スポーツ
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スポーツ 2022年02月25日 10時00分
ボクシングミニマム級王者の谷口将隆「油断も慢心もなく戦いたい」初防衛戦の相手は石澤開
ボクシングのWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(ワタナベ)の初防衛戦をメインカードとした「第87回フェニックスバトル」(4月22日開催、後楽園ホール、ひかりTV配信)の大会記者会見が22日、神奈川県横浜市で行われ、大会に出場する谷口ほか、谷口に挑戦するWBO世界ミニマム級5位の石澤開(MT)、スーパーバンタム級の武居由樹(大橋)、スーパーライト級の佐々木尽(八王子中屋)、フェザー級の松本圭佑(大橋)が出席。大会への意気込みを語った。 >>全ての画像を見る<< タイトルマッチを行う王者谷口と石澤は2019年9月に一度対戦しており、谷口が判定で勝利した過去がある。谷口は「2年半前に一度対戦して、僕が一番彼の実力を知っている。油断も慢心もなく戦いたい。しっかりと準備して、警戒して、練習して、石澤選手に絶対勝てるようにします。初防衛戦は緊張すると聞いたので、それも織り込み済みで過ごしています」と心境を述べる。 石澤も「理想のリベンジができる場が整った」とタイトルマッチに闘志剥き出しの姿勢で、「世界タイトルマッチという意識と言うより、僕にとっては谷口選手へのリベンジという意味合いが強い試合になります。この試合に勝つことも大切ですが、どう倒すかが大切だと思います」と試合への展望を語った。 元K-1スーパーバンタム級王者としても知られる武居は、日本スーパーバンタム級16位の河村真吾(堺春木)と同級10回戦で対戦する。「今日でちょうど次の試合まで2か月。しっかり仕上げて、僕がメインを食うような試合を見せたい」と意気込み。また、元日本スーパーライト級ユース王者の佐々木は、マーカス・スミス(平仲)との試合を行う。佐々木は「前回負けてしまいましたけど、今回復帰戦。素晴らしい選手が出場する興行に出させていただいて光栄。そこで一番インパクトのあるKO勝利をして、会場のみなさんを喜ばせたい」と話した。 ミライモンスターの愛称で知られる松本も、伊集盛尚(琉豊ボクシングスタジオ)と対決する。松本も「ミライモンスターという印象が強いと思いますが、試合経験を積んでミライが取れてモンスターと言われるように頑張ります」と試合への意欲を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2022年02月24日 19時30分
中日・根尾、まさかの二刀流デビューある? 今季復活のルールも追い風か、最速144キロのブルペン投球に期待高まる
23日時点で実戦打率「.154」と打撃不振に苦しんでいる中日のプロ4年目・21歳の根尾昂。この日の練習で見せた“投球内容”がネット上で話題となっている。 報道によると、練習試合・日本ハム戦が雨天中止となったこの日、立浪和義監督の発案で根尾、石川昂弥、岡林勇希、鵜飼航丞の4野手がブルペンで投球。送球練習と気分転換を兼ねての投球だったが、根尾は25球を投げ最速144キロをマーク。練習終了後に取材に応じた立浪監督は、4名の中で誰が一番投手に向いているかという質問に根尾の名を挙げるなど評価したという。 根尾は大阪桐蔭高校時代に投手兼遊撃手としてプレーし、2018年の甲子園春夏連覇の立役者となっている。ただ、同年ドラフトで中日から1位指名を受けると、仮契約交渉の場でプロでは遊撃一本で行きたいと直訴し球団側も承諾。翌2019年から昨季まで公式戦では1試合も登板していない。 >>中日・根尾に「これではレギュラーは無理」厳しい声 失点招いた悪送球が物議、直前にも致命的なミスを犯した?<< 根尾のブルペン投球を受け、ネット上には「もう何年も投げてないのにまだこんな球速出るのか」、「直球だけじゃなくてツーシームやカットボールも投げたみたいだし器用すぎる」と驚きの声が寄せられた。一方、「一軍生き残りのために、今後も投球練習継続的にやるべきでは」、「今年は延長12回制だし、『いざという時は投げられます』って感じで投球能力をアピールしておけば色々可能性も広がるんじゃないか」と、投球練習の本格化を期待するコメントも多数みられた。 「今季のプロ野球は3年ぶりに延長12回制が復活することで、各球団はいつ来るか分からない延長戦に備え、リリーフ陣をなるべく温存しながらブルペンを運用する必要に迫られています。そのため、序盤で大差がついた試合などではリリーフの消耗を減らすため、野手をマウンドに送りイニングを稼いでもらうという戦略も十分選択肢に入ります。そのため、根尾は今のうちにある程度投げられることを首脳陣にアピールしておけば“守備固め兼敗戦処理要員”、あるいは“二刀流”をこなせる選手として一軍に生き残れる可能性も上がるのではとする意見は散見されます。ただ、球界では投手がプロ入り後に野手に転向したケースは少なからずありますが、野手から投手、もしくは二刀流に転向した例はほとんどないため、敗戦処理限定で投手運用するとしても極めて異例のやり方です」(野球ライター) 23日の報道によると、練習後は「傾斜を使うことでスローイングのいい練習になるので、ラッキーでした」と充実ぶりを口にしたという根尾。高校時代は甲子園で「7登板・5勝0敗・防御率1.93」と素晴らしい数字を残しているが、その投球がプロの舞台で復活することは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月24日 18時30分
DeNA、プロ2年目・牧の打棒がさらに進化? コロナ出遅れを感じさせぬ“すごみ”とは
昨シーズンは打率.314でセ・リーグ3位、ホームランは22本を数え、打点も71。得点圏打率304とOPS.890は規定打席到達者の中でチームトップだった牧秀悟。2年目の今年はキャンプイン直前にコロナ陽性が判明し、練習に参加したのは2月6日と出遅れてしまった。 しかし21日の沖縄電力との練習試合で4番に座り、初打席で見事な流し打ちでヒットをマークすると、すかさず盗塁するなど足でもアピール。翌日には一軍に合流し、カープとの練習試合に臨んだ。 5回にネフタリ・ソトの代打として登場した牧は、追い込まれながらもアウトコースのスライダーに対し素直にバットを出すと、打球はいい角度でライトポール際に上がりそのままスタンドイン。「チャンスの場面だったので甘いボールがきたら積極的にいこうと決めていました。打ち損じることなく強く捉えることができました」と本人も納得の一打は実質的に試合を決める3ランとなった。 内容的に価値が高かったのは2打席目だ。今年復活の兆しを見せているカープの元守護神・中崎翔太が、キャンプ絶好調で猛アピールを続けている神里和毅と、この日タイムリーヒットを放っているバットコントロール抜群の楠本泰史を、スピード&キレ十分のストレートで連続空振りの三振に打ち取り、無双感すら漂わせていた。その後で打席に入った牧は、主審のあやふやなジャッジもあり追い込まれるが、フルカウントからインドアのスライダーをカットで逃れるなどして対応し、最後はこの日最速の150キロストレートを見事にレフト前に弾き返すクリーンヒット。続く細川成也も三振に倒れ、この回のアウトは全て三振に切って取られるほど好調の中崎からのヒットだっただけに、なおさら印象的な打席だった。 昨シーズンは10月に入ると19試合出場で打率.452、OPSは驚愕の1.138。タイラー・オースティンの故障により10月6日から4番を任されると、シーズン終了までの15試合は、打率.517、OPS1.297、得点圏打率もジャスト.500といい形で終えた1年目の牧秀悟。その感覚と実績を元に、さらにすごみを感じさせる2年目はいったいどんな数字を残すのだろうか。風格漂う背番号2は、2022年もワクワクさせてくれそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年02月24日 17時30分
K-1ゲスト解説に魔裟斗、佐藤嘉洋、アルピー平子が決定!武尊は公開練習で手ごたえ「今までで一番速い」
2月27日に東京・東京体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」にて、K-1 WORLD MAX 2003・2008世界王者の魔裟斗、K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者の佐藤嘉洋、お笑いコンビ・アルコ&ピース平子祐希のゲスト解説が決定したとK-1実行委員会が発表した。当日はABEMAで生中継される。 魔裟斗は「6月に武尊VS那須川天心戦が発表になり、立ち技格闘技が注目されています。今回開催されるK-1スーパー・バンタム級トーナメントは過去に武尊選手、武居由樹選手と絶対王者がチャンピオンに君臨していた階級です。このトーナメントを制覇した選手は今後K-1を背負っていく選手となることでしょう。接戦となるトーナメントになるのか、3試合連続KO勝利で圧倒的な新チャンピオンが誕生するのか楽しみです。また、ライト級新チャンピオンとなった朝久泰央選手と与座優貴選手の試合も注目です」と大会に期待を寄せると、佐藤は「みなさん、こんにちは。愛を知る県、愛知県の佐藤嘉洋です。オープニングファイト含め、今大会の解説に入らせていただきます。初めてその選手を観た視聴者の方にも魅力や細かい技術が伝わるように心がけてお話したいと思います。なにとぞ、よろしくお願いいたします」とコメント。平子は「ここ近年の大きなうねりの中、K-1は注目度も期待値も格段に上がっています。今回も新たなスターの誕生を期待しつつ、熱く解説させて頂きます」と抱負を語った。 また、同大会で軍司泰斗とエキシビションマッチ対戦する武尊が公開練習を行った。 公開練習で武尊はシャドーボクシングで身体を動かした後、2分1Rのミット打ちを披露。パンチ、キック、ヒザ蹴り、バックブローなど様々な技を満遍なく繰り出していった。6月に那須川天心との“世紀の一戦”を控える武尊は、その試合に向けてコンディション調整の真っ最中だ。 天心戦は58kg契約で大会当日のリカバリーが4kgまでとなっており、「次の試合(天心戦)に向けて減量もやっているので、今までの60kgでやっていた時より体を絞った状態で追い込んでいる最中です」と本人が語る通り、見た目にも身体が絞り込まれた状態と分かるコンディション。現在の体重は63kgを切った状態で、天心戦が試合当日62kgでOKということから、軍司戦は62kgで行うように調整しているという。 コンディション調整で注意を払っているのは、パワーを落とさないことだ。「身体を絞ってスタミナとスピードは上がったのかなと思うんですけど、ここでパワーを落としたくない。パワーを落とさずに体重を落とせるような練習と体作りを心がけてやっている最中ですね」と気を配りながら調整に励んでいる。 スピードに関しても、「僕はむしろスーパー・フェザー級(60kg)に上げてもスーパー・バンタム級(55kg)時代のスピードは落ちてないと思っていて、パワーがついた分、もっとスピードを上げているし、それで体重も落としているんで、今までで一番速いんじゃないかなと思います」と手応えを感じており、全く問題ないようだ。(どら増田 / 写真提供・©︎K-1)
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スポーツ 2022年02月24日 15時30分
阪神・矢野監督の事前胴上げに「縁起でもない」ファンから悲鳴 24年前の“予祝”は最悪の結末に
23日に予定された練習試合・広島戦が雨天中止となり、この日は室内で練習が行われた阪神。同日に伝えられた練習前円陣での光景がネット上で話題となっている。 報道によると、この日の練習前円陣では一日キャプテンを務めた糸井嘉男、西勇輝の発案で、選手らが“予祝”として矢野燿大監督を3回胴上げ。その後取材に応じた糸井は「前日から2人で考えて。ちょっと朝緊張しましたけど」と、前日に西と計画を練って実行したと明かしたという。 予祝は未来の姿を先に喜び祝うことで現実を引き寄せるという考え方で、矢野監督は2019年の就任当初からこの考えを取り入れ選手らにも教えてきたと伝えられている。その教えが活かされた今回の胴上げを受け、矢野監督も「気持ち良かった。もう、感謝しかない」と喜びのコメントを残したという。 >>阪神・矢野監督が佐藤を説教「お前にとってもよくない」 物議を醸した怠慢プレーの裏側明かす、監督側の問題の指摘も<< 矢野監督の胴上げを受け、ネット上には「開幕前に監督が胴上げされるなんて初めて聞いた」、「口だけで優勝、日本一って言うよりはチームの士気が上がったりするもんなんだろうか」と驚きの声が寄せられた。一方、「やってることが暗黒時代と同じ、縁起でもないことするなよ」、「24年前の優勝会見がどういう結果になったか今の選手は知らないんだろうか」といった苦言も多数見られた。 「阪神は前年まで5年連続Bクラス(うち最下位2回)と低迷していた1998年シーズン開幕直前の4月1日、日本外国特派員協会で優勝会見を開催。エイプリルフール企画として行われたものでしたが、当時の吉田義男監督は壇上で『皆さん1年間ご声援ありがとうございました。これほど気持ちのいいことはないです』としっかり歓喜のコメントを残しました。ただ、同年の阪神は首位と27ゲーム差の断トツ最下位に沈み、吉田監督もシーズン終了後に退任という結末を迎えています」(野球ライター) 矢野監督がキャンプイン前日に今季限りでの退任を表明している阪神。背水の陣で迎える今季は当然優勝が最大の目標だが、早すぎる胴上げに先行きを心配しているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月24日 11時30分
東京女子3.19両国国技館でハイパーミサヲと高木三四郎が一騎討ち決定も「8年前のあなたと闘いたかった」
東京女子プロレスが23日、東京・両国KFCホールで「Tokyo Joshi 2022 Winter」を開催。3月19日、東京・両国国技館でのハイパーミサヲVS高木三四郎の一騎打ち、天満のどかVS愛野ユキの最初で最後の姉妹対決が決定した。この日、ミサヲは第3試合で小橋マリカと対戦。小橋のフロント・ネックロックに苦しんだミサヲだが、スプレー攻撃で流れを変えると、ハイパミ・リターンズをズバリと決めて、粘る小橋を仕留めた。 試合後、オープニングでミサヲとの対戦が発表された高木がリングインすると、ミサヲは「このカードが決まった時、正直残念だった。8年前の高木三四郎だったら、とてもうれしかったけど、8年前のあなたと闘いたかった。14年8月DDTの両国である人を見て、私もプロレスラーになりたいと思った。当時社長なのにハチャメチャなことをやってて、会場から怒られるってことをやってた。それがその当時の高木三四郎だったんです。今のあなたは数字が気になってるだけの普通の社長じゃないか。確かに経営者としては成功した。だけどプロレスラーとしての評判はガタ落ちだ。3・19両国で、あなたにあこがれてプロレスラーになった女があなたに引導を渡すんですよ」と宣戦布告。 高木は「今や東京女子は急成長、上り調子ですよ。こんな私でいいんだろうか、五十肩で肩が上がりません。こんな俺でいいのか悩みましたけど、3・19両国のために、少しでも数字が上がるのであれば・・・。そういう経営者目線で受けました。だけどな、俺はまだまだ現役のプロレスラー。オマエに引導を渡されるほど落ちぶれてない。言ったことを後悔するんじゃないぞ。両国は経営者としてじゃなく、プロレスラー高木三四郎として、テメェの前に立ちはだかってやる。次の日にDDTの両国があるけど、そんなの関係ねぇ。両国に怒られてもいい。お互いにメチャメチャな試合をしようじゃないか」と臨戦態勢。 バックステージでミサヲは「私があこがれた高木三四郎はもういない。私が引導渡して、高木三四郎のプロレス人生に終止符打ってやる。次の日、DDTの25周年大会があるけど関係ない。前日に終わらせてやる。一番でたらめなのはハイパーミサヲだ!」と意気込んだ。 高木は「正直最初聞いた時、自分が上がるようなところではないだろうなって断ろうかと思った。リングでああやって挑発されて、“数字のことしか見てないだろ”って言われると心外だし。プロレスラー高木三四郎としての何かが芽生えた。そういう気持ちを奮い立たせてくれたのは感謝してますよ。ただ敵に回したらどうなるか、アイツはリングで知ることになる。実際に俺はやるから。本当にこの試合が東京女子の両国大会の中で、一番WRESTLE UNIVERSEで視聴数取れる試合する。メチャクチャ視聴数取るでたらめな試合してやる」とコメントしている。(どら増田)
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スポーツ 2022年02月24日 11時00分
巨人・戸郷に開幕メンバー外の危機?「同じ実力なら若手を使う」原監督の方針明言に動揺か
サバイバル・レースのポイントは、守備力か、それとも…。 2月23日、今季初のオープン戦(対ヤクルト)が中止となり、巨人選手たちは室内練習場へ移動。軽く汗を流し、明日以降に備えることになったが、ランニング量などやや多めの練習をしていたのが、戸郷翔征だった。雨が降らなければ、同日の先発マウンドに立つ予定でいた。 >>巨人・石川にトレード説が急浮上? 元木ヘッドのインスタ発言が憶測を呼ぶ、「出すわけない」反対意見も<< 「危機感を持ちながらやらないと…」 練習終了後の共同会見で、“らしくないこと”を言った。この時点で翌24日の楽天戦にリリーフではあるが、スライド登板することが決まっていた。 「らしくない」というのはこちらの印象だが、そもそも、戸郷は他の若手投手と違う。すでに「先発投手」としての実績があり、焦る必要はない。複数のメディアも報じているように、桑田真澄投手チーフコーチの言う、「4人に絞った」なる開幕投手候補の1人とも予想されている。なのに「危機感を持ちながら」というのは、若手投手がキャンプで猛アピールを続けてきたからだろう。 「先発投手陣の顔ぶれが大きく変わることはないと思います。でも、先発でしか起用できない若手投手もいます。右肘にメスを入れ、実質1年目となる堀田賢慎、山崎伊織です。この2人をペナントレース本番で使ってくるのは間違いありません」(プロ野球解説者) かと言って、シーズンを通して堀田、山崎の2人が先発ローテーションを守りきれるのかと言えば、疑問符がつく。通常の登板間隔で投げるのではなく、「中10日」くらいをメドに、連戦の谷間を埋めるような起用法になるだろう。 「練習試合で好投している若手が何人もいます。でも、それだけでは一軍入りの当落は決められません」(球界関係者) 当落の判断基準として、牽制、クイックモーション、バント処理などの守備力がチェックされるという。 「野手陣にも同様のことがあてはまります。原辰徳監督は『同じ実力なら、若手を使う』と明言しましたが、若手同士を比較した時の判断基準は明かしていません。守備に不安のある側の若手が落とされると思われます」(前出・同) 戸郷が焦る気持ちを口にしたのは、“投球内容”以外の守備力をアピールする機会が少なくなってきたからかもしれない。 また、戸郷は牽制球なども巧いピッチャーではあるが、昨季後半、走者を出した後に変化球のキレを失う傾向も見られ、それが課題に挙げられていた。「走者を出しても崩れない」という成長を見せるには、リリーフではなく、先発登板で投げたいと思っているのだろう。 原監督は「大阪くらいから少し」と“一軍当落”を判断する期日を示していた。カレンダーを見ると、3月11日から3日間、オリックスと2試合(大阪ドーム)、阪神と1試合(甲子園)のオープン戦が組まれている。その遠征から坂本、丸、外国人選手らを先発オーダーに入れてくるとすれば、若手はそれまでにアピールしておかなければならない。 「戸郷が長いイニングを投げさせてもらえるのは、3月11日以降かもしれません。仮にそこで失敗するようなことになれば、3月25日が開幕戦なので『再挑戦のチャンス』はもらえないかも」(前出・プロ野球解説者) 当落を懸けた必死さ。原監督はニンマリかもしれないが、オープン戦で勝敗とは異なる緊張感に若手が気疲れしてしまわなければ良いのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月24日 10時50分
新日本NJCにCIMAが参戦! 1回戦はTAKAみちのくと激突、オカダはデスペラードと王者対決決定
新日本プロレス3.2東京・日本武道館大会のカードが決定した。この日のメインイベントであり、『ニュー・ジャパン・カップ 2022』(以下、『NJC』)1回戦屈指の注目カードとなるのが、IWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカvsIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードの一戦。このカードはオカダが2.20北海きたえーる大会で内藤哲也に防衛戦で勝利を収めた後、マイクでデスペラードとの“IWGP王者対決”をアピールしたことを受けて組まれたカードだ。昨年の『NJC』出場はヘビー級のみだったため、今回は2年ぶりの参戦となるデスペラードが、オカダの牙城に挑む。新日本の50周年を背負うと宣言しているオカダとしては、この珠玉の王者対決を制しておきたいところ。 オカダに敗れたものの、優勝候補の一角となる内藤哲也は、かつて共にタッグチーム“NO LIMIT”で活動していた高橋裕二郎と注目の対決を行う。両者のシングルは、内藤がメキシコでロス・インゴベルナブレスに加入し、“制御不能なカリスマ”となってからは今回が初。本来なら昨年の『G1クライマックス』で久々の遭遇を果たすはずだったが、開幕戦でケガを負った内藤が以降の公式戦を欠場したため、流れている。その昨年の『G1』開幕戦では、内藤のライバルである飯伏幸太を破り、強烈なインパクトを残した裕二郎。現在はNEVER6人タッグのベルトを保持する裕二郎としては、内藤のポジションを奪うチャンスと言えるだろう。 今年1月の東京ドーム2連戦でサプライズ出場を果たしたCIMA(GLEAT/#STRONGHEARTS)が、『NJC』に初エントリー。こちらも初出場となるTAKAみちのくと対決する。CIMAは1998年、メキシコの闘龍門からみちのくプロレスに送り込まれ、TAKAと抗争を展開。その後もいがみ合ったり、時にはタッグを組んだりと、何かとつながりを持ってきた2人だが、今度は新日本の『NJC』で対戦。CIMAは#STRONGHEARTSのT-Hawk、エル・リンダマンを新日本に売り込みたい気持ちも強く、1日の日本武道館大会では3人で出場することが決定しているだけに、1試合でも多く勝ち残りたいところだろう。(どら増田)
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スポーツ 2022年02月23日 11時00分
今季のプロ野球、ヤクルト奥川・オリ宮城級の逸材が出現? マエケンを驚かせた選手も、ブレーク必至の高卒2年目投手
昨季はセ・リーグがヤクルト、パ・リーグはオリックスがそれぞれ頂点に立ったプロ野球。2020年シーズンで最下位に沈んだ両チームの“下克上”は多くのファンに驚きをもたらした。 その2021年シーズンで目立ったのが、ヤクルト・奥川恭伸(18登板・9勝4敗・防御率3.26)、オリックス・宮城大弥(23登板・13勝4敗・防御率2.51)、ロッテ・佐々木朗希(11登板・3勝2敗・防御率2.27)ら高卒2年目投手の活躍。奥川は新人特別賞、宮城は新人王に選出されるなどその成績は高く評価されたが、今季高卒2年目のシーズンを迎える投手の中にも、奥川らのように台頭する可能性を秘めた選手がいる。 >>ヤクルト、リーグ・日本一2連覇は中村次第か 奥川・高橋らが抱える難題解消へ高津監督も動く?<< 中日・高橋宏斗は昨季二軍で「14登板・0勝5敗・防御率7.01」と失点はかさんだものの、たびたび150キロ超のストレートを投じるなど才能の片りんを見せる。オフの契約更改では「ライバル意識ではないが、自分もそれぐらいやらないといけないなと思います」と次シーズンは奥川らのように活躍すると宣言し、下半身強化や投球フォームの修正に励んだ。 迎えた今春キャンプ。初の一軍メンバー入りを果たした高橋は、11日に行われた紅白戦で「2回無失点・被安打0」と完璧な投球を披露。翌12日にはツインズ・前田健太が自身の公式ツイッターに「YouTubeで紅白戦をちょっと見ただけですが中日の背番号19のピッチャー良くないですか?」と驚きの旨を投稿したことも話題となった。中日は昨季先発防御率がリーグ2位(3.37)だったが、高橋がこのまま好投を続けローテ入りするようなら、さらに先発陣が強固になる可能性は十分だ。 広島・小林樹斗は昨季、球団から体づくりに重きを置く「強化指定選手」に指定され肉体強化に励むかたわら、二軍で「8登板・0勝2敗・防御率3.30」とまずまずの数字をマーク。一軍のシーズン最終戦となった11月1日・ヤクルト戦では先発に抜擢され、「4回6失点(自責4)・被安打6」と好投はならなかったが貴重な経験を得た。 一軍スタートとなった今春キャンプでは、エース・大瀬良大地に緩急の使い方についてアドバイスを求めるなど開幕ローテ入りへどん欲な姿勢を見せている小林。4番手として起用された16日の練習試合・DeNA戦では「3回無失点・被安打1」と好投を見せ、佐々岡真司監督も「甘いところにいっても直球の強さで抑えられていた」と称賛したことが伝えられている。広島は大瀬良、九里亜蓮、森下暢仁に次ぐ先発がまだ固まっていない状況のため、小林にはこのまま好アピールを続けローテ枠を埋めることが期待されている。 体作りを徹底したプロ1年目を経て飛躍した佐々木のスタイルを踏襲しているのがロッテ・中森俊介。プロ1年目だった昨季は球団方針もあり、一・二軍通じて1試合も登板せずに肉体強化やフォーム固めに専念。オフの契約更改では「まずは二軍でしっかりと投げて、一軍に呼んでもらって力になりたい」と堅実な目標を掲げた。 ただ、井口資仁監督は早い段階での一軍起用を構想しているのか、13日に中森を二軍から一軍に昇格させると、17日の練習試合・巨人戦では2番手として起用。このチャンスに中森は「1回無失点・被安打1」と結果で応えたが、この調子なら先発・リリーフの両面で一軍で積極起用される機会も増えそうだ。 奥川を擁するヤクルト、宮城が独り立ちしたオリックスは1位、佐々木が本格化したロッテは2位と、昨季の高卒2年目投手たちはチームの上位進出に大きく貢献している。以上に挙げた3名も、奥川らのようにチームを勝たせる活躍を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/maeken1988
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スポーツ 2022年02月22日 18時30分
阪神二軍選手に「絶対に1番着けさせえ!」 川藤氏が平田監督に無茶振り、「球団方針知らんのか」と指摘も
野球解説者で阪神OB会長の川藤幸三氏(元阪神)が、22日放送の『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)にVTR出演。番組内での発言がネット上で物議を醸している。 番組では、高知・安芸で行われている阪神二軍キャンプを訪れた川藤氏が、平田勝男二軍監督と対談。両名は現役時代の安芸キャンプの思い出話や、平田二軍監督が期待をかけている選手などについて語った。 >>阪神・糸井に「何歳や思ってんねん」 金村氏がハイペース調整に苦言、本人の過去発言から反発も<< その中で、平田二軍監督はドラ4・18歳の前川右京について「振る馬力があるんですよ」とスイングの力強さに目を見張るものがあると称賛。川藤氏は「あれはいい! 構えとる雰囲気、ええものがある」とうなずく一方で、「わし唯一ね、あの子見ていて気に入らないのが背番号」と不満を口にした。 前川は現在背番号「58」を着用しているが、川藤氏は「あんなもんあるかい! 今1番空いとるやろ? 1番あいつに、絶対1番つけさせえ!」と、背番号「1」への変更を要求。近年では鳥谷敬氏(元阪神他)が球団史上最長の16年間(2004-2019)背負っていた。これを受け平田二軍監督は「鳥谷の1番ですか? いやそれは早いですわ会長」と否定的な見方を示した。 ただ、川藤氏は根拠は述べなかったが「あれ58つけとる限りでは二軍のままで終わる」と、今の背番号のままでは前川の大成は望めないと主張。これを聞いた平田二軍監督は「いやそんな…見ててください。そんな終わらせませんよ」と反論したが、川藤氏は「だからそのためにも1番着けさせえって。それぐらい値打ちのある子やって」となおも主張を曲げず平田二軍監督を苦笑いさせた。 この川藤氏の発言を受け、ネット上には「前川はまだ実績皆無なのにそんなに期待してるのか」、「前川はここまで実戦打率7割超(.750)だけど、それもあって『こいつはモノになる』って確信みたいなものがあるのかな」と驚きの声が寄せられた。一方、「川藤は球団の方針を知らんのか? キャリアの無い選手にいきなり1番が渡ることは多分無いぞ」、「前川は将来的には1番もらえる可能性はある、ただ今すぐには絶対無いと思う」といった苦言も多数みられた。 「球界では過去に主力選手が背負った番号が、新入団選手に期待値込みで与えられるケースはあります。直近ではDeNAが2021年ドラフト1位の小園健太に、三浦大輔監督が現役・コーチ時代に計21年間(1998-2016,2019-2020)着用した『18』番を与え話題を呼びました。阪神も2003年ドラフトで自由獲得枠としてチームを選んでくれた鳥谷氏に大きな期待を込めて『1』番を与えましたが、2019年オフの鳥谷氏退団で空いた『1』番については、相応の実力・実績を持つ選手が現れるまでは空き番のままにするという方針を表明しています」(野球ライター) 前川は名門・智弁学園高校で1年生から4番を張り、高校通算37本塁打を記録した次代の大砲候補。ただ、プロ入り間もない現段階での背番号「1」継承はさすがに時期尚早と考えているファンは少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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楽天・三木監督に不満噴出「則本の好投が台無し」 試合後もノーコメント、勝敗を分けた松井温存に賛否
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新日本『G1』Aブロック、ヘビー級転向のウィル・オスプレイが決勝進出消滅!
2020年10月14日 11時30分
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阪神・藤浪に「来年先発に戻って」片岡氏が先発再転向を主張 「後ろの投手はクイックや…」リリーフの弊害を指摘も賛否
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2020年10月13日 17時30分
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巨人・原監督の采配にファン大ブーイング 松原の強攻策でミス連発、大矢元監督は「能力的に足りない」
2020年10月13日 17時00分
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スポーツ
低迷中の広島、ファン離れ加速? 懸念される“石原ロス”、投手陣の崩壊は避けられないか
2020年10月13日 11時35分
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ヤクルト・イノーアの退団を発表「ヤクルト球団に感謝」
2020年10月13日 11時30分
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北斗晶提唱アッセンブル11.20上野大会で、長与千種対ダンプ松本が実現!
2020年10月13日 06時30分
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ノア佐野巧真が36年間の選手生活にピリオド「三沢さんは懐が深かった」
2020年10月12日 22時30分
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巨人・原監督「来なくていいよ!」森野氏の挨拶に激怒? “塩対応”の裏に隠された真意は
2020年10月12日 21時30分
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広島の今ドラフト「上位3人は投手」里崎氏の主張に賛否 「右打者薄いから上位で行くべき」と反発も
2020年10月12日 19時30分
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DeNA・ロペス、大記録への“チャモメーター”進む! 日米通算2000本安打&日米各1000本安打へ秒読み
2020年10月12日 17時30分
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引退のヤクルト・五十嵐に「信じられない」内川ら球界人から惜別相次ぐ “速球一筋”23年の歩みに称賛
2020年10月12日 14時05分
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新日本『G1』棚橋弘至が決勝戦線脱落も「大丈夫!最後まで全力」
2020年10月12日 11時30分
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V目前の巨人、セリーグにも苦手投手が出現?「真似したら球速も上がった」今シリーズも“天敵”攻略には苦労か
2020年10月12日 11時15分
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阪神・原口、“2度目”のミラクルにファン驚愕!「あんな打球は初めて見た」イレギュラーな軌道を描くワケは
2020年10月11日 11時00分
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「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に! 同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘
2020年10月10日 11時00分