プロ野球
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スポーツ 2020年03月19日 17時30分
DeNA、開幕延期が吉と出る? 3年目左腕・櫻井周斗が狙う開幕ローテーション
18日、横浜スタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズとの練習試合で、期待の若手左腕・櫻井周斗が先発した。前回14日の北海道日本ハムファイターズ戦でも先発で投げ、2回を被安打1ながらも与四球3、失点2とイマイチの内容だったことから、中3日の本拠地で結果を出したいマウンドとなった。 この日も初球がデッドボールすれすれとなるなど、全体的にコントロールに苦しむピッチングで、2回、被安打3、1死球で2失点との結果だった。それでも櫻井は「前回の反省を踏まえてマウンドに上がり、打者と勝負することができた」と自己評価。ラミレス監督も「前回から進化があった。(具体的には)下半身の使い方、後ろ足の使い方が良くなり、出力が増した。カーブでストライクも取れていたし、クイックも安定していた。ベリーグッド!」と予想外の高評価を与え、期待の大きさを感じさせるコメントを残した。 昨年6月7日、4点ビハインドの場面でいきなり埼玉西武・山川穂高と対峙すると、インコースのストレートで空振り三振を奪う鮮烈なデビューを飾った2年目。今シーズンからは先発にチャレンジし、オープン戦では4試合中3試合に先発登板。2勝を挙げたが、防御率は4.82、与四死球は15個を数えるなど、ローテーション入りからはやや遠ざかった印象を受けた。 しかし、ラミレス監督もこの日の投球に満足感を漂わせており、櫻井も反省よりも手応えを掴んだようなコメントしたことからも、与えられた課題はクリアしたように感じる。現在のベイスターズのローテーションは、エース今永昇太を筆頭に、濱口遥大、石田健大の左腕トリオに、サイドスロー平良拳太郎、2年目右腕・上茶谷大河までが当確と見られ、6番手はルーキー坂本裕哉や、新外国人マイケル・ピープルズらと争う構図となっている。今は遅れを取っているが、コロナウイルスの影響で開幕が未定の状況は、櫻井にとっては追い風。日大三高時代、あの清宮幸太郎から5奪三振を奪い、あっと言わせた男が、今度は弱冠20歳でローテーションを奪い、再びあっと言わせて見せるのかに注目したい。 取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年03月19日 17時00分
元巨人・堀内氏、開幕ローテ確定は「菅野だけ」 他の先発陣へ苦言、その理由に「考え方が前時代的」と反発も
元巨人監督・堀内恒夫氏が、18日に自身のブログに投稿。今シーズンの巨人の先発ローテーションについて言及した。 複数メディアの報道では、今シーズンの巨人は開幕投手に決定済みの菅野智之を筆頭に、「菅野、サンチェス、田口麗斗、戸郷翔征、鍬原拓也+1名」といった面々で先発ローテを構成するのではと予想されている。 しかし、先発ローテの予想記事を見たという堀内氏は、「現段階で(確定なの)は菅野だけ」と一言。 その他の投手については、「みんな球の力はあってもコントロールがまだまだ」、「一言で言っちゃえば投げ込んでないってこと」と苦言を呈した。 一方、「投げ込むって言うと肘や肩を壊す そんなイメージがついちゃってるけど そうじゃない」という堀内氏は、左ひじ痛で離脱中の高橋優貴を例に挙げ「彼の場合はスクリューボールが原因」、「理由は『腕を逆に使う』から」と指摘。 続けて、「普通はね ボールを投げる時腕を体の方にもってくるけど スクリューってのは肘を起点にして体から離さなきゃなんない」、「それでもってひっかからない つまり落ちが悪いとなればもっと腕を体から離そうとする。たがら、肘を壊すんだ(原文ママ)」と解説した。 「(肘や肩は)普通に投げていれば強くなり逆に投げれば弱い ただそれだけのこと」と、投げ込みで故障するかはやり方次第とした堀内氏。「みんな、まだまだチャンスあり、だな」と奮起を促していた。 今回の投稿を受け、ブログのコメント欄、及びにネット上のファンからは「確かに菅野以外はまだ投げてみるまで分からない部分がありますね」、「今年は首脳陣が投げ込みを制限したという記事を見ましたがそれが原因なのでしょう」といった賛同の声が寄せられている。 一方、「考え方が前時代的すぎる、やり方関係なく球を投げればその分故障リスクは上がるだろ」、「菅野以外は実績乏しいし、単純に実力不足な気がする」、「慌てて投げ込んだ結果故障とかなったら本末転倒、それよりは走り込みをさせるべきなのでは?」と反発する声は賛同よりも多く見受けられた。 新型コロナウイルスの影響により延期となったが、本来なら20日が開幕だった今シーズン。各球団はチーム編成の再考に迫られているが、巨人にとっては不幸中の幸いとなるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/
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スポーツ 2020年03月19日 11時35分
阪神・矢野監督、藤浪を切れない切実な事情 期待を裏切る背信投球、鳥谷の退団も決断に悪影響か
まだ、「迷走中」ということだろう。 阪神・藤浪晋太郎はオリックス二軍との練習試合に登板チャンスをもらったが、矢野燿大監督を喜ばすことはできなかった(3月18日)。 1点ビハインドの試合途中からの登板だった。しかし、結果は3イニングを投げ、被安打5、失点1。視察に訪れた矢野監督は「今日(の結果)だけで判断するつもりはない」と言いつつも、「しっかり捉えられてる打球も多かったし」 と“落第点”を付けた。 前回3月11日の登板では、4イニングを投げ、被安打2、無失点。「ひょっとしたら!?」と首脳陣も期待を寄せていたが、このザマである。 「11日の登板後、二軍降格を通達する予定だったと聞いています。でも、ピッチング内容が良かったので、改めてテストしてみようということになり、今回の登板につながりました。矢野監督も今後について決めかねている感じでした」(在阪記者) このまま、一軍に帯同させるか、それとも、二軍で調整させるかを決めかねているという。指揮官が決断できない理由は、「二軍だと、彼のモチベーションが一気に落ちてしまうから」だそうだ。 「藤浪は余計な力を抜いて投げることに終始していました。力の入れすぎが制球難につながっていると彼なりに分析し、脱力投球で相手打者を抑えようとしていました」(前出・同) しかし、昨秋キャンプから山本昌・臨時投手コーチのもとで学んできたのは、脱力投球だけではなかったはず。「手首をしっかり立てなさい」と技術的なアドバイスを受け、そのために余計な力を抜く必要があると指摘されてきた。余計な力を抜くことなく、手首を立てて、リリースポイントを安定させることが目的なのだが…。 「2回続けて良いピッチングができないのは、真の実力が備わっていないからです。矢野監督は『18日の結果だけで判断しない』と言ったそうですが、行く先々で必ず質問されるのが藤浪のこと。矢野監督もつらいはず」(球界関係者) 18日は味方の守備に助けられたところもあった。こんな言い方は難だが、二軍相手に結果を出せなければ、やはり、今季も復活はないと見るべきだろう。 「選手個々のグッズの売上げなんですが、これまでのトップは鳥谷でした。その鳥谷がいなくなり、阪神グッズの売行きは頭打ち状態です。その中において、藤浪のグッズの売上げは上位に来ています。こんな体たらくなピッチングを続けているのに…」(前出・同) 矢野監督が藤浪を切り捨てることができないのは、そんな営業的事情による圧力もあるからでは? チーム関係者によれば、18日の登板前の投球練習では重量感、キレともにバツグンのボールが投げ込まれていたそうだ。そのボールを見せられたら、「なんとかしてやりたい」と思えてくるそうだ。 藤浪は試合後のぶら下がり取材で、反省点、課題を明確に挙げていた。自身を客観的に見ることができるのは、野球偏差値の高い証拠でもある。考えるべきは、「ならば、どうすればいいのか?」である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月18日 17時35分
オリックスが練習試合の日程を発表!21日仙台から来月5日京セラまで開催
開幕の延期が決定したプロ野球は18日、本来開催される予定だった公式戦の日程に合わせた練習試合の日程を発表した。最短で4月10日の開幕を目指していることから、今回は3月20日から4月5日までのカードが発表されている。 オリックスは20日に仙台に入ると、21、22日と楽天と2連戦(楽天生命パーク宮城)、24日には大阪に戻ってソフトバンクと3連戦(京セラドーム大阪)、28、29日は西武と2連戦(ほっともっとフィールド神戸)を行う。31日、4月1日は日本ハムと2連戦(札幌ドーム)、4月3日からロッテと3連戦(京セラドーム大阪)を開催。デーゲームが中心になっており、一部の試合ではナイターも開催する予定だ。 パ・リーグのチームと開幕直前に練習試合ができるというのは、オープン戦で課題を残したオリックスに対しては好材料と言ってもいいだろう。西村徳文監督は「4.10開幕を目指す」としており、「それまでにやるべきことが多いし、見てみたい選手もいる」とコメントした。ルーキーの村西良太、育成から支配下に登録された漆原大晟の先発としての適性の見極めや、再チャンスとなる荒西祐大、ファームで好投を続けてきた鈴木優などもチェックしておきたいようだ。また新外国人選手のヒギンスが連投可能なのかも実戦で見ていく方針。野手の間でもポジション争いがまだまだ繰り広げられることだろう。 オリックスにとっては、貴重な練習試合にしなければいけない。(どら増田)
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スポーツ 2020年03月18日 17時00分
高橋由伸氏、現役巨人選手にチクリ? 中居の番組出演で毒舌連発、「監督時代と違って楽しそう」の声も
前巨人監督・高橋由伸氏が17日放送の『中居正広の4番勝負』(日本テレビ系)に出演。そこでのコメントが話題となっている。 番組内ではソフトボール、バドミントン、バスケットボール、フェンシングの4種目で、中居を中心とした「チーム中居」が各競技のプロアスリートたちと勝負。高橋氏はチーム中居VS女子ソフトボール日本代表のソフトボール対決に解説として出演し、自身が現役時代に使用していたグローブを事前に中居に貸し出してもいた。 話題を集めているのは、試合中に飛び出した解説コメント。高橋氏は1回表、今シーズンから自身の現役時代と同じ背番号「24」を着用するチーム中居の巨人・大城卓三に対し、「今のところまだ想像つかないですけどね」と辛口のコメント。 続けて2回表、バットを短く持って打席に入ったチーム中居の巨人・小林誠司に「シーズン中はあまり見ないんですけどねえ」と発言。その直後、小林が外角の球を空振りすると「今のスイングはシーズン中もよく見ますね」と口にし選手たちの笑いを誘った。 また、6回表2死満塁でライト前に落ちる打球を放った中居が、走路を誤りまさかのライトゴロに終わった場面では「(今のプレーは)罰金ですね」と辛らつな一言。 さらに、6回裏に中居がゴロの打球をエラーし相手打者の出塁を許した際には、「グローブは一流ですからね。技術の問題かもしれないですね」とバッサリ切り捨てた。 今回の放送を受け、ネット上には「あくまでバラエティ番組の試合なのに、実際の試合みたいにちゃんと解説してて面白い」、「由伸のコメント毒舌すぎるだろ(笑)」、「解説席から爽やかに毒を吐く由伸さん最高」、「小林のスイングへのコメントは元監督ならではのリアルなコメントだな」、「由伸が中居や巨人選手をウキウキでいじってるのはなんか和む」、「監督時代と違ってすごく楽しそう」といった視聴者からの反応が多数寄せられている。 「高橋氏は2016年から2018年にかけて巨人の監督を務めていますが、当時は無表情でメモを取るばかりで積極的に采配を振るわなかったため、一部ファンからは“地蔵”などとやゆされていました。今回、解説席で生き生きと発言する姿を見て、在任当時とのテンションの違いに驚いたファンも多いようですね」(野球ライター) 3年間のチーム順位が「2位→4位→3位」ということも相まって、監督時代は批判を浴びることも多かった高橋氏。2018年10月3日の退任発表からは約1年半が経つが、在任当時には見られなかった素の部分にこれからも話題が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月18日 11時35分
巨人、OP戦最下位でも優勝が期待できるワケ 阪神をまくった12年前、今シーズンは状況が酷似?
データには「表」と「裏」がある。原巨人のオープン戦最下位が決定し、過去のデータから「2連覇ナシ」との声が出始めたが、果たしてそうだろうか。「連覇ナシ」の予想には、データに加えるべく、重要な要素が欠落している。※ ※ 2015年 広島 4位2016年 中日 6位2017年 巨人 4位2018年 阪神 6位2019年 日本ハム 5位※ ※ 過去5年を遡ってみると、オープン戦最下位のチームは、ペナントレース本番でも下位に低迷している。2000年まで遡って調べてみたが、オープン戦最下位のチームがペナントレース本番でも最下位となる確率は50%。Bクラスとなる確率は90%。しかし、例外が2例だけあった。この10%の確率で例外となったのは、01年の近鉄と08年の巨人。両チームとも、「オープン戦最下位」から、ペナントレース優勝に躍進していた。 「オープン戦は、調整の場。本来、代打を送る場面なのに送らず、若手にチャンスを与えたりしています。投手も決め球を隠したりするので」(スポーツ紙記者) 若手にチャンスを与え、キャンプ中に学んだことをテストする場。それでもオープン戦で勝てないということは、「そのチームにプラス材料がない」とも判断できる。それが、「オープン戦最下位=90%の確率でBクラス低迷」の理由だろう。 しかし、10%の例外もある。今季は、この例外中の例外が起こりうる可能性のほうが高いのだ。 08年、巨人が10月8日についに首位に立ち、同時に「マジック2」が点灯。大逆転でペナントレースを制覇した。 この年、何が起きたのか。阪神ファンにとっては忘れることのできない“黒歴史”があった。阪神は開幕5連勝の好スタートを切り、7月9日時点では2位チームに「最大」となる13ゲーム差を付け、同22日にマジックナンバーも点滅した。だが、その後は失速し、9月下旬からは巨人と僅差での首位争いとなり、チームを建て直すことができず、そのまま逆転優勝を許してしまったのだ。 阪神がチームを建て直すことのできなかった理由、それは、「北京五輪・野球競技」だ。 阪神は藤川球児、矢野輝弘(現・燿大)、新井貴浩の3選手を五輪に送ったが、故障を抱えていた新井が五輪で無理をして悪化。そのまま戦線を離脱してしまった。「4番抜き」の打線は当然、得点力がダウン。それに対し、当時の巨人は五輪に影響を受けない布陣だった。阿部慎之助、上原浩治の2枚看板を派遣していたが、チームの4番はラミレス、エースはグライシンガーで、クローザーはクルーン。チームの中核を外国人選手に託していた。各チームとも、五輪に主力選手を派遣したことで多少の戦力ダウンがあったが、同年の巨人は影響を受けなかったのである。ちなみに、この年の監督も同じ原監督だった。 2020年の東京五輪は、08年北京大会以降、野球競技(追加種目)が復活する。今年の巨人を見てみると、4番は岡本和真、エースは菅野智之だが、クローザーを予定しているのはデラロサで、先発陣の鍵を握るのはサンチェスとメルセデスだ。打線のキーマンも新加入のパーラと目されている。08年とチーム状況は“酷似”している。「データの裏」、つまり、五輪という外部影響によって、勝負事は大きく変貌するのだ。 原巨人が08年の五輪イヤーを再現させる可能性は高い。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月17日 20時00分
筒香に「活躍できない」発言の元巨人・笠原氏に「手のひら返し早すぎ」の声 OP戦好調を評価もファンは疑問
元巨人・笠原将生氏が16日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。今シーズンからメジャーでプレーするレイズ・筒香嘉智について言及した。 笠原氏は先月9日にアップしたユーチューブ動画の中で、筒香を「活躍できない」「レギュラーも獲れない」などと酷評。これを受けて視聴者からは「自分も筒香の活躍は厳しいと思う」「まだ始まってもない段階で何決めつけてるんだ」と賛否の声が集まっていた。 ただその後、考えに変化が生じたのか笠原氏は16日に「前言撤回!?メジャーオープン戦での筒香選手の活躍について」というタイトルの動画をアップ。前述の動画では筒香だけでなくレッズ・秋山翔吾、ブルージェイズ・山口俊といった他の日本人メジャーリーガーについても言及していたが、今回の動画では筒香1人に絞ってトークを展開している。 動画内で笠原氏は、筒香について「オープン戦ですごい成績を残してます。3月2日時点で筒香選手の打率は12打数4安打・.333。外野もして三塁にも挑戦して、首脳陣にアピールしているところ」と評価。 続けて、「もっと体を絞って、体の軸、回転のキレを上げた方が活躍できるんじゃないかと思います」と指摘した。 また、笠原氏は「中距離バッターになってしまうと微妙な選手になってしまうと思うので、結果を恐れずに『自分は世界のホームランバッターなんだ』と自覚を持ってもっとフルスイングで、体のキレを増してどんどん打ってほしいと思います。(本塁打を)30本は打ってほしいですね」と期待をかけてもいた。 今回の動画を受け、視聴者からは「筒香は打撃はもちろん守備も成長している気がする」、「ホームランバッターに体絞れは意味分からん」、「手のひら返し早すぎ、ちょっと好調なくらいで評価変えるなよ」、「いや初めは打ってたけど今は打率2割切ってるよ」、「そもそも動画出すタイミング遅すぎだろ」といった反応が多数寄せられている。 2日時点で.333だった筒香の打率は、5日の試合で.357に上昇。しかし、そこから12日のオープン戦終了まで1本もヒットを打つことができなかったため、最終成績は「.179・1本・3打点・5安打」と3割はおろか2割以下の打率に。視聴者からは「逆方向を意識しすぎて、内角の直球に詰まらされている」、「速い球にかなり苦しんでる感じがする、三振の数もかさんでるし」とのコメントも複数寄せられている。 オープン戦の最終成績を見ると、当初の見立ては間違ってなかったようにも思える笠原氏。筒香の評価を改めた今回の動画は3月2日のオープン戦直後に撮影したものと思われるが、もう少し早く公開した方がよかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年03月17日 11時40分
中日、ドラ4郡司が開幕入り決定か “甲子園のスター“を好リード、かつてのライバルが最強バッテリーへ
「97回大会」がキーワードとなりそうだ。 今季、中日ドラゴンズがペナントレースの「台風の目」になると見る関係者は少なくない。昨季は5位と低迷したが、若い投手が多い。“未知数”の投手と故障組の復活が重なれば、「投手王国」に一変するからだ。 「与田剛監督は大野、柳の先発ローテーション入りは明言していますが、3番手以降はまだ競争の段階。とは言っても、人材難ではなく、絞り切れていないだけ」(スポーツ紙記者) 注目は“甲子園の優勝投手”だ。一連の新型コロナウイルスの影響でセンバツ大会が中止になったからか、決勝戦バッテリーにも関心が集まっている。 「小笠原慎之介のピッチング内容が変わったような印象を受けました。シーズンを通じて、こんな強気なピッチングをされたら、他球団は手が出ないでしょうね」(プロ野球解説者) その強気なピッチングを演出したのが、ドラフト4位の新人捕手・郡司裕也(慶大)だ。郡司は「開幕マスクも!?」と伝えられるほど、チーム内外から高い評価も受けている。 「肩の強さとディフェンス面なら、加藤匠馬(27)でしょう。打撃面を含めた総合的な能力なら、郡司」(前出・同) 昨季、正捕手を決め切れなかっただけに、与田監督が思い切って郡司を使ってくる可能性も高い。しかし、郡司がリード面でも並の新人ではないことを証明したのは、小笠原との2度目のバッテリーを組んだ千葉ロッテ戦だった(3月15日)。 「内角を強気に攻めさせていました。走者を出しながらも、強気の姿勢を崩さなかったと言うか、要所でしっかりと抑え込んでいました」(ベテラン記者) 8安打を浴びながら、6回2失点。先発ローテーション入りをほぼ確実にしたと言っていいだろう。そもそも、郡司が小笠原に強気の内角攻めをさせた背景に、2015年の夏の甲子園大会があった。当時、小笠原は優勝校・東海大相模の出身で、決勝戦の先発マウンドを任されている。郡司はその対戦校・仙台育英の4番バッターだった。 4年の歳月を経て、決勝戦でぶつかったピッチャーと4番バッターが、プロで同じユニフォームを着てバッテリーを組むのも不思議な縁である。郡司の記憶の中には、小笠原のストレートのキレ味がインプットされていたのだろう。また、高校卒で中日入りした小笠原は“プロの洗礼”を浴び、「ストレートだけでは通用しない現実」を突き付けられ、知らないうちに変化球でかわすピッチングになっていたのかもしれない。 「バッテリーを組むのは2度目なので、試合前、2人で色々と話し合っていました。2ストライク後に変化球ではなく、直球で押すスタイルでも通用することを小笠原は認識したと思います」(前出・同) 甲子園で対決した経験がプラスに転じたのであれば、与田監督にとっても有り難い話だ。試合後、小笠原、郡司ともに甲子園時代の質問を受けたが、多くは語らなかった。視線はこれからのプロ野球人生に向いていたが、こういう質問が出るのも、センバツ大会が中止になった影響だろう。“甲子園スター”がペナントレース序盤戦のカギを握りそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月16日 17時30分
無観客に取材規制…DeNA、猛威を振るうコロナウイルスに厳戒態勢続く
本来ならば開幕直前で、大いに盛り上がるはずのプロ野球。今年は新型コロナウイルス感染症対策の為、開幕の延期が決定。ゴールの見えない戦いに、現場は四苦八苦している状況だ。 オープン戦は、2月29日から3月15日までの全日程を無観客試合として行われ、6日には例年はチーム全員参加の鎌倉・鶴岡八幡宮で執り行われる恒例の必勝祈願も、南場智子オーナー、岡村信悟社長ら4人の上層部とラミレス監督、キャプテン佐野恵太と最少人数が参加。昨年は雨の中、1400人ものファンも一緒に祈願したが、今年は発表も見送られたため、たまたま来ていた参拝者が様子を窺う程度と、例年とは違う静かな雰囲気となっていた。 本拠地・横浜スタジアムでのオープン戦では、報道陣も受付にて検温が義務付けられ、37.5度以上の発熱が発覚すると入場出来ず、クリアした者はパスにテープが貼られる徹底ぶり。9日に開幕の延期が正式に決定してからは、取材エリアにも規制線が張られ、取材対象からは、医療機関で定義されている飛沫感染予防として、大相撲と同様に2メートル離れるように指導。普段はベンチ裏で行われている監督や選手の取材も、グラウンド内に移動して行われるなど、なるべくクリーンエリアをキープすることで、大切な選手、監督、コーチとスタッフの感染予防に気を配っている様子が窺われた。チーム内にも、勝利した後、各々ハイタッチの儀式後にも「必ず消毒を!」とスタッフが促すなど、常に注意喚起に余念が無く、「感染者を出さない、蔓延させない」ための対策を徹底的に講じていた。また、本来なら先週末に開幕だったはずの横須賀スタジアムでも同様の対策が取られ、三浦大輔二軍監督も「お客さんもいないし、開幕の雰囲気はない」と諦め顔だった。 現時点でコロナウイルスの収束は見えず、心配は増すばかり。プロ野球の開幕が何時になるかも霧の中で、20日の開幕に照準を合わせてきた選手たちへの影響が心配されるが、「意識の高い集団なので、こういう時だからこそ一丸になれる」と、佐野新キャプテンは言い切っていた。横須賀では出待ちも皆無で、ファンもこの事態に常識的な行動で収束を待つ。一刻も早く、普通に野球が観られるが来る時を願ってやまない。 取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年03月16日 13時00分
広島菊池の女性トラブルに「女性は割り切った関係」 元巨人・笠原氏の投稿が物議、「身から出た錆だろ」の声も
元巨人・笠原将生氏が15日、自身のツイッターに投稿。プロ野球ファンに波紋を広げている広島・菊池涼介の女性トラブルについて言及した。 今月3日に結婚が明らかになった菊池は14日、交際時期は明らかにされていないが、以前交際していた女性から8000万円の慰謝料を請求されたことを不服として、東京簡易裁判所に調停申立書を提出したことが、『AERAdot.』(朝日新聞社)の報道により発覚。記事によると、交際女性は「菊池氏から恋愛感情を述べられた」、「好きでなければホテルに呼ばないと告げられた」、「都合よくホテルに呼ばれ、弄ばれた」などと主張しているという。 また、記事内には同誌の取材に対し、「今シーズンの開幕も目前ですし、妻の出産も近い。コロナ問題がありますが、侍ジャパン、東京五輪もある重要な時期です。法廷で争うことで名前も公になり、恥ずかしい思いもしますが、逃げ隠れせず、裁判所の常識ある判断で解決をしてもらおうとの考えに至りました」と菊池本人が語ったコメントも掲載されている。 この一件について笠原氏は、「女性本人が付き合っているのか疑問に思うくらいならわざわざ毎回ホテルに行かず、付き合ってるかちゃんと確認できたんやないかな?」と指摘。また、「この女性は割り切った関係で菊池選手と会っていたはず」と推測してもいる。 笠原氏の投稿を受け、ネット上のファンからは「絶対金目当てな気がする、仮に菊池が悪いとしても8000万はふっかけすぎ」、「身から出た錆だろ、知名度ある立場のくせに脇が甘すぎるわ」、「不倫か浮気か知らんが、軽率に関係持つこと自体がダメだろ」、「笠原の考えはおかしい、割り切った関係なら不貞行為も許されると思ってるの?」、「まあ不倫をネタにされて1億払った奴も過去にはいるからなあ」といった反応が多数寄せられている。 球界では2012年、巨人・原監督が現役時代の女性トラブルをネタにゆすってきた元暴力団員の要求に応じ、2006年に1億円を払っていたことが発覚し、騒動になったことがある。今回菊池が請求された額は、原監督の一件に匹敵する額だが、果たして今後の展開はどうなるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/shoki_____
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スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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2020年01月15日 11時57分
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2020年01月14日 11時44分
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2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
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2020年01月11日 11時00分
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2020年01月10日 11時40分