プロ野球
-
スポーツ 2021年12月25日 17時30分
日本ハム・上沢、新庄新監督からの“采配依頼”で大ブレーク? 浮き沈みの激しい投球から遂に脱却か
新庄剛志新監督が就任し、今オフでもさまざまな「ビッグボス効果」が表れてきている北海道日本ハムファイターズ。12月に入ると、新指揮官は来季へ向けた具体的なアクションを起こした。今月6日「オープン戦 初戦の試合を 上沢監督でオーダーを組んでもらい戦ってもらいます」とツイッター上で発表。先発投手陣の一人、上沢直之が突然の「指名」を受けることに。 OP戦とは言え、新シーズンの為の対外試合の機会において、プレー以外の役割を今季チーム最多勝を挙げたエースに任せるという仰天采配を振るった。 重責を担うこととなった上沢は今季、まさに低迷した日本ハムにおいて先発陣の大黒柱だった。自身過去最高となる12勝と防御率2.81、また投球回数160回1/3は何れもチームトップ(規定投球回以上)。リーグ全体でも勝利数と防御率は3位となる数字を残し、一気に頼もしさを増したシーズンとなった。 2021年の初勝利は、開幕から4度目の登板となった4月17日の東北楽天イーグルス戦、メジャーから復帰した田中将大との投げ合いを制し掴んだものであり、そこをきっかけに白星を積み上げていった。チームは大きく負け越し、最終的に5位に沈んだものの、上沢は10月まで安定して勝ちを収め続けている。 これまでは今季同様、開幕投手を務めるなど先発の軸としての期待もかけられてきた。しかし、二ケタ勝利は一度(2018年)だけであり、シーズンによって好不調の波も大きく、実力は確かなだけに歯がゆい結果が続いた。 今シーズン本拠地最終戦となった10月26日の西武ライオンズ戦では、志願して先発のマウンドに立つなどメンタル面での変化も見られてきているだけに、28歳で迎える11年目の来シーズンが「もう一皮」を剥く時であると願う人も少なくないだろう。 新庄監督は就任当初、「チーム内に投手3人、野手4人のタレントを作る」と公言している。投・打の軸となる7人に、上沢がその1人として選ばれる可能性は、実績を振り返ってみても極めて高いと言える。 OP戦でのオーダー采配という大役を任せたビッグボスの期待は言うまでもなく、ファンも真のエースとなる姿を心待ちにしている。来季以降もコンスタントに好成績を残すためのきっかけとなるべく、斬新とも言える「上沢監督」構想も楽しみだ。新指揮官のもと、背番号15がさらに飛躍を遂げる瞬間はもう目の前かもしれない。(佐藤文孝)
-
スポーツ 2021年12月25日 11時00分
西武・源田、エゴサーチで憔悴? プレーにも影響していた“悪癖”、侍ジャパン・井端氏のアドバイスで成績向上か
野球解説者で前侍ジャパン内野守備・走塁コーチの井端弘和氏(元巨人他)が、22日に自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。西武のプロ5年目・28歳の源田壮亮にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で井端氏は源田をゲストに迎え、お互いが本職とする遊撃守備の難しさや、侍ジャパンの一員として共に戦った今年の東京五輪野球競技(7月28日~8月7日)中によく話していた話題などをテーマにトーク。その動画の終盤で、井端氏は源田と初めて侍ジャパンで一緒になった2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップ(11月16日~19日)期間中に、源田がエゴサーチをして落ち込んでいる場面に遭遇した話を明かした。 >>侍ジャパンの試合中にコーチが呼吸困難に? 井端氏が五輪開幕戦の壮絶エピソード明かし驚きの声「選手より過酷だ」<< 具体的な日時は触れなかったが、大会期間中のある日、当時プロ1年目・24歳の源田と西武の同4年目・25歳の山川穂高が会話しているところに遭遇したという井端氏。何を話しているのかと何げなく目を向けたところ、2人でエゴサーチをしているようで、自分たちへの批判コメントを見て「もうマジで…」などと落ち込んでいたという。 これを受け井端氏は「じゃあ見なきゃいいじゃん!」と、落ち込むくらいならエゴサーチしなければいいのではと忠告。ただ、源田は「いや、気になって見ちゃうんですよ」と、今後エゴサーチをやめるとは即答しなかったという。 この話を受けて源田は「1年目の時は基本的に山川さんと一緒に見てて。(試合後に)2人で落ち込んで、(次の)試合を迎えて、終わって調べて落ち込んでみたいなことをやってた」と、同年はシーズン中から山川と共にエゴサーチをし、そのたびに落ち込むという流れを繰り返していたと告白。ただ、井端氏の忠告をきっかけに考えを改め、現在は全くエゴサーチをしなくなったということも明かした。 井端氏、源田の発言を受け、ネット上には「源田ってそんなファンの評価を気にする選手だったのか」、「2人してエゴサでメンタルやられてる光景は井端さんとしてもビックリしただろうな」と驚く声が続出。一方「源田はここでエゴサ止めたから守備めっちゃよくなったのか?」「1年目守備ボロボロだったのはエゴサのせい説あるな」と、その後の成績を絡めて推測する声も多数挙がった。 源田はプロ1年目の2017年はリーグワースト2位の21失策(遊撃手ではワースト1位)を喫したが、翌2018年から今季までは「11個、9個、9個、8個」と失策数は半数程度に減少しており、同期間はいずれもゴールデングラブ賞を受賞。また、2018年には遊撃手としてはプロ野球歴代最高の補殺数(526個)、併殺数(112個)を記録している。 「2017年当時の源田は拙守が目立ったこともあり、西武ファンからしばしば批判を受けていた選手。こうした批判が精神面の負担となり、プレーにも悪影響を及ぼしていたのではとみているファンも少なくないようです。なお、源田は守備成績が大幅に向上した2018年以降は守備面で批判を受けることはめっきり減りましたが、元乃木坂46・衛藤美彩と結婚した2019年10月以降からは、それまで衛藤を応援していたアイドルファン、野球ファンによるアンチコメントが少なからず見られる状況となっています」(野球ライター) エゴサーチをやめたことも追い風となったのか、現在は球界トップの遊撃手として大成している源田。一部からは「またメンタルやられるリスクもあるし、今後もエゴサーチは封印したままの方がいい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
-
スポーツ 2021年12月24日 20時30分
西武・松坂、引退直前の告白に驚きの声 「イチローさんの顔は忘れられない」メジャー初対決での“初球カーブ”を今でも後悔?
今季限りで現役を引退した西武のプロ23年目・41歳の松坂大輔が24日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。現在シアトル・マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(元オリックス他)にまつわる発言がネット上で話題となっている。 >>元西武・G.G.佐藤氏、松坂のせいでキャリアが狂った?「お前いい加減にしろ!」監督も激怒、プロ入り直後の大誤算を明かす<< 今回の動画は松坂が10月19日に引退会見・引退試合に臨むため、本拠地・メットライフドームに向かう車中で収録されたもの。松坂は引退会見を間近に控えた心境や、当初は辞退していた引退試合を行うに至った経緯などを語った。 動画終盤、松坂は「今日(引退会見で)聞かれるかも分かんないんですけど、例えば(現役時代の)ベストピッチ、ベストゲームとか聞かれたらなかなか難しいんですよ。いろいろあり過ぎて」と、現役最高の1球、投球は候補が多過ぎて決められないと吐露。その一方で、「『じゃあ悔いが残るとしたら?』っていったら(聞かれたら)、『メジャーに行ってからの、イチローさんに対しての初球です』って(答える)」と、最も後悔している1球についてはメジャー時代にイチロー氏に投げた球を挙げた。 松坂はボストン・レッドソックス移籍1年目の2007年4月12日・マリナーズ戦で、2000年以来7年ぶりにイチロー氏と対戦。投打の日本人スターのメジャー初対決に大きな注目が集まる中、松坂は第1打席の初球にカーブを投げストライクを奪っている。 イチロー氏との初対決に向けては、初球はストレートを投げることを試合前に捕手・バリテックに伝えていたという松坂。ところが、いざ対決を迎える直前にバリテックから「どうする? (ストレートで)いいのか?」と再度意向を問われたため、「いや、さっきストレートいくって話したじゃん」と内心困惑しながらもカーブへ配球を変更したという。 「そこで迷っちゃう僕もダメなんですけど」と、バリテックに流され初球ストレートを取りやめたことを悔やんだ松坂。「未だに初球の後のイチローさんの顔は忘れられないんだよな」と、カーブを投げた直後のイチロー氏の表情は今でも強く記憶に残っていると苦笑いで振り返った。 松坂の発言を受け、ネット上には「あの初対決リアルタイムで見てたけど、初球カーブを一番後悔してるのは初耳」、「もう14年も経つのに後悔は拭えないものなのか」と驚く声が続出。「確かに直後のイチローはかなり不満そうな表情してた」、「あの時はイチローが試合後もキレ気味だったのが印象深い」とイチロー氏の反応を思い返すコメントも多数挙がった。 同戦のイチロー氏は松坂にカーブを投じられた直後、投球のリプレー映像が流れるバックスクリーンを目を細めてにらみつけるように3秒ほど凝視。また、イチロー氏は試合後にも「第1打席、初球のカーブにはちょっと冷めちゃいました」と、報道陣の前で初球カーブに対する失望を口にしたことも伝えられた。 「松坂とイチロー氏のメジャー初対決については、初球にストレートを投げなければいけないという決まりや不文律があったわけではありません。ただ、当時は投打の日本人スター同士の真っ向勝負が見たいとして、松坂にストレートを中心とした力押しの投球を期待するファンがほとんどでした。こうした風潮の中で松坂からカーブを投げられ、イチロー氏としても拍子抜けした部分があったのかもしれません」(野球ライター) 12月4日にメットライフドームで行われた引退セレモニーでは、花束を持ってサプライズ登場したイチロー氏と握手した際に号泣した松坂。一部からは「この時も内心では初球カーブへの申し訳なさを感じたりしてたのかな」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について松坂大輔の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCynRI0Q6qUTGgzeRS8SiqGw
-
-
スポーツ 2021年12月24日 19時30分
ソフトB・古谷、窃盗発覚で更なる疑惑も?「いいお兄ちゃんのイメージだったのに」家族愛溢れる有望株の不祥事に衝撃の声
2017年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、今季までに「17登板・1勝1敗2ホールド・防御率2.37」といった通算成績を残しているプロ5年目・22歳の古谷優人。24日、同僚の私物を盗んだとして自由契約にしたと球団が発表したことを複数メディアが報じた。 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<< 報道によると、球団は今季中にある所属選手から球団施設のロッカー内で私物を盗まれたと申し出を受け、警察に相談し調査した結果古谷が盗んでいたことが判明。本人も事実関係を認めたため、来季の選手契約を締結せず自由契約にすると通達したという。なお、私物は被害選手の手元に戻っており、今後被害届を出す予定はないことも伝えられている。 古谷は2019年5月の三軍戦で非公式ながら160キロをマークしたことで知られる速球派左腕。今季は後半から一軍に定着し「13登板・1勝1敗2ホールド・防御率2.03」といった数字をマークしており、来季のブレークを期待するファンも多かった。 古谷の窃盗発表を受け、ネット上には「いい感じに一軍枠掴みかけてたのに何をやってるんだ」、「これまで特に素行不良の噂とかは無く、むしろ妹思いのいいお兄ちゃんってイメージだったのに」と驚く声が出た一方、「これ8月の窃盗事件とも関係してるのでは」、「ほんの数か月前に同様の事件あったばかりだけど、何かしら関連があったりするんだろうか」と別の事件との関係を推測するコメントも数多く挙がった。 ソフトバンクについては今年8月、当時本拠地・PayPayドームの清掃員を務めていた男が選手の用具を盗んだとして逮捕される事件が発生。その後の報道では男は昨年8月~今年8月にかけ11球団78選手の野球用品824点(時価約824万円)を盗んでいたことや、12月6日に福岡地裁が懲役2年・執行猶予3年の判決を言い渡したことが伝えられている。一部報道では球団側は8月の事件と古谷の一件は無関係と主張していることが伝えられてはいるが、わずか4カ月の間に立て続けに同じような出来事が起こったということもあり、球団側の主張を信じ切れていないファンも少なからずいるようだ。 「古谷は今季年俸が720万円(推定)とプロとして年俸は高い方ではありませんが、同年代の一般人と比較すれば高い給料をもらっている選手。また、ドラフト指名直後の2016年11月には障がいのある妹に対し『ここまでこられたのは妹のおかげ。妹という存在があったから、人間的に成長できた』と感謝を述べたと伝えられたこともあり、ファンの間では家族思い、妹思いの好青年というイメージが定着していました。金銭的・性格的に問題はなさそうだっただけに、なぜ同僚の私物を盗む行為に及んだのか理解に苦しんでいるファンが大半の状況です」(野球ライター) 一応の形は自由契約だが、事実上の解雇であることは明白な古谷。球団、ファンを揺るがす不祥事の真相がどこにあるのか、今後の続報にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年12月24日 15時30分
ヤクルト・高津監督、“三冠”獲得の村上を酷評?「功労者なのに厳しすぎ」疑問の声、後半戦の伸び悩みに不満か
就任2年目の今季、ヤクルトを6年ぶりリーグ優勝、20年ぶりの日本一に導いた高津臣吾監督。24日に伝えられた、自軍のプロ4年目・21歳の村上宗隆に対する発言がネット上で物議を醸している。 >>ヤクルト・村上に「間違いなく俺のこと嫌い」 宮本氏がコーチ時代のスパルタぶりを明かす、素行面にも口を出し猛反発された?<< 報道によると、23日に報道陣の取材に応じた高津監督は、リーグ・日本シリーズ連覇を狙う来季に向け「普通の状態であれば、(村上を)4番で使うことは間違いない」と村上の4番固定を明言。その一方で、「本当の4番に求めるところと言えばムネ(村上)はまだまだ。こんなもんで真の4番と言われては困る」と今季成績には満足していないと口にしたという。 今季の村上は全143試合に4番でスタメン出場し、「.278・39本・112打点」と本塁打・打点でキャリアハイとなる数字をマーク。リーグMVP、本塁打王、ベストナイン(三塁手部門)と数々のタイトルを獲得する活躍で、チームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献している。 高津監督の発言を受け、ネットユーザーは「これだけ立派な数字残してタイトルも獲ったのにまだ求めることがあるのか」、「村上は野手では間違いなく1番の功労者なのに厳しすぎないか」と驚く一方、「高津監督は後半戦の伸び悩みが不満なのか?」、「前半の調子維持できればもっと数字伸ばせただろって気合い入れる意味もあるのかも」と成績推移を絡め推測するコメントも多数挙がった。 村上は今季前半「.258・26本・61打点」を記録した一方、後半は「.314・13本・51打点」と本塁打の数が半減。本塁打減により打点が前半ほど伸びなかったことが響き、打点王のタイトルをわずか1打点差で逃す結果となっている。これらの数字を踏まえて、高津監督はシーズンを通してコンスタントに本塁打を打ち本当の4番になれとハッパをかけたのではとみているファンも少なくないようだ。 「一般的に4番はチームで最も長打力のある打者が務めることが多い打順で、打線の核としてチームを牽引する働きが求められる役割。たまったランナーを確実に返す勝負強さはもちろん、チームの浮沈を担う重圧に耐える精神面の強さも必要です。村上は今季まで2年連続で全試合4番として先発していますが、現役時代に松井秀喜氏(元巨人他/2000-2002にかけ全試合4番先発)、金本知憲氏(元阪神他/2004-2009にかけ全試合4番先発)といった名だたる強打者としのぎを削った高津監督としてはまだまだ物足りなく映る面もあるのかもしれません」(野球ライター) 1億2000万円アップの年俸2億2000万円(推定)プラス出来高でサインした20日の契約更改後会見で、「3割40本100打点を達成できれば満足いくシーズンになる」と語ったことが伝えられている村上。高津監督のゲキに応え、来季目標をクリアすることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年12月24日 11時00分
広島・今村の引退はチーム大改革の序章か 他の3連覇メンバーも危うい? 球団フロントが苦悩する深刻な問題とは
「世代交代」をさらに加速させたということだろう。 広島から戦力外を通告されていた今村猛投手が現役引退を決意した。球団からの発表で明らかになった。関係者によれば、12月22日、今村から鈴木清明本部長に電話があり、そこで引退の意向が伝えられたそうだ。 >>広島・鈴木がマイナー行きに? 現地メディアが指摘、交渉遅延がもたらす最悪の事態を本人も危惧か<< 「一部のメディアに対し、今後も野球に携わった仕事をしていきたいと語っていたそうです」(スポーツ紙記者) しかし、引退決意の電話報告を教えてくれた先の関係者によれば、今村には戦力外を告げるのと同時に、チームスタッフとしての再雇用も打診したという。今回の本部長宛の電話では改めてその話もされたそうだ。 また、今村は松田元オーナーにも直接、引退報告の挨拶もしている。こうした経緯からして、第2の人生も「広島カープの今村」として歩んでいくのではないだろうか。 「今年は大きな転換期にもなったと思います。野手では坂倉、小園、林が成長し、投手陣も先発では玉村、リリーフでは島内、森浦が台頭しました。対照的なのは3連覇を成し遂げた時の主力メンバーです。彼らがシーズンを通して活躍できなくなってきました」 関西で活躍するプロ野球解説者の総評だ。他の解説者、OBに聞いても、世代交代の加速については否定しないだろう。 今村は3連覇に大きく貢献したリリーバーだ。2016年は67試合を投げ抜いた。同年の日本シリーズでは6戦全てに登板し、17年は68試合、18年も43試合に起用された。その後は成績を落とし、21年は一軍登板ゼロだったが、今村がいなければ、「強い広島」の再来はなかったと言っていい。 「広島は支配下で3人のピッチャーを指名しましたが、高校生は一人もいません。即戦力を求めたのはもちろんですが、20代の玉村たちと近い年齢の選手たちで投手陣を再構築しようとしているんでしょう」(前出・プロ野球解説者) 30歳の今村は、その構想から弾き出されてしまったということか…。 戦力外通告を受けた10月14日のことだ。今村は「覚悟していたことなんですけど」の言葉を繰り返していた。勤続疲労による衰え、不本意な結果が続き、メンタル的にも行き詰まっていたのかもしれない。 「21年はコロナ禍に見舞われ、主力選手を欠いたまま交流戦に突入してしまいました。終盤戦の猛追撃があっただけに、コロナ禍によるアクシデントがなければ、優勝争いに加わっていたかもしれません」(前出・同) 優勝を意識しているのは間違いない。チーム功労者が完全燃焼できなかったのは残念だが、こんな指摘も聞かれた。 「広島が最も懸念しているのは、来季の観客動員数ですよ。新型コロナウイルス感染防止のための入場者制限が解除されたら、マツダスタジアムを再び満員にできるのかどうか…。近年は若い世代が応援してくれました。でも、彼らは熱しやすくて冷めやすいので」(球界関係者) 今村はカープ女子たちからも結構人気があった。主砲・鈴木誠也もいなくなる見込みだ。広島はファン層も大きく変わるのではないだろうか。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年12月23日 19時30分
日本ハム・鶴岡、西川との“不仲説”を完全否定?「あれはコミュニケーション」疑惑動画の真相告白、昨年の暴言騒ぎから疑問も
今季限りで現役を引退した日本ハムのプロ19年目・40歳の鶴岡慎也。自身の公式ツイッターに投稿した内容がネット上で物議を醸している。 >>日本ハム・近藤、ファンフェス中の一場面に心配の声 「ダメです」右ひざ負傷で綱引きを離脱、重傷ならチームの来季に暗雲か<< 問題となっているのは、鶴岡が23日に自身のツイッターに投稿した内容。鶴岡は同僚のプロ11年目・29歳の西川遥輝が楽天に移籍したことを伝える記事リンクを引用した上で、「遥輝!! 健闘を祈る!!」と新天地での活躍にエール。合わせて、「ちなみに遥輝が僕にオラついてる動画が話題になってましたが、あれは僕とハルキのコミュニケーションです」という一文を添えた。 鶴岡と西川については今年10月20日・西武戦前に、あるプロ野球ファンが自身のツイッターアカウントに投稿した1本の動画が物議を醸している。動画の内容は西武本拠地・メットライフドームの自軍ベンチに座りガムをかみながら手元の紙を見つめる西川が、近づき左肩に手を置いてきた鶴岡の手を2度にわたって払いのけ、直後、鶴岡をにらみつけるような表情も見せていたもの。ファンの間では西川の態度の悪さから鶴岡との不仲説も浮上していたが、鶴岡はこの論調を受け人間関係が悪いわけではないと説明したようだ。 今回の鶴岡の投稿を受け、ネット上には「当事者が自ら真相を明かすとは思わなかった」、「別に不仲でいがみあってるわけじゃなかったのか」と驚く声が出た一方、「じゃあ去年の暴言もコミュニケーションの一環だったのか?」、「円陣の時におもんないって言われたのも冗談だったとは到底思えんが…」と疑問の声も数多く挙がった。 「西川は球団公式ツイッターが昨年8月28日・ソフトバンク戦前に投稿した試合前円陣の様子を収めた動画内で、円陣の声出しを終えた直後の鶴岡に『おもんねーなぁ!』と発言。これを受け、ネット上には『先輩に対する態度とは思えない』、『冗談でも言っていいことではない』と批判の声が噴出しました。このこともあってか、あくまでコミュニケーションの一環とする鶴岡の説明は今ひとつ信用ならないと不信感を抱いているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 今オフ日本ハムをノンテンダーとなり、22日に楽天への移籍が決定した西川。ただ、一部からは「移籍後も周囲にこんな態度とるようならチームが瓦解するのでは」と懐疑的な声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について鶴岡慎也の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/Shinya_Tsuruoka北海道日本ハムファイターズの公式ツイッターよりhttps://twitter.com/FightersPR
-
スポーツ 2021年12月23日 17時30分
DeNA・今永、舞台挨拶で“投げる哲学者”らしいセリフ連発! ファンの前で来季のリベンジを決意
DeNAは2021年シーズンを振り返る球団公式ドキュメンタリー映像作品「BBB(BAY BLUE BLUES)2021」の劇場公開初日に公開記念舞台挨拶を行い、怪我から復帰したエース・今永昇太が来シーズンに向けての抱負を語った。 作品はチームの裏側に迫るノンフィクション。最下位に沈んだ今シーズン、選手自身も把握していない悩みや苦しみが多々描かれている。今永は「佐野(恵太)もキャプテンとして苦しいシーズンを送っていたんだな、など新しい発見がありました。僕はサポートをしてあげられなかった」と選手会長として反省の弁を口にするなど、トーンも低めになりがちだったが、ファンに向けての決意は今永らしい言葉のオンパレードだった。 映画を見てくれるファンに対しては「今シーズン、このような成績の中で足を運んでくださる方々には感謝していますし、映画を通して僕たちがプレーをしているところに、ほんの少しでも自分の感情を僕たちに託してもらって、それを僕たちが背負って野球をしなければ」と独特の表現でファンとの共闘を願う。逐一カメラが回っていることに関しても「仕事の一部と捉えている。自分の行動に責任を持つためのツールでもあると思う。責任感とか使命感を植え付けさせてくれるような原動力にもなっている」と、選手によっては煩わしさも感じかねない存在をポジティブに捉えるところも今永らしい。 来シーズンに向けて「この状況でも僕たちを応援する理由を見つけて、応援し続けてくれたファンに報いなければ、チームとして、選手としての価値がどんどん薄れてしまう。最後まで応援していただいた方々に、なにか残さなければいけないな」と決意。「来シーズンはたくさんの笑顔を届けられるような映画にしたい。しっかりと先頭で引っ張っていきたいなという気持ちになりました」と宣言した“投げる哲学者”。唯一無二のワードセンスの中に、並々ならぬ闘魂が感じられた。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年12月23日 11時00分
巨人・桑田コーチ、来季守護神に畠を大抜擢? 正守護神残留の裏で浮上するブルペン改革とは
NPB史上最速の166キロをマークしたチアゴ・ビエイラ投手の巨人残留が決まった。32試合連続無失点の球団新記録も樹立したクローザーである。 しかし、これで来季の守護神問題は“完全解消”されたわけではない。原巨人では「リリーフ陣の配置換え」も検討されているそうだ。 「来季から投手陣を統括するのは、桑田真澄コーチです。先発ローテーションを6人から5人とし、登板間隔も縮めるプランを打ち明けていますが、改造するのは先発投手陣だけではないようです」(球界関係者) >>巨人・桑田コーチが投手陣に不満?「プロ野球選手にならないほうが良い」 中4ローテ継続はドラ1育成にも影響か<< リリーフ陣の配置換えは、桑田コーチの独断ではないという。 「ビエイラを故障で欠いた終盤戦、その影響でリリーフ陣は大忙しとなりました。守護神不在から、投手陣全体が不安要素として蔓延し、士気にも影響しました」(スポーツ紙記者) もう一人、クローザーを託せる投手が必要で、その筆頭候補が畠世周だという。 今季は先発ローテーションの谷間を埋め、リリーフ登板にしても、ワンポイントもあれば、イニング跨ぎ、そして、臨時で9回最後のマウンドも託されたこともあった。 畠のクローザーテストと聞いて、思い当たる話もある。12月21日の契約更改後での会見だった。いかようにも解釈できる“玉虫色の発言”をしていた。 「希望は先発だが、『ここを頼む』と言われたところで全うしようという気持ちでいっぱい」 「いろんなことにチャレンジして、緩急でずらしたりというのをやってみたい」 その後、「やりたいのは、先発」と言いながらも、先発と中継ぎの配球論を語っていた。 「緩急で相手の裏をかく」のピッチングは、基本的に先発投手の配球だ。「希望は先発でも、リリーフをやれと言われればやる」「リリーフをやれと言われればやるが、先発投手の投球スタイルを磨いて行く」――。 翌日のスポーツ新聞で、畠に関する記事が「先発トライ」「フォア・ザ・チーム」に割れたのは言うまでもないだろう。 巨人戦の中継を担当することの多いプロ野球解説者がこう言う。 「畠は良い意味でテンネン。性格も明るい。ただ、彼の投げる直球のスピード、精度の高さから『このレベルで終わる投手ではない』と、歴代の巨人コーチは惜しんでいました」 「守護神をやれ!」と言われれば、それなりの成績を残せそうだが、こんな指摘も聞かれた。 「今季は新型コロナウイルスの影響で『9回打ち切り』でした。来年はどうなるのか、最終決定はまだですが、延長戦突入となりそう。9回ゲームセットを狙って投入したクローザーが失点し、延長戦に突入したら、延長戦の最終イニングを託す『2人目のクローザー』も必要です」(前出・プロ野球解説者) 今季の巨人はリーグ最多の20試合の引き分けをカウントした。9回打ち切り制ではなかった20年シーズンで、2ケタの引き分け試合となったのは、両リーグ合わせて2球団だけだ。21年は10球団が15試合以上の引き分けを記録する“異常事態”であり、来季は延長戦の戦い方がカギとなる。 リリーバーにも着手する“桑田革命”に注目だが、畠がキーマンともなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2021年12月22日 15時30分
ソフトB・松田、中日へ移籍の危機? 球団ワースト級の大減俸で人的流出説浮上、立浪新監督の意向にも合致か
2006年のプロ入りからソフトバンクでプレーし、今季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」といった通算成績を残しているプロ16年目・38歳の松田宣浩。21日の契約更改で、球団史上最大タイとなる3億円のダウン査定を受けたと複数メディアが報じた。 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<< 2019年オフに年俸4億5000万円(推定)プラス出来高の2年契約でサインし今季で同契約が終了した松田。報道によると、球団はこの2年間の成績が振るわなかったことを理由に、松田に対し3億円ダウンの年俸1億5000万円(推定)を提示。松田は大減俸をのみサインはしたが、更改後会見で「合意に至るまでは相当な時間がかかった」、「(自ら自由契約になる可能性も)ゼロではなかった」と苦渋の決断だったことを明かしたという。 松田は2019年に「143試合・.260・30本・76打点・139安打」と好成績を残しオフに2年契約を結んだ三塁手だが、翌2020年は「116試合・.228・13本・46打点・90安打」と数字が急落。今季も「115試合・.234・14本・47打点・83安打」と数字は持ち直せず、後半はスタメン落ちする試合も目立った。 松田の3億円ダウン更改を受け、ネット上には「この2年は明らかにコスパ悪すぎたから当然」、「本人はかなり不満そうだが数字が数字だし仕方ない」と納得する声がある一方で、「ここまで金額下げたら又吉の人的で獲られる可能性もあるのでは」、「現実的な年俸になったことが人的の人選に響かなきゃいいけど…」と今後の影響を懸念するコメントも数多く挙がった。 ソフトバンクは20日に中日・又吉克樹をFA獲得したことがNPBから公示されたが、又吉は人的補償が発生するBクラス選手のため、公示日から2週間以内に28名のプロテクトリストを中日側に提出する必要がある。松田は年齢面や近年の成績面からプロテクト外が濃厚とされる一方、旧年俸が4億円超と高く中日は手を出せないとみられていたが、今回の大減俸を受けプロテクト外なら流出の展開もあり得ると危惧しているファンも少なからずいるようだ。 「現在中日の正三塁手はプロ10年目・27歳の高橋周平ですが、今季は『137試合・.259・5本・39打点・123安打』と本塁打、打点の数字は松田以下。加えて、チーム全体で見ても松田以上の本塁打・打点を記録したのはビシエド1人(17本・70打点)と長打力不足は明白なため、高橋をはじめとした野手陣へのテコ入れとして松田を獲得するのも一手と言えます。なお、今オフの中日はコロナ禍を理由に新助っ人の獲得調査を一時凍結していますが、来季の来日・活躍が不透明な助っ人よりは、近年は不振ながら実績は確かな松田に補強資金を充てる方が手堅いともいえるでしょう」(野球ライター) 中日・立浪和義新監督が14日に出席した岐阜県でのイベントの中で「欲しいのは投手か内野手」と口にしたことも伝えられている又吉の人的補償。一部ファンからは「ソフトバンク側はプロテクトしきれない若手を守るために松田を撒き餌に使おうとしているのでは」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
広島・佐々岡監督に「何もしなかったの間違いだろ」ファン激怒 裏目に出た“スタメンオール右打者”、以前にも同じ失敗が?
2020年09月02日 17時00分
-
スポーツ
マジック点灯間近! 巨人・原監督、“伝説超え”も時間の問題? 父譲りの信念も好調の原動力か
2020年09月02日 12時18分
-
スポーツ
楽天・大久保元監督が球団社長に激怒! 大物助っ人を巡る裏話を暴露、「AJは切ってください!」と吼えたワケは
2020年09月01日 19時30分
-
スポーツ
引退の阪神・藤川に「やっぱり…」川上氏がシーズン前の“予兆”を告白 プロ22年目の決断にファン・OBから惜別相次ぐ
2020年09月01日 14時10分
-
スポーツ
阪神・藤川、シーズン中に引退表明したワケ 昨オフの意味深な発言、球団の思惑も去就に影響か
2020年09月01日 11時50分
-
スポーツ
首位まで16ゲーム差のオリックス、吉田正尚は8月月間MVP有力!
2020年09月01日 11時00分
-
スポーツ
ロッテ益田直也が500試合登板達成!10月には2005年「誠ユニ」復刻!
2020年09月01日 06時30分
-
スポーツ
中日・ビシエド、ベンチ直撃の“バットすっぽ抜け”で思わぬ影響が? 立浪氏の発言にも「あながち間違いじゃ無かった」の声
2020年08月31日 21時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本、気迫のヘッドスライディングは健在! 打率は「.313」、2年間の悔しさを胸に再び輝く
2020年08月31日 17時30分
-
スポーツ
巨人・直江、一軍抜擢は早過ぎた?「回を追うごとにスピードが…」堀内元監督が苦言、原監督は「その辺はうまく育てる」と主張
2020年08月31日 17時00分
-
スポーツ
全12球団が60億円以上の損失? 大幅収益減の阪神、リストラ促進であのベテランも引退危機か
2020年08月31日 11時50分
-
スポーツ
ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇
2020年08月30日 11時00分
-
スポーツ
阪神・木浪の“1回転キャッチ”で思い出される赤星の悲劇 軽症から急変し早期引退へ…セカンドキャリアにも悪影響が?
2020年08月29日 11時00分
-
スポーツ
元巨人・槇原氏、FAが原因で命の危機? 大久保元監督が暴露、「マキさんが来ない」同僚をざわつかせたアクシデントとは
2020年08月28日 20時30分
-
スポーツ
西武・森の号泣に「初めて見た」驚きの声 大久保元監督も「責任を感じていたはず」、サヨナラ直後の姿に反響相次ぐ
2020年08月28日 19時30分
-
スポーツ
DeNA・国吉、「チャック全開」で投球していた?「これが本当のオープナーか」登板時の姿が話題、試合後のコメントにも反響
2020年08月28日 17時00分
-
スポーツ
オリックス小林慶祐が、阪神飯田優也と緊急トレード!「ただただ驚いている」
2020年08月28日 15時30分
-
スポーツ
オリックス・山岡、早期降板は計算通り? 他球団も追随か、中嶋監督代行が仕掛けた“ピギーバック”とは
2020年08月28日 11時40分
-
スポーツ
広島・野間に「学習能力が無い」ファン呆れ 齊藤氏も苦言「無理に狙わなくても」、チャンスを潰す走塁ミスに批判相次ぐ
2020年08月27日 19時30分
特集
-
【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
-
【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
-
-
【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分