤将司投手(JR東日本)も計算に入っている」との情報も聞かれた。 >>阪神・藤浪に「来年先発に戻って」片岡氏が先発再転向を主張「後ろの投手はクイックや…」リリーフの弊害を指摘も賛否<< 先発枠入りを狙う藤浪にとってはライバルが多すぎる。昨年末の契約更改では「先発一本」と語っていたが、キャンプ前半までに結果を出さなければ、中継ぎ専念ということも十分に考えられる。矢野監督が第1クール最終日に紅白戦を予定した目的をよ~く考えなければ、藤浪以外にも開幕一軍メンバーから脱落する選手が出てきそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月21日 20時30分
中日・星野監督が落合氏に激怒! 食事をなぎ払い公衆電話を破壊「いつになったら打つんだ!」小松氏が衝撃の光景を暴露
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が20日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日で野球解説者の小松辰雄氏がゲスト出演。元中日監督・星野仙一さんが怒りをあらわにしたエピソードを暴露した。 星野さんは中日で2期10年(1987-1991,1996-2001)にわたり監督を務めた。今回の動画で小松氏は1987年から1991年にかけ共に中日で戦った星野さんとの思い出をテーマにトークを展開。その中で星野さんが、1987年から1993年にかけ中日でプレーした元中日監督・落合博満氏への怒りで周囲の物をたびたび破壊していたという話を披露した。 >>中日・星野監督、達川氏を「嘘つき、詐欺師」と笑顔で“口撃”?“コンタクト紛失事件”の知られざる後日談を明かす<< 落合氏がロッテからトレードで加入した1987年の4月中旬ごろに、後楽園球場で巨人と戦った試合があった。小松氏はその日休養日で滞在先のホテルのミーティングルームで選手・監督らの帰りを待っていたというが、巨人に敗れた後に戻ってきた星野さんは目が血走っていたという。 その後ホテルでは選手全員が参加したミーティングが行われたというが、星野さんは開始直後いきなり自身の机の上に用意されていた食事を手でなぎ払うと、「落合!お前いつになったら打つんだ!なんとかせえ!」と落合氏を名指しで叱責。小松氏によると、落合氏は星野氏の剣幕に気おされたのか「はい」とうなずくのみだったという。 その落合氏は当時チームの本拠地だったナゴヤ球場内に設置されていた赤電話(委託公衆電話)を使い、頻繁に妻や知り合いと連絡を取っていたという。ただ、ある試合で負けた後に星野さんはその電話に目をつけ、「こんなんで電話ばっかしとるから打てねんじゃあ!」と激昂しながら地面にたたき付け破壊してしまったという。 壊れた電話に入っていた10円玉が床一面に散らばったため、自身もひろい集める手伝いをするはめになったという小松氏。ただ「面白かったですよ」と、こうした感情が激しいところも星野監督の魅力の一つだったといい、「誕生日には必ず花が贈られてくる」と選手を気遣う一面もあったと振り返っていた。 小松氏は動画で、自身が星野さんに怒られた際の話や目をつけられやすい選手の特徴なども話している。 今回の動画を受け、ネット上には「“闘将”って言われてた星野さんらしい血気盛んな話だな」、「ナゴヤ球場の扇風機をたたき壊した話は有名だけど、電話まで破壊してたのは知らなかった」、「当時は鉄拳制裁が当たり前だったが、本人を直接殴ることはあったんだろうか」、「いくら怒ってるからってものに当たるのはいただけない、今ならネットで確実に炎上するだろうな」といった反応が多数寄せられている。 落合氏は星野さんと在籍期間が被っている1987年から1991年にかけ「628試合・.314・171本・489打点・688安打」といった数字を残し、本塁打王(1990-1991)、打点王(1989-1990)にそれぞれ2度輝いている。その落合氏に星野さんが物に当たるほど怒りをあらわにしたのは、打線の核としての期待の裏返しだったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2021年01月21日 17時30分
DeNA・三浦監督「入国の目処は立っていない」 コロナ禍でキャンプにも大影響! 外国人不在なら“ファースト問題”に直面か
ベイスターズの新指揮官・三浦監督監督が外国人選手について、「今のところまだ入国の目処は立っていない」と明かした。キャンプ初日の合流には「間に合わないと聞いています」とし、開幕に日本人選手での戦いを強いられる可能性に「最悪そういう事態もある」と覚悟。「政府の決めることなので」と、先の見えない状況だけに表情も曇りがちだった。 長年ベイスターズのファーストは、“DeNA最強外国人”で連続守備機会無失策記録保持者でもあるホセ・ロペスが鎮座していた。過去5年間の出場試合数を振り返ると、2016年はロペス122試合、主な他選手は宮崎敏郎21試合、柳田殖生8試合、白崎浩之5試合。2017年はロペス138試合、主な他選手は宮崎敏郎5試合、田中浩康5試合、シリアコ4試合、白根尚貴4試合。2018年はロペス108試合、主な他選手はネフタリ・ソト33試合、佐野恵太13試合、中川大志9試合。2019年はロペス142試合、他選手は佐野恵太7試合、中井大介3試合。2020年はロペス75試合、主な他選手はネフタリ・ソト66試合、中井大介16試合、山下幸輝5試合となっている。 そのロペスは昨年契約解除したために、今季はソトがファーストに固定され、ソトに何かがあった場合はタイラー・オースティンが任させると予想されていた。ファームでも昨年引退した飛雄馬と百瀬大騎のほか、山下幸輝らが守っていたことを鑑みると、ファースト経験者の少なさは顕著だ。 「何とか間に合ってくれるだろうと考えています」と三浦監督は期待を込めてコメントしていた。言わずもがな打線の核である2年連続ホームラン王のソト、昨年強烈なインパクトを残したオースティンの不在は、オフェンス面で相当な痛手だが、実はディフェンス面でもかなり影響する。他球団も同様の悩みを抱えることであろうが、ベイスターズでも両外国人選手の入国問題はかなりのウエイトを占めそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月21日 17時00分
中日・森元監督、銃を持った軍人に取り囲まれた? 助っ人発掘中に起きた命の危機を告白「やるから早く帰ってくれ!」
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が20日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日監督で野球解説者の森繁和氏がゲスト出演。助っ人発掘中に命の危機に見舞われたことを明かした。 森氏は16日のユーチューブ動画で初出演し、今回が4回目の登場となる。今回の動画では自身が毎年オフに行ってきたドミニカでの助っ人発掘をテーマにトークを展開。その中で、ある年のドミニカ訪問中に軍隊から銃を突き付けられたエピソードを披露した。 >>元巨人・槇原氏、FAが原因で命の危機?大久保元監督が暴露、「マキさんが来ない」同僚をざわつかせたアクシデントとは<< 過去に中日に在籍していた期間(2004-2011,2014-2018は監督・コーチ/2019はシニアディレクター)は毎年オフにドミニカを訪問し、同時期に行われるプロリーグ・ウィンターリーグを中心に試合を視察していた森氏。ある年のオフもドミニカを訪問し精力的に試合を視察していたが、ある試合後に車で滞在先に帰る途中、ハイウェイの出口に間違えて入ってしまったという。 入口に入り直そうと車をUターンさせていると、道路上にいた軍隊の集団に目をつけられ9人に囲まれたという。全員肩に大きな銃をかけており、その銃を突き付けながら森氏に車から降りておとなしくしているように要求してきたという。 囲まれた直後は「『これだけ囲まれたらそう簡単には殺されない』って思った。(急に1人で近づいてきて)小さな銃でこんなことやられると『こいつ怖いな』って(思っただろうけど)」と思っていたという森氏だが、いざ降車した後は「(両手を)ホールドアップして車にこうやって(体を伏せて)顔も見れなかった」と相当な恐怖心に襲われたとのこと。そんな森氏をよそに軍人たちは車内を物色し、中に積んであった4ダースほどの新品のボールケースを「この中に何か隠してるな」というような様子で調べていたという。 そんな中、当時自身の通訳を務めその日は別行動だったドミニカ人のルイス・フランシス氏(現中日国際渉外担当)がたまたま現場を通りかかった。フランシス氏は「森さん何してんですかあ?」、「大丈夫です。これ、密輸の取り締まりですから」と笑いながらその場を収めてくれたというが、この際軍人たちから「このボールをくれ」と要求されたという。 要求通りに1人1個ずつボールを渡したが、「それで終わりかと思ったら、(1ダース12個入りだから)残ってるのが3個あった。そしたら(9人の中で)一番偉そうなやつが『もう1個いいか?』って(ねだってきた)」という森氏。「やるから早く帰ってくれ!」という思いでもう1個渡し、ようやく軍隊から解放されたと笑い交じりに振り返っていた。 森氏は動画で発掘対象とする選手の特徴やウィンターリーグを視察する際のポイントなどについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「ハイウェイの乗り方間違えたぐらいでそんな大事になるのか、日本だったらまず考えられないな」、「軍隊の人らは別の国の人間が車でアタフタしてるのを見て、金品なり覚せい剤なりを積み込んでるかもって思ったのかな」、「銃持った9人に囲まれて『殺されない』って思えるのは肝が据わり過ぎだろ」、「フランシスさんが笑いながら対応したってことは現地では当たり前の光景なんだろうか」、「話がぶっ飛び過ぎてて、逆にボール1、2個で事が収まったのが不思議に感じる」といった反応が多数寄せられている。 毎年オフの恒例行事だったドミニカ訪問では、ブランコ、ビシエド、ガルシアなど数々の優良助っ人を発掘している森氏。その裏で命の危機に見舞われていたことに驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年01月21日 11時30分
ロッテ井口監督“ダイエー人脈”で松中氏を春季キャンプ臨時コーチに招聘へ
千葉ロッテは20日、福岡ダイエー、ソフトバンクで活躍した松中信彦氏が2021年石垣島春季キャンプ臨時コーチに就任すると発表した。 松中氏は八代第一高、新日本製鐵君津を経て、1996年のドラフト2位(逆指名)でダイエーに入団。 1999年には23本塁打、2000年には33本塁打を放ちリーグ二連覇(1999年は日本一)に貢献。2004年には打率、本塁打、打点でトップに立ち三冠王を獲得。2005年にチームがソフトバンクに買収されてからも2006年に王貞治監督率いる第1回WBCに日本代表として出場し、打率.433で日本の優勝に貢献。しかし、怪我にも泣かされるようになり、持ち味である本塁打を2013年からソフトバンクを退団する2015年まで、1本も打てなかった。 ソフトバンク退団後、NPB復帰を模索したが、不調に終わったことから2016年3月に引退を表明。以降、テレビのゲスト解説などを務めていたが、2020年シーズンはプロ野球独立リーグ四国アイランドリーグplus香川オリーブガイナーズGM兼総監督に就任。将来は指導者になりたいという希望を持っていた松中氏なだけに、このオファーを受けたのだろう。2019年の12球団合同トライアウトにも選手獲得のため顔を見せていた。2020年10月1日に契約満了のため香川を退団。この度、ダイエー時代に30本カルテットとしてチームをともに引っ張ってきた井口資仁監督からの要請に応える形で、春季キャンプ限定の臨時ではあるが初めてNPBのコーチに就任する。 松中臨時コーチは「井口監督より直接お話を頂いて、このような機会を頂けたことに感謝をしています。私自身、NPBに育てて頂いたという想いがあるので、少しでも恩返しになればと思っています。マリーンズは若い有望な選手が多いというイメージです。これからのマリーンズを背負っていく野手が特に多いという印象を受けています。今まで自分がやってきた色々な練習方法や技術を若い選手に伝えたいと思っています」と語り、ロッテには安田尚憲内野手、藤原恭大外野手といった若手の二大主砲がいるだけに、松中臨時コーチも教え甲斐があるはずだ。 今年、井口監督はダイエー人脈で森脇浩司元オリックス監督を一軍野手総合兼内野守備コーチに入閣させており、リーグ優勝、日本一に向けた準備を着々と進めている。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月20日 20時30分
松中氏招へいのロッテに「ダイエーみたいなやり方だ」の声 井口・鳥越らライバル球団OBの入閣相次ぐワケは
現役時代にダイエー・ソフトバンク(1997-2015)でプレーし、「1780試合・.296・352本・1168打点・1767安打」といった通算成績を残した松中信彦氏。20日、その松中氏がロッテの春季キャンプで臨時コーチを務めると球団が発表し複数メディアもこれを報じた。 球団公式サイトに掲載された松中氏のコメントによると、今回の臨時コーチ就任は井口資仁監督からのオファーにより実現したものとのこと。また、報道では井口監督が松中氏の臨時コーチ期間は2月1日~12日と明かした上で、「年間を通しても臨時的に見てもらいたい」と期間終了後も定期的に指導を行ってもらいたいと口にしたことも伝えられている。 松中氏は前述した通算成績をはじめ首位打者2回(2004,2006)、本塁打王2回(2004-2005)、打点王3回(2003-2005)と数々のタイトルも獲得した左の強打者で、ダイエー・ソフトバンクでリーグ優勝を7回、日本一も5回経験している。今回白羽の矢を立てたロッテは打撃はもちろん、メンタル面の指導にも期待していると推測される。 松中氏の臨時コーチ就任を受け、ネット上には「臨時コーチとはいえ、元三冠王の加入は非常に心強い」、「同じ左打者の安田(尚憲)や藤原(恭大)を徹底的に磨いてほしい」、「去年は優勝争いを勝ちきれなかったから、選手たちはその辺りの経験も積極的に吸収してほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「井口、鳥越(裕介二軍監督)に続いて松中も招へいって昔のダイエーみたいなやり方だな」、「ダイエーが西武のDNAを吸収して強くなったように、ロッテもダイエーのDNAを取り入れて強くなろうとしているのかもしれない」といったコメントも複数見受けられた。 >>王監督に「死んでお詫びしろ」主力選手も涙ながらに語った、ダイエーファン激怒の“生卵事件”とは<< 「ダイエーは南海の後継球団として1988年に誕生した球団ですが、誕生から1990年代序盤頃まではBクラスが定位置の弱小球団でした。ただ、1992年オフに球団代表取締役専務兼監督に就任した元西武監督の故根本睦夫さんの意向もあり、チームは当時黄金期を迎えていた西武から秋山幸二(1993年オフ)、石毛宏典、工藤公康(1994年オフ)といった選手たちを積極的に獲得。こうした選手たちが井口監督や松中氏といった既存選手の成長を促したことにより、チームは1999年の初優勝を含めリーグ優勝3回(1999-2000,2003)、日本一2回(1999,2003)を獲得するなど強豪に成長。2005年にソフトバンクとなって以降もその強さを維持し続けています。2017年オフに井口監督を指揮官に据え、その後も鳥越、的場直樹(一軍戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐)、森脇浩司(一軍野手総合兼内野守備コーチ)といったダイエーOBを招へいしているロッテも、あの時のダイエーと同じやり方でチームを強化しようとしているのかもしれません」(野球ライター) 井口監督のもと2018年は5位、2019年は4位、そして2020年は2位と毎年着実に順位を上げているロッテ。今回の松中氏招へいは、2005年以来16年ぶりのリーグ優勝を狙う球団の本気度の表れなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月20日 15時30分
元巨人・岩隈氏、引退決断した衝撃の真相を語る 原監督が引き金? 本拠地で起こった“悲劇”にファン驚愕
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が19日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人でマリナーズ特命コーチの岩隈久志氏がゲスト出演。昨季限りでの現役引退を決断した真相を明かした。 岩隈氏は2020年10月23日に引退を表明し、翌11月7日に引退セレモニーを行っている。今回の動画では、引退の決め手になったという右肩脱臼の経緯について語った。 >>元巨人・岩隈氏に「そんなに消極的だったとは」驚きの声実は早期降板を願っていた? MLB時代の快挙の裏話を明かす<< 近鉄(2000-2004)、楽天(2005-2011)、マリナーズ(2012-2018/2018はマイナー)で活躍した後2019年シーズンから巨人でプレーしたものの、同年は右肩コンディション不良の影響で一軍登板なしに終わった岩隈氏。翌2020年シーズンも右肩の調子は上がらず一軍登板はなかったが、そんな中10月に入り原辰徳監督から「今の状況でいいから投げてくれないか」とシート打撃への登板を頼まれたという。 言われた際の調子は「(まだ)行ける状況ではなかった」という岩隈氏。ただ、原監督の言葉からは「(岩隈氏を)なんとか日本シリーズで投げさせたい」という期待が伝わってきたため、「自分の今できる限りでいいから思い切って行こう」と期待に応えるべく調整に励んだという。 その後同月7日に東京ドームで、原監督が見守る中シート打撃に登板した。登板前のブルペン投球では「ちょっと良くなってきた可能性がある」と手応えもあったというが、マウンドに立ち1球目を投じた瞬間に右肩がまさかの脱臼。「肩がバーンって飛んで(いったような感覚があり)そこから動かなかった」といい、外れた肩が胸の高さまで下りてきていたという。 すぐにチームドクターに外れた肩をはめてもらったが、シート打撃は1球で打ち切りとなったという。「そこから1週間考えて、『この肩がもう休めって言ってるんだな』と思ってそこで(引退を)決めた」と、この右肩脱臼が自身に引退を決断させたと語っていた。 動画には、岩隈氏が語った近鉄時代や楽天時代の思い出などについても収められている。 今回の動画を受け、ネット上には「脱臼したことは引退会見で触れてたけど、こうした経緯で発症したことは知らなかった」、「結果だけ見ると原監督がせかしたことが引退の引き金を引いたみたいだな」、「原監督は引退会見で『後半戦に岩隈を入れたかった』って言ってたから、あくまで戦力として考えてシート打撃を頼んだんだろうな」「原監督の期待に応えようとして目の前で故障というのはさすがに相当心にきたんだろうね」といった反応が多数寄せられている。 原監督の頼みを受け入れた結果、右肩脱臼を負い引退を決断した岩隈氏。もし原監督が何も言っていなければ、もしかすると2021年シーズンも現役を続けていた可能性もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年01月20日 11時05分
ロッテ佐々木朗希が春季キャンプ一軍スタート!ドラ1鈴木昭汰などルーキー3選手も
千葉ロッテは19日、沖縄・石垣島で2月1日から行う一軍春季キャンプのメンバーを発表した。【投手】佐々木(千隼)、石川、美馬、佐々木(朗季)、二木、唐川、東條、東妻、山本、鈴木、小野、小島、岩下、中村(稔弥)、益田、河村、横山、古谷、土居、本前。【捕手】田村、佐藤、吉田、柿沼。【内野手】藤岡、安田、中村(奨吾)、福田(光輝)、松田、小川、茶谷。【外野手】藤原、加藤、岡、菅野、高部、山口、和田、サントス。※期間は2月1日から2月12日(12日打ち上げ後、那覇へ移動)。休日は5日、10日。 注目は高卒2年目となる佐々木朗希投手(以下・佐々木)が、2年連続で一軍スタートとなったことだろう。ドラフト1位の鈴木昭汰投手も一軍スタートとなった。ルーキーではドラフト3位の小川龍成内野手、ドラフト4位の河村説人投手も一軍スタートの切符を掴んでいる。育成として新入団を果たしたサンディ・サントス外野手も一軍スタート。ロッテは安田尚憲内野手、藤原恭大外野手、和田康士朗外野手と有望な若手が揃って来たこともあり、昨年あと一歩で優勝を逃したロッテにとって、若い力の台頭が今シーズンの鍵になりそうだ。 最速163キロを誇るスーパールーキーとして、昨年注目された佐々木はプロ1年目の昨年も、一軍でキャンプをスタートし、完走しており、宮崎・清武SOKKENスタジアムのブルペン(オリックスのキャンプ地)で、初登板した際には数多くの報道陣や評論家が見守った。しかし、コンディション不良などもあり、首脳陣はチームがコロナ禍で一軍の戦力が落ちたときも佐々木には無理をさせず、一軍登板はなかっただけに、今年はキャンプから紅白戦などで実践を積んで、オープン戦、公式戦につなげたいところ。 なお、ロッテは石垣市と協議の結果、新型コロナウイルス感染症予防の観点から無観客とすることを発表している。一、二軍球場スタンド一般見学不可。陸上競技場スタンド一般見学不可。室内練習場一般見学不可。ブルペン一般見学不可。キャンプ地は石垣市中央運動公園内となるためランニング、散歩コースともなっているが、ローピングを行うなど導線を確保する予定。また例年、球場周辺に出店していた屋台などもないとのこと。昨年コロナに泣かされた苦い経験もあって、万全な対策を練ってキャンプに臨む。(どら増田)
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