プロ野球
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スポーツ 2021年01月13日 17時00分
「バッターボックスで笑ってる」ロッテ・澤村がマウンドで恐怖? 巨人時代から“カモ”にされている苦手打者を明かす
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ロッテ・澤村拓一がゲスト出演。自身が苦手と感じている打者を明かした。 1日に上原氏が投稿したユーチューブ動画で初出演し、今回が4本目となる澤村。今回の動画では自身がこれまで対戦した中で印象に残った打者を複数名挙げながらトークを展開したが、その中で西武・中村剛也を最も苦手な打者に挙げた。 昨年9月に巨人からロッテにトレード移籍し新たにパ・リーグで戦う中では、「僕はホークスよりも西武の方が怖い」と西武への苦手意識が一番強かったという澤村。山川穂高、森友哉といった主軸も怖いとしつつ、「一番アレルギー反応が出る(くらい苦手な)のは中村さん」と明かした。 澤村は続けて、「(威圧感が)マジでやばい。(対戦時はいつも)バッターボックスで笑ってますもん、『いらっしゃい』みたいな(感じで)」とコメント。にこやかな表情でバットを構える中村の姿には、どのコースに投げても狙い打たれそうな威圧感があると吐露した。 動画内で具体的な日時は明かしていないが、ある試合で中村からセンター前に強烈なヒットを打たれたという。「(打たれた直後に)パッと一塁を見たら、中村さんが『余裕余裕』、『ですよね』みたいな感じで笑ってた」と、自身の球を打つのはたやすいといわんばかりの笑顔を浮かべていたためさらに恐怖心が増したと語っていた。 この他にも澤村は自身が対戦して楽しかったというセ・リーグ打者や、最近の審判に対する不満などについて動画内で語っている。 >>MLB移籍断念の巨人・菅野に「もう違う考えなんだ」上原氏ら球界人から驚きの声 本人は来オフの再挑戦を示唆?<< 今回の動画を受け、ネット上には「中村は常にニコニコしてるような気がするが、澤村からするとそれが不気味なのか」、「中村は速球には強い打者だから、速球派の澤村にとってはかなり相性が悪いのかもしれない」、「実際巨人時代から中村との対戦成績は悪かったような気がする」といった反応が多数寄せられている。 これまで巨人(2011-2020)、ロッテ(2020)でプレーしている32歳の澤村と、西武(2002-)一筋で活躍する37歳の中村。両者は2011年から2019年にかけては交流戦、2020年はパ・リーグでそれぞれしのぎを削っている。 中村はこれまでの対戦で澤村に対し「.375」と4割近くの打率をマークし、本塁打も3本放っている。対戦前後に笑みを浮かべるのは、澤村のことを完全に“お得意様”と捉えているからなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年01月13日 11時15分
桑田氏の巨人コーチ就任、原監督との因縁が原因? 他コーチとの配置転換はグラウンド外にも好影響か
巨人・原辰徳監督と桑田真澄氏がオンライン会見に臨み、リーグ3連覇と日本一奪還の熱い思いを語った。会見で注目されたのは、桑田氏のコーチとしての肩書とその役割。「投手チーフコーチ補佐」。つまり、宮本和知投手チーフコーチのサポート役である。立場的には“投手部門のナンバー2”ということだろうか。 「桑田コーチの入閣によって、本当に強化されたのはスカウト部門ですよ」(球界関係者) どういうことかというと、宮本コーチのサポート役は水野雄仁巡回投手コーチだった。一、二軍はもちろん、三軍やリハビリ組の様子を確認し、二軍スタッフとの連絡係を務め、時には投手の直接指導も行っていた。しかし、昨季途中から「スカウト」としての視察業務も加わり、多忙を極めていた。 「水野コーチはスカウトとしての眼力がありました。宮本コーチのサポート役には後任として桑田氏がコーチに迎えられました」(前出・同) 各方面の話を総合すると、原監督は昨年12月28日、山口寿一オーナーに連絡を入れ、桑田招聘の意向を伝えた。この日は球団事務所の仕事納めでもあり、「誰かと会った」という情報は聞かれなかった。電話会談で原監督の提案を了承したのだろう。 「桑田氏の元に連絡を入れたのは、年明けの1月5日。二つ返事で快諾したようです」(同) >>巨人コーチに桑田氏就任で「ピッチャー陣が変わるかも」上原氏ら球界人も期待 本人は早くも闘志「指導者としてもエースに」<< 原監督と桑田コーチの関係で思い出されるのが、第一期政権下の02年6月18日(対横浜)での「代打起用」だ。同点で迎えた延長11回表、原監督は先頭打者が四球を選ぶと、桑田氏の代打起用を告げた。交代させられたのは途中出場のリリーフ投手であり、ベンチにはまだ何人かの野手が待機していた。 その桑田氏がバスターを決め、勝利したことは有名だが、この話には後日談がある。 「翌朝のスポーツ新聞は『原マジック』と称賛しました。でも、原監督は父・貢氏に電話をし、あの采配が正しかったのかどうかを相談しています。投手を代打起用させた後、他の野手の気持ちを思ったからです。代打登場した翌日の桑田氏ですが、メディアが代打成功したことを質問しても、露骨にイヤそうな顔を返していました。代打の準備をしていた野手のことを思ったからです」(前出・同) 原監督はこうした桑田氏の言動を聞かされ、「同じことを心配している」と親近感を持ったそうだ。4番だった原監督、エースを張った桑田コーチ。立場が異なるが、チーム論という点ではすでに意気投合していたのかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月12日 21時10分
巨人コーチに桑田氏就任で「ピッチャー陣が変わるかも」上原氏ら球界人も期待 本人は早くも闘志「指導者としてもエースに」
現役時代に巨人(1986-2006)、パイレーツ(2007)で活躍し、日米通算で「461登板・173勝142敗3ホールド14セーブ・防御率3.56」といった成績を残した52歳の桑田真澄氏。12日、その桑田氏が今季から巨人の一軍投手チーフコーチ補佐に就任したと球団が発表し、複数メディアもこれを報じた。 現役生活、最後に巨人に在籍した2006年から数えると、実に15年ぶりの復帰となる桑田氏。同日に行われた就任会見を伝える報道によると、昨年12月28日に原辰徳監督が球団上層部に桑田氏の招へいを打診し承諾を得た上で、年明けの5日に桑田氏と直接会ってオファーしたことがコーチ就任の経緯とのこと。また、報道では桑田氏が「指導者としてもエースになれるようにやっていきたい」と抱負を述べたことも伝えられている。 2008年3月の現役引退後は野球解説者に転身する傍ら、早大大学院や東大大学院でスポーツビジネスや投球・打撃の動作解析などを研究してきた経歴を持つ桑田氏。2013年1月から2014年12月にかけては東大硬式野球部で特別コーチを務めたが、NPBでコーチを務めるのは今回が初となる。 >>元巨人・桑田氏のコーチ就任、阿部二軍監督が原因?原監督が15年ぶりの古巣復帰を画策したワケは<< 桑田氏のコーチ就任を受け、球界OBたちが自身のSNSやユーチューブチャンネルを通じコメントしている。元巨人・上原浩治氏は12日に自身の公式ツイッターに「桑田さんが巨人のコーチに… これは楽しみだなぁ」、「ピッチャー陣が変わるかもしれませんね いろいろ期待してます!」と投稿。桑田氏の就任により、昨季セ・リーグトップの防御率(3.34)をマークした巨人投手陣がさらに強固なものになるのではと期待を寄せている。 元大洋・横浜の高木豊氏は同日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。「あそこまで(古巣の)ユニフォームを着なかった人が、ここにきて急に着るのはちょっとビックリ」、「(このタイミングでのコーチ就任は)OBとして心に期するものがあったのかな。例えば、ソフトバンクに日本シリーズ2年連続4連敗という屈辱もあるだろうし」と、桑田氏の決断に驚いた。 同時に、「桑田は理論的だし伝え方がうまい。感情的にものを言うことはまずなく、ちゃんと頭の中で(言いたいことを)整理して理論的に話す(人物)」、「(指導者として)一番大切なのは(選手への)伝え方だと思う。そういった意味では(桑田氏は)すごく伝え方がうまいので、いいコーチになるかなと期待している」と選手に的確な指導ができるコーチになるのではと推測している。 今回のコーチ就任を受けては、ネット上にも「現役時代は1番好きな投手だったから復帰は素直に嬉しい」、「江川(卓氏/元巨人)のようにもう巨人への復帰はないと思っていたから驚いた」、「球団の許可を取りつけた上で直接オファーした原監督の行動力もすごいわ」、「解説の時は結構分かりやすい語り口だったから、選手からも指導や助言を受け入れてもらいやすいのでは」といった反応が多数寄せられている。 現役・巨人時代は沢村賞(1987)、最多奪三振(1994)、最高勝率(1998/当時は連盟表彰なし)をそれぞれ1回、最優秀防御率(1987,2002)を2回獲得するなどチームのエースとして活躍した桑田氏。3年連続のセ・リーグ制覇、そして9年ぶりの日本一に向けどのような指導を見せていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年01月12日 17時00分
守備難の阪神、大山・木浪が救世主になる? 藤本コーチの評価に納得の声、「小幡、北條も見習って」と激励も
阪神・藤本敦士一軍内野守備走塁コーチが、11日放送の『マンデーベースボールパーク』(MBSラジオ)に電話で生出演。昨季守備力が大きく向上したと自身が評価する選手を明かした。 85失策だった昨季を含め、3年連続でセ・リーグ最多失策を記録している阪神。藤本コーチも番組内で「かなり気にしている」と現状に危機感を抱いていると口にしたが、そのような状況の中でも守備面で成長が見られた選手として遊撃・木浪聖也、三塁・大山悠輔を挙げ理由を語った。 プロ5年目・26歳の大山は2019年シーズン20失策とセ・リーグ三塁手ではワーストの失策数を記録したが、昨季は6失策と3分の1に激減。プロ3年目・26歳の木浪も2019年はセ遊撃手ではワーストとなる15失策だったが、翌2020年は8失策と半分に減らしている。 2人合わせて21個の失策を減らした木浪、大山について、藤本コーチは「1年ですごく成長したなと思う。やっと内野の軸ができてきたかなと思う」とコメント。昨季の両名は自身が見ても守備力が大きく向上していたとした上で、今季以降も安心してレギュラーを任せられる選手に成長してきていると評価した。 藤本コーチは続けて「大山に関しては数字に表れた結果というものを残したから、首脳陣に対しても認められたと思う」と守備面の数字に加え、打撃でも「.288・28本・85打点・122安打」といった成績を残した大山の働きは他の首脳陣も認めていると称賛。また、「背中で(他)選手に対してアピールというか、軸になった選手として認められた」と、守備力アップへ日々真剣に努力する大山の姿は他選手にも好影響を与えていると評した。 一方、木浪については「予測ができれば一歩目がすごく変わるので、そういう頭を使った守備というのもすごくできていた」と、味方バッテリーの配球や相手打者の打球傾向を元に打球のコースを予測し、逐一守備位置や一歩目の出足などを変えていたことが結果につながったのだろうとコメント。「(これがチーム内で一番できているのは)今だったら木浪」と、現在のチームでは一番守備を工夫している選手だと語っていた。 >>阪神投手が球団に前代未聞の抵抗!後に痛烈なしっぺ返しが?賛否を呼んだ年またぎの銭闘劇<< 今回の放送を受け、ネット上には「2人とも前年に比べて失策数が半分以下だから、『何とかしないと』と強い思いで守備力アップに励んでいたことは伝わる」、「2019年に比べたら大山、木浪の三遊間はだいぶ安心して見ていられた」、「木浪、大山が頑張ったとはいえ優勝した巨人(昨季43失策)に比べたら失策数は約2倍、彼らに続く選手がまだまだ出てこないと今季も厳しい」、「小幡(竜平/昨季9失策)、北條(史也/同5失策)、植田(海/同5失策)らも大山、木浪を見習って頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 2月1日から始まる春季キャンプでは「もう一度守備位置や足(の動かし方)を全員に徹底させて、まずは下(半身の使い方の指導)からやっていこうと思っている」と、下半身を軸とした守備指導を行う方針も番組内で明かした藤本コーチ。16年ぶりのリーグ優勝、そして36年ぶりの日本一に向け、どこまで守備力を鍛え上げることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月12日 11時30分
オリックス、ファン待望のロメロ復帰!安達とのパフォーマンス復活に期待
オリックスは8日、ステフェン・ロメロ外野手と、2021年シーズンの契約を締結したと発表した。 ロメロは2017年から2019年までの3シーズン、オリックスの主砲として活躍していた。来日初年となった2017年は103試合に出場、打率.274、26本、66打点、2018年は119試合に出場、打率.237、25本、63点、2019年は81試合に出場、打率.305、18本、63打点というオリックスの助っ人外国人の中ではまずまずの成績を残したが、「怪我が多く1年間フルで起用出来なかった」という首脳陣の判断もあり、2019年オフに自由契約となり、昨年は東北楽天が獲得。コロナ禍において、120試合制となったが、103試合に出場、打率.272、24本、63打点と、特に大きな離脱もなく1年間プレー。規定打席にも到達している。 しかし、楽天と2021年シーズンの契約で合意に至らず、調査していたオリックスが再獲得に動き始め、2年ぶりの復帰が決定した。背番号は「9」から「69」に決まっている。ロメロは「私にとってオリックス・バファローズの選手、スタッフ、関係者の皆さんは家族のような存在です。再び戻ってプレーできることが決まり、大変嬉しく思っています。バファローズの一員としてプレーできることを楽しみにしています。チームのためにハードに練習をし、万全の状態でシーズンに臨みます。ファンの皆様、熱いご声援をよろしくお願いいたします。共に良いシーズンを送りましょう」とコメント。シーズン中もオリックス戦の試合前には、オリックスの選手と談笑する場面が幾度となく見られており、昨年からオリックスに加入したアダム・ジョーンズ外野手とも交流していただけに、すんなりと復帰出来るだろう。ホームランを放った際、ベンチ前で行う安達了一とのパフォーマンスも復活してもらいたいところだ。 ファンの間でもロメロの復帰は歓迎ムードが多く、オリックス時代はロメロが離脱するとチームが低迷してしまうほどの影響力があっただけに、今度は1年間、怪我することなくフルで活躍してもらいたい。オリックスは現時点で、ジョーンズ、スティーブン・モヤ外野手、ブランドン・ディクソン投手、タイラー・ヒギンス投手といった5人の外国人選手と契約をしており、一軍登録の外国人枠が昨年は1人増えたが、今年戻るとなると「枠」の争いも中嶋聡監督にとっては悩ましい問題になるかもしれない。 T-岡田、吉田正尚、ロメロ、ジョーンズ、モヤ…さらに一発のある若手も出て来ているオリックス。全てが機能すれば敵なしなのだが…。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月12日 11時25分
元巨人・桑田氏のコーチ就任、阿部二軍監督が原因? 原監督が15年ぶりの古巣復帰を画策したワケは
桑田真澄氏のコーチ復帰により、“椅子取りゲーム”が始まる。 「コーチ復帰」。この一報が飛び込んできた1月11日、その瞬間こそ、「キャンプの臨時コーチでしょ?」と、各メディアは高を括っていた。しかし、球団や各方面への確認を進めるにつれ、様相が変わってきた。“通常コーチ”として、巨人に帰還するからだ。 桑田氏のコーチ就任に驚いた理由はいくつかある。まず、原辰徳監督以下、来季のコーチたちは昨年末のうちに集まるなどし、21年度のチームビジョンを話し合っている。チームビジョンの最終的な意見のすり合わせはキャンプイン直前だが、桑田コーチは“追加増員”ということになる。 「原監督は後輩にあたるOBたち、とくに、巨人と距離ができてしまったOBたちを呼び戻そうとも苦慮してきました。第二期政権ではFAで他球団に移籍した駒田徳広氏に臨時コーチを依頼したこともありました」(ベテラン記者) 今回のコーチ要請もその一環なのだろうか。巨人と氏の間にわだかまりはない。 >>MLB移籍断念の巨人・菅野に「もう違う考えなんだ」上原氏ら球界人から驚きの声本人は来オフの再挑戦を示唆?<< しかし、桑田氏は現場からかなりご無沙汰しているのも事実だ。巨人退団後はメジャーリーグに挑戦し、早大大学院スポーツ科学研究科の修士課程トップスポーツマネジメントコースで学んでいた。さらに、プロ野球中継の解説だけではなく、東大野球部と桜美林大での特別コーチ、スポーツ庁参与なども務めてきた。 「現在も東大大学院総合文化研究科に在籍し、投球フォーム、打撃フォームの研究、動作解析などを続けています。大学での投球フォームの研究というと、ソフトバンクの工藤監督や千葉ロッテの吉井コーチが思い出されます。ソフトバンクに対抗するため、桑田氏にコーチ要請したのかもしれません」(プロ野球解説者) また、次期指揮官の阿部慎之助二軍監督の参謀役という見方もされていた。 「阿部二軍監督が体調を崩した元木大介ヘッドコーチの代わりに一軍帯同したことがありました。その間、サンチェスが捕手のサインを無視したことがありました。それに対し、阿部二軍監督は激昂しました。サンチェスが捕手とチーム全体に謝罪して一件落着となりましたが」(球界関係者) その時、激昂する阿部二軍監督に対し、原監督が「まあまあ…」と諫めたという。 阿部二軍監督の“熱すぎるチーム愛”に、冷静沈着な参謀役も必要だと思ったのかもしれない。だが、阿部二軍監督の憤怒は昨年9月の話。桑田氏の名前が挙がっていたとすれば、年内のもう少し早い時期にまとまっていたはずだが…。 「ルールでは、一軍戦のベンチに入れるコーチは8人まで。投手担当として、宮本知和投手チーフコーチと杉内俊哉投手コーチがベンチ入りすると聞いていますが」(前出・プロ野球解説者) 「一軍には帯同するが、試合中はベンチ裏で」ということになるのだろう。それとも、昨年の水野雄仁巡回投手コーチのように、一軍とファームの両方を見て回るのか。桑田氏もコーチ帰還するのなら、試合中に監督へ進言する機会は持ちたいと思っているはず。「8人」のコーチ枠をどう割り振るのか、注目したい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月11日 17時30分
前ヤクルト・風張蓮がDeNAに加入! 球団代表も期待する「武藤二世」への道
各チームが着々と戦力補強を行うプロ野球のオフシーズン。ベイスターズはヤクルトを自由契約となった風張蓮を獲得した。 昨年行われた12球団合同トライアウトでは、近年スピードがあまり速く表示されないとされている神宮球場で、参加者最速の149キロをマーク。ストレートで押し込み、フォークを決め球に使うピッチングで打者3人に対し2奪三振と好投。ベイスターズスカウトの目に留まり、晴れて入団となった。 編成のトップである三原一晃球団代表は「武藤(祐太)が復活を遂げたような活躍を」と、貴重な中継ぎとして機能している右腕とイメージを重ねていた。 武藤は2017年オフにドラゴンズを自由契約になったが、元来の武器であるシュートとスライダーに加え、フォークの精度を改善。さらにトレーナーをつけて下半身トレーニングや遠投に取り組み、ベイスターズブルペン陣のスピードにも負けない、力強いストレートも手に入れた。昨年はオープナーの役割も果たすなど、今となっては貴重な戦力となっている。2013年に58試合登板を記録したタフネス右腕は、戦力外を経てベイスターズで華麗に蘇った。 風張も「身体が強くて、1年間しっかり投げられること」がアピールポイントで「良かった時の真っすぐも投げられてます」と中継ぎで53試合に投げたキャリアハイの2018年の感覚が戻っていると自信を見せる。また「ヤクルトでは先発もやっていたので、そこを任せられても全然いけるぞとアピールしたい。チームの力となれるように、どんな場面でも何試合でも」と意気込んだ。再びプロ野球選手としてマウンドに上がることになった男は、ベイスターズのためにフル回転を誓っていた。 境遇、ピッチングスタイルと似通った部分の多い武藤と風張。雰囲気の良いベイスターズのリリーバー陣の中で、風張にも武藤先輩の通った道を歩んでいってもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月11日 11時00分
オリックス新人が契約金でベンツを購入し入寮!「アホやな~」イチローもびっくり? 記録に新しい前代未聞のエピソード
“プロ野球の元旦”ともいわれる2月1日のキャンプインが迫ってきている球界。7日に発出された緊急事態宣言(8日から2月7日まで、東京、神奈川、埼玉、千葉が対象)のキャンプへの影響も危惧される中でも各球団の選手は自主トレを本格化させているが、同時に新人選手たちの入寮もスタートしている。 新人選手の入寮は既婚者の選手を除けば原則全員が対象で、そこから数年間は寮生活を続けるのが一般的。新人選手たちはその数日後から行われる新人合同自主トレを経て、2月1日のキャンプインで本格的にチームに合流していくことになる。 入寮を伝える報道の中では、入寮時に持ち込んだものに注目が集まることも多い。今年の新人選手の中ではヤクルトのドラ1・木澤尚文が手のひらサイズの盆栽を持ち込んだことが話題となったが、過去には高級車のベンツを持ち込み周囲の度肝を抜いた新人選手がいる。 >>本に色紙にみかん10個? DeNA高卒ルーキーたちのユニークグッズは<< ベンツを運転して入寮したのは、2015年ドラフトで8位指名を受けオリックスに入団した角屋龍太。当時の報道によると、当時25歳の角屋はプロ入り前はベンツはおろか車すら所有していなかったというが、オリックス入りを機に「自分にプレッシャーをかける」と一念発起。契約金2000万円を一部使用し、500万円ほどの値段のベンツを購入したという。 プロ野球選手がベンツを購入すること自体は珍しくないが、新人選手が購入し入寮時に持ち込むのは極めて異例。当然、2016年1月9日のオリックス選手寮「青濤館」への入寮日にはこの日入寮した12選手の中で一番の話題を呼び、ネット上にも「ベンツで入寮とはド派手だな、他の入寮選手もかなりビックリしてそう」、「プロ生活始まってもないのにこんな高い買い物するなんて度胸が凄い」と驚きの声が多数寄せられた。 また、角屋の“ベンツ入寮”はファンのみならず、前身のブルーウェーブ時代のOBであるマーリンズ・イチロー(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)も驚かせている。同年1月13日に角屋を含む新人11選手はほっともっとフィールド神戸で自主トレを行うイチローと対面する機会があったが、角屋のベンツ入寮を聞いたイチローは「アホやな~!」と爆笑しながら角屋にツッコミを入れたことが伝えられている。 ただ、多方面から注目を浴びる中プロ生活をスタートさせた角屋だったが、いざ迎えた2016年シーズンは右足首の脱臼などの故障の影響もあり「2登板・0勝0敗・防御率11.57」とサッパリ。この結果、角屋は一旦戦力外となった上で育成選手としてチームを再契約することになった。 翌2017年は4月1日~7月30日までBC・福井に派遣され8月1日からチームに復帰した角屋だったが、そこから一軍登板はなく二軍でも防御率「13.50」とほとんど結果を出せなかったため同年限りで戦力外に。2018年からはオリックスで打撃投手に転身し、裏方としてチームを支えていることが伝えられている。 ベンツを購入し自身を精神的に追い込んだものの、ほとんど数字を残せずに終わった角屋。プロ生活のスタート前から話題を集めすぎるのも考えものなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月10日 11時00分
「死ぬか分からんぞ」広島キャンプで鬼軍曹がスパルタ指導! 今なら考えられない光景? 波紋を呼んだ伝説の“素手ノック”事件
1915年に創部し、1985年の夏の甲子園に出場した実績も持つ藤嶺藤沢高校(神奈川)。6日、硬式野球部の監督が練習中に部員に素手でノックを受けさせ怪我を負わせたとして、県警藤沢署が同監督を傷害容疑で書類送検したと複数メディアが報じた。 報道によると、昨年9月26日の練習中に同監督が1年生の男子部員に素手でノックを3球受けさせ、左手に全治3週間の怪我を負わせたという。また、同監督が「指導の一環だった」と容疑を認めていることも伝えられている。 指導者が度を超した指導で選手を怪我させたというこの一件を受けネット上には批判や反発が噴出し、元阪神・藤川球児氏も6日に自身の公式ツイッターを通じて「この行いが正解か不正解かも分からないのか…」と苦言を呈している。一方、一部では「素手ノックで選手が怪我って昔の広島キャンプかよ」、「素手ノックって言葉を見て野村のことを思い出した」といったコメントも見られた。 コメントで挙がっている野村謙二郎は現役時代広島(1989-2005)一筋でプレーし、引退後は広島監督(2010-2014)も務めた人物。54歳となった現在は野球解説者として活動しているが、現役時代の春季キャンプ中に“自ら”素手ノックを受け故障したことがある。 >>広島・石原が“死んだふり”で相手をかく乱!本人も「普通に言えばボーンヘッド」、現役引退で思い出される衝撃の頭脳プレー<< 野村が素手ノックを受けたのは、当時プロ11年目・32歳だった1999年の春季キャンプ。この年の広島は過去に2度(1979-1983,1989-1991)チームでコーチを務め“鬼軍曹”と呼ばれていた大下剛史がヘッドコーチとして復帰したこともあり、春季キャンプでは猛練習を敢行。大下にとって駒澤大学の後輩に当たる野村も例外ではなく、連日大下から厳しく指導を受けていた。 キャンプも終盤に差し掛かった2月19日、この日も野村は大下から「死ぬか分からんぞ」と言われながらランチタイム返上でノックを受けていたが、その途中で何を思ったのか左手に着けていたグラブを投げ捨て、素手のまま「こい!」とノックを要求。素手での捕球は打撲や突き指、さらには骨折の可能性もある大変危険な行為だが、大下は意に介さず打球を放った。 大下の打球を左手に当てて弾いた野村は、案の定ともいうべきか左手を負傷。さらに、翌20日にはノックによる疲労からか左ふくらはぎ痛を発症しキャンプを離脱する羽目になった。なお、自らグラブを外した理由は不明だが、後年の報道では極度の疲労や興奮により判断力を失ったのではとの見方がされている。 開幕には間に合った野村だが、キャンプでの猛練習が尾を引いたのか同年は「101試合・.291・6本・42打点・102安打」と今一つで規定打席にも到達できず。また、広島は野村以外にも故障者が続出した影響で「57勝78敗・勝率.422」と優勝した中日と24ゲーム差の5位に沈み、シーズン終了後大下は成績不振の責任を取る形で辞任している。 当時のファンの間でも「広島は伝統的に猛練習するチームだけどさすがにこれはやり過ぎ」、「勝手に暴走して自滅した野村、止めることなくノックを続行した大下はどっちも猛省しろ」と反発は多かったという“素手ノック”事件。現在は当時に比べ過度なトレーニングで力をつける時代ではなくなってきているため、このような光景はもうこの先見られることはないだろう。文 / 柴田雅人記事内の引用について藤川球児氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawa
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スポーツ 2021年01月10日 06時30分
ロッテ謎の魚が何とエイベックスと契約!マスコットでは異例、悲願のCDデビューへ
千葉ロッテは、オフィシャルキャラクター謎の魚が、エイベックス・エンタテインメント株式会社よりCDをリリースする事が正式に決定したと発表した。 2017年に突如としてZOZOマリンスタジアムに現れた謎の魚は「幕張の海に住む謎の魚」とされ、まず同年5月にZOZOマリンスタジアムのハイビジョンに初登場。この時はまだ第1形態で、見た目はチョウチンアンコウのような魚であった。しかし、すぐに魚の下に脚が生えた第2形態に進化。主に5回裏に登場し、グラウンド内を回遊するという異常行動が目立つようになった。さらに第3形態で、魚から“骨”が飛び出すという考えられない進化を見せて、この話題は海を越えて、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」でも取り上げられている。 その後は、頭が巨大化した第4形態、そして最終形態と噂される第5形態ではスリムな人型のマスコットとして登場し、脱皮した魚の部分は今でも登場している。またガチャピン並みにいろんなことに挑戦することで、常にファンの目を気にしているところが憎めないところ。広報によると、グッズも出せば出すだけ売れてしまうという。 謎の魚は2019年オフに記者会見を開いた際、「CDを出したいです。発売元、大募集中です。お問い合わせはマリーンズインフォメーションセンターまでお願いします。グフフフ」とCD発売元を大募集していた。あれから1年後に今回の契約に辿り着いたのだから凄い。当然、プロ野球のマスコットがCDデビューするのは異例だ。 エイベックス・エンタテインメント株式会社レーベル事業本部、取締役本部長の猪野丈也氏は「今回、謎の魚氏と契約した理由は、ビジュアルはもちろん言動1つ1つが表現者としてオリジナリティーに溢れ、何か新しいモノを生み出すことが出来るのではないかと感じたからです。閉塞感のある世界に明るい何かを届けられたら嬉しく思います。スポーツの熱と音楽の力で、日本を、世界を元気に!謎の魚、期待してます!」とコメント。謎の魚は「日本レコード大賞、そして紅白歌合戦の司会をめざして頑張ります。吾輩の辞書に不可能という文字はない。グフフフ」と年末のレコ大、紅白も視野に入れている様子。 なお、すでにレコーディング、ミュージックビデオの撮影は終えているそうで、楽曲タイトル、発売日などの詳細については後日、発表を予定している。 しかし、同じエイベックス所属であるオリックスのBsGirlsと、CDの売り上げを競う相手が謎の魚になるとは…世の中分からないものである。(どら増田)
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2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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2020年01月15日 11時57分
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2020年01月14日 11時44分
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スポーツ
ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分