プロ野球
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スポーツ 2020年02月24日 17時00分
背番号「108」はダイヤの原石? DeNA、育成外国人フランディー・デラロサがスゴい!
ベイスターズが育成で獲得した新外国人、フランディー・デラロサ。ドミニカ出身の24歳で、身長188センチ、体重92キロと恵まれた体格を誇る大型内野手。昨年までアメリカ・マイナーリーグで6シーズンプレーし、昨年はAAA、AAの次のレベルに属するアドバンスドAクラスで49試合出場、打率.227、ホームラン6本、打点23の成績を残している。 育成枠での獲得でもあり、注目度はあまり高くなかったデラロサだが、ドラゴンズ相手の練習試合で、観客を魅了するプレーを連発。スタンドからも「何か持ってる」「目が離せない」「見ていてワクワクする」など、一気にファンのハートを鷲掴みにした。 ゴールデンルーキー森敬斗が退いたあとの1番、守備位置はセカンドに入ったデラロサ。6回裏ランナー2人を置いた場面で、2012年ドラフト1位左腕・松葉貴大からレフト防護ネットを超える特大ホームランを放った。まるでボールを叩き潰すような弾道は、ドラゴンズ、ベイスターズなどで活躍した元ホームラン王、トニ・ブランコを彷彿とさせた。次打席では右腕の小熊凌祐と対戦すると、スイッチヒッターのため左打席へ入る。ケン・グリフィJR.を彷彿とさせるフォームから、豪快なスイングでジャストミート。ドライブの掛かった打球はあっという間にセンターの頭を超えるツーベースヒット。2者が生還しこの日5打点の活躍を見せた。 その他にも何でもないセカンドゴロをエラー、牽制球が頭に当たる、豪快にバットを折るなど、何かと見る人を惹きつける不思議な魅力が溢れている。 試合後は「結果が出て嬉しいです。芯で捉えられる事が出来て良かった」と、人懐っこい丸顔を綻ばせた。エラーについても「こんなこともあるさ」とラテン系らしく後ろは振り返らない。まだまだ荒削りで、課題が多いことも否めないが、「毎日毎日できることをして、きちんと準備をする」ことを念頭に置き、成長を誓うデラロサ。ロマン溢れる背番号108が、ジャパニーズドリームを掴む日はそう遠くないのかも知れない予感がする。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年02月24日 11時00分
場内からどよめきも 芸能人の始球式最速記録トップ3、3位はメンディー、2位は樽美酒、1位は意外なイケメン俳優!
昨年3月にマリナーズの選手として引退し、現在は球団の会長付特別補佐兼インストラクターを務めているイチロー氏。そのイチロー氏が3月26日の今季開幕戦・マリナーズ対レンジャーズ戦で始球式を務めることが話題を呼んでいる。 過去には松井秀喜(2016年)、野茂英雄(2013年)といった元メジャーリーガーに加え、石川遼(2008年)や大坂なおみ(2019年)も務めたことがあるMLBの始球式。ただ、MLBでは石川、大坂のような他競技のアスリートをはじめとした著名人よりも、松井、野茂のような偉大な成績を残したOB選手などが起用される例が多いといわれている。 一方、NPBではMLBとは反対に著名人が始球式に登場する例は枚挙にいとまがなく、中にはプロ顔負けの球速を叩き出し球場を沸かせた人物もいる。ここではその中でも特に速い球速をマークし、芸能界最速記録トップ3に名を連ねている芸能人を見ていきたい。 3位の球速を記録したのは、ダンス&ボーカルグループ『EXILE』と『GENERATIONS from EXILE TRIBE』でパフォーマーを務める関口メンディー。保育園年長から高校時代まで野球に打ち込んでいたという巨人ファンのメンディーは、2018年6月5日の巨人対楽天の始球式(東京ドーム)に登場。2004年アテネ五輪ハンマー投げ金メダリスト・室伏広治氏が2005年に残した131キロをも超える133キロをマークし、芸能界最速記録(当時)を樹立したと各メディアに大きく報じられた。 なお、メンディーは2019年3月18日に行われた巨人対マリナーズ戦(東京ドーム)でも始球式に挑戦。この時は1度目の記録には及ばなかったが、それでも127キロをマークして再びドームの観客を沸かせている。 メンディーを上回り2位に入ったのが、ヴィジュアル系エアーバンド『ゴールデンボンバー』でドラムを担当する樽美酒研二。小学生から高校時代まで野球に打ち込んだ経験を持つ西武ファンの樽美酒は、2018年6月27日西武対オリックス戦(メットライフドーム)で始球式に挑戦。「3球だけチャンスをください」と宣言して投じた1球目で、いきなりメンディーの記録を塗り替える135キロをマークした。 ちなみに、樽美酒は宣言通り2球目、3球目も投じ、それぞれ132キロ、133キロをマーク。報道では前日のシャドーピッチングで右ひじを痛めていたことが伝えられているが、もし怪我がなければさらに球速が出ていたかもしれない。 そして、現在芸能人最速記録を保持しているのが俳優の間宮祥太朗。小学1年から中学3年まで野球をプレーした経験を持ち、さらに幼いころからの阪神ファンでもあるという間宮は、2019年7月23日阪神対DeNA戦(甲子園)の始球式に登場。投球は高めに抜けたにもかかわらず、電光掲示板には約1年前に樹立された樽美酒の記録を超える139キロが表示され観衆からはどよめきが起こっていた。 ただ、本人は意外にもこの時の投球に悔いが残っているようで、同日に自身のインスタグラムに「ファーストピッチしてきました。スピードガンが139キロというボケかましてきました。高く抜けてしまい悔しいです。次の機会を強く激しく願う」と投稿している。 新型コロナウイルスの影響は気がかりなものの、無事開幕となれば今シーズンも多くの芸能人が務めることが予想されるプロ野球始球式。果たして、現在1位の間宮を超え、大台の140キロをマークする芸能人は現れるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について間宮祥太朗の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shotaro_mamiya/
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スポーツ 2020年02月23日 17時30分
楽天・則本、右ひじ手術からの完全復活へ “生涯楽天”を表明の右腕、話題の新球も手応え十分か
「新球」が早くも話題を呼んでいる。 東北楽天の則本昂大が2月16日の阪神との練習試合において、習得中であるナックルカーブを投じ、打者3人を抑えている。「実戦でなければ分からないこともあるので、確認できてよかった」とコメント、開幕へ向け、手ごたえをつかんでいる。 昨年は右ひじ手術の影響から、登板数はわずかに12、プロ初年度より6年間続いていた二桁勝利数も途絶えた。チームもAクラスに留まれたものの、本人のみならず不本意な1年となったことは明らかだ。 その結果も踏まえ、今季は楽天投手陣にとっても大きな転機を迎える年でもある。指揮官が代わり新たな体制となる中で、自身の復活はもちろん、多くの意味で重要な一年となりそうだ。 FAにより長く先発として活躍した美馬学が移籍、チームにはベテラン涌井秀章が加入した。また、メジャー経験者である牧田和久も加わり、さらに今季より松井裕樹が先発へと転向する。陣容も大きく変わる中、先発陣の先頭に立つべき則本の役割は大きい。同じく昨年不調に終わった岸孝之と共に、両投手の成績がそのまま楽天の2020シーズンの浮沈を決定付けることは間違いないだろう。 2013年のリーグ制覇、そして日本一を知る数少ない存在としても、チームの中心としての活躍は多くのファンが望んでいることも確かだ。そして昨年の契約更改で明らかとなった、大型契約(2018年から7年)は、チーム内での則本の立ち位置を示す意味でも興味深いものがある。FA等により各球団の主力の移籍が当たり前となった昨今、「生涯楽天」という意思の表れに他ならない。 そのためには、何よりも今シーズンの復活が必要だ。チームを優勝に導くカギは、則本の右腕が握っている。磨きをかけている「新たな刀」であるナックルカーブを武器に、再起を期す。 あの力強いマウンド姿が戻ってくるならばチームの躍進は成され、そしてその先にこそ、則本昂大が「ミスター楽天イーグルス」と呼ばれるにふさわしい存在となる日が訪れる。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年02月23日 11時30分
“キューバ危機”だけじゃない? ソフトバンクに忍び寄る東京五輪の影、工藤監督も選手に危機感を吐露
福岡ソフトバンクホークスには、さまざまな“オリンピック観”が交錯している。昨秋のプレミア12大会で敗退したキューバ代表チームは、東京五輪・野球競技への出場を目指し、米大陸予選を戦う(3月22日開幕)。この地区予選には、アメリカ、ドミニカ共和国、カナダなど強豪国も多く、計8チームが「代表枠1」を争う。 「キューバがアブナイ」との予測は、プレミア12大会時点から囁かれていた。“野球大国のメンツ”にかけても勝ち上がらなければならない危機的状況で、ソフトバンクはデスパイネ、グラシアル、投手のモイネロを代表候補(2月19日時点)に奪われた。中日もR・マルティネスのいない状況で開幕戦を迎える(育成のA・マルティネスも招集)。彼らは主力選手であり、3選手を喪失するソフトバンクにもたらす影響は決して小さくない。 「プレミア12大会後、キューバ選手が招集されることは分かっていました。だから、ソフトバンクはバレンティンを獲得したんです」(スポーツ紙記者) その通りではあるが、ソフトバンクは“即決”でバレンティンを獲得しなかった。バレンティンもオランダ代表選手として招集される可能性があったからだ。 バレンティンはオランダ領キュラソー島の出身。第3、4回WBCでは「オランダ代表選手」として活躍している。オランダは4月の世界最終予選を戦わなければならないため、バレンティンの招集は十分に考えられた。しかし、本人の強い意思で代表入りを辞退している。 「オリンピックの野球には、関心がないみたいです」(球界関係者) 一方、「出場したい」と思っているソフトバンク選手は少なくない。右ふくらはぎを故障したエース千賀がハイペースで復帰を目指しているのもそのためで、高橋礼、森雄斗、甲斐拓也、内川聖一、松田宣浩、周東佑京など「侍ジャパン」の招集経験者たちは、代表入りを一つの目標としていた。“興味ナシ”のバレンティンとは、対照的だ。自国開催とそうでない外国人選手との考え方の違いだろうが、こんな情報も聞かれた。 「工藤監督を始め、首脳陣も東京五輪を別の意味で意識しています。五輪期間中はペナントレースが中断します。前期と後期の2シーズン制みたいな捉え方をする他球団の監督もいましたが、ソフトバンクはこの中断の影響をもっとも受けやすいチームとも言えます」(前出・同) ソフトバンクはベテランの選手も多い。近年の戦い方でも分かる通り、試合をこなしながら調整するというか、尻上がりに強くなっていく特徴もある。そのチームが強くなっていく時期が、五輪で中断する7月後半から8月なのだ。開幕ダッシュに失敗した場合、ソフトバンクは浮上のきっかけを掴めない危険性もある。 工藤監督はキャンプイン前日の全員ミーティングで「今年は競争。結果を出した選手から使っていく」と伝えたそうだ。去年までは「レギュラーだった選手にもやってもらわないと困る」と言ったが、そのセリフは今年に限ってはなかった。工藤監督も五輪イヤーによる変則日程を意識しているのだろう。 「デスパイネたちですが、キューバ代表が予選で敗退すれば、そのままチーム合流となりますが、五輪出場権を勝ち取ったら、キューバ国内で代表メンバーを調整することになるはず。キューバ選手は、『今季はいない』と見たほうが賢明です」(前出・同) キューバ代表が野球王国の威厳を東京五輪で取り戻し、デスパイネたちが後半戦からチームに合流できたとしても、彼らは疲れ切っているのでは? バレンティンが不慣れなパ・リーグ投手に翻弄されるようなことになったら、一大事である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月22日 17時30分
オリックス、6年目の『Bsオリ姫デー』開催!オリメン投票も
オリックスは、毎年恒例の女性ファン向け特別イベント「Bsオリ姫デー2020 supported by FWD富士生命」を、5月29日から京セラドーム大阪で開催するセ・パ交流戦、東京ヤクルトとの3連戦で実施すると発表した。 『Bsオリ姫デー』は、球団が2014年から女性ファンの新規開拓に着手し、『オリ姫』ブランドを立ち上げて、『カメラ女子』『オリ姫シート』など、単発的な企画を経て、2015年4月29日に最初の『Bsオリ姫デー』を開催。ピンクをベースにしたポスターだけではなく、監督、コーチ、選手もピンクが入ったユニフォームとキャップを着用。当日、ルーキーの西野真弘が活躍したことも重なり、満員御礼の人気企画となった。翌月の広島戦では、カープ女子とのファン対決も実現したり、女性向けグッズのアイテムを増やすなど、現在のスタイルを築いた1年だったと言ってもいいだろう。翌年はチェック柄のユニフォームが話題になっている。 昨シーズンは、湊通夫球団社長が「期待してもらいたい」と太鼓判を押していた通り、選手は着用せず、女性ファンにユニフォームを着用してもらう方向に振り切ったことが功を奏し、スタンドをピンクに染め上げた「オリ姫のオリ姫によるオリ姫のための」オリ姫デーとなった。オリ姫からの熱い要望に応え、桜柄に彩られたオリ姫ユニフォームは、スタンドに桜の花が咲いたかのような雰囲気を作り上げることに成功。選手たちからも「かわいい」と評判が良かった。試合前にはカメラ女子による写真撮影会が行われ、プロのカメラマンが指導のもと選手がモデルになるなど、試合終了後のイベントも含めて夢の企画が満載だった。 また、恒例の「オリ姫が選ぶバファローズの推しメン選手投票」(通称「オリメン投票」)も、イベント開催に先駆けてこの16日より投票を開始している。昨年は山岡泰輔が1位だったが、今年は誰になるのか注目だ。上位に入った選手はグッズ化する可能性も高く、昨年は1軍に出場する機会がない選手がランクインしていた。期間中は飲食も女子向けのものが多数用意される模様。30、31日の両日は、ユニフォーム付きチケットも販売され、男性ファンの『オリ達』もレディースサイズだが、購入可能とのこと。デザインは昨年に引き続き、京セラドーム大阪が所在する大阪市と同市西区の花「サクラ」を取り入れ、満開のサクラを大胆にあしらい、より「エレガンス」なデザインになっている。昨年以上に満開の桜を、京セラドームに咲かせてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年02月22日 17時00分
楽天・三木新監督も1年で解任? ブラウン、星野、梨田が契約途中で失脚…Aクラス入り翌シーズンの監督交代劇
昨シーズン「71勝68敗4分・勝率.511」の成績でパ・リーグ3位となった楽天。来月20日に開幕する2020年シーズンに向け、鈴木大地(前ロッテ)、牧田和久(前パドレス傘下3A)、ロメロ(前オリックス)など6名を補強し、監督も平石洋介前監督(現ソフトバンク一軍打撃兼野手総合コーチ)から三木肇新監督に交代するなどチーム編成で大きな動きを見せている。 こうした動きを受けてファンからは、「これだけ補強したんだからAクラスには入れるだろ」、「7年ぶりの優勝も十分狙える」といった声も聞かれる2020年の楽天。ただ、その期待のシーズンに水を差すようなジンクスが1つある。楽天は昨シーズンを含め過去4回Aクラス以上に入っているが、実は昨シーズンを除く3回は全てその翌年に「最下位・監督交代」が起こっているのだ。 2005年から新たに歴史が始まった楽天が初めてAクラスに入ったのは、野村克也監督の下「77勝66敗1分・勝率.538」の成績で2位に躍進した2009年。野村監督は同年オフに退任となったが、後任には2006~2009年にかけ広島で4年間指揮した実績を持つブラウン監督が2年契約の条件で就任した。 ただ、ブラウン政権1年目となった翌2010年は「62勝79敗3分・勝率.440」で最下位。この成績不振を理由にブラウン監督は同年オフに解任され、翌2011年からは星野仙一監督がその職を引き継ぐことになっている。 次にAクラス以上の成績をマークしたシーズンは、星野政権3年目の2013年。チームは「82勝59敗3分・勝率.582」という成績で、球団創設9年目にして悲願のパ・リーグ初優勝。その勢いのままCS・日本シリーズも勝ち上がり、こちらも球団史上初となる日本一に輝いた。 しかし、翌2014年は前年「24勝0敗」を叩き出した大エース・田中将大(現ヤンキース)がオフにメジャー移籍した影響をモロに受け、「64勝80敗0分・勝率.444」で最下位に転落。星野監督は前年オフに新たに3年契約を結んでいたが、この成績不振に加え、シーズン途中に体調不良で約2か月休養したことを理由に同年限りで辞任し、休養期間中に監督代行を務めた大久保博元監督が後を引き継いだ。 チーム3回目のAクラス入りは、3年契約の梨田昌孝監督が2年目の指揮を執っていた2017年。「77勝63敗3分・勝率.550」で球団初の3位となったチームは、CSで2位西武を「2勝1敗」で下し1位ソフトバンクに対しても「2勝4敗」と2度土をつけるなど奮闘を見せた。 しかし、翌2018年は開幕から成績が振るわず、6月16日には成績不振を理由に梨田監督が辞任。これを受け一軍ヘッドを務めていた平石コーチが急遽監督代行となったが、成績は戻せず「58勝82敗3分・勝率.414」で最下位に沈んだ。 契約期間の長短にかかわらず、全監督が交代を余儀なくされているこのジンクス。2019年は前半戦での苦境を耐え最終盤の9月で上り調子となるという流れだったが、これは過去のケースでも見られる流れである。また、楽天以前に他球団を指揮した経験を持つブラウン(広島)、星野(中日、阪神)、梨田(近鉄、日本ハム)の3名ですら覆せなかったため、新米監督である三木新監督もジンクス通りに1年で解任されるのではとの見方はある。 過去3回のケースはいずれも、開幕直後の3・4月に負け越したこと(2010年9勝17敗/2014年12勝16敗/2018年6勝19敗1分)がシーズン全体の不振につながっている。しかし、今回は序盤でのつまずきを阻止するため、6名もの選手を補強してシーズンに備えている。そのため、3・4月を5割以上で乗り切ることができれば、初めてジンクスが覆る可能性も十分あるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月21日 18時25分
広島、チケット抽選券20万枚を“現地配布”でファン反発 「不可能だろ」「去年騒ぎになったのに」新型コロナの懸念も
プロ野球・広島が20日に公式サイト上で発表した、23日に予定されている2020年シーズンチケット抽選券配布についての告知が物議を呼んでいる。 広島は転売対策の一環として、シーズンチケットの販売方法をそれまで採用していた先着順から抽選制へと変更。その抽選に用いる抽選券を本拠地のマツダスタジアムで配布するも、球団の想定をはるかに上回る約5万人が殺到し球場周辺が大混乱に陥っていた。 しかし、広島の公式サイトを見ると時間こそ9~16時という制約がついたものの、配布事態は昨年と変わらず本拠地で実施。現在日本で猛威を振るっている新型コロナウイルス対策についても、来場者に対しては“マスクやハンカチの使用”、“周囲との距離を2メートル以上空ける”といった個人レベルの対応策しか呼びかけられていない。 今回の告知を受けてネット上のプロ野球ファンからは、「去年騒ぎになったのになんでまた現地配布なんだよ」、「20万枚を滞りなく配るのは不可能だろ、全部インターネット抽選にすればいいのに」「新型コロナが流行ってる今の状況で現地配布はおかしい」、「もしウイルス持ちの人が来たら大変な事になるから、どう考えても中止にすべき」といった反発の声が数多く寄せられている。 「昨年は平日の実施にもかかわらず、球団の予想を超える5万人が短時間で詰めかけたことで収拾がつかなくなった広島の抽選券配布ですが、今年は日曜日に実施されるため昨年以上の人数が球場周辺に殺到することは想像に難くありません。また、毎年開幕前に一斉販売されている広島のチケットはここ数年争奪戦が過熱しており、抽選券で当選して購入する以外の方法でのチケット入手は非常に困難。そのため、この機を逃すまいと全国各地からファンが訪れることが濃厚ですが、この際に新型コロナウイルスが県外から持ち込まれる可能性も否定はできません」(野球ライター) 21日午後17時時点では、まだ広島県内で新型コロナの感染者が出たとは報じられていない。しかし、日曜の配布を機に一気に感染が拡大するのではと危惧しているファンは多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について広島の公式サイトよりhttps://www.carp.co.jp/
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スポーツ 2020年02月21日 17時00分
プロ野球選手会、巨人・原監督を揶揄? 「読売は内部で調整してないのかな」現役ドラフトを巡るSNS投稿に批判
出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的とした現役ドラフトの導入を目指しているプロ野球選手会。その選手会の公式ツイッターに投稿された内容が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 現役ドラフトについて、NPB側は先月22日に開かれた選手会側との話し合いの場で、“7月末~8月の間で実施”、“対象となるのは、各球団が支配下選手の中から選出した8名”、“各球団は対象選手の中から最低1名は指名する”といった内容の草案を提示。これを選手会側も前向きに検討していると複数メディアが伝えている。 しかし、今月19日の『zakzak』(産経デジタル/電子版)では、巨人・原辰徳監督が13日に行われた12球団代表者会議の後、「今のままでは賛同できない」と前述の草案に反対の意向を示していたことが報じられた。 20日にツイッターに投稿した選手会は、前述の該当記事へのリンクを投稿。同時に、「読売は内部で調整してないのかな」という文章を、虫眼鏡をのぞく絵文字も交えてツイートした。 今回のNPB側の草案は、全12球団の意見を取りまとめた上で出されたもの。つまり、巨人を含めた各球団は草案にゴーサインを出したということになるが、その後になって原監督から“待った”がかかったことに、選手会側は「巨人はフロントと現場との間で意思疎通ができていないのか?」と疑問を呈したものと思われる。 しかし、今回のツイートに返信する形で、プロ野球ファンからは「公式が特定の球団を名指しで貶めるのはどうかと思う」、「自分たちの愚策を反対されたら晒して煽るとか子供かよ」、「仮に巨人内部が揉めてたとしても、今の案が欠陥だらけって事実は変わらないからな」といった批判が殺到している。 「NPB側の草案はドラフトにかける選手を各球団が自由に選択でき、獲得選手の出場機会確保も義務付けられてはいないため、選手会側には先月の報道直後から“戦力外選手の押し付け合いになりかねない欠陥制度を受け入れるのか”との反対意見も多数寄せられています。そのような背景もあってか、多くのファンは今回の投稿を草案に反対する原監督や巨人をやゆする投稿と捉えているようです」(野球ライター) 21日午後16時半時点ではまだ投稿されたままとなっている今回の投稿だが、果たして今後削除などの対応がされることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてプロ野球選手会の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/JPBPA_Press
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スポーツ 2020年02月21日 11時50分
広島・堂林にチャンス到来? 飽和状態の内野レギュラー争い、開幕直前の“大ニュース”もあるか
あの男に“復活のオーラ”がメラメラと漂っていた。 広島のベテラン、松山竜平が腰痛により、チームを離脱した(2月17日)。それを受けて、再クローズアップされたのが、堂林翔太だ。昨年オフ、後輩である鈴木誠也に打撃指導を仰ぎ、長期に渡る打撃不振を払拭しようと奮闘していたのは既報通り。その努力が報われるかもしれない。 「外野手の松山はキャンプでは主に一塁の守備練習に入っていました。昨季の正一塁手だったバティスタに出場停止の処分が下されていますので、松山を一塁に固定するつもりでしたが」(スポーツ紙記者) 松山の離脱を受け、同じく一塁の練習をしていた堂林にチャンスが回ってきたのだ。堂林は2012年にフル出場を果たしたが、その後、打撃不振に陥った。一昨年までの“強い広島”からも落ちこぼれてしまった。 「ただ、佐々岡真司監督は安部など他の選手にも一塁の練習をさせています。堂林で正一塁手が決まったと見るのは、時期尚早です」(前出・同) しかし、こんな見方もできる。堂林は一塁だけではなく、三塁の守備練習にも加わっていた。昨季の広島を振り返ると、三塁手を固定し切れなかった感もあった。佐々岡監督は「打撃復活」なら、堂林を使うつもりでいたのではないだろうか。 広島の内野陣に関して、こんな情報も聞かれた。 「首脳陣は菊池涼介が『いなくなること』を想定し、その準備を進めていました。菊池のメジャーリーグ挑戦が失敗に終わり、キャンプでは、セカンドでテストしようと思っていた別選手を三塁やショートに回しており、期待の2年目・小園海斗も使いたいと思っていました。首脳陣の頭の中では『内野手は飽和状態』と解釈されています」(球界関係者) 二塁は菊池。ショートは田中広輔か、小園。三塁は安部友裕、西川龍馬。状況次第では堂林が入り、一塁は松山を軸に堂林、安部も…。メヒア、三好、上本といった好選手もいる。だが、菊池の圧倒的な守備力には誰もかなわない。ショートは守備センスがなければ守れないポジションなので、レギュラーを狙うとしたら、一塁か三塁しかない。確かに、内野は飽和状態だ。 「佐々岡監督は一塁、三塁は打撃優先でレギュラーを決める予定」(前出・同) かつて、堂林は「広島のプリンス」なんて呼ばれ方もされ、将来を嘱望されていた。打撃は復活の兆しを見せつつある。しかし、 「昨季シーズン途中、広島は交換トレードを成立させました。広島はトレードに積極的な球団ではありませんでしたが…。ライバル球団のスコアラーは広島の戦力分析以外の目的で視察しているのでは」(ベテラン記者) 堂林は今回のチャンスを掴み切れるのか、そして、内野のレギュラー争いがどう進んで行くのか。開幕直前、広島を巡る“大きなニュース”も飛び込んできそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月21日 11時30分
オリックス、漆原大晟を支配下登録!昨年ウエスタンLセーブ王
オリックスは20日、育成契約を結んでいた漆原大晟投手を支配下登録すると発表した。背番号は「65」。 漆原は2018年の育成ドラフトで、新潟医療福祉大学から1位でオリックスに指名され入団。ルーキーイヤーの昨年は、ファームのウエスタン・リーグに登板し、育成選手ながらクローザーを任される機会が多く、39試合に登板して1勝0敗23セーブの成績を収め、ウエスタン・リーグのセーブ王となった。 オフには、T-岡田、鈴木優とともにプエルトリコで行われたウインターリーグに参加。プエルトリコでもリリーフとして活躍し、防御率を0点台で終えて帰国している。今年の春季キャンプでは育成でただ一人、1軍スタートを勝ち取り、20日現在1軍の選手とともに同じメニューを毎日行っている。 榊原翼や神戸文也、張奕など、最近のオリックスは育成ドラフトからの昇格が目立ってきており、漆原も「時間の問題」と言われていた。シーズン前に支配下登録されたことにより、ただでさえ厚みのあるリリーフ陣にもう1枚大きな戦力が加わったのは間違いない。漆原は最速150キロを超えるストレートに、カーブ、スライダー、シュート、フォークといった多彩な変化球を持っているだけに、キャンプ終盤からオープン戦にかけて、適性ポジションを首脳陣は模索していくことだろう。 漆原の支配下登録により、リリーフ陣の競争が激化するのは必至だ。(どら増田)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
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2020年01月15日 11時57分
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2020年01月14日 11時44分
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2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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2020年01月10日 11時40分