プロ野球
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スポーツ 2022年01月08日 17時30分
巨人・桑田コーチ、物議を醸す「中4・5日ローテ」継続には勝算アリ? 成功へ向けた準備は既に進行中か
新たなシーズンに向かい吹いているのは、追い風か、それとも逆風か。 ジャイアンツの桑田真澄投手チーフコーチが、覇権奪還に向け大ナタを振るう。特に先発投手陣は、現代の野球界において「斬新」とも取れる起用法を取り入れようとしている。 >>巨人・桑田コーチが投手陣に不満?「プロ野球選手にならないほうが良い」 中4ローテ継続はドラ1育成にも影響か<< 昨シーズン、夏場の戦いを終えヤクルト、阪神との三つ巴での最終盤を迎えようとしていた時期に、「先発5本柱・中4・5日ローテ」での投手起用をブチ上げたことが発端だ。まさに、優勝を勝ち取るための秘策とも捉えられたものの、9月以降、チームは勝負どころで10勝25敗8分と大失速、先発陣の白星はわずか6勝と「中4・5日ローテ」は不発に終わった。 だが、シーズン終了後の昨年11月下旬、桑田コーチより終盤戦同様の投手起用を「継続」する意思があることが伝えらえると、ファン、メディアからは驚きの声が上がっていた。さらに、新年早々には「先発陣 中5日・5完投」といった「ノルマ」も公表している。 日本球界では、平成初期より先発投手の中6日での登板が定着してきている他、時代を追うごとに投手の分業制が色濃くなっている。近年では「ショートスターター」や「ブルペンデー」などの起用法が取り入れられるなど、先発投手としての役割も様々な変化が見られていることも確かだ。まさに、時計の針を大きく逆回転させることで、「常勝軍団」の姿を取り戻そうとしている。 かつて巨人の背番号18を背負い、先発・完投が大前提とされていた時代を生き抜いてきた自身の姿を、愛弟子たちに映し出そうとしているのか。すでに、来月のキャンプでの初実戦日程を例年より遅らせる構想があることや、シーズン中の先発陣に対し135球以内での完投など、投手陣再建へ向けた具体的なイメージも固めているという。 『昭和の巨人軍』を知る元エースが本格的に指導者となり、2年目の今シーズン。桑田コーチは「投手陣は鍛える、鍛錬」とことあるごとにコメントしているように、ともすれば現代にそぐわないとも取れる指導法が今後、さらに行われる予感さえ抱いてしまう。だが、高精度を誇る投球術を武器に球界を代表する存在だった現役時の経験を、どのように活かすのか大きな注目を集めることも間違いない。 「夢は投手王国」。力強いその言葉を現実のものとするべく、桑田真澄の新たな一年が始まった。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年01月07日 19時30分
『スッキリ』日本ハム・新庄監督が“黒歴史”明かし驚きの声「そんなこと引きずってるのか」 思い出したくない過去は他にも?
日本ハム・新庄剛志監督が、7日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にVTR出演。番組内での発言がネット上で話題となっている。 >>日本ハム・新庄監督が藤浪の獲得に本気か 「俺のところ来たら化ける」阪神への要求に驚きの声、原巨人よりは好機アリ?<< 新庄監督は6日に映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の前夜祭スペシャルイベントに登壇。同イベント終了後、新庄監督が番組単独インタビューに応じた。 同映画に“他者の記憶を消す能力”を持つキャラクターが登場することにちなみ、「記憶から消したいと思っていることはありますか?」という質問を受けた新庄監督。苦笑いを浮かべながら、1989年の阪神入団会見を挙げ、反響が集まっている。 新庄監督は同年11月のドラフトで阪神から5位指名を受け、翌12月に入団会見を行った。服装は学ラン、髪型は角刈りシルエットのパンチパーマといういでたちで、「プロ野球自体あまり好きじゃなかった」、「自分で言うのもなんだけど、(友人たちの間では)結構人気者だと思う」などと奔放な発言を連発している。 この会見について「パンチパーマで田舎からやってきて、『あんまりプロ野球選手好きじゃないんで』って言った映像はちょっと消してほしい」と、身だしなみや言動をかなり後悔していると明かした新庄監督。「あれ(会見映像)は見るたびにちょっと落ち込むんですよ」と、今も映像を見るたびに恥ずかしさを感じていると語った。 新庄監督の発言を受け、ネット上には「もう30年以上経つのにそんなこと引きずってるのか」、「気になって映像見てみたけど、個人的には初々しくていいと思うけどなあ」と驚く声が漏れた。一方「数年後の引退宣言の方がよっぽど黒歴史じゃないか?」、「一ファンとしては、1995年の会見の方が衝撃度大きかったが…」と別の会見を絡めた疑問のコメントも多数挙がっている。 新庄監督は当時阪神所属でプロ6年目・23歳だった1995年11月19日の契約交渉後会見で、突然「野球に対するセンスがないからやめたい」と引退を宣言。両親や球団のみならず、当時のセ・リーグ会長からも撤回を求められたことが複数メディアで伝えられるなど騒動となった。ただ、同月21日に「ユニホーム姿を見せるのが親父への一番の薬」と、体調がすぐれない父親のためという理由で引退を撤回し事態は収束している。 「後年の報道などでは、新庄監督は当時阪神を率いていた藤田平監督とそりが合わなかったことに加え、打撃面の恩師だった柏原純一コーチを球団が同年オフに解任したことに強い不満を抱いていたとされています。ただ、騒動勃発当時はこうした事情もそれほどは伝えられていませんでしたので、ファンの間でも『やめると言った途端にすぐ撤回、新庄は一体何を考えているのか』と大きな波紋を広げました」(野球ライター) 多方面をざわつかせた引退騒動は、現役時代の新庄監督を代表する奇想天外なエピソードとして今も語り草となっている。ただ、本人としては特に後悔の念などは感じていないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月07日 15時30分
日本ハム・伊藤の発言が物議「意識するのはそっちじゃない」 新庄監督の要求クリアに自信も、ブルペン陣にも影響する課題が?
昨季「23登板・10勝9敗・防御率2.90」といった数字を残し、シーズン終了後にパ・リーグ新人特別賞に選ばれた日本ハムのプロ2年目・24歳の伊藤大海。6日に伝えられた新庄剛志監督にまつわる発言がネット上で話題となっている。 >>日本ハム・伊藤、韓国クレームの“ロジン問題”が再燃? 投球前に敵打者苦笑で物議「また粉で球見えづらくしてるのか」<< 報道によると伊藤はこの日、千葉・鎌ケ谷の球団二軍施設で年明け最初の自主トレを敢行。取材に訪れた報道陣は今季の展望や目標などを聞く中で、新庄監督が昨年12月下旬にインスタグラムで行った生配信中、先発陣に「中6日で100球は嫌。中5日なら分かるけど、中6日なら130〜140(球)くらいは投げてほしい」と要求したことについて質問したという。 すると、伊藤は「やれって言われればやる」、「バランス、効率のいい投げ方をすることでいける」と、投球フォームの安定感を向上させれば要求をクリアすることは十分可能と断言。また、今オフは「身体の軸からしっかり投げることでバランスが大きく崩れない。ケガの予防にもなるし、取り組んでいきたい」と、体幹を意識してトレーニングに励んでいる旨も明かしたという。 伊藤の発言を受け「去年130球以上投げたの1試合しか無いのにえらい自信だな」、「それだけオフの調整が順調にいってるってことか?」と驚くネットユーザーが続出。「意識するのはそっちじゃない、球数よりもイニング数の方だろ」、「130球は投げたけど、6イニングしか消化できませんでしたとかじゃ全く意味無いからなあ」といった指摘も多数挙がった。 「昨季の伊藤は新人ながら2ケタ10勝を挙げるなど一定の結果を残した一方、投球回数は規定到達14名中11位タイの『146回』。プロ初完投・初完封を果たした8月29日・西武戦を除けば9回はおろか、8回まで投げた試合もゼロに終わりました。先発が早い回でマウンドを降りれば、その分ブルペンの負担が大きくなるという面もあることから、伊藤には球数よりも投球イニング数の増加を重視してほしいというファンも少なからずいるようです。また、中には昨季の与四死球数が規定14名中10位の『59個』だったことを引き合いに、むだな四死球でスタミナを消費しないよう制球力強化に励むべきではなどと具体的に指摘するファンも散見されます」(野球ライター) 6日の報道では、今季について「タイトルを目標に頑張りたい。最多勝をとりたい」と語ったことも伝えられている伊藤。球数はもちろん、イニング数をどれだけ稼げるかも目標の実現を左右しそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月06日 20時15分
日本ハム・新庄監督、選手のインスタにコメントし反響 野村も即レス、直接説いた自主トレ中の心得とは
日本ハムのプロ4年目・21歳の野村佑希が、5日に自身の公式インスタグラムに投稿。これに新庄剛志監督がコメントで反応しネット上で話題となっている。 >>日本ハム・新庄監督が藤浪の獲得に本気か 「俺のところ来たら化ける」阪神への要求に驚きの声、原巨人よりは好機アリ?<< 野村は5日午後7時頃までに自身のインスタに投稿。「伊江島自主トレ始まりました!」という一文を添え、同14年目・30歳の杉谷拳士ら4名と共に現地の球場でランメニューに取り組んでいる写真を投稿した。 すると、新庄監督は同日午後7時半頃までに、野村の投稿に「常にゴールしてからの後3メートルを目指すんだ!!」とコメント。これを受け野村は数分後に「分かりました!!」と新庄監督に返信した。 新庄監督の突然の“訪問”を受け、ネット上には「現役監督が選手のインスタ投稿にコメントしてるのは初めて見た」、「新庄は自分のアカウントではよく選手について投稿してるけど、こうして直接アドバイス送るのは珍しくないか?」と驚く声が続出。一方「去年から期待かけてる分、野村がちゃんと練習してるか目を光らせてるんだろうか」、「ファンフェスの時から野村には相当注目してそうだったよね」とコメントの背景を推測するコメントも多数挙がった。 野村は2019年のプロ入りから日本ハムでプレーし、昨季までに「120試合・.265・10本・55打点」といった通算成績をマーク。昨季は「99試合・.267・7本・37打点」と出場数、打撃3部門でキャリアハイの数字を残しており、今季の本格ブレークを多くのファンから期待されている有望株だ。 「新庄監督は昨年11月末のファンフェスティバルで、『そうですね』という言葉を多用しインタビューに答えていた野村に『そうですねはいらない』、『自分の思ったことを素直に話せばいいだけ』と助言したり、『本当に期待しているからね。スターになれる素質は十分ある』とエールを送ったことが伝えられています。そのため、次代の主力候補と目をつけている野村が、今オフしっかりとトレーニングを積めているかどうかはかなり気にしているのかもしれません。なお、新庄監督は自身のインスタアカウントでは杉谷、万波中正、吉田輝星、上沢直之ら複数選手の取り組みを評価する、もしくは助言を送る内容を投稿しています」(野球ライター) 昨年11月初めの監督就任会見では、「チームに投手3人、野手4人のタレントを作り上げていけば楽しいチームになる」という意向を明かしている新庄監督。同監督から直接エールを送られた野村は、野手のタレント枠4名に入れるほどの結果を今季残すことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について野村佑希の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/youxi.yecun/新庄剛志監督の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shinjo.freedom/
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スポーツ 2022年01月06日 17時30分
DeNA、最下位からの逆襲へ視界良好? 怒涛の補強ラッシュで2022年は期待大
昨年、DeNA体制になって10年目のベイスターズは満を持してフランチャイズプレイヤーだったレジェンド・三浦大輔を監督に据え、大きな期待を受けて発進した。しかし開幕直後から様々な逆風にさらされ、残念ながら最下位に沈む苦しいシーズンとなってしまった。 これを受けて球団は、ファンの想像の上をいく怒涛の補強&FA引き留めラッシュを敢行。12月のプロ野球のニュースを毎日のようににぎわせた。 まずはFA組の残留を一気にまとめた。移籍がまことしやかにささやかれていた宮崎敏郎と6年の長期契約を締結し、勝負強い大和も複数年。ゴールドメダリスト・山崎康晃も単年で契約した。さらに来年以降FA権を取得することが濃厚な剛腕・三嶋一輝と3年、復活のリードオフマン・桑原将志と4年。球団としては異例の複数年契約を結び、流出を未然に防いだ。 また長年ブルペンを支えてきた鉄腕エドウィン・エスコバーと2年、後半は無双のピッチングを見せたスターター、フェルナンド・ロメロに2年目は球団オプション付きの2年、最強助っ人打者への階段を上っているタイラー・オースティンとは3年プラスオプションで大型契約。今年で契約の切れる、チームの核となる外国人助っ人たちも次々と引き留めた。 日本ハムからノーテンダーとなっていた強打の外野手・大田泰示、10年前に涙のトレードで横浜を去った藤田一也と、パ・リーグで実績を積んだ2名の実力者も獲得。 選手だけではなく、豪華コーチ陣の招へいも話題となった。斎藤隆チーフピッチングコーチ、鈴木尚典バッティングコーチ、石井琢朗野手総合コーチの98年優勝メンバートリオに、相川亮二バッテリーコーチに小杉陽太ファームピッチングコーチと5名のOBをスタッフとして復帰させた。トドメは三浦監督、斎藤コーチの師匠にあたる小谷正勝氏をコーチングアドバイザーとして招き入れるなど、万全の体制を整えた。 2020年オフはネフタリ・ソトの引き留めには成功したものの、梶谷隆幸&井納翔一はダブルでジャイアンツに流出。補強は風張蓮と宮國椋丞の戦力外組と人的補償の田中俊太、契約しなかったスペンサー・パットンに代わりケビン・シャッケルフォードを獲得するにとどまったことを鑑みても、今シーズンの本気度がうかがえる。 オフのイベントでも「悔しい」と繰り返していた三浦監督。2022年は盤石の布陣で捲土重来を期す。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月06日 15時30分
ソフトB、新助っ人獲得も「補強とは呼べない」厳しい声 実績は豊富も今後に懸念相次ぐワケは
8年ぶりのBクラスに沈んだ昨季からの巻き返しを図るソフトバンク。5日、32歳の右腕投手・チャトウッド(前サンフランシスコ・ジャイアンツ)を獲得したと球団が発表した。 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<< 球団公式サイトはこの日、「タイラー・チャトウッド選手が入団いたしますので、お知らせいたします」とチャトウッドの入団を発表。合わせて、「カブス時代にチームメイトだったダルビッシュからも日本について多くの良い話を聞きました。日本の文化、ホークスという歴史ある強豪チームで日本の野球を経験できることをとても楽しみにしています」という本人のコメントも掲載されている。 2011年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビューを果たしたチャトウッドは、同年から昨季までに先発・リリーフとして「229登板・52勝60敗15ホールド5セーブ・防御率4.45」といった通算成績をマーク。なお、入団コメントで名を挙げたダルビッシュ有とは、2018~2020年にかけシカゴ・カブスで共にプレーしている。 チャトウッドの獲得を受け、ネット上には「MLBで50勝以上挙げた実績を見ると期待しかないな」、「先発・リリーフどっちもいけるから使い勝手も良さそう」と期待する声が多く見られる。一方で、「既に助っ人枠オーバーしてるのに新選手とって大丈夫なのか?」、「あまり補強とは呼べないな、枠的に使いどころ無くて持て余す気しかしないし」、「枠から漏れたチャトウッドが不貞腐れるなんてことが無ければいいが…」と獲得に懐疑的なコメントも多数挙がった。 今オフのソフトバンクはチャトウッドの他にレイ、ガルビスと2名の新助っ人を獲得。ここに既存助っ人のモイネロ、スチュワート・ジュニア、デスパイネ、グラシアルの4名を加えると合計7名となるが、現球界では一軍外国人選手枠は5名(ベンチ入り枠は4名)のため、枠から漏れた2名は二軍暮らしを強いられることとなる。 「ソフトバンクの今季助っ人枠は絶対的セットアッパーのモイネロ、昨季8月までチームでプレーし防御率『2.03』をマークした出戻り助っ人のレイ、MLB通算109本塁打のガルビスの3名は当確。また、残る2枠にはNPB通算170本塁打のデスパイネ、同52本のグラシアルの2名が入ることが有力とみられています。球団はこの5名に故障・不調などがあった時に備え、“保険要員”としてチャドウッドを獲得したものと思われますが、枠の関係で二軍暮らしが長引くような展開になれば本人のモチベーションに関わるのではと危惧しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 球界では昨季、枠の関係で後半戦二軍スタートとなった阪神・マルテが、自身の公式インスタグラムに『もう準備はできている!』と不満をにじませた内容を投稿したことで物議を醸している。このこともあり、一部からは「マルテのような事態を避けるためにも、首脳陣には助っ人との意思疎通は丁寧にやってほしい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について福岡ソフトバンクホークスの公式サイトよりhttps://www.softbankhawks.co.jp/index.htmlマルテの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/jmarte19/
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スポーツ 2022年01月06日 11時15分
巨人、今オフの選手補強は早くも失敗か 桑田・阿部コーチが命運握る? ポランコ・大勢に共通する深刻な課題とは
「不屈~GIANTS EVOLUTION~」。そのスローガン通り、“進化”させることができるのか? 巨人が元パイレーツのグレゴリー・ポランコ外野手と契約した。メジャー通算96本塁打、2017年WBC・ドミニカ共和国代表で大会ベストナイン入り、若手の有望株を意味するトッププロスペクトとも称されてきた左打ちのスラッガーだ。アダム・ウォーカー外野手を獲得しているが、こちらは米独立リーグに所属していた。「日本で育て上げる側」の選手だろう。 >>巨人、新助っ人獲得も「絶対機能しない」冷ややかな声 実績十分、チームの課題解決に適任も期待されないワケは<< 「原辰徳監督は岡本和真の後を打つ不動の5番バッターを求めていました。以前から補強したいとしていた『左の強打者』なので、ポランコの獲得は理想的な補強と言えそうです」 そんな風に評するメディアも少なくなかった。本当にそうだろうか。 「17年WBCでも活躍し、21年までの5年契約を結んでいました。19年に利き腕である左肩を故障して以来、打撃成績もパッとしません。21年は途中解雇となり、ブルージェイズとマイナー契約を結び直しました」(米国人ライター) ポランコの本塁打はスタンド中段以上に飛び込むものが多い。とは言え、三振も少なくない。 巨人の渉外担当者は“再生可能”と判断したようだが、キャンプ、オープン戦の約2か月間でそれができるのかどうか、疑問だ。「教え直す」という意味では、ドラフト1位ルーキー・翁田大勢(関西国際大/登録名は大勢)も同じようだ。 他球団だが、関西地区担当のスカウトがこう評していた。 「真っ直ぐに力があります。落差の大きいフォークボールも投げてきます。でも、左バッターを苦手にしているらしく、コントロールもアバウト」 指名挨拶でのことだ。大勢が「自分はリリーフタイプ」と話していたのに対し、巨人は先発での起用を明言。現在はその期待に応えようと、大学施設内での自主トレに励んでいるが、先発となれば、苦手の左バッターとは何度も対戦しなければならない。 投打の補強がポランコ、大勢だとすれば、ともに“課題アリ”ということになる。 スローガンにあるEVOLUTIONを直訳すれば、「進化」。投打の期待のカギが進化できなければ、今季も苦しい展開となるだろう。 「今年の原監督は、投手陣のことは桑田真澄コーチに、野手陣は阿部慎之助、元木大介両コーチに任せ、自身は一歩引いたところから教えていこうとしています。コーチが何も教えないで活躍できる外国人選手、新人投手はいません。コーチスタッフも若いので、多少の時間が掛かったとしても仕方ないでしょう」(プロ野球解説者) ポランコについて、気になるデータもある。 14年のメジャーデビュー以降、3220打席に立っているが、対左投手の割合はその3分の1以下で、通算打率が2割4分1厘なのに対し、対左投手は2割8厘。「左投手は苦手」と見ていい。開幕カードは中日戦なので、好左腕・大野雄大との対戦は避けられないが…。“進化”を遂げるまで、巨人コーチたちは根気強く教えていかなければならないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年01月05日 15時30分
巨人、新助っ人獲得も「絶対機能しない」冷ややかな声 実績十分、チームの課題解決に適任も期待されないワケは
今季は2年ぶりのリーグ優勝、10年ぶりの日本一を狙う巨人。5日、30歳の外野手・ポランコ(前トロント・ブルージェイズ傘下)の獲得が決定的になったと複数メディアが報じた。 >>巨人・小林、4年契約公表に驚きの声「だからトレードされなかったんだな」 成績微妙でも球団に厚遇されたワケは<< 昨年12月ごろから、ポランコとの契約合意に近づいていると伝えられていた巨人。報道によると、具体的な条件は不明ながら大筋で合意に達したといい、近日中にも正式発表される見込みだという。 ポランコは2014年にピッツバーグ・パイレーツでメジャーデビューを果たすと、同年から昨季までに「823試合・.241・96本・362打点」といった通算成績を残した強打の左打者。また、ドミニカ共和国代表として出場した2017年WBCでは最優秀外野手に輝いた経歴も持っている。 ポランコの獲得報道を受け、ネット上には「現役バリバリのメジャーリーガーだから相当期待できそう」、「盗塁もこれまで98個してるから、守備走塁面でもかなりやってくれるのでは」と期待する声が多い一方で「確かに実績は凄いが、それ以上に故障体質なのが引っ掛かる」、「最近怪我ばっかしてるし、巨人に来ても絶対機能しないとしか思えん」と活躍に懐疑的なコメントも多数挙がった。 ポランコは左肩脱臼(2018)、左肩炎症(2019)、右手首骨折(2020)と近年は故障が頻発しており、昨季も7月に両内転筋の張りで戦線を離脱。2021年は「107試合・.208・11本・36打点」と今ひとつの数字にとどまったが、これで他MLB球団からの評価が下がったこともNPB・巨人入りが実現した一因とみられている。 「昨季の巨人は外野3枠のうち2枠は松原聖弥(124試合)、丸佳浩(116試合)が主に占めた一方、残る1枠についてはなかなか固定できず。また、クリーンナップを務められる左の強打者も丸(.265・23本・55打点)以外には見当たらない状況でした。そのため、球団はこの2つの課題を同時に解消できる存在としてポランコに白羽の矢を立てたものと思われますが、毎年のように故障に泣かされていることから、期待に応えるような活躍を見せる可能性は低いのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 巨人は昨季新助っ人・テームズが4月末の一軍デビュー戦で右アキレス腱を断裂。その後、手術のため母国アメリカに帰国したまま、8月下旬に自由契約となっている。このこともあってか、一部からは「首脳陣やトレーナーは細かく状態チェックしないと、ポランコもテームズの二の舞になるぞ」といった声も寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月05日 11時00分
ソフトB、Bクラスからの巻き返しは絶望的? 藤本監督でも解消困難な根深い課題とは
福岡ソフトバンクホークスが動き始めた。本拠地・ペイペイドームの利用が可能となった1月4日、複数の選手が練習を開始した。目標は「日本一奪回」だが、そのポイントは、“2021年型の脱却”、そして、藤本博史新監督と新キャプテン・柳田悠岐の師弟関係となりそうだ。 >>ソフトB・岩嵜の人的移籍、直前に“匂わせ”あった? 公開直後にスピード削除、同期・中村のSNS投稿に憶測の声<< 「柳田が入団した2011年、ファームでその打撃指導に当たったのが、藤本監督。選手に寄り添った熱血指導でも有名ですが、人前で話をするのが苦手なんです。でも、プライベートでは喋り出したら止まりません」(チーム関係者) そんな指揮官を支えるのが、新キャプテンに選ばれた柳田だ。 前出のチーム関係者によれば、藤本監督に指揮官就任の打診をした昨年10月、同時に柳田の名前が出されたという。球団スタッフの方から「ギータ(柳田)でいきましょう!」と推薦があった。柳田には藤本監督から伝えられたが、最初に返ってきた言葉は「無理!」。しかし、恩師のお願いということで、断りきれなかったようだ。 「20年春季キャンプでの柳田は『B班』スタートでした。右肘を手術した影響によるものですが、『B班』というのは、二軍。二軍宿舎は複数人部屋なので、球団は柳田の実績に配慮し、個室を用意しようとしたら、それを辞退したんです」(前出・同) その複数人部屋で若手を指導していたのではない。集団生活を楽しみ、「ともに一軍へ」の雰囲気も自然と作り出していた。その様子が球団スタッフにも報告され、今回のキャプテン就任につながったわけだ。 「藤本監督は柳田に勧められて、某有名コーヒーショップの加糖系アイスドリンクを好んで飲むようになりました」(地元メディア) 外見からは想像もつかないが、これも公私にわたる信頼関係から来たものだろう。 そんな指揮官が着手しようとしているのが、“日替わりポジション”の見直しだ。そもそも、昨季の敗因は、故障者の続出。ここに五輪野球と新型コロナウイルス禍が重なり、デスパイネ、グラシアルの両外国人選手のチーム合流も大幅に遅れた。そのため、若手が複数のポジションを守らなければならなくなった。 「典型的だったのが、牧原大成。投手、捕手、一塁以外は全て守りました。DHや代走まで務めています。藤本構想では、彼にはセカンドのレギュラー争いをさせたいようですが」(前出・チーム関係者) 一つのポジションで競争させる狙いは、頭角を現した若手のレベルアップだ。しかし、こんな情報も聞かれた。 「退団説も伝えられていたデスパイネ、グラシアルが一転して、残留の方向となりました。彼らがどこを守るのか? 現実的に見て、内野でスタートした若手が外野に回される可能性もあれば、外野から内野にコンバートさせる選手も出てきそう」(同) 牧原以外にも複数のポジションを守れる選手が多い。「一つのポジションで」の育成ビジョンは間違っていないが、指揮官は手塩にかけた若手を「試合に出してやりたい」とも考えているはず。昨季に定着した複数ポジション制は“継続”となるのでは…。 藤本監督はスタメン編成で悩み、“コーヒー”を飲む時間もなくなってしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年01月04日 19時30分
ソフトB・藤本監督、不調のまま森を一軍昇格させた? 故障復帰直前のやり取りを暴露、「だからチームが低迷した」批判の声も
野球解説者・池田親興氏(元阪神他)が3日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ソフトバンク・藤本博史監督がゲスト出演。チームのプロ9年目・29歳の森唯斗にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 >>ソフトB・岩嵜の人的移籍、直前に“匂わせ”あった? 公開直後にスピード削除、同期・中村のSNS投稿に憶測の声<< 今回の動画で藤本監督は、就任1年目となる今季の展望をテーマにトーク。守護神は森を最有力候補に考えていることや、センターのポジション奪取を期待している若手外野手などについて語った。 物議を醸しているのは、森の守護神構想について語る中で飛び出た藤本監督の暴露話。森は昨季開幕直後、防御率1点台と安定した投球を見せていたが、4月末に「左肘関節化膿性滑液包炎」を発症し戦線を離脱。その後5月末に患部の手術を受け、9月上旬に一軍に復帰したが、復帰後は「17登板・0勝3敗・防御率6.19」と深刻な不振に陥った。 昨季二軍監督を務めていた藤本監督は、昨季の森について「(故障で)2カ月くらい休んで、ちょっと投げられるようになっていきなり一軍に上がってしまった」と、一軍復帰は見切り発車のような形だったと告白。続けて、「(故障明けは)僕から見て(球速が)5、6キロ遅かった。だいたい140キロ後半出る投手が、(一軍昇格前に)二軍で最後投げた時は141キロだった」と、昇格直前の二軍戦でも球速の低下が目立っていたことを明かした。 そのため、同戦終了後に「(まだ一軍復帰は)ちょっとしんどいんじゃないか?」と森に問いかけるも、「いや、もう来いと言われたら行きますよ僕」と返されたという藤本監督。「(森は)すごい心意気がある選手なので、『じゃあ頑張ってこい』と言ったけどなかなかうまくいかなかった」と、本人の意思を尊重して昇格にGOサインを出したものの結果にはつながらなかったと当時を振り返った。 藤本監督の発言を受け、ネット上には「故障から約4か月経っても調子戻りきって無かったのか」、「手術・リハビリの間に体重が落ちて、その分球威が失われたってことなんだろうか」と驚く声が続出。「状態悪いって分かり切ってるならGOサイン出すなよ」、「だからチームが低迷したと言ってもいいくらい森の昇格は悪手だったぞ」と不満を示すネットユーザーも多かった。 「昨季のソフトBは9回の失点数が44と2020年の23からほぼ倍増していますが、森はこのうち13失点を喫しています。また、13失点中11失点は守護神の座に戻った後半戦、17試合中6試合で喫したもので、チームも森が失点した試合は『1勝4敗1分』と大きく黒星が先行しました。土壇場の失点で勝ち試合を取りこぼした影響もあってか、チームは8年ぶりのBクラス4位に沈んでいますが、藤本監督が不調の森の昇格を強く制止していればこのような結果は避けられたのではないかと不満を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 森は2021年12月23日の契約更改後会見で「このままでは終われない。もう1回体を作り直してやっていきたい」と、今オフのコンディション調整に気合をのぞかせたことが伝えられている。その森が本調子なら守護神を任せるという意向の藤本監督だが、言葉通りの復調が果たせていない場合は、開幕二軍スタートなど厳しい判断をとる必要もありそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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「何でコールドにしなかった」ファン激怒 “雨天強行”のソフトB対楽天戦、選手のコンディションに心配の声
2020年09月11日 17時00分
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楽天、セーブ王松井をリリーフに戻せないワケ 「多少は楽になる」伊藤コーチの目論見も外れたか
2020年09月11日 11時40分
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ロッテ・田村の骨折で「優勝争いも絶望的」の声も 代役捕手は見当たらず? 首位追撃に暗雲か
2020年09月10日 19時45分
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DeNA、ついに虎アレルギー払拭? 7年連続負け越し中の天敵に“打ち勝つ野球”で今年こそリベンジを
2020年09月10日 17時30分
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スポーツ
広島・佐々岡監督、野村に「残念な投球」発言で物議 「代えなかった方が悪い」ファンから反発相次ぐ
2020年09月10日 17時00分
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スポーツ
阪神、解雇投手から逆襲される? 自力V消滅危機の裏で起きていた復活劇とは
2020年09月10日 11時50分
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スポーツ
中日・大野、完投連発をOB称賛もファンからは心配の声 「古傷の再発が怖い」6試合連続完投の影響は
2020年09月09日 20時30分
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スポーツ
阪神・坂本に「フォローのしようがない」達川元監督が苦言 勝敗に関わるミス連発、ファンからも批判相次ぐ
2020年09月09日 17時00分
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スポーツ
巨人・菅野、快挙の裏に原監督の策略? 他球団も続くか、常識を覆した「捕手複数制」
2020年09月09日 11時35分
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スポーツ
阪神・矢野監督、ミス連発の近本を叱責もファンから反発「1人だけに責任を被せるな」批判相次ぐ
2020年09月08日 19時30分
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芸能ニュース
広瀬アリス、公認そっくりさんのロッテ・マーティンと初共演「やっぱ似ていますね」
2020年09月08日 17時45分
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スポーツ
楽天が9回目の『がんばろう東北シリーズ』を開催!
2020年09月08日 17時30分
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スポーツ
巨人・堀内元監督、澤村がトレードされた理由を指摘 「成長が感じられない」苦言を呈したドラ1右腕の弱点とは
2020年09月08日 17時00分
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スポーツ
ロッテ移籍の澤村、背番号「57」決定に「期待に応えたい」
2020年09月08日 15時55分
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スポーツ
トレードの巨人・澤村、学生時代の因縁が再燃? 指導者に反抗的な態度に懸念、対照的な美馬のサポートはあるのか
2020年09月08日 11時55分
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スポーツ
オリックス吉田正尚の勢いが止まらない!打率首位独走モード
2020年09月08日 11時00分
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スポーツ
オリックス『がんばろうKOBE 25th』DJ KIMURA氏一夜復活!
2020年09月08日 06時30分
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スポーツ
巨人・小林に「獲得チャンスあるかな」他球団ファンが期待 ドラ1澤村に続く電撃トレードあるか
2020年09月07日 20時30分
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スポーツ
ソフトB・工藤監督の発言に大ブーイング 対ロッテの苦戦を反省も、「遅すぎるだろ」ファンから批判噴出
2020年09月07日 19時30分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分