プロ野球
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スポーツ 2020年03月04日 05時30分
ソフトバンク・サファテ、「もう限界」? 復帰登板“最速144キロ”が波紋、工藤監督は「投げられたことが収穫」と評価
3日に行われたヤクルトとのオープン戦で、「0-2」の完封負けを喫したソフトバンク。この一戦で登板したサファテの投球が、ネット上のプロ野球ファンの間で波紋を広げている。 2018年に受けた股関節手術からの復活を目指す38歳のサファテは、同戦の6回表に2019年3月21日楽天戦以来実に348日ぶりとなるマウンドへ。西浦直亨には安打を打たれたものの、その他の相手打者は打ち取り「1回無失点・1安打」という内容で登板を終えた。 問題となっているのは、今回の登板でサファテが記録した最高球速。股関節の故障を負う前のサファテは、最速159キロを誇る剛腕投手としてチームの守護神に君臨。その豪速球を武器に、2017年にはプロ野球記録となる54セーブを挙げたほどの投手だった。 しかし、サファテがこの日投じた11球のうち、最も速かったのは11球目で記録した144キロ。自己最速記録と比べると、15キロも球速が落ちている計算となる。 今回の投球を受け、ネット上のファンからは「全盛期から球速めっちゃ落ちてて悲しくなった」、「久しぶりの投球とはいえ、15キロも球遅くなってるから復活の見込みは無さそう」、「怪我はもちろん、年齢も年齢だしもう限界だな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「限界とか言ってる人は要求が高すぎる、本調子と怪我明けの球速を単純に比べちゃダメ」、「確かに球速は物足りないけど、1年のブランクと故障箇所を考えれば投げられただけマシだろ」、「むしろ144キロを投げ込めるまで復活したんだなって印象」といった指摘や苦言も複数見受けられた。 「2年前にサファテが負った股関節の怪我は、チームOBで現役通算142勝をマークした杉内俊哉(現巨人二軍投手コーチ)を引退に追い込んだ要因でもあるやっかいな怪我。そのため、負傷が発覚した際は『状態が戻らずにこのまま引退するんじゃ…』と悲観的な見方もされていました。当時のことを考えると、球速はどうあれまずは再びマウンドに戻って来られた点を評価してもよいのではないでしょうか」(野球ライター) 負傷・手術後の約2年間、母国・米国でエクササイズ、キャッチボール、スイミングといったリハビリメニューを地道にこなしてきたと伝えられているサファテ。チームを率いる工藤公康監督は試合後、「投げられたことが収穫」とサファテを評価したと報じられているが、同様の思いを抱いているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月03日 18時20分
ダルビッシュ、「なんぼかかんねん」 ハマっている野球ゲーム5日で15万円以上の出費? タイムリミット近づき注目集まる
カブス・ダルビッシュ有が人気スマホアプリ『プロ野球スピリッツA』(プロスピA)に費やした金額が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 『プロスピA』はNPBの現役・OB選手やMLB日本人選手を入手・育成してチームを作り、他のプレイヤーと試合などができる野球のスマホアプリのこと。ダルビッシュは昨年12月20日に、自身のツイッターでアプリを始めたことを報告。その後、課金アイテムを使用して選手を入手できる“有料ガチャ”を引く様子や、引いた選手を使用し実際に試合を行う様子を収めたユーチューブ動画をしばしばアップしている。 その『プロスピA』で2月28日午後3時から、ダルビッシュを含む6名のMLB日本人選手が期間限定有料ガチャ(3月6日午後2時59分まで)の対象選手として登場。これを受けたダルビッシュは同日に「とうとう俺きた」と投稿し、そこから現在までにガチャ動画を4本アップした。 『プロスピA』の有料ガチャでは、1回当たり約3800円分の課金アイテムを消費すると10名の選手をまとめて引くことができる。しかし、ダルビッシュはその有料ガチャを4本合計で41回、金額にして約15万6000円分引くも、現在までに自分自身を引くことはできていない。 ダルビッシュはこれほどの金額を費やしても自分を引き当てられないとは思っていなかったようで、3月1日にアップした2本目のYouTube動画の概要欄には「なかなか終わらない。。」と焦りのにじむ文言が記載されている。また、3月3日に公開した4本目の動画の概要欄では「なんぼかかんねん。。」と、出費がかさむ状況に意気消沈してもいた。 一連の動画を受け、ネット上のファンからは「15万使っても出ないのはエグすぎる」、「アプリの運営にこっそり確率下げられてない?(笑)」、「年俸(※編集部注:約22億円)考えたら痛くもかゆくもないんだろうけど、ここまで出ないとなんかかわいそうになってきた」といった反応が多数寄せられている。 3日にアップされた動画の中では“自分が出るまでガチャを引く”という意思を示すとともに、4日にガチャ動画を出すことも予告しているダルビッシュ。有料ガチャの期間は残り約3日だが、果たして期間終了までに自分自身を引き当てることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyuダルビッシュ有の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCn69pO-Cpt_fQVOnfIq9qbg
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スポーツ 2020年03月03日 17時30分
「地元の良さを改めて感じた」卒業式参加のロッテ佐々木朗希、里帰りでリフレッシュ!
ロッテの“160キロ超“スーパールーキー佐々木朗希投手が1日、岩手・大船渡高校の卒業式に出席した。今回の卒業式は、球団と学校側から取材規制があったが、広報担当者によると、一挙手一投足が注目された春季キャンプを終えたばかりの佐々木にとっては、久々に緊張感がほぐれるひと時を過ごせたようだ。 佐々木は「今回、卒業式で久しぶりにクラスメートやチームメートや先生方など、色々な人と会えてよかったです。とてもリフレッシュが出来ました。これをもって一つの区切りとして、これからはもう高校生ではないので一人の社会人として頑張っていきたいと思います」と卒業式を振り返るとともに、プロとしての生活をスタートさせることを改めて実感した様子。今回、久しぶりに大船渡に帰ったことで、「地元の良さを改めて感じた」そうで、「初めて地元から遠く離れて生活を送り始めたことで地元の素晴らしさ、ありがたみを感じることが出来ました。ボクにとって一番の場所です。また、家族や応援してくださる多くの方のありがたみも感じています。感謝をしています。期待をして応援してくれる地元の方々のためにも、プロでは充実した日々を過ごせるように努力をして、プロ野球選手として明るい話題を提供できる存在になりたいです」と語り、プロ野球選手として活躍することで、地元に恩返しをすると誓っている。 2日に帰京した佐々木は、3日からロッテ浦和球場での2軍本隊の練習に合流する。2月27日には宮崎・SOKKENスタジアムで行われたオリックスとの練習試合前に、オリックスのブルペンでキャッチャーを座らせて7度目のピッチングを披露しており、これを見たオリックスの山田久志特別臨時コーチ(元・阪急の名投手)から称賛されていた。オープン戦期間中に1軍登板は厳しいかもしれないが、デビューに向けて世間の注目は増すばかり。 スーパールーキーの活躍がプロ野球全体を潤す日は遠くないだろう。(どら増田 / 写真提供・千葉ロッテマリーンズ)
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スポーツ 2020年03月03日 11時35分
ヤクルト、40歳石川が開幕投手抜てきの裏事情 高津監督の“秘蔵っ子”起用も白紙に?
東京ヤクルトスワローズの開幕投手が“公表”された。40歳、石川雅規投手である。この人選には、いくつかのキーワードも隠されていた。 「はっきり言って、投手事情は苦しいですよ。シーズンが始まって、雨天中止で日程が変わったり、故障者が出たら、先発投手の頭数が足らなくなるかもしれません」(スポーツ紙記者) 40歳をアテにしなければならないところからも苦しい台所事情は窺える。しかし、石川は先発マウンドを20試合以上こなしてきた。昨季も23試合に登板している。投球回数こそ120イニング台と少ないが、チームにおいては数少ない計算の立つ先発投手だ。 「石川、小川、高橋、原、イノーア…。3番手以降の高橋は勝ち星が計算できません。ここに昨秋のドラフト会議で指名した新人投手が加わりますが」(前出・同) 正捕手も、嶋基宏で“決定した”と見ていいだろう。投手陣を引っ張ってもらうため、経験豊富な嶋のリードに頼るしかないからだ。「最初から正捕手は嶋で決まってただろ?」というファンもいるかもしれない。しかし、嶋のヤクルト入りが決まった後も、こんな情報が流れていたのだ。「若手捕手を使ってくる」と…。 高津臣吾監督は二軍を指揮していた昨季、古賀優大なる若手捕手に着目していた。“チャンス平等”の二軍において、古賀は75試合もマスクをかぶっている。それだけでも期待の大きさが窺えるが、 「一軍キャンプは異例の捕手5人態勢でした。その5人目が古賀で、高津監督の希望で古賀の帯同が決まりました」(関係者) とのことだ。古賀は昨秋の台湾でのアジアウインターリーグにも派遣されている。12球団から期待の若手を預かった派遣監督、コーチたちは「来季の正捕手候補、期待の捕手」と古賀を見ていた。 「一昨年5月、古賀は一軍でマスクをかぶっています。当時、勝ち星のなかったハフを勝利投手に導いたんです。捕手として、目立った特徴があるわけではないんですが」(前出・関係者) アジアウインターリーグでも、古賀とバッテリーを組んだ他球団の若手投手からもリードの評判は上々だった。従って、「古賀をメインで使って、ベテランの嶋に補ってもらう」という布陣を予想する声もあったのだ。 脆弱な投手陣を高卒4年目の古賀に託すのは、リスクが大きすぎる。そんな結論に至ったようだが、石川がシーズンを通して投げてくれれば、「ベテラン投手が若手捕手を育てる」という試合も見られるかもしれない。 NPB史上において、40代が開幕投手を務めるのは、石川が5人目。40代で2度も開幕投手を務めた元広島の大野豊氏のようなピッチャーもいたが、勝利投手となったのは、1990年の元ロッテの村田兆治氏まで遡る。 「石川は投手陣だけではなく、チームにおいて影響力の大きいベテランです。石川で開幕戦を落とすと、チーム全体の士気に影響します」(前出・スポーツ紙記者) ヤクルトには中村悠平捕手もいる。嶋がスタメンマスクの大半を占めるようなことになれば、年齢的にもヤバイ。中村もベテラン石川に学びたいと思っているところは多いはず。そう考えると、石川が開幕投手に指名されたことにはいろいろな意義がある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年03月02日 22時30分
元ロッテ初芝氏、“ロッテ優勝”は「絶対無理!」と悲鳴 『ファミスタ』の禊、ぺこぱ松陰寺に期待の声?
2月29日に放送された『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演した元ロッテ・初芝清氏。その初芝氏に課せられた禊が、ネット上のプロ野球ファンの話題を呼んでいる。 1989年から2005年にかけロッテでプレーし、「1732試合・.265・232本・879打点・1525安打」といった通算成績をマークした初芝氏。現役17年間をロッテ一筋で貫いたことから“ミスターロッテ”と呼ばれた名選手で、昨年までは社会人野球・セガサミーで監督も務めていた。 しかし、今回の放送では昨年監督を退任した初芝氏が、それ以来自宅の地下室で人気RPGゲーム『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』のプレイに没頭する日々を過ごしていることが暴かれる。番組内では外出したふりをして地下室で13時間ドラクエをプレイし続ける初芝氏のVTRが流され、家族やマネージャーからクレームがついていたが、初芝氏にあまり悪びれる様子は見られなかった。 そんな初芝氏に対し、番組MCの有吉弘行は番組終盤で『ファミスタでロッテを使って優勝できるまでドラクエ禁止』という禊を課すことを決定。禊とはゲストが明かした内容に応じて、有吉から発表される一種の罰ゲームのようなものだが、禊の内容を聞いた初芝氏は「いや、絶対無理じゃないですか!」、「当時の選手データでやってる(作られてる)わけですから、それを優勝させるっていうのは無理ですよ」と狼狽。この様子にスタジオは爆笑に包まれていた。 『ファミスタ』はゲーム内に収録されたNPB球団から好きなチームを選択し、そのチームの投球・打撃・守備を自分で操作して対戦を行うことができる野球ゲームのこと。1986年に第1作が発売されて以降、現在までに据置機、携帯機を合わせて30作品以上が発売されている人気シリーズである。 番組内ではどの年度の『ファミスタ』を用いるかは明かされなかったが、仮に初芝氏がドラクエをプレーしていた『スーパーファミコン』に対応するソフトを使用すると考えると、該当するのは1990年前半~中盤の選手データになると予想される。 しかし、この年代のロッテは2位に入った1995年を除けば全て5位、もしくは最下位に沈んでいる。そのため、今回の放送を受けたネット上のファンからも「この時期のロッテは暗黒時代だし地味にキツそう」、「初芝の反応もしょうがないくらい当時は弱かったからなあ…」、「1995年のデータでない限り、禊の結果が放送されるのは相当後になりそうだな(笑)」といった反応が多数寄せられている。 一方、「初芝1人だと挫折しそうだからぺこぱの松陰寺に手伝ってもらえばいい」、「松陰寺はやり慣れてるって言ってたしタッグ組むのはアリじゃない?」、「初芝と松陰寺が並んでファミスタしたら絶対面白いから見たい」といった、ロッテファンとして知られるぺこぱ・松陰寺太勇に助太刀してもらうことを提案するファンも散見された。 「松陰寺は、2月1日に出演したプロ野球の球種・戦法などを掘り下げる番組『球辞苑』(NHKBS1)内で『小学生の時、テレビゲームで当時パ・リーグ最弱のロッテを優勝させることにハマっていた。(その結果)気付いたら初芝が40本打ってた』と、ゲーム名は不明ながらロッテを何度も優勝に導いたことがあるとのエピソードを披露。これをきっかけにロッテファンになったと明かしています。おそらく、当時の松陰寺はかなりの試行を重ねてロッテを優勝させるほどの技量を身に付けたのでしょうが、もし技量が衰えていないならば禊の終了に向け非常に心強い存在になり得るかもしれません」(野球ライター) 一刻も早くドラクエを再開したい初芝氏が“優勝請負人”松陰寺を招集し、2人並んで『ファミスタ』をプレイする――。そんな展開を期待しているファンは多いようで、「プレイの様子見たいからユーチューブとかで配信してほしい」といった声も多数挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月02日 19時00分
2年前引退の選手がトレンド入りで野球ファン騒然 日向坂46キャプテンの巨人愛はガチ、原監督もメロメロに?
1日深夜に放送された『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)。この放送内の「日向坂46の世界一やりたい授業!延長戦」というコーナーが、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 各メンバーが自分の好きなものや得意とすることを、教室のセットでメンバーと司会のオードリーの2人に授業するこのコーナー。今回話題となっているのは、グループのキャプテンを務める佐々木久美による授業、「絶対に盛り上がる!我が巨人軍の応援」。佐々木は、東京ドームの歴史や座席構成、応援スタイルの1つである“タオル回し”など他メンバーが巨人に興味を持てるような情報についてフリップを使いながらプレゼンを行った。 中でも特に注目を集めていたのが、“推し選手を見つけライトスタンドで応援しよう”という目的の下、選手の応援歌についてプレゼンした場面。佐々木はスタジオのメンバー全員を巻きこむ形で、2003年から2015年まで巨人に所属し、主に代打として活躍した元プロ野球選手・矢野謙次氏の応援歌を熱唱。矢野氏は2018年シーズン限りで引退し、現在日本ハムの外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐を務めている。 また、佐々木はスタジオ全体で矢野の応援歌を歌う前に、前奏部分を自らトランペットで演奏。あまりに熱の入った姿に、番組MCのオードリー・若林正恭も「ガチのファンだ…」と舌を巻いていた。 今回の放送を受け、番組を視聴したファンからは「矢野謙次懐かしすぎる、自分もこの応援歌大好きだった」、「なんで現役選手じゃなくて矢野の応援歌をチョイスしたんだw」、「既に引退した選手を未だに推してるところもまたガチだな」といった反応が多数寄せられている。 また、こうした反応の大きさからか、ツイッターのトレンドランキングに一時「矢野謙次」というワードが急浮上。この点についても、ファンからは「矢野の名前が急にトレンドに出てきたから何事かと思った」、「2年前に引退した選手がトレンドに入るのはおかしい(笑)」といった声が挙がっていた。 今回話題のきっかけを作った佐々木は、中学3年の頃に読んでいた雑誌の中で坂本勇人の写真を目にしたことがきっかけで巨人ファンとなり、高校時代には育成選手の名前まで網羅していたというほどの筋金入りのファン。昨年9月3日に新潟で行われた巨人対中日戦では、メンバーの高本彩花と共に始球式を行っている。 また、昨年10月27日に放送された『日向坂で~』では、オードリー・春日俊彰が企画進行中に桜井俊貴、重信慎之介、中川皓太の3名の巨人選手の名前を口にした途端、「93年(生まれ)組ですね」と即答し春日を驚かせるなど、たびたび巨人愛を口にしている。 さらに、今放送の終盤に流されたVTRの中で、佐々木は高本と共に宮崎で行われていた巨人キャンプに潜入。原辰徳監督、元木大介ヘッドコーチに直談判し、今シーズン中に東京ドームで始球式を行う約束を取り付けてもいる。 今回の一件を受けたファンからは、「キャプテンの影響力凄いな」とのコメントも寄せられている佐々木。その熱烈な“G党”ぶりは、今後も多くのプロ野球ファンから注目を集めていくのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月02日 17時00分
楽天・オコエに「許せない」ファン激怒 勝ち越しチャンスでの怠慢走塁、脇腹を押さえながらのスイングで故障疑惑も
1日に行われたロッテとのオープン戦で、「2-3」の押し出しサヨナラ負けを喫した楽天。この一戦に途中出場したオコエ瑠偉が見せたプレーが、ネット上の楽天ファンの間に波紋を広げている。 同戦に7回裏の守備から途中出場したオコエは、「2-2」の同点で迎えた9回表1死一、二塁の場面で打席へ。一打出れば勝ち越しのチャンスでオコエは2球目の直球を打つも、打球は遊ゴロであえなくゲッツー。好機をものにすることができなかったオコエは、その裏にドラ2ルーキー・黒川史陽と交代しベンチへ下がった。 問題となっているのは、ゴロを打った後のオコエの走塁。通常、ゲッツーの可能性がある打球を放ってしまった選手は、自らもアウトになることを避けようと一塁まで全力疾走をすることがほとんど。 しかし、今回のオコエは全力疾走ではなく小走り、ジョギングのような速度で走っており、一塁に到達したのは一塁手へボールが渡ってから約2秒も経過した後だった。 今回のプレーを受け、ネット上のファンは「ちゃんと走ればセーフかもしれないのに何やってんだ」、「凡退はまあ仕方ないとしても、この怠慢走塁は許せない」、「やる気ないプレーしてるからベンチに下げられるんだよ」とオコエを批判。 一方、「あそこまで露骨な怠慢走塁は逆に不自然、どこか故障したんじゃないか?」、「打席後の動きおかしかったし、怠慢じゃなくてどこか痛めてたって可能性はありそう」といった、アクシデントの可能性を指摘する声も散見された。 「ゲッツーを打った打席でのスイングをよく見ると、オコエはスイング直後に右手で脇腹を押さえるような仕草をしています。もし、この時脇腹を痛めたとしたら、走塁速度が落ちるのは致し方ないところでしょう。また、ファンの間ではその後の交代を首脳陣による懲罰交代と見る向きが多数を占めていますが、もしかしたら、予期せぬ故障のために交代を余儀なくされた可能性もあるのではないでしょうか」(野球ライター) 2日正午現在、オコエが故障したというような報道は伝えられていない。今回の一件は故意によるものだったのか、それとも不可抗力によるものだったのか。続報が待たれるところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年03月02日 12時00分
張本氏、無観客のプロ野球オープン戦も相撲も「やらないほうがいい」とバッサリで賛否の声
1日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が新型コロナウイルス対応で無観客試合としているプロ野球オープン戦について、独自の見解を示した。 張本氏はプロ野球オープン戦が新型コロナウイルス感染増加を防ぐため、「無観客」としたことについて、「プロ野球、当然と言いますかね、お客さん入れない。まあ、安倍総理はじめ皆さんがね、必死にコロナ対策やってくれてるから、スポーツ界も国民全体で対策していかないと」と持論を展開。 そして、「オープン戦なんかやることないんですよ。やらない方がいい。選手の行き帰り、関係者何十人もいるから。その人たちが電車乗ったら、何百人何十人と接触するから、感染する傾向は大ですよ。だから3月20日、ぶっつけ本番でもいいんですよ。それくらい気を使わないと」とオープン戦よりも人命を重視するべきだと話す。 安倍総理を称賛することが気に入らないのか、関口宏は「練習にならないでしょう」と苦言。すると、張本氏は「練習はね、一箇所でじっくりやれば良い」「オープン戦は、キャンプのお金を浮かすため」などと話し、「球団では(収益的に)痛いよ。でも、命と引き換えだったらこれは勝負にならんでしょう」と人命を重視するべきだとの見方を示す。 さらに、「プロはね、お客相手だからね。お客のためのプロ野球、相撲、プロゴルフ。お客のいない中ではやらない方が良いと思いますよ」と話した。 張本氏の「無観客試合不要論」に、反応は賛否両論。「興行である以上お客を入れないのはおかしい。感染リスクがあるなら、中止するべきという論理は頷ける」「選手や関係者に感染する可能性がある。中止したほうがいい」と同調の声も出たが、「現実的に無理」「調整も必要」など、批判的な声もあった。 新型コロナウイルス問題では、政府が3月上旬のイベント開催自粛を要請しており、プロ野球界もそれに対応した形。当然、前例はない。張本氏の持論も一理あるが、「無観客試合」としての開催が、現実的にベターな選択なのではないかとする意見が多かった。
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スポーツ 2020年03月02日 11時40分
楽天・涌井、古巣ロッテに復讐する気マンマン? 巧みに“手の内”を隠しかく乱、記者団が知らない球種もテストか
遺恨試合とまでは行かなったが、古巣相手に投げるベテラン投手の意地は、十分に伝わってきた。 千葉ロッテと東北楽天のオープン戦が行われた(3月1日/ZOZOマリンスタジアム)。楽天の先発マウンドを託されたのが、昨季まで千葉ロッテに在籍していた涌井秀章だった。4回を投げ、被安打2、奪三振数6、失点1。ロッテサイドからも「真っ直ぐにキレがあった」と称賛の声も上がっていた。 当の涌井は「古巣対決、通い慣れた球場での登板だが?」の質問に、「そういう感情はどこかへ置いてきた」と、返すだけ。このクールさが涌井らしさでもあり、今季はやってくれそうな雰囲気だった。 「試合前、ロッテ側の首脳陣を訪ね、挨拶はしていたようです。遺恨というのはないと思います」(関係者) しかし、同日の好投はちょっとブミキに見えた。涌井と言えば、ストレートも速く、変化球の持ち球も豊富だ。その持ち球の全てをテストするのではなく、特定の変化球しか使わなかったようなピッチングだった。 興味深かったのは、3回一死で福田秀平を迎えた時。サードフライに仕留めた変化球は、ロッテ時代には投げていなかった球種だ。 「左打者対策で昨季途中から練習していたボール。実戦で使えるレベルになったようですね」(前出・関係者) そんな声もあれば、「楽天に行ってから練習を始めたボール。まだ試運転段階」なんて情報も聞かれた。 「近年、涌井の成績が振るわなかった理由は、直球のスピード、威力が落ちたこと。普通のピッチャーなら、直球のキレを取り戻そうとしますが、涌井は同時に『新しい変化球』の習得にも励んでいました」(プロ野球解説者) 福田秀平を仕留めた新しい変化球は、左バッターの外側に流れて行くもの。球種名は教えてくれなかった。記者団の「新球をテストしたのは、福田だけ?」の問いにも、涌井は否定も肯定もせず、とぼけていた。しかし、ボールを受けた捕手の太田は「右バッターのインコースにも使えた」とコメントしている。 太田捕手の証言通りなら、新球をかなりの数でテストしていたことになるが…。 繰り返しになるが、同日の涌井は持ち球の変化球を全て使っていない。ウイニングショットに使っていた変化球はほとんどスライダー系のボールだった。同じ配球パターンを繰り返していたため、多くのメディアは「手の内を隠している」「限られた場面でだけ、新球をテストした」と思った。 ひょっとしたら、以前から投げていた変化球の軌道を変えるなどし、マイナーチェンジさせた持ち球もあったのではないだろうか。取材陣を攪乱させるのも、ベテランならではのピッチングだ。本当は古巣を見返してやろうという思いでいっぱいなのでは? (スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月29日 11時00分
8億以上を失う計算の球団も? 新型コロナに揺らぐ球界、オープン戦無観客で特に大打撃を被りそうな3球団とは
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本では大小様々な興業・イベントが中止となっている。プロ野球の世界も例外ではなく、2月29日~3月15日にかけて開催が予定されていたオープン戦全72試合が全て無観客試合として行われることになった。 レギュラーシーズンに負けず劣らず、例年多くの観客が訪れるオープン戦。これが無観客となったことで各球団はチケット代をはじめとした収益を失うことになってしまった。ただ、もちろん全球団が同じような損失というわけではなく、動員数の多い球団ほどより損失が大きくなる。 それでは、全12球団の中で特に動員数の多い、損失の大きい球団は一体どこなのか。ここでは、昨年のオープン戦における各球団のホームゲームの観客動員数を元に、今年のオープン戦における予想観客数を算出。その数字に「チケット代2000円+飲食代1000円」と仮定した客単価「3000円」をかけ、予想損失額が大きくなった球団のトップ3を挙げてみたい。 全12球団の中で、3番目に予想観客数が多かったのは中日。中日は昨年のオープン戦で15試合をホームゲームとし、「合計31万5886人/1試合平均21059人」を記録した。今年のオープン戦ではホームで10試合を行うため、昨年と同じ客足ならば「21万590人」もの観客が球場に来ていたと予想。これに客単価3000円をかけた予想損失額は、「6億3177万円」となる。 その中日を上回り、2番目に予想観客数が多い球団となったのは巨人。巨人は昨年のオープン戦でホーム8試合を行い、「合計197417人/1試合平均28202人」をマーク。今年のオープン戦でのホーム試合数は8試合と中日より少ないが、平均観客数の差により「22万5616人」と予想来場者数では上回る結果に。客単価3000円をかけた予想損失額も「6億7684万8000円」と中日より4000万以上高額となる。 そして、最も予想観客数が多かったのはソフトバンク。昨年のオープン戦ホーム12試合で「合計369690人/1試合平均30808人」を記録したソフトバンクは、全12球団の中で唯一1試合平均が3万人を超えたチーム。そのため、9試合をホームとする今年のオープン戦でも「合計27万7272人」と、2位以下に大差をつける予想観客数に。客単価3000円をかけた予想損失額も「8億3181万6000円」と、2位以下に大差をつける金額になると予測できる。 以上がオープン戦無観客による予想損失額の多い球団トップ3だが、今後新型コロナの影響がレギュラーシーズンにまで及べば、各球団の損失はオープン戦とは比べ物にならないほど膨れ上がることは間違いない。とにもかくにも、一刻も早い終息を願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
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2020年01月16日 11時00分
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2020年01月12日 18時00分
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2020年01月11日 11時00分
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2020年01月10日 11時40分