プロ野球
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スポーツ 2021年01月19日 15時30分
王氏とノムさんが試合中に一触即発「変化球しか投げれないのか!」 中日・森元監督が目の前で起こったハプニングを明かす
元西武で野球解説者の石毛宏典氏が18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元中日監督で野球解説者の森繁和氏がゲスト出演。王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)と野村克也さん(元南海他)にまつわるハプニングを明かした。 森氏は16日の動画で初出演し、今回が3回目の登場。動画では自身がこれまで見てきた選手を対象としたベストナインを発表しそれぞれの選手についてトークしたが、その中で一塁手の候補に挙げた王氏が試合中に野村さんと口論した話を披露した。 >>元巨人・駒田氏に王監督が激怒!予想外の理由に宮本コーチも困惑?愛車を巡り勃発した珍エピソードを暴露<< 動画内で具体的な時期は明かされていないが、現役・西武時代の1979年に群馬・前橋で巨人とのオープン戦に臨んだという当時プロ1年目・24歳の森氏。当時プロ21年目・38歳の王氏も出場していたが、自身とバッテリーを組んだ当時プロ26年目・43歳の野村さんは王氏が打席に入ると変化球のサインしか出さなかったという。 野村さんのサインに従いスライダーやカーブを多投し、第1打席は王氏を抑えた。ところが、第2打席もサイン通りに変化球攻めをしていると、王氏は「変化球しか投げれないのか!」とバッテリーの配球に苦言を呈したという。 ただ、これを聞いた野村さんはすかさず「俺が(サインを)出してんだ」と反論。その後両名がどのような口論を展開したのかは触れなかったが、森氏はマウンド上で「(本当は)真っすぐ投げたいけど、俺だって(野村さんのサインに)首振れる立場じゃないし…」と思っていたと笑い交じりに振り返っていた。 動画には、森氏が選んだベストナインの一塁手、二塁手についても収められている。 今回の動画を受け、ネット上には「球界の大物同士が公式戦でもない試合中にケンカしてたって意外だな」、「目の前で大先輩2人が言い合うのは森さんとしても困惑しただろうな」、「王さんが変化球攻めに怒ったのは『まだ新人なのに逃げの投球をするな』ってことなのか?」、「ノムさんが変化球攻めをさせた理由も気になる、力量差を分からせるためにオール直球勝負でも良さそうなのに」といった反応が多数寄せられている。 翌1980年限りでともに現役を引退している王氏と野村さん。引退間際の両名が公式戦ではないオープン戦の試合中に言い争っていたという話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年01月19日 11時30分
春季キャンプに間に合った!オリックス、ジョーンズとヒギンスが来日
オリックスは助っ人外国人選手のアダム・ジョーンズ外野手、タイラー・ヒギンス投手が、17日にアメリカから大阪・関西国際空港へ到着したと発表した。 昨年は過去に来日した外国人選手の中でも桁違いのメジャーリーガーとして、AJの愛称で来日時にはファンが空港に殺到するなど、多くの期待を寄せられたものの、怪我もあり思うような成績が残せなかったジョーンズは、今年が2年契約の2年目とあって、真価が問われることになる。ジョーンズは「また来日できて本当に嬉しく思います。今年は2年目なので、準備の段階からやるべきことが分かっています。昨年より良いシーズンを過ごさなければいけないし、私はそのための準備をするということだけです。素晴らしい1年に出来るように頑張ります。繰り返しになりますが、また来日できて本当に興奮しています」と再び来日出来たことを喜んでいる様子。昨年はシーズン終盤に帰国。「新型コロナウイルスの影響で、シーズンの遅延を余儀なくされ、その際、何も出来なかったことは楽しいことではありませんでした。しかし、家族と日本で過ごせたことは、ありがたいことでした。日本の野球は確実にアメリカの野球とは異なりますが、同じ野球です。日本の野球の文化を学び、その上で、戦略の違いを楽しむことができました。来年、来日した際には、心身ともに素晴らしいコンディションで、シーズンに臨みたいと思います。初日から全日程が終わる最後の日まで、チームに大いに貢献出来るよう準備します」と話していただけに、1年間フル稼働することが求められるところ。 先日、再契約が発表されたばかりのヒギンスは、昨年は8回の男として活躍したが、今年は昨年クローザーを務めたブランドン・ディクソン投手が先発に再転向した場合は、クローザーの最有力候補だ。ヒギンスは「バファローズに戻って来られたことに非常に嬉しく思いますし、春季キャンプが始まること、コーチ陣やチームメートに再会できることをとても楽しみにしています。今年もまた優勝をめざすチームの一員として、必死に戦います」と今年もフル回転することを誓った。 オリックスでは、既にスティーブン・モヤ外野手が来日しており、ディクソンと2年ぶりにオリックス復帰が決まったステフェン・ロメロ外野手が来日すれば、現時点で契約している外国人選手が全員揃うことになる。2月1日から始まる春季キャンプまでに全員が間に合うのか、残る2選手の来日が待たれる。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月19日 11時00分
楽天・石井監督兼GMがマー君復帰を狙う切実な理由 三木谷オーナーの“イニエスタ級”大盤振る舞いはあるのか
田中将大投手にラブコールを送った本当の理由は…。東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久監督兼任ゼネラルマネージャー(以下=GM)が、いまだ去就の決まらない田中に「声を掛けない理由はない!」と、本格参戦を表明した(1月18日)。 「ヤンキースが前レンジャーズのコリー・クルバー投手を獲得したことで、先発ローテーション枠が埋まりました。ニューヨークのメディアは田中を引き止めるべきだという論調ですが、今オフのヤンキースはチーム総年俸を2億1000万ドル内に収めたいとしており、そうなると、田中クラスの選手とはもう交渉できません」(米国人ライター) 米メディアは「パドレスが有力」と予想し、MLB公式ページではエンゼルスも交渉に乗り出したとあった。 田中が本当に楽天に帰還すれば、優勝も夢ではない。石井監督兼GMが熱くなるのも当然だが、こんな指摘も聞かれた。 「新人を見て、スカウトの報告と違うというのが分かるのも、この時期なんです」(球界関係者) 田中争奪戦の参戦表明がされる前、石井監督兼GMは新人合同自主トレを視察し、さらにコーチスタッフと春季キャンプの選手の一、二軍振り分けを話し合っている。 その新人自主トレを指して、先の関係者がこう続ける。 新人投手はキャッチボールのボールを見れば分かるんです。即戦力か、どうかが。昨秋のドラフト会議では即戦力投手の補強に重点が置かれました。でも、何人かいたみたいですよ、即戦力という報告がされていたのに、鍛え直す必要がある投手が」 楽天の新人投手と言えば、大学ナンバー1左腕と称された早川隆久(早大)もいる。ドラフトでは6人を支配下指名したが、うち5人は投手で、高校生投手は1人だけ。即戦力の投手がどうしても必要だったのだろう。 「田中はオフに帰国すると、楽天の施設で練習をしていました。現楽天ナインとの面識があるので問題はないと思います」(前出・スポーツ紙記者) >>巨人・岩隈、楽天入りに義父は関係無かった?オリックス入りを頑なに拒んだ真相は…「やりたい気持ちにはなれなかった」<< ヤンキースでの最終年俸は、2300万ドル(約25億3000万円)。試合減により満額支給はされていないが、ネックになるものがあるとすれば、金銭面だろう。もっとも、 「Jリーグ・ヴィッセル神戸がアンドレス・イニエスタに3年半契約で2500万ユーロ(約32億5000万円)が払えたのだから」 と、三木谷浩史オーナーの資金力をアテにする声も聞かれたが…。 メジャーリーグは新型コロナウイルス禍で日本以上に混乱しており、いったん古巣に帰還し、1、2年後に再渡米するのも悪くないだろう。「ヤンキースで逞しくなった田中を見たい」という日本のファンはかなり多いはず。新人投手たちの下方修正の情報は気になるが、石井監督兼GMの交渉に期待したい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月19日 10時55分
楽天の2021年スローガン決定!「一魂日本一の東北へ」
株式会社楽天野球団は18日、2021シーズンスローガンが「一魂(いっこん)日本一の東北へ」に決定したと発表した。 球団広報によると、「2021年は東日本大震災から10年という節目の年。『野球の底力』を誓い、東北楽天ゴールデンイーグルスは、いつも“ファンと共に”復興を願い、そして勝利を届けるため、歩んできました。2013年、東北、そして全国のファンの声援に後押しされて『日本一』を成し遂げたあの日、東北中の人が誰彼かまわず、涙ながらに抱き合って喜んだあの風景、21万4000人が歓喜を分かち合った優勝パレードのあの風景、それは、スポーツがもたらす『感動』を心から実感できた瞬間でした。2021年は新型コロナウイルスという新たな強敵とも、全国民が手を携え、立ち向かわなければいけない時。昨年の無観客試合や動員制限の試合で、選手たちは『ファンの声援のチカラ』を改めて感じました。活気あふれるスタジアム、ファンの声援を取り戻すためにも、『あの歓喜の瞬間』をもう二度、三度とファンの皆さまと共に分かち合うためにも、今年は勝負の年。チームも選手もファンも、一丸となり1試合、1プレー、1球に魂を込めて闘う。『日本一の東北へ』、全員で一心不乱に挑む。その闘志みなぎる想いを「一魂(いっこん)」というスローガンに込めました」とスローガン決定の経緯を説明している。 スローガンビジュアルは、「あえて力強い『一』と『魂』の言葉を重ねることにより、『心ひとつに』という意志を強調しました。『一』は石井一久ゼネラルマネージャー(GM)兼監督の揮毫によるもの。東北の未来を担う、宮城県出身の若手書道家、相馬美希さんによる『魂』の書とコラボレーションしたデザインになっています」と、石井新監督の名前から取り入れたことで、リーグ優勝に向けたさらなるチームの団結をスローガンに込めたようだ。 楽天では、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースを退団濃厚なリーグ優勝、日本一に導いたかつてのエース田中将大投手を調査中。もしマー君復帰となれば、再び「日本一の東北」に近づくのは言うまでもない。今年の楽天はまだまだシーズン前に話題を提供してくれるだろう。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月18日 20時30分
元阪神・掛布氏、名球会打者の選手生命を狂わせていた? 大怪我の真相に「彼のすごさを改めて知った」と驚愕
元阪神で野球解説者の池田親興氏が17日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の掛布雅之氏がゲスト出演。元広島・前田智徳氏にまつわる知られざるエピソードを明かした。 池田氏が15日に投稿したユーチューブ動画で初出演し、今回が3本目の登場となる掛布氏。本動画では、自身がこれまで見てきた打者の中で特にすごいと感じた打者を複数名挙げながらトークを展開。その中で現役時代に通算2119安打をマークした前田氏の名を挙げ、自身が原因で選手生命を狂わせたという話を披露した。 現役時代は広島(1990-2013)一筋でプレーし、通算で「2188試合・.302・295本・1112打点・2119安打」といった成績を残した前田氏。ただ、プロ6年目・23歳だった1995年5月の試合中に右アキレス腱を断裂すると、その後も肉離れやアキレス腱痛に見舞われるなど故障に悩まされた選手でもあった。 動画内で具体的な日時は明かされていないが、ある試合で前田氏と共に解説を務める機会があったという掛布氏。試合前に話していると突然「掛布さんが悪い」と言われ何のことか聞き返すと、アキレス腱断裂には掛布氏の影響があったと明かされたという。 自身と同じ左打者で体格が似通っていた(前田氏176センチ80キロ/掛布氏175センチ77キロ)こともあり、掛布氏を目標としていたという前田氏。掛布氏は小柄な体ながら本塁打王に3度(1979,1982,1984)輝いた打者だったが、前田氏も「俺の(ような)この(小柄な)体で、30本をクリアした左打者がいる」、「自分も30本打ちたい」と掛布氏のような長距離砲になるためプロ入り当初からウエートトレーニングに励んでいたという。 掛布氏によると、当時の前田氏は「これでもかと野球の練習をしてから、またこれでもかとウエートを毎日続けていた」とのこと。どちらも全力でやると当然体には疲労がたまっていくが、20代前半の前田氏は若さもあってかそのことに気づかなかったという。 こうした疲労に加え、増加した筋肉の重さも下半身に負担をかけた結果アキレス腱断裂につながったと聞かされたという掛布氏。「彼のその話を聞いて、彼のすごさを改めて知った」と、体が耐えきれないほどのレベルまで自らを追い込み続けた前田氏の執念に驚かされたと語っていた。 掛布氏はこの他にも阪神二軍監督時代(2016-2017)に注目していたという阪神打者や、現場復帰についての思いなどについて動画内で語っている。 >>阪神・サンズ、今季のノルマは打率3割?八木氏が昨季成績に苦言、「変に率を意識させないで」と反発も<< 今回の動画を受け、ネット上には「あのアキレス腱断裂が掛布さんの影響というのは初耳だ」、「前田は凄く真面目で努力家の選手だったけど、それが悪い方向に出ちゃったのか」、「掛布さんが悪いっていうのはまあ冗談だと思うが、憧れの選手に近づくためそこまで自分を追い込める姿勢は間違いなく称賛に値すると思う」、「努力が祟って大怪我したのは不運でしかないが、それで選手として終わらなかったのもまた努力のおかげだよな」といった反応が多数寄せられている。 引退から約7年が経過した現在でも、「アキレス腱断裂がなければもっとすごい成績を残していた」という見方は根強い前田氏。その大怪我の裏に掛布氏の存在があったという話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2021年01月18日 19時30分
阪神・サンズ、今季のノルマは打率3割? 八木氏が昨季成績に苦言、「変に率を意識させないで」と反発も
元阪神で野球解説者の八木裕氏が、17日放送の『八木裕・三ツ廣政輝のハチミツアワー』(MBSラジオ)に生出演。阪神の助っ人打者・サンズの昨季成績に注文をつけた。 阪神選手を1人取り上げ課題や克服点についてトークを展開する番組内のコーナーで、八木氏は昨季「110試合・.257・19本・64打点」といった数字を残したサンズをピックアップ。不満に思った点や課題の解決策などを語った。 2019年12月に来日して阪神に加入し、主にクリーンナップを打つ選手として前述の成績を残したサンズ。打率はチーム3位、本塁打・打点は同2位だったが、八木氏は「成績からするとぼちぼち。外国人選手なので、もうちょっとやってくれたら助かるなっていう数字」と助っ人打者としては今一つ物足りない数字だと不満を述べた。 八木氏は続けて、「例えばホームランを40本打つなら2割4、5分でもいいけど、多分40本は打てない。(現実的な数字である)25本とか30本だったら打率をもう少し上げてほしい」とコメント。サンズに現実的に期待できる本塁打数は25~30本とした上で、それならば打率は3割近くまで上げないと合格点ではないと主張した。 昨季のサンズは7月終了時点では「.293・6本・20打点」と3割近くの打率をマークしていたが、8月は月間成績が「.261・6本・21打点」、9・10月も「.244・7本・21打点」と打率が下落し前述の最終成績となっている。これについて八木氏は「(サンズは)元々インコースが苦手なタイプ。そのインコースに厳しいボールをどんどん多投されていったのも調子が悪くなる原因ではあった(と思う)」と、苦手コースに最後まで対応しきれなかったことが低迷の一因になったと指摘した。 インコースへの対応が課題としつつも、「今からインコースをうまく打つような打ち方を覚えようと思ってもなかなか覚えきれないと思う」という八木氏。「2ストライクまでは思い切って長打を狙っていいしインコースは捨ててもいい。でも2ストライクを取られたらコンパクトに打ちにいって、インコースでもファールで逃げたりできる(ようにならないといけない)」と、課題克服にはカウントに応じた考え方を持つことが必要だと語っていた。 >>元阪神・上本氏、引退理由は後輩・糸原?「素直に負けたな」打撃力低下を招いた要因も明かす<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かに序盤は好調だったけど、夏場に入ってからは研究されたせいか今一つだった」、「去年は打つ時は打つ、打たないときは打たないって感じで調子もはっきりし過ぎてた、審判にイラついて退場食らったこともあったし」、「得点圏打率は3割を優に超えてる(.333)から、前の打者がどれだけ出塁できるかも成績を左右しそうだな」、「ロハスやチェンらが新加入したからスタメンも危うい、今季は危機感を持って頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「来日1年目、コロナ禍で開幕延期といった事情を加味すると十分な成績じゃないか?」、「阪神で30本クリアしたのはブラゼル(2010年・47本)が最後、これが達成できるなら別に2割4分でも構わない」、「変に率を意識させないでほしい、無理に軽打を狙いにいくとそれが原因で打撃崩すリスクもあるし」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 今オフの阪神は打者では昨季韓国・KBOで二冠王(本塁打・打点)に輝いたロハス、投手では前ロッテ・チェンや昨季KBOで20勝を挙げたアルカンタラなど助っ人を積極補強したため、出場枠が4枠(一軍登録は5枠)しかない外国人枠を巡る争いはし烈になると予想されている。勝負の2年目を迎えるサンズは、果たして八木氏やファンを納得させる数字を残すことができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月18日 17時30分
DeNA・大貫「優勝して街を盛り上げられるように」 19年オフはオーストラリア武者修行、このオフは肉体改造!
昨シーズン、チームトップで自己最多の10勝をマークし、怪我人続出で苦しむ先発陣を救った大貫晋一が「NISSAN presents 横浜DeNAベイスターズトークショー」で、昨シーズンの振り返りと、今シーズンへの意気込みを語った。 大貫は一番印象に残っているゲームに、「7月10日の1回3失点でKOされた試合」を挙げた。7月2日の初登板では4回2失点でゲームを作れず、2回連続で首脳陣の信頼を裏切ってしまった試合だ。この試合では30球しか投げていないこともあり、次登板は中3日でのドラゴンズ戦にすぐに決定。「後がない、背水の陣のような」状況に「三嶋(一輝)さんやヤスさん(山崎康晃)に声をかけてもらって、気持ちが凄く変わった」とメンタル面での強化と、「木塚(敦志ピッチングコーチ)さんとKOされた翌日からブルペンに入って」フォーム改造に着手。「腕からリズムを作るフォームを身体に染み込ませて、再現性も高めた」ことで、「腕から動き始めることによって、足が固定され、フォームに一定のテンポが生まれた」と成果を実感。そこからはローテーションを守り切り、エース級のピッチャーへと急成長したターニングポイントとなった試合を振り返った。 2019年オフにはオーストラリアに武者修行を敢行し、実戦の中でカットボールなどの取得に課取り組むなど、レベルアップに励んだ。このオフは「体重を増やして怪我をしない身体と球速アップ」をターゲットに、70キロ前半だった体重は「食事とトレーニングで順調に増えています。今既に目標体重の78キロから79キロくらい」まで増量。「初めての挑戦なので自分に合っているかはわからない。合っていなければ戻し、合っていれば続ける」とフレキシブルに調整していくと明かした。 今シーズンからは三浦大輔新監督が就任する。「三浦さんのようなファンに愛される存在になって、もう一回しっかりとアピールしていい仕事ができるように。優勝して街を盛り上げられるように」とさらなる飛躍を誓った。生粋の浜っ子で、ベイスターズファンだった大貫が、自らの力で横浜の街に元気を与えていく構えだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月18日 17時00分
巨人・長嶋監督が元木に「うるせえんだ馬鹿野郎!」 試合前に暴言を吐かれた? 槙原氏が現役時代の珍事件を暴露
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が17日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人で野球解説者の槙原寛己氏がゲスト出演。巨人・元木大介一軍ヘッドコーチにまつわる珍事件を暴露した。 大久保氏が9日に投稿した動画で初出演し、今回が5本目の登場となる槙原氏。今回の動画では槙原氏が現役時代に球場内外で見聞きした事件・ハプニングを複数挙げながらトークを展開したが、その中で現役時代の元木コーチと当時の長嶋茂雄監督の間で起こった珍事件を語った。 >>巨人・菅野、MLBでの成功は絶望的? NPBすら追われたケースも、ポスティング不成立に終わった選手の末路は<< 動画内で具体的な時期は明かしていないが、ある日の東京ドームの試合で元木コーチは久々にスタメンに名を連ねた。槙原氏によるとその時の元木コーチは久々の先発に緊張し、試合直前になって急にトイレに行きたくなったという。 ただ、当時の東京ドームの選手用トイレは個室が2個しかなかった上、「大体投手がこもってて、漫画読んでる奴とかもいる」と、なかなか空きが出ないこともしばしばだったとのこと。同戦前も個室が両方とも空いていなかったため、元木氏は「誰だ早く出ろ!俺先発なんだから!」と個室のドアをたたき、入っている人物をせかしたという。 元木氏がしばらくドアをたたき続けた結果片方の個室のドアが開いたが、中から出てきたのはまさかの長嶋監督。槙原氏はこのときの元木氏の様子には触れなかったが、長嶋監督が「うるせえんだ馬鹿野郎!」と元木氏を一喝したことを明かした。 長嶋監督に怒られながらも、元木コーチはそのままスタメン起用されたという。ただ、槙原氏は「あいつその試合全然打てなかった」と、名誉挽回することができなかったと語っていた。 槙原氏はこの他にも元木コーチが持つ稀有な能力や、自身が先発した試合後に起こったハプニングなどを動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「トイレしたさにせかした相手が長嶋監督って面白すぎる」、「監督やコーチが入ってる可能性もあるって考えは無かったんだろうか」、「逆によく長嶋監督は『うるせえ!』だけで済ませてくれたな」、「そもそも個室が2個しかないのが意外だな」といった反応が多数寄せられている。 2019年から巨人でコーチ(2019年は一軍内野守備兼打撃コーチ/2020年から一軍ヘッド)を務め、チームのセ・リーグ2連覇に貢献している元木氏。その元木氏が長嶋監督に無礼をはたらいていたという話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年01月18日 11時30分
ロッテ井口監督&今岡ヘッドが“殿堂入り”川島野球の継承を明言!
野球殿堂博物館は14日、今年の野球殿堂入りを発表し、アマチュア野球の関係者などを対象にした特別表彰に、アトランタ五輪日本代表監督で社会人野球のヤマハ元監督の川島勝司氏が選出された。川島氏は1996年のアトランタ五輪で日本代表を銀メダルに導いた。また、ヤマハ(旧日本楽器)では、監督として都市対抗野球で1972年、1987年、1990年と3度の優勝に導いている。 千葉ロッテは川島氏の野球殿堂入りについて、アトランタ五輪に出場した井口資仁監督と、今岡誠ヘッドコーチがお祝いのコメントを発表した。 井口監督は「野球殿堂入り、おめでとうございます。川島さんは凄く温厚で優しい方という印象が残っています。アトランタ五輪では私がショートで今岡一軍ヘッドと二遊間を組ませていただくなど、とても思い出深い大会です。メジャーに憧れを抱き、世界に行きたいと思うキッカケとなった大会でもあります。私も今岡ヘッドもマリーンズの指導者という立場に変わり、あの時の経験を活かしながら2021年はリーグ優勝が出来るチームを作り、野球界を盛り上げていきたいと思っています。この度は本当におめでとうございます」と川島野球を指導者として継承していく意向を明らかにしている。 今岡ヘッドコーチは「野球殿堂入り、おめでとうございます。川島さんにはアトランタ五輪でとにかく我慢をして起用していただいたという思い出があります。結果がなかなか出ず、本来であれば自分以外の選手を選抜するという選択肢が当然あったはずですが、私を信頼し日本代表に選んでいただきました。予選でも最初はなかなか期待に応えられませんでしたが、それでも試合に出してもらい当時、自分の中では監督の期待に何とか応えたいという一心でした。大会途中から、なんとか結果を出すことが出来て、ようやく監督の期待に応えることが出来たと喜んだことを今も鮮明に覚えています。アマチュア時代にあのような貴重な経験をさせていただけたのは川島さんのおかげです。今、私も指導者の立場となり、当時の経験を活かしながら日々を過ごさせていただいています。本当におめでとうございます」と語り、今岡ヘッドにとっても大きな影響を与えた存在だったことが窺える。 また、ロッテでは同日、沖縄・石垣島で2月1日から開催する春季キャンプを無観客で行うことも発表。取材する報道陣にもPCR検査を要請した。昨年は新型コロナ感染の影響でチームの勢いが止まってしまっただけに、万全の対策を練ってシーズンに突入したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年01月18日 11時20分
巨人、阪神へ2つ目の“貸し”を作ったワケ 矢野監督は対応に苦慮? 山本・川相臨時コーチの移籍はDH制導入への布石か
20-21年オフ、ライバル球団が急接近した。これから先の「第3弾がある」と見るべきだろう。今春キャンプで阪神の臨時コーチを務める川相昌弘氏が一部メディアの取材要請に応じ、「トラの守備再建」に対する意気込みを語った。 「一塁手を鍛え直すこと、外国人選手も例外なく、守備練習に参加させることなどを語っていました」(スポーツ紙記者) 現役時代の氏は「守備の名手」としても知られていた。阪神はこれまでも守備難の解消に努めてきたが、2020年シーズンを終えた時点で、失策数は3年連続12球団ワースト。新たに“外部の力”を入れれば、それなりの効果も見込めるだろう。しかし、ライバル球団のOBに頭を下げたことに、いまだ違和感を持つファンは少なくない。 巨人サイドの関係者がこう続ける。 「川相氏から『阪神から依頼があったのだが、引き受けてもいいか?』という問い合わせがありました。阪神サンは、川相氏が単なる巨人OBではなく、読売新聞スポーツアドバイザーの肩書があることも分かっていてお願いしたようです」 阪神サイドの関係者、関西で活躍しているプロ野球解説者の話を総合すると、「仕掛け人」は矢野燿大監督で、その橋渡し役を託されたのは、あるフロントスタッフのようだ。川相氏の高校時代の後輩に当たる人物がいて、彼が矢野監督の思いを伝えたという。 「一昨年の秋季キャンプ、昨春キャンプで山本昌氏に臨時コーチを要請したように、矢野監督は中日に太いパイプも持っています。プロ野球人生をスタートさせたのが中日だったからです。中日OBによると、落合博満氏の監督時代、ドラゴンズのユニフォームを着た川相氏の影響が今も生きている、と。中日の内野手は川相氏に色々なことを学んだそうです」(プロ野球解説者) >>巨人・菅野、MLBでの成功は絶望的? NPBすら追われたケースも、ポスティング不成立に終わった選手の末路は<< 守備難を克服させるため、ライバルに頭を下げた阪神も立派だが、こんな指摘も聞かれた。 「昨秋、阪神は巨人から中堅内野手の山本泰寛をトレード補強しました。巨人側は交換要員を望みませんでした(金銭トレード)。川相氏の臨時コーチの件もそうですか、巨人が阪神に対し、『貸しを2つ作ったこと』になります」(球界関係者) 現在の原体制になり、巨人は他球団との共存共栄の意識を強く持つようになった。川相氏の臨時コーチを認めたことにウラがあるとは思えないが、例えば、巨人が主張するセ・リーグの指名打者制導入について、矢野阪神に共闘を求めてきた場合、どうするのか…。 トレード、川相氏の臨時コーチ。両球団の間で第3弾の“人材交流”があるのだろうか。矢野監督は「打倒巨人」の具体策をまだ語っていないことが、ちょっと気になる。(スポーツライター・飯山満)
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